JP2001218211A - 画像処理装置及び方法並びに記憶媒体 - Google Patents
画像処理装置及び方法並びに記憶媒体Info
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-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06T—IMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
- G06T3/00—Geometric image transformations in the plane of the image
- G06T3/40—Scaling of whole images or parts thereof, e.g. expanding or contracting
- G06T3/4084—Scaling of whole images or parts thereof, e.g. expanding or contracting in the transform domain, e.g. fast Fourier transform [FFT] domain scaling
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 任意の倍率の画素数変換を可能にする。
【解決手段】 バッファ20はMPEGビデオストリー
ムデータを一時記憶し、可変長復号化回路22は、バッ
ファ20からのデータを可変長復号化し、逆量子化回路
24は、可変長復号化回路22の出力を逆量子化する。
画像処理回路26は、逆量子化回路24から出力される
直交変換係数データに対して直交変換ブロックのサイズ
を水平方向及び垂直方向で変更し、直交変換ブロックの
サイズをM(自然数)にするブロックを画面中央に配置
し、N(自然数)にするブロックを画面周囲に配置す
る。M>Nである。逆DCT回路28は、画像処理回路
26の出力データを、対応するサイズの基底マトリクス
で逆DCT変換する。
ムデータを一時記憶し、可変長復号化回路22は、バッ
ファ20からのデータを可変長復号化し、逆量子化回路
24は、可変長復号化回路22の出力を逆量子化する。
画像処理回路26は、逆量子化回路24から出力される
直交変換係数データに対して直交変換ブロックのサイズ
を水平方向及び垂直方向で変更し、直交変換ブロックの
サイズをM(自然数)にするブロックを画面中央に配置
し、N(自然数)にするブロックを画面周囲に配置す
る。M>Nである。逆DCT回路28は、画像処理回路
26の出力データを、対応するサイズの基底マトリクス
で逆DCT変換する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像処理装置及び
方法並びに記憶媒体に関し、より具体的には、MPEG
2ビデオトランスポートストリームのような圧縮画像情
報を伸長しつつ、その解像度を変換する画像処理装置及
び方法並びに記憶媒体に関する。
方法並びに記憶媒体に関し、より具体的には、MPEG
2ビデオトランスポートストリームのような圧縮画像情
報を伸長しつつ、その解像度を変換する画像処理装置及
び方法並びに記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年のディジタル技術の進展に伴い、テ
レビジョン放送方式もこれまでのアナログNTSC/P
AL/SECAM方式からディジタル方式に移行しつつ
ある。例えば、地上波デジタル放送に関しては、日本、
米国及び欧州でそれぞれ異なった放送方式が開発又は運
用中である。
レビジョン放送方式もこれまでのアナログNTSC/P
AL/SECAM方式からディジタル方式に移行しつつ
ある。例えば、地上波デジタル放送に関しては、日本、
米国及び欧州でそれぞれ異なった放送方式が開発又は運
用中である。
【0003】例えば、米国では、1987年から地上波
ディジタル放送ATV(AdvancedTV)の開発
が進められており、方式規格は1995年にATSC
(Advanced Television Syst
ems Committee)からFCC(Feder
al Communications Commiss
ion)に提出され、有効走査線数及び水平画素数等の
規格を除いた部分が1996年に決定されている。欧州
では1996年にDVB−T(DigitalVide
o Broadcasting Terrestria
l)が欧州共通方式として決定されている。
ディジタル放送ATV(AdvancedTV)の開発
が進められており、方式規格は1995年にATSC
(Advanced Television Syst
ems Committee)からFCC(Feder
al Communications Commiss
ion)に提出され、有効走査線数及び水平画素数等の
規格を除いた部分が1996年に決定されている。欧州
では1996年にDVB−T(DigitalVide
o Broadcasting Terrestria
l)が欧州共通方式として決定されている。
【0004】両方式の大きな違いは変調方式である。米
国方式は8値VSB(Vestigial Side
Bands)方式と呼ばれ、単一の搬送波の振幅を8段
階に分け、振幅の大きさで信号を伝達する方式である。
欧州方式はOFDM(Orthogonal Freq
uency Division Multiplexi
ng)方式と呼ばれ、数百の搬送波を用い、1波当たり
の信号伝送速度を単一搬送波の場合より少なくして、ゴ
ースト妨害の耐性を向上させた方式である。米国方式及
び欧州両方式とも、その対象は固定受信であり、移動体
での受信は困難である。
国方式は8値VSB(Vestigial Side
Bands)方式と呼ばれ、単一の搬送波の振幅を8段
階に分け、振幅の大きさで信号を伝達する方式である。
欧州方式はOFDM(Orthogonal Freq
uency Division Multiplexi
ng)方式と呼ばれ、数百の搬送波を用い、1波当たり
の信号伝送速度を単一搬送波の場合より少なくして、ゴ
ースト妨害の耐性を向上させた方式である。米国方式及
び欧州両方式とも、その対象は固定受信であり、移動体
での受信は困難である。
【0005】日本では、規格化に向け現在議論が進めら
れているが、固定受信だけでなく、移動体でも受信可能
な方式も検討されている。特に、日本放送協会(NH
K)は、BST(Band Segmented Tr
ansmission) OFDMという新しいディジ
タル変調伝送方式を検討している。このBST OFD
M方式は、1つの帯域の中で複数の種類の変調方式を指
定できるので、放送局は、固定受信用のハイビジョン信
号、並びに移動体受信用の画像及びデータサービスな
ど、複数種類のデータ伝送サービスが可能となる。
れているが、固定受信だけでなく、移動体でも受信可能
な方式も検討されている。特に、日本放送協会(NH
K)は、BST(Band Segmented Tr
ansmission) OFDMという新しいディジ
タル変調伝送方式を検討している。このBST OFD
M方式は、1つの帯域の中で複数の種類の変調方式を指
定できるので、放送局は、固定受信用のハイビジョン信
号、並びに移動体受信用の画像及びデータサービスな
ど、複数種類のデータ伝送サービスが可能となる。
【0006】一方、ディジタル放送の画面構成、即ち水
平垂直画素数に関しては様々なフォーマットが想定され
ている。例えば高品位のHD(High defini
tion)画像では、1920×1080I、1440
×1080I、及び720×480P(水平画素数×垂
直画素数を意味し、最後の‘I’及び‘P’はそれぞれ
飛越し走査及び順次走査を示す。以下、同じ。)があ
り、標準品位のSD(Standard defini
tion)画像では、720×480I、544×48
0I及び480×480Iがある。現在、これら複数フ
ォーマットの全て又は一部が標準フォーマットとして規
格化されつつある。
平垂直画素数に関しては様々なフォーマットが想定され
ている。例えば高品位のHD(High defini
tion)画像では、1920×1080I、1440
×1080I、及び720×480P(水平画素数×垂
直画素数を意味し、最後の‘I’及び‘P’はそれぞれ
飛越し走査及び順次走査を示す。以下、同じ。)があ
り、標準品位のSD(Standard defini
tion)画像では、720×480I、544×48
0I及び480×480Iがある。現在、これら複数フ
ォーマットの全て又は一部が標準フォーマットとして規
格化されつつある。
【0007】また、入力信号と表示装置との間水平垂直
画素数が異なる場合、入力信号の画素数を表示装置の画
素数に変換することが必要となる。例えば、1920×
1080Iのハイビジョン信号を標準解像度(画素がス
クエアでアスペクト比が16:9の場合で例えば852
×480I)の表示装置で表示する場合、水平垂直方向
ともに4/9倍する必要がある。この種の画素数変換方
式としては、隣内挿法(Nearest Neighb
or)、線形補間法(Bi−Linear)、及び3次
畳み込み補間法(Cubic Convolutio
n)等が一般的に用いられている。これらの方式では、
基本的に、時間空間領域における離散的なサンプリング
データからFIR(Finite Impulse R
esponse)フィルタにより連続的なエンベロープ
を再生し、このエンベロープ上に補間画素を見出す方法
を採用する。このようにFIRフィルタを用いる方式で
は、如何に理想的なローパス特性に近いFIRフィルタ
を用いるかが鍵となる。一般的には、フィルタのタップ
数を増やして、f=sin(πx)/(πx)の特性、
所謂、Sinc関数に近い特性を持つフィルタを有限長
で近似する。もちろんタップ数が多いほど、Sinc関
数により近い特性が得られるが、それに伴いコストが増
加する。
画素数が異なる場合、入力信号の画素数を表示装置の画
素数に変換することが必要となる。例えば、1920×
1080Iのハイビジョン信号を標準解像度(画素がス
クエアでアスペクト比が16:9の場合で例えば852
×480I)の表示装置で表示する場合、水平垂直方向
ともに4/9倍する必要がある。この種の画素数変換方
式としては、隣内挿法(Nearest Neighb
or)、線形補間法(Bi−Linear)、及び3次
畳み込み補間法(Cubic Convolutio
n)等が一般的に用いられている。これらの方式では、
基本的に、時間空間領域における離散的なサンプリング
データからFIR(Finite Impulse R
esponse)フィルタにより連続的なエンベロープ
を再生し、このエンベロープ上に補間画素を見出す方法
を採用する。このようにFIRフィルタを用いる方式で
は、如何に理想的なローパス特性に近いFIRフィルタ
を用いるかが鍵となる。一般的には、フィルタのタップ
数を増やして、f=sin(πx)/(πx)の特性、
所謂、Sinc関数に近い特性を持つフィルタを有限長
で近似する。もちろんタップ数が多いほど、Sinc関
数により近い特性が得られるが、それに伴いコストが増
加する。
【0008】また、時間空間領域ではなく、MPEG
(Moving Picture Expert Gr
oup)のDCT(Discrete Cosine
Transform)領域において画素数を変換する方
式も提案されている(例えば、特平開6−233271
号公報)。この方式では、逆量子化器から出力されるD
CT係数を以下のように増加又は削減することで、最終
的な画素数を増加又は減少する。以下、簡単に説明す
る。DCT係数は一般的には図17に示すように8×8
のブロックを単位とする。右下ほど高周波成分となる。
この8×8のブロックにおいて、図18に示すように右
側及び下側の斜線部分を削除して、図19に示すように
5×5にし、その後、5×5の基底マトリクスで逆DC
T変換すると、5/8倍の縮小処理を行ったのと等価に
なる。逆に、図20に示すように、右側に2要素、下側
に2要素だけ、0値を追加すると、図21に示すように
10×10のブロックとなり、これを10×10の基底
マトリクスで逆DCT変換すると、10/8倍の拡大処
理を行ったのと等価になる。
(Moving Picture Expert Gr
oup)のDCT(Discrete Cosine
Transform)領域において画素数を変換する方
式も提案されている(例えば、特平開6−233271
号公報)。この方式では、逆量子化器から出力されるD
CT係数を以下のように増加又は削減することで、最終
的な画素数を増加又は減少する。以下、簡単に説明す
る。DCT係数は一般的には図17に示すように8×8
のブロックを単位とする。右下ほど高周波成分となる。
この8×8のブロックにおいて、図18に示すように右
側及び下側の斜線部分を削除して、図19に示すように
5×5にし、その後、5×5の基底マトリクスで逆DC
T変換すると、5/8倍の縮小処理を行ったのと等価に
なる。逆に、図20に示すように、右側に2要素、下側
に2要素だけ、0値を追加すると、図21に示すように
10×10のブロックとなり、これを10×10の基底
マトリクスで逆DCT変換すると、10/8倍の拡大処
理を行ったのと等価になる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】DCT領域における画
素数の変換は、入力信号のブロックサイズが固定(通
常、8×8画素)であるという制約を受けるので、N/
8倍(Nは自然数)の変換しか行うことができない。従
って、例えば図22に示す1920×1080(符号化
上は、1920画素×1088画素)の画像を図23に
示す852×480画素へ変換することができない。水
平垂直共に4/9倍になるからである。
素数の変換は、入力信号のブロックサイズが固定(通
常、8×8画素)であるという制約を受けるので、N/
8倍(Nは自然数)の変換しか行うことができない。従
って、例えば図22に示す1920×1080(符号化
上は、1920画素×1088画素)の画像を図23に
示す852×480画素へ変換することができない。水
平垂直共に4/9倍になるからである。
【0010】本発明は、このような不都合を解消し、D
CT領域における画素数変換で任意の倍率を実現する画
像処理装置及び方法並びに記憶媒体を提示することを目
的とする。
CT領域における画素数変換で任意の倍率を実現する画
像処理装置及び方法並びに記憶媒体を提示することを目
的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係る画像処理装
置は、所定サイズの直交変換ブロックで直交変換された
画像データを入力する入力手段と、当該画像データに対
応する直交変換係数データに対して当該直交変換ブロッ
クのサイズを変更し、当該直交変換ブロックのサイズを
M(自然数)にする第1ブロック及びN(自然数)にす
る第2ブロックを画面内に所定分布で配置する画像処理
手段と、当該画像処理手段から出力されるデータを、各
直交変換ブロックのサイズに応じた基底マトリクスに従
い逆直交変換する逆直交変換手段とを有することを特徴
とする。
置は、所定サイズの直交変換ブロックで直交変換された
画像データを入力する入力手段と、当該画像データに対
応する直交変換係数データに対して当該直交変換ブロッ
クのサイズを変更し、当該直交変換ブロックのサイズを
M(自然数)にする第1ブロック及びN(自然数)にす
る第2ブロックを画面内に所定分布で配置する画像処理
手段と、当該画像処理手段から出力されるデータを、各
直交変換ブロックのサイズに応じた基底マトリクスに従
い逆直交変換する逆直交変換手段とを有することを特徴
とする。
【0012】本発明に係る画像処理方法は、所定サイズ
の直交変換ブロックで直交変換された画像データを入力
する入力ステップと、当該画像データに対応する直交変
換係数データに対して当該直交変換ブロックのサイズを
変更し、当該直交変換ブロックのサイズをM(自然数)
にする第1ブロック及びN(自然数)にする第2ブロッ
クを画面内に所定分布で配置する画像処理ステップと、
当該画像処理ステップで得られるデータを、各直交変換
ブロックのサイズに応じた基底マトリクスに従い逆直交
変換する逆直交変換ステップとを有することを特徴とす
る。
の直交変換ブロックで直交変換された画像データを入力
する入力ステップと、当該画像データに対応する直交変
換係数データに対して当該直交変換ブロックのサイズを
変更し、当該直交変換ブロックのサイズをM(自然数)
にする第1ブロック及びN(自然数)にする第2ブロッ
クを画面内に所定分布で配置する画像処理ステップと、
当該画像処理ステップで得られるデータを、各直交変換
ブロックのサイズに応じた基底マトリクスに従い逆直交
変換する逆直交変換ステップとを有することを特徴とす
る。
【0013】本発明に係る記憶媒体には、上述の画像処
理方法を実行するプログラムソフトウエアが格納され
る。
理方法を実行するプログラムソフトウエアが格納され
る。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例を詳
細に説明する。
細に説明する。
【0015】図1は、本発明の一実施例の概略構成ブロ
ック図を示す。実線はデータ線を示し、破線は制御線を
示すものとする。10は、チューナ又はデータ記憶装置
からのMPEGビデオストリームデータを復号するデコ
ーダ、12は全体を制御するシステム制御回路、14
は、システム制御回路12の制御下に、デコーダ10か
らの復元された画像データを表示装置16の画面上に表
示させる表示制御回路である。本実施例では、デコーダ
10は、MPEGデータの復号だけでなく、水平垂直画
素数も変換可能である。表示装置16は、例えば、液晶
ディスプレイ及びプラズマディスプレイといった薄型軽
量のドットマトリクスディスプレイである。
ック図を示す。実線はデータ線を示し、破線は制御線を
示すものとする。10は、チューナ又はデータ記憶装置
からのMPEGビデオストリームデータを復号するデコ
ーダ、12は全体を制御するシステム制御回路、14
は、システム制御回路12の制御下に、デコーダ10か
らの復元された画像データを表示装置16の画面上に表
示させる表示制御回路である。本実施例では、デコーダ
10は、MPEGデータの復号だけでなく、水平垂直画
素数も変換可能である。表示装置16は、例えば、液晶
ディスプレイ及びプラズマディスプレイといった薄型軽
量のドットマトリクスディスプレイである。
【0016】図2は、デコーダ10の概略構成ブロック
図を示す。20はMPEGビデオストリームデータを一
時記憶するバッファ、22はバッファ20からのデータ
を可変長復号化する可変長復号化回路、24は可変長復
号化回路22の出力を逆量子化する逆量子化回路、26
はシステム制御回路12からの指示に従い、逆量子化回
路24の出力に画素数変換処理を施す画像処理回路、2
8は画像処理回路26の出力データを逆DCT変換する
逆DCT回路、30は逆DCT回路28の出力に動き補
償された局部復号値を加算する加算器、32は加算器3
0から出力される画像データを記憶するビデオメモリ、
34は、可変長復号化回路22からのデータに従い、ビ
デオメモリ32からの画像データに動きを補償し、動き
補償予測データを加算器30に供給する動き補償予測回
路、36は加算器30の出力(復号画像データ)を所定
のフォーマットに変換して出力するフォーマット変換回
路である。
図を示す。20はMPEGビデオストリームデータを一
時記憶するバッファ、22はバッファ20からのデータ
を可変長復号化する可変長復号化回路、24は可変長復
号化回路22の出力を逆量子化する逆量子化回路、26
はシステム制御回路12からの指示に従い、逆量子化回
路24の出力に画素数変換処理を施す画像処理回路、2
8は画像処理回路26の出力データを逆DCT変換する
逆DCT回路、30は逆DCT回路28の出力に動き補
償された局部復号値を加算する加算器、32は加算器3
0から出力される画像データを記憶するビデオメモリ、
34は、可変長復号化回路22からのデータに従い、ビ
デオメモリ32からの画像データに動きを補償し、動き
補償予測データを加算器30に供給する動き補償予測回
路、36は加算器30の出力(復号画像データ)を所定
のフォーマットに変換して出力するフォーマット変換回
路である。
【0017】図3を参照して、MPEGビデオストリー
ムの構成を簡単に説明する。MPEGビデオストリーム
は、図3に示すように、シーケンス層、GOP(Gro
upof Picture)層、ピクチャ層、スライス
層及びマクロブロック層からなる。シーケンス層は、シ
ーケンスヘッダ40、シーケンス拡張42並びに拡張及
びユーザデータ(0)44からなる。GOP層は、GO
Pヘッダ46並びに拡張及びユーザデータ(1)48か
らなる。ピクチャ層は、ピクチャヘッダ50、ピクチャ
符号化拡張52、拡張及びユーザデータ(2)54、並
びにピクチャデータ56からなる。ピクチャデータ56
は1以上のスライスデータ62からなる。スライス層
は、シーケンスエンド58、シーケンスヘッダ60、ス
ライス情報64及び1以上のマクロブロックデータ66
からなる。マクロブロック層は、マクロブロック情報6
8及び1以上のブロックデータ70からなる。
ムの構成を簡単に説明する。MPEGビデオストリーム
は、図3に示すように、シーケンス層、GOP(Gro
upof Picture)層、ピクチャ層、スライス
層及びマクロブロック層からなる。シーケンス層は、シ
ーケンスヘッダ40、シーケンス拡張42並びに拡張及
びユーザデータ(0)44からなる。GOP層は、GO
Pヘッダ46並びに拡張及びユーザデータ(1)48か
らなる。ピクチャ層は、ピクチャヘッダ50、ピクチャ
符号化拡張52、拡張及びユーザデータ(2)54、並
びにピクチャデータ56からなる。ピクチャデータ56
は1以上のスライスデータ62からなる。スライス層
は、シーケンスエンド58、シーケンスヘッダ60、ス
ライス情報64及び1以上のマクロブロックデータ66
からなる。マクロブロック層は、マクロブロック情報6
8及び1以上のブロックデータ70からなる。
【0018】シーケンス層は、シーケンスヘッダで始ま
る。シーケンス拡張42の拡張開始コード(exten
sion start code)の有無でMPEG−
1とMPEG−2のビットストリームが区別される。一
般に、シーケンスは1つのビデオプログラム全体を示
し、シーケンス終了コード(sequence end
code)で終了する。シーケンス層はまた、基本的に
1つ以上のGOPから構成される。シーケンスヘッダに
は、符号化画像サイズ、アスペクト比、フレームレー
ト、ビットレート、VBVバッファサイズ及び量子化マ
トリクスなど、シーケンス単位で設定される情報が含ま
れる。
る。シーケンス拡張42の拡張開始コード(exten
sion start code)の有無でMPEG−
1とMPEG−2のビットストリームが区別される。一
般に、シーケンスは1つのビデオプログラム全体を示
し、シーケンス終了コード(sequence end
code)で終了する。シーケンス層はまた、基本的に
1つ以上のGOPから構成される。シーケンスヘッダに
は、符号化画像サイズ、アスペクト比、フレームレー
ト、ビットレート、VBVバッファサイズ及び量子化マ
トリクスなど、シーケンス単位で設定される情報が含ま
れる。
【0019】GOP層は、GOPヘッダに始まり、1つ
以上のピクチャから構成される。GOP層の最初の符号
化ビデオ情報は、参照画面を用いずに画面(フレーム又
はフィールド)内で符号化されるIピクチャである。I
ピクチャを用いることにより、GOPはMPEGデータ
からのランダムアクセスの単位となる。なお、通信など
のアプリケーションでは、低遅延特性が要求されるの
で、MPEG−2では、GOP層を省略することが可能
である。この場合、例えば、後述するスライス単位に画
面内符号化(イントラ符号化)するイントラスライスを
用い、数画面に分けて各スライスのインドトラ符号化を
巡回させることにより、Iピクチャの代用とするととも
に、どの画面のバッファ占有量も平均的に低くすること
が可能になる。
以上のピクチャから構成される。GOP層の最初の符号
化ビデオ情報は、参照画面を用いずに画面(フレーム又
はフィールド)内で符号化されるIピクチャである。I
ピクチャを用いることにより、GOPはMPEGデータ
からのランダムアクセスの単位となる。なお、通信など
のアプリケーションでは、低遅延特性が要求されるの
で、MPEG−2では、GOP層を省略することが可能
である。この場合、例えば、後述するスライス単位に画
面内符号化(イントラ符号化)するイントラスライスを
用い、数画面に分けて各スライスのインドトラ符号化を
巡回させることにより、Iピクチャの代用とするととも
に、どの画面のバッファ占有量も平均的に低くすること
が可能になる。
【0020】ピクチャ層は各画面に相当する。各ピクチ
ャ層は1つ以上のスライス層に分類される。ピクチャヘ
ッダ50では、画面に関する符号化条件が設定される。
ピクチャ符号化拡張52では、前後方向及び水平垂直方
向の動きベクトル範囲が指定され、フレーム構造及びフ
ィールド構造が設定される。また、イントラマクロブロ
ックのDC係数精度が設定され、VLC(可変長符号
化)タイプ、線形及び非線型量子化スケール、並びにジ
グザグ及びオルタネートスキャニングが選択される。
ャ層は1つ以上のスライス層に分類される。ピクチャヘ
ッダ50では、画面に関する符号化条件が設定される。
ピクチャ符号化拡張52では、前後方向及び水平垂直方
向の動きベクトル範囲が指定され、フレーム構造及びフ
ィールド構造が設定される。また、イントラマクロブロ
ックのDC係数精度が設定され、VLC(可変長符号
化)タイプ、線形及び非線型量子化スケール、並びにジ
グザグ及びオルタネートスキャニングが選択される。
【0021】スライス層は、画面内で横長の帯状の領域
を示す。画面を複数のスライスで構成することにより、
或るスライス層でエラーが発生しても、次のスライス層
のスタートからの同期でエラーを回復できる。スライス
層は1つ以上のマクロブロックから構成され、ラスタス
キャン順序で左から右及び上から下に並び、その長さ及
びスタート位置は自由で、画面ごとに変更可能である。
ただし、MPEG−2では、1つのスライスは下方向に
まで跨って伸びることはない。
を示す。画面を複数のスライスで構成することにより、
或るスライス層でエラーが発生しても、次のスライス層
のスタートからの同期でエラーを回復できる。スライス
層は1つ以上のマクロブロックから構成され、ラスタス
キャン順序で左から右及び上から下に並び、その長さ及
びスタート位置は自由で、画面ごとに変更可能である。
ただし、MPEG−2では、1つのスライスは下方向に
まで跨って伸びることはない。
【0022】マクロブロックは、例えば、4:2:0フ
ォーマットの場合、4つの輝度ブロックと2つの色差ブ
ロックの合計6つのブロックから構成される。マクロブ
ロックデータでは、マクロブロックの位置及び符号化モ
ードが設定される。
ォーマットの場合、4つの輝度ブロックと2つの色差ブ
ロックの合計6つのブロックから構成される。マクロブ
ロックデータでは、マクロブロックの位置及び符号化モ
ードが設定される。
【0023】ブロック層は輝度信号または色差信号の8
画素×8ラインから構成される。DCT(離散コサイン
変換)及び逆DCT(逆離散コサイン変換)はこの単位
で行われる。ブロックデータは量子化DCT係数から構
成される。イントラマクロブロックのDC成分について
は、隣のブロックのDC成分との差分値と差分情報が与
えられ、その他のDCT係数については非零の量子化D
CT係数までの0係数の長さとレベルに関する情報が与
えられ、EOB(End of Block)で各ブロ
ックのDCT係数が終了する。
画素×8ラインから構成される。DCT(離散コサイン
変換)及び逆DCT(逆離散コサイン変換)はこの単位
で行われる。ブロックデータは量子化DCT係数から構
成される。イントラマクロブロックのDC成分について
は、隣のブロックのDC成分との差分値と差分情報が与
えられ、その他のDCT係数については非零の量子化D
CT係数までの0係数の長さとレベルに関する情報が与
えられ、EOB(End of Block)で各ブロ
ックのDCT係数が終了する。
【0024】図2の動作を簡単に説明する。可変長復号
化回路22は、バッファ20でバッファリングされた符
号化データを読み出し、マクロブロック符号化情報を可
変長復号化し、符号化モード、動きベクトル、量子化情
報及び量子化DCT係数を分離する。なお、符号器側で
行われる可変長符号化は、出現頻度がより高いデータに
より短いコードを割り当てることにより行われ、可変長
復号化回路22は、その処理とは逆の処理を実行する。
化回路22は、バッファ20でバッファリングされた符
号化データを読み出し、マクロブロック符号化情報を可
変長復号化し、符号化モード、動きベクトル、量子化情
報及び量子化DCT係数を分離する。なお、符号器側で
行われる可変長符号化は、出現頻度がより高いデータに
より短いコードを割り当てることにより行われ、可変長
復号化回路22は、その処理とは逆の処理を実行する。
【0025】逆量子化回路24は、可変長復号化回路2
2により復号化された8×8の量子化DCT係数を逆量
子化し、DCT係数を復元する。なお、量子化は、符号
器側で人の視覚特性に応じて定められた量子化テーブル
を用いて空間的な情報を圧縮する処理であり、逆量子化
は、同じ量子化テーブルを使用して、その逆を行なう処
理である。実行する処理である。
2により復号化された8×8の量子化DCT係数を逆量
子化し、DCT係数を復元する。なお、量子化は、符号
器側で人の視覚特性に応じて定められた量子化テーブル
を用いて空間的な情報を圧縮する処理であり、逆量子化
は、同じ量子化テーブルを使用して、その逆を行なう処
理である。実行する処理である。
【0026】画像処理回路26は、システム制御回路1
2の制御下で、逆DCT変換後の画素数が表示装置16
の水平垂直画素数に応じたものになるように、DCT係
数を変換する。
2の制御下で、逆DCT変換後の画素数が表示装置16
の水平垂直画素数に応じたものになるように、DCT係
数を変換する。
【0027】一例として、水平1920画素、垂直10
80画素(符号化のためには、水平1920画素、垂直
1088画素として扱われる。)のプログレッシブスキ
ャン画像(ノンインターレーススキャン画像)を、水平
852画素、垂直480画素のプログレッシブスキャン
画像に変換する場合、即ち、水平垂直ともに4/9倍す
る場合の画像処理回路26の動作を説明する。図4は変
換前の画像サイズとブロック配置を示し、図5は、変換
後の画像サイズで見たブロック配置例を示す。
80画素(符号化のためには、水平1920画素、垂直
1088画素として扱われる。)のプログレッシブスキ
ャン画像(ノンインターレーススキャン画像)を、水平
852画素、垂直480画素のプログレッシブスキャン
画像に変換する場合、即ち、水平垂直ともに4/9倍す
る場合の画像処理回路26の動作を説明する。図4は変
換前の画像サイズとブロック配置を示し、図5は、変換
後の画像サイズで見たブロック配置例を示す。
【0028】入力画像では、8×8(入力信号のDCT
の基底マトリクスサイズ)を1ブロックとするブロック
数は、図4に示すように水平方向に240ブロック、垂
直方向に136ブロックである。本実施例では、水平及
び垂直方向のブロック数を変更せずに、個々のブロック
のサイズを変更することで、画素数を変換する。例え
ば、全ブロックのサイズを8×8から高域を除去して3
×3にすると、変換後の水平及び垂直画素数はそれぞれ
720画素及び408画素となり、それぞれ目標の85
2画素及び480画素よりも少なくなり過ぎる。また、
全ブロックのサイズを8×8から高域を除去して4×4
にすると、変換後の水平及び垂直画素数はそれぞれ96
0画素及び544画素となり、それぞれ目標の852画
素及び480画素よりも多すぎる。
の基底マトリクスサイズ)を1ブロックとするブロック
数は、図4に示すように水平方向に240ブロック、垂
直方向に136ブロックである。本実施例では、水平及
び垂直方向のブロック数を変更せずに、個々のブロック
のサイズを変更することで、画素数を変換する。例え
ば、全ブロックのサイズを8×8から高域を除去して3
×3にすると、変換後の水平及び垂直画素数はそれぞれ
720画素及び408画素となり、それぞれ目標の85
2画素及び480画素よりも少なくなり過ぎる。また、
全ブロックのサイズを8×8から高域を除去して4×4
にすると、変換後の水平及び垂直画素数はそれぞれ96
0画素及び544画素となり、それぞれ目標の852画
素及び480画素よりも多すぎる。
【0029】そこで、本実施例では、図5に示すよう
に、水平方向で、画像の中心部に位置する132ブロッ
ク(528画素)に対してそのサイズを8から4に減ら
し、画像両端の周辺部に位置する各54ブロック(16
2画素)に対してそのサイズを8から3に減らす。垂直
方向では、画像の中心部に位置する72ブロック(28
8画素)に対してそのサイズを8から4に減らし、画像
上下の周辺部に位置する各32ブロック(96画素)に
対してはそのサイズを8から3に減らす。これにより、
図5に示すように、水平852画素、垂直480画素の
画像に変換できる。画像の中心部のブロックに対して間
引きを少なくするのは、画像の中心部分が一般的に視聴
者が注目する部分であり、この部分を周辺よりも高域成
分を含んだ高精細な画像とするためである。
に、水平方向で、画像の中心部に位置する132ブロッ
ク(528画素)に対してそのサイズを8から4に減ら
し、画像両端の周辺部に位置する各54ブロック(16
2画素)に対してそのサイズを8から3に減らす。垂直
方向では、画像の中心部に位置する72ブロック(28
8画素)に対してそのサイズを8から4に減らし、画像
上下の周辺部に位置する各32ブロック(96画素)に
対してはそのサイズを8から3に減らす。これにより、
図5に示すように、水平852画素、垂直480画素の
画像に変換できる。画像の中心部のブロックに対して間
引きを少なくするのは、画像の中心部分が一般的に視聴
者が注目する部分であり、この部分を周辺よりも高域成
分を含んだ高精細な画像とするためである。
【0030】図5では、各ブロックの水平方向及び垂直
方向の間引き要素数を3及び4としたが、間引き要素数
をこれ以上に増やしても良い。間引き要素数が変化する
位置は必要に応じて決定すればよいことは明らかであ
る。8から3及び8から4への2通りの間引き処理を切
り替える例を説明したが、もちろん、3通り又は4通り
以上の間引き処理を切り替えるようにしてもよい。この
ような縮小処理のみならず、例えば、8から10及び8
から12へ高域成分に0値を挿入する処理を切り替えて
拡大する場合にも、本実施例を適用できることは言うま
でもない。更には、2つの変換処理の切り替え方法につ
いても、後述するように種々の方法を採用し得る。
方向の間引き要素数を3及び4としたが、間引き要素数
をこれ以上に増やしても良い。間引き要素数が変化する
位置は必要に応じて決定すればよいことは明らかであ
る。8から3及び8から4への2通りの間引き処理を切
り替える例を説明したが、もちろん、3通り又は4通り
以上の間引き処理を切り替えるようにしてもよい。この
ような縮小処理のみならず、例えば、8から10及び8
から12へ高域成分に0値を挿入する処理を切り替えて
拡大する場合にも、本実施例を適用できることは言うま
でもない。更には、2つの変換処理の切り替え方法につ
いても、後述するように種々の方法を採用し得る。
【0031】インターレーススキャン画像の場合の画素
数変換を説明する。フレーム構造の画像データでは、フ
レームDCT符号化モードとフィールドDCT符号化モ
ードのどちらかをマクロブロック単位で選択できるが、
フィールド構造の画像データでは、マクロブロックが1
フィールドの信号のみで構成されるので、輝度信号と色
差信号の両者共に常にフィールドDCT変換となる。
数変換を説明する。フレーム構造の画像データでは、フ
レームDCT符号化モードとフィールドDCT符号化モ
ードのどちらかをマクロブロック単位で選択できるが、
フィールド構造の画像データでは、マクロブロックが1
フィールドの信号のみで構成されるので、輝度信号と色
差信号の両者共に常にフィールドDCT変換となる。
【0032】例えば、水平1920画素、垂直1080
画素(符号化の際には、水平1920画素、垂直108
8画素として扱われる。)のインターレーススキャン画
像(1フィールドの垂直画素数は544)を、水平85
2画素、垂直480画素のインターレーススキャン画像
(1フィールドの垂直画素数は240)に変換する場
合、即ち、水平及び垂直ともに4/9倍する場合を、図
6及び図7を参照して、説明する。図6は変換前の画像
サイズとブロックサイズを示し、図7は、変換後の画像
サイズで見たブロック配置例を示す。但し、水平方向に
ついてはプログレッシブスキャンの場合と同じであるの
で、垂直方向についてのみ説明する。
画素(符号化の際には、水平1920画素、垂直108
8画素として扱われる。)のインターレーススキャン画
像(1フィールドの垂直画素数は544)を、水平85
2画素、垂直480画素のインターレーススキャン画像
(1フィールドの垂直画素数は240)に変換する場
合、即ち、水平及び垂直ともに4/9倍する場合を、図
6及び図7を参照して、説明する。図6は変換前の画像
サイズとブロックサイズを示し、図7は、変換後の画像
サイズで見たブロック配置例を示す。但し、水平方向に
ついてはプログレッシブスキャンの場合と同じであるの
で、垂直方向についてのみ説明する。
【0033】入力画像の、8画素を1ブロックとする垂
直ブロック数は68である。例えば、全てのブロックの
垂直方向のサイズを8から3に減らした(上述したよう
に高域成分を取り除く)場合、変換後の垂直画素数は2
04画素となり、目標の240画素よりも少な過ぎる。
全てのブロックの垂直方向のサイズを8から4に減らし
た場合、変換後の垂直画素数は272画素となり、目標
の240画素よりも多すぎる。
直ブロック数は68である。例えば、全てのブロックの
垂直方向のサイズを8から3に減らした(上述したよう
に高域成分を取り除く)場合、変換後の垂直画素数は2
04画素となり、目標の240画素よりも少な過ぎる。
全てのブロックの垂直方向のサイズを8から4に減らし
た場合、変換後の垂直画素数は272画素となり、目標
の240画素よりも多すぎる。
【0034】そこで、本実施例では、図7に示すよう
に、垂直方向では、画像の中心部に位置する36ブロッ
ク(144画素)に対してそのサイズを8から4に減ら
し、画像上下の周辺部に位置する各16ブロック(48
画素)に対してはそのサイズを8から3に減らす。これ
により、垂直方向の画素数が240画素になる。
に、垂直方向では、画像の中心部に位置する36ブロッ
ク(144画素)に対してそのサイズを8から4に減ら
し、画像上下の周辺部に位置する各16ブロック(48
画素)に対してはそのサイズを8から3に減らす。これ
により、垂直方向の画素数が240画素になる。
【0035】このように、本実施例では、拡大縮小を問
わず、且つ、入出力信号の走査方式がプログレッシブ方
式であるかインターレース方式であるかを問わず、所望
の画素数に変換できる。
わず、且つ、入出力信号の走査方式がプログレッシブ方
式であるかインターレース方式であるかを問わず、所望
の画素数に変換できる。
【0036】逆DCT回路28は、画像処理回路26か
ら出力されるDCT係数を、その各ブロックサイズに応
じたDCT基底マトリクスを用いて逆DCT変換し、画
素空間データに変換し、例えば8ビット精度の整数値デ
ータにオフセット及び丸め込み処理したデータを出力す
る。DCT演算及び逆DCT演算は実数演算で定義され
ているが、その間に量子化処理が入るので、逆DCT演
算結果はDCT演算の入力値とは必ずしも一致せず、し
かも整数になるとも限らない。すなわち、演算結果の小
数点以下の値が0.5となる場合に、整数化で切り上げ
になるケースと、切り下げになるケースが生じる。この
ミスマッチは、演算精度を如何に高く規定しても解決で
きない。その対策として、本実施例では、逆DCT回路
28は、逆量子化後の係数値を微小に変化させて、誤差
を伴わない逆DCT演算結果の小数点以下の値が0.5
となる確率を減らす。
ら出力されるDCT係数を、その各ブロックサイズに応
じたDCT基底マトリクスを用いて逆DCT変換し、画
素空間データに変換し、例えば8ビット精度の整数値デ
ータにオフセット及び丸め込み処理したデータを出力す
る。DCT演算及び逆DCT演算は実数演算で定義され
ているが、その間に量子化処理が入るので、逆DCT演
算結果はDCT演算の入力値とは必ずしも一致せず、し
かも整数になるとも限らない。すなわち、演算結果の小
数点以下の値が0.5となる場合に、整数化で切り上げ
になるケースと、切り下げになるケースが生じる。この
ミスマッチは、演算精度を如何に高く規定しても解決で
きない。その対策として、本実施例では、逆DCT回路
28は、逆量子化後の係数値を微小に変化させて、誤差
を伴わない逆DCT演算結果の小数点以下の値が0.5
となる確率を減らす。
【0037】図8は動き補償予測回路34の概略構成ブ
ロック図を示す。図8を参照して、動き補償予測回路3
4の構成と動作を説明する。
ロック図を示す。図8を参照して、動き補償予測回路3
4の構成と動作を説明する。
【0038】80はビットストリームデータからベクト
ル予測値を算出するベクトル予測値算出回路、82はベ
クトル復号化回路、84は追加デュアルプライム演算回
路、86は色成分のスケーリング回路、88は予測フィ
ールド/フレーム選択回路、90はフレームストアアド
レス指定回路、92はフレームメモリ、94は半画素予
測フィルタ、96は予測結合回路、98は予測結合回路
96の出力p(x,y)にf(x,y)を積算する積算
回路、100は飽和処理回路である。
ル予測値を算出するベクトル予測値算出回路、82はベ
クトル復号化回路、84は追加デュアルプライム演算回
路、86は色成分のスケーリング回路、88は予測フィ
ールド/フレーム選択回路、90はフレームストアアド
レス指定回路、92はフレームメモリ、94は半画素予
測フィルタ、96は予測結合回路、98は予測結合回路
96の出力p(x,y)にf(x,y)を積算する積算
回路、100は飽和処理回路である。
【0039】動き補償予測回路34は、動き補償予測モ
ードの場合に、動き補償予測されたブロックデータp
(x,y)を逆DCT回路28の出力f(x,y)に加
算する。ただし、イントラ符号化(画面内符号化モー
ド)の場合には、この加算処理は不要であるので、p
(x,y)を0とする。符号化モードは各マクロブロッ
ク単位に決定される。動き補償予測モードは、時間的な
相関が高い場合に高い符号化効率を期待できる。イント
ラ符号化モードは、シーンの大きな変化などにより時間
的な相関が期待できない場合に用いられる。ブロックが
符号化されない場合、マクロブロック全体がスキップさ
れているか、又は特定のブロックが復号化されていない
かの何れかの理由により、係数データは存在しない。こ
の場合、f(x,y)はゼロであり、復号画素値は、単
純に予測値p(x,y)に等しい。f(x,y)がゼロ
にならないように、飽和処理回路100が必要となる。
ードの場合に、動き補償予測されたブロックデータp
(x,y)を逆DCT回路28の出力f(x,y)に加
算する。ただし、イントラ符号化(画面内符号化モー
ド)の場合には、この加算処理は不要であるので、p
(x,y)を0とする。符号化モードは各マクロブロッ
ク単位に決定される。動き補償予測モードは、時間的な
相関が高い場合に高い符号化効率を期待できる。イント
ラ符号化モードは、シーンの大きな変化などにより時間
的な相関が期待できない場合に用いられる。ブロックが
符号化されない場合、マクロブロック全体がスキップさ
れているか、又は特定のブロックが復号化されていない
かの何れかの理由により、係数データは存在しない。こ
の場合、f(x,y)はゼロであり、復号画素値は、単
純に予測値p(x,y)に等しい。f(x,y)がゼロ
にならないように、飽和処理回路100が必要となる。
【0040】先ず、動き補償予測モードを説明する。予
測モードは、フィールド予測とフレーム予測の2種類に
大別される。フィールド予測では、先に復号化された1
又は複数のフィールドからのデータを使用し、各フィー
ルドについて独立に予測を行う。フレーム予測は、先に
復号化された1又は複数のフレームから別のフレームを
予測する。予測のもととなるフィールド及びフレーム
は、それ自体、フィールド画像及びフレーム画像として
それぞれ復号化されたものである。フィールド画像内で
は、予測は全てフィールド予測であるが、フレーム画像
では、フィールド予測及びフレーム予測の何れかを使用
できる(マクロブロックごとに選択される)。
測モードは、フィールド予測とフレーム予測の2種類に
大別される。フィールド予測では、先に復号化された1
又は複数のフィールドからのデータを使用し、各フィー
ルドについて独立に予測を行う。フレーム予測は、先に
復号化された1又は複数のフレームから別のフレームを
予測する。予測のもととなるフィールド及びフレーム
は、それ自体、フィールド画像及びフレーム画像として
それぞれ復号化されたものである。フィールド画像内で
は、予測は全てフィールド予測であるが、フレーム画像
では、フィールド予測及びフレーム予測の何れかを使用
できる(マクロブロックごとに選択される)。
【0041】フィールド予測又はフレーム予測のほか
に、16×8動き補償及びデュアルプライムの2種類の
特別予測モードが使用される。16×8動き補償では、
マクロブロック単位に2組の動きベクトルが使用され
る。最初のベクトルは16×8領域の上部に使用され、
2番目のベクトルは16×8領域の下部に使用される。
双方向に予測されるマクロブロックの場合、前方予測に
対して2組のベクトル、後方予測に対して2組のベクト
ルの合計4組のベクトルが使用される。デュアルプライ
ム補償方式では、ビットストリーム内で、1個のベクト
ルが小さな差分ベクトルと共に符号化される。フィール
ド画像の場合、この情報から2組の動きベクトルを生成
できる。これらのベクトルは、2つの参照フィールド
(1つはトップ、1つはボトム)からの予測を形成する
ために使用され、平均化されて最終的な予測を形成す
る。フレーム画像の場合、合計で4フィールドからの予
測が行われるように、2つのフィールドについてこの処
理が繰り返される。この予測モードはPピクチャに対し
てのみ使用可能であり、それは、予測される画像と参照
フィールドまたはフレームとの間にBピクチャが無い場
合である。
に、16×8動き補償及びデュアルプライムの2種類の
特別予測モードが使用される。16×8動き補償では、
マクロブロック単位に2組の動きベクトルが使用され
る。最初のベクトルは16×8領域の上部に使用され、
2番目のベクトルは16×8領域の下部に使用される。
双方向に予測されるマクロブロックの場合、前方予測に
対して2組のベクトル、後方予測に対して2組のベクト
ルの合計4組のベクトルが使用される。デュアルプライ
ム補償方式では、ビットストリーム内で、1個のベクト
ルが小さな差分ベクトルと共に符号化される。フィール
ド画像の場合、この情報から2組の動きベクトルを生成
できる。これらのベクトルは、2つの参照フィールド
(1つはトップ、1つはボトム)からの予測を形成する
ために使用され、平均化されて最終的な予測を形成す
る。フレーム画像の場合、合計で4フィールドからの予
測が行われるように、2つのフィールドについてこの処
理が繰り返される。この予測モードはPピクチャに対し
てのみ使用可能であり、それは、予測される画像と参照
フィールドまたはフレームとの間にBピクチャが無い場
合である。
【0042】予測フィールド/フレーム選択回路88
は、予測形成のために使用すべきフィールド又はフレー
ムを選択する。Pピクチャにおけるフィールド予測は、
最も直前に符号化された参照トップフィールド及び参照
ボトムフィールドを用いて行われる。Bピクチャにおけ
るフィールド予測は、直前に復元された2つの参照フレ
ームの2つのフィールドから行われる。Pピクチャにお
けるフレーム予測は、直前に復元された参照フレームか
ら行われる。同様に、Bピクチャにおけるフレーム予測
は、直前に復元された2つの参照フレームから行われ
る。
は、予測形成のために使用すべきフィールド又はフレー
ムを選択する。Pピクチャにおけるフィールド予測は、
最も直前に符号化された参照トップフィールド及び参照
ボトムフィールドを用いて行われる。Bピクチャにおけ
るフィールド予測は、直前に復元された2つの参照フレ
ームの2つのフィールドから行われる。Pピクチャにお
けるフレーム予測は、直前に復元された参照フレームか
ら行われる。同様に、Bピクチャにおけるフレーム予測
は、直前に復元された2つの参照フレームから行われ
る。
【0043】色成分スケーリング回路86は、輝度信号
の動きベクトルをスケーリングして、色差信号の動きベ
クトルを得る。例えば、4:2:0フォーマットの画像
データの場合、動きベクトルを水平垂直方向ともに半分
にする。半画素予測フィルタ94は、動きベクトルを2
倍する。これは、参照画面での各画素間を1:1で直線
補間した0.5画素精度を用いて、予測精度を向上する
ためである。
の動きベクトルをスケーリングして、色差信号の動きベ
クトルを得る。例えば、4:2:0フォーマットの画像
データの場合、動きベクトルを水平垂直方向ともに半分
にする。半画素予測フィルタ94は、動きベクトルを2
倍する。これは、参照画面での各画素間を1:1で直線
補間した0.5画素精度を用いて、予測精度を向上する
ためである。
【0044】動きベクトル符号化を説明する。画像の近
傍領域における動き量は相関が高いという特性を利用す
る。動きベクトルに対しては、前に符号化したマクロブ
ロックの動きベクトル量を予測ベクトルPMVとして、
その予測ベクトルPMVとの差分ベクトルδを符号化す
る。すなわち、動きベクトルv’(r,s,t)は下記
式のように表現される。すなわち、 v’(r,s,t)=PMV(r,s,t)+δ (1) ここで、rはマクロブロックの第1/第2動きベクト
ル、sは前方/後方動きベクトル、tは水平/垂直成分
をそれぞれ示す。
傍領域における動き量は相関が高いという特性を利用す
る。動きベクトルに対しては、前に符号化したマクロブ
ロックの動きベクトル量を予測ベクトルPMVとして、
その予測ベクトルPMVとの差分ベクトルδを符号化す
る。すなわち、動きベクトルv’(r,s,t)は下記
式のように表現される。すなわち、 v’(r,s,t)=PMV(r,s,t)+δ (1) ここで、rはマクロブロックの第1/第2動きベクト
ル、sは前方/後方動きベクトル、tは水平/垂直成分
をそれぞれ示す。
【0045】差分ベクトルδは、下記式に示すように、
基本差分ベクトルvsをスケールファクタfによりスケ
ーリングし、残差ベクトルvrを加えた値である。すな
わち、 δ=Sign(vs)×{((Abs(vs)−1)×f)+vr+1} (2) ただし、Signは符号を示す関数、Absは絶対値を
示す関数である。基本差分ベクトルvsは−16から+
16までの整数値をとり、可変長符号化コード(1〜1
1ビット)としてマクロブロックに与えられる。スケー
ルファクタfは、動き補償範囲を決定するスケールファ
クタコードf_code(s,t)から、 f=1<<(f_code(s,t)−1) (3) により算出される。<<は左ビットシフトを示す。ま
た、残差ベクトルvrはマクロブロックに与えられ、
(f_code−1)のビット長を持つ。
基本差分ベクトルvsをスケールファクタfによりスケ
ーリングし、残差ベクトルvrを加えた値である。すな
わち、 δ=Sign(vs)×{((Abs(vs)−1)×f)+vr+1} (2) ただし、Signは符号を示す関数、Absは絶対値を
示す関数である。基本差分ベクトルvsは−16から+
16までの整数値をとり、可変長符号化コード(1〜1
1ビット)としてマクロブロックに与えられる。スケー
ルファクタfは、動き補償範囲を決定するスケールファ
クタコードf_code(s,t)から、 f=1<<(f_code(s,t)−1) (3) により算出される。<<は左ビットシフトを示す。ま
た、残差ベクトルvrはマクロブロックに与えられ、
(f_code−1)のビット長を持つ。
【0046】従って、動きベクトル情報としてマクロブ
ロックで符号化されるのは、基本差分ベクトルvsと残
差ベクトルvrである。例えば、スケールファクタf_
code=8、基本差分ベクトルvs=−16、残差ベ
クトルvr=127の場合、式(2),(3)から、差
分ベクトルδ=−2048となる。このように、スケー
ルファクタコード、33個の動きベクトルを持つ基本差
分ベクトルテーブル、及び残差ベクトルによって、差分
ベクトルδを広い範囲で効率的に符号化することが可能
になる。ちなみにMP@MLでは、フレーム構造のフレ
ーム動き補償予測の場合、動きベクトルの範囲は、垂直
方向で(−128.0,127.5)、水平方向で(−
1024.0,1023.5)となり、f_codeが
それぞれ8と5となる。
ロックで符号化されるのは、基本差分ベクトルvsと残
差ベクトルvrである。例えば、スケールファクタf_
code=8、基本差分ベクトルvs=−16、残差ベ
クトルvr=127の場合、式(2),(3)から、差
分ベクトルδ=−2048となる。このように、スケー
ルファクタコード、33個の動きベクトルを持つ基本差
分ベクトルテーブル、及び残差ベクトルによって、差分
ベクトルδを広い範囲で効率的に符号化することが可能
になる。ちなみにMP@MLでは、フレーム構造のフレ
ーム動き補償予測の場合、動きベクトルの範囲は、垂直
方向で(−128.0,127.5)、水平方向で(−
1024.0,1023.5)となり、f_codeが
それぞれ8と5となる。
【0047】本実施例では、逆DCT回路28から出力
されるデータは、画像処理手段26によりスケーリング
(画素数の変換)されているので、動き補償予測回路3
4は、システム制御回路12の制御下に、スケーリング
後の水平垂直画素数を考慮した上で動きを補償する。即
ち、例えば、4/8倍にスケーリングした場合、マクロ
ブロックのサイズは、輝度信号の場合で16×16から
8×8へ水平垂直ともに半分になり、動き補償に用いる
参照Iピクチャ及び参照Pピクチャのサイズも半分にな
っている。従って、当然に、上述の動きベクトルv’
(r,s,t)の量も水平垂直ともに半分にする必要が
ある。
されるデータは、画像処理手段26によりスケーリング
(画素数の変換)されているので、動き補償予測回路3
4は、システム制御回路12の制御下に、スケーリング
後の水平垂直画素数を考慮した上で動きを補償する。即
ち、例えば、4/8倍にスケーリングした場合、マクロ
ブロックのサイズは、輝度信号の場合で16×16から
8×8へ水平垂直ともに半分になり、動き補償に用いる
参照Iピクチャ及び参照Pピクチャのサイズも半分にな
っている。従って、当然に、上述の動きベクトルv’
(r,s,t)の量も水平垂直ともに半分にする必要が
ある。
【0048】ビデオメモリ32は、加算器30の出力の
内、復号処理で用いる参照画素としてIピクチャ及びP
ピクチャの画像データを一時記憶する。
内、復号処理で用いる参照画素としてIピクチャ及びP
ピクチャの画像データを一時記憶する。
【0049】フォーマット変換回路36は、符号化効率
を上げるために符号化器側で並べ替えられたI(Int
ra coded)ピクチャ、P(Predictiv
ecoded)ピクチャ及びB(Bidirectio
nally predictive coded)ピク
チャを、元の入力順序に並べ替える。フォーマット変換
回路36はまた、必要に応じて画像サイズを変換する。
を上げるために符号化器側で並べ替えられたI(Int
ra coded)ピクチャ、P(Predictiv
ecoded)ピクチャ及びB(Bidirectio
nally predictive coded)ピク
チャを、元の入力順序に並べ替える。フォーマット変換
回路36はまた、必要に応じて画像サイズを変換する。
【0050】逆DCT回路28の出力はスケーリング
(画素数変換)されているので、フォーマット変換回路
36もまた、システム制御回路12の制御下に、スケー
リング後の水平垂直画素数を考慮した上で並べ替えを実
行する。
(画素数変換)されているので、フォーマット変換回路
36もまた、システム制御回路12の制御下に、スケー
リング後の水平垂直画素数を考慮した上で並べ替えを実
行する。
【0051】図9に示すフローチャートを参照して、シ
ステム制御回路12の動作を説明する。システム制御回
路12は、デコーダ10に入力する符号化ビットストリ
ームのシーケンスヘッダ及びシーケンス拡張から入力信
号の水平画素数in_x及び垂直画素数in_yを取り
込む(S1)。ただし、水平画素数in_x及び垂直画
素数in_yは共に、その下位12ビットがシーケンス
ヘッダにあり、上位2ビットがシーケンス拡張にある。
図10は、シーケンスヘッダの構造体の内容を示し、図
11は、シーケンス拡張の構造体の内容を示す。表示装
置16の水平画素数out_x及び垂直画素数out_
yをそれぞれ入力信号の水平画素数in_x及び垂直画
素数in_yで除算し、水平スケーリング(画素数変
換)比sr_x及び垂直スケーリング(画素数変換)比
sr_yを算出する(S2)。
ステム制御回路12の動作を説明する。システム制御回
路12は、デコーダ10に入力する符号化ビットストリ
ームのシーケンスヘッダ及びシーケンス拡張から入力信
号の水平画素数in_x及び垂直画素数in_yを取り
込む(S1)。ただし、水平画素数in_x及び垂直画
素数in_yは共に、その下位12ビットがシーケンス
ヘッダにあり、上位2ビットがシーケンス拡張にある。
図10は、シーケンスヘッダの構造体の内容を示し、図
11は、シーケンス拡張の構造体の内容を示す。表示装
置16の水平画素数out_x及び垂直画素数out_
yをそれぞれ入力信号の水平画素数in_x及び垂直画
素数in_yで除算し、水平スケーリング(画素数変
換)比sr_x及び垂直スケーリング(画素数変換)比
sr_yを算出する(S2)。
【0052】sr_x及びsr_yがともにN/8(N
は自然数)の場合、システム制御回路12は、DCT係
数ブロックを8×8からN×Nへ変換する(縮小時には
高域成分を捨て、拡大時には高域成分に0値を挿入す
る)ように画像処理回路26を設定する(S4)。シス
テム制御回路12は更に、逆DCT回路28における逆
DCT変換の基底マトリクスサイズをN×Nに設定する
(S5)。
は自然数)の場合、システム制御回路12は、DCT係
数ブロックを8×8からN×Nへ変換する(縮小時には
高域成分を捨て、拡大時には高域成分に0値を挿入す
る)ように画像処理回路26を設定する(S4)。シス
テム制御回路12は更に、逆DCT回路28における逆
DCT変換の基底マトリクスサイズをN×Nに設定する
(S5)。
【0053】sr_x及びsr_yのどちらか又は両方
がN/8(Nは自然数)でない場合、システム制御回路
12は、DCT係数ブロックを8×8からN×Nへ変換
するブロックとM×Mへ変換するブロックに分けてブロ
ックサイズを変換するように画像処理回路26を設定す
る(6)。8からNへの変換と8からMへの変換の組み
合わせは上述の通りである。システム制御回路12は更
に、画像処理回路26でのブロックサイズの変換に対応
して逆DCT変換の基底マトリクスとしてN×Nのもの
を適用するブロックとM×Mのものを適用するブロック
に分けて逆DCTを行なうように逆DCT回路28を設
定する(S7)。
がN/8(Nは自然数)でない場合、システム制御回路
12は、DCT係数ブロックを8×8からN×Nへ変換
するブロックとM×Mへ変換するブロックに分けてブロ
ックサイズを変換するように画像処理回路26を設定す
る(6)。8からNへの変換と8からMへの変換の組み
合わせは上述の通りである。システム制御回路12は更
に、画像処理回路26でのブロックサイズの変換に対応
して逆DCT変換の基底マトリクスとしてN×Nのもの
を適用するブロックとM×Mのものを適用するブロック
に分けて逆DCTを行なうように逆DCT回路28を設
定する(S7)。
【0054】そして、システム制御回路12は、水平垂
直画素数をそれぞれスケーリング後のout_x,ou
t_yとし、動きベクトル量をv(r,s,0)をsr
_xでスケーリングし、v(r,s,1)をsr_yで
スケーリングした値で動き補償予測処理を行なうよう
に、動き補償予測回路34を設定する(S8)。
直画素数をそれぞれスケーリング後のout_x,ou
t_yとし、動きベクトル量をv(r,s,0)をsr
_xでスケーリングし、v(r,s,1)をsr_yで
スケーリングした値で動き補償予測処理を行なうよう
に、動き補償予測回路34を設定する(S8)。
【0055】システム制御回路12は更に、水平画素数
out_x及び垂直画素数out_yでフレーム又はフ
ィールドの並び替え処理を行うようにフォーマット変換
回路36を設定し(S9)、水平画素数out_x及び
垂直画素数out_yで表示装置16への表示を制御す
るように表示制御回路14を設定する(S9)。
out_x及び垂直画素数out_yでフレーム又はフ
ィールドの並び替え処理を行うようにフォーマット変換
回路36を設定し(S9)、水平画素数out_x及び
垂直画素数out_yで表示装置16への表示を制御す
るように表示制御回路14を設定する(S9)。
【0056】以上の処理は、フレーム構造の入力画像と
フィールド構造の入力画像のどちらにも対応可能であ
る。
フィールド構造の入力画像のどちらにも対応可能であ
る。
【0057】以上の説明では、8×8を1ブロックとし
て構成される入力画像のDCT係数を、例えば画像の中
心部のブロックに対しては要素数を8からM(Mは8未
満の自然数)に、画像の周辺部のブロックに対しては要
素数を8からN(Nは8未満の自然数で、且つM>N)
に間引くことにより、逆DCT後の出力画像の画素数を
入力画像信号の4/9倍に変換する。
て構成される入力画像のDCT係数を、例えば画像の中
心部のブロックに対しては要素数を8からM(Mは8未
満の自然数)に、画像の周辺部のブロックに対しては要
素数を8からN(Nは8未満の自然数で、且つM>N)
に間引くことにより、逆DCT後の出力画像の画素数を
入力画像信号の4/9倍に変換する。
【0058】要素数を8からMに間引くブロック(Mサ
イズブロック)と8からNに間引くブロック(Nサイズ
ブロック)の組み合わせ及び配置は、上述した例に限定
されない。例えば、MサイズブロックとNサイズブロッ
クとを図12及び図13に例示するように交互に配置し
ても良い。図12は、プログレッシブ画像に対するブロ
ック配置例を示し、図13はインターレース画像に対す
るブロック配置例を示す。
イズブロック)と8からNに間引くブロック(Nサイズ
ブロック)の組み合わせ及び配置は、上述した例に限定
されない。例えば、MサイズブロックとNサイズブロッ
クとを図12及び図13に例示するように交互に配置し
ても良い。図12は、プログレッシブ画像に対するブロ
ック配置例を示し、図13はインターレース画像に対す
るブロック配置例を示す。
【0059】例えば、入力画像の水平垂直画素数がそれ
ぞれ1920及び1080(符号化上は1088)であ
る場合、Mを4、Nを3とすると、変換後の出力画像の
水平垂直画素数はそれぞれ840及び476となり、丁
度、4/9倍に当たる852及び480よりも少し小さ
い。しかし、異なる周波数成分を有するブロックが交互
に並ぶことになり、画面の中央と周囲に区分する先の例
に比べ、周辺部の画像歪みを無くすことができる。
ぞれ1920及び1080(符号化上は1088)であ
る場合、Mを4、Nを3とすると、変換後の出力画像の
水平垂直画素数はそれぞれ840及び476となり、丁
度、4/9倍に当たる852及び480よりも少し小さ
い。しかし、異なる周波数成分を有するブロックが交互
に並ぶことになり、画面の中央と周囲に区分する先の例
に比べ、周辺部の画像歪みを無くすことができる。
【0060】もちろん、この構成でも、先の場合と同様
に、プログレッシブ構造のデータ及びインターレース構
造のデータの両方に対応可能である。
に、プログレッシブ構造のデータ及びインターレース構
造のデータの両方に対応可能である。
【0061】MサイズブロックとNサイズブロックの組
み合わせ方を、画像の中心部ではMサイズブロックが多
くなり、画像の周辺部ではNサイズブロックが多くなる
なるように各ブロックを配置し、この変化がリニアにな
るようにしてもよい。そのブロック配置例を図14に示
す。図14では、この変化を画像の中心から左右に6段
階ずつ(水平240ブロックを20ブロックづつに分け
る。)にした例を示す。
み合わせ方を、画像の中心部ではMサイズブロックが多
くなり、画像の周辺部ではNサイズブロックが多くなる
なるように各ブロックを配置し、この変化がリニアにな
るようにしてもよい。そのブロック配置例を図14に示
す。図14では、この変化を画像の中心から左右に6段
階ずつ(水平240ブロックを20ブロックづつに分け
る。)にした例を示す。
【0062】水平方向を説明するが、垂直方向について
も同様である。画像の一番端、即ち、ブロック#0から
#19対しては、図14(a)に示すように、全て、要
素数を8からNに間引く。その次に端に位置する20ブ
ロック、即ちブロック#20から#39に対しては、図
14(b)に示すように、4個のブロックのみが8から
Mに間引かれ、残りの16個のブロックは8からNに間
引かれる。同様にして、画像の中心部に向かうに従って
Mサイズブロックの割合を増やし、画像の中心部のブロ
ック#100から#119に対しては、図14(f)に
示すように、全てのブロックをMサイズブロックとす
る。図14では、例としてM=4、N=3としている。
も同様である。画像の一番端、即ち、ブロック#0から
#19対しては、図14(a)に示すように、全て、要
素数を8からNに間引く。その次に端に位置する20ブ
ロック、即ちブロック#20から#39に対しては、図
14(b)に示すように、4個のブロックのみが8から
Mに間引かれ、残りの16個のブロックは8からNに間
引かれる。同様にして、画像の中心部に向かうに従って
Mサイズブロックの割合を増やし、画像の中心部のブロ
ック#100から#119に対しては、図14(f)に
示すように、全てのブロックをMサイズブロックとす
る。図14では、例としてM=4、N=3としている。
【0063】また、図14では、変化のステップが20
ブロックずつ左右対称の6段階の場合を示しているが、
12ブロックずつ左右対称の10段階であってもよく、
更に場合によっては、左右対称でなくてもよい。この変
化の態様が本発明を制限しないことは明らかである。
ブロックずつ左右対称の6段階の場合を示しているが、
12ブロックずつ左右対称の10段階であってもよく、
更に場合によっては、左右対称でなくてもよい。この変
化の態様が本発明を制限しないことは明らかである。
【0064】図14に例示するようなブロック配分は、
プログレッシブ構造の画像データ及びインターレース構
造の画像データの両方に対応可能である。
プログレッシブ構造の画像データ及びインターレース構
造の画像データの両方に対応可能である。
【0065】MサイズブロックとNサイズブロックと
を、図15及び図16に例示するように、画面を上下左
右に4等分した各領域内にランダムに配置しても良い。
図15はプログレッシブ画像に対するブロック配置例を
示し、図16はインターレース画像に対するブロック配
置例を示す。但し、水平方向に関しては、M(この場
合、M=4)サイズブロックが66個(264画素)、
N(この場合、3)サイズブロックが54個(162画
素)になるようにすると共に、垂直方向に関しては、M
サイズブロックが36個(144画素)、Nサイズブロ
ックが32個(96画素)になるようにする。4つの各
領域内の配置は、同じでもよいし、異なってもよい。
を、図15及び図16に例示するように、画面を上下左
右に4等分した各領域内にランダムに配置しても良い。
図15はプログレッシブ画像に対するブロック配置例を
示し、図16はインターレース画像に対するブロック配
置例を示す。但し、水平方向に関しては、M(この場
合、M=4)サイズブロックが66個(264画素)、
N(この場合、3)サイズブロックが54個(162画
素)になるようにすると共に、垂直方向に関しては、M
サイズブロックが36個(144画素)、Nサイズブロ
ックが32個(96画素)になるようにする。4つの各
領域内の配置は、同じでもよいし、異なってもよい。
【0066】このような配置により、サイズ(要素数)
の異なるブロックをマクロ的に均等に配置することがで
き、出力画像の均一性を向上させることができる。ま
た、この配置を各フレーム又はフィールドにおいて全て
共通にすることにより、動画として落ち着きのある画像
を得ることができる。一方、この配置を各フレーム又は
フィールドにおいて共通化せずにランダムにした場合、
動画として若干のばたつきが生じるものの、空間的のみ
ならず時間軸方向にも配置をランダム化できるので、画
像の均一性をより向上させることができる。
の異なるブロックをマクロ的に均等に配置することがで
き、出力画像の均一性を向上させることができる。ま
た、この配置を各フレーム又はフィールドにおいて全て
共通にすることにより、動画として落ち着きのある画像
を得ることができる。一方、この配置を各フレーム又は
フィールドにおいて共通化せずにランダムにした場合、
動画として若干のばたつきが生じるものの、空間的のみ
ならず時間軸方向にも配置をランダム化できるので、画
像の均一性をより向上させることができる。
【0067】このようなブロック配置は、先の実施例と
同様、プログレッシブ構造のデータ及びインターレース
構造のデータの両方に対応可能である。
同様、プログレッシブ構造のデータ及びインターレース
構造のデータの両方に対応可能である。
【0068】上述した実施例の機能を実現するように各
種のデバイスを動作させるべく当該各種デバイスと接続
された装置又はシステム内のコンピュータに、上記実施
例の機能を実現するためのソフトウェアのプログラムコ
ードを供給し、その装置又はシステムのコンピュータ
(CPU又はMPU)を格納されたプログラムに従って
動作させ、前記各種デバイスを動作させることによって
実施したものも、本願発明の範囲に含まれる。
種のデバイスを動作させるべく当該各種デバイスと接続
された装置又はシステム内のコンピュータに、上記実施
例の機能を実現するためのソフトウェアのプログラムコ
ードを供給し、その装置又はシステムのコンピュータ
(CPU又はMPU)を格納されたプログラムに従って
動作させ、前記各種デバイスを動作させることによって
実施したものも、本願発明の範囲に含まれる。
【0069】この場合、前記ソフトウエアのプログラム
コード自体が、前述した実施例の機能を実現することに
なり、そのプログラムコード自体、及びそのプログラム
コードをコンピュータに供給するための手段、例えば、
かかるプログラムコードを格納した記憶媒体は、本発明
を構成する。かかるプログラムコードを格納する記憶媒
体としては、例えば、フロッピーディスク、ハードディ
スク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、磁
気テープ、不揮発性のメモリカード及びROM等を用い
ることが出来る。
コード自体が、前述した実施例の機能を実現することに
なり、そのプログラムコード自体、及びそのプログラム
コードをコンピュータに供給するための手段、例えば、
かかるプログラムコードを格納した記憶媒体は、本発明
を構成する。かかるプログラムコードを格納する記憶媒
体としては、例えば、フロッピーディスク、ハードディ
スク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、磁
気テープ、不揮発性のメモリカード及びROM等を用い
ることが出来る。
【0070】また、コンピュータが供給されたプログラ
ムコードを実行することにより、前述の実施例の機能が
実現されるだけではなく、そのプログラムコードがコン
ピュータにおいて稼働しているOS(オペレーティング
システム)又は他のアプリケーションソフトウエア等と
共同して上述の実施例の機能が実現される場合にも、か
かるプログラムコードが本出願に係る発明の実施例に含
まれることは言うまでもない。
ムコードを実行することにより、前述の実施例の機能が
実現されるだけではなく、そのプログラムコードがコン
ピュータにおいて稼働しているOS(オペレーティング
システム)又は他のアプリケーションソフトウエア等と
共同して上述の実施例の機能が実現される場合にも、か
かるプログラムコードが本出願に係る発明の実施例に含
まれることは言うまでもない。
【0071】更には、供給されたプログラムコードが、
コンピュータの機能拡張ボード又はコンピュータに接続
された機能拡張ユニットに備わるメモリに格納された
後、そのプログラムコードの指示に基づいて、その機能
拡張ボード又は機能拡張ユニットに備わるCPU等が実
際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上
述した実施例の機能が実現される場合も、本出願に係る
発明に含まれることは言うまでもない。
コンピュータの機能拡張ボード又はコンピュータに接続
された機能拡張ユニットに備わるメモリに格納された
後、そのプログラムコードの指示に基づいて、その機能
拡張ボード又は機能拡張ユニットに備わるCPU等が実
際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上
述した実施例の機能が実現される場合も、本出願に係る
発明に含まれることは言うまでもない。
【0072】
【発明の効果】以上の説明から容易に理解できるよう
に、本発明によれば、変換係数空間での画素数変換に対
してN/8(Nは自然数)倍以外の倍率での拡大縮小が
可能になった。
に、本発明によれば、変換係数空間での画素数変換に対
してN/8(Nは自然数)倍以外の倍率での拡大縮小が
可能になった。
【図1】 本発明の一実施例の概略構成ブロック図であ
る。
る。
【図2】 デコーダ10の概略構成ブロック図である。
【図3】 MPEGビデオストリームの構成図である。
【図4】 本実施例によりプログレッシブ画像を4/9
倍変換する前の画像サイズとブロックサイズの例であ
る。
倍変換する前の画像サイズとブロックサイズの例であ
る。
【図5】 本実施例によりプログレッシブ画像を4/9
倍変換した後の画像サイズとブロックサイズの例であ
る。
倍変換した後の画像サイズとブロックサイズの例であ
る。
【図6】 本実施例によりインターレース画像を4/9
倍変換する前の画像サイズとブロックサイズの例であ
る。
倍変換する前の画像サイズとブロックサイズの例であ
る。
【図7】 本実施例によりインターレース画像を4/9
倍変換した後の画像サイズとブロックサイズの例であ
る。
倍変換した後の画像サイズとブロックサイズの例であ
る。
【図8】 動き補償予測回路34の概略構成ブロック図
である。
である。
【図9】 システム制御回路12の動作フローチャート
である。
である。
【図10】 シーケンスヘッダの構造例である。
【図11】 シーケンス拡張の構造例である。
【図12】 プログレッシブ画像に対するブロック配置
の変更例である。
の変更例である。
【図13】 インターレース画像に対するブロック配置
の変更例である。
の変更例である。
【図14】 画像の中心部でMサイズブロックが多くな
り、画像の周辺部でNサイズブロックが多くなるなるブ
ロック配置例である。
り、画像の周辺部でNサイズブロックが多くなるなるブ
ロック配置例である。
【図15】 プログレッシブ画像に対するブロック配置
の別の変更例である。
の別の変更例である。
【図16】 インターレース画像に対するブロック配置
の別の変更例である。
の別の変更例である。
【図17】 DCT係数の一般的なブロックサイズであ
る。
る。
【図18】 ブロックサイズの縮小例である。
【図19】 ブロックサイズの縮小結果である。
【図20】 ブロックサイズの拡張例である。
【図21】 ブロックサイズの拡張結果である。
【図22】 変換前の画像サイズ例である。
【図23】 従来例では実現できない変換後の画像サイ
ズ例である。
ズ例である。
【符号の説明】 10:デコーダ 12:システム制御回路 14:表示制御回路 16:表示装置 20:バッファ 22:可変長復号化回路 24:逆量子化回路 26:画像処理回路 28:逆DCT回路 30:加算器 32:ビデオメモリ 34:動き補償予測回路 36:フォーマット変換回路 40:シーケンスヘッダ 42:シーケンス拡張 44:拡張及びユーザデータ(0) 46:GOPヘッダ 48:拡張及びユーザデータ(1) 50:ピクチャヘッダ 52:ピクチャ符号化拡張 54:拡張及びユーザデータ(2) 56:ピクチャデータ 58:シーケンスエンド 60:シーケンスヘッダ 62:スライスデータ 64:スライス情報 66:マクロブロックデータ 68:マクロブロック情報 70:ブロックデータ 80:ベクトル予測値算出回路 82:ベクトル復号化回路 84:追加デュアルプライム演算回路 86:色成分スケーリング回路 88:予測フィールド/フレーム選択回路 90:フレームストアアドレス指定回路 92:フレームメモリ 94:半画素予測フィルタ 96:予測結合回路 98:積算回路 100:飽和処理回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 7/32 H04N 7/137 Z Fターム(参考) 5B057 AA20 CA01 CA08 CA12 CA16 CB01 CB08 CB12 CB18 CC01 CD05 CE08 CG02 5C059 KK01 LB05 LC03 MA00 MA23 MC11 ME01 NN15 PP05 PP06 PP07 PP16 SS02 SS20 UA02 UA05 UA33 5C063 AA06 AB03 AC01 BA03 BA04 BA12 CA11 CA12 5C076 AA21 AA22 BA07 BA09 BB13
Claims (47)
- 【請求項1】 所定サイズの直交変換ブロックで直交変
換された画像データを入力する入力手段と、 当該画像データに対応する直交変換データに対して当該
直交変換ブロックのサイズを変更し、当該直交変換ブロ
ックのサイズをM(自然数)にする第1ブロック及びN
(自然数)にする第2ブロックを画面内に所定分布で配
置する画像処理手段と、 当該画像処理手段から出力されるデータを、各直交変換
ブロックのサイズに応じた基底マトリクスに従い逆直交
変換する逆直交変換手段とを有することを特徴とする画
像処理装置。 - 【請求項2】 当該画像処理手段は、当該第1のブロッ
クを画面中央に配置し、当該第2のブロックを画面周囲
に配置する請求項1に記載の画像処理装置。 - 【請求項3】 当該画像データが、水平画素数が192
0、垂直画素数が1088のプログレッシブ走査画像信
号を直交変換されたものであり、画素数変換後の画像信
号を、その水平画素数が852、垂直画素数が480の
プログレッシブ走査信号とする場合に、M=4、N=3
である請求項2に記載の画像処理装置。 - 【請求項4】 水平方向には、当該第1のブロックを画
面中央に132ブロック配置すると共に、両側部に当該
第2のブロックをそれぞれ54ブロック配置し、 垂直方向には、当該第1のブロックを画面中央に72ブ
ロック配置すると共に、両側部に当該第2のブロックを
それぞれ32ブロックずつ配置する請求項3に記載の画
像処理装置。 - 【請求項5】 当該画像データが、水平画素数が192
0、垂直画素数が1088で、1フィールドの垂直画素
数が544のインターレース走査画像信号を直交変換さ
れたものであり、画素数変換後の画像信号を、その水平
画素数が852、垂直画素数が480で、1フィールド
の垂直画素数が240のインターレース走査信号とする
場合に、M=4、N=3である請求項2に記載の画像処
理装置。 - 【請求項6】 水平方向には、当該第1のブロックを画
面中央に132ブロック配置すると共に、両側部に当該
第2のブロックをそれぞれ54ブロック配置し、 垂直方向には、当該第1のブロックを画面中央に36ブ
ロック配置すると共に、両側部に当該第2のブロックを
それぞれ16ブロックずつ配置する請求項5に記載の画
像処理装置。 - 【請求項7】 当該画像処理手段は、当該第1のブロッ
クと当該第2のブロックを交互に配置する請求項1に記
載の画像処理装置。 - 【請求項8】 当該画像データが、水平画素数が192
0、垂直画素数が1088のプログレッシブ走査画像信
号を直交変換されたものであり、画素数変換後の画像信
号を、その水平画素数が840、垂直画素数が476の
プログレッシブ走査信号とする場合に、M=4、N=3
である請求項7に記載の画像処理装置。 - 【請求項9】 当該画像データが、水平画素数が192
0、垂直画素数が1088で、1フィールドの垂直画素
数が544のインターレース走査画像信号を直交変換さ
れたものであり、画素数変換後の画像信号を、その水平
画素数が840、垂直画素数が476で、1フィールド
の垂直画素数が238のインターレース走査信号とする
場合に、M=4、N=3である請求項7に記載の画像処
理装置。 - 【請求項10】 当該画像処理手段は、画面中央部では
当該第1のブロックを当該第2のブロックより多く配置
し、画面周辺部では当該第2のブロックを当該第1のブ
ロックより多く配置するように、当該第1のブロックと
当該第2のブロックの比率を画面中央から画面周辺部に
向かうに従い変更する請求項1に記載の画像処理装置。 - 【請求項11】 当該画像データが、水平画素数が19
20、垂直画素数が1088のプログレッシブ走査画像
信号を直交変換されたものであり、画素数変換後の画像
信号を、その水平画素数が852、垂直画素数が480
のプログレッシブ走査信号とする場合に、M=4、N=
3である請求項10に記載の画像処理装置。 - 【請求項12】 当該画像データが、水平画素数が19
20、垂直画素数が1088で、1フィールドの垂直画
素数が544のインターレース走査画像信号を直交変換
されたものであり、画素数変換後の画像信号を、その水
平画素数が852、垂直画素数が480で、1フィール
ドの垂直画素数が240のインターレース走査信号とす
る場合に、M=4、N=3である請求項10に記載の画
像処理装置。 - 【請求項13】 当該画像処理手段は、当該第1のブロ
ックと当該第2のブロックをランダムに配置する請求項
1に記載の画像処理装置。 - 【請求項14】 当該画像処理手段は、画面をその上下
左右に2K(Kは自然数)分割した各領域毎に、当該第
1のブロック及び当該第2のブロックをランダムに配置
する請求項13に記載の画像処理装置。 - 【請求項15】 当該画像処理手段は、連続する画面間
で当該第1のブロック及び当該第2のブロックを同じ位
置に配置する請求項13又は14に記載の画像処理装
置。 - 【請求項16】 当該画像処理手段は、連続する画面間
で当該第1のブロック及び当該第2のブロックの配置が
異なる請求項13又は14に記載の画像処理装置。 - 【請求項17】 当該画像データが、水平画素数が19
20、垂直画素数が1088のプログレッシブ走査画像
信号を直交変換されたものであり、画素数変換後の画像
信号を、その水平画素数が852、垂直画素数が480
のプログレッシブ走査信号とする場合に、M=4、N=
3である請求項13に記載の画像処理装置。 - 【請求項18】 当該画像データが、水平画素数が19
20、垂直画素数が1088のプログレッシブ走査画像
信号を直交変換されたものであり、画素数変換後の画像
信号を、その水平画素数が852、垂直画素数が480
のプログレッシブ走査信号とする場合に、 M=4、N=3、K=1であり、 水平方向には、各領域において66個の当該第1のブロ
ック及び54個の当該第2のブロックをランダムに配置
し、 垂直方向には、各領域において36個の当該第1のブロ
ック及び32個の当該第2のブロックをランダムに配置
する請求項14に記載の画像処理装置。 - 【請求項19】 当該画像データが、水平画素数が19
20、垂直画素数が1088で、1フィールドの垂直画
素数が544のインターレース走査画像信号を直交変換
されたものであり、画素数変換後の画像信号を、その水
平画素数が852、垂直画素数が480で、1フィール
ドの垂直画素数が240のインターレース走査信号とす
る場合に、M=4、N=3である請求項13に記載の画
像処理装置。 - 【請求項20】 当該画像データが、水平画素数が19
20、垂直画素数が1088で、1フィールドの垂直画
素数が544のインターレース走査画像信号を直交変換
されたものであり、画素数変換後の画像信号を、その水
平画素数が852、垂直画素数が480で、1フィール
ドの垂直画素数が240のインターレース走査信号とす
る場合に、 M=4、N=3、K=1であり、 水平方向には、各領域において66個の当該第1のブロ
ック及び54個の当該第2のブロックをランダムに配置
し、 垂直方向には、各領域において18個の当該第1のブロ
ック及び16個の当該第2のブロックをランダムに配置
する請求項14に記載の画像処理装置。 - 【請求項21】 更に、 画像表示手段と、 当該画像表示手段の水平垂直画素数、及び当該入力画像
データの水平垂直画素数に従い、当該画像表示手段の水
平画素数及び垂直画素数をそれぞれ当該入力画像データ
の水平画素数及び垂直画素数で除算して水平スケーリン
グ比及び垂直スケーリング比を算出し、当該画像処理手
段に第1のブロックと当該当該第2のブロックの各サイ
ズと位置を設定し、当該逆直交変換手段に当該第1のブ
ロック及び当該第2のブロックに対する基底マトリクス
を設定する制御手段とを具備する請求項1乃至20の何
れか1項に記載の画像処理装置。 - 【請求項22】 当該入力手段によって入力される画像
データは圧縮符号化されたデータであり、当該入力手段
は、当該画像データを直交変換係数データに復号化する
復号化手段を含む請求項1乃至21の何れか1項に記載
の画像処理装置。 - 【請求項23】 当該入力手段によって入力された画像
データは、MPEG2の規格に準拠して圧縮符号化され
たデータである請求項22に記載の画像処理装置。 - 【請求項24】 所定サイズの直交変換ブロックで直交
変換された画像データを入力する入力ステップと、 当該画像データに対応する直交変換係数データに対して
当該直交変換ブロックのサイズを変更し、当該直交変換
ブロックのサイズをM(自然数)にする第1ブロック及
びN(自然数)にする第2ブロックを画面内に所定分布
で配置する画像処理ステップと、 当該画像処理ステップで得られるデータを、各直交変換
ブロックのサイズに応じた基底マトリクスに従い逆直交
変換する逆直交変換ステップとを有することを特徴とす
る画像処理方法。 - 【請求項25】 当該画像処理ステップは、当該第1の
ブロックを画面中央に配置し、当該第2のブロックを画
面周囲に配置する請求項24に記載の画像処理方法。 - 【請求項26】 当該画像データが、水平画素数が19
20、垂直画素数が1088のプログレッシブ走査画像
信号を直交変換されたものであり、画素数変換後の画像
信号を、その水平画素数が852、垂直画素数が480
のプログレッシブ走査信号とする場合に、M=4、N=
3である請求項25に記載の画像処理方法。 - 【請求項27】 水平方向には、当該第1のブロックを
画面中央に132ブロック配置すると共に、両側部に当
該第2のブロックをそれぞれ54ブロック配置し、 垂直方向には、当該第1のブロックを画面中央に72ブ
ロック配置すると共に、両側部に当該第2のブロックを
それぞれ32ブロックずつ配置する請求項26に記載の
画像処理方法。 - 【請求項28】 当該画像データが、水平画素数が19
20、垂直画素数が1088で、1フィールドの垂直画
素数が544のインターレース走査画像信号を直交変換
されたものであり、画素数変換後の画像信号を、その水
平画素数が852、垂直画素数が480で、1フィール
ドの垂直画素数が240のインターレース走査信号とす
る場合に、M=4、N=3である請求項25に記載の画
像処理方法。 - 【請求項29】 水平方向には、当該第1のブロックを
画面中央に132ブロック配置すると共に、両側部に当
該第2のブロックをそれぞれ54ブロック配置し、 垂直方向には、当該第1のブロックを画面中央に36ブ
ロック配置すると共に、両側部に当該第2のブロックを
それぞれ16ブロックずつ配置する請求項28に記載の
画像処理方法。 - 【請求項30】 当該画像処理ステップは、当該第1の
ブロックと当該第2のブロックを交互に配置する請求項
24に記載の画像処理方法。 - 【請求項31】 当該画像データが、水平画素数が19
20、垂直画素数が1088のプログレッシブ走査画像
信号を直交変換されたものであり、画素数変換後の画像
信号を、その水平画素数が840、垂直画素数が476
のプログレッシブ走査信号とする場合に、M=4、N=
3である請求項30に記載の画像処理方法。 - 【請求項32】 当該画像データが、水平画素数が19
20、垂直画素数が1088で、1フィールドの垂直画
素数が544のインターレース走査画像信号を直交変換
されたものであり、画素数変換後の画像信号を、その水
平画素数が840、垂直画素数が476で、1フィール
ドの垂直画素数が238のインターレース走査信号とす
る場合に、M=4、N=3である請求項30に記載の画
像処理方法。 - 【請求項33】 当該画像処理ステップは、画面中央部
では当該第1のブロックを当該第2のブロックより多く
配置し、画面周辺部では当該第2のブロックを当該第1
のブロックより多く配置するように、当該第1のブロッ
クと当該第2のブロックの比率を画面中央から画面周辺
部に向かうに従い変更する請求項24に記載の画像処理
方法。 - 【請求項34】 当該画像データが、水平画素数が19
20、垂直画素数が1088のプログレッシブ走査画像
信号を直交変換されたものであり、画素数変換後の画像
信号を、その水平画素数が852、垂直画素数が480
のプログレッシブ走査信号とする場合に、M=4、N=
3である請求項33に記載の画像処理方法。 - 【請求項35】 当該画像データが、水平画素数が19
20、垂直画素数が1088で、1フィールドの垂直画
素数が544のインターレース走査画像信号を直交変換
されたものであり、画素数変換後の画像信号を、その水
平画素数が852、垂直画素数が480で、1フィール
ドの垂直画素数が240のインターレース走査信号とす
る場合に、M=4、N=3である請求項33に記載の画
像処理方法。 - 【請求項36】 当該画像処理手段は、当該第1のブロ
ックと当該第2のブロックをランダムに配置する請求項
24に記載の画像処理方法。 - 【請求項37】 当該画像処理手段は、画面をその上下
左右に2K(Kは自然数)分割した各領域毎に、当該第
1のブロック及び当該第2のブロックをランダムに配置
する請求項36に記載の画像処理方法。 - 【請求項38】 当該画像処理手段は、連続する画面間
で当該第1のブロック及び当該第2のブロックを同じ位
置に配置する請求項36又は37に記載の画像処理方
法。 - 【請求項39】 当該画像処理手段は、連続する画面間
で当該第1のブロック及び当該第2のブロックの配置が
異なる請求項36又は37に記載の画像処理方法。 - 【請求項40】 当該画像データが、水平画素数が19
20、垂直画素数が1088のプログレッシブ走査画像
信号を直交変換されたものであり、画素数変換後の画像
信号を、その水平画素数が852、垂直画素数が480
のプログレッシブ走査信号とする場合に、M=4、N=
3である請求項36に記載の画像処理方法。 - 【請求項41】 当該画像データが、水平画素数が19
20、垂直画素数が1088のプログレッシブ走査画像
信号を直交変換されたものであり、画素数変換後の画像
信号を、その水平画素数が852、垂直画素数が480
のプログレッシブ走査信号とする場合に、 M=4、N=3、K=1であり、 水平方向には、各領域において66個の当該第1のブロ
ック及び54個の当該第2のブロックをランダムに配置
し、 垂直方向には、各領域において36個の当該第1のブロ
ック及び32個の当該第2のブロックをランダムに配置
する請求項37に記載の画像処理方法。 - 【請求項42】 当該画像データが、水平画素数が19
20、垂直画素数が1088で、1フィールドの垂直画
素数が544のインターレース走査画像信号を直交変換
されたものであり、画素数変換後の画像信号を、その水
平画素数が852、垂直画素数が480で、1フィール
ドの垂直画素数が240のインターレース走査信号とす
る場合に、M=4、N=3である請求項36に記載の画
像処理方法。 - 【請求項43】 当該画像データが、水平画素数が19
20、垂直画素数が1088で、1フィールドの垂直画
素数が544のインターレース走査画像信号を直交変換
されたものであり、画素数変換後の画像信号を、その水
平画素数が852、垂直画素数が480で、1フィール
ドの垂直画素数が240のインターレース走査信号とす
る場合に、 M=4、N=3、K=1であり、 水平方向には、各領域において66個の当該第1のブロ
ック及び54個の当該第2のブロックをランダムに配置
し、 垂直方向には、各領域において18個の当該第1のブロ
ック及び16個の当該第2のブロックをランダムに配置
する請求項37に記載の画像処理方法。 - 【請求項44】 更に、 画像表示手段の水平垂直画素数、及び当該入力画像デー
タの水平垂直画素数を取り込み、当該画像表示手段の水
平画素数及び垂直画素数をそれぞれ当該入力画像データ
の水平画素数及び垂直画素数で除算して水平スケーリン
グ比及び垂直スケーリング比を算出し、当該画像処理ス
テップにおける第1のブロックと当該当該第2のブロッ
クの各サイズと位置を設定し、当該逆直交変換ステップ
における当該第1のブロック及び当該第2のブロックに
対する基底マトリクスを設定する設定ステップとを具備
する請求項24乃至43の何れか1項に記載の画像処理
方法。 - 【請求項45】 当該入力ステップにより入力された画
像データは圧縮符号化されたデータであり、当該入力ス
テップは、当該画像データを直交変換係数データに復号
化する復号化ステップを含む請求項24乃至44の何れ
か1項に記載の画像処理方法。 - 【請求項46】 当該画像データは、MPEG2の規格
に準拠して圧縮符号化されたデータである請求項24乃
至45の何れか1項に記載の画像処理方法。 - 【請求項47】 請求項24乃至46の何れか1項に記
載の画像処理方法を実行するプログラムソフトウエアを
記憶することを特徴とする記憶媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000027651A JP2001218211A (ja) | 2000-02-04 | 2000-02-04 | 画像処理装置及び方法並びに記憶媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000027651A JP2001218211A (ja) | 2000-02-04 | 2000-02-04 | 画像処理装置及び方法並びに記憶媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001218211A true JP2001218211A (ja) | 2001-08-10 |
Family
ID=18553195
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000027651A Withdrawn JP2001218211A (ja) | 2000-02-04 | 2000-02-04 | 画像処理装置及び方法並びに記憶媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001218211A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004147335A (ja) * | 2002-10-25 | 2004-05-20 | Humax Co Ltd | 映像イメージサイズ変換方法及び映像イメージサイズ変換装置 |
JP2013098730A (ja) * | 2011-10-31 | 2013-05-20 | Toshiba Corp | 解像度変換装置、解像度変換方法及び動画像復号化装置 |
-
2000
- 2000-02-04 JP JP2000027651A patent/JP2001218211A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004147335A (ja) * | 2002-10-25 | 2004-05-20 | Humax Co Ltd | 映像イメージサイズ変換方法及び映像イメージサイズ変換装置 |
JP2013098730A (ja) * | 2011-10-31 | 2013-05-20 | Toshiba Corp | 解像度変換装置、解像度変換方法及び動画像復号化装置 |
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---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
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