JP2001218833A - 導尿カテーテル - Google Patents
導尿カテーテルInfo
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- A61M25/0017—Catheters; Hollow probes specially adapted for long-term hygiene care, e.g. urethral or indwelling catheters to prevent infections
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- A61M25/00—Catheters; Hollow probes
- A61M25/01—Introducing, guiding, advancing, emplacing or holding catheters
- A61M25/02—Holding devices, e.g. on the body
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- A61M25/00—Catheters; Hollow probes
- A61M25/0021—Catheters; Hollow probes characterised by the form of the tubing
- A61M25/0023—Catheters; Hollow probes characterised by the form of the tubing by the form of the lumen, e.g. cross-section, variable diameter
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- A61M25/00—Catheters; Hollow probes
- A61M25/0067—Catheters; Hollow probes characterised by the distal end, e.g. tips
- A61M25/0068—Static characteristics of the catheter tip, e.g. shape, atraumatic tip, curved tip or tip structure
- A61M25/007—Side holes, e.g. their profiles or arrangements; Provisions to keep side holes unblocked
Abstract
(57)【要約】
【課題】 結石の付着が無く、膀胱内の尿を完全に排出
可能な導尿カテーテルを提供する。 【解決手段】 尿道外括約筋の中枢側又は中枢及び末梢
側の位置で拡張させる尿道バルーンを設けることで導尿
カテーテル遠位端にバルーンを付けることなく導尿カテ
ーテルを尿道内に固定することを可能とし、膀胱内の内
尿道口に位置するよう導尿カテーテル遠位端近位部の導
尿カテーテル側壁に開口部を設けることで膀胱内の尿を
完全に排出することができる。また、導尿カテーテルの
内外面に親水性処理を施すことで、導尿カテーテル表面
や内腔での結石形成を防止し、導尿カテーテルの閉塞や
カテーテル抜去時の尿道の損傷を生じることなく導尿す
ることができる。
可能な導尿カテーテルを提供する。 【解決手段】 尿道外括約筋の中枢側又は中枢及び末梢
側の位置で拡張させる尿道バルーンを設けることで導尿
カテーテル遠位端にバルーンを付けることなく導尿カテ
ーテルを尿道内に固定することを可能とし、膀胱内の内
尿道口に位置するよう導尿カテーテル遠位端近位部の導
尿カテーテル側壁に開口部を設けることで膀胱内の尿を
完全に排出することができる。また、導尿カテーテルの
内外面に親水性処理を施すことで、導尿カテーテル表面
や内腔での結石形成を防止し、導尿カテーテルの閉塞や
カテーテル抜去時の尿道の損傷を生じることなく導尿す
ることができる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、膀胱や尿道の治療
後に外尿道口から尿道及び膀胱内に留置し、膀胱内の尿
を体外へ排出する導尿カテーテルに関するものである。
後に外尿道口から尿道及び膀胱内に留置し、膀胱内の尿
を体外へ排出する導尿カテーテルに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】前立腺肥大症や尿道の狭窄症及びこれら
の治療後には膀胱内の尿を体外へ排出するために導尿カ
テーテルが経尿道的に膀胱内に留置されるが、従来の導
尿カテーテルはカテーテルの遠位端近くのカテーテル側
壁に側孔を有し尿をカテーテル内に取り込む構造となっ
ており、側孔の直ぐ下にカテーテルを膀胱に固定するた
めのバルーンを有する。このような構造のため膀胱に貯
留した尿は拡張したバルーンの外径より上の水位までし
か、排尿できず絶えず尿が膀胱内に残っている状態とな
る。このように従来の導尿カテーテルでは膀胱内に尿が
残留するため尿が濃縮されカテーテルへの結石の沈着を
促進し、カテーテルの閉塞を起こし易いという問題を有
していた。また尿が膀胱内に残存するためカテーテルを
通じて逆行性に侵入した菌が残留した尿中で繁殖しやす
く膀胱の炎症や尿道の炎症を生じやすいという問題を有
していた。
の治療後には膀胱内の尿を体外へ排出するために導尿カ
テーテルが経尿道的に膀胱内に留置されるが、従来の導
尿カテーテルはカテーテルの遠位端近くのカテーテル側
壁に側孔を有し尿をカテーテル内に取り込む構造となっ
ており、側孔の直ぐ下にカテーテルを膀胱に固定するた
めのバルーンを有する。このような構造のため膀胱に貯
留した尿は拡張したバルーンの外径より上の水位までし
か、排尿できず絶えず尿が膀胱内に残っている状態とな
る。このように従来の導尿カテーテルでは膀胱内に尿が
残留するため尿が濃縮されカテーテルへの結石の沈着を
促進し、カテーテルの閉塞を起こし易いという問題を有
していた。また尿が膀胱内に残存するためカテーテルを
通じて逆行性に侵入した菌が残留した尿中で繁殖しやす
く膀胱の炎症や尿道の炎症を生じやすいという問題を有
していた。
【０００３】更に、膀胱内でカテーテル固定用バルーン
を拡張し、その遠位部に尿を取り込むための側孔を設け
るためカテーテルの膀胱内へ突出する長さが長くなり、
膀胱壁へ接触しやすくなるため、膀胱反射により頻繁に
尿意を生じるといった問題があった。また、尿に接触す
るカテーテル内腔と外面は尿中のカルシウムが沈着し易
く結石の形成が生じ、カテーテルの内腔の閉塞やカテー
テルが硬化しカテーテルが抜去できなくなったり、カテ
ーテル抜去時のカテーテルの破損や、カテーテルに付着
した結石による尿道の損傷といった問題を有していた。
を拡張し、その遠位部に尿を取り込むための側孔を設け
るためカテーテルの膀胱内へ突出する長さが長くなり、
膀胱壁へ接触しやすくなるため、膀胱反射により頻繁に
尿意を生じるといった問題があった。また、尿に接触す
るカテーテル内腔と外面は尿中のカルシウムが沈着し易
く結石の形成が生じ、カテーテルの内腔の閉塞やカテー
テルが硬化しカテーテルが抜去できなくなったり、カテ
ーテル抜去時のカテーテルの破損や、カテーテルに付着
した結石による尿道の損傷といった問題を有していた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明は導尿カテーテ
ルのこのような問題点を解決するために、種々検討した
結果なされたもので、その目的とするところは、膀胱内
の尿を完全に排出可能とし、また、カテーテルの内外面
に親水性処理を施すことで、カテーテル表面や内腔での
結石形成を防止し膀胱内の尿を効率良く体外へ排出する
ことが可能な導尿カテーテルを提供することである。
ルのこのような問題点を解決するために、種々検討した
結果なされたもので、その目的とするところは、膀胱内
の尿を完全に排出可能とし、また、カテーテルの内外面
に親水性処理を施すことで、カテーテル表面や内腔での
結石形成を防止し膀胱内の尿を効率良く体外へ排出する
ことが可能な導尿カテーテルを提供することである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】即ち本発明は、導尿のた
めのメインルーメンとバルーン拡張用のサブルーメンを
持つカテーテル又は導尿のためのメインルーメンとバル
ーン拡張用のサブルーメンと膀胱内へ薬液又は洗浄液を
注入する薬液注入ルーメンを有するカテーテルであっ
て、カテーテル遠位端及び遠位端近位部の外壁に膀胱内
の尿をカテーテル内に誘導する開口部を有し、尿道外括
約筋の中枢側又は中枢及び末梢側に位置する部位の尿道
内で拡張する一つ又は２つの尿道バルーンを有すること
を特徴とする導尿カテーテルである。
めのメインルーメンとバルーン拡張用のサブルーメンを
持つカテーテル又は導尿のためのメインルーメンとバル
ーン拡張用のサブルーメンと膀胱内へ薬液又は洗浄液を
注入する薬液注入ルーメンを有するカテーテルであっ
て、カテーテル遠位端及び遠位端近位部の外壁に膀胱内
の尿をカテーテル内に誘導する開口部を有し、尿道外括
約筋の中枢側又は中枢及び末梢側に位置する部位の尿道
内で拡張する一つ又は２つの尿道バルーンを有すること
を特徴とする導尿カテーテルである。
【０００６】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する
が、本発明はこれらの実施例によって限定されるもので
はない。図１〜図６は本発明のカテーテルの構成を示す
概念図で、図７はその使用状態を示す概念図である。本
発明による導尿カテーテル（１）は、尿道外括約筋の中
枢側の尿道で拡張して導尿カテーテルを尿道に固定する
前バルーン（２）と尿道外括約筋の末梢側の尿道で拡張
して導尿カテーテルを固定する後バルーン（３）の２つ
のバルーンと膀胱の内尿道口の位置で膀胱内の尿を導尿
カテーテル内に誘導する開口部（４）、開口部（４）に
連通した導尿ルーメン（５）、導尿カテーテルを採尿バ
ッグ等へ接続するコネクター部（６）、膀胱内に薬液や
洗浄液を注入するための注入用側孔（７）、注入用側孔
に連通した注入用ルーメン（８）、前バルーン（２）及
び後バルーン（３）へバルーン拡張用の流体を出し入れ
できるバルーン用ルーメン（９）とで基本的に構成され
ており、導尿カテーテル近位端には、バルーン用ルーメ
ン（９）及び注入用ルーメン（８）に接続された分岐管
（１０）をそれぞれ有し、更にこれらの分岐管（１０）
の断端には注射器等で流体を送液するための一方弁付シ
ンリンジコネクター（１１）を有する。また、導尿カテ
ーテルの外面と導尿ルーメンの内腔面には親水性処理層
（１２）を有する。
が、本発明はこれらの実施例によって限定されるもので
はない。図１〜図６は本発明のカテーテルの構成を示す
概念図で、図７はその使用状態を示す概念図である。本
発明による導尿カテーテル（１）は、尿道外括約筋の中
枢側の尿道で拡張して導尿カテーテルを尿道に固定する
前バルーン（２）と尿道外括約筋の末梢側の尿道で拡張
して導尿カテーテルを固定する後バルーン（３）の２つ
のバルーンと膀胱の内尿道口の位置で膀胱内の尿を導尿
カテーテル内に誘導する開口部（４）、開口部（４）に
連通した導尿ルーメン（５）、導尿カテーテルを採尿バ
ッグ等へ接続するコネクター部（６）、膀胱内に薬液や
洗浄液を注入するための注入用側孔（７）、注入用側孔
に連通した注入用ルーメン（８）、前バルーン（２）及
び後バルーン（３）へバルーン拡張用の流体を出し入れ
できるバルーン用ルーメン（９）とで基本的に構成され
ており、導尿カテーテル近位端には、バルーン用ルーメ
ン（９）及び注入用ルーメン（８）に接続された分岐管
（１０）をそれぞれ有し、更にこれらの分岐管（１０）
の断端には注射器等で流体を送液するための一方弁付シ
ンリンジコネクター（１１）を有する。また、導尿カテ
ーテルの外面と導尿ルーメンの内腔面には親水性処理層
（１２）を有する。
【０００７】導尿導尿カテーテル（１）の材質は特に限
定はしないが、屈曲した尿道に挿入するため柔軟でかつ
生体に対して反応性の無い材質が望ましく、シリコーン
ゴム、熱可塑性エラストマー、合成ゴム、ポリウレタン
樹脂などが好ましい。前バルーン（２）及び後バルーン
（３）の材質は同一又は異なる材質のどちらでも利用で
き、シリコーンゴム、合成ゴム、ポリウレタン樹脂、熱
可塑性エラストマー、ポリエステル樹脂、ポリエチレン
テレフタレート樹脂などが利用できる。分岐管（１０）
の材質はバルーン拡張や薬液又は洗浄液注入のための液
体の注入圧力に耐える材質であれば、特に限定しない
が、導尿カテーテル本体と同一の材質であっても良い
し、異なる材質であっても良い。
定はしないが、屈曲した尿道に挿入するため柔軟でかつ
生体に対して反応性の無い材質が望ましく、シリコーン
ゴム、熱可塑性エラストマー、合成ゴム、ポリウレタン
樹脂などが好ましい。前バルーン（２）及び後バルーン
（３）の材質は同一又は異なる材質のどちらでも利用で
き、シリコーンゴム、合成ゴム、ポリウレタン樹脂、熱
可塑性エラストマー、ポリエステル樹脂、ポリエチレン
テレフタレート樹脂などが利用できる。分岐管（１０）
の材質はバルーン拡張や薬液又は洗浄液注入のための液
体の注入圧力に耐える材質であれば、特に限定しない
が、導尿カテーテル本体と同一の材質であっても良い
し、異なる材質であっても良い。
【０００８】導尿カテーテル（１）の外径は特に限定は
しないが、経尿道的に留置することや膀胱内の尿を抵抗
無く体外へ排出できることを考慮すると、２．５ｍｍ〜
１０ｍｍが望ましい。導尿カテーテル（１）の全長は、
特に限定するものではないが、膀胱から外尿道口までの
長さ以上あれば良く、１５〜４０ｃｍであることが望ま
しい。導尿ルーメン（５）の大きさは特に限定はしない
が、尿の排出効率を考慮するとできだけ大きいことが望
ましく、導尿カテーテルの外径と導尿カテーテル内のル
ーメン数にもよるが直径１〜８ｍｍが好ましい。
しないが、経尿道的に留置することや膀胱内の尿を抵抗
無く体外へ排出できることを考慮すると、２．５ｍｍ〜
１０ｍｍが望ましい。導尿カテーテル（１）の全長は、
特に限定するものではないが、膀胱から外尿道口までの
長さ以上あれば良く、１５〜４０ｃｍであることが望ま
しい。導尿ルーメン（５）の大きさは特に限定はしない
が、尿の排出効率を考慮するとできだけ大きいことが望
ましく、導尿カテーテルの外径と導尿カテーテル内のル
ーメン数にもよるが直径１〜８ｍｍが好ましい。
【０００９】薬液及び洗浄液の注入用ルーメン（８）の
大きさは特に限定はしないが、薬液や洗浄液が抵抗なく
膀胱内に注入できる大きさであることが望ましく、直径
０．５〜４ｍｍが好ましい。開口部（４）の位置と形状
は特に限定はしないが、膀胱内の尿をできるだけ膀胱内
に残すこと無く排出できる位置と形状であることが望ま
しいが、尿道外括約筋から膀胱頸部までの位置は膀胱の
状態や人によって異なるため、開口部（４）は導尿カテ
ーテルの遠位端から近位端方向に０〜１０ｃｍの範囲の
位置に複数の側孔や縦長に開口した形状を有することが
好ましく、特に膀胱頸部から前立腺部尿道近位部まで縦
に長く開口している方が結石の付着による開口の閉塞が
起こりにくく、患者によって膀胱頸部の位置が異なって
も膀胱内に尿を残すことなく排尿することができるため
望ましい。
大きさは特に限定はしないが、薬液や洗浄液が抵抗なく
膀胱内に注入できる大きさであることが望ましく、直径
０．５〜４ｍｍが好ましい。開口部（４）の位置と形状
は特に限定はしないが、膀胱内の尿をできるだけ膀胱内
に残すこと無く排出できる位置と形状であることが望ま
しいが、尿道外括約筋から膀胱頸部までの位置は膀胱の
状態や人によって異なるため、開口部（４）は導尿カテ
ーテルの遠位端から近位端方向に０〜１０ｃｍの範囲の
位置に複数の側孔や縦長に開口した形状を有することが
好ましく、特に膀胱頸部から前立腺部尿道近位部まで縦
に長く開口している方が結石の付着による開口の閉塞が
起こりにくく、患者によって膀胱頸部の位置が異なって
も膀胱内に尿を残すことなく排尿することができるため
望ましい。
【００１０】注入用側孔（７）の形状と大きさは特に限
定はしないが、抵抗無く薬液又は洗浄液が注入できる形
状と大きさであればよい。バルーン用ルーメン（９）の
大きさは特に限定はしないが、各バルーンに抵抗なく流
体が注入できる大きさであることが必要で、導尿カテー
テルの外径と導尿カテーテルのルーメン数にもよるが、
直径０．１〜２ｍｍが望ましい。前バルーン（２）及び
後バルーン（３）の大きさは同じ大きさでも異なる大き
さでも良く、特に限定はしないが、拡張により導尿カテ
ーテルを尿道外括約筋中枢部及び末梢部の尿道で固定で
きる大きさであることが必要で、拡張時の直径が０．５
〜５ｃｍであることが好ましい。
定はしないが、抵抗無く薬液又は洗浄液が注入できる形
状と大きさであればよい。バルーン用ルーメン（９）の
大きさは特に限定はしないが、各バルーンに抵抗なく流
体が注入できる大きさであることが必要で、導尿カテー
テルの外径と導尿カテーテルのルーメン数にもよるが、
直径０．１〜２ｍｍが望ましい。前バルーン（２）及び
後バルーン（３）の大きさは同じ大きさでも異なる大き
さでも良く、特に限定はしないが、拡張により導尿カテ
ーテルを尿道外括約筋中枢部及び末梢部の尿道で固定で
きる大きさであることが必要で、拡張時の直径が０．５
〜５ｃｍであることが好ましい。
【００１１】前バルーン（２）の取付位置は、導尿カテ
ーテル遠位端が膀胱頸部から内尿道口の位置にある時、
尿道外括約筋のちょうど中枢側に位置することが望まし
く、導尿カテーテル先端から約２〜１５ｃｍの範囲であ
ることが望ましい。後バルーン（３）の取付位置は前バ
ルーンと後バルーン（３）にてちょうど尿道外括約筋を
挟むことができる位置にあることが望ましく、前バルー
ン（２）から近位端方向に０．５〜２ｃｍの位置である
ことが好ましい。分岐管（１０）の材質ははいずれも導
尿カテーテル本体と同一の材質でも良いし、異なる材質
でも良く、シリコーンゴム、天然ゴム、ポリウレタン樹
脂、熱可塑性エラストマー、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ
アミド樹脂などが利用できる。
ーテル遠位端が膀胱頸部から内尿道口の位置にある時、
尿道外括約筋のちょうど中枢側に位置することが望まし
く、導尿カテーテル先端から約２〜１５ｃｍの範囲であ
ることが望ましい。後バルーン（３）の取付位置は前バ
ルーンと後バルーン（３）にてちょうど尿道外括約筋を
挟むことができる位置にあることが望ましく、前バルー
ン（２）から近位端方向に０．５〜２ｃｍの位置である
ことが好ましい。分岐管（１０）の材質ははいずれも導
尿カテーテル本体と同一の材質でも良いし、異なる材質
でも良く、シリコーンゴム、天然ゴム、ポリウレタン樹
脂、熱可塑性エラストマー、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ
アミド樹脂などが利用できる。
【００１２】また、分岐管（１０）は導尿カテーテル本
体と一体成形されていても良いし、分岐管を接着固定し
ても良い。また、一方弁付シンリンジコネクター（１
１）の材質は特に限定はしないが、ポリ塩化ビニル樹
脂、ポリカーボネート樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリ
エチレン樹脂などが利用でき、分岐管（１０）と同じ材
質であっても良く、分岐管（１０）の内部に一方弁を内
蔵する形態として一方弁付シリンジコネクター（１１）
を省略しても良い。
体と一体成形されていても良いし、分岐管を接着固定し
ても良い。また、一方弁付シンリンジコネクター（１
１）の材質は特に限定はしないが、ポリ塩化ビニル樹
脂、ポリカーボネート樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリ
エチレン樹脂などが利用でき、分岐管（１０）と同じ材
質であっても良く、分岐管（１０）の内部に一方弁を内
蔵する形態として一方弁付シリンジコネクター（１１）
を省略しても良い。
【００１３】更に注入用ルーメン（８）に接続した分岐
管（１０）には一方弁付シンリンジコネクター（１１）
を付与しても良いし、無くても良い。導尿カテーテル
（１）の壁面内には導尿カテーテルの内腔を保持するた
めの補強用の部材を入れることもできる。内腔補強用の
部材としては特に限定はしないが、ポリアミド繊維、ポ
リエチレンテレフタレート繊維、ステンレス線、などの
繊維を編み込んだものやこれらの繊維を螺旋状にしたも
のなどが利用できる。導尿カテーテルを採尿バッグへ接
続するコネクター（６）は導尿カテーテルの導尿ルーメ
ンに採尿バッグへ接続できるコネクターを接続しても良
いし、導尿カテーテルの導尿ルーメンの末端をテーパー
状にして採尿バッグへ接続できるコネクターとしても良
い。
管（１０）には一方弁付シンリンジコネクター（１１）
を付与しても良いし、無くても良い。導尿カテーテル
（１）の壁面内には導尿カテーテルの内腔を保持するた
めの補強用の部材を入れることもできる。内腔補強用の
部材としては特に限定はしないが、ポリアミド繊維、ポ
リエチレンテレフタレート繊維、ステンレス線、などの
繊維を編み込んだものやこれらの繊維を螺旋状にしたも
のなどが利用できる。導尿カテーテルを採尿バッグへ接
続するコネクター（６）は導尿カテーテルの導尿ルーメ
ンに採尿バッグへ接続できるコネクターを接続しても良
いし、導尿カテーテルの導尿ルーメンの末端をテーパー
状にして採尿バッグへ接続できるコネクターとしても良
い。
【００１４】親水性処理層（１２）はハイドロゲルを単
にコーティングしても良いし、光反応性架橋剤や熱反応
性架橋剤などによって導尿カテーテル本体に共有結合さ
せても良い。ハイドロゲルの種類としては特に限定はし
ないがヒアルロン酸、ポリ（N−ビニルピロリドン）、
ポリビニルアルコール、ポリアクリルアミド、ゼラチ
ン、コラーゲンが利用できる。また親水性処理層（１
２）はハイドロゲルの他にリン脂質などの親水性物質を
コーティングしたり、コリンリン酸基を有するポリマー
をコーティング又は架橋剤によって導尿カテーテルへ共
有結合して形成することができ、特にコリンリン酸基を
有するポリマーは表面電荷が中性であるため、カルシウ
ムの沈着を防止でき望ましい。
にコーティングしても良いし、光反応性架橋剤や熱反応
性架橋剤などによって導尿カテーテル本体に共有結合さ
せても良い。ハイドロゲルの種類としては特に限定はし
ないがヒアルロン酸、ポリ（N−ビニルピロリドン）、
ポリビニルアルコール、ポリアクリルアミド、ゼラチ
ン、コラーゲンが利用できる。また親水性処理層（１
２）はハイドロゲルの他にリン脂質などの親水性物質を
コーティングしたり、コリンリン酸基を有するポリマー
をコーティング又は架橋剤によって導尿カテーテルへ共
有結合して形成することができ、特にコリンリン酸基を
有するポリマーは表面電荷が中性であるため、カルシウ
ムの沈着を防止でき望ましい。
【００１５】
【発明の効果】本発明の導尿カテーテルにより、尿道内
に確実に固定して膀胱内の尿を完全に排出でき、さらに
カテーテルの内外面に親水性処理を施すことで、カテー
テル表面や内腔での結石形成を防止し膀胱内の尿を効率
良く体外へ排出することが可能となる。
に確実に固定して膀胱内の尿を完全に排出でき、さらに
カテーテルの内外面に親水性処理を施すことで、カテー
テル表面や内腔での結石形成を防止し膀胱内の尿を効率
良く体外へ排出することが可能となる。
【図１】本発明の一実施例となる導尿カテーテルの構成
を示す概念図である。
を示す概念図である。
【図２】本発明の一実施例となる導尿カテーテルの断面
の構成を示す概念図である。
の構成を示す概念図である。
【図３】本発明による導尿カテーテルの他の実施例を示
す概念図である。
す概念図である。
【図４】本発明による導尿カテーテルの他の実施例の断
面図を示す概念図である。
面図を示す概念図である。
【図５】本発明による導尿カテーテルの他の実施例を示
す概念図である。
す概念図である。
【図６】本発明による導尿カテーテルの他の実施例の断
面図を示す概念図である。
面図を示す概念図である。
【図７】本発明による導尿カテーテルの使用状態を示す
概念図である。
概念図である。
１ 導尿カテーテル ２ 前バルーン ３ 後バルーン ４ 開口部 ５ 導尿ルーメン ６ コネクター部 ７ 注入用側孔 ８ 注入用ルーメン ９ バルーン用ルーメン １０ 分岐管 １１ 一方弁付シリンジコネクター １２ 親水性処理層
Claims (2)
- 【請求項１】 導尿のためのメインルーメンとバルーン
拡張用のサブルーメンを持つカテーテル又は導尿のため
のメインルーメンとバルーン拡張用のサブルーメンと膀
胱内へ薬液又は洗浄液を注入する薬液注入ルーメンを有
するカテーテルであって、カテーテル遠位端及び遠位端
近位部の外壁に膀胱内の尿をカテーテル内に誘導する開
口部を有し、尿道外括約筋の中枢側又は中枢及び末梢側
に位置する部位の尿道内で拡張する一つ又は２つの尿道
バルーンを有することを特徴とする導尿カテーテル。 - 【請求項２】 カテーテルの外面及びメインルーメンの
内面の少なくとも一部に親水性処理層を有する請求項１
記載の導尿カテーテル。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP2000032559A JP2001218833A (ja) | 2000-02-10 | 2000-02-10 | 導尿カテーテル |
Applications Claiming Priority (1)
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| JP2000032559A JP2001218833A (ja) | 2000-02-10 | 2000-02-10 | 導尿カテーテル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001218833A true JP2001218833A (ja) | 2001-08-14 |
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Family Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP2000032559A Pending JP2001218833A (ja) | 2000-02-10 | 2000-02-10 | 導尿カテーテル |
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| Country | Link |
|---|---|
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2000
- 2000-02-10 JP JP2000032559A patent/JP2001218833A/ja active Pending
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