JP2001218364A - 交流電圧レギュレータ回路 - Google Patents

交流電圧レギュレータ回路

Info

Publication number
JP2001218364A
JP2001218364A JP2000029370A JP2000029370A JP2001218364A JP 2001218364 A JP2001218364 A JP 2001218364A JP 2000029370 A JP2000029370 A JP 2000029370A JP 2000029370 A JP2000029370 A JP 2000029370A JP 2001218364 A JP2001218364 A JP 2001218364A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power supply
regulator
voltage
capacitor
supply voltage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000029370A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeaki Shinohara
慈明 篠原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Digian Tech Inc
Original Assignee
Digian Tech Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Digian Tech Inc filed Critical Digian Tech Inc
Priority to JP2000029370A priority Critical patent/JP2001218364A/ja
Publication of JP2001218364A publication Critical patent/JP2001218364A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Direct Current Feeding And Distribution (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スペースファクタを悪化させることなく、P
WMアンプの降下性と上昇性の電源電圧変動を抑制する
こと。 【解決手段】 トランジスタ、電流制限抵抗、キャパシ
タ、バイアス抵抗から成るプル型レギュレータに加え
て、正電源型シリーズレギュレータを前記電源電圧とP
WMアンプ間に接続することにより、PWMアンプの降
下性と上昇性の電源電圧変動を抑制することができ、し
かも、キャパシタは小容量で済ますことができるため、
スペースファクタを悪化させることがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、PWMアンプに供
給される電源電圧を安定化させる交流電圧レギュレータ
回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来よりオーディオデジタル信号を図4
に示すようにPWMアンプにより増幅し、インダクタ1
とキャパシタ5から成るローパスィルタを通すことによ
り、アナログ信号にし、これをスピーカ又はヘッドフォ
ンなどの負荷6に出力していた。
【0003】しかし、PWMアンプ出力側と負荷6との
間に一般的にインダクタ1が接続されるため、インダク
タ1の逆起電力が電源電圧Vccを変動させる。この電
源電圧Vccの変動は出力電圧の変動へと繋がり、特性
悪化を引き起こす問題として周知である。
【0004】また、電源電圧Vccの変動はPWMアン
プ2のようなスイッチングアンプの場合、降下性と上昇
性が存在する事が知られており、前者はシリーズレギュ
レータ3によって制御されるが、後者はシリーズレギュ
レータ3では性質上、制御出来ない事も周知である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、シリーズレギ
ュレータ3の他に、電源電圧Vccとグランド間に大容
量のキャパシタ4を追加する事によって電圧変動分を小
さくする方法がある。しかし、電気的な問題解決と引き
替えに大容量のキャパシタ4を必要とすることから、ス
ペースファクタが悪化するという問題が新たに発生す
る。
【0006】本発明は、上述の如き従来の課題を解決す
るためになされたもので、その目的は、スペースファク
タを悪化させることなく、PWMアンプの降下性と上昇
性の電源電圧変動を抑制することができる簡単な構造で
且つ省スペースな交流電圧レギュレータ回路を提供する
ことである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明の特徴は、PWMアンプに供給され
る電源電圧を安定化させる交流電圧レギュレータ回路に
おいて、前記電源電圧に接続されるトランジスタ素子
と、このトランジスタ素子のベースとグランド間に接続
されるキャパシタとを有するプル型レギュレータを備え
ることにある。
【0008】この請求項1の発明によれば、PWMアン
プの出力側のインダクタの逆起電力が原因で電源電圧が
上昇する変動を、プル型レギュレータにより抑えること
ができる。
【0009】請求項2の発明の特徴は、前記プル型レギ
ュレータに加えて、正電源型シリーズレギュレータを前
記電源電圧と前記PWMアンプ間に接続することにあ
る。
【0010】この請求項2の発明によれば、PWMアン
プの出力側のインダクタの逆起電力が原因で電源電圧が
上昇する変動を、プル型レギュレータにより抑えて電源
電圧が下降する変動を正電源型シリーズレギュレータで
抑える。
【0011】請求項3の発明の前記プル型レギュレータ
は、エミッタが前記電源電圧に接続され、ベースが前記
キャパシタとバイアス抵抗の並列回路を介してグランド
に接続され、コレクタが電流制限抵抗を介してグランド
に接続されたPNP型バイポーラトランジスタを有す
る。
【0012】請求項4の発明の特徴は、前記トランジス
タをNPN型バイポーラトランジスタとすることにあ
る。
【0013】請求項5の発明の前記PWMアンプはオー
ディオ信号を増幅する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は、本発明の交流電圧レギュ
レータ回路の一実施形態を示した回路図である。交流電
圧レギュレータ回路は、正電源型シリーズレギュレータ
11とプル型レギュレータ12から成り、電源入力端子
13から電源電圧Vccが正電源型シリーズレギュレー
タ11に入力され、正電源型シリーズレギュレータ11
及びプル型レギュレータ12によって安定化された電源
電圧Vccが電源出力端子14から出力される。
【0015】プル型レギュレータ12は、PNP型トラ
ンジスタ素子111、トランジスタ素子111の電流制
限抵抗素子112、トランジスタ素子111のベース回
路を構成するキャパシタ113及びバイアス抵抗素子1
14から構成されている。
【0016】図2は上記した交流電圧レギュレータ回路
50を用いたPWMアンプ回路の実施例を示したブロッ
ク図である。デジタルオーディオ信号を増幅するPWM
アンプ2には図1に示した交流電圧レギュレータ50を
介して電源電圧Vccが供給されている。PWMアンプ
2から出力されたPWM変調出力信号はインダクタ1、
コンデンサ5から成るローパスフィルタを通ることによ
り、アナログ信号化され、負荷(ヘッドフォン及びスピ
ーカ)6に出力される。
【0017】次に本実施形態の動作について説明する。
上記構成のプル型レギュレータ12は、電源出力端子1
4とグランド15間の交流インピーダンスのうち、電源
出力端子14に現れる上昇成分つまり、負荷6を流れる
負荷電流の逆供給分に対して、キャパシタ113の交流
インピーダンスにPNP型トランジスタ素子111の交
流hFE値の逆数を掛けたものに近似する動作を行う。
【0018】これは見かけ上、キャパシタ113の容量
を大きくみせる働きを持ち、本来必要とされるキャパシ
タ113の容量値に対して、PNP型トランジスタ素子
111によって小さく変換されたキャパシタ113の等
価容量が等しくなるよう、各値を設定することにより得
られる。この結果、電源出力端子14とグランド15間
の上昇成分つまり、負荷電流の逆供給分に対しては本来
必要とされる容量値のキャパシタ113が挿入された事
と等価となる。即ち、PNP型トランジスタ素子111
は電源出力端子14の電圧が上昇すると、ベース電圧が
常に一定になるようにコレクタ電流が増大するため、キ
ャパシタ113は小容量でも前記電源出力端子14の電
圧上昇が抑えられ、目的であるプル型レギュレータが省
スペースにて形成されることになる。
【0019】ここで、付随部品について説明すると、無
制御時のPNP型トランジスタ素子111の動作を決定
するベースバイアス電流は、電源出力端子14とグラン
ド15間の電圧からトランジスタ素子111のVbeを
差し引いた電圧をバイアス抵抗素子114の値で割った
値に設定出来る。更に、PNP型トランジスタ素子11
1のコレクタ電流を制限する目的からコレクタとグラン
ド15間に電流制限抵抗素子112を接続する。これに
より、本回路の動作電流範囲は電流制限抵抗素子112
の値によって決定される。
【0020】キャパシタ113及びバイアス抵抗素子1
14によって決まる時定数は、取り扱うべきオーディオ
信号に対し十分に大きいものである必要がある。プル型
レギュレータの電源インピーダンスZpsは、Zcをキ
ャパシタ113の交流インピーダンス、hFEをPNP
型トランジスタ素子111の増幅率とすると、次式で表
される。
【0021】Ζps=Zc/hFE 尚、Zpsはプル側のみに適応される。上式は、大容量
キャパシタが小容量キャパシタ113とPNP型トラン
ジスタ素子111によって仮想的にプル側方向のみに対
して実現される事を証明している。
【0022】一方、併用する正電源型シリーズレギュレ
ータ11は、電源電圧降下成分に対応するレギュレータ
として働く。従って、電源出力端子14とグランド15
間の交流インピーダンスは、正電源型シリーズレギュレ
ータ11と本回路のプル型レギュレータ12との併用に
よって上昇、降下ともに低インピーダンスとなり、交流
成分に対してはプッシュプル動作を行う交流電圧レギュ
レータが構成されることに成る。
【0023】本実施形態によれば、プル型レギュレータ
12をPNP型トランジスタ素子111とキャパシタ1
13とバイアス抵抗素子114及び電流制限抵抗素子1
12により構成することによって、大容量キャパシタが
小容量キャパシタ113とPNP型トランジスタ素子1
11によって仮想的にプル側方向に形成され、又、正電
源型シリーズレギュレータ11は、電源電圧降下成分に
有効であるため、プル型レギュレータ12とシリーズレ
ギュレータ11で、交流成分に対してはプッシュプル動
作を行う交流電圧レギュレータを構成することができ、
インダクタ1の逆起電力による電源電圧Vccの変動を
抑えることができる。しかも、プル型レギュレータ12
は構造が簡単でキャパシタ113の容量は小容量である
ため、スペース性がよく、且つ簡単な構造の交流電圧レ
ギュレータを簡易で省スペースに構成することができ
る。
【0024】尚、上記実施形態のプル型レギュレータ1
2は、PNP型トランジスタ素子111及び正電源型シ
リーズレギュレータ11で構成したが、図3に示すよう
にNPN型トランジスタ素子115を用いて構成するこ
ともでき、その時は、負電源型シリーズレギュレータ1
16を接続することで、交流電圧レギュレータを負電源
として応用することも可能である。
【0025】又、図2において、端子14とグランド間
に小容量のバイパスキャパシタが入る場合があるが、動
作及び効果は上記実施形態と同様である。
【0026】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の交
流電圧レギュレータ回路によれば、スペースファクタを
悪化させることなく、且つ簡単な構造で、PWMアンプ
の降下性と上昇性の電源電圧変動を抑制することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の交流電圧レギュレータ回路の一実施形
態を示した回路図である。
【図2】図1に示した交流電圧レギュレータ回路を用い
たPWMアンプ回路の実施例を示したブロック図であ
る。
【図3】交流電圧レギュレータ回路の他の実施例を示し
たブロック図である。
【図4】従来の交流電圧レギュレータ回路の構成例を示
した回路図である。
【符号の説明】
1 インダクタ 2 PWMアンプ 11 正電源型シリーズレギュレータ 12 プル型レギュレータ 13 電源入力端子 14 電源出力端子 50 交流電圧レギュレータ 111 PNP型トランジスタ素子 112 電流制限抵抗素子 113 キャパシタ 114 バイアス抵抗素子 115 NPN型トランジスタ素子 116 負電源型シリーズレギュレータ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 PWMアンプに供給される電源電圧を安
    定化させる交流電圧レギュレータ回路において、 前記電源電圧に接続されるトランジスタ素子と、このト
    ランジスタ素子のベースとグランド間に接続されるキャ
    パシタとを有するプル型レギュレータを備えることを特
    徴とする交流電圧レギュレータ回路。
  2. 【請求項2】 前記プル型レギュレータに加えて、正電
    源型シリーズレギュレータを前記電源電圧と前記PWM
    アンプ間に接続することを特徴とする請求項1記載の交
    流電圧レギュレータ回路。
  3. 【請求項3】 前記プル型レギュレータは、エミッタが
    前記電源電圧に接続され、ベースが前記キャパシタとバ
    イアス抵抗の並列回路を介してグランドに接続され、コ
    レクタが電流制限抵抗を介してグランドに接続されたP
    NP型バイポーラトランジスタを有することを特徴とす
    る請求項1又は2記載の交流電圧レギュレータ回路。
  4. 【請求項4】 前記トランジスタをNPN型バイポーラ
    トランジスタとすることを特徴とする請求項3記載の交
    流電圧レギュレータ回路。
  5. 【請求項5】 前記PWMアンプはオーディオ信号を増
    幅することを特徴とする請求項1乃至4いずれかに記載
    の交流電圧レギュレータ回路。
JP2000029370A 2000-02-07 2000-02-07 交流電圧レギュレータ回路 Pending JP2001218364A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000029370A JP2001218364A (ja) 2000-02-07 2000-02-07 交流電圧レギュレータ回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000029370A JP2001218364A (ja) 2000-02-07 2000-02-07 交流電圧レギュレータ回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001218364A true JP2001218364A (ja) 2001-08-10

Family

ID=18554643

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000029370A Pending JP2001218364A (ja) 2000-02-07 2000-02-07 交流電圧レギュレータ回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001218364A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
RU2494436C1 (ru) * 2012-07-12 2013-09-27 Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего профессионального образования "Рыбинский государственный авиационный технический университет имени П.А. Соловьева" Регулятор переменного напряжения

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
RU2494436C1 (ru) * 2012-07-12 2013-09-27 Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего профессионального образования "Рыбинский государственный авиационный технический университет имени П.А. Соловьева" Регулятор переменного напряжения

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6300837B1 (en) Dynamic bias boosting circuit for a power amplifier
EP1550210B1 (en) Capacitor coupled dynamic bias boosting circuit for a power amplifier
US6414553B1 (en) Power amplifier having a cascode current-mirror self-bias boosting circuit
JP2002009558A (ja) 高周波増幅器バイアス回路、高周波電力増幅器および通信装置
US3851269A (en) Hum reduction in transistor amplifiers
US5745587A (en) Hearing aid amplifier circuitry
JP2680569B2 (ja) 増幅器
JP2001218364A (ja) 交流電圧レギュレータ回路
US6434243B1 (en) Power amplifier
JPS59207712A (ja) 増幅器
US5166983A (en) Mute circuit for audio amplifiers
JP2509462Y2 (ja) 増幅器
US5196809A (en) High gain, low distortion, faster switching transistor
JP2001284969A (ja) 電力増幅器
JPS61251214A (ja) 電源回路
JPS6126845B2 (ja)
US3460048A (en) Multistage direct coupled transistor amplifiers employing feedback
JP2002164747A (ja) トランジスタ回路
JPS5972805A (ja) 電力増幅器
JP3338274B2 (ja) 電力増幅回路
JPS6123851Y2 (ja)
JPH0537530Y2 (ja)
JP3178520B2 (ja) 増幅回路
JPH0511527U (ja) ブースタアンプ
JPH0567926A (ja) 増幅回路