JP2001227407A - 内燃機関のコモンレール取付構造 - Google Patents

内燃機関のコモンレール取付構造

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JP2001227407A
JP2001227407A JP2000042443A JP2000042443A JP2001227407A JP 2001227407 A JP2001227407 A JP 2001227407A JP 2000042443 A JP2000042443 A JP 2000042443A JP 2000042443 A JP2000042443 A JP 2000042443A JP 2001227407 A JP2001227407 A JP 2001227407A
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internal combustion
engine
vibration
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Naoki Takahashi
直樹 高橋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コモンレール19の振動やこれに起因する各
部の騒音振動を低減する。 【解決手段】 シリンダヘッドllのインテークマニホ
ールド12に接する側面15に機関前後方向に沿って溝
部16が形成され、これに対向するインテークマニホー
ルド12側の面17に同様の溝部18が形成される。こ
れらの溝部16,18は、それぞれ略半円形の断面形状
をなし、互いに合致した状態では、略円形の空間が生じ
る。これらの溝部16,18内に、円柱状のコモンレー
ル19が配置され、スタッドボルト13とナット14と
により発生する軸力によって互いに締め付けられるシリ
ンダヘッド11とインテークマニホールド12との間に
挟まれて堅固に固定されている。コモンレール19がそ
の略全長に亘って堅固に固定保持されるため、振動が抑
制される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、直噴ディーゼル
機関等の内燃機関におけるコモンレール式燃料噴射装置
のコモンレール取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】直噴ディーゼル機関等において、サプラ
イポンプで加圧された燃料をコモンレールに貯溜し、内
燃機関の運転状態に応じて、このコモンレール内の燃料
を高圧配管を経由してインジェクタからシリンダ内に噴
射する燃料噴射システム、いわゆるコモンレール式燃料
噴射装置が知られている(例えば特開平11−2299
91号公報参照)。
【0003】この従来のコモンレール式燃料噴射装置に
おいては、中空管状をなすコモンレールは、例えば舌片
状に突出した複数個の取付ボス部を有し、この取付ボス
部をシリンダへッド等のエンジン本体部品にボルトによ
り締結することによって、エンジン本体の外側に固定さ
れるのが一般的である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】内燃機関の運転時に、
コモンレールには、内部の燃料の圧力変動、高圧配管を
通じて伝達されるインジェクタ作動時の衝撃力、エンジ
ン本体の振動など、多種多様な振動および衝撃入力が作
用する。コモンレールは、一般に中空管状の形状である
ので、曲げなどの固有振動モードを有しており、従っ
て、これらの振動入力や衝撃入力によってコモンレール
が振動する。
【0005】そして、このコモンレール振動が周囲の空
気を振動させることによって、あるいはコモンレール振
動が燃料配管やコモンレール取付ボスなどを通じてエン
ジン本体に伝達されることによって、あるいはコモンレ
ールと燃料配管やシリンダヘッドなど他の部品と連成し
て振動系を形成することによって、機関運転時の騒音・
振動が悪化するという問題点がある。
【0006】ここで、コモンレールのエンジン本体部品
に対する結合剛性が充分に高ければ、剛性の高いシリン
ダヘッド等のエンジン本体部品によってコモンレールの
振動を抑制することができるのであるが、従来の取付構
造では、コモンレールが取付ボス部により数カ所で部分
的に結合されているため、上記のようなコモンレールの
振動による問題が生じやすい。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に係る内燃機関のコモンレール取付構造
は、複数のエンジン部品の互いに対向する部分に略平面
の取付面をそれぞれ形成し、この取付面同士を直接ある
いはシール部材を介して当接させた状態で、互いに締結
してなる内燃機関の部品組立部において、互いに当接す
る取付面の少なくとも一方に、コモンレールを収容する
溝部を形成し、エンジン部品同士の締結により、この溝
部内にコモンレールを挟持固定したことを特徴としてい
る。
【0008】例えば、請求項2の発明では、上記エンジ
ン部品が、シリンダヘッドおよびインテークマニホール
ドであり、両者の接合部にコモンレールが挟持されてい
る。すなわち機関前後方向に比較的長い寸法を有するシ
リンダーヘッドとインテークマニホールドとで挟むこと
によってコモンレールが略全長にわたって拘束される。
【0009】また請求項3の発明では、上記エンジン部
品が、インテークマニホールドを構成する2つの部品で
あり、両者の接合部にコモンレールが挟持されている。
すなわち、機関前後方向に比較的長い寸法を有するイン
テークマニホールドを構成する2部品で挟むことによっ
てコモンレールが略全長にわたって拘束される。
【0010】このような請求項1〜3の発明によれば、
比較的剛性の高いシリンダヘッドやインテークマニホー
ルドのようなエンジン部品でコモンレールを挟んで固定
するので、コモンレールの取付剛性が向上し、コモンレ
ールの振動が抑制される。
【0011】また請求項4の発明においては、粘性ある
いは弾性を有する振動減衰材料を介してコモンレールが
溝部内に保持されている。これにより、コモンレールに
発生した振動が減衰し、あるいはコモンレールに発生し
た振動の他のエンジン部品への伝達が抑制される。従来
のコモンレール取付構造を踏襲して粘性・弾性部材を介
してコモンレールを取り付ける場合、限られた取付部位
に弾性部材を配置することになるので取付剛性が更に低
下し、コモンレールの振動変位が過大になってコモンレ
ール取付部などが疲労しやすいが、本発明の構造ではコ
モンレールを他のエンジン部品によって広い範囲にわた
って拘束することが可能になるから、粘性・弾性部材を
介しながらも振動変位が過大にならないようにコモンレ
ールを取り付けることが可能になる。
【0012】次に、請求項5の発明に係る内燃機関のコ
モンレール取付構造は、溶融材料の型成形により形成さ
れるインテークマニホールドの成形時に、型内に予めコ
モンレールを配置しておくことにより、インテークマニ
ホールドとコモンレールとを一体に形成したことを特徴
としている。
【0013】さらに請求項6の発明は、請求項1〜5の
コモンレール取付構造において、コモンレールの少なく
とも一方の端部付近が固定されていることを特徴として
いる。これにより、コモンレールの端部が固定されない
片持ち梁状にはならず、コモンレール端部の曲げ振動を
抑制することができる。そのためエンジン騒音の悪化を
抑制することができ、コモンレールの特に端部近傍に連
結された燃料配管の耐久性の悪化を効果的に防止するこ
とが出来る。
【0014】また請求項7の発明は、コモンレールの少
なくとも一端に、非固定状態の突出部を有し、この突出
部の軸方向の長さが、該コモンレールの太さ以下である
ことを特徴としている。すなわち、何らかの理由によっ
てコモンレールの最端部を固定することが不可能であっ
た場合に、端部の固定されない部分の長さがコモンレー
ルの太さ以下であれば、片端固定の片持ち梁に類似した
振動モードの励起を事実上問題ないレベルまで抑制する
ことが可能である。
【0015】
【発明の効果】この発明に係る内燃機関のコモンレール
取付構造によれば、コモンレールがインテークマニホー
ルド等のエンジン部品によって堅固に固定支持され、そ
の振動が抑制される。従って、このコモンレールの振動
に起因した内燃機関の振動・騒音の悪化を抑制できると
ともに、コモンレールに連結された燃料配管の耐久性の
悪化を防止することができる。
【0016】特に請求項1の発明によれば、従来はコモ
ンレールの固定の為に専用のボルトを用いていたのに対
し、従来から存在する2部品を締結するための手段を共
用してコモンレールを固定することが可能になり、部品
点数の削減、製造コストの低減が可能になる。
【0017】また請求項2の発明によれば、コモンレー
ルを略全長にわたって拘束することが可能になるので、
コモンレール振動を一層確実に抑制できる。そして、組
み立てられた状態ではコモンレールとシリンダヘッド側
面が一体になった構造になるため、シリンダヘッド側壁
が補強され、ヘッド側壁の振動によるエンジン騒音の悪
化が抑制できる。そして、従来から存在するシリンダヘ
ッドとインテークマニホールドとを用いてコモンレール
を固定する構造であるから、コモンレールを固定するた
めに新たにボスやボルトなどを設ける必要が無く、部品
点数の削減および部品配置の自由度増大などの効果が得
られる。
【0018】また請求項3の発明によれば、請求項2と
同様にコモンレールを略全長にわたって拘束することが
可能になるので、コモンレール振動を一層確実に抑制で
きる。また、シリンダヘッド周辺は多くの部品を配置し
なければならずレイアウトが困難であることが多いが、
本発明では従来から存在するインテークマニホールドと
コモンレール取付部材を共用することにより部品点数が
少なくなるので、部品類の配置に関する自由度が高くな
るという利点が有る。
【0019】さらに請求項4の発明によれば、粘性ある
いは弾性を有する振動減衰材料によって、コモンレール
に発生した振動自体が減衰され、あるいはコモンレール
に発生した振動の他のエンジン部品への伝達が抑制され
る。
【0020】請求項5の発明によれば、請求項1記載の
発明と同様にコモンレールを堅固に固定支持できるとと
もに、本来ともにシリンダヘッド周辺に配置しなければ
ならないインテークマニホールドとコモンレールを一体
のモジュールにすることができ、内燃機関の製造コスト
の低下、整備性の向上等の効果が得られる。
【0021】また請求項6の発明によれば、コモンレー
ル端部の曲げ振動による騒音の悪化を抑制でき、コモン
レールの特に端部近傍に連結された燃料配管の耐久性の
悪化を効果的に防止することが出来る。
【0022】また請求項7の発明によれば、やむを得ぬ
理由によってコモンレールの最端部を固定することが不
可能な場合でも、片持ち梁状の振動モードの励起を事実
上問題ないレベルまで抑制でき、端部の振動によるエン
ジン騒音の悪化や該端部近傍に連結された燃料配管の耐
久性の悪化を効果的に防止することが出来る。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好ましい実施の
形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0024】図1は、例えば直列4気筒ディーゼル機関
に適用したこの発明の第1実施例を示している。図示せ
ぬシリンダブロックの上面に固定されて内燃機関の本体
部分を構成するシリンダヘッドl1は、例えば鋳鉄ある
いはアルミニウム合金等によって一体に鋳造されている
ものであって、その一方の側面15に、同様にアルミニ
ウム合金等の鋳造品からなるインテークマニホールド1
2がスタッドボルト13およびナット14によって取り
付けられている。シリンダヘッドllのインテークマニ
ホールド12に接する側面15には機関前後方向に沿っ
て溝部16が形成されており、これに対向するインテー
クマニホールド12側のシリンダヘッド11に接する面
17にも機関前後方向に沿って溝部18が形成されてい
る。これらの溝部16,18は、それぞれ略半円形の断
面形状をなし、互いに合致した状態では、略円形の空間
が生じるようになっている。そして、これらの溝部1
6,18内に、円柱状のコモンレール19が配置されて
おり、スタッドボルト13とナット14とにより発生す
る軸力によって互いに締め付けられるシリンダヘッド1
1とインテークマニホールド12との間に挟まれて堅固
に固定されている。シリンダヘッドl1とインテークマ
ニホールド12との間には若干の弾性を有するガスケッ
ト20が介在しており、このガスケット20の締め代に
より溝部16,18の内径とコモンレール19の外径と
の寸法誤差を吸収している。
【0025】シリンダヘッド11およびインテークマニ
ホールド12は、上述したようにアルミニウムなどの金
属の鋳造によって製造されている大型部品であるため、
比較的剛性が高い。本実施例では、溝部16,18に挟
まれることにより、コモンレール19が剛性の高い一対
の部品によって外周面を略全周にわたって拘束されてお
り、従来のコモンレール取付構造に比べて取付剛性が向
上する。
【0026】従って、コモンレール19の振動を抑制で
きる。コモンレール19の振動抑制により、エンジン運
転時の騒音・振動を低減することが可能になると同時
に、コモンレール19に連結された燃料配管23,24
の耐久性の悪化を予防することが可能になる。また、従
来からエンジンに存在していたインテークマニホールド
取付手段つまりスタッドボルト13およびナット14を
用いてコモンレール19を固定するので、コモンレール
19取付の為の専用のボルト類を廃止することが可能に
なり、部品点数の削減、製造コストの低減が図れる。
【0027】図2は、上記第1実施例におけるシリンダ
ヘッド11の側面15側の側面図であり、インテークマ
ニホールド12を取り外した状態を示している。上述し
たように、コモンレール19は、ヘッド側面15とイン
テークマニホールド12とで挟持されるが、図2に明ら
かなように、その長手方向(図2の左右方向)の略全長
にわたって溝部16,18間に固定保持されている。イ
ンテークマニホールド12とシリンダヘッド11とを固
定するスタッドボルト13は、コモンレール19の上下
ならびに吸気ポート21の周辺に位置する複数のネジ部
22に配置されており、インテークマニホールド12を
保持するという本来の機能に加えコモンレール19を保
持する機能を同時に果たしている。なお、インテークマ
ニホールド12側の面17を構成する取付フランジは、
各気筒の燃料配管24に対応する位置で部分的に切り欠
かれており、図2に示されたシリンダヘッド11側の取
付面にほぼ対応した形状をなしている。
【0028】この図2に示した実施例では、コモンレー
ル19の両端部19a,19bが、左右のインテークマ
ニホールド取付部15a,15bによってインテークマ
ニホールド12との間で拘束されている。このようにコ
モンレール19両端部19a,19bを固定したことに
より、コモンレール19の端部が片持ち梁状にならなく
なるために、これらの端部19a,19bが片端固定の
片持ち梁に類似した様態で振動することを抑制すること
ができる。そのため、振動騒音をさらに抑制できるとと
もに、コモンレール19端部19bに接続された燃料配
管23が振動することによって発生する耐久性の悪化を
効果的に防止することが可能になる。
【0029】なお、コモンレール19の図2左側の端部
19aでは、僅かに小径となった突出部19cを有し、
この突出部19cはインテークマニホールド12とシリ
ンダヘッド11とによって拘束されていない。しかしな
がら、拘束されずに突き出した長さLがコモンレール1
9の太さ(直径)の略1倍以下となっており、そのた
め、コモンレール19端部が片持ち梁状に振動すること
は事実上問題ないレベルまで抑制される。
【0030】次に、図3は、本発明の第2実施例を示し
ている。基本構成は図1,2の第1実施例の場合と同様
であるが、この実施例では、インテークマニホールド1
2が少なくとも2つの部品31,32で構成されてお
り、両インテークマニホールド部品31,32の接合面
33,34に、断面略半円形の溝部37および溝部38
がそれぞれ形成され、該溝部37,38間にコモンレー
ル19が挟持固定されている。両部品31,32は、複
数のボルト35ならびにスタッドボルト,ナット36に
よって締め付け固定されており、前述した第1実施例と
同じく、その軸力により両部品31,32間にコモンレ
ール19が堅固に固定されている。
【0031】インテークマニホールド12は一般にエン
ジン前後方向にコモンレール19長さに匹敵する程度の
寸法を有しているので、インテークマニホールド12を
構成する2部品で挟んでコモンレール19をその略全長
で固定することが可能になる。従って、コモンレール1
9の取付剛性が向上し、その振動を抑制することによっ
てエンジンの振動・騒音を低減することが可能になる。
また、従来から存在するインテークマニホールド12の
組付手段をコモンレール取付用部材として共用すること
が可能になるから、部品点数が少なくなり、部品の配置
に関する自由度が高くなるという利点が有る。この利点
は、特に狭いバンク間に吸気系部品をはじめ多数の部品
を配置しなければならないV型エンジンにおいて顕著で
ある。
【0032】図4は、本発明の請求項4に対応する第3
実施例を示している。この実施例は、基本的構成は図1
記載の第1実施例と同様であり、シリンダヘッド11と
インテークマニホールド12との間にコモンレール19
が配置されているが、特に、コモンレール19がゴム層
41を介して溝部16,18内に保持されている。上記
ゴム層41は、コモンレール19の全周に亘って設けら
れており、例えば別に成形したものをコモンレール19
外周に被せるようにしてもよく、あるいはコモンレール
19の外周面もしくは溝部16,18内周面に加硫接着
等により予め付着させておくようにしてもよい。なお、
このゴム層41は、シリンダヘッド11とインテークマ
ニホールド12とが締め付けられた状態では、適宜に圧
縮された状態となる。
【0033】このようにゴム層41を介してコモンレー
ル19を拘束するようにした構成では、ゴム層41によ
って、コモンレール19に発生した振動自体を減衰させ
る効果と、この振動が他のエンジンに伝達することを抑
制する効果と、が得られる。また、コモンレール19を
略全長にわたって挟んでいるために、ゴム層41が介在
しているにもかかわらず、コモンレール取付剛性を必要
充分な程度に確保することが可能になる。
【0034】なお、図4はインテークマニホールド12
とシリンダヘッド11との間にコモンレール19を配置
した実施例を示しているが、図3のように複数のインテ
ークマニホールド部品の間にコモンレール19を配置し
た構造においても、同様にゴム層41を介したコモンレ
ール19の保持が可能である。
【0035】次に図5は、本発明の第4実施例を示して
いる。この実施例においては、インテークマニホールド
12は合成樹脂によって一体成形されており、その成形
時にコモンレール19を型内部に保持した状態で樹脂を
注型することにより、コモンレール19が内部に一体に
インサート成形されている。つまり、コモンレール19
が、インテークマニホールド12内部に堅固に一体に保
持されている。
【0036】この実施例においても、前述した他の実施
例と同様に、コモンレール19がその略全長にわたって
剛性の高いインテークマニホールド12に保持され、取
付剛性が向上するので、コモンレール19の振動による
エンジン振動・騒音の悪化が抑制されるとともに、振動
による耐久性の悪化を効果的に防止できるという効果が
得られる。また、一般にシリンダーヘッド11の周辺に
配置されることが多いインテークマニホールド12とコ
モンレール19とを一体のモジュールにすることによっ
て、組立時及び分解整備時の工数を低減することが可能
になるという効果が得られ、製造コストの低減などが図
れる。
【0037】なお、本実施例は樹脂材料でインテークマ
ニホールド12を形成した例であるが、同様に金属材料
の鋳造で製造されるインテークマニホールドにおいても
同様の構成が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例を示すシリンダヘッドお
よびインテークマニホールドの断面図。
【図2】この第1実施例のシリンダヘッドの側面図。
【図3】第2実施例を示すシリンダヘッドおよびインテ
ークマニホールドの断面図。
【図4】第3実施例を示すシリンダヘッドおよびインテ
ークマニホールドの要部断面図。
【図5】第4実施例を示すシリンダヘッドおよびインテ
ークマニホールドの断面図。
【符号の説明】
11…シリンダヘッド 12…インテークマニホールド 16,18…溝部 19…コモンレール

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のエンジン部品の互いに対向する部
    分に略平面の取付面をそれぞれ形成し、この取付面同士
    を直接あるいはシール部材を介して当接させた状態で、
    互いに締結してなる内燃機関の部品組立部において、 互いに当接する取付面の少なくとも一方に、コモンレー
    ルを収容する溝部を形成し、エンジン部品同士の締結に
    より、この溝部内にコモンレールを挟持固定したことを
    特徴とする内燃機関のコモンレール取付構造。
  2. 【請求項2】 上記エンジン部品が、シリンダヘッドお
    よびインテークマニホールドであり、両者の接合部にコ
    モンレールが挟持されていることを特徴とする請求項1
    記載の内燃機関のコモンレール取付構造。
  3. 【請求項3】 上記エンジン部品が、インテークマニホ
    ールドを構成する2つの部品であり、両者の接合部にコ
    モンレールが挟持されていることを特徴とする請求項1
    記載の内燃機関のコモンレール取付構造。
  4. 【請求項4】 粘性あるいは弾性を有する振動減衰材料
    を介してコモンレールが溝部内に保持されていることを
    特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の内燃機関の
    コモンレール取付構造。
  5. 【請求項5】 溶融材料の型成形により形成されるイン
    テークマニホールドの成形時に、型内に予めコモンレー
    ルを配置しておくことにより、インテークマニホールド
    とコモンレールとを一体に形成したことを特徴とする内
    燃機関のコモンレール取付構造。
  6. 【請求項6】 コモンレールの少なくとも一方の端部付
    近が固定されていることを特徴とする請求項1〜5のい
    ずれかに記載の内燃機関のコモンレール取付構造。
  7. 【請求項7】 コモンレールの少なくとも一端に、非固
    定状態の突出部を有し、この突出部の軸方向の長さが、
    該コモンレールの太さ以下であることを特徴とする請求
    項1〜5のいずれかに記載の内燃機関のコモンレール取
    付構造。
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