JP2001223629A - 無線投票端末、無線投票端末の最適地上局決定方法、無線投票システム及び無線投票集計方法 - Google Patents

無線投票端末、無線投票端末の最適地上局決定方法、無線投票システム及び無線投票集計方法

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JP2001223629A
JP2001223629A JP2000031930A JP2000031930A JP2001223629A JP 2001223629 A JP2001223629 A JP 2001223629A JP 2000031930 A JP2000031930 A JP 2000031930A JP 2000031930 A JP2000031930 A JP 2000031930A JP 2001223629 A JP2001223629 A JP 2001223629A
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Haruhiro Kurosawa
治弘 黒澤
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多数の無線端末各々が複数の地上局から無線
交信するのに最適なものを投票の直前の環境下で自動的
に決定することにより、無線投票実行時に安定した無線
交信が行え、信頼性のある投票集計が行えるようにす
る。 【解決手段】 実際の投票に先立って、多数の無線端末
M11,M12,…各々が複数の地上局AP1,AP2,…の中から交信
するのに最適なものを自動的に決定し、決定した最適な
地上局に対して自己のアドレスを送信先アドレスとして
登録する。投票の際には、出席者それぞれが各無線端末
を操作して賛否投票信号を入力すると、各無線端末は投
票信号に自端末の送信元アドレスを付して無線送信す
る。これに対して複数の地上局各々は、無線端末から送
られてきた投票信号に対して、自己が管理する端末アド
レスと一致するアドレスを持つ無線端末からの投票信号
を抽出し、投票信号を投票結果データとして登録する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線投票端末、無
線投票端末の最適地上局決定方法、無線投票システム及
び無線投票集計方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、変復調方式に周波数ホッピングス
ペクトル拡散方式(Frequency Hopping Spread Spectru
m)を、アクセス制御にCSMA/CA(Carrier Sense
Multiple Access with Collision Avoidance)を使用
した無線LANが注目され、普及されつつある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、かかる無線
LANを応用して無線投票システムを構築しようとする
と、次のような問題点がある。多数の無線端末を出席者
に渡し、それぞれが複数の地上局のうち最適な無線交信
が行える地上局を選択して無線交信する必要がある。そ
の場合、地上局の感度はRSSI値(受信信号強度示度
値:Recieved Signal Strength Indicator)から得られ
るが、そのシステムが使用されている環境変化に依存し
て、RSSI値にかなりのばらつきが生じることがあ
る。
【0004】このため、各無線端末が交信状態が最適な
地上局を決定する場合、過去何回かの受信感度からその
平均値を計算し、最大を示す地上局を最適地上局と決定
し、その地上局のMACアドレスを宛先アドレスにして
投票信号を送信するのが、従来一般的な最適地上局選択
方法であった。
【0005】しかしながら、受信感度は投票開場の投票
実行時の環境に大きく影響され、かかる投票実行時の環
境は恒常的なものではないため、出席者が列席していな
い状態で事前に感度調査を行っても、投票実行時には各
無線端末ごとの受信感度が大きく変化していることがあ
る。したがって、受信感度の平均値だけを用いて最適地
上局を決定しても、必ずしも受信感度の安定性が確保で
きるものではなかった。
【0006】本発明はこのような従来の問題点に鑑みて
なされたもので、各無線端末が最適地上局を決定する方
法として、投票の直前の環境下で交信状態が最適な地上
局を決定することにより、無線投票実行時に安定した無
線交信が行え、信頼性のある投票集計が行える無線投票
技術を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の無線投
票端末は、複数の地上局と無線交信する無線交信手段
と、前記複数の地上局それぞれから送られてきた無線信
号を解析し、受信信号強度を決定する受信信号強度決定
手段と、前記受信信号強度決定手段の決定した前記複数
の地上局の無線信号ごとの受信信号強度に基づいて交信
するのに最適な地上局を決定する最適地上局決定手段
と、前記最適地上局決定手段の決定した交信するのに最
適な地上局に対して自端末のアドレスを登録する端末ア
ドレス登録手段とを備えたものである。
【0008】請求項1の発明の無線投票端末では、無線
交信手段によって複数の地上局と無線交信し、受信信号
強度決定手段によって複数の地上局それぞれから送られ
てきた無線信号を解析し、受信信号強度を決定する。そ
して最適地上局決定手段によって複数の地上局の無線信
号ごとの受信信号強度に基づいて、自端末が交信するの
に最適な地上局を決定し、端末アドレス登録手段によっ
て当該最適な地上局に対して自端末のアドレスを登録す
る。
【0009】こうして、多数の無線投票端末と複数の地
上局と投票集計装置とで構成される無線投票システムに
おいて、実際の投票に先立ち、多数の無線投票端末それ
ぞれが複数の地上局それぞれと無線交信して自動的に自
端末と交信するのに最適な地上局をサーチしてその地上
局に自端末のアドレスとして登録しておく。
【0010】これにより、本発明の無線投票端末を多数
用いた無線投票システムにおいて、多数の無線投票端末
それぞれが現実の投票会場の環境に即した最適な地上局
に対して投票信号を送信し、信頼性の高い無線投票とそ
の集計が行えるようになる。
【0011】請求項2の発明は、請求項1の無線投票端
末において、前記最適地上局決定手段が前記複数の地上
局それぞれと無線交信し、受信強度の平均値、受信強度
のばらつきを示す分散値、受信感度の異常を示す異常値
回数、地上局それぞれの負荷の度合いを示すローディン
グファクターに基づいて交信するのに最適な地上局を決
定するものである。
【0012】請求項2の発明の無線投票端末では、地上
局それぞれの受信強度の平均値、受信強度のばらつきを
示す分散値、受信感度の異常を示す異常値回数、地上局
それぞれのローディングファクターに基づいて交信する
のに最適な地上局を選択するので、本発明の無線投票端
末を多数用いた無線投票システムにおいては、多数の無
線投票端末それぞれが現実の投票会場の環境に即し、し
かも各地上局の負荷を考慮して最適な地上局が分散する
ように選択することにより、1つあるいは複数の地上局
に負荷が集中するのを避けて効率良く、信頼性の高い無
線投票とその集計が行えるようになる。
【0013】請求項3の発明の無線投票端末の最適地上
局決定方法は、複数の地上局と無線交信する段階と、前
記複数の地上局それぞれから送られてきた無線信号を解
析し、受信信号強度を決定する段階と、前段階で決定し
た前記複数の地上局の無線信号ごとの受信信号強度に基
づいて交信するのに最適な地上局を決定する段階と、前
段階で決定した交信するのに最適な地上局に対して自無
線投票端末のアドレスを登録する段階とから成るもので
ある。
【0014】請求項3の発明の無線投票端末の最適地上
局決定方法では、多数の無線投票端末が複数の地上局と
無線交信し、複数の地上局それぞれから送られてきた無
線信号を解析して受信信号強度を決定し、複数の地上局
の無線信号ごとの受信信号強度に基づいて交信するのに
最適な地上局を決定し、その最適な地上局に対して自端
末のアドレスを登録する。
【0015】これにより、本発明の最適地上局決定方法
を使用する無線投票端末を多数用いた無線投票システム
では、多数の無線投票端末それぞれが現実の投票会場の
環境に即した最適な地上局に対して投票信号を送信し、
信頼性の高い無線投票とその集計が行えるようになる。
【0016】請求項4の発明は、請求項3の無線投票端
末の最適地上局決定方法において、前記交信するのに最
適な地上局を決定する段階において、前記複数の地上局
それぞれと無線交信し、受信強度の平均値、受信強度の
ばらつきを示す分散値、受信感度の異常を示す異常値回
数、地上局それぞれの負荷の度合いを示すローディング
ファクターに基づいて交信するのに最適な地上局を決定
するものである。
【0017】請求項4の発明の無線投票端末の最適地上
局決定方法では、多数の無線投票端末が地上局それぞれ
の受信強度の平均値、受信強度のばらつきを示す分散
値、受信感度の異常を示す異常値回数、地上局それぞれ
のローディングファクターに基づいて交信するのに最適
な地上局を選択することにより、本発明の最適地上局決
定方法を使用する無線投票端末を多数用いた無線投票シ
ステムにおいては、多数の無線投票端末それぞれが現実
の投票会場の環境に即し、しかも各地上局の負荷を考慮
して最適な地上局が分散するように選択し、1つあるい
は複数の地上局に負荷が集中するのを避けて効率良く、
信頼性の高い無線投票とその集計が行えるようになる。
【0018】請求項5の発明は、賛否投票操作ができる
多数の無線投票端末と、当該無線投票端末と無線伝送路
によって接続された複数の地上局と、当該複数の地上局
と伝送路によって接続された投票集計装置とから構成さ
れる無線投票システムにおいて、前記無線投票端末各々
が前記複数の地上局の中から無線交信するのに最適な地
上局を決定する最適地上局決定手段と、前記最適地上局
決定手段が決定した無線交信するのに最適な地上局に対
して自己のアドレスを登録する端末アドレス登録手段
と、賛成・反対のような投票信号を入力するための投票
信号入力手段とを有し、前記複数の地上局それぞれが前
記無線投票端末の1又は複数から送られてきた送信元ア
ドレスを自己が管理する無線投票端末のアドレスとして
登録する端末管理手段と、前記多数の無線投票端末から
送られてきた投票信号に対して、自己が管理するアドレ
スと一致するアドレスを送信元アドレスとする無線投票
端末からの投票信号を抽出し、投票信号を投票結果デー
タとして登録する投票信号登録手段と、前記投票集計装
置に対して、前記投票信号登録手段に登録されている投
票結果データを送信する投票結果送信手段とを有し、前
記投票集計装置が前記複数の地上局からの前記投票結果
データを集計する投票集計手段を有するものである。
【0019】請求項5の発明の無線投票システムでは、
実際の投票に先立って、多数の無線投票端末各々が複数
の地上局の中から無線交信するのに最適な地上局を決定
し、決定した最適な地上局に対して自己のアドレスを登
録する。
【0020】実際の無線投票の際には、出席者それぞれ
が無線投票端末を操作して賛成・反対のような投票信号
を入力すると、無線投票端末各々はその投票信号に送信
元アドレスとして自端末のアドレスを付して無線送信す
る。
【0021】これに対して複数の地上局各々は、無線投
票端末から送られてきた投票信号に対して、自己が管理
するアドレスと一致するアドレスを送信元アドレスとす
る無線投票端末からの投票信号を抽出し、投票信号を投
票結果データとして登録する。そして投票集計装置に対
して、投票信号登録手段に登録している投票結果データ
を送信する。投票集計装置は、複数の地上局から送られ
てくる投票結果データを集計する。
【0022】これにより、本発明の無線投票システムに
おいては、多数の無線投票端末それぞれが現実の投票会
場の環境に即して交信するのに最適な地上局に対して投
票信号を送信し、信頼性の高い無線投票とその集計を行
う。
【0023】請求項6の発明は、請求項5の無線投票シ
ステムにおいて、前記無線投票端末の最適地上局決定手
段が前記複数の地上局それぞれと無線交信し、受信強度
の平均値、受信強度のばらつきを示す分散値、受信感度
の異常を示す異常値回数、地上局それぞれの負荷の度合
いを示すローディングファクターに基づいて交信するの
に最適な地上局を決定するものである。
【0024】請求項6の発明の無線投票システムでは、
多数の無線投票端末各々が実際の投票に先立って、複数
の地上局それぞれの受信強度の平均値、受信強度のばら
つきを示す分散値、受信感度の異常を示す異常値回数、
地上局それぞれのローディングファクターに基づいて交
信するのに最適な地上局を選択しておき、実際の無線投
票の際には投票データをその最適な地上局を送信先とし
て送信することにより、多数の無線投票端末それぞれが
現実の投票会場の環境に即し、しかも各地上局の負荷を
考慮して最適な地上局が分散するように選択し、1つあ
るいは複数の地上局に負荷が集中するのを避けて効率良
く、信頼性の高い無線投票とその集計を行う。
【0025】請求項7の発明の無線投票集計方法は、多
数の無線投票端末それぞれが、複数の地上局と無線交信
する段階と、前記多数の無線投票端末それぞれが、前記
複数の地上局それぞれから送られてきた無線信号を解析
し、受信信号強度を決定する段階と、前記多数の無線投
票端末それぞれが、前段階で決定した前記複数の地上局
の無線信号ごとの受信信号強度に基づいて交信するのに
最適な地上局を決定する段階と、前記多数の無線投票端
末それぞれが、前段階で決定した交信するのに最適な地
上局に対して自無線投票端末のアドレスを登録する段階
と、前記複数の地上局それぞれが、前記無線投票端末の
1又は複数から送られてきたアドレスを自己が管理する
無線投票端末のアドレスとして登録する段階と、前記多
数の無線投票端末それぞれが、入力された投票信号を送
信元アドレスとして自己のアドレスを付して無線送信す
る段階と、前記複数の地上局それぞれが、前記多数の無
線投票端末から送られてきた投票信号に対して、自己が
管理するアドレスと一致するアドレスを送信元アドレス
とする無線投票端末からの投票信号を抽出し、投票信号
を投票結果データとして登録する段階と、前記複数の地
上局それぞれが、前記投票集計装置に対して、前記投票
結果データを送信する段階と、前記投票集計装置が、前
記複数の地上局からの前記投票結果データを集計する段
階とから成るものである。
【0026】請求項7の発明の無線投票集計方法では、
多数の無線投票端末それぞれが実際の無線投票に先立っ
て、複数の地上局と無線交信し、複数の地上局それぞれ
から送られてきた無線信号を解析して受信信号強度を決
定し、複数の地上局の無線信号ごとの受信信号強度に基
づいて交信するのに最適な地上局を決定し、その最適な
地上局に対して自無線投票端末のアドレスを登録する。
【0027】そして実際の投票に際しては、多数の無線
投票端末それぞれが、入力された投票信号を自端末のア
ドレスを付して無線送信する。
【0028】これに対して複数の地上局それぞれは、無
線投票端末の1又は複数から送られてきた送信元アドレ
スが自己の管理するアドレスと一致するかどうか判断
し、一致するアドレスの無線投票端末からの投票信号だ
けを抽出し、投票信号を投票結果データとして登録す
る。そして、投票集計装置に対して、投票結果データを
送信すると、投票集計装置が複数の地上局からの投票結
果データを集計する。
【0029】これにより、本発明の無線投票集計方法に
おいては、多数の無線投票端末それぞれが現実の投票会
場の環境に即した交信するのに最適な地上局に対して投
票信号を送信し、信頼性の高い無線投票とその集計を行
う。
【0030】請求項8の発明は、請求項7の無線投票集
計方法において、前記交信するのに最適な地上局を決定
する段階において、前記複数の地上局それぞれと無線交
信し、受信強度の平均値、受信強度のばらつきを示す分
散値、受信感度の異常を示す異常値回数、地上局それぞ
れの負荷の度合いを示すローディングファクターに基づ
いて交信するのに最適な地上局を決定するものである。
【0031】請求項8の発明の無線投票集計方法では、
多数の無線投票端末各々が実際の投票に先立って、複数
の地上局それぞれの受信強度の平均値、受信強度のばら
つきを示す分散値、受信感度の異常を示す異常値回数、
地上局それぞれのローディングファクターに基づいて交
信するのに最適な地上局を選択しておき、実際の無線投
票の際には投票データをその最適な地上局を送信先とし
て送信することにより、多数の無線投票端末それぞれが
現実の投票会場の環境に即し、しかも各地上局の負荷を
考慮して最適な地上局が分散するように選択し、1つあ
るいは複数の地上局に負荷が集中するのを避けて効率良
く、信頼性の高い無線投票とその集計を行う。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
基づいて詳説する。図1は本発明の無線投票システムの
構成を示している。地上局AP1,AP2,…は投票集
計装置2と有線LAN3によって接続されていて、地上
局AP1,AP2,…と無線端末M11,M12,…,
M21,M22,…とは無線LANで接続されている。
この無線LANには、変復調方式に耐ノイズ性に優れた
周波数ホッピングスペクトル拡散方式を使用し、アクセ
ス制御にCSMA/CAを使用している。なお、以下の
説明では、無線端末M11,M12,…は後述する方法
で最適地上局として地上局AP1を選択したもの、無線
端末M21,M22,…は同じようにして最適地上局に
地上局AP2を選択したもの、以下、同様にして無線端
末Mn1,Mn2,…は地上局APnを選択したものを
意味している。
【0033】無線端末M11,M12,…は賛否投票デ
ータを地上局AP1,AP2,…のいずれに送信するか
は後述する方法によって投票に先立って決定し、その地
上局のMACアドレスを宛先アドレスとして登録してい
るものとする。
【0034】地上局AP1,AP2,…は自身のMAC
アドレスを宛先アドレスとする無線端末M11,M1
2,…,M21,M22,…からの無線信号を受信し、
投票集計装置2に対して送信する。投票集計装置2は各
地上局AP1,AP2,…から賛否データを受信すれ
ば、賛成率/反対率のような必要な集計演算を実行し、
その集計結果は会場に設置されている電光掲示板(図示
せず)に表示して出席者に知らせる処理を行う。
【0035】無線端末M(以下、M11,M12,…の
個別の識別が必要な場合以外は、Mで代表させる)は、
図2に示す構成であり、送受信・復変調部11、フレー
ム制御部12、受信情報解析部13、受信感度計算部1
4、地上局管理テーブル15、最適地上局決定部16、
送信情報作成部17、投票開始表示部18、賛否データ
設定部19、そして賛否データ記憶部20を備えてい
る。
【0036】送受信・復変調部11は、地上局AP(以
下、AP1,AP2,…の個別の識別が必要な場合以外
は、APで代表させる)と無線信号の送受信を行い、無
線パケットの変復調を実行し、また受信信号強度示度値
(RSSI値)を出力する。
【0037】フレーム制御部12は、送受信・復変調部
11と無線パケットの授受を行い、無線パケットの作成
・分解を実行する。
【0038】受信情報解析部13は、受信した無線パケ
ットから制御情報を取り出し、内容を解析し、(i) 地上
局情報が含まれていれば、地上局管理部テーブル15に
その地上局のMACアドレス、ホッピング情報をセット
し、さらに送信情報作成部17へ受信感度確認要求信号
を作成する旨の通知をし、(ii) 受信感度確認信号が含
まれていれば、RSSI値をもとにして受信感度の計算
を実行させるタイミング信号を受信感度計算部14へ出
力し、(iii) 投票ステータス準備情報が含まれていれ
ば、最適地上局決定部16へその旨を通知し、候補地上
局を決定させ、(iv) ローディングファクターが含まれ
ていれば、それを地上局管理テーブルにセットし、その
旨を最適地上局決定部16へ通知し、最適地上局を決定
させ、(v) 投票開始情報が含まれていれば、投票開始表
示部18へ表示指示を与える。
【0039】受信感度計算部14は、送受信・変復調1
1のRSSI値から、受信情報解析部13からの計算タ
イミング信号によって地上局の受信感度の平均値、分散
値、異常値回数を計算し、地上局AP1,AP2,…ご
との計算値を計算値管理テーブル14Aに格納し、その
計算値を地上局管理テーブル15にセットする。受信感
度計算部14はさらに、計算タイミング信号が来るごと
に過去のデータとして計算値管理テーブル14Aに格納
されているデータと、現時点のRSSI値より最新の受
信感度を計算する。
【0040】地上局管理テーブル15は、受信情報解析
部13からの受信地上局情報(これには、MACアドレ
ス、ホッピング情報が含まれる)、候補地上局のローデ
ィングファクター(その地上局が何台の無線端末Mと交
信しているかを表す数値)、及び受信感度計算部14か
らの受信感度計算値(平均値、分散値、異常値回数)を
格納している。
【0041】最適地上局決定部16は、受信情報解析部
13からの投票ステータス準備情報であれば、地上局管
理テーブルより2つの候補地上局を選択し、その旨を送
信情報作成部17へ通知する。
【0042】候補地上局の選択法は次の通りである。
【0043】(i) 異常値回数がある回数以上の地上局は
除く、(ii) 平均値がある値以上の地上局を対象とす
る、(iii)対象とした地上局APのうち分散値の小さな
ものを上位より2局選択する。
【0044】また最適地上局決定部16は、受信情報解
析部13からのローディングファクター情報であれば、
地上局管理テーブル15より候補地上局のうちでローデ
ィングファクターのいちばん小さなものを最適地上局と
し、その旨を送信情報作成部17へ通知する。
【0045】送信情報作成部17は、受信情報解析部1
3から、(i) 地上局情報受信の知らせを受け取ると、受
信できた地上局に対して受信感度確認要求信号を作成
し、その後、定期的にこの信号を作成し、(ii) 投票ス
テータス準備情報を受信した場合には、最適地上局決定
部16より候補地上局を受け取り、候補地上局情報を作
成し、(iii)ローディングファクター情報を受信した場
合には、最適地上局決定部16より最適地上局を受け取
り、最適地上局情報を作成し、(iv) 投票開始情報を受
け取った場合には、最適地上局のMACアドレスを宛先
アドレスにし、賛否データ記憶部20に登録された賛否
投票データを送信内容とする送信データを作成する。
【0046】投票開始表示部18は、受信情報解析部1
3からの投票開始情報を受けて投票開始表示灯(図示せ
ず)を点灯させて出席者に投票操作を促す。賛否データ
設定部19は出席者の賛否の入力操作を受けて賛否デー
タ設定し、そのデータを賛否データ記憶部20に一時的
に記憶させる。
【0047】図3に示すように、各地上局APは投票集
計装置2との有線LAN3を通じてデータ伝送を管理す
る有線LAN管理部21と、多数の無線端末Mと無線L
ANによるデータ伝送を管理する無線LAN管理部22
と、無線端末Mの1又は複数から送られてきた送信元ア
ドレスを自己が管理する無線端末のアドレスとして登録
する端末管理部23と、無線端末Mから送られてきた投
票信号に対して、自己が管理するアドレスと一致するア
ドレスを送信元アドレスとする無線端末からの投票信号
を抽出し、その投票信号を投票結果データとして登録す
る投票信号登録部24を備えている。
【0048】次に、上記構成の無線投票システムの動作
について説明する。図4に示すF0は、無線LANで送
信される無線パケットのフレームフォーマットである。
このフレームフォーマットF0において、Pは同期確
立、同期維持のための物理層に対して与えるダミー領
域、Fは該フレームの有効情報の実質的な先頭を示し、
FCにはホッピング情報を設定する。DAは宛先のMA
Cアドレスであり、SAは送信元のMACアドレスであ
る。さらにIは情報部であり、ここにパラメータ情報、
投票開始情報及び賛否データが設定される。FCSはフ
レームチェックシーケンスである。
【0049】投票開始に先立って、多数の無線投票端末
M11,M12,…は、変復調方式に周波数ホッピング
スペクトル拡散方式を、アクセス制御にCSMA/CA
を使用した無線LANで結ばれている。
【0050】地上局AP1,AP2,…は自装置を宛先
のMACアドレスとする各無線端末M11,M12,…
からの賛否投票データの無線信号を受信し、投票集計装
置2に転送して集計させる。投票集計装置2は複数の地
上局AP1,AP2,…から送られてくる投票データを
分析、集計し、投票の集計結果を会場の電光掲示板など
に表示して出席者に知らせる。
【0051】しかるに、このような無線投票を実行する
のに先立って、各無線端末Mごとに自装置と交信できる
最適な地上局を決定しておく必要がある。通常、最適な
地上局とは、それとの交信において無線端末が最良の受
信感度を示すものをいうが、これはRSSI値より得ら
れる。
【0052】RSSI値は、そのシステムの微妙な環境
変化においてすら、時々刻々ばらつきを持っていて、静
止した端末であってもその値が大きく変化することがあ
る。受信感度の質は受信レベルの平均値、受信レベルの
ばらつき(分散値)、受信レベルが平均値と大きな差を
持つ異常値の発生回数で表すことができる。ところが、
従来は受信感度の質を示す尺度として、受信レベルの平
均値だけが採用されていたので、受信感度の質を判断す
るには不十分であった。
【0053】本発明は、ある議案について説明された
後、出席者がその賛否を無線端末を使用して投票するシ
ステムに適用することを用途としていて、実際の投票が
開始される前に多数の無線端末Mと受信装置APとの無
線交信により受信強度を探査するのに必要な時間が十分
ある場合を想定している。そしてこの投票に先行する、
議案の説明時間の間に、多数の無線端末M11,M1
2,…が個別に複数の地上局AP1,AP2,…と無線
交信して各地上局に対する交信状態を観察し、最良の交
信が行える地上局を決定し、実際の投票時にあらかじめ
決定された地上局と最良の受信状態で投票できるように
する。
【0054】図5及び図6は、実際の無線投票に先立っ
て実行される各無線投票端末Mの最適地上局決定動作の
タイミングチャート及びフローチャートを示している。
会議において投票前に行われる投票方法や手順の説明の
時間内に、すべての地上局AP1,AP2,…は自局の
情報をブロードキャストですべての無線投票端末Mに送
信する(ステップF1)。ここでの地上局情報とは、M
ACアドレス、ホッピング情報であり、無線投票端末M
それぞれは受信できた1又は複数の地上局APの情報を
受信情報解析部13より取り出し、図7に示すようなデ
ータ構造の地上局管理テーブル15にセットする(ステ
ップTB1)。
【0055】無線投票端末Mそれぞれは、地上局管理テ
ーブル15から、すでにセットされた地上局情報をもと
にして、送信情報作成部17において受信感度確認要求
信号を作成し、フレーム制御部12、送受信・変復調部
11を経由して対象とする地上局APへ送信する(ステ
ップF2)。
【0056】対象とされた地上局APは自局のMACア
ドレスを宛先アドレスとしている無線信号を受信し、受
信感度確認信号を送り元の無線投票端末Mに送信し、受
信させる。対象となる無線投票端末Mでは、受信情報解
析部13がこれを受信感度確認信号であると判別する
と、受信感度計算部14へその旨の信号を送る。無線投
票端末M側では、これがRSSI値を取り込み、受信感
度を計算するタイミングとなる。このタイミング信号
は、地上局APのMACアドレスである。
【0057】無線投票端末Mの受信感度計算部14の計
算値管理テーブル14Aには、対象地上局APごとの過
去の履歴としての受信感度の計算値が格納されている。
この計算値には、MACアドレスごとの受信感度の平均
値(H)、分散値(B)、異常値回数(I)がある。な
お、異常値の大きさはあらかじめ、ある根拠により決め
ていてもよいし、本システム稼働後に動的に平均値、分
散値から決めてもよい。
【0058】受信情報解析部13からの計算タイミング
信号が来るたびに、入力したRSSI値と計算値管理テ
ーブル14Aより取り出したデータから最新の受信感度
を計算し、計算した値を計算値管理テーブル14Aに再
格納すると共に、地上局管理テーブル15の該当するM
ACアドレスのレコードに書き込む(ステップF3&T
B2)。
【0059】以上のステップF2とステップF3&TB
2の動作、すなわち、無線端末Mが受信感度確認要求信
号を地上局APへ送信し、そのアンサーとしての受信感
度確認信号を受信するという動作は、地上局APから投
票ステータス準備情報が来るまで繰り返される(ステッ
プF4)。
【0060】そして受信情報解析部13より投票ステー
タス準備信号が抽出されると、最適地上局決定部16が
地上局管理テーブル15を調べ、異常値回数がある値以
上の地上局APは除き、平均値がある値以上の地上局を
対象とし、さらにこの対象とされた地上局のうち分散値
の小さいものを上位より2つ選択するというアルゴリズ
ムで自端末にとっての候補地上局を選択する。そして候
補地上局を選択したなら、この情報を送信情報作成部1
7へ送り、候補地上局情報を作成し、対象地上局それぞ
れへ送信する(ステップF5)。
【0061】対象地上局APそれぞれは、自局を宛先M
ACアドレスとしている候補地上局情報を受信すると、
現在何台の無線端末と交信しているかを示す数値、すな
わち、ローディングファクターを無線パケットF0の情
報部Iにセットし、対象とする無線投票端末MのMAC
アドレスを宛先アドレスDAにセットして返信する(ス
テップF6)。対象とする無線投票端末Mは、受信情報
解析部13でこれを抽出し、地上局管理テーブル15へ
セットすると共に、最適地上局決定部16へのその旨を
通知する。
【0062】最適地上局決定部16では、地上局管理テ
ーブル15より候補地上局のうちで、ローディングファ
クターのいちばん小さいものを最適地上局と決定し(ス
テップDT)、その旨を送信情報作成部17へ通知し、
また最適局に決定した地上局APへ送信する(ステップ
F7)。対象地上局それぞれは最適地上局決定の信号を
受信すると、自己が管理する無線端末Mのアドレスとし
て端末管理部23に登録する。そして実際の投票が始ま
ったときに、自局を最適地上局とした無線投票端末Mと
投票に関する信号の送受信を行う。
【0063】このようにして多数の無線投票端末Mそれ
ぞれが最適地上局を決定した後は、実際の無線投票動作
に移行する。なお、以下の説明では、無線投票端末M1
1,M12,…が最適地上局として地上局AP1を選択
し、無線端末M21,M22,…それぞれが地上局AP
2を最適地上局と決定し、無線端末Mn1,Mn2,…
それぞれが地上局APnを最適地上局と決定したものと
して説明する。
【0064】投票開始のアナウンスと共に、地上局AP
1,AP2,…が投票開始情報をブロードキャストで端
末装置M11,M12,…に送信する。
【0065】このブロードキャストの無線パケットで
は、発信元である地上局AP側のMACアドレスと共に
データIとして投票開始の情報を送ることにより、多数
の端末装置Mは自装置が所属する地上局APからのブロ
ードキャストの無線パケットを受信して投票開始を認識
することになる。そのために、端末装置Mそれぞれで
は、受信情報解析部13において投票開始情報を抽出
し、投票開始表示部18に送って投票開始表示灯を点灯
させる。
【0066】出席者は投票開始のアナウンスの指示によ
り賛否データを賛否データ設定部19によって設定す
る。この賛否データは賛否データ記憶部20にいったん
記憶される。
【0067】そして、送信情報作成部17は、賛否デー
タ記憶部20より賛否データを取り出し、最適地上局決
定部16から与えられる対象地上局APのMACアドレ
スを宛先アドレスに設定し、投票データを無線送信す
る。このときの無線パケットは、自装置を受け持つ地上
局APのMACアドレスを宛先アドレスDAとし、自装
置のMACアドレスを送信元アドレスSAとし、賛否デ
ータをIに設定して送信するのである。
【0068】地上局APそれぞれでは、自局を最適地上
局に決定した自分の受け持つ1又は多数の無線投票端末
Mのすべてから賛否データを受信するまでその内容を保
持しておき、最終的に投票集計装置2に送信する。
【0069】投票集計装置2は、すべての地上局AP
1,AP2,…から賛否データを有線LAN3を通じて
受信すれば、投票集計を行い、賛成率・反対率などを集
計演算し、その結果を会場の電光掲示板(図示せず)に
表示して出席者に示す。
【0070】このようにして、上記の実施の形態の無線
投票システムでは、ある会合で実際の投票手続に入るま
での説明時間の間に賛否投票を行う無線投票端末ごとに
自装置が無線交信するのに最適な地上局を、地上局の受
信信号からRSSI値の平均値、分散値、異常値回数、
そして地上局からのローディングファクターに基づいて
決定し、その地上局を宛先アドレスに設定しておき、実
際の投票の際には、各無線投票端末Mごとに事前に決定
された最適地上局に投票データを無線送信するので、環
境による受信強度の変化が大きい会場においても確実に
すべての無線投票端末から賛否データを集計することが
できることになる。
【0071】また、地上局の受信信号からRSSI値の
平均値、分散値、異常値回数を求め、これらと地上局か
らのローディングファクターに基づき最適な地上局を決
定するので、特定の地上局に多数の無線投票端末から賛
否データが集中することもなく分散し、システムを効率
的に運用することができる。
【0072】
【発明の効果】請求項1の発明の無線投票端末によれ
ば、本発明の無線投票端末を多数用いた無線投票システ
ムにおいて、多数の無線投票端末それぞれが現実の投票
会場の環境に即した最適な地上局に対して投票信号を送
信し、信頼性の高い無線投票とその集計が行えるように
なる。
【0073】請求項2の発明の無線投票端末によれば、
請求項1の発明の効果に加えて、本発明の無線投票端末
を多数用いた無線投票システムにおいて、多数の無線投
票端末それぞれが現実の投票会場の環境に即し、しかも
各地上局の負荷を考慮して最適な地上局が分散するよう
に選択することができ、1つあるいは複数の地上局に負
荷が集中するのを避けて効率良く、信頼性の高い無線投
票とその集計が行えるようになる。
【0074】請求項3の発明の無線投票端末の最適地上
局決定方法によれば、本発明の最適地上局決定方法を使
用する無線投票端末を多数用いた無線投票システムにお
いて、多数の無線投票端末それぞれが現実の投票会場の
環境に即した最適な地上局に対して投票信号を送信し、
信頼性の高い無線投票とその集計が行えるようになる。
【0075】請求項4の発明の無線投票端末の最適地上
局決定方法によれば、請求項3の発明の効果に加えて、
多数の無線投票端末が地上局それぞれの受信強度の平均
値、受信強度のばらつきを示す分散値、受信感度の異常
を示す異常値回数、地上局それぞれのローディングファ
クターに基づいて交信するのに最適な地上局を選択する
ので、本発明の最適地上局決定方法を使用する無線投票
端末を多数用いた無線投票システムにおいて、多数の無
線投票端末それぞれが現実の投票会場の環境に即し、し
かも各地上局の負荷を考慮して最適な地上局が分散する
ように選択することができ、1つあるいは複数の地上局
に負荷が集中するのを避けて効率良く、信頼性の高い無
線投票とその集計が行えるようになる。
【0076】請求項5の発明の無線投票システムによれ
ば、多数の無線投票端末それぞれが現実の投票会場の環
境に即した最適な地上局に対して投票信号を送信し、信
頼性の高い無線投票とその集計を行うことができる。
【0077】請求項6の発明の無線投票システムによれ
ば、請求項5の発明の効果に加えて、多数の無線投票端
末各々が実際の投票に先立って、複数の地上局それぞれ
の受信強度の平均値、受信強度のばらつきを示す分散
値、受信感度の異常を示す異常値回数、地上局それぞれ
のローディングファクターに基づいて交信するのに最適
な地上局を選択しておき、実際の無線投票の際には投票
データをその最適な地上局を送信先として送信するの
で、多数の無線投票端末それぞれが現実の投票会場の環
境に即し、しかも各地上局の負荷を考慮して最適な地上
局が分散するように選択することができ、1つあるいは
複数の地上局に負荷が集中するのを避けて効率良く、信
頼性の高い無線投票とその集計を行うことができる。
【0078】請求項7の発明の無線投票集計方法によれ
ば、多数の無線投票端末それぞれが現実の投票会場の環
境に即した最適な地上局に対して投票信号を送信し、信
頼性の高い無線投票とその集計を行うことができる。
【0079】請求項8の発明の無線投票集計方法によれ
ば、請求項7の発明の効果に加えて、多数の無線投票端
末各々が実際の投票に先立って、複数の地上局それぞれ
の受信強度の平均値、受信強度のばらつきを示す分散
値、受信感度の異常を示す異常値回数、地上局それぞれ
のローディングファクターに基づいて交信するのに最適
な地上局を選択しておき、実際の無線投票の際には投票
データをその最適な地上局を送信先として送信するの
で、多数の無線投票端末それぞれが現実の投票会場の環
境に即し、しかも各地上局の負荷を考慮して最適な地上
局が分散するように選択することができ、1つあるいは
複数の地上局に負荷が集中するのを避けて効率良く、信
頼性の高い無線投票とその集計を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1つの実施の形態の無線投票システム
のブロック図。
【図2】上記の実施の形態における無線投票端末のブロ
ック図。
【図3】上記の実施の形態における地上局の構成を示す
ブロック図。
【図4】上記の実施の形態における無線伝送路上の送信
データフォーマット。
【図5】上記の実施の形態における情報送受信のタイミ
ングチャート。
【図6】上記の実施の形態における無線投票端末の最適
地上局決定処理のフローチャート。
【図7】上記の実施の形態における無線投票端末の地上
局管理データテーブルの説明図。
【符号の説明】
2 投票集計装置 3 LAN 11 送受信・変復調部 12 フレーム制御部 13 受信情報解析部 14 受信感度計算部 14A 計算値テーブル 15 地上局管理テーブル 16 最適地上局決定部 17 送信情報作成部 18 投票開始表示部 19 賛否データ設定部 20 賛否データ記憶部 AP,AP1,AP2,… 地上局 M,M11,M12,…,M21,M22,… 無線投
票端末

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の地上局と無線交信する無線交信手
    段と、 前記複数の地上局それぞれから送られてきた無線信号を
    解析し、受信信号強度を決定する受信信号強度決定手段
    と、 前記受信信号強度決定手段の決定した前記複数の地上局
    の無線信号ごとの受信信号強度に基づいて交信するのに
    最適な地上局を決定する最適地上局決定手段と、 前記最適地上局決定手段の決定した交信するのに最適な
    地上局に対して自端末のアドレスを登録する端末アドレ
    ス登録手段とを備えて成る無線投票端末。
  2. 【請求項2】 前記最適地上局決定手段は、前記複数の
    地上局それぞれと無線交信し、受信強度の平均値、受信
    強度のばらつきを示す分散値、受信感度の異常を示す異
    常値回数、地上局それぞれの負荷の度合いを示すローデ
    ィングファクターに基づいて交信するのに最適な地上局
    を決定することを特徴とする請求項1に記載の無線投票
    端末。
  3. 【請求項3】 複数の地上局と無線交信する段階と、 前記複数の地上局それぞれから送られてきた無線信号を
    解析し、受信信号強度を決定する段階と、 前段階で決定した前記複数の地上局の無線信号ごとの受
    信信号強度に基づいて交信するのに最適な地上局を決定
    する段階と、 前段階で決定した交信するのに最適な地上局に対して自
    無線投票端末のアドレスを登録する段階とから成る無線
    投票端末の最適地上局決定方法。
  4. 【請求項4】 前記交信するのに最適な地上局を決定す
    る段階において、前記複数の地上局それぞれと無線交信
    し、受信強度の平均値、受信強度のばらつきを示す分散
    値、受信感度の異常を示す異常値回数、地上局それぞれ
    の負荷の度合いを示すローディングファクターに基づい
    て交信するのに最適な地上局を決定することを特徴とす
    る請求項3に記載の無線投票端末の最適地上局決定方
    法。
  5. 【請求項5】 賛否投票操作ができる多数の無線投票端
    末と、当該無線投票端末と無線伝送路によって接続され
    た複数の地上局と、当該複数の地上局と伝送路によって
    接続された投票集計装置とから構成される無線投票シス
    テムにおいて、 前記無線投票端末各々は、 前記複数の地上局の中から無線交信するのに最適な地上
    局を決定する最適地上局決定手段と、 前記最適地上局決定手段が決定した無線交信するのに最
    適な地上局に対して自己のアドレスを登録する端末アド
    レス登録手段と、 賛成・反対のような投票信号を入力するための投票信号
    入力手段とを有し、前記複数の地上局それぞれは、 前記無線投票端末の1又は複数から送られてきた送信元
    アドレスを自己が管理する無線投票端末のアドレスとし
    て登録する端末管理手段と、 前記多数の無線投票端末から送られてきた投票信号に対
    して、自己が管理するアドレスと一致するアドレスを送
    信元アドレスとする無線投票端末からの投票信号を抽出
    し、投票信号を投票結果データとして登録する投票信号
    登録手段と、 前記投票集計装置に対して、前記投票信号登録手段に登
    録されている投票結果データを送信する投票結果送信手
    段とを有し、 前記投票集計装置は、 前記複数の地上局からの前記投票結果データを集計する
    投票集計手段を有することを特徴とする無線投票システ
    ム。
  6. 【請求項6】 前記無線投票端末の最適地上局決定手段
    は、前記複数の地上局それぞれと無線交信し、受信強度
    の平均値、受信強度のばらつきを示す分散値、受信感度
    の異常を示す異常値回数、地上局それぞれの負荷の度合
    いを示すローディングファクターに基づいて交信するの
    に最適な地上局を決定することを特徴とする請求項5に
    記載の無線投票システム。
  7. 【請求項7】 多数の無線投票端末それぞれが、複数の
    地上局と無線交信する段階と、 前記多数の無線投票端末それぞれが、前記複数の地上局
    それぞれから送られてきた無線信号を解析し、受信信号
    強度を決定する段階と、 前記多数の無線投票端末それぞれが、前段階で決定した
    前記複数の地上局の無線信号ごとの受信信号強度に基づ
    いて交信するのに最適な地上局を決定する段階と、 前記多数の無線投票端末それぞれが、前段階で決定した
    交信するのに最適な地上局に対して自無線投票端末のア
    ドレスを登録する段階と、 前記複数の地上局それぞれが、前記無線投票端末の1又
    は複数から送られてきた送信元アドレスを自己が管理す
    る無線投票端末のアドレスとして登録する段階と、 前記多数の無線投票端末それぞれが、入力された投票信
    号を送信元アドレスとして自己のアドレスを付して無線
    送信する段階と、 前記複数の地上局それぞれが、前記多数の無線投票端末
    から送られてきた投票信号に対して、自己が管理するア
    ドレスと一致するアドレスを送信元アドレスとする無線
    投票端末からの投票信号を抽出し、投票信号を投票結果
    データとして登録する段階と、 前記複数の地上局それぞれが、前記投票結果データを送
    信する段階と、 前記投票集計装置が、前記複数の地上局からの前記投票
    結果データを集計する段階とから成る無線投票集計方
    法。
  8. 【請求項8】 前記交信するのに最適な地上局を決定す
    る段階において、前記複数の地上局それぞれと無線交信
    し、受信強度の平均値、受信強度のばらつきを示す分散
    値、受信感度の異常を示す異常値回数、地上局それぞれ
    の負荷の度合いを示すローディングファクターに基づい
    て交信するのに最適な地上局を決定することを特徴とす
    る請求項7に記載の無線投票集計方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6607126B2 (en) * 2001-04-26 2003-08-19 Giovanni Altini Method for collecting data from electronic voting units
JP2015095678A (ja) * 2013-11-08 2015-05-18 富士通株式会社 通信先切替装置、通信先切替方法、及び通信先切替プログラム
CN117833998A (zh) * 2024-03-04 2024-04-05 广东世炬网络科技有限公司 一种基于地面站的地面小区确定方法、装置、设备及介质

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