JP2001217637A - 逆l型アンテナおよびそれを使用した周波数センサ - Google Patents

逆l型アンテナおよびそれを使用した周波数センサ

Info

Publication number
JP2001217637A
JP2001217637A JP2000025801A JP2000025801A JP2001217637A JP 2001217637 A JP2001217637 A JP 2001217637A JP 2000025801 A JP2000025801 A JP 2000025801A JP 2000025801 A JP2000025801 A JP 2000025801A JP 2001217637 A JP2001217637 A JP 2001217637A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mercury
inverted
temperature
temperature sensing
shaped antenna
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000025801A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirofumi Kusachi
広文 草地
Kazuhiko Kurokawa
和彦 黒川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Engineering Ltd
Original Assignee
NEC Engineering Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Engineering Ltd filed Critical NEC Engineering Ltd
Priority to JP2000025801A priority Critical patent/JP2001217637A/ja
Publication of JP2001217637A publication Critical patent/JP2001217637A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 寸法Lを自由に可変できる構造とすること
で、アンテナ組立後に、共振周波数を高い方へも低い方
へも容易に変更可能な逆L型アンテナを得る。 【解決手段】 水銀7を封入したガラス管6の一端に、
水銀溜めからなる感温部5を接続した水銀温度計と類似
構造のものを、L字型アンテナの導体棒として用いる。
温度制御装置8で感温部5の温度を変化させることによ
って、水銀7の熱膨張作用を利用し、水銀の長さすなわ
ち導体棒の寸法を制御する。これにより、感温部5の温
度に応じて水銀7の長さ、すなわち導体棒の寸法Lを変
化させることができるので、L字型アンテナの共振周波
数を変化させることが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は逆L型アンテナおよ
びそれを使用した周波数センサに関し、特にマイクロ波
帯で使用される逆L型アンテナおよびそれを使用した周
波数センサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の逆L型アンテナの概略構成図を図
4に示す。逆L型アンテナは、図示のように、接地導体
板1上のL字型の導体棒2を同軸コネクタ3の中心導体
4に接続した構造を有しており、同軸コネクタ3より入
力した電磁波を導体棒2より自由空間に放射する機能を
有する。なお、導体棒2の長さLおよび接地導体板1か
らの高さHの和は、約1/4波長の長さである。また、
寸法LとHの和が大きくなるほど、逆L型アンテナの共
振周波数は低くなる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のこのような逆L
型アンテナは、アンテナ組立後に共振周波数を変更する
際は、導体棒2の寸法Lを切削等の方法で短縮してい
た。したがって、共振周波数を高い方へしか変更できな
いという問題がある。さらに、寸法Lを短くしすぎた場
合は、導体棒ごと交換しなければならないという問題が
ある。このため、共振周波数の変化量を確認しながら慎
重に切削をおこなう必要があり、共振周波数の変更作業
が面倒であるという問題がある。特に、導体棒2の材質
がステンレス等の堅い素材である場合は、切削作業が非
常に困難であるという問題がある。
【0004】本発明の目的は、寸法Lを自由に可変でき
る構造とすることで、アンテナ組立後に、共振周波数を
高い方へも低い方へも容易に変更可能な逆L型アンテナ
およびそれを使用した周波数センサを供給することであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、導体棒
に水銀を使用したことを特徴とする逆L型アンテナが得
られる。そして、前記水銀の長さを制御する温度制御手
段を含むことを特徴とする。また、中空部に前記水銀が
注入された中空ガラス管を含むことを特徴とし、前記ガ
ラス管の一端部に設けられて前記水銀を溜めるための水
銀溜め部を有し、前記温度制御手段はこの水銀溜め部の
温度制御をなすようにしたことを特徴とする。
【0006】また、本発明によれば、これ等構造の逆L
型アンテナを周波数の検出に使用するようにしたことを
特徴とする周波数センサが得られる。
【0007】本発明の作用を述べる。水銀を封入したガ
ラス管の一端に、水銀溜めからなる感温部を接続した水
銀温度計と類似構造のものを、L字型アンテナの導体棒
として用いる。温度制御装置で感温部の温度を変化させ
ることによって、水銀の熱膨張作用を利用し、水銀の長
さすなわち導体棒の寸法Lを制御する。
【0008】上記の構成により、温度制御装置で感温部
の温度を制御することにより、感温部の温度に応じて水
銀の長さ、すなわち導体棒の寸法Lを変化させることが
できる。したがって、L字型アンテナの共振周波数を変
化させることが可能となる。逆に、このアンテナ構造を
周波数検出のための周波数センサに使用することも可能
となる。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。図1〜図3は本発明
による逆L型アンテナの概略構成図であり、図1は水銀
7の長さを長くした状態を示し、図2は水銀7の長さを
短くした状態を示す。また、図3は一部拡大図である。
【0010】これ等図を参照すると、本発明の逆L型ア
ンテナは、水銀7を封入した内径約1mm程度の細いガラ
ス管6の一端に、水銀溜め部10からなる感温部5を設
けた水銀温度計と類似構造のものを、同軸コネクタ3の
中心導体4に接続したものである。感温部5の素材とし
ては、アルミニウム、銀およびクロムメッキした銅等の
熱伝導性のよい堅い金属を用いる。
【0011】図4は感温部5の周辺の断面図である。水
銀7は感温部5を介して同軸コネクタ3の中心導体4と
電気的に接触しているとみなせるため、L字型アンテナ
の導体棒2として機能する。水銀溜め部10を有してい
るため、感温部5はガラス管6内の水銀7より径が太い
ことが必要である。このため、感温部5内ならびに水銀
溜め部10の形状は、水銀7と中心導体4とのインピー
ダンスマッチングを悪化させないような太さおよび長さ
とする。
【0012】感温部5とガラス管6の部分は、構造的に
水銀温度計と同等であるため、水銀温度計と同様に、感
温部5の温度によってガラス管6内の水銀7の長さが変
化する。したがって、感温部5の温度を制御することに
よって、水銀7の長さを所望の寸法に容易に変化させる
ことができる。感温部5には温度制御装置8が接続され
ており、感温部5の温度を自由に制御可能な機能を有す
る。温度制御装置8は感温部5の温度を感知する温度セ
ンサ(図示せず)、感温部5の加熱または冷却をおこな
うための加熱/冷却装置(図示せず)およびこれらをコ
ントロールするための制御装置(図示せず)から構成さ
れる。
【0013】感温部5の温度制御の方法としては、水
(温水および冷水)、風(温風および冷風)およびヒー
タ等があり、アンテナの大きさや温度制御範囲の条件等
により、適切なものを選択し、加熱/冷却装置(図示せ
ず)として使用する。なお、本発明の逆L型アンテナ
は、大電力を入力すると水銀温度が上がり、ガラス管6
内の水銀7の長さ制御が困難になるため、受信用または
低電力送信用としての用途に適している。
【0014】温度制御装置8により感温部5の温度を変
化させると、水銀7の熱膨張作用によって、水銀の長さ
すなわち導体棒2の寸法Lを変化させることができる。
感温部5の温度を低くすると、図2に示すように、水銀
7の長さが短くなって共振周波数は高い方へ変化する。
また、感温部5の温度を高くすると、図1に示すように
水銀7の長さが長くなって共振周波数は低い方へ変化す
る。したがって、アンテナ組立後に共振周波数を高い方
へも低い方へも容易に変更することが可能となる。
【0015】上記例では、逆L型アンテナを用いて説明
したが、類似の構造を有する逆F型アンテナについて
も、同様に適用可能であり、また、周波数検出のための
周波数センサとしての利用も可能であることは明白であ
る。
【0016】
【発明の効果】本発明による逆L型アンテナでは、アン
テナ組立後に共振周波数を高い方へも低い方へも容易に
変更可能という効果がある。また、通常の通信用アンテ
ナとしての用途の他に、周波数センサ等の用途にも利用
可能という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である逆L型アンテナの概略
構成図(寸法Lを長くした状態)である。
【図2】本発明の一実施例である逆L型アンテナの概略
構成図(寸法Lを短くした状態)である。
【図3】本発明の逆L型アンテナの感温部の断面図であ
る。
【図4】従来の逆L型アンテナの概略構成図
【符号の説明】
1 接地導体板 2 導体棒 3 同軸コネクタ 4 中心導体 5 感温部 6 ガラス管 7 水銀 8 温度制御装置 10 水銀溜め部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導体棒に水銀を使用したことを特徴とす
    る逆L型アンテナ。
  2. 【請求項2】 前記水銀の長さを制御する温度制御手段
    を含むことを特徴とする請求項1記載の逆L型アンテ
    ナ。
  3. 【請求項3】 中空部に前記水銀が注入された中空ガラ
    ス管を含むことを特徴とする請求項1または2記載の逆
    L型アンテナ。
  4. 【請求項4】 前記ガラス管の一端部に設けられて前記
    水銀を溜めるための水銀溜め部を有し、前記温度制御手
    段はこの水銀溜め部の温度制御をなすようにしたことを
    特徴とする請求項3記載の逆L型アンテナ。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4いずれか記載の逆L型アン
    テナの構造を周波数の検出に使用することを特徴とする
    周波数センサ。
JP2000025801A 2000-02-03 2000-02-03 逆l型アンテナおよびそれを使用した周波数センサ Pending JP2001217637A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000025801A JP2001217637A (ja) 2000-02-03 2000-02-03 逆l型アンテナおよびそれを使用した周波数センサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000025801A JP2001217637A (ja) 2000-02-03 2000-02-03 逆l型アンテナおよびそれを使用した周波数センサ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001217637A true JP2001217637A (ja) 2001-08-10

Family

ID=18551607

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000025801A Pending JP2001217637A (ja) 2000-02-03 2000-02-03 逆l型アンテナおよびそれを使用した周波数センサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001217637A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008153816A (ja) * 2006-12-15 2008-07-03 Nippon Antenna Co Ltd アンテナおよびアンテナ装置
CN104393404A (zh) * 2014-09-30 2015-03-04 合肥联宝信息技术有限公司 一种实现移动终端多频天线的方法及装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008153816A (ja) * 2006-12-15 2008-07-03 Nippon Antenna Co Ltd アンテナおよびアンテナ装置
CN104393404A (zh) * 2014-09-30 2015-03-04 合肥联宝信息技术有限公司 一种实现移动终端多频天线的方法及装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN109244648B (zh) 可重构天线及微带天线
JP2002538476A (ja) ガス・クロマトグラフィック・コラムのためのマイクロ波加熱装置
JPH08330827A (ja) アンテナ装置
US5013976A (en) Electrodeless glow discharge lamp
KR100545283B1 (ko) 플라즈마 cvd 장치
JP2001217637A (ja) 逆l型アンテナおよびそれを使用した周波数センサ
US6363268B1 (en) Superconducting ultrabroadband antenna
CN208767456U (zh) 可重构天线及微带天线
US4933652A (en) Tem coaxial resonator
KR102029762B1 (ko) 안테나 모듈 및 이를 포함하는 전자 장치
CN206628583U (zh) 一种用于无线抄表的终端内置gprs天线
JP2001217642A (ja) ヘリカルアンテナ
KR101457091B1 (ko) 초전도 전력기기용 전류인입선 장치
CN101740843A (zh) 自温度补偿圆形波导谐振腔
US7265729B1 (en) Microstrip antenna having embedded spiral inductor
US6300604B1 (en) Radiant electric heater
CN2044703U (zh) 半导体冷热器
GB1500075A (en) Helical antenna with temperature characteristics
CN201584481U (zh) 低温低损耗波导同轴传输线组件
CN216349173U (zh) 一种无线测温设备及温度监测系统
CN214544822U (zh) 一种yig滤波器的加热结构
CN102204012B (zh) 利用螺旋型结构内部的耦合的电磁超介质天线
JPS6118459Y2 (ja)
JP2000081472A (ja) Nmrプローブの断熱構造
CN112083222B (zh) 热敏电阻传感器