JP2001225061A - 浄水装置 - Google Patents

浄水装置

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JP2001225061A
JP2001225061A JP2000037074A JP2000037074A JP2001225061A JP 2001225061 A JP2001225061 A JP 2001225061A JP 2000037074 A JP2000037074 A JP 2000037074A JP 2000037074 A JP2000037074 A JP 2000037074A JP 2001225061 A JP2001225061 A JP 2001225061A
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Hideo Kashima
秀雄 加島
Motoharu Sato
元春 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】活性炭等の吸着剤の洗浄を日時制御或いはこれ
に温度検知制御を加えて効率よく行い、吸着剤内の細菌
類の繁殖を抑制することができる浄水装置を提供する。 【解決手段】水道水等の原水を水槽11内に配置された
活性炭等の吸着剤12に通過させて浄水を生成する浄水
装置1において、水槽11内の水を抜く排水手段14,
14aと、日時が設定されるタイマ18と、タイマ18
で設定された日時となったとき、水槽11の水抜き及び
水槽11への給水を交互に繰り返すよう制御するマイコ
ン17とを有する構造となっている。これにより、交互
に行う水抜き・給水工程を所定の日時、吸着剤に細菌類
が増殖する期間、例えば2週間のインターバルをおいて
夜間(例;午前2時)の時刻に行うようタイマ18をセ
ットときは、浄水処理にさほど影響なく、かつ、確実に
細菌類の増殖を防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水道水や地下水等
の原水を浄化して一般家庭用或いは業務用の飲料水を供
給する浄水装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の浄水装置として、浄水殺
菌装置が種々提案されている(例えば、特開平9−23
4459号公報)。
【0003】この浄水殺菌装置は、その内部に充填され
た活性炭等の吸着剤で、カビ臭、錆、細菌類等を捕捉し
て水道水を浄化する一方、この水道水を電解して塩素を
発生させ、細菌類を殺菌するもので、水道水の浄化作用
並びに殺菌作用の両者を実現するものとなっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この浄水殺
菌装置においては、前述のように水道水を塩素により殺
菌処理するため、この塩素が殺菌処理過程で水道水中の
有機物と結合してクロロホルム、ブロモジクロロメタン
等の発ガン性や催奇形性を招くおそれがあるトリハロメ
タンに変化する。
【0005】このため、殺菌作用を持たない浄水装置を
使用する傾向があるが、これでは、長時間に亘り浄水装
置が使用されないときなどは、この活性炭が細菌類の巣
となり、初期出水時に相当量の捨て水が必要となるとい
う問題点を有していた。
【0006】また、このような問題点を解決するため、
前記浄水管に塩素発生器を設置し、この浄水管に流れる
水道水に塩素を付加するという手段も採用されている
が、吸着剤に付着した細菌類の繁殖を抑制し得るもので
はない。
【0007】本発明の目的は、前記従来の課題に鑑み、
活性炭等の吸着剤の洗浄を日時制御或いはこれに温度検
知制御を加えて効率よく行い、吸着剤内の細菌類の繁殖
を抑制することができる浄水装置を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は前記従来の課題
に鑑み、請求項1の発明は、水道水等の原水を水槽内に
配置された活性炭等の吸着剤に通過させて浄水を生成す
る浄水装置において、水槽内の水を抜く排水手段と、日
時が設定されるタイマと、タイマで設定された日時とな
ったとき、水槽の水抜き及び水槽への給水を交互に繰り
返すよう制御する制御手段とを有する構造となってい
る。
【0009】請求項1の発明によれば、交互に行う水抜
き・給水工程を所定の日時、即ち吸着剤に細菌類が増殖
する期間、例えば2週間のインターバルをおいて夜間
(例;午前3時)の時刻に行うようタイマをセットする
ときは、浄水処理にさほど影響なく、かつ、確実に細菌
類の増殖を防止できる。
【0010】請求項2の発明は、水道水等の原水を水槽
内に配置された活性炭等の吸着剤に通過させて浄水を生
成する浄水装置において、水槽内の水を抜く排水手段
と、日時が設定されるタイマと、水槽の水温又は水槽内
に給水される原水の温度を検出する温度センサと、温度
センサの検知温度に基づきタイマで設定された日時を補
正し、補正された日時となったとき、水槽の水抜き及び
水槽への給水を交互に繰り返すよう制御する制御手段と
を有する構造となっている。
【0011】請求項2の発明によれば、細菌類の増殖は
水温が高いときはその増殖が早く、一方、水温が低いと
きはその増殖が遅い。そこで、温度センサの検知温度に
基づき水温が高いときはタイマで設定された日時を早い
日時に補正し、一方、水温が低いときはこの日時を遅く
補正する。これにより、吸着剤の洗浄が適切な日時に行
われることとなる。
【0012】請求項3の発明は、請求項1又は請求項2
の浄水装置において、原水を水槽に給水する給水管と水
槽から蛇口等の出水端に浄水を給送する浄水管とを連結
するバイパス管を有し、水槽の水抜き及び水槽への給水
を交互に繰り返す工程のうち給水工程でバイパス管を通
じて水槽に原水を給水するよう制御する制御手段を有す
る構造となっている。
【0013】請求項3の発明によれば、吸着剤の洗浄時
に水槽へ給水される原水の流れが、浄水管を介して水槽
内に流れるため、吸着剤に付着している細菌類等はもと
より、水槽の下流側の浄水管に付着している細菌類等も
除去される。
【0014】請求項4の発明は、請求項3の浄水装置に
おいて、バイパス管内の原水に洗浄液を付加する洗浄液
注入装置を有する構造となっているため、浄水管及び吸
着剤に付着した細菌類等が確実に死滅する。
【0015】
【発明の実施の形態】図1乃至図3は本発明に係る浄水
装置の第1実施形態を示すもので、図1は浄水装置の水
回路図、図2は浄水装置の駆動制御回路図、図3は浄水
装置の駆動制御を示すフローチャートである。
【0016】この浄水装置の水回路を図1を参照して説
明する。この浄水装置1は、水槽11の内部に活性炭等
の吸着剤12を配置し、この吸着剤12により水道水
(原水)に混入しているカビ臭、錆、細菌類等を捕捉し
ている。この吸着剤12は有底筒状をなし、その底部に
ダイヤフラム弁12aを有している。このダイヤフラム
弁12aは、図1の実線矢印に示すように水槽11の底
側から水が流入するとき吸着剤12の内側通路を閉塞す
る一方、水槽11の上面側から水が流入するとき吸着剤
12の内側通路の底を開放するようになっている。従っ
て、水槽11の底側から流入した水道水は、図1の実線
矢印に示すように一旦吸着剤12の外周面の外に回り込
み、その後、吸着剤12を貫通して内側に向かって流れ
るため、吸着剤12で細菌類等が捕捉される。
【0017】水槽11の底には水道水が給水される給水
管13、並びに、水槽11内の水を抜く排水管14が連
結され、この給水管13には給水を制御する給水弁13
a、排水管14には排水を制御する排水弁14aが設置
されている。
【0018】一方、水槽11の上面には末端に蛇口15
aを有する浄水管15が連結し、この浄水管15を通じ
て浄水を供給するようになっている。また、この浄水管
15には空気抜き管16が設置され、この空気抜き管1
6に設置された空気抜き弁16aを開放して水槽11内
を大気開放するようになっている。
【0019】以上のように構成された浄水装置1におい
て、給水弁13a、排水弁14a及び空気抜き弁16a
は図2に示すようにマイコン17で制御されている。こ
のマイコン17はタイマ18からの日時信号に基づき弁
駆動回路19を通じて各弁13a,14a,16aを駆
動制御している。
【0020】ここで、このタイマ18には吸着剤12に
細菌類が増殖する期間、例えば2週間のインターバルを
おいて夜間(例;午前3時)の時刻に吸着剤12の洗浄
工程に移行するよう設定されている。また、このタイマ
18には水槽11内の水を抜くために必要とする時間、
並びに、水槽11内に水を給水し満水となるまでに要す
る時間がそれぞれ設定されている。
【0021】以下、この各弁13a,14a,16aの
駆動制御を図3のフローチャートに基づき説明する。即
ち、通常時は蛇口15aの開放のたびに給水弁13aが
開放し、図1の実線矢印に示すように、水道水が給水管
13→水槽11→浄水管15と順次流れる。この水槽1
1内の吸着剤12に水道水が通過するとき細菌類等が捕
捉され、浄水が生成される。
【0022】このような浄水運転が断続的に行われる
が、マイコン17は洗浄工程の開始日時tとなったか否
かを常時監視している(S1)。この開始日時tとなっ
たときは、給水弁13aを閉じ、排水弁14a及び空気
抜き弁16aを開く(S2)。これにより、図1の1点
鎖線矢印に示すように、水槽11内の水が排水管14を
通じて排水される。この水抜き時間を監視し(S3)、
水抜き時間が経過したときは、空気抜き弁16aの開状
態を継続するとともに、給水弁13aを開き、排水弁1
4aを閉じる(S4)。これにより、図1の実線矢印に
示すように、水道水が再度水槽11内に流れる。この水
道水の貯水時間を監視し(S5)、水槽11内が満水と
なる時間が経過したときは、このステップ2からステッ
プ5までの全工程を1回として、N回(例えば4回)と
なったか否かを監視する(S6)。ここで、N回に達し
ていないときは、再度ステップS2に戻り、N回となる
まで水槽11への給水と水槽11からの排水を繰り返
す。そして、N回となったときは、空気抜き弁16aを
閉じ(S7)、洗浄工程を終了する。
【0023】このような給・排水を繰り返すことによ
り、吸着剤12に付着している細菌類等が吸着剤12か
ら脱離され、更に脱離された細菌類等が水槽11外に排
出され、吸着剤12が洗浄される。
【0024】以上のように本実施形態によれば、2週間
毎に定期的に吸着剤12の洗浄を行うことができ、ま
た、この洗浄時刻を一般に浄水を使用しない時間帯であ
る、例えば午前3時等に設定できるから、浄水処理にさ
ほど影響なく、かつ、確実に細菌類の増殖を防止できる
し、また、長期間に亘り浄水を使用しない場合において
も、吸着剤12の洗浄が繰り返し行われていることか
ら、その浄水出水時の捨て水が少なくて済む。
【0025】図4乃至図6は本発明に係る浄水装置の第
2実施形態を示すもので、図4は浄水装置の水回路図、
図5は浄水装置の駆動制御回路図、図6は浄水装置の駆
動制御を示すフローチャートである。なお、前記第1実
施形態と同様の構成部分は同一符号を用いて説明してお
り、その詳細は省略する。
【0026】この第2実施形態では、図4に示すよう
に、前記第1実施形態に係る浄水装置1に水槽11内の
水温を検出する温度センサ21を設置したものである。
また、図5に示すように、給水弁13a、排水弁14a
及び空気抜き弁16aを前記第1実施形態に係るタイマ
18及び温度センサ21により制御するようになってい
る。更に、前記第1実施形態に係るマイコン17にはタ
イマ18で設定された洗浄開始日時を補正する補正回路
を有している。この補正回路は温度センサ21の検出温
度Tが、T1=20℃、T2=28℃とするとき、T1
>T、T1≦T≦T2、T>T2の何れの状態であるか
を判定し、この判定に基づき洗浄開始のインターバルを
1ヶ月、2週間或いは1週間とそれぞれ補正する。
【0027】以下、第2実施形態に係る洗浄開始日時の
補正制御を図6のフローチャートを参照して説明する。
【0028】即ち、前記第1実施形態に係る吸着剤12
の洗浄工程が終了したか否かを監視し(S10)、この
洗浄工程が終了したときは、次回の洗浄工程の開始日時
を補正するため、まず、水槽11内の水温を温度センサ
21により検出する(S11)。そして、この検出され
た温度Tが、T1>T、T1≦T≦T2、T>T2の何
れの温度帯にあるかを判定する(S12,S13,S1
4)。ここで、T1>Tであると判定されたときは次回
の吸着剤12の洗浄開始日時を次月の同時刻に補正し
(S15)、T1≦T≦T2であると判定されたときは
次回の吸着剤12の洗浄開始日時を2週間後の同時刻に
補正し(S16)、T>T2であると判定されたときは
次回の吸着剤12の洗浄開始日時tを1週間後の同時刻
に補正する(S17)。このような洗浄開始日時tの補
正を次回の洗浄開始日時に至るまで行い(S18)、開
始日時tになったときは、前記第1実施形態で説明した
洗浄工程に移行し、吸着剤12の洗浄を行う(S1
9)。
【0029】このように第2実施形態に係る浄水装置に
よれば、吸着剤12の洗浄インターバルを通常の2週間
インターバル以外に、水温が高く細菌類の繁殖が盛んな
時期の1週間インターバル、逆に水温が低く細菌類の繁
殖が少ない時期の一ヶ月インターバルに補正することが
できるので、吸着剤12の洗浄開始を最適な日時に設定
することができる。
【0030】なお、本実施形態では水槽11内の温度を
検出して洗浄開始日時を補正しているが、給水管13を
通る水道水の温度を検出して洗浄開始日時を補正しても
よい。
【0031】図7乃至図9は本発明に係る浄水装置の第
3実施形態を示すもので、図7は浄水装置の水回路図、
図8は浄水装置の駆動制御回路図、図9は浄水装置の駆
動制御を示すフローチャートである。なお、前記第1実
施形態と同様の構成部分は同一符号を用いて説明してお
り、その詳細は省略する。
【0032】この第3実施形態は、図7に示すように、
バイパス管31及びバイパス弁31aを有している。こ
のバイパス管31は前記第1実施形態に係る給水管13
の給水弁13aの上流側と水槽11から流出した浄水が
通る浄水管15とを連結するもので、バイパス弁31a
を開放することにより、水道水をバイパス管31を通じ
て水槽11内に流すことができる。
【0033】また、図8に示すように、給水弁13a、
排水弁14a、空気抜き弁16a及びバイパス弁31a
を前記第1実施形態に係るタイマ18により制御するよ
うになっている。
【0034】以下、この各弁13a,14a,16a,
31aの駆動制御を図9のフローチャートに基づき説明
する。即ち、通常時は蛇口15aの開放のたびに給水弁
13aが開放し、図7の実線矢印に示すように、水道水
が給水管13→水槽11→浄水管15と順次流れる。こ
の水槽11の吸着剤12に水道水が通過するとき細菌類
等が捕捉され、浄水が生成される。
【0035】このような浄水運転が断続的に行われる
が、マイコン17は洗浄工程の開始日時tとなったか否
かを常時監視している(S20)。この開始日時tとな
ったときは、給水弁13a及びバイパス弁31aを閉状
態とし、排水弁14a及び空気抜き弁16aを開状態と
する(S21)。これにより、水槽11内の水が排水管
14を通じて排水される。この水抜き時間を監視し(S
22)、水抜き時間が経過したときは、給水弁13aの
閉状態及び空気抜き弁16aの開状態を継続するととも
に、バイパス弁31aを開き、排水弁14aを閉じる
(S23)。これにより、図7の破線矢印に示すよう
に、水道水がバイパス管31を通って浄水管15に至
り、これが水槽11の出口側から吸着剤12の内側に流
入する。この吸着剤12の内側に流入した水道水は吸着
剤12を通過して水槽11全体に流れる。この水道水の
貯水時間を監視し(S24)、水槽11内が満水となる
時間が経過したときは、このステップ21からステップ
25までの全工程を1回として、N回(例えば4回)と
なったか否かを監視する(S25)。ここで、N回に達
していないときは、再度ステップS21に戻り、N回と
なるまで水槽11への給水と水槽11からの排水を繰り
返す。そして、N回となったときは空気抜き弁16a及
びバイパス弁31aを閉じて(S26)、吸着剤12の
洗浄工程を終了する。
【0036】このような水槽11への給・排水を繰り返
すことにより、前記第1実施形態と同様に、吸着剤12
に付着している細菌類等が吸着剤12から脱離され、更
に脱離された細菌類等が水槽11外に排出され、吸着剤
12が洗浄される。
【0037】また、この洗浄工程において、水道水を水
槽11内に給水する際、バイパス管31を通じて浄水管
15に流し、その後水槽11に給水する構造となってい
るため、浄水管15の洗浄も行うことができる。
【0038】なお、この第3実施形態では前記第1実施
形態に係る浄水装置にバイパス管31及びバイパス弁3
1aを設置した例を掲げて説明しているが、温度センサ
21を備えた第2実施形態に係る浄水装置に適用する場
合も同様の作用を有することは言うまでもない。
【0039】図10は本発明に係る浄水装置の第4実施
形態を示すもので、この図には浄水装置の水回路を示し
ている。なお、前記第3実施形態と同様の構成部分は同
一符号を用いて説明しており、その詳細は省略する。
【0040】この第4実施形態は、前記第3実施形態に
係るバイパス管31に洗浄液(例えば20〜200pp
mの有効塩素)を付加する洗浄液注入装置41及び洗浄
液の注入制御を行う注入弁41aを設置している。この
実施形態によれば、この洗浄液により浄水管15及び吸
着剤12に付着している細菌類を確実に死滅させること
ができるため、吸着剤12の洗浄を確実に行うことがで
きる。また、この第4実施形態では第3実施形態に係る
給水弁及びバイパス弁の代わりに3方弁42を用いてい
る。この3方弁42を用いることにより、1個の弁機構
で、実線矢印に示す水槽11への給水と破線矢印に示す
浄水管15への給水を制御することができる。
【0041】なお、洗浄液注入装置41として、バイパ
ス管31の管路中に図示しない電解式の塩素発生器を設
置するようにしてもよい。即ち、この塩素発生器により
バイパス管31に流れる水道水に直流電圧を印加し、こ
れにより有効塩素濃度を上昇させ、この有効塩素濃度の
高い水を浄水管15に給水する。このような構造を採用
することによっても、浄水管15及び吸着剤12に付着
した細菌類を確実に死滅させることができる。
【0042】図11は本発明に係る浄水装置の第5実施
形態を示すもので、この図には浄水装置の水回路を示し
ている。なお、前記第1実施形態と同様の構成部分は同
一符号を用いて説明しており、その詳細は省略する。
【0043】この第5実施形態は、前記第3実施形態に
係る浄水装置を飲料販売機61の飲料抽出部61aの飲
料水として用い、また、製氷部61bの製氷用の水とし
て用いる例を示している。
【0044】このような場合は、吸着剤12の洗浄工程
中においても、飲料販売の信号を受けたときは、飲料抽
出部61a等への給水が必要となる。そこで、本実施形
態に係る浄水装置は、飲料販売の信号が入力されたとき
は吸着剤12の洗浄工程を一旦中断し、破線矢印に示す
ようにバイパス管31を通じて飲料販売機61に給水す
る構造となっており、これにより、常時、飲料販売を行
うことができる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、吸着剤の洗浄を適切な日時に確実に行うことが
でき、出水時の捨て水が少なく、浄水を速やか供給する
ことができる。
【0046】請求項2の発明によれば、吸着剤の洗浄日
時を水温に基づき補正することができるので、吸着剤の
洗浄が適切な日時に行われることとなる。
【0047】請求項3の発明によれば、水槽内の吸着剤
はもとより、水槽の下流側の浄水管に付着している細菌
類等も除去される。
【0048】請求項4の発明によれば、バイパス管内の
原水に洗浄液を付加する洗浄液注入装置を有する構造と
なっているため、吸着剤に付着・繁殖している細菌類は
もとより、浄水管に付着した細菌類も確実に死滅させ、
更には除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係る浄水装置の水回路図
【図2】第1実施形態に係る浄水装置の駆動制御回路図
【図3】第1実施形態に係る浄水装置の駆動制御を示す
フローチャート
【図4】第2実施形態に係る浄水装置の水回路図
【図5】第2実施形態に係る浄水装置の駆動制御回路図
【図6】第2実施形態に係る浄水装置の駆動制御を示す
フローチャート
【図7】第3実施形態に係る浄水装置の水回路図
【図8】第3実施形態に係る浄水装置の駆動制御回路図
【図9】第3実施形態に係る浄水装置の駆動制御を示す
フローチャート
【図10】第4実施形態に係る浄水装置の水回路図
【図11】第5実施形態に係る浄水装置の水回路図
【符号の説明】
1…浄水装置、11…水槽、12…吸着剤、13…給水
管、14…排水管、14a…排水弁、15…浄水管、1
5a…蛇口、17…マイコン、18…タイマ、21…温
度センサ、31…バイパス管、41…洗浄液注入装置。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水道水等の原水を水槽内に配置された活
    性炭等の吸着剤に通過させて浄水を生成する浄水装置に
    おいて、 前記水槽内の水を抜く排水手段と、日時が設定されるタ
    イマと、該タイマで設定された日時となったとき、該水
    槽の水抜き及び該水槽への給水を交互に繰り返すよう制
    御する制御手段とを有することを特徴とする浄水装置。
  2. 【請求項2】 水道水等の原水を水槽内に配置された活
    性炭等の吸着剤に通過させて浄水を生成する浄水装置に
    おいて、 前記水槽内の水を抜く排水手段と、日時が設定されるタ
    イマと、該水槽に給水される原水の温度を検出する温度
    センサと、該温度センサの検知温度に基づき該タイマで
    設定された日時を補正し、補正された日時となったと
    き、該水槽の水抜き及び該水槽への給水を交互に繰り返
    すよう制御する制御手段とを有することを特徴とする浄
    水装置。
  3. 【請求項3】 原水を前記水槽に給水する給水管と該水
    槽から蛇口等の出水端に浄水を給送する浄水管とを連結
    するバイパス管を有し、該水槽の水抜き及び該水槽への
    給水を交互に繰り返す工程のうち給水工程で該バイパス
    管を通じて該水槽に原水を給水するよう制御する制御手
    段を有することを特徴とする請求項1又は請求項2記載
    の浄水装置。
  4. 【請求項4】 前記バイパス管内の原水に洗浄液を付加
    する洗浄液注入装置を有することを特徴とする請求項3
    記載の浄水装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2011078036A1 (ja) * 2009-12-24 2011-06-30 パナソニック電工株式会社 浄水カートリッジ及び浄水装置及び流し台

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