JP2001217083A - 照明システム装置 - Google Patents

照明システム装置

Info

Publication number
JP2001217083A
JP2001217083A JP2000022709A JP2000022709A JP2001217083A JP 2001217083 A JP2001217083 A JP 2001217083A JP 2000022709 A JP2000022709 A JP 2000022709A JP 2000022709 A JP2000022709 A JP 2000022709A JP 2001217083 A JP2001217083 A JP 2001217083A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
control
wireless
control signal
signal
cable
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000022709A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Takahashi
健治 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Lighting and Technology Corp
Original Assignee
Toshiba Lighting and Technology Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Lighting and Technology Corp filed Critical Toshiba Lighting and Technology Corp
Priority to JP2000022709A priority Critical patent/JP2001217083A/ja
Publication of JP2001217083A publication Critical patent/JP2001217083A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 無線通信環境が悪化した場合でも無線子機に
おいて正常受信する制御信号のデータ数を増加させて、
受信制御信号の信頼性を向上させ、且つ調光制御を円滑
に行うことのできる照明システム装置を提供するにあ
る。 【解決手段】 無線親機3a,3bはケーブル2を介し
てデジタル伝送された調光卓1からの制御信号をいくつ
かのブロックに分け、そのブロック番号及びそのブロッ
クの制御データを付加して、ブロック毎にパケット化し
た制御信号を生成し、無線伝送する。無線子機4a〜4
cでは、内蔵される制御手段によって、ブロック毎の制
御信号を受信し、その都度エラーチェックを行い、正常
であると判断した場合にはデータ記憶部に記憶し、そう
でない場合には次のブロックを受信するという一連の処
理を順次最終ブロックまで行うように制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する分野】本発明は、屋内外に設けた複数の
照明負荷等の点消灯や調光を、調光卓,無線親機,無線
子機を用いて、遠隔調光制御及び監視制御可能な照明シ
ステム装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、舞台やスタジオ等に用いられる
照明においては、照明の明るさを制御する調光卓等の照
明装置を用いることによって、使用目的(シーン)に応
じた最適な明るさを得るようにしている。照明装置に
は、様々なシーンに応じた明るさを得るために複数の機
能が設けられたものもあり、これらの複数の機能を効果
的に活用することによって、シーンに応じた演出をより
効果的に図るための明るさの制御を可能にする。
【0003】また、従来より、シーンに応じた演出を屋
内外でもより効果的に行うための照明システムが実用化
されている。このような照明システムとしては、例えば
屋内外に設けた複数の照明負荷等の点消灯や調光を、調
光卓,無線親機,無線子機を用いて、遠隔調光制御及び
監視制御可能な照明システム装置がある。
【0004】この照明システム装置は、一般に遠隔調光
制御及び監視制御全般を行うとともに、そのための操作
手段を備えた調光卓と、この調光卓にケーブル等の有線
伝送媒体で接続され、この有線伝送媒体を介して調光等
の制御信号の送受を行う複数の無線親機と、これら複数
の無線親機と無線伝送媒体で前記制御信号の送受を行う
複数の無線子機と、これら無線子機によって調光等の駆
動が制御される複数の照明負荷とを含んで構成されてい
る。
【0005】このような照明システム装置においては、
調光卓によって操作に基づく調光信号等の制御信号が、
有線伝送媒体に適した伝送形態、例えばDMX512の
デジタル伝送規格に基づく伝送形態となるように変換処
理が施され、パケット化した制御信号として生成され
る。なお、DMX512のデジタル伝送規格とは、コン
トローラと負荷間のデジタル伝送を行う際の電気的特性
をはじめ、データフォーマット・データプロトコル・コ
ネクタ・ケーブル等の仕様を定めたものであり、例えば
1パケット毎にスタート信号及びストップ信号の制御信
号を含み、複数の負荷に応じた512チャンネル分の制
御信号のデジタル伝送が可能である。この規格を採用す
ることにより、コントローラと負荷との通信を、簡単な
デジタル伝送プロトコルで実施でき、しかも、メーカが
違うためにコントローラと負荷の互換性がないものでも
システムとして構築可能であるという利点がある。
【0006】こうして生成された制御信号は、有線伝送
媒体を介してデジタル伝送され、複数の無線親機によっ
て受信される。これらの無線親機は、受信した制御信号
を無線伝送媒体として送信するための変換処理を施し
て、複数の無線子機に送信する。このときの無線伝送媒
体に適した伝送形態例が図5に示されている。つまり、
複数の無線親機は、無線伝送信号変換手段によって、調
光卓から1パケット毎に受信された全ての制御信号から
図5に示すような無線信号に適した1パケット毎の制御
信号を生成する。
【0007】具体的には、図5に示すように1パケット
のパケットデータエリアにおいては、最初のエリア10
aにスタート信号が重畳され、次の制御信号データエリ
ア10bには、照明負荷に対応したチャンネル毎の制御
信号(1チャンネルからNチャンネル(Nは整数で51
2が上限)が重畳され、次のエリア10cには、この1
パケット内の制御信号のデータエラーチェックを目的と
するデータチェックコード等のデータが重畳され、そし
て最後のエリア10dにストップ信号が重畳されること
により、1パケットのデータと成している。このように
複数の無線親機によって生成されたパケット毎の制御信
号は、複数の無線子機側に送信されるようになってい
る。
【0008】一方、複数の無線子機は、無線親機によっ
て送信された無線信号である制御信号(図5参照)を受
信する。これら無線子機は、受信した制御信号に含まれ
るデータチェック用のデータチェックコードに基づき、
受信した制御信号のエラーチェックを行い、受信したデ
ータ内容が正常であると判断した場合には、そのデータ
に基づく照明負荷に対し調光駆動制御を実施する。これ
により、複数の照明負荷は、調光卓の操作に基づく遠隔
調光制御がなされることになる。なお、監視制御につい
ては、各無線子機から各照明負荷の調光状態や姿勢状態
等を示す情報を同様な伝送形態にて無線親機に伝送さ
れ、それを受信した各無線親機が有線伝送形態にてその
受信信号が前記調光卓に送信されることにより、調光卓
側にて監視することも可能である。
【0009】ところで、このような有線伝送形態及び無
線伝送形態とによって伝送される制御信号の信頼性を考
慮すると、無線親機から無線信号の送信中に一瞬でも無
線通信環境が悪化した場合には、各無線子機によって受
信された無線信号が正常に伝送されないことも考えられ
る。このような場合、少なくともこれに伴う調光状態に
対する悪影響を回避するためには、正常に伝送されない
制御信号のみを破棄するとともに補正することが望まし
い。
【0010】しかしながら、従来の照明システム装置で
は、上記のように無線通信環境が悪化した場合に、各無
線子機によって受信された無線信号が正常に伝送されて
いない状態にも関わらず、各無線子機によってこの受信
信号に含まれるデータチェックコードに基づきエラーチ
ェックが行われることになるため、このような無線子機
によるエラーチェックでは受信エラーと判断してしま
い、その結果受信した1パケット分の全データ内容が破
棄されることになる。つまり、伝送する制御信号の信頼
性が劣化してしまうにも関わらず補正することができ
ず、調光機能に悪影響を及ぼしてしまう虞れもあった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記の如く、従来の照
明システム装置では、無線親機から無線信号の送信中に
一瞬でも無線通信環境が悪化した場合に、各無線子機に
よって受信された無線信号が正常に伝送されていない状
態にも関わらず、各無線子機によってこの受信信号に含
まれるデータチェックコードに基づきエラーチェックが
行われることになるため、このような無線子機によるエ
ラーチェックでは受信エラーと判断してしまい、その結
果受信した1パケット分の全データ内容が破棄されるこ
とになる。つまり、伝送する制御信号の信頼性が劣化し
てしまうにも関わらず補正することができず、調光機能
に悪影響を及ぼしてしまう虞れもあった。
【0012】そこで、本発明では上記問題点に鑑みてな
されたもので、無線通信環境が悪化した場合でも無線子
機において正常受信する制御信号のデータ数を増加させ
ることの可能な伝送形態を採用することにより、受信制
御信号の信頼性を向上させ、且つ調光制御を円滑に行う
ことのできる照明システム装置の提供を目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明によ
る照明システム装置は、複数の照明負荷の調光制御及び
システム全体の監視制御をするのに必要なパケット化し
た制御信号を第1のケーブルを介して送受信可能な調光
卓と;前記調光卓から前記第1のケーブルを介して受信
した1パケットの制御信号の内容を複数のブロック毎に
分割して複数パケットの制御信号を生成し、生成した複
数パケットの制御信号を順次無線化して送信するととも
に、無線信号を受信した場合には該無線信号を制御信号
として前記第1のケーブルを介して前記調光卓に送信す
る複数の無線親機と;前記無線親機により送信された複
数パケットの制御信号を順次受信して該制御信号に含ま
れるエラーデータに基づき、制御信号が正常に伝送され
たか否かの判別をパケット毎に行い、判別結果に基づい
て正常な複数パケットの制御信号を再構成して第2のケ
ーブルを介して送信するとともに、前記第2のケーブル
を介して監視信号を受信した場合には、該監視信号を無
線化して前記無線親機へと送信する複数の無線子機と;
前記複数の無線子機から前記第2のケーブルを介して取
り込んだ前記制御信号に基づき複数の照明負荷の調光制
御を行うとともに、これら照明負荷の監視制御するのに
必要な監視信号を前記第2のケーブルを介して前記複数
の無線子機へと送信する複数の調光器と;を具備したこ
とを特徴とするものである。
【0014】請求項1記載の発明によれば、前記複数の
無線親機は、前記調光卓から前記第1のケーブルを介し
て受信した1パケットの制御信号の内容を複数のブロッ
ク毎に分割して複数パケットの制御信号を生成し、生成
した複数パケットの制御信号を順次無線化して送信す
る。そして、前記複数の子機では、前記無線親機により
送信された複数パケットの制御信号を順次受信して該制
御信号に含まれるエラーデータに基づき、制御信号が正
常に伝送されたか否かの判別をパケット毎に行い、判別
結果に基づいて正常な複数パケットの制御信号を再構成
して第2のケーブルを介して前記複数の調光器へと送信
され、これら複数の調光器によって取り込んだ前記制御
信号に基づき複数の照明負荷の調光制御が実施される。
これにより、無線通信環境が悪化した場合でも無線子機
において正常受信する制御信号のデータ数を増加させる
ことが可能となり、受信制御信号の信頼性を向上させ、
且つ調光制御を円滑に行うことができる。
【0015】請求項2に記載の発明による照明システム
装置は、請求項1に記載の照明システム装置において、
前記複数の無線子機は、前記無線親機からの複数パケッ
トの制御信号を順次受信するとともに、前記第2のケー
ブルを介して監視信号を受信した場合には、該監視信号
を無線化して前記無線親機へと送信する無線送受信手段
と、前記無線送受信手段により受信された複数パケット
の制御データを記憶する記憶手段と、前記無線送受信手
段により受信したパケット毎の制御信号に含まれるエラ
ーデータに基づき、受信した制御信号が正常に伝送され
たか否かの判別をパケット毎に行い、正常で有る場合に
はこのパケットの制御信号を前記記憶手段に書き込み、
そうでない場合には、このパケットの制御信号の前記記
憶手段への書き込みを禁止するとともに、該記憶手段の
読み出しを制御することにより、正常な複数パケットの
制御信号を再構成して第2のケーブルを介して送信する
制御手段と、前記再構成された複数パケットの制御信号
を第2のケーブルを介して前記複数の調光器に送信する
とともに、これら複数の調光器からの前記監視信号を前
記第2のケーブルを介して受信する送受信手段と、を含
んで構成されたものである。
【0016】請求項2記載の発明によれば、前記請求項
1の発明と同様に作用して同様の効果を得る他に、前記
複数の子機がそれぞれ無線送受信手段,記憶手段,制御
手段及び送受信手段によって構成されているので、簡単
な構成で無線親機側及び調光器側に対してそれぞれ双方
向の送受信可能な高性能な無線子機を構成でき、システ
ム規模に対応した高性能な照明システム装置を構築する
ことも可能である。
【0017】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態について図面を
参照して説明する。
【0018】図1は本発明に係る照明システム装置の一
実施形態例を示し、該照明システム装置全体の概略構成
例を示すブロック図である。
【0019】図1に示すように、本実施の形態に係る照
明システム装置においては、例えば、屋内外に複数設置
された照明負荷である調光器7-1,7-2,7-3…7-N
(N は整数)全ての調光や監視を制御可能な調光卓1が
設けられている。
【0020】この調光卓1は、図示はしないが全ての調
光器の調光や監視を制御するのに必要な機能を備えると
ともに、その機能を実行操作するのに必要な操作手段を
備えて構成されている。調光器全てあるいは一部の調光
を制御する場合には、この操作手段を用いることにより
調光や調光器の姿勢等を示す制御信号が生成される。な
お、この制御信号については、調光卓1内の記憶手段あ
るいは記憶媒体に予めシーンに応じた制御信号を記憶
し、調光を行う場合に必要な制御信号を読み出して得る
ようにしても良い。
【0021】この調光卓1には、有線伝送媒体であるケ
ーブル2を介して調光等の制御信号(監視する際には監
視信号)の送受が可能な無線親機3a,3bが接続され
ている。調光卓1は、調光制御を行う場合、このケーブ
ル2を介して生成した制御信号をこれら無線親機3a,
3bに送信する。なお、図中では、2つの無線親機3
a,3bを設置した場合について示されているが、その
数は目的とするシステムの規模に応じて増減可能であ
る。
【0022】制御信号を送信する場合、調光卓1は、生
成した制御信号をケーブル2等の有線伝送媒体に適した
伝送形態、例えば従来技術同様にDMX512のデジタ
ル伝送規格に基づく伝送形態となるように変換処理を施
して、パケット化した制御信号を得て送信することにな
る。このDMX512のデジタル規格に応じたデータフ
ォーマット例が図2に示されている。つまり、DMX5
12のデジタル規格に応じたデータフォーマットでは、
図2に示すように1パケットのパケットデータエリアに
おいて、最初のエリア10aに信号の始まりを示すスタ
ート信号が重畳され、次の制御信号データエリア10b
には、調光器7-1〜7N に対応したチャンネル毎の制御
信号(1チャンネルからNチャンネル(Nは整数で51
2が上限))が重畳され、そして最後のエリア10dに
は信号の最後を示すストップ信号が重畳されることによ
り、1パケットのデータと成している。このような構成
に変換されたパケット毎の制御信号が前記調光卓1から
ケーブル2を介してデジタル伝送され、無線親機3a,
3bによって受信される。
【0023】無線親機3a,3bは、図示はしないが調
光や監視を行うための制御信号(監視する際には監視信
号)の送受が可能な送受信部と、有線伝送媒体を介して
受信した制御信号を無線伝送媒体に適した伝送フォーマ
ットに変換する無線伝送信号変換部と、変換した無線信
号や他の無線信号を無線伝送媒体を介して送受信するた
めの無線送受信部とを含んでそれぞれ構成されている。
【0024】これらの無線親機3a,3bは、送受信部
により受信した制御信号を、変換部により無線伝送媒体
として送信するための変換処理を施して、各無線子機4
a,4b,4cに送信する。このとき、従来の無線親機
では、制御信号を無線伝送する際に、図5に示すような
伝送フォーマットに変換して送信していたが、本実施の
形態では、上記問題点を解決するために改良がなされた
伝送フォーマットで変換して無線伝送されるようになっ
ている。このような本実施の形態における伝送フォーマ
ットの一例を図2に示す。
【0025】図2は本実施の形態の無線親機から無線伝
送される伝送フォーマットの一例を示すパケット構成図
である。
【0026】本実施の形態の各無線親機3a,3bは、
無線親機,無線子機間の無線通信環境が悪化した場合で
も無線子機において正常受信する制御信号のデータ数を
増加させるために、無線伝送信号変換部によって調光卓
1から1パケット毎に受信された全ての制御信号から、
図2に示すような伝送フォーマットに基づく1パケット
毎の制御信号を生成する。このとき、無線親機3a,3
bは、調光卓1から受信した制御データをいくつかのブ
ロックに分け、そのブロック毎のバケットデータを生成
する。
【0027】例えば、この伝送フォーマットに基づき生
成された1パケットのパケットデータエリアにおいて
は、最初のエリア10aに上述のスタート信号が重畳さ
れ、次のデータエリア10eには、調光卓1から受信し
た制御データをいくつかのブロックに分けた際のブロッ
ク番号(No)とそのブロックの制御データとが重畳さ
れる。その次の制御信号データエリア10bbには、そ
のブロックの数に応じた調光器7-1〜7-64(図中では
チャンネル1乃至チャンネル64の制御データを一つの
ブロックとしている)に対応した各チャンネル毎の制御
信号が重畳され、次のエリア10cには、この1パケッ
ト内の制御信号のデータエラーチェックを目的とするデ
ータチェックコード等のデータが重畳され、そして最後
のエリア10dに上述のストップ信号が重畳されること
により、1パケットのデータと成している。このように
各無線親機3a,3bによって生成されたパケット毎の
制御信号は、複数の無線子機4a,4b,4cに送信さ
れるようになっている。
【0028】なお、無線親機3a,3bは、図3に示す
ブロック1のパケットデータ(チャンネル1乃至チャン
ネル64までの制御データを含む)の送信後は、次のブ
ロック2のパケットデータ(チャンネル65乃至チャン
ネル128までの制御データを含む)を送信し、以降同
様に64チャンネル分のブロック毎のパケットデータを
順次送信する。つまり、本実施の形態では、ブロック毎
のパケットデータ送信は、DMS512のデジタル伝送
規格に基づくチャンネル512が完了するまで行われる
ことになる。
【0029】このようにして無線親機3a,3bから無
線伝送されたブロック毎の制御信号(無線信号として説
明することもある)は、各無線子機4a,4b,4cに
よって受信される。
【0030】無線子機4a,4b,4cは、図示はしな
いが前記無線親機との間で無線信号(制御信号)の送受
が可能な無線送受信部と、受信信号を記憶する受信デー
タ記憶部と、受信した制御信号に含まれるデータチェッ
ク用のデータチェックコードに基づき、受信した制御信
号のエラーチェックを行うとともに、その判定結果に基
づき、前記データ記憶部へのブロック毎の受信信号の書
き込みを制御するとともに、該データ記憶部の読み出し
を制御して正常な、512チャンネル分のデータ(全ブ
ロックデータ)を生成して各ケーブル5,5b,5cを
介して各調光器7-1〜7N にデジタル伝送するように伝
送制御する制御手段と、各ケーブルに接続された複数の
調光器との間で制御信号や監視信号の送受が可能な送受
信部とを含んで構成されている。
【0031】なお、前記複数の調光器7-1〜7N は、そ
れぞれいくつかのグループ分けがなされており、グルー
プ分けされたいくつかの調光器7(図中では64個毎に
グループ分けを行っている)は、前記各無線子機4a,
4b,4cにそれぞれ接続された有線伝送媒体としての
ケーブル5a,5b,5cに、直列的にブランチ接続さ
れるようになっている。
【0032】次に、前記各無線子機の制御手段による制
御動作例を図4を参照しながら詳細に説明する。図4は
各無線子機の制御手段による制御動作例を示すフロチャ
ートである。
【0033】いま、上述したように各無線親機3a,3
bから無線伝送されたブロック毎の制御信号を各無線子
機4a,4b,4cの各無線送受信部によって受信する
ものとする。すると、各無線子機4a,4b,4cの制
御手段は、図3に示すステップS41により、該フロチ
ャートを実行させ、処理をステップS42に進む。
【0034】制御手段は、ステップS42による処理に
より、無線送受信部を制御してまず、ブロック1の制御
信号を受信し、続くステップS43に進む。
【0035】そして、制御手段は、ステップS43によ
る判定処理で、受信したブロック1の制御信号に含まれ
るデータチェック用のデータチェックコードに基づき、
受信した制御信号のエラーチェック、つまり、ブロック
1の受信信号が正常であるか否かの判定を行い、正常で
ある場合には、処理をステップS44に移行し、正常で
ない場合には、例えば無線親機,無線子機間の無線通信
環境が悪化した場合であるものと判断して処理をステッ
プS45に移行する。
【0036】上記判定処理でブロック1の制御信号が正
常であるものと判断された場合、制御手段は、ステップ
S44による処理により、該ブロック1の制御信号を前
記データ記憶部に記憶させ、その後処理をステップS4
5に移行する。
【0037】また上記判定でブロック1の制御信号が正
常でない場合と判断された場合、また、ブロック1の制
御信号のデータ記憶部への記憶完了後において、制御手
段は、ステップS45による処理により、無線送受信部
を制御して次のブロック2の制御信号を受信し、続くス
テップS46による判定処理へと移行する。
【0038】このステップS46による判定処理では、
このときに受信した制御信号、つまりブロック2の制御
信号に含まれるデータチェック用のデータチェックコー
ドに基づき、受信したブロック1の受信信号が正常であ
るか否かの判定を行い、正常である場合には、処理をス
テップS46に移行し、正常でない場合には、また無線
親機,無線子機間の無線通信環境が悪化した場合である
ものと判断して処理を、次のブロック番号を受信する処
理(図示せず)へと移行する。
【0039】上記判定処理でブロック2の制御信号が正
常であるものと判断された場合、制御手段は、ステップ
S46による処理により、該ブロック2の制御信号を前
記データ記憶部に記憶させ、その後処理を次のブロック
番号を受信する処理(図示せず)へと移行する。
【0040】また上記判定でブロック2の制御信号が正
常でない場合と判断された場合、また、ブロック2の制
御信号のデータ記憶部への記憶完了後において、制御手
段は、次のブロック番号を受信する処理(図示せず)へ
と移行する。すなわち、制御手段は、前記ステップS4
2乃至ステップS46における一連のルーチンを、最終
ブロックの制御信号の受信がなされるまで、繰り返して
行い、そして、ステップS47による処理にて最終ブロ
ックの制御信号を前記データ記憶部に記憶させるように
制御する。
【0041】そして、制御手段は、最終ブロックの制御
信号のデータ記憶部への記憶が完了すると、続くステッ
プS48による処理にて、前記データ記憶部に記憶され
ている全ブロックの制御信号(例えば512チャンネル
分の制御信号)を読み出し、送受信部を制御して、この
読み出された全部ブロックの制御信号を図1に示す有線
伝送媒体としてのケーブル5a,5b,5cを介して各
調光器7-1〜7N にデジタル伝送させる。
【0042】こうして、各調光器7-1〜7N はデジタル
伝送された全ブロックの制御信号から対応するブロック
の制御信号を抽出するとともに、抽出された制御信号に
基づいて照明負荷の調光を駆動制御する。
【0043】なお、監視制御については、各無線子機か
ら各照明負荷の調光状態や姿勢状態等を示す情報(監視
信号)を同様な伝送形態にて無線親機に伝送され、それ
を受信した各無線親機が有線伝送形態にてその受信信号
が前記調光卓に送信されることにより、調光卓側にて監
視することが可能である。
【0044】したがって、本実施の形態によれば、無線
親機3a,3bによって調光卓1からデジタル伝送され
る全ての制御信号を、パケット長を短くしていくつかの
ブロック毎に無線伝送し、一方、無線子機4a,4b,
4cの各制御手段によって、各ブロック毎の制御信号を
順次受信して、その都度エラーチェックを行い、正常で
あると判断した場合には、データ記憶部に記憶し、そう
でない場合には、次のブロックを受信するという一連の
処理を、最終ブロックまで行うことにより、無線親機,
無線子機間の無線通信環境が悪化した場合でも、一部の
データのみが欠落するだけにとどめることができ、言い
替えれば、無線子機において正常受信する制御信号のデ
ータ数を増加させることが可能となる。これにより、受
信制御信号の信頼性を向上させ、且つ調光制御を円滑に
行うことのできる照明システム装置を構成することがで
きる。
【0045】なお、本発明は、上記実施の形態例に限定
されるものではなく、前記実施の形態の変形や応用も本
発明に含まれる。
【0046】また、前記実施の形態においては、調光卓
1からの制御信号を64個のブロック毎に分けて無線伝
送した場合について説明したが、これに限定されるもの
ではなく、そのブロック数をシステム規模に応じて自由
に変更設定することも可能である。
【0047】また、前記実施の形態においては、2つの
無線親機,3つの無線子機,さらにこれらの無線子機に
対して直列的に接続された64個の調光器として構成し
た場合を説明したが、これもまたこれに限定されるもの
ではなく、上記同様にシステム規模に応じてその数を自
由に構成することも可能である。
【0048】
【発明の効果】請求項1及び請求項2の発明によれば、
無線親機によって調光卓からデジタル伝送される全ての
制御信号を、パケット長を短くしていくつかのブロック
毎に無線伝送し、一方、無線子機の各制御手段によっ
て、各ブロック毎の制御信号を順次受信して、その都度
エラーチェックを行い、正常であると判断した場合に
は、データ記憶部に記憶し、そうでない場合には、次の
ブロックを受信するという一連の処理を、最終ブロック
まで行うことにより、無線親機,無線子機間の無線通信
環境が悪化した場合でも、一部のデータのみが欠落する
だけにとどめることができ、言い替えれば、無線子機に
おいて正常受信する制御信号のデータ数を増加させるこ
とが可能となる。これにより、受信制御信号の信頼性を
向上させ、且つ調光制御を円滑に行うことのできる照明
システム装置を構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る照明システム装置の一実施の形態
を示すシステム構成図。
【図2】調光卓から出力される制御信号の伝送フォーマ
ットの一例を示すパケット構成図。。
【図3】無線親機から出力される無線制御信号の伝送フ
ォーマットの一例を示すパケット構成図。
【図4】無線子機の制御手段における制御動作を説明す
るためのフローチャート。
【図5】従来の無線子機から出力される制御信号の伝送
フォーマットを示すパケット構成図。
【符号の説明】
1…調光卓、 2,5a,5b,5c…ケーブル(有線伝送媒体)、 3a,3b…無線親機、 4a,4b,4c…無線子機、 7-1〜7-N(N は整数)…調光器、 10a〜10e…パケットデータエリア。
フロントページの続き Fターム(参考) 3K073 AA03 AA14 AA52 AA74 AB03 CB01 CB04 CB06 CC22 CC25 CE04 CE06 CE07 CE15 CE16 CG06 CJ01 CJ02 CJ08 CJ11 CM09 5K014 AA01 BA05 EA00 FA08 FA11 HA05

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の照明負荷の調光制御及びシステム
    全体の監視制御をするのに必要なパケット化した制御信
    号を第1のケーブルを介して送受信可能な調光卓と;前
    記調光卓から前記第1のケーブルを介して受信した1パ
    ケットの制御信号の内容を複数のブロック毎に分割して
    複数パケットの制御信号を生成し、生成した複数パケッ
    トの制御信号を順次無線化して送信するとともに、無線
    信号を受信した場合には該無線信号を制御信号として前
    記第1のケーブルを介して前記調光卓に送信する複数の
    無線親機と;前記無線親機により送信された複数パケッ
    トの制御信号を順次受信して該制御信号に含まれるエラ
    ーデータに基づき、制御信号が正常に伝送されたか否か
    の判別をパケット毎に行い、判別結果に基づいて正常な
    複数パケットの制御信号を再構成して第2のケーブルを
    介して送信するとともに、前記第2のケーブルを介して
    監視信号を受信した場合には、該監視信号を無線化して
    前記無線親機へと送信する複数の無線子機と;前記複数
    の無線子機から前記第2のケーブルを介して取り込んだ
    前記制御信号に基づき複数の照明負荷の調光制御を行う
    とともに、これら照明負荷の監視制御するのに必要な監
    視信号を前記第2のケーブルを介して前記複数の無線子
    機へと送信する複数の調光器と;を具備したことを特徴
    とする照明システム装置。
  2. 【請求項2】 前記複数の無線子機は、 前記無線親機からの複数パケットの制御信号を順次受信
    するとともに、前記第2のケーブルを介して監視信号を
    受信した場合には、該監視信号を無線化して前記無線親
    機へと送信する無線送受信手段と、 前記無線送受信手段により受信された複数パケットの制
    御データを記憶する記憶手段と、 前記無線送受信手段により受信したパケット毎の制御信
    号に含まれるエラーデータに基づき、受信した制御信号
    が正常に伝送されたか否かの判別をパケット毎に行い、
    正常で有る場合にはこのパケットの制御信号を前記記憶
    手段に書き込み、そうでない場合には、このパケットの
    制御信号の前記記憶手段への書き込みを禁止するととも
    に、該記憶手段の読み出しを制御することにより、正常
    な複数パケットの制御信号を再構成して第2のケーブル
    を介して送信する制御手段と、 前記再構成された複数パケットの制御信号を第2のケー
    ブルを介して前記複数の調光器に送信するとともに、こ
    れら複数の調光器からの前記監視信号を前記第2のケー
    ブルを介して受信する送受信手段と、を含んで構成され
    たことを特徴とする請求項1に記載の照明システム装
    置。
JP2000022709A 2000-01-31 2000-01-31 照明システム装置 Pending JP2001217083A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000022709A JP2001217083A (ja) 2000-01-31 2000-01-31 照明システム装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000022709A JP2001217083A (ja) 2000-01-31 2000-01-31 照明システム装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001217083A true JP2001217083A (ja) 2001-08-10

Family

ID=18548978

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000022709A Pending JP2001217083A (ja) 2000-01-31 2000-01-31 照明システム装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001217083A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005538506A (ja) * 2002-09-04 2005-12-15 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ マスタ−スレーブ指向2方向rf無線照明制御システム
JP2008235122A (ja) * 2007-03-22 2008-10-02 Toshiba Lighting & Technology Corp 照明システム及び通信装置
JP2011065826A (ja) * 2009-09-16 2011-03-31 Motoko Ishii Lighting Design Inc Led照明システム
JP2011065825A (ja) * 2009-09-16 2011-03-31 Motoko Ishii Lighting Design Inc Led照明システム
TWI425870B (ja) * 2007-08-24 2014-02-01
JP2014535132A (ja) * 2011-10-11 2014-12-25 コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェ 改良されたdmx512通信のための方法及び装置
US9041315B2 (en) 2010-07-06 2015-05-26 Samsung Electronics Co., Ltd. Lighting apparatus

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005538506A (ja) * 2002-09-04 2005-12-15 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ マスタ−スレーブ指向2方向rf無線照明制御システム
JP2008235122A (ja) * 2007-03-22 2008-10-02 Toshiba Lighting & Technology Corp 照明システム及び通信装置
TWI425870B (ja) * 2007-08-24 2014-02-01
JP2011065826A (ja) * 2009-09-16 2011-03-31 Motoko Ishii Lighting Design Inc Led照明システム
JP2011065825A (ja) * 2009-09-16 2011-03-31 Motoko Ishii Lighting Design Inc Led照明システム
US9041315B2 (en) 2010-07-06 2015-05-26 Samsung Electronics Co., Ltd. Lighting apparatus
JP2014535132A (ja) * 2011-10-11 2014-12-25 コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェ 改良されたdmx512通信のための方法及び装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6908665B2 (ja) スレーブ対スレーブ同期通信
KR101932686B1 (ko) 다중 노드 데이지-체인 네트워크 상에서 gpio 대 gpio 통신
CN102224732B (zh) 包括视频输出设备和视频显示器的无线手术室通信
US9185305B2 (en) Photography system, camera, and photography illumination device
CN1190834A (zh) 通信方法和使用这种方法的电子装置
CN103735281A (zh) 放射线摄像系统及用于放射线摄像系统的方法
JP2002319948A (ja) 2重モード無線データ通信
CN1098578A (zh) 用于双向总线系统的发送方法,接收方法和通信方法,以及双向总线系统
US20200221362A1 (en) Communication systems with auxiliary master and auxiliary call support functionality
JP2007504617A (ja) デジタルアドレス可能な照明インターフェースの変換方法
US6542495B1 (en) Wireless communicating method, wireless communicating system, communicating station, and controlling station
EP1791382A1 (en) Client-server system and server apparatus
JP2001217083A (ja) 照明システム装置
US20150115835A1 (en) Apparatus and method for controlling lighting based on internet protocol network
JP2011521492A (ja) ワイヤレスパーソナルエリアネットワーク方法
JP2009177519A (ja) 無線通信システム、無線端末装置、及び、可視光通信端末装置
US8818533B2 (en) Information processing device, communication system, and information processing method
JPH10341408A (ja) 画像信号伝送装置及び方法
US20220337985A1 (en) Low overhead control channel for wireless audio systems
JP4361046B2 (ja) 移動端末機のビデオ通話データ符号化方法
US20090323923A1 (en) Controller using dual-tone multi-frequency (dtmf) tones
JPH10257119A (ja) データ通信装置及び方法
CN111093179B (zh) 无线通信方法、装置和系统
EP3618580A1 (en) Transmission coding scheme for a lighting system
JP2001045012A (ja) データ送信装置及び方法、データ受信装置及び方法、データ通信システム及びデータ通信方法