JP2001219925A - 引き出し内蔵の紙包装容器 - Google Patents

引き出し内蔵の紙包装容器

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JP2001219925A
JP2001219925A JP2000033625A JP2000033625A JP2001219925A JP 2001219925 A JP2001219925 A JP 2001219925A JP 2000033625 A JP2000033625 A JP 2000033625A JP 2000033625 A JP2000033625 A JP 2000033625A JP 2001219925 A JP2001219925 A JP 2001219925A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】シュガースティックを多数収納し、保管や運搬
を容易にするとともに、オフィス等において日々少数づ
つ使用される場面では、シュガースティックを容易に取
り出すことができ、しかも内部空間に埃が入り難い紙包
装容器の提供。 【解決手段】内部空間からスティックを手軽に取り出せ
るようにする取出手段が設けてある。取出手段は、該ス
ティックの保管及び運搬の際にはスティックの取出を不
能にする形態にあり、オフィスなどの使用環境では簡単
な作業でスティックの取出を可能にする形態となる。取
出手段は、引出し30と、前面5に設けられる引出し用開
口とを備えて成り、取出不能形態では、引出し30は内部
空間に収められており、前面5にはミシン目が形成して
あり、ミシン目の切断により切り離された前面5の部分
領域は扉となり、該扉を外方へ開くことにより引出し用
開口が形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多数の内容物を収
納し、内容物の保管および運搬を容易にするとともに、
オフィスや喫茶店、家庭などにおける消費の場面におい
ては、内容物を収納して運搬されたままで該内容物を他
の容器に移し替えることなく、必要の都度それら内容物
を容易に取り出し得るようにした紙包装容器に関し、特
に砂糖などを封入されたスティックと称される小包を多
数個収納するのに適した紙包装容器に関する。
【0002】
【従来の技術】これまでの紙包装容器は、通常箱と称さ
れ、その構造を大きく別けてみると、内部空間を形成す
る本体と本体の開口を覆う蓋とに別れている。収納物は
本体の内部空間に収納される。収納物の取出しは、蓋は
開け、開口へ手を入れ、収容物を手で掴み、収容物を掴
んだ手を開口から出し、開口を蓋で覆うという手順で行
われる。
【0003】一般的な紙包装容器としては、例えば、お
歳暮の季節によく手にする調味料や飲み物を納めている
箱がある。これらの箱では、蓋は本体とは別体である。
【0004】お菓子のキャラメルの箱や鉛筆一ダースを
納めた箱は、本体と蓋とは、一枚の厚紙を折り曲げて形
成されている。この種の箱では,蓋の一辺が本体におけ
る開口の一つの縁に連接してある。蓋が本体に連接され
た構造の紙包装容器では、収納物を取り出す際には、蓋
は本体開口の縁に連接された一辺をヒンジとして折り曲
げられる。
【0005】贈り物の調味料や飲み物を納めている箱の
如く、蓋と本体とが別体の箱でも、お菓子のキャラメル
の箱、鉛筆一ダースを納めた箱の如く、蓋が本体に連接
されている箱でも、内容物を取り出す際には蓋を開ける
ことになる。通常の品物を収納する紙包装容器ではこの
構造で、さしたる支障はない。
【0006】ところが、オフィスや喫茶店で使われるシ
ュガースティック用の容器としては、口広の籠や、ティ
ッシュペーパーの箱のように単なる蓋なしの四角筒形ま
たは円筒形の容器が使われている。仕入れてきた箱に入
っているシュガースティックは、籠や蓋なしの別の容器
に移し替えられて、取り出し易い形態に置かれる。
【0007】あるいは、シュガースティックを収納し、
その保管や運搬に用いられた容器をオフィスなどの使用
の場面に置き、その容器の一部分をはさみなどで切り取
り、或いは予め形成されたミシン目に沿って容器の上部
等を取り去り、残部を使用の場面における容器とするこ
とも考えられる。このように、保管及び運搬の用に供し
た容器と、使用の場面における取出しの容易性を重視し
た容器とを兼用させることは、既にティッシュペーパー
の箱などで実用化されている。兼用タイプは収納物の移
し変えの手間を省くので、便利である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】そのシュガースティッ
クのように、保管場所からの取出しが頻繁にあるものに
ついては、従来の蓋を開ける紙包装容器では、取り出す
ことに便利ではない。収納・運搬・保管の用に供する箱
以外の別の容器に移し替えた方が一般的には便利であ
る。ただ、シュガースティックの例では、コーヒーや紅
茶を1カップ飲む度に1本が消費されるのであるから、使
用される頻度と1つの容器に収納される本数とによって
は、シュガースティックは数週間から、ときには数ヶ月
もの間にわたってオフィス等の使用の環境に置かれる。
そこで、別の容器でも、口広の籠や、ティッシュペーパ
ーの箱のように単なる蓋なしの四角筒形または円筒形の
容器を使用すると、取出しには便利でも、埃や小さなゴ
ミが入り、不衛生である。
【0009】前述のように、保管及び運搬の用に供した
容器と、使用の場面における取出しの容易性を重視した
容器とを兼用した兼用タイプは、収納物の移し替えの手
間を省くので便利ではあるが、取出し開口が常時開いて
いるものであれば、埃を被り易いという事情は同じであ
る。
【0010】そこで、本発明の目的は、シュガースティ
ックなどの多数の収納物を収納し、収納物の保管および
運搬を容易にするとともに、オフィスや喫茶店、あるい
は家庭などにおける消費の場面に置かれたときは、収納
物を収納して運搬されたままで該収納物を他の容器に移
し替えることなく、使用の都度それの収納物を容易に取
り出し得るようにし、しかも使用しないときは殆ど開口
がなく、埃が内部空間に入りにくい紙包装容器を提供す
ることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
めに本発明は次の手段を提供する。
【0012】(1)コーヒー1杯分用程度の砂糖の如く
少量の食品が封入されおり、細長い柱状の小包であるス
ティックを多数本平行に並べた状態で収納する内部空間
を有し、該食品が使用されるオフィスなどの使用環境に
置かれたとき、該食品の使用者等により使用の度に該内
部空間から該スティックを手軽に取り出せるようにする
取出手段が設けてあり、該取出手段は、該スティックの
保管及び運搬の際には該スティックの取出を不能にする
形態にあり、該使用環境において手による処理を加えら
れてスティックの取出を可能にする形態となり、該取出
手段が下部に位置するとともに、前記スティックの長手
方向が水平になる設置姿勢にあるときに該取出手段から
該スティックを容易に取出せるようにした紙包装容器に
おいて、前記設置姿勢において底となる側において表面
をなす面を底面と称し、前記取出手段により前記スティ
ックが取出される側において表面をなす面を前面と称
し、該底面における該前面側の縁を前縁と称するとき、
前記取出手段は、前記前縁を折目として折り曲げられた
領域の紙でなる引出しと、前記前面に設けられる引出し
用開口とを備えて成り、前記取出不能形態では、前記引
出しは前記内部空間に収められており、前記前面にはミ
シン目が形成してあり、前記ミシン目の切断により切り
離された前記前面の部分面は扉となり、該扉を外方へ開
くことにより前記引出し用開口が形成され、前記引出し
用開口は、前記引出しの前部を前記前面の外へ引出すの
を可能にするだけの広さを有し、前記引出しの引出量
は、前記折目において該引出しが折り曲げられる角度に
より定まり、前記処理は、カッター等の刃物による前記
ミシン目の切断と、前記扉を外方へ開くことであり、前
記引出量が所定値を超えるのを阻止する引出量制限構造
が設けてあることを特徴とする引出し内蔵の紙包装容
器。
【0013】(2)前記引出しは、前記底面から前記前
縁で折り曲げられた第1の平面と、該第1の平面の左右
で折り曲げられた第2および第3の平面とでなり、前記
取出不能形態では、前記第1の平面は、前記底面に対し
90度の角度をなして曲げられ、前記前面の裏面にほぼ
接触する程度に近接しており、前記第2及び第3の平面
は該第1の平面に対し90度だけ角度なして該第1の平
面から折り曲げられ、前記内部空間をなす側壁にそれぞ
れ接触する程度に近接しており、前記取出可能形態で
は、前記第1の平面の上縁に指を掛けて、該第1の平面
を前後させることにより、該第1の平面は前記前縁をヒ
ンジとして揺動するとともに、前記第2及び第3の平面
は前記第1の平面と一体に揺動することを特徴とする前
記(1)に記載の引出し内蔵の紙包装容器。
【0014】(3)前記ミシン目は、前記設置姿勢にお
いて前記前面の下部となる領域に形成してあり、横方向
に延びながら上方に弧状に張り出した第1のミシン目
と、該第1のミシン目の左右中央の位置から該前面の下
縁まで伸びる直線状の第2のミシン目とでなり、前記第
1の平面の上縁は、横方向に延びながら前記前縁の方向
へ弧状に張り出しており、前記左右中央の位置におけ前
記第1のミシン目から前記前縁に至る距離をR0、左右の
端における該第1のミシン目から該前縁に至る距離をR1
とし、左右の中央における前記第1の平面の上縁から前
記前縁に至る距離をr0、左右の端における前記第1の平
面の上縁から前記前縁に至る距離をr1とするとき、R0>
r0、R1>r1であり、前記取出可能形態においては、前
記R0と前記r0との差、即ち前記引出し用開口の上縁と
前記第1の平面の上縁との間隙は人の指が入る程度であ
ることを特徴とする前記(2)に記載の引出し内蔵の紙
包装容器。
【0015】(4)前記第2及び第3の平面の上縁から
前記前縁までの距離は,前記前記第1の平面に連接され
ている側から前記内部空間側に向かって延びる第1の範
囲では前記r1であり、前記第2及び第3の平面の上縁
であって、前記第1の範囲から更に先の第2の範囲に
は、該上縁から前記前縁までの距離が前記R1より大きい
突起があり、前記突起は、前記第1の平面がある角度だ
け前方に傾けられたとき、前記前面の裏側の面に当接
し、前記突起及び該突起が当接する前記裏側の面が前記
引出量制限構造をなすことを特徴とする前記(3)に記
載の引出し内蔵の紙包装容器。
【0016】(5)前記底面を一方の端面とする4角柱
形を成し、前記前面は左右どちらか一方の側面から90度
だけ折り曲げられた面であり、他方の側面には縦方向に
延びる切り込みが2箇所に形成してあり、該他方の側面
に平行な平面が該前面から折り曲げられてなる組み立て
用側面が設けてあり、該組み立て用側面の端部には前記
切り込みに挿入される2つの耳型突起部が形成してある
ことを特徴とする前記(1)乃至(4)に記載の引出し
内蔵の紙包装容器。
【0017】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を挙げ、
本発明を一層詳しく説明する。
【0018】図1乃至図17は、本発明の一実施の形態で
ある引き出し内蔵の紙包装容器を示す図である。この実
施の形態の紙包装容器はシュガースティック収納用であ
る。図1は、この紙包装容器の蓋31を開き、引出し30を
前に倒し、全体構成を分かり易くした状態で描いた斜視
図である。
【0019】図2乃至図10は、本実施の形態が取出不能
形態にあるときを示す。これら図2乃至図10は、蓋31の
左側に折り曲げられた面8の耳型突起部8a,8bを左側面
1における切り込み1a,1bへ差し込み、蓋31を閉じた状
態を示す図である。図2乃至図10の状態では、ミシン目5
1,52は切断されていない。図2は斜視図、図3は正面
図、図4は背面図、図5は平面図、図6は底面図、図7は
左側面図、図8は右側面図、図9は横断面図、図10は
図9におけるA-A線矢視縦断面図、図11は図9におけるB-B
線矢視縦断面図である。図9の断面は図10及び図11
におけるC-C面であり、その見る方向は矢印方向であ
る。
【0020】図12は本実施の形態の展開図である。本
図において、斜線を施した領域6a,7a,12は糊代であり、
糊代6a,7aには図示の面に糊が塗られ、糊しろ12には図
示の裏面に糊が塗られる。
【0021】図13乃至図17は、本実施の形態が取出可
能形態にあるときを示す。図13乃至図17では、図2及
び図3に描かれているミシン目51,52がカッターで切断
され、ミシン目51,52で切り離された部分面5a,5bが左
右の扉となり、これら扉が左右へ開かれ、引出し用開口
となり、引出し(図1に符号30で示した構造)の前方部
分(符号20で示す面の全て、並びに符号21及び22で示す
面の半分程度)が引出し用開口から前へ出され、引出し
30の上側がシュガースティック取出し用の開口となって
いる状態を示す。図13は斜視図、図14は正面図、図1
5は平面図、図16は底面図、図17は左側面図であ
る。なお、図13乃至図16では、部分面5a,5bは、図
15及び図16によく現れているように、正面方向に対
し約45度の角度をなして開いてある。これに対し、図
17では、部分面5aを左側面1に接触させるまで折り曲
げ、引出しの側面形状がよく現れる状態で描いてある。
【0022】この実施の形態は、図12の展開図に示す
1枚の厚紙を折り曲げ、糊しろ6a,7a,12に糊を着け、符
号4の面を底面としたときに設置姿勢となるように、組
み立てられている。設置姿勢では、取出手段は下部に位
置する。取出手段は、引出し30と、引出し用開口とか
らなる。引出し用開口は、前面5に形成されたミシン目5
1,52をカッターなどの刃物で切断し、前面5の下部領域
であって、ミシン目51,52で仕切られた部分領域5a,5b
を前面5の左右の端で折り曲げ、該部分領域5a,5bを左
右に開いて形成される。図2乃至図11の取出不能形態
では、ミシン目51,52が切断されていないから、引出し
用開口は閉じており、引出し30は前面5の内側、即ち内
部空間に収められいる。
【0023】シュガースティックを内部空間い収納する
ときは、図1の如くに蓋31を開き、図11によく現れて
いる奥の面、即ち面6,7,10,11でなる面を下面する。こ
の状態で、その下面に面収納物であるシュガースティッ
クを長手方向を横に向けて(長手軸を側面1,2に直行
させて)、内部空間をほぼ一杯にシュガースティックで
満たす。そして、蓋31を閉め、耳型突起8a,8bを切り込
み1a,1bに挿入し、シュガースティックの収納は完了す
る。このとき、取出手段は取出不能形態にあり、シュガ
ースティックが容器外にこぼれ出ることはない。
【0024】このようにシュガースティックを収納し、
倉庫に保管したり、車両で運搬したのに、オフィス等の
使用の環境に置かれると、前面5のミシン目51,52がカ
ッターなどの刃物で切断され、部分領域5a,5bを開き、
取出手段を取出可能形態にし、引出し30の上縁に指を
掛け、引出し30を前方へ倒し、引出し30の上方に取出
しようの開口を形成し、シュガースティックを指で摘ん
で、取出し、引出し30の上縁近傍を置きに押し、引出
しを押し戻す。このとき、面20は、前面5と同じ平面に
ほぼ揃う。面20下辺は、底面4の前縁と連接してい
る。面20は、その前縁で底面4から折り曲げられてな
る。面20の両脇には面21,22が設けてある。面21,22
は、面20の左右の端で90度だけ折り曲げられなる。
【0025】ミシン目51,52は、設置姿勢において前面5
の下部となる領域に形成してあり、横方向に延びながら
上方に弧状に張り出したミシン目52と、ミシン目52の左
右中央の位置から前面5の下縁まで伸びる直線状のミシ
ン目51とでなる。
【0026】引出し30を構成する平面20の上縁は、横方
向に延びながら底面4の前縁の方向へ弧状に張り出して
いる。
【0027】左右中央の位置におけミシン目52から底面
4の前縁に至る距離をR0、左右の端におけるミシン目52
から該前縁に至る距離をR1とし、左右の中央における面
20の上縁から底面4の前縁に至る距離をr0、左右の端に
おける面20の上縁からその前縁に至る距離をr1とすると
き、R0>r0、R1>r1である。
【0028】取出可能形態において、R0とr0との差、
即ち引出し用開口の上縁と面20の上縁との間隙は人の指
が入る程度である。この間隙に指を入れて、該面20を手
前に引くことにより、引出し30を容易に開くことができ
る。その間隙は、指が漸く入る程度に狭くても差し支え
なく、しかも引出し30を奥に位置させている状態、即ち
引出し30を閉めた状態では、引出し30を構成する面20は
前面5にほぼ揃い、前面5よりやや奥に窪む程度であるか
ら、埃は殆ど内部空間には入らない。
【0029】面21,22の上縁から底面4の前縁(面20と底
面4との連接線で、面20の折り曲げ線)までの距離は、
面20に連接されている側から内部空間側に向かって延び
る第1の範囲(面20の上縁の各端から面21b,22bに至る
範囲)ではr1であり、面21,22の上縁であって、該第1
の範囲から更に先の第2の範囲(ストッパ21a,22aの上
縁)には、該上縁から前記前縁までの距離が前記R1より
大きいストッパ(突起)21a,22aがある。該突起ストッ
パ21a,22aは、面20がある角度だけ前方に傾けられたと
き、前面5の裏側の面に当接する。ストッパ21a,22a及び
表面5の裏側の面が引出量制限構造をなしている。
【0030】以上に実施の形態を挙げ、本発明を詳しく
説明したが、本発明はこの実施の形態に限られるもので
はなく、各種の変形が可能であることは勿論である。シ
ュガースティック収納用の容器を例示したが、シュガー
スティックに代えて例えば乾燥ジュース粉などでも本発
明の紙包装容器は収納できる。前述の実施の形態は1枚
の厚紙を折り曲げて製作したので、安価に製造できた。
しかし、複数の紙片を接着して図12のような構造を製作
することも容易にできる。
【0031】
【発明の効果】以上に実施の形態を挙げ、詳しく説明し
たように、本発明によれば、シュガースティックなどの
多数の収納物を収納し、収納物の保管および運搬を容易
にするとともに、オフィスや喫茶店、あるいは家庭など
における消費の場面に置かれたときは、収納物を収納し
て運搬されたままで該収納物を他の容器に移し替えるこ
となく、使用の都度それの収納物を容易に取り出し得る
ようにし、しかも使用しないときは殆ど開口がなく、埃
が内部空間に入りにくい紙包装容器を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である紙包装容器を示
し、蓋31を開き、引出し30を前に倒し、全体構成を分か
り易くした状態で描いたその紙包装容器の斜視図であ
る。
【図2】図1の実施の形態の斜視図である。
【図3】図1の実施の形態の正面図である。
【図4】図1の実施の形態の背面図である。
【図5】図1の実施の形態の平面図である。
【図6】図1の実施の形態の底面図である。
【図7】図1の実施の形態の左側面図である。
【図8】図1の実施の形態の右側面図である。
【図9】図1の実施の形態の横断面図である。
【図10】図1の実施の形態の縦断面図である。
【図11】図1の実施の形態の別の縦断面図である。
【図12】本実施の形態の展開図である。
【図13】図1の実施の形態が取出可能形態にあるときを
示す斜視図である。
【図14】図1の実施の形態が取出可能形態にあるときを
示す正面図である。
【図15】図1の実施の形態が取出可能形態にあるときを
示す平面図である。
【図16】図1の実施の形態が取出可能形態にあるときを
示す底面図である。
【図17】図1の実施の形態が取出可能形態にあるときを
示す左側面図である。
【符号の説明】
1・・・・・左側面 2・・・・・右側面 3・・・・・上面 4・・・・・底面 5・・・・・前面 5a,5b・・・・・ミシン目で仕切られた前面5の部分領
域 6・・・・・背面を構成する1つの面 7・・・・・背面を構成する1つの面 8・・・・・前面5の左端から折り曲げられる面 9・・・・・上面3から下方へ折り曲がられる面 10・・・・・上面3から下方へ折り曲がられる背面側の
面 11・・・・・底面4から上方へ折り曲がられる背面側の
面 12・・・・・糊代 20・・・・・引出しを構成する前側の面 21,22・・・・・引出しを構成する脇側の面 22a,22b・・・・・ストッパ 30・・・・・引出し 31・・・・・蓋 51,52・・・・・ミシン目

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コーヒー1杯分用程度の砂糖の如く少量の
    食品が封入されおり、細長い柱状の小包であるスティッ
    クを多数本平行に並べた状態で収納する内部空間を有
    し、該食品が使用されるオフィスなどの使用環境に置か
    れたとき、該食品の使用者等により使用の度に該内部空
    間から該スティックを手軽に取り出せるようにする取出
    手段が設けてあり、該取出手段は、該スティックの保管
    及び運搬の際には該スティックの取出を不能にする形態
    にあり、該使用環境において手による処理を加えられて
    スティックの取出を可能にする形態となり、該取出手段
    が下部に位置するとともに、前記スティックの長手方向
    が水平になる設置姿勢にあるときに該取出手段から該ス
    ティックを容易に取出せるようにした紙包装容器におい
    て、 前記設置姿勢において底となる側において表面をなす面
    を底面と称し、前記取出手段により前記スティックが取
    出される側において表面をなす面を前面と称し、該底面
    における該前面側の縁を前縁と称するとき、 前記取出手段は、前記前縁を折目として折り曲げられた
    領域の紙でなる引出しと、前記前面に設けられる引出し
    用開口とを備えて成り、 前記取出不能形態では、前記引出しは前記内部空間に収
    められており、前記前面にはミシン目が形成してあり、 前記ミシン目の切断により切り離された前記前面の部分
    面は扉となり、該扉を外方へ開くことにより前記引出し
    用開口が形成され、 前記引出し用開口は、前記引出しの前部を前記前面の外
    へ引出すのを可能にするだけの広さを有し、 前記引出しの引出量は、前記折目において該引出しが折
    り曲げられる角度により定まり、 前記処理は、カッター等の刃物による前記ミシン目の切
    断と、前記扉を外方へ開くことであり、 前記引出量が所定値を超えるのを阻止する引出量制限構
    造が設けてあることを特徴とする引出し内蔵の紙包装容
    器。
  2. 【請求項2】前記引出しは、前記底面から前記前縁で折
    り曲げられた第1の平面と、該第1の平面の左右で折り
    曲げられた第2および第3の平面とでなり、 前記取出不能形態では、前記第1の平面は、前記底面に
    対し90度の角度をなして曲げられ、前記前面の裏面に
    ほぼ接触する程度に近接しており、前記第2及び第3の
    平面は該第1の平面に対し90度だけ角度なして該第1
    の平面から折り曲げられ、前記内部空間をなす側壁にそ
    れぞれ接触する程度に近接しており、 前記取出可能形態では、前記第1の平面の上縁に指を掛
    けて、該第1の平面を前後させることにより、該第1の
    平面は前記前縁をヒンジとして揺動するとともに、前記
    第2及び第3の平面は前記第1の平面と一体に揺動する
    ことを特徴とする請求項1に記載の引出し内蔵の紙包装
    容器。
  3. 【請求項3】前記ミシン目は、前記設置姿勢において前
    記前面の下部となる領域に形成してあり、横方向に延び
    ながら上方に弧状に張り出した第1のミシン目と、該第
    1のミシン目の左右中央の位置から該前面の下縁まで伸
    びる直線状の第2のミシン目とでなり、 前記第1の平面の上縁は、横方向に延びながら前記前縁
    の方向へ弧状に張り出しており、 前記左右中央の位置におけ前記第1のミシン目から前記
    前縁に至る距離をR0、左右の端における該第1のミシン
    目から該前縁に至る距離をR1とし、左右の中央における
    前記第1の平面の上縁から前記前縁に至る距離をr0、左
    右の端における前記第1の平面の上縁から前記前縁に至
    る距離をr1とするとき、R0>r0、R1>r1であり、 前記取出可能形態においては、前記R0と前記r0との
    差、即ち前記引出し用開口の上縁と前記第1の平面の上
    縁との間隙は人の指が入る程度であることを特徴とする
    請求項2に記載の引出し内蔵の紙包装容器。
  4. 【請求項4】前記第2及び第3の平面の上縁から前記前
    縁までの距離は,前記前記第1の平面に連接されている
    側から前記内部空間側に向かって延びる第1の範囲では
    前記r1であり、 前記第2及び第3の平面の上縁であって、前記第1の範
    囲から更に先の第2の範囲には、該上縁から前記前縁ま
    での距離が前記R1より大きい突起があり、 前記突起は、前記第1の平面がある角度だけ前方に傾け
    られたとき、前記前面の裏側の面に当接し、 前記突起及び該突起が当接する前記裏側の面が前記引出
    量制限構造をなすことを特徴とする請求項3に記載の引
    出し内蔵の紙包装容器。
  5. 【請求項5】前記底面を一方の端面とする4角柱形を成
    し、前記前面は左右どちらか一方の側面から90度だけ折
    り曲げられた面であり、他方の側面には縦方向に延びる
    切り込みが2箇所に形成してあり、該他方の側面に平行
    な平面が該前面から折り曲げられてなる組み立て用側面
    が設けてあり、該組み立て用側面の端部には前記切り込
    みに挿入される2つの耳型突起部が形成してあることを
    特徴とする請求項1乃至4に記載の引出し内蔵の紙包装
    容器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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