JP2001223330A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents
半導体装置およびその製造方法Info
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Abstract
期の抵抗値を保持できる半導体装置ならびに、ブリーダ
ー抵抗回路においては正確な分圧比を保持できる高精度
のブリーダー抵抗回路、及び、このようなブリーダー抵
抗回路を用いた高精度な半導体装置、例えばボルテージ
ディテクタ、ボルテージレギュレータ等の半導体装置を
提供することを目的とする。 【構成】 P型の半導体薄膜で形成されたP型薄膜抵抗
体と、N型の半導体薄膜で形成されたN型薄膜抵抗体と
から構成し、応力がかかった場合の抵抗値変化を防止し
た。またブリーダー抵抗回路においては、1単位となる
抵抗値は、P型薄膜抵抗体と、N型薄膜抵抗体とを組み
合せて作られた抵抗値によって規定するようにしたの
で、応力がかかった場合でも、個々の抵抗体の抵抗値変
化を相殺し正確な分圧比を保つことができるようにし
た。
Description
抗体有する半導体装置や、薄膜抵抗体を使用したブリー
ダー抵抗回路及び該ブリーダー抵抗回路を有する半導体
装置に関する。
成された抵抗体や、それらを使用したブリーダー抵抗回
路は数多く使用されているが、N型あるいはP型のどち
らか一方の導電型の半導体薄膜で形成されたものが知ら
れていた。
薄膜抵抗体は、樹脂パッケージ化した場合等、薄膜抵抗
体に応力がかかった場合には抵抗値が変化してしまい、
ブリーダー抵抗回路では、樹脂パッケージ後に、しばし
ば分圧比が変動してしまうという問題点があった。
ジ後も初期の抵抗値を保持し、ブリーダー抵抗回路にお
いては正確な分圧比を保持できる、高精度のブリーダー
抵抗回路、及び、このようなブリーダー抵抗回路を用い
た高精度な半導体装置、例えばボルテージディテクタ、
ボルテージレギュレータ等の半導体装置を提供すること
を目的とする。
記目的を達成するために採用した手段は、薄膜抵抗体お
よびそれらを使用したブリーダー抵抗回路の薄膜抵抗体
は、P型の半導体薄膜で形成されたP型薄膜抵抗体と、
N型の半導体薄膜で形成されたN型薄膜抵抗体とから構
成するようにした。さらにブリーダー抵抗回路におい
て、1単位となる抵抗値はP型薄膜抵抗体と、N型薄膜
抵抗体とを組み合せて作られた抵抗値によって規定する
ようにしたことにより、以下に述べるP型薄膜抵抗体
と、N型薄膜抵抗体とのピエゾ効果による抵抗値の変化
を互いに相殺するようにしたことを特徴とする。
リーダー抵抗回路に及ぼす影響を述べる。
ゆるピエゾ効果によって、薄膜抵抗体の抵抗値が変化し
てしまうが、P型薄膜抵抗体と、N型薄膜抵抗体とでは
抵抗値の変化の方向が逆になる。これは本発明者の実験
によっても確かめられている。例えばP型薄膜抵抗体の
抵抗値は減少し、 N型薄膜抵抗体の抵抗値は増加する
(変化の向きは応力の方向によって変わる)。
るので上述のようにピエゾ効果によって、薄膜抵抗体の
抵抗値は変化する。ブリーダ抵抗回路は正確な分圧比を
得るためのものであるが、個々の抵抗体の抵抗値が変化
してしまうので分圧比も変動してしまう。
薄膜で形成されたP型薄膜抵抗体と、N型の半導体薄膜
で形成されたN型薄膜抵抗体とから構成しているので応
力がかかった場合でも抵抗値の変化を防止できる。また
ブリーダー抵抗回路においては、1単位となる抵抗値
は、P型薄膜抵抗体と、N型薄膜抵抗体とを組み合せて
作られた抵抗値によって規定するようにしたので、応力
がかかったばあいでも、個々の抵抗体の抵抗値変化を相
殺し、正確な分圧比を保つことができる。
の半導体薄膜で形成されたP型薄膜抵抗体と、N型の半
導体薄膜で形成されたN型薄膜抵抗体とから構成されて
いるので、樹脂パッケージ化などで応力がかかった場合
でも、個々の抵抗体の抵抗値変化を相殺し、初期の抵抗
値を保持する事ができる。また、ブリーダー抵抗回路に
おいて、1単位となる抵抗値は、P型薄膜抵抗体と、N
型薄膜抵抗体とを組み合せて作られた抵抗値によって規
定するようにしたので、正確な分圧比を保つことができ
る。このようなブリーダー抵抗回路を用ることにより、
高精度な半導体装置、例えばボルテージディテクタ、ボ
ルテージレギュレータ等の半導体装置を得ることができ
る。
を説明する。
抗体の1実施例を示す模式的断面図である。
2が形成され、第1の絶縁膜102上には配線802と
電気的接続を行なうための濃いP型の不純物を含むP型
の低抵抗領域701に挟まれたP型の高抵抗領域702
を有するP型ポリシリコン抵抗体703及び、配線80
2と電気的接続を行なうための濃いN型の不純物を含む
N型の低抵抗領域704に挟まれたN型の高抵抗領域7
05を有するN型ポリシリコン抵抗体706が形成され
る。また、P型の低抵抗領域701及びN型の低抵抗領
域704には、それぞれアルミニウムからなる配線80
2が接続される。ここでP型ポリシリコン抵抗体703
とN型ポリシリコン抵抗体706との組み合わせで得ら
れた抵抗体707の抵抗値は、 樹脂パッケージ化など
で応力がかかった場合でも、P型ポリシリコン抵抗体7
03の抵抗値変化とN型ポリシリコン抵抗体706の抵
抗値変化を互いに相殺できるので初期の抵抗値を保持す
る事ができる。
703と1つのN型ポリシリコン抵抗体706とを組み
合わせた例を示したが、複数のP型ポリシリコン抵抗体
703とN型ポリシリコン抵抗体706を組み合わせて
抵抗体707を形成しても構わない。
体703とN型ポリシリコン抵抗体706との組み合わ
せで得られた抵抗体707をブリーダ回路の1単位とし
て規定し、抵抗体707を複数個形成してブリーダ回路
全体を構成するようにすると、樹脂パッケージ化などで
応力がかかった場合でも、正確な分圧比を保つことがで
きる。このようなブリーダー抵抗回路を用ることによ
り、高精度な半導体装置、例えばボルテージディテク
タ、ボルテージレギュレータ等の半導体装置を得ること
ができる。
いたボルテージディテクタの一実施例のブロック図であ
る。
際の製品には必要に応じて機能を追加すればよい。
要素は電流源903、基準電圧回路901、ブリーダー
抵抗回路902、誤差増幅器904であり他にインバー
タ906、N型トランジスタ905および908、P型
トランジスタ907などが付加されている。以下に簡単
に動作の一部を説明をする。
トランジスタ905、908がOFFし、P型トランジ
スタ907はONとなり出力OUTにはVDDが出力さ
れる。このとき誤差増幅器904の入力電圧は、 (RB+RC)/(RA+RB+RC)*VDD となる。
OUTにはVSSが出力される。このときN型トランジ
スタ905はONで、誤差増幅器904の入力電圧は、 RB/(RA+RB)*VDD となる。
路901で発生した基準電圧とブリーダー抵抗回路90
2で分圧された電圧とを誤差増幅器904で比較するこ
とにより行われる。従ってブリーダー抵抗回路902で
分圧された電圧の精度がきわめて重要となる。ブリーダ
ー抵抗回路902の分圧精度が悪いと誤差増幅器904
への入力電圧がバラツキ、所定の解除あるいは検出電圧
が得られなくなってしまう。本発明によるブリーダー抵
抗回路を用いることによりICを樹脂パッケージした後
も高精度の分圧が可能となるためICとしての製品歩留
まりが向上したり、より高精度なボルテージディテクタ
を製造する事が可能となる。
いたボルテージレギュレータの一実施例ののブロック図
である。
際の製品には必要に応じて機能を追加すればよい。
成要素は電流源903、基準電圧回路901、ブリーダ
ー抵抗回路902、誤差増幅器904そして電流制御ト
ランジスタとして働くP型トランジスタ910などであ
る。以下に簡単に動作の一部を説明する。
902によって分圧された電圧と基準電圧回路901で
発生した基準電圧とを比較し、入力電圧VINや温度変
化の影響を受けない一定の出力電圧VOUTを得るため
に必要なゲート電圧をP型トランジスタ910に供給す
る。ボルテージレギュレータにおいても図2で説明した
ボルテージディテクタの場合と同様に、基本的な動作
は、基準電圧回路901で発生した基準電圧とブリーダ
ー抵抗回路902で分圧された電圧とを誤差増幅器90
4で比較することにより行われる。従ってブリーダー抵
抗回路902で分圧された電圧の精度がきわめて重要と
なる。ブリーダー抵抗回路902の分圧精度が悪いと誤
差増幅器904への入力電圧がバラツキ、所定の出力電
圧VOUTが得られなくなってしまう。本発明によるブ
リーダー抵抗回路を用いることによりICを樹脂パッケ
ージした後も高精度の分圧が可能となるためICとして
の製品歩留まりが向上したり、より高精度なボルテージ
レギュレータを製造する事が可能となる。
薄膜抵抗体は、P型の半導体薄膜で形成されたP型薄膜
抵抗体と、N型の半導体薄膜で形成されたN型薄膜抵抗
体とから構成されているので、樹脂パッケージ化などで
応力がかかった場合でも、個々の抵抗体の抵抗値変化を
相殺し、初期の抵抗値を保持する事ができる。また、ブ
リーダー抵抗回路において、1単位となる抵抗値は、P
型薄膜抵抗体と、N型薄膜抵抗体とを組み合せて作られ
た抵抗値によって規定するようにしたので、正確な分圧
比を保つことができる。このようなブリーダー抵抗回路
を用ることにより、高精度な半導体装置、例えばボルテ
ージディテクタ、ボルテージレギュレータ等の半導体装
置を得ることができるという効果がある。
施例を示す模式的断面図である。
ージディテクタの一実施例のブロック図である。
ージレギュレータの一実施例ののブロック図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 薄膜抵抗体を有する半導体装置におい
て、前記薄膜抵抗体は、P型の半導体薄膜で形成された
P型薄膜抵抗体と、N型の半導体薄膜で形成されたN型
薄膜抵抗体とを組み合わせて構成した半導体装置。 - 【請求項2】 複数の前記薄膜抵抗体で構成されたブリ
ーダー抵抗回路を有する半導体装置において、前記ブリ
ーダー抵抗回路における、1単位となる抵抗値は前記P
型薄膜抵抗体と、前記N型薄膜抵抗体とを組み合せて作
られた抵抗値によって規定する請求項1記載の半導体装
置。 - 【請求項3】 前記薄膜抵抗体はポリシリコンよりなる
請求項1記載の半導体装置。 - 【請求項4】 前記薄膜抵抗体はポリシリコンよりなる
請求項2記載の半導体装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000028792A JP2001223330A (ja) | 1999-12-03 | 2000-02-07 | 半導体装置およびその製造方法 |
US09/698,682 US6441461B1 (en) | 2000-02-07 | 2000-10-27 | Thin film resistor with stress compensation |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11-344820 | 1999-12-03 | ||
JP34482099 | 1999-12-03 | ||
JP2000028792A JP2001223330A (ja) | 1999-12-03 | 2000-02-07 | 半導体装置およびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001223330A true JP2001223330A (ja) | 2001-08-17 |
Family
ID=26577875
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000028792A Pending JP2001223330A (ja) | 1999-12-03 | 2000-02-07 | 半導体装置およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001223330A (ja) |
-
2000
- 2000-02-07 JP JP2000028792A patent/JP2001223330A/ja active Pending
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Legal Events
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