JP2001216148A - 不正に複製されたプログラムまたはデータがコンピュータで使用されるのを防止する記録媒体 - Google Patents

不正に複製されたプログラムまたはデータがコンピュータで使用されるのを防止する記録媒体

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JP2001216148A
JP2001216148A JP2000021128A JP2000021128A JP2001216148A JP 2001216148 A JP2001216148 A JP 2001216148A JP 2000021128 A JP2000021128 A JP 2000021128A JP 2000021128 A JP2000021128 A JP 2000021128A JP 2001216148 A JP2001216148 A JP 2001216148A
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JP
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data
program
key data
rom
recording medium
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JP2000021128A
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English (en)
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Yasuhisa Tanabe
靖尚 田部
Shoshi Ikeuchi
昭氏 池内
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FUJI MAGNEDISK KK
Original Assignee
FUJI MAGNEDISK KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複製されたアプリケーション・プログラムの
使用を防止する。 【構成】 オリジナルCD−ROMには,アプリケーシ
ョン・プログラムと,インストール・プログラムと,キ
ー・データとが記録されている。インストール・プログ
ラムはキー・データの位置情報の記述を含む。インスト
ール・プログラムを起動するとその位置情報のセクタに
アクセスする(ステップ41)。キー・データがアクセス
されずCD−ROMドライブ14からエラーが発生すると
(ステップ42でNO),コピー媒体と判断されアプリケー
ション・プログラムのインストールは中止される(ステ
ップ45)。キー・データがアクセスされCD−ROMド
ライブ14からエラー・メッセージが出力されないとオリ
ジナル媒体と判断され,アプリケーション・プログラム
のインストールが続行される(ステップ44)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】この発明は不正に複製されたプログラムま
たはデータがコンピュータで使用される(たとえばイン
ストールされる)のを防止する記録媒体に関する。
【0002】
【発明の背景】現在のCD−ROMは約650MBの比
較的大きな記録容量を持ち製作コストも安価であること
から,コンピュータ・プログラムやデータを記録する媒
体として普及している。近年,CD−ROMに記録され
たプログラムやデータをそのまま複製するための媒体
(CD−R(Compact Disk Recordable)等 )や複製す
るための装置(CD−Rドライブ等)が普及している。
このため,一般のユーザがCD−ROMの内容(プログ
ラムやデータ)をコピーすることが困難でなくなってい
る。
【0003】さらに,CD−ROMの記録容量(約65
0MB)を超える記憶容量を持つハード・ディスクを備
えたコンピュータ(特にパーソナル・コンピュータ)が
一般的になってきている。CD−ROMの記憶容量を超
える記憶容量を持つハード・ディスクには,CD−RO
Mの内容のすべてを複製することも可能である。
【0004】このような状況においては,CD−ROM
の内容の複製を防止することは難しい。しかしながら,
たとえ複製を防止することができないとしても,たとえ
ば,複製されたプログラムをコンピュータにインストー
ルできなければ結局は使用できないので,実質的にオリ
ジナルのCD−ROMの内容を保護することができる。
【0005】
【発明の開示】この発明は,オリジナル記録媒体に記録
されているアプリケーション・プログラムがCD−R等
の複製可能な記録媒体にたとえ複製されたとしても,複
製されたアプリケーション・プログラムをその複製可能
な記録媒体からコンピュータにインストールすることが
できないようすることができるオリジナル記録媒体の提
供を目的とするものである。
【0006】またこの発明は,オリジナル記録媒体に記
録されているアプリケーション・プログラムがハード・
ディスク等の大容量記録媒体にたとえ複製されたとして
も,複製されたアプリケーション・プログラムをコンピ
ュータにインストールすることができないようにするこ
とができるオリジナル記録媒体の提供を目的とするもの
である。
【0007】さらに,この発明は,より一般的に,オリ
ジナル記録媒体に記録されているプログラムまたはデー
タがCD−R等またはハード・ディスク等にたとえ複製
されたとしても,複製されたプログラムまたはデータを
コンピュータ上で使用できないようにすることができる
オリジナル記録媒体の提供を目的とするものである。
【0008】この発明による記録媒体(オリジナル記録
媒体)には,アプリケーション・プログラム,上記アプ
リケーション・プログラムをコンピュータにインストー
ルするためのインストール・プログラムおよび上記イン
ストール・プログラムの処理の中で用いられるキー・デ
ータが記録されている。上記キー・データは,上記アプ
リケーション・プログラムを複製可能な記録媒体の最大
記録時間を超える時間に相当する位置に記録されてい
る。上記インストール・プログラムは,上記キー・デー
タの位置情報の記述を含み,さらに,上記キー・データ
の位置情報の記述にしたがってキー・データにアクセス
を試みる処理と,記録媒体の読取装置が上記キー・デー
タをアクセスできない場合には上記アプリケーション・
プログラムのインストールを中止し,上記読取装置が上
記キー・データをアクセスできた場合には上記アプリケ
ーション・プログラムのインストールを続行する処理と
を,コンピュータに実行させるものである。
【0009】オリジナル記録媒体には,CD−ROM等
の記録媒体が含まれる。アプリケーション・プログラム
には,ワープロ,表計算など,コンピュータに所定の処
理機能を実現させる種々のプログラムが含まれる。
【0010】オリジナル記録媒体に記録されたキー・デ
ータは,上記アプリケーション・プログラムを複製可能
な記録媒体(コピー媒体)の最大記録時間を超える時間
に相当する位置に記録されている。コピー媒体は,CD
−R(Compact Disk Recodable)やCD−RW(Compac
t Disk ReWritable )等,最大記録時間があらかじめ規
定されている媒体を意味する。CD−Rに関して言え
ば,最大記録時間を74分にすることが規格によって定
められている。すなわちCD−Rの最大記録時間(最大
再生時間)は74分である。この場合,キー・データは
74分を超える時間に相当する位置(たとえば,78分
に相当する位置)に記録される。
【0011】オリジナル記録媒体に記録されたアプリケ
ーション・プログラムは,同じオリジナル記録媒体に記
録されたインストール・プログラムにしたがってコンピ
ュータにインストールされる。オリジナル記録媒体に記
録されたインストール・プログラムはキー・データの位
置情報の記述を含む。この記述にしたがってコンピュー
タが制御されて,記録媒体の読取装置がキー・データを
アクセスする。オリジナル記録媒体の場合には,インス
トール・プログラムの記述にもとづいてキー・データが
アクセスされる。読取装置からエラーは発生しない。イ
ンストール・プログラムはアプリケーション・プログラ
ムのインストールを続行する。コンピュータにはアプリ
ケーション・プログラムがインストールされる。
【0012】オリジナル記録媒体の内容を,複製装置を
用いてコピー媒体にそのまま複製しようとする場合,オ
リジナル記録媒体においてキー・データはコピー媒体の
最大記録時間を超える時間に相当する位置に記録されて
いるので,たとえオリジナル記録媒体に記録されたアプ
リケーション・プログラムおよびインストール・プログ
ラムがコピー媒体に複製されたとしても,キー・データ
についてはコピー媒体に複製されることはない。コピー
媒体はキー・データを持たないことになる。
【0013】このような,コピー媒体から,そこに複製
されているアプリケーション・プログラムをコンピュー
タにインストールしようとした場合には,コピー媒体に
複製されたインストール・プログラムに記述されたキー
・データの位置情報にしたがってキー・データへのアク
セスが試みられるものの,その位置情報がコピー媒体の
最大記録時間を超える時間に相当する位置を示すもので
あるので,読取装置はキー・データにアクセスできず,
エラーを発生する。インストール・プログラムはアプリ
ケーション・プログラムのインストールを中止する。
【0014】この発明によると,たとえオリジナル記録
媒体のアプリケーション・プログラムが複製されたコピ
ー媒体が作成されたとしても,コピー媒体を用いること
によっては,コンピュータにアプリケーション・プログ
ラムをインストールできない。インストールできないア
プリケーション・プログラムは結局は利用することがで
きないので,オリジナル記録媒体の内容を保護すること
ができる。
【0015】オリジナル記録媒体に記録されたアプリケ
ーション・プログラム等をコピー媒体に複製する態様に
は,アプリケーション・プログラム等をそのまま(ディ
ジタル・データのまま)複製する態様と,アプリケーシ
ョン・プログラム等をファイル単位で複製する態様とが
ある。ファイル単位で複製する態様では,一般に,オペ
レーティング・システムのファイルのコピー機能が用い
られてオリジナル記録媒体に記録されたアプリケーショ
ン・プログラム等がファイル単位で一旦ハード・ディス
ク等に複製され,さらにそのハード・ディスク等に複製
されたアプリケーション・プログラム等がファイル単位
でCD−R等のコピー媒体に複製される。
【0016】いずれにしても,コピー媒体から,そこに
複製されているアプリケーション・プログラムをコンピ
ュータにインストールしようとした場合には,コピー媒
体に複製されたインストール・プログラムに記述された
キー・データの位置情報がコピー媒体の最大記録時間を
超える時間に相当する位置を示すものであるので,読取
装置はキー・データにアクセスできない。インストール
・プログラムによってアプリケーション・プログラムの
インストールは中止される。
【0017】一実施態様では,オリジナル記録媒体に
は,アプリケーション・プログラムおよびデータが記録
されていることをコンピュータが認識するために用いら
れるパス・テーブルが記録され,このパス・テーブルは
上記キー・データについての記述を欠いているものであ
る。
【0018】ハード・ディスク等にオリジナル記録媒体
の内容を複製する場合には,上述のように,オペレーテ
ィング・システムにおけるファイルのコピー機能が用い
られて,ファイル単位で複製が行われる。オペレーティ
ング・システムは,パス・テーブルの記述にもとづいて
オリジナル記録媒体に記録されているファイルを認識す
る。認識されたファイルがファイル単位でオリジナル記
録媒体に複製される。
【0019】オリジナル記録媒体のパス・テーブルは,
キー・データについての記述を欠いているので,オリジ
ナル記録媒体にキー・データが記録されていることはオ
ペレーティング・システムによって認識されない。した
がってコンピュータにオリジナル記録媒体の内容のすべ
てをハード・ディスク等に複製する命令が与えられたと
しても,オリジナル記録媒体からハード・ディスク等に
キー・データが複製されることはない。
【0020】このようなハード・ディスク等の内容をC
D−R等に複製したとしても,そのようなCD−R等に
は,アプリケーション・プログラムのインストールに必
要なキー・データが存在しない。コンピュータにアプリ
ケーション・プログラムをインストールできない。
【0021】好ましくは,上記インストール・プログラ
ムは,チェック・データの記述をさらに含み,上記チェ
ック・データと上記キー・データとを比較し,比較結果
に応じて上記アプリケーション・プログラムのインスト
ールを続行するかどうかを判断する処理をコンピュータ
に実行させる。CD−R等に記録されている何らかのデ
ータが誤ってキー・データとしてインストール・プログ
ラムに認識されたとしても,インストール・プログラム
中に記述されたチェック・データと,誤って認識された
データとが比較されて,正常なキー・データでないこと
が判断されるので,誤って読み取られたデータにもとづ
くCD−R等からコンピュータへのアプリケーション・
プログラムのインストールを未然に防止することができ
る。
【0022】オリジナル記録媒体は,より一般的に,オ
リジナル記録媒体のデータやプログラムの不正な使用を
防止できる媒体として規定することができる。この発明
による記録媒体には,プログラムまたはデータ,上記プ
ログラムまたはデータを使用可能にする前準備処理のた
めのプログラムおよび上記前準備処理のためのプログラ
ムの処理の中で用いられるキー・データが記録されてい
る。上記キー・データは,上記プログラムまたはデータ
を複製可能な記録媒体の最大記録時間を超える時間に相
当する位置に記録されている。上記前準備処理のための
プログラムは,上記キー・データの位置情報の記述を含
み,さらに,上記キー・データの位置情報の記述にした
がってキー・データにアクセスを試みる処理と,記録媒
体の読取装置が上記キー・データにアクセスできない場
合には上記プログラムまたはデータを使用可能にする前
準備処理を中止し,上記読取装置が上記キー・データが
アクセスできた場合には上記プログラムまたはデータを
使用可能にする前準備処理を続行する処理とを,コンピ
ュータに実行させるものである。
【0023】前準備処理のためのプログラムとしては,
上述したインストール・プログラムや復号プログラムが
ある。たとえば,オリジナル記録媒体に暗号データが記
録され,前準備処理のためのプログラムとして暗号デー
タを復号するための復号プログラムが記録されていると
する。上記キー・データは,上記暗号データを複製可能
な記録媒体の最大記録時間を超える時間に相当する位置
に記録される。上記復号プログラムは,上記キー・デー
タの位置情報の記述を含み,さらに,上記キー・データ
の位置情報の記述にしたがってキー・データにアクセス
を試みる処理と,記録媒体の読取装置が上記キー・デー
タをアクセスできないと上記暗号データの復号処理を中
止し,上記読取装置が上記キー・データをアクセスでき
た場合には上記暗号データの復号処理を続行する処理と
を,コンピュータに実行させる。
【0024】オリジナル記録媒体を用いると,読取装置
によってキー・データがアクセスされるので,読取装置
はエラーを発生せず,前準備処理が続行される,すなわ
ち暗号データが復号される。コピー媒体を用いると,読
取装置はキー・データをアクセスできず読取装置はエラ
ーを発生する。前準備処理すなわち暗号データの復号が
中止される。オリジナル記録媒体の内容(暗号データの
内容)が実質的に保護される。
【0025】
【実施例】この実施例におけるCD−ROMには,アプ
リケーション・プログラムおよびインストール・プログ
ラムが記録されている。インストールとは,CD−RO
Mのインストール・プログラムにしたがってCD−RO
M内のプログラムおよびデータをコンピュータ・システ
ムのハード・ディスクに移し,メイン・ディレクトリに
そのディレクトリ情報を記録することである。このCD
−ROMは,CD−ROMに記録されたアプリケーショ
ン・プログラムをCD−R(Compact DiskRecordable)
等にたとえそのまま複製したとしても,そのCD−R等
からコンピュータ・システムにアプリケーション・プロ
グラムがインストールされることを防止できるデータ構
造を持つ。またこのCD−ROMは,CD−ROMのア
プリケーション・プログラムをハード・ディスク(H
D)装置等に,たとえCD−ROMのインストール・プ
ログラムを使用しないでファイル単位で複製したとして
も,そのHD装置等から,またはそのHD装置等からさ
らにアプリケーション・プログラムが複製されたCD−
R等から,コンピュータ・システムにアプリケーション
・プログラムがインストールされることを防止できるデ
ータ構造を持つ。
【0026】図1はCD−ROMのデータ記録面を示し
ている。図2はCD−ROMのデータ配置構造を示して
いる。
【0027】CD−ROM20の基板には,らせん状にピ
ット(図示略)が形成されている。ピットによってCD
−ROM20にはプログラムやデータが記録される。
【0028】CD−ROM20をデータ配置構造の観点か
ら見れば,リード・イン領域,ユーザ領域,リード・ア
ウト領域の順に配置される。リード・イン領域が円盤の
内側に位置し,リード・アウト領域が外側に位置する。
ユーザ領域は複数のセクタを含み,その先頭のセクタ
が,緩衝のためのプリ・ギャップである。ユーザ領域の
プリ・ギャップを除くセクタに,ユーザのプログラムや
データが記述される。いくつかのセクタを一まとまりに
して,セッションまたはトラックという単位が作られる
場合もある。
【0029】CD−ROM20は,CD−ROMに関する
規格(ISO9660,JIS規格)にしたがって作製される。C
D−ROMに関する規格では,次の〜の条件を満た
すようにCD−ROMを作製すべきことが定められてい
る。
【0030】リード・インの開始位置(記録開始位
置)が直径49.6〜50mmの範囲にあること ユーザ領域の終了位置(リード・アウトの開始位置)
(最大データ書込可能位置)が直径116mm以内にある
こと リード・アウトの終了位置(記録終了位置)が直径11
8mm以内にあること ピッチが1.5〜1.6μmの範囲にあること 1.2〜1.4m/sの線速度でプログラムおよびデータが
記録されていること
【0031】CD−ROM20にプログラムやデータを記
録することのできる時間(記録時間)は次式によって求
めることができる。
【0032】 π(φo2−φi2)/4pv ・・・式1
【0033】ここでφiはリード・インの開始位置(直
径)を,φoはリード・アウトの終了位置(直径)を,
pはピッチを,vは線速度をそれぞれ表す。
【0034】上述した〜の条件および式1から,C
D−ROM20の最大記録時間は83.36分であること
が分かる(式1に,φi=49.6mm,φo=118mm,p=1.5
μm,v=1.2m/sをそれぞれ代入する)。
【0035】念のために言えば,市販されているCD−
ROMでは,CD−ROMの膨張(樹脂の膨張)等を考
慮して,余裕を持ってリード・インの開始位置(φi)
,リード・アウトの終了位置(φo),ピッチ(p)お
よび線速度(v) が定められ,最大記録時間が74分
になるようにこれらの値が調整されている。74分の記
録時間(再生時間でもある)は,記録容量で表すと約6
50MBに相当する。
【0036】ユーザ領域に含まれる各セクタにおけるデ
ータ配置構造はモードによって異なる。モード0,モー
ド1およびモード2の3つのモードがある。モード0お
よびモード2においてセクタのデータ配置構造は同じで
あり,これが図3に示されている。図4はモード1のセ
クタのデータ配置構造を示している。図3および図4に
おいて()内の数字はバイト数を示す。
【0037】モード0のセクタは,ダミーのセクタとし
て用いられる。モード2のセクタは,一般的には,画像
データや圧縮されたデータ等の記録に用いられる。これ
らのモードにおいて,各セクタは同期信号記録領域,ヘ
ッダ領域,ユーザ・データ領域,EDC(Error Detecting
Code)領域,ECC(Error Correcting Code) 領域およびコ
ントロール・バイト(Control Byte) 領域を含む。
【0038】同期信号記録領域には,セクタの先頭を見
つけ出すための同期信号(同期パターン)が記述され
る。
【0039】ヘッダ領域には,そのセクタの記録位置を
表す時間情報(分,秒,フレーム)およびモードの種類
(モード0またはモード2のいずれか)を表すデータが
記述される。ヘッダ領域に記述された時間情報にもとづ
いて,そのセクタの記録位置を特定することができる。
【0040】ユーザ・データ領域にユーザのプログラム
やデータが記述される。このユーザ・データ領域には23
36バイト分のプログラムやデータを記述することができ
る。
【0041】EDC領域には誤り検出符号が,ECC領域には
誤り訂正符号がそれぞれ記述される。これらの領域に記
述された符号は,ユーザ・データ領域内のプログラムや
データのエラーの有無の検出と訂正に用いられる(二重
のエラー訂正)。
【0042】コントロール・バイト領域には,トラック
内におけるセクタの記録位置を表す時間情報(ヘッダ領
域の時間情報と重複する)等が記述される。
【0043】モード1のセクタは,一般に,コンピュー
タ用のプログラムやデータ等の記録に用いられる。図4
を参照して,モード1のセクタは,モード0,2のセク
タと同じように,同期信号記録領域,ヘッダ領域,ユー
ザ・データ領域,EDC領域 (「EDC領域(392)」とい
う),ECC領域 およびコントロール・バイト領域を含
む。ヘッダ領域には,モード1のセクタであることを表
わすデータが記述される。さらに,モード1のセクタは
そのユーザ・データ領域とEDC領域(392)との間に,EDC
領域(「EDC領域(4)」 という),ブランク領域,Pパ
リティ領域およびQパリティ領域を含む。 EDC領域(4)
,ブランク領域,Pパリティ領域およびQパリティ領
域には 288バイト分が用いられる。このため,モード1
のセクタのユーザ・データ領域にはモード0,2のユー
ザ・データ領域よりも 288バイト少ない,2048バイト分
のプログラムやデータが記録される。
【0044】モード1のセクタにおいて,EDC領域(39
2) およびECC領域に記述される符号は,ユーザ・デー
タ領域, EDC領域(4) ,ブランク領域,Pパリティ領域
およびQパリティ領域に記述されたプログラムやデータ
のエラーの有無の検出と訂正とに用いられる。 EDC領域
(4) ,Pパリティ領域およびQパリティ領域に記述され
るデータは,ユーザ・データ領域に記述されたプログラ
ムやデータのエラーの有無の検出と訂正とに用いられ
る。モード1のセクタにおけるユーザ・データ領域に記
述されたプログラムやデータの訂正能力は,モード0,
2のセクタにおけるものよりも高い(三重のエラー訂
正)。
【0045】図5はCD−ROM20のファイル構造を示
すものである。
【0046】CD−ROM20には,リード・イン,プリ
・ギャップ, PVD(Primary Volume Discriptor )
,ファイル1〜ファイル6およびリード・アウトが記
録されている。
【0047】PVD(Primary Volume Discriptor) は
CD−ROMに関する規格にもとづいて再生時間00分02
秒16フレーム(00:02.16)(1秒は75フレームに相当す
る)に相当する位置から記録が開始される。PVDには
CD−ROM20の総データ量,パス・テーブル,ルート
・ディレクトリ等のCD−ROM20に格納されたデータ
やファイルに関する情報やCD−ROM20に記録されて
いるプログラムやデータについての概要に関する情報が
格納されている。
【0048】ファイル2は,アプリケーション・プログ
ラムが記述されたプログラム・ファイルである。ファイ
ル3およびファイル4はこのアプリケーションのために
用いられるデータ(データ1,データ2)が記述された
データ・ファイルである。アプリケーション・プログラ
ムには,コンピュータ・システムにワープロ機能を実現
させるもの,表計算機能を実現させるもの,その他の処
理を実現させるものが含まれる。
【0049】ファイル1はアプリケーション・プログラ
ム(ファイル2)およびアプリケーション・データ(フ
ァイル3およびファイル4)をコンピュータ・システム
にインストールにするために用いられるインストール・
プログラムが記述されたプログラム・ファイルである。
インストール・プログラムは複数のDLL(Dynamic Linnk
Library:ダイナミック・リンク・ライブラリ )(図示
略)を含むものである。また,インストール・プログラ
ム中には,後述するように,キー・データのアドレス位
置と,キー・データと同一のデータとが記述されてい
る。
【0050】ファイル5には,データ自体に何ら意味を
持たないデータ(ダミー・データ)が記述されている。
ファイル5(ダミー・データ)はファイル4の終了位置
から約78分の再生時間に相当する位置に至るまで記録
されている。このダミー・データはCD−ROM20の空
白(何もプログラムやデータが記録されていない部分)
を埋めるためにCD−ROM20に記述されるものであ
る。必ずしもダミー・データである必要はなく,アプリ
ケーション・プログラムのために用いることができるデ
ータを記述してもよい。
【0051】ファイル6は,キー・データが記述された
ファイルである。後述するように,キー・データはイン
ストール・プログラムの処理の中で用いられるデータで
ある。キー・データ(ファイル6)はダミー・データ
(ファイル5)に続いて記録され,このためキー・デー
タは市販されているCD−ROMの最大記録時間である
74分を超える記録時間(再生時間)に相当する部分
(CD−ROM20においては78分00秒00フレームから始
まる部分)に位置している。
【0052】これらのプログラムやデータは,その長さ
が1セクタのユーザ・データ領域のバイト数(2336バイ
トまたは2048バイト)を超える場合には,複数のセクタ
にわたって記録される。
【0053】PVDに格納されたパス・テーブルには,
ルート・ディレクトリへのポインタ,ファイル1,ファ
イル2,ファイル3およびファイル4へのポインタが記
述されている。ポインタは,ルート・ディレクトリおよ
びファイル1〜4のそれぞれの内容が記述されたセクタ
の時間情報(分,秒,フレーム)によって表される。一
つのファイルに複数のセクタが用いられている場合に
は,先頭のセクタの時間情報がポインタとして用いられ
る。他方,ファイル5(ダミー・データ)およびファイ
ル6(キー・データ)へのポインタは,パス・テーブル
に記述されていない。
【0054】さらにPVDに格納されたルート・ディレ
クトリには,ファイル1〜ファイル4のそれぞれについ
て,ファイル名,データ容量,作成年月日等(以下,フ
ァイル情報という)が記述されている。ファイル5(ダ
ミー・データ)およびファイル6(キー・データ)につ
いてのファイル情報は記述されていない。もちろん,ル
ート・ディレクトリにサブ・ディレクトリに関する情報
が記述され,このサブ・ディレクトリにファイル1〜4
のファイル情報が記述されることもある。この場合にも
サブ・ディレクトリにはファイル5およびファイル6に
ついてのファイル情報は記述されない。
【0055】このように,CD−ROM20には74分の
記録時間(再生時間)に相当する位置を超える部分に
も,データ(ファイル5の一部とファイル6)が記録さ
れている。すなわち,CD−ROM20は74分を超える
記録時間(再生時間)を持つ。上述のように,CD−R
OMには規格(ISO9660,JIS) の範囲内で最大83.3
6分までプログラムやデータを記録することができるの
で,74分を超えてデータを記録したとしても,CD−
ROM20を規格に適合させることが十分に可能である。
【0056】図6はCD−R(Compact Disk Recordabl
e)ドライブ を備えた,一般的なコンピュータ・システ
ム(パソコン)の電気的構成を示すブロック図である。
上述したCD−ROMを図6においてCD−ROM20と
して示す。
【0057】コンピュータ・システムはコンピュータ
(CPU)10を含み,CPU10には入力を受付けるため
の入力装置(キーボード,マウスなど)11,処理結果等
を表示するため表示装置12,ワーク・エリア,バッファ
・エリア等を提供するメモリ13,CD−ROM20(また
は一般的なCD−ROM)に記録されたプログラムやデ
ータを読取るCD−ROMドライブ14,CD−R17にプ
ログラムやデータをリード/ライトするCD−Rドライ
ブ16,およびハード・ディスクにプログラムやデータを
リード/ライトするハード・ディスク(HD)装置18が
接続されている。HD装置18にはCPU10を介してコン
ピュータ・システムの全体を統括的に制御するためのオ
ペレーティング・システム(OS)等のプログラムが格
納されている。
【0058】コンピュータ・システムはOS上で動作す
るインストール・プログラム(ファイル1)にしたがっ
て,CD−ROM20に記録されたアプリケーション・プ
ログラムおよびデータ(ファイル2,ファイル3および
ファイル4)を,コンピュータ・システムのHD装置18
に使用可能な状態にして格納することができる。たとえ
ば,圧縮された状態でアプリケーション・プログラムや
データがCD−ROM20に格納されている場合には,そ
れらを伸張(解凍)してHDに移し,HD内の所定の場
所に(メイン・ディレクトリに管理されるようにして)
格納するとともに,ディレクトリを作成する。
【0059】図7はCD−ROMドライブ14の電気的構
成の概略を示すブロック図である。
【0060】CD−ROMドライブ14は,I/Fコント
ローラ37を介してコンピュータ・システムと分離可能に
接続される。CD−ROMドライブ14はCPU I/F3
0 を含む。CPU I/F30 は上述のI/Fコントロー
ラ37と,後述するRF信号処理回路33,ディジタル・サ
ーボ35およびディジタル信号処理回路36とに接続されて
いる。RF信号処理回路33,ディジタル・サーボ35およ
びディジタル信号処理回路36はコンピュータ・システム
からI/Fコントローラ37および CPU I/F30を通
して与えられる制御データによって制御される。
【0061】CD−ROMドライブ14に装着されたCD
−ROM20は,スピンドル・モータ31によって回転させ
られる。CD−ROM20の裏面側に配置され,CD−R
OM20の半径方向に移動可能なピック・アップ32によっ
て,CD−ROM20に記録されたプログラムやデータが
読み取られる。スピンドル・モータ31やピック・アップ
32は,ディジタル・サーボ35から出力されドライバ34に
よって増幅される制御データによって制御される。
【0062】ピック・アップ32によって読み取られたプ
ログラムやデータは,RF信号処理回路33に入力する。
RF信号処理回路33は,入力データの増幅や,読取りエ
ラー・データの出力などを行う。
【0063】ピック・アップ32によって読み取られ,R
F信号処理回路33から出力されたプログラムやデータ
は,ディジタル信号処理回路36に入力する。ディジタル
信号処理回路36では,EFM(Eight Forteen Modulati
on)変調,同期信号(同期パターン)の検出,デスクラ
ンブル処理,プログラムまたはデータのエラーの有無の
検出と訂正などが行われる。
【0064】ディジタル処理回路36から出力されたプロ
グラムやデータはI/Fコントローラ37に入力する。そ
の後,プログラムやデータはコンピュータ・システムに
伝送される。
【0065】図8はCD−ROM20に格納されたインス
トール・プログラム(ファイル1)にしたがうコンピュ
ータの処理手順を示すフローチャートである。
【0066】CD−ROM20がCD−ROMドライブ14
に装填されると,OSはCD−ROMドライブ14を制御
して,再生時間00分02秒16フレームに相当する位置に記
録されたPVD(PVDが記述されたセクタ)にアクセ
スする(ピック・アップ32がPVDの記録位置に位置決
めされる)。はじめにPVDにアクセスすることはCD
−ROMに関する規格で定められている。PVDの内容
がCPU10に読み込まれる。PVDの内容に基づいて,
OSによって,CD−ROM20に記録されているデータ
(プログラムを含む)の総データ量が認識され,さらに
PVD内のパス・テーブルに基づいて,CD−ROM20
に格納されているファイルおよびディレクトリが認識さ
れる。
【0067】上述のように,CD−ROM20のPVD内
のパス・テーブルには,CD−ROM20に格納されてい
るファイル1〜ファイル6のうち,ファイル5(ダミー
・データ)およびファイル6(キー・データ)へのポイ
ンタが記述されていない(図5参照)。このため,ダミ
ー・データおよびキー・データは,CD−ROM20に現
実に(物理的に)記録されているにもかかわらず,OS
によって認識されない。OSは,CD−ROM20にはフ
ァイル1〜4のみが格納されていると認識する。さらに
PVD内のルート・ディレクトリにもファイル5および
ファイル6に関するファイル情報は記述されていないの
で,ルート・ディレクトリの記述が参照されることによ
ってもダミー・データおよびキー・データがOSによっ
て認識されることはない。
【0068】入力装置11からインストール・プログラム
(ファイル1)の起動命令が入力されると,OSはPV
D内のパス・テーブルにしたがって,CD−ROMドラ
イブ14を制御してインストール・プログラムにアクセス
する(ピック・アップ32がインストール・プログラムが
記録されている部分に位置決めされる)。ピック・アッ
プ32によって読み取られたインストール・プログラム
は,CD−ROMドライブ14からコンピュータ10に送ら
れ,メモリ13に転送される。コンピュータ10はメモリ13
にロードされたインストール・プログラムにしたがって
次のような処理を開始する。
【0069】インストール・プログラムには,CD−R
OM20のキー・データ(ファイル6)の記録位置(78分
00秒00フレーム(78:00.00))が論理アドレスによって
記述されているとともに,インストール・プログラムを
読出したドライブ(ここでは,CD−ROMドライブ1
4)にこの論理アドレスをアクセスさせる制御命令が記
述されている。CD−ROMドライブ14はCPU10から
この制御命令を受取ると,論理アドレスから時間情報を
算出(変換)して,その時間情報に相当する位置に記録
されたセクタにピック・アップ32を移動させる(ステッ
プ41)。
【0070】CD−ROMドライブ14のピック・アップ
32によって読み取られたキー・データは,メモリ13のワ
ーク・エリアに転送される(ステップ42でYES)。
【0071】インストール・プログラムにはさらに,C
D−ROM20に格納されたファイル6(キー・データ)
と同一のデータ(以下,「チェック・データ」という)
があらかじめ記述されている。インストール・プログラ
ム中に記述されたチェック・データもメモリ13のワーク
・エリアに転送される。メモリ13のワーク・エリアにお
いて,キー・データとチェック・データとが比較される
(ステップ43)。
【0072】キー・データとチェック・データが同一で
あると(ステップ43でYES) ,CD−ROMドライブ14
に装填されているCD−ROMは,正規のCD−ROM
(すなわち,CD−ROM20そのもの)であるとインス
トール・プログラムによって判断される。インストール
・プログラムによってインストールの処理が続行され,
アプリケーション・プログラムおよびデータ(ファイル
2,3および4)がコンピュータ・システムのHD装置
18にインストールされる(ステップ44)。
【0073】このように,インストール・プログラムに
記述されたアドレス位置にキー・データが記録されたC
D−ROM20をCD−ROMドライブ14に装填してイン
ストール・プログラムを実行すると,CD−ROM20に
記録されたアプリケーション・プログラムおよびデータ
はHDにインストールされる。HDにアプリケーション
・プログラムおよびデータがインストールされたコンピ
ュータ・システムは,そのアプリケーション・プログラ
ムを実行することによって,そのアプリケーション・プ
ログラムに基づく所定の機能(ワープロ機能,表計算機
能等)を実現する装置として動作する。
【0074】図9はCD−ROM20の内容をそのまま複
製して得られるCD−R(このCD−RをCD−R17A
とする)のファイル構造を,CD−ROM20のファイル
構造(図5と同じ)とともに示すものである。CD−R
はCD−ROMと同じ円盤状であり,書込み可能であ
る。
【0075】CD−ROMに記録されたプログラムやデ
ータをそのままCD−Rに複製する複製装置には,CD
−ROMのプログラムやデータを読取る読取装置と,読
取ったプログラムやデータをレーザ光によってそのまま
CD−Rの記録層に書込む書込装置とを備えている。
【0076】複製装置を用いてCD−ROM20の内容を
そのままCD−R17に複製する場合,複製装置の読取装
置によってCD−ROM20に記録されたデータ(ここで
はプログラムを含む)は,CD−ROM20の内側から順
に読取られ,読取られたデータが複製装置の書込装置に
よってCD−R17にあらかじめ形成されているグルーブ
(案内溝)に沿って,CD−R17の内側から外側に向け
て順次らせん状に記録されていく。
【0077】74分を超える記録時間を持つCD−Rの
製造は,CD−Rの製造業界において規制されているの
で,CD−R17の最大記録時間(最大再生時間)が74
分を超えることはない。このようなCD−R17にCD−
ROM20の内容のすべてを複製しようとしても,複製さ
れたCD−R17Aには,CD−ROM20に記録されてい
るプログラムおよびデータのうちCD−ROM20の先頭
(0分00秒00フレーム)から74分(74分00秒00フレー
ム)の再生時間に相当する位置までの間に記録されてい
るものについては記録されるものの,74分の再生時間
に相当する位置を超える部分に記録されているプログラ
ムおよびデータがCD−R17Aに記録されることはな
い。したがって,CD−R17Aには,CD−ROM20の
74分の再生時間を超える位置に記録されているファイ
ル5(ダミー・データ)の一部とファイル6(キー・デ
ータ)とリード・アウトは存在しない。
【0078】このようなCD−R17AがCD−R17Aが
CD−ROMドライブ14に装填され,CD−R17Aに複
製されたインストール・プログラムが起動されたとす
る。キー・データが存在すべきポインタ(78分の再生
時間に相当する位置)へのアクセス命令(ステップ41)
がCD−ROMドライブ14に与えられると,CD−RO
Mドライブ14のピック・アップ32が,キー・データが存
在すべき記録時間に相当する位置に向けて移動を開始す
る。しかしながら,上述のように,CD−R17Aは74
分の再生時間しか持たないので,ピック・アップ32は再
生時間78分に相当する位置に到達できず,または到達
してもその部分には何等のピットも設けられていず,グ
ルーブ(案内溝)も存在しない。CD−ROMドライブ
14のRF信号処理回路33から読取エラー・メッセージが
出力され,そのエラー・メッセージがCPU I/F30
およびI/Fコントローラ37を介してコンピュータ・シ
ステムへ送られる。コンピュータ・システムではエラー
・メッセージに対応して,インストール・プログラムに
よってインストール処理が中止される(ステップ42でN
O,ステップ45)。
【0079】たとえCD−R17Aに記録された何らかの
データがキー・データとして誤ってメモリ13に読み込ま
れ,CD−ROMドライブ14からコンピュータ・システ
ムにエラー・メッセージが送信されなかったとしても,
インストール・プログラム中に記録されたチェック・デ
ータによるチェックが行われ,メモリ13に読み込まれた
データがチェック・データと一致しなければインストー
ル処理は続行されない(ステップ43でNO,ステップ4
5)。
【0080】このように,CD−ROM20はたとえその
内容がCD−R17に複製されたとしても,複製されたC
D−R17Aを用いたアプリケーション・プログラムおよ
びデータのコンピュータ・システムへのインストールを
確実に防止するデータ構造を持つ。
【0081】図10はCD−ROM20の内容を複製したH
D装置18のHD(この状態のHDをHD18Aとする)の
ファイル構造の一部と,このHD装置18のHDの内容を
さらに複製して得られるCD−R(このCD−RをCD
−R17Bとする)のファイル構造とを,CD−ROM20
のファイル構造(図5と同じ)とともに示すものであ
る。
【0082】CD−ROM20の内容のHDへの複製は,
OSのファイルのコピー機能にしたがってファイル単位
で行われる。このためCD−ROM20の内容をHD装置
18のHDに複製しようとする場合,あらかじめOSにC
D−ROM20に記録されているファイルを認識させる必
要がある。
【0083】OSによるCD−ROM20に記録されたフ
ァイルの認識は,一般にCD−ROM20に格納されたP
VDのパス・テーブルの記述にもとづく。上述のよう
に,CD−ROM20のPVDのパス・テーブルには,ダ
ミー・データ(ファイル5)およびキー・データ(ファ
イル6)へのポインタが記述されていないので,OSに
よってダミー・データおよびキー・データが認識されな
い。OSはCD−ROM20にはダミー・データおよびキ
ー・データが記録されていないものとしてコンピュータ
・システムを動作させる。さらに言えば,PVD内のル
ート・ディレクトリにダミー・データおよびキー・デー
タに関するファイル情報が記述されていないので,ディ
レクトリを辿ることによってもダミー・データおよびキ
ー・データをOSに認識させることはできない。
【0084】CD−ROM20の内容のすべてをHD装置
18のHDに複製する命令がコンピュータ・システムに与
えられたとしても,ファイル1,ファイル2,ファイル
3およびファイル4のみがファイル単位でHD18Aに複
製されるだけである。リード・イン,プリ・ギャップ,
PVDおよびリード・アウトはOSにファイルとして認
識されないので,HD18Aには複製されない。
【0085】CD−ROM20のファイル1〜4をファイ
ル単位で複製して得られるHD18Aを用いて,HDから
CD−Rにプログラムやデータを複製するためのプログ
ラム(一般に,ライティング・プログラム(ソフト)と
呼ばれる)によってHD18AをCD−R17に複製する
と,CD−R17Bが得られる。CD−R17Bにはファイ
ル1,2,3および4が複製されることになる。CD−
R17Bにおいてファイル1〜4およびPVDはライティ
ング・プログラムにより作成され,リード・イン,プリ
・ギャップおよびリード・アウトはCD−Rドライブ16
により作成される。
【0086】CD−R17Bにはキー・データが存在しな
い。このようなCD−R17BがCD−ROMドライブ14
に装填され,CD−R17Bに複製されたインストール・
プログラムが起動された場合,CD−ROMドライブ14
からエラー・メッセージが出力され,インストール・プ
ログラムはインストール処理を中止する(ステップ42で
NO,ステップ45)。CD−R17Bに複製されたアプリケ
ーション・プログラムおよびデータが,コンピュータ・
システムのHD装置等にインストールされることはな
い。
【0087】図10に示すHD18Aに複製されているイン
ストール・プログラム(ファイル1)により,HD18A
に複製されているアプリケーション・プログラムおよび
データ(ファイル2,ファイル3およびファイル4)を
他のHD装置等にインストールしようとした場合には,
インストールは中止される。なぜなら,CD−ROMド
ライブ14等から読み出されることを前提としてCD−R
OM20に格納されるインストール・プログラムは,CD
−ROMドライブ14等から読取られて実行される場合に
のみ動作するものだからであり,さらにもしHD等から
読み出されて実行されようとした場合には,その処理を
中止する処理をOSに要求するダイナミック・リンク・
ライブラリを含むものだからである。すなわち,CD−
ROM20に格納されたインストール・プログラム(ファ
イル1)がHD18Aに複製され,複製されたインストー
ル・プログラムをHD18Aから読出して起動させる命令
が外部からコンピュータ・システムに入力されると,C
D−ROMドライブ14等ではなくHD18Aからインスト
ール・プログラムが読み出されたことがインストール・
プログラムに含まれる上記ダイナミック・リンク・ライ
ブラリによって検知される。上記ダイナミック・リンク
・ライブラリは,インストール・プログラムの処理を中
止する要求をOSに伝える。OSはインストール・プロ
グラムの処理を中止する。したがって,インストール・
プログラムの最初のステップ(ステップ41)すら実行さ
れることはない。このため,HD18Aに複製されている
インストール・プログラムにもとづいて,アプリケーシ
ョン・プログラムおよびデータがコンピュータ・システ
ムのHD装置等にインストールされることはない。
【0088】上述のキー・データを含むCD−ROM20
のデータ構造およびインストール・プログラムによる処
理は,アプリケーション・プログラムの不正なインスト
ールの防止に利用する場合に留まらず,CD−ROMに
記録された暗号データの不正な復号の防止にも応用する
ことができる。
【0089】図11はCD−ROMのファイル構造の他の
例を示すものである。
【0090】図11に示すCD−ROM20Aには,外部に
漏洩することが好ましくないデータ(機密データ:ここ
では,人事評価データ,売上げ計画データおよび開発デ
ータ)が記述された3つのファイルが暗号化されて格納
されている(それぞれ,暗号ファイル2,暗号ファイル
3および暗号ファイル4)。またCD−ROM20Aには
暗号化されたファイルを復号するための復号プログラム
(ファイル1)が格納されている。リード・イン,プリ
・ギャップ,PVD,ダミー・データ,キー・データお
よびリード・アウトの構造は,図5に示すCD−ROM
20と同様の構造を持つ。
【0091】図12はCD−ROM20Aに格納された復号
プログラム(ファイル1)の処理手順を示すフローチャ
ートである。この復号プログラムは図8に示すインスト
ール・プログラムと同様の処理を含んでいる(ステップ
41〜43)。図8に示すインストール・プログラムと同様
の処理には同一の符号を付し,重複した詳細な説明を避
ける。
【0092】CD−ROM20Aに格納された暗号ファイ
ル2,3および4は,これらを復号することが許された
もの(以下,「復号ユーザ」という)のみが復号するこ
とができる。復号ユーザにはあらかじめ,暗号ファイル
2,3および4を復号するための復号鍵(たとえば,パ
スワード)が与えられる。
【0093】CD−ROM20AがCD−ROMドライブ
14に装着され,その後復号プログラム(ファイル1)が
復号ユーザによって起動される。正規のCD−ROM20
Aである場合には,78分00秒00フレームの位置に記録さ
れているキー・データがCD−ROMドライブ14のピッ
ク・アップ32によってアクセスされ(ステップ41),キ
ー・データがコンピュータ・システムのメモリ13に読み
込まれる(エラー・メッセージは出力されない,ステッ
プ42でYES )。インストール・プログラム中に記述され
たチェック・データとキー・データとの一致が確認され
る(ステップ43でYES)。
【0094】次に,復号ユーザに対して復号鍵(パスワ
ード)の入力が求められる(ステップ51)。復号ユーザ
は,あらかじめ与えられたパスワードを,入力装置11を
用いてコンピュータ・システムに入力する。
【0095】復号プログラムには,パスワードと同一の
データがあらかじめ記述されている。復号ユーザによっ
て入力されたパスワードが正しいものであるかどうかの
判断は,インストール・プログラム中に記述されたパス
ワードと同一のデータと,復号ユーザによって入力され
たパスワードとを比較することによって判断される(ス
テップ52)。
【0096】入力されたパスワードが正しい場合(ステ
ップ52でYES ),復号プログラムによる処理が続行され
る。CD−ROM20Aに格納された暗号ファイル2,3
および4がそれぞれ平文に復号される(ステップ53)。
【0097】入力されたパスワードが正しくない場合に
は(ステップ52でNO),復号処理は中止される。暗号フ
ァイル2,3および4の復号は行われない(ステップ5
4)。
【0098】CD−ROM20Aに格納された暗号ファイ
ル等が,たとえCD−R17に複製されたとしても,その
ようなCD−Rを用いると,復号プログラムによる処理
は途中で中止される。上述のように,CD−ROMドラ
イブ17からエラー・メッセージが出力され,復号プログ
ラムの処理は途中で中止されるからである(ステップ42
でNO)。またCD−ROM20Aに格納された暗号ファイ
ル等がファイル単位でHD装置18のHDに複製され,そ
のHDに複製された復号プログラムが起動された場合,
およびそのようなHDからさらにCD−Rに暗号ファイ
ル等が複製され,そのようなCD−Rを用いて暗号ファ
イルを復号しようとしても,上述のCD−ROM20の場
合と同じように,復号プログラムによる処理は途中で中
止される。このため機密にすべき情報が外部に漏れる可
能性は少ない。
【0099】また正規のCD−ROM20Aを用いて暗号
ファイルを復号する場合であっても,暗号ファイルの復
号には復号鍵(パスワード)が必要とされるので(ステ
ップ51,52),CD−ROM20Aに格納された暗号ファ
イルの機密性は高い。
【0100】上述した例では,復号鍵(パスワード)が
一つであり,この一つの復号鍵によってCD−ROM20
Aに記録されたすべての暗号ファイル(暗号ファイル
2,3および4)が復号される(すなわち,ファイル
2,3および4は1つの暗号化鍵によってひとまとめに
暗号化されている)。もちろん,ファイルごとに暗号化
/復号に用いる鍵を異ならせて,ファイルごとに暗号化
/復号するようにしてもよい。また,複数のファイルの
うちの一部のファイルをひとまとまりにして,これに1
つの鍵を用いて暗号化/復号し,残りのファイルについ
て他の鍵を用いて暗号化/復号処理を行ってもよい。こ
の場合には,復号プログラムは,CD−ROM20Aに格
納された複数の暗号ファイルのうち,復号ユーザによっ
て復号することが選択された一部の暗号ファイルについ
て,復号鍵(パスワード)による認証を行う(ステップ
51,52)。
【0101】復号ユーザに復号鍵(パスワード)の入力
を求める態様でなく,CD−ROM20Aに格納されたキ
ー・データを復号鍵として用いる態様としてもよい。C
D−ROMドライブ14に装填されたCD−ROMが正規
のCD−ROM(CD−ROM20A)である場合,キー
・データがピック・アップ32によって読み取られ,読み
取られたキー・データを復号鍵として暗号ファイルが復
号される。もちろん,この場合にも,CD−ROM20A
を複製したCD−RやHDを用いると,復号プログラム
の処理は途中で中止される。
【0102】ファイルの暗号化/復号に用いる暗号化プ
ログラムおよび復号プログラムにはDES(Data Encry
ption Standard),トリプルDES,FEAL(Fast E
ncryption ALgolithm )等の種々の暗号化/復号アルゴ
リズムを利用することができる。また暗号化/復号に同
じ鍵を用いる秘密鍵(共通鍵)暗号方式,または暗号化
/復号に1対の公開鍵と復号鍵を用いる公開鍵暗号方式
のいずれの方式を用いてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】CD−ROMのデータ記録面を示す平面図であ
る。
【図2】CD−ROMのデータ配置構造を示す。
【図3】モード0およびモード2のセクタのデータ配置
構造を示す。
【図4】モード1のセクタのデータ配置構造を示す。
【図5】CD−ROMのファイル構造を示す。
【図6】コンピュータ・システムの全体的構造を示すブ
ロック図である。
【図7】CD−ROMドライブの回路構成の概要を示す
ブロック図である。
【図8】インストール・プログラムの処理手順を示すフ
ローチャートである。
【図9】CD−ROMの内容を複製したCD−Rのファ
イル構造を,CD−ROMのファイル構造とともに示
す。
【図10】CD−ROMの内容を複製したハード・ディ
スクのファイル構造の一部と,そのハード・ディスクの
内容を複製したCD−Rのファイル構造とを,CD−R
OMのファイル構造とともに示す。
【図11】CD−ROMのファイル構造の他の例を示
す。
【図12】復号プログラムの処理手順を示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】
10 CPU 11 入力装置 12 表示装置 13 メモリ 14 CD−ROMドライブ 16 CD−Rドライブ 17 CD−R 18 HD装置 20 CD−ROM
フロントページの続き Fターム(参考) 5B017 AA06 BA05 BA07 BB02 BB03 CA07 CA09 CA15 CA16 5B076 AA01 FC06 5D044 AB01 CC04 DE02 DE48 DE52 GK17 HL01 HL07

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アプリケーション・プログラム,上記ア
    プリケーション・プログラムをコンピュータにインスト
    ールするためのインストール・プログラムおよび上記イ
    ンストール・プログラムの処理の中で用いられるキー・
    データが記録され,上記キー・データは,上記アプリケ
    ーション・プログラムを複製可能な記録媒体の最大記録
    時間を超える時間に相当する位置に記録されており,上
    記インストール・プログラムは,上記キー・データの位
    置情報の記述を含み,さらに,上記キー・データの位置
    情報の記述にしたがってキー・データにアクセスを試み
    る処理と,記録媒体の読取装置が上記キー・データにア
    クセスできない場合には上記アプリケーション・プログ
    ラムのインストールを中止し,上記読取装置が上記キー
    ・データをアクセスできた場合には上記アプリケーショ
    ン・プログラムのインストールを続行する処理とを,コ
    ンピュータに実行させるものである,記録媒体。
  2. 【請求項2】 アプリケーション・プログラムおよびデ
    ータが記録されていることをコンピュータが認識するた
    めに用いられるパス・テーブルが記録され,上記パス・
    テーブルは上記キー・データについての記述を欠いてい
    る,請求項1に記載の記録媒体。
  3. 【請求項3】 上記インストール・プログラムは,チェ
    ック・データの記述をさらに含み,上記チェック・デー
    タと上記キー・データとを比較し,比較結果に応じて上
    記アプリケーション・プログラムのインストールを続行
    するかどうかを判断する処理をコンピュータに実行させ
    るものである,請求項1または2に記載の記録媒体。
  4. 【請求項4】 暗号データ,上記暗号データを復号する
    ための復号プログラムおよび上記インストール・プログ
    ラムの処理の中で用いられるキー・データが記録され,
    上記キー・データは,上記暗号データを複製可能な記録
    媒体の最大記録時間を超える時間に相当する位置に記録
    されており,上記復号プログラムは,上記キー・データ
    の位置情報の記述を含み,さらに,上記キー・データの
    位置情報の記述にしたがってキー・データにアクセスを
    試みる処理と,記録媒体の読取装置が上記キー・データ
    をアクセスできない場合には上記暗号データの復号処理
    を中止し,上記読取装置が上記キー・データをアクセス
    できた場合には上記暗号データの復号処理を続行する処
    理とを,コンピュータに実行させるものである,記録媒
    体。
  5. 【請求項5】 プログラムまたはデータ,上記プログラ
    ムまたはデータを使用可能にする前準備処理のためのプ
    ログラムおよび上記前準備処理のためのプログラムの処
    理の中で用いられるキー・データが記録され,上記キー
    ・データは,上記プログラムまたはデータを複製可能な
    記録媒体の最大記録時間を超える時間に相当する位置に
    記録されており,上記前準備処理のためのプログラム
    は,上記キー・データの位置情報の記述を含み,さら
    に,上記キー・データの位置情報の記述にしたがってキ
    ー・データにアクセスを試みる処理と,記録媒体の読取
    装置が上記キー・データをアクセスできない場合には上
    記プログラムまたはデータを使用可能にする前準備処理
    を中止し,上記読取装置が上記キー・データをアクセス
    できた場合には上記プログラムまたはデータを使用可能
    にする前準備処理を続行する処理とを,コンピュータに
    実行させるものである,記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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