JP2001216019A - プロセス監視装置 - Google Patents

プロセス監視装置

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JP2001216019A
JP2001216019A JP2000028106A JP2000028106A JP2001216019A JP 2001216019 A JP2001216019 A JP 2001216019A JP 2000028106 A JP2000028106 A JP 2000028106A JP 2000028106 A JP2000028106 A JP 2000028106A JP 2001216019 A JP2001216019 A JP 2001216019A
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JP2000028106A
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Satoru Umezaki
悟 梅崎
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】プロセス量の記録された情報から状変発生状況
や計測量の変化の過程をよりビジュアルに再現化してシ
ステムの挙動の把握、システム異常時の現象把握と問題
点分析を効率的に行うプロセス監視装置を提供するこ
と。 【解決手段】プロセス量を記憶するプロセス量記憶手段
1と、1に記憶されたプロセス量を読み出して内容を解
析するプロセス量解析手段2と、2で解析したプロセス
量を画面上の可変オブジェクトに変換するオブジェクト
変換手段3と、系統図等の画面描画のための固定オブジ
ェクト記憶手段4と、該可変オブジェクトと該固定オブ
ジェクトとを合成する画面オブジェクト合成表示手段5
と、動画表示手段6と、表示方法を指定するための再生
制御入力手段7および再生制御メニュー部71と、要求
内容に応じて表示方法をスケジュールする表示スケジュ
ール手段8とからなるもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラント(発電
所)や系統システムを監視するプロセス監視装置(運転
監視装置)に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にプラントや系統システムにおいて
は、制御対象となる機器のプロセス量を常に観測し、機
器の状態変化やプロセス量の制限値逸脱の発生・復帰の
状態を時刻と共に記録する。それらの記録データは、後
で系の挙動やトラブルの原因を解析する際のデータとし
て使われる。
【0003】プロセス量としては、弁(バルブ)や開閉
器の様な制御機器の開閉の二値情報を表わすものと、温
度や圧力の様なアナログ量を表わすものとがある。前者
は主に制御機器が開か閉へ遷移した時刻と遷移方向を時
系列に記録する。後者は、変化のトレンドを履歴として
記録する他にシステム運用上、上下限値監視を行い、そ
れらを逸脱した時刻と制限値とを記録する。
【0004】上記の記録された情報は、通常、状変テキ
スト表示画面やトレンドグラフ表示画面という手段によ
って表示画面上に表示する。
【0005】図10は、従来のこのプロセス監視装置の
一例を示す概略構成図である。
【0006】操作入力手段11にて、どの情報を表示す
るかを選択および設定する。プロセス量記憶手段1に蓄
積されたプロセスデータログの内容から必要データを読
み出し、オブジェクト変換手段3を介してログデータを
画面表示に適したフォーマットに変換し、画面オブジェ
クト合成表示手段5において固定オブジェクト記憶手段
4から読み込んだ系統図等の表示のための情報と合成し
て画面に表示する。
【0007】一方、オペレータからの要求に応じてプロ
セス量解析手段2から必要なデータを状変テキスト表示
手段81、あるいはトレンドグラフ表示手段83に渡
し、状変テキスト表示画面82、或いはトレンドグラフ
表示画面84の表示を行う。状変テキスト表示画面82
では、通常、状態変化の発生した時刻、状態変化内容、
状態変化方向、といった内容を1件1行のテキストにて
表示する。トレンドグラフ表示画面84では、1画面に
数ポイントのプロセス量を各々識別された色または線種
によって横軸に時間、縦軸にプロセス量として折れ線グ
ラフで表示する。
【0008】システムの系統図については、固定オブジ
ェクト記憶手段4より固定の画面データを表示し画面デ
ータベースより読み込んで系統表示画面85上に表示す
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述の様に従来技術で
は、システムの系統図の表示、状態変化情報のテキスト
表示、トレンドグラフ表示は、各々別個の機能として表
示画面85、82、84に表示される。状変情報の表示
は、時系列にはなっているが、状変と状変の時間間隔は
テキスト表示からは直感しづらく、システム系統図との
関連性も想像する必要がある。
【0010】また、トレンドグラフ表示画面84自体は
変化の様子を視覚的に表現可能であるが、システム系統
図との兼ね合いを見るには想像する必要があり、システ
ムの挙動をビジュアルにかつ多面的に把握するには十分
満足できないものであった。
【0011】本発明の目的は、プロセス量の記録された
情報から状変発生状況や計測量の変化の過程をよりビジ
ュアルに再現化してシステムの挙動の把握、システム異
常時の現象把握と問題点分析を効率的に行うプロセス監
視装置を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に対応する発明は、再生条件の情報を含む
再生要求を入力可能な再生制御入力手段と、前記再生制
御入力手段により再生要求が入力され、画面再生表示タ
イミングを通知すると共に、プロセス量の解析を指示す
る指令を出力する表示スケジュール手段と、プロセス量
が記憶されたプロセス量記憶手段と、前記表示スケジュ
ール手段からのプロセス量の解析を指示する指令により
前記プロセス量記憶手段に記憶されているプロセス量か
ら必要な情報を抽出するプロセス量解析手段と、前記プ
ロセス量解析手段により抽出されたプロセス量を入力
し、可変オブジェクトを画面オブジェクトと関連付けて
変換するオブジェクト変換手段と、前記表示スケジュー
ル手段から指示される再生タイミングに従って前記オブ
ジェクト変換手段からの可変オブジェクトを時系列にバ
ッファリングする動画表示手段と、系統図等の表示画面
描画のための固定オブジェクトを記憶する固定オブジェ
クト記憶手段と、前記動画表示手段からの可変オブジェ
クトと前記固定オブジェクト記憶手段で記憶されている
固定オブジェクトと合成し、系統表示画面に表示する画
面オブジェクト合成手段とを具備したプロセス監視装置
である。
【0013】請求項1に対応する発明によれば、過去の
システムの挙動を系統図表示画面に再生する際に、プロ
セス量記憶手段により記憶されたプロセス量からプロセ
ス量解析手段により必要な情報を抽出し、オブジェクト
変換手段によって可変情報を画面オブジェクトと関連付
けて変換し、ある時点の静的なシステム状態の断面図を
再生する。この処理の流れを動画表示手段によって収集
されたデータの単位時間経過毎に繰り返すことにより、
時刻毎の可変画像データを再生し、系統図の固定オブジ
ェクトデータと合成して系統図表示画面上に順次表示し
ていくことにより、システムの挙動をアニメーション的
に動画として表示することができる。
【0014】これにより、例えばバルブの開閉の様子や
アナログ量の変化の様子が、あたかもリアルタイムに再
現でき、システムの挙動を系統図上で把握することがで
きる。
【0015】上記目的を達成するために、請求項2に対
応する発明は、再生条件の情報を含む再生要求を入力可
能であって、一時停止指令を入力可能な再生制御入力手
段と、前記再生制御入力手段により再生要求が入力さ
れ、画面再生表示タイミングを通知し、前記再生制御入
力手段からの一時停止指令が入力されたとき動画再生の
一時停止指令を与えると共に、プロセス量の解析を指示
する指令を出力する表示スケジュール手段と、プロセス
量が記憶されたプロセス量記憶手段と、前記表示スケジ
ュール手段からのプロセス量の解析を指示する指令によ
り前記プロセス量記憶手段に記憶されているプロセス量
から必要な情報を抽出するプロセス量解析手段と、前記
プロセス量解析手段により抽出されたプロセス量を入力
し、可変オブジェクトを画面オブジェクトと関連付けて
変換するオブジェクト変換手段と、前記表示スケジュー
ル手段から指示される再生タイミングに従って前記オブ
ジェクト変換手段からの可変オブジェクトを時系列にバ
ッファリングし、かつ前記表示スケジュール手段から指
示される動画再生の一時停止指令が入力されたとき動画
再生を一時停止する動画表示手段と、系統図等の表示画
面描画のための固定オブジェクトを記憶する固定オブジ
ェクト記憶手段と、前記動画表示手段からの可変オブジ
ェクトと前記固定オブジェクト記憶手段で記憶されてい
る固定オブジェクトと合成し、系統表示画面に表示する
画面オブジェクト合成手段とを具備したプロセス監視装
置である。
【0016】請求項2に対応するプロセス監視装置によ
れば、再生制御入力手段としてオペレータが例えば画面
上の釦操作によって「一時停止」要求を行うことにより
スケジュール手段を介して動画表示手段へ通知し動画再
生を一時停止することができる。また、再び「再生」の
要求により一時停止した時点から動画再生を再開するこ
とができる。
【0017】上記目的を達成するために、請求項3に対
応する発明は、再生条件の情報を含む再生要求を入力可
能であって、スロー再生表示を行うための指令及びスロ
ー時間倍率を指定するための指令を入力可能な再生制御
入力手段と、前記再生制御入力手段により再生要求が入
力され、画面再生表示タイミングを通知し、前記再生制
御入力手段からスロー再生表示を行うための指令及びス
ロー時間倍率を指定するための指令が入力されたとき再
生タイミングを演算し、該演算再生タイミングを出力
し、さらにプロセス量の解析を指示する指令を出力する
表示スケジュール手段と、プロセス量が記憶されたプロ
セス量記憶手段と、前記表示スケジュール手段からのプ
ロセス量の解析を指示する指令により前記プロセス量記
憶手段に記憶されているプロセス量から必要な情報を抽
出するプロセス量解析手段と、前記プロセス量解析手段
により抽出されたプロセス量を入力し、可変オブジェク
トを画面オブジェクトと関連付けて変換するオブジェク
ト変換手段と、前記表示スケジュール手段から指示され
る再生タイミングに従って前記オブジェクト変換手段か
らの可変オブジェクトを時系列にバッファリングし、か
つ前記表示スケジュール手段からの演算タイミングに基
づき動画のスロー再生を行うと共にスローの度合いを調
整する動画表示手段と、系統図等の表示画面描画のため
の固定オブジェクトを記憶する固定オブジェクト記憶手
段と、前記動画表示手段からの可変オブジェクトと前記
固定オブジェクト記憶手段で記憶されている固定オブジ
ェクトと合成し、系統表示画面に表示する画面オブジェ
クト合成手段とを具備したプロセス監視装置である。
【0018】請求項3に対応するプロセス監視装置によ
れば、再生制御入力手段としてオペレータが画面上の例
えば釦操作によって、「スロー再生」および「スロー倍
率」の要求を行うことによりスケジュール手段が再生タ
イミングを計算し動画表示手段へ再生タイミングを通知
することにより動画のスロー再生を行うことができる。
スロー倍率の指定によりスローの度合いの調整、あるい
は早送りにより情報を飛び飛びに抽出した動画再生もで
きる。
【0019】上記目的を達成するために、請求項4に対
応する発明は、再生条件の情報を含む再生要求を入力可
能であって、コマ送り再生を行うための指令及び再生方
向を指定するための指令を入力可能な再生制御入力手段
と、前記再生制御入力手段により再生要求が入力され、
画面再生表示タイミングを通知し、前記再生制御入力手
段からコマ送り再生を行うための指令及び再生方向を指
定するための指令が入力されたとき再生タイミングを演
算し、該演算再生タイミングを出力し、さらにプロセス
量の解析を指示する指令を出力する表示スケジュール手
段と、プロセス量が記憶されたプロセス量記憶手段と、
前記表示スケジュール手段からのプロセス量の解析を指
示する指令により前記プロセス量記憶手段に記憶されて
いるプロセス量から必要な情報を抽出するプロセス量解
析手段と、前記プロセス量解析手段により抽出されたプ
ロセス量を入力し、可変オブジェクトを画面オブジェク
トと関連付けて変換するオブジェクト変換手段と、前記
表示スケジュール手段から指示される再生タイミングに
従って前記オブジェクト変換手段からの可変オブジェク
トを時系列にバッファリングし、かつ前記表示スケジュ
ール手段からの演算タイミングに基づきコマ送り再生及
び再生方向を調整する動画表示手段と、系統図等の表示
画面描画のための固定オブジェクトを記憶する固定オブ
ジェクト記憶手段と、前記動画表示手段からの可変オブ
ジェクトと前記固定オブジェクト記憶手段で記憶されて
いる固定オブジェクトと合成し、系統表示画面に表示す
る画面オブジェクト合成手段とを具備したプロセス監視
装置である。
【0020】請求項4に対応するプロセス監視装置によ
れば、再生入力手段としてオペレータが画面上の釦操作
によって「コマ送り再生」および「再生方向」の要求を
行うことにより、表示スケジュール手段が再生タイミン
グを計算し動画表示手段へ再生タイミングを通知するこ
とができ、これにより動画のコマ送り再生を行うことが
できる。オペレータからの要求がある都度1時間単位ず
つ画面を進めたり、逆に過去に戻したりすることができ
る。
【0021】上記目的を達成するために、請求項5に対
応する発明は、再生条件の情報を含む再生要求を入力可
能であって、状変イベント再生を行うための指令及び再
生方向を指定するための指令を入力可能な再生制御入力
手段と、前記再生制御入力手段により再生要求が入力さ
れ、画面再生表示タイミングを通知し、前記再生制御入
力手段から状変イベント再生を行うための指令及び再生
方向を指定するための指令が入力されたとき再生タイミ
ングを演算し、該演算再生タイミングを出力し、さらに
プロセス量の解析を指示する指令を出力する表示スケジ
ュール手段と、プロセス量が記憶されたプロセス量記憶
手段と、前記表示スケジュール手段からのプロセス量の
解析を指示する指令により前記プロセス量記憶手段に記
憶されているプロセス量から必要な情報を抽出するプロ
セス量解析手段と、前記プロセス量解析手段により抽出
されたプロセス量を入力し、可変オブジェクトを画面オ
ブジェクトと関連付けて変換するオブジェクト変換手段
と、前記表示スケジュール手段から指示される再生タイ
ミングに従って前記オブジェクト変換手段からの可変オ
ブジェクトを時系列にバッファリングし、かつ前記表示
スケジュール手段からの演算タイミングに基づき状変イ
ベント再生及び再生方向を調整する動画表示手段と、系
統図等の表示画面描画のための固定オブジェクトを記憶
する固定オブジェクト記憶手段と、前記動画表示手段か
らの可変オブジェクトと前記固定オブジェクト記憶手段
で記憶されている固定オブジェクトと合成し、系統表示
画面に表示する画面オブジェクト合成手段とを具備した
プロセス監視装置である。
【0022】請求項5に対応するプロセス監視装置によ
れば、再生制御入力手段としてオペレータが画面上の例
えば釦の操作によって「状変イベント再生」および「再
生方向」の要求を行うことにより、スケジュール手段が
再生タイミングを計算し動画表示手段へ再生タイミング
を通知することができ、これにより状変イベントの無い
時刻を飛ばして次のイベント発生時刻のシステム状態の
再生表示を行うことができる。オペレータからの要求が
ある都度1イベントずつ画面を進めたり、逆に過去に戻
したりすることができる。
【0023】上記目的を達成するために、請求項6に対
応する発明は、前記再生制御入力手段に、状変テキスト
表示連動を指定可能な機能を付加し、前記プロセス量解
析手段に、前記再生制御入力手段から状変テキスト表示
連動を指定する指令が入力されたとき前記プロセス量か
ら状変に関する情報を抽出する機能を付加し、前記プロ
セス量解析手段から状変に関する情報が抽出されたと
き、前記動画表示手段の表示画面に連動させて各タイミ
ングでの状態変化の発生記録をテキスト表示させる状変
テキスト表示手段を追加させたことを特徴とする請求項
1乃至請求項5のいずれか一つに記載のプロセス監視装
置である。
【0024】請求項6に対応するプロセス監視装置によ
れば、再生制御入力手段として例えば画面上の釦操作に
よって「状変テキスト表示連動」の指定を行うことによ
り、上述の請求項1乃至請求項5の動画再生と連動して
状変記録内容を状変テキスト表示手段を介して同画面に
表示することができる。その際に表示スケジュール手段
が再生タイミングを計算し動画表示手段へ再生タイミン
グを通知すると共に、状変テキスト表示手段に対してど
の時刻の状変イベントを表示すべきかを通知する。
【0025】上記目的を達成するために、請求項7に対
応する発明は、前記再生制御入力手段に、トレンドグラ
フ表示連動を指定可能な機能を付加し、前記プロセス量
解析手段に、前記再生制御入力手段から状変テキスト表
示連動を指定する指令が入力されたとき前記プロセス量
を抽出する機能を付加し、各タイミングでの状態変化を
トレンドグラフに表示させるトレンドグラフ表示手段を
追加させたことを特徴とする請求項1乃至請求項5のい
ずれか一つに記載のプロセス監視装置である。
【0026】請求項7に対応するプロセス監視装置によ
れば、再生制御入力手段としてオペレータが画面上の釦
操作によって「トレンドグラフ表示連動」の要求を行う
ことにより、上述の請求項1乃至請求項5の動画再生と
連動してプロセス量記録内容をトレンドグラフ表示手段
を介して同画面に表示することができる。
【0027】上記目的を達成するために、請求項8に対
応する発明は、前記再生制御入力手段に、再生中に一時
停止させる機能並びにコメントの有無を指定できる機能
を付加し、前記プロセス量記憶手段に動画再生画面を一
時停止させた際に、画面上の任意の場所にコメントを挿
入するコメント入力手段及び該コメントを含めた画像を
静止画像として記録するコメント画像記録手段を追加し
たことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか一
つに記載のプロセス監視装置である。
【0028】請求項8に対応するプロセス監視装置によ
れば、再生制御入力手段としてオペレータが画面上の例
えば釦操作によって「コメント入力」の要求を行うこと
により、上述の請求項1乃至請求項5の動画再生画面を
一時停止した時点で画面上の任意の場所にコメントを入
力でき、さらに「コメント保存」の要求によりコメント
を保存できる。このコメントは1つの可変情報としてプ
ロセス量の一部として格納することができ、再生する際
にコメント付きでの再生とコメント無しでの再生とを選
択することができる。
【0029】上記目的を達成するために、請求項9に対
応する発明は、前記再生のタイミングと同期して警報発
生や計測値の上下限逸脱などの発生や復帰に応じた識別
音を鳴らす手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至
請求項5のいずれか一つに記載のプロセス監視装置であ
る。
【0030】請求項9に対応するプロセス監視装置によ
れば、再生制御入力手段としてオペレータが画面上の釦
操作によって「音響効果」の要求を行うことにより、上
述の請求項1乃至請求項5の動画再生中にその時点で発
生した状変イベントや計測制限値逸脱、あるいは警報発
生を伴う場合にそれぞれの種別に応じた効果音を鳴らす
ことができる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。
【0032】<第1の実施形態>図1は、第1の実施形
態を説明するための概略構成図である。
【0033】この実施形態のプロセス監視装置は、以下
のように構成されている。すなわち、再生制御メニュー
部71により再生条件の情報を含む再生入力(表示方法
を指定する)を入力可能な再生制御入力手段7と、再生
制御入力手段7により再生入力が入力され、画面再生表
示タイミングを通知すると共に、プロセス量の解析を指
示する指令を出力する表示スケジュール手段8と、プロ
セス量が記憶されたプロセス量記憶手段1と、表示スケ
ジュール手段8からのプロセス量の解析を指示する指令
によりプロセス量記憶手段1に記憶されているプロセス
量から必要な情報を抽出するプロセス量解析手段2と、
プロセス量解析手段2により抽出されたプロセス量を入
力し、可変オブジェクトを画面オブジェクトと関連付け
て変換するオブジェクト変換手段3と、表示スケジュー
ル手段8から指示される再生タイミングに従ってオブジ
ェクト変換手段3からの可変オブジェクトを時系列にバ
ッファリングする動画表示手段6と、系統図等の表示画
面描画80のための固定オブジェクトを記憶する固定オ
ブジェクト記憶手段4と、動画表示手段6からの可変オ
ブジェクトと固定オブジェクト記憶手段4で記憶されて
いる固定オブジェクトと合成し、系統表示画面80に表
示する画面オブジェクト合成手段5を具備したプロセス
監視装置である。
【0034】次に、この実施形態のプロセス監視装置の
作用効果を説明する。
【0035】再生制御入力手段7および再生制御メニュ
ー部71によりシステム挙動の再生要求を受ける。要求
にはどの期間のどの系の挙動を再生するかという再生条
件の情報が含まれる。再生制御入力手段7はオペレータ
の要求内容を表示スケジュール手段8に伝達する。表示
スケジュール手段8は、プロセス量解析手段2に再生条
件を伝達してプロセス量解析の開始を指示すると共に動
画表示手段6に画面再生表示のタイミングとして単位時
間を通知する。プロセス量解析手段2は、プロセス量記
憶手段1により蓄積されたデータを読み出しながら要求
に合致する情報を抽出しオブジェクト変換手段3へ伝達
する。オブジェクト変換手段3では、時刻、状変発生情
報、プロセス量などの情報を画面上の可変オブジェクト
として表示できる形式に変換して動画表示手段6へ伝達
する。動画表示手段では、オブジェクト変換手段から送
られてくる可変オブジェクトを表示スケジュール手段8
から指示される再生タイミングに従って時系列にバッフ
ァリングする。動画表示手段6は、バッファリングした
データを通知された単位時間毎に画面オブジェクト合成
手段5へ渡して系統図の固定オブジェクトデータと合成
し、アニメーション的に動画として再生表示する。
【0036】以上の結果により、状変の発生やプロセス
量の制限値逸脱などの様子を系統図上の色や形の変化と
してリアルタイムに捉え、システムの挙動をよりビジュ
アルにかつ実感として把握することができる。
【0037】<第2の実施形態>図2は、第2の実施形
態を説明するための概略構成図である。
【0038】本発明の実施形態のプロセス監視装置は、
図1の実施形態の再生制御入力手段7に、新たに動画再
生中に一時停止指令を入力可能に再生制御メニュー部7
2に、一時停止釦を追加したものである。これに伴っ
て、表示スケジュール手段8は、新たな機能として再生
制御入力手段7からの一時停止指令が入力されたとき動
画再生の一時停止指令を与えるようになっており、又動
画表示手段6は新たな機能として表示スケジュール手段
8から指示される動画再生の一時停止指令が入力された
とき動画再生を一時停止するようになっている。
【0039】この実施形態のプロセス監視装置の作用効
果を説明する。この基本的な作用効果は第1の実施形態
と同様である。ここで、本実施形態の特徴としては、動
画再生中にオペレータが再生制御メニュー部72におい
て「一時停止」要求を入力することができる点である。
この要求は再生制御入力手段7を介して表示スケジュー
ル手段8に伝達され、表示スケジュール手段8では動画
表示手段6に対して画面表示の一時停止を指示する。こ
れにより画面上は要求された時点で静止画面となる。ま
た、オペレータが「一時停止」を解除すると表示スケジ
ュール手段8から動画表示手段6に対して画面表示処理
の再開を指示し、再び動画の状態に戻る。
【0040】以上の結果により、状変の発生やプロセス
量の制限値逸脱などのイベントが同時に複数個発生した
場合や系統図上の他の機器の動作との関係を詳細に把握
したい場合に本実施形態に示す一時停止機能を使用する
ことにより効率良く行うことができる。
【0041】<第3の実施形態>図3は、第3の実施形
態を説明するための概略構成図である。
【0042】この実施形態のプロセス監視装置は、図1
の実施形態の再生制御入力手段7に、新たにスロー再生
表示を行うための指令及びスロー時間倍率を指定するた
めの指令を入力可能に再生制御メニュー部73に、スロ
ー再生釦及びスロー倍率釦を追加したものである。これ
に伴って、表示スケジュール手段8は、新たな機能とし
て、再生制御入力手段7からスロー再生表示を行うため
の指令及びスロー時間倍率を指定するための指令が入力
されたとき再生タイミングを演算し、該演算再生タイミ
ングを出力するようになっている。又動画表示手段6
は、新たな機能として、表示スケジュール手段8からの
演算タイミングに基づき動画のスロー再生を行うと共に
スローの度合いを調整するようになっている。
【0043】この実施形態のプロセス監視装置の作用効
果を説明する。
【0044】基本的な作用は請求項1の実施形態と同様
である。ここで、本実施形態の特徴としては、動画再生
中にオペレータが再生制御メニュー部73において「ス
ロー再生」要求および「スロー倍率」を入力することが
できる点である。この要求は再生制御入力手段7を介し
て表示スケジュール手段8に伝達され、表示スケジュー
ル手段8では動画表示手段6に対して画面表示のタイミ
ングとしてスロー倍率で指定された時間を計算して指示
する。これにより画面は実際の挙動より時間延長したタ
イミングで展開する。
【0045】尚、スロー倍率は逆に早送り倍率にも設定
することができ、その場合は時間を縮めたタイミングで
再生できる。
【0046】以上の結果により、状変の発生やプロセス
量の制限値逸脱などのイベントが多数重なった場合には
時間をスローにしてシステムの変化を1つ1つ確認しな
がら再生することができ、イベント発生がほとんど無い
時間帯では早送りにしてシステムの挙動分析時間の短縮
を図ることができる。
【0047】<第4の実施形態>図4は、第4の実施形
態を説明するための概略構成図である。
【0048】この実施形態のプロセス監視装置は、図1
の実施形態の再生制御入力手段7に、新たにコマ送り再
生を行うための指令及び再生方向を指定するための指令
を入力可能に再生制御メニュー部74に、例えばコマ送
り再生釦及び再生方向釦を追加したものである。これに
伴って、表示スケジュール手段8は、新たな機能とし
て、再生制御入力手段7からコマ送り再生を行うための
指令及び再生方向を指定するための指令が入力されたと
き再生タイミングを演算し、該演算再生タイミングを出
力するようになっている。又動画表示手段6は、新たな
機能として、表示スケジュール手段8からの演算タイミ
ングに基づきコマ送り再生及び再生方向を調整するよう
になっている。
【0049】この実施形態のプロセス監視装置の作用効
果を説明する。
【0050】基本的な作用効果は第1の実施形態と同様
である。
【0051】ここで、本実施形態の特徴としては、動画
再生中にオペレータが再生制御メニュー部74において
「コマ送り再生」要求および「再生方向」を入力するこ
とができる点である。この要求は再生制御入力手段7を
介して表示スケジュール手段8に伝達され、表示スケジ
ュール手段では動画表示手段6に対して画面表示のタイ
ミングとして単位時間毎の再生表示を指示する。これに
より画面上は単位時間経過後のシステム状態を再生表示
して一時停止する。オペレータからの要求がある都度次
の単位時間経過後の状態表示へと移る。また、再生方向
を逆に指定すると単位時間過去の状態を表示する。
【0052】以上の結果により、多重状変など短時間で
複数のイベントが発生したシステムの挙動を詳細に把握
したい場合に効果的である。また、ある時点の挙動を時
間方向を前後させながら繰り返し何度も確認でき、より
正確に分析できる。
【0053】<第5の実施形態>図5は、第5の実施形
態を説明するための概略構成図である。
【0054】この実施形態のプロセス監視装置は、この
実施形態のプロセス監視装置は、図1の実施形態の再生
制御入力手段7に、新たに状変イベント再生を行うため
の指令及び再生方向を指定するための指令を入力可能に
再生制御メニュー部75に、例えば状変イベント再生釦
及び再生方向釦を追加したものである。
【0055】これに伴って、表示スケジュール手段8
は、新たな機能として、再生制御入力手段7から状変イ
ベント再生を行うための指令及び再生方向を指定するた
めの指令が入力されたとき再生タイミングを演算し、該
演算再生タイミングを出力するようになっている。又動
画表示手段6は、新たな機能として、表示スケジュール
手段8からの演算タイミングに基づき状変イベント再生
及び再生方向を調整するようになっている。
【0056】この実施形態のプロセス監視装置の作用効
果を説明する。
【0057】基本的な作用は第1の実施形態と同様であ
る。
【0058】ここで、本実施形態の特徴としては、動画
再生中にオペレータが再生制御メニュー部75において
「状変イベント再生」要求および「再生方向」を入力す
ることができる点である。この要求は再生制御入力手段
7を介して表示スケジュール手段8に伝達され、表示ス
ケジュール手段8では動画表示手段6に対して画面表示
のタイミングとしてイベント発生の表示毎に画面表示を
一時停止する様指示する。これにより画面上はイベント
が発生しない期間は自動的に飛ばされ、次のイベント発
生時の状態を表示して一時停止する。オペレータの要求
がある都度次のイベント発生の状態表示へと移る。ま
た、再生方向を逆に指定すると過去のイベントをサーチ
して1つ前のイベント状態を表示する。
【0059】以上の結果により、ある状変発生に依存し
た状変の関連性を把握したい場合や状変に着目したシス
テム挙動の把握の際に効果的である。また、状変がある
期間発生していない場合にすぐに次の状変発生状態をサ
ーチでき、分析の時間短縮の効果も期待できる。
【0060】<第6の実施形態>図6は、第6の実施形
態を説明するための概略構成図である。
【0061】この実施形態のプロセス監視装置は、上述
の第1の実施形態を以下のように構成したものである。
第1の実施形態の再生制御入力手段7に、状変テキスト
表示連動を指定可能な機能を付加(具体的には再生制御
入力手段7の再生制御メニュー部82に状変テキスト表
示連動釦を付加)し、又プロセス量解析手段2に、前記
再生制御入力手段7から状変テキスト表示連動を指定す
る指令が入力されたとき前記プロセス量から状変に関す
る情報を抽出する機能を付加し、さらにプロセス量解析
手段2から状変に関する情報が抽出されたとき、動画表
示手段6の表示画面に連動させて各タイミングでの状態
変化の発生記録を状変テキスト表示画面82にテキスト
表示させる状変テキスト表示手段81を追加させたもの
である。
【0062】以上述べた構成は、第1の実施形態に追加
したものであるが、これを第2の実施形態乃至第5の実
施形態のいずれかに追加してもよい。
【0063】次に、この実施形態のプロセス監視装置の
作用効果を説明する。
【0064】上述の第1乃至第5の実施形態による作用
効果に加えて、本実施形態の特徴としては、オペレータ
が再生制御メニュー部76において「状変テキスト表示
連動」要求を入力することができる点である。
【0065】この要求は再生制御入力手段7を介して表
示スケジュール手段8に伝達され、表示スケジュール手
段8では動画表示手段6に対して画面表示のタイミング
を指示すると同時に、状変テキスト表示手段81に対し
ても状変表示指示と表示タイミングの指示を与える。
【0066】状変テキスト表示手段81は、プロセス量
解析手段2から必要なデータを受取って状変テキスト表
示画面82に表示する。これにより、系統図表示画面上
にはシステム状態を表わす動画表示が表示され、又これ
と同時に状変テキスト表示画面82には状変テキスト表
示が表示される。この場合、動画の状態と状変テキスト
表示の内容とは同期が取れており、両者は連動する。
【0067】以上述べた実施形態では、上述の第2から
第5の実施形態にも適用することができ、この結果各種
動画の表示制御に合わせて状変テキスト表示も連動した
表示となる。
【0068】以上の結果により、系統図上での直感的な
把握に加えてテキストによる確認も同時にでき、より挙
動の把握が確実となる。
【0069】なお、再生制御入力手段7として例えば画
面上の釦操作によって「状変テキスト表示連動」の指定
を行うことにより、上述の第1から第5の実施形態の動
画再生と連動して状変記録内容を状変テキスト表示手段
81を介して同画面に表示することができるが、その際
に表示スケジュール手段8が再生タイミングを計算し動
画表示手段へ再生タイミングを通知すると共に、状変テ
キスト表示手段81に対してどの時刻の状変イベントを
表示すべきかを通知するように構成してもよい。
【0070】<第7の実施形態>図7は、第7の実施形
態を説明するための概略構成図である。
【0071】この実施形態のプロセス監視装置は、上述
の第1から第5の実施形態以外に、以下に述べる手段を
追加したものである。すなわち、再生制御入力手段7
に、トレンドグラフ表示連動を指定可能な機能を付加
(具体的には再生制御入力手段7に有する再生制御メニ
ュー部77に、例えばトレンドグラフ表示連動釦を付
加)し、プロセス量解析手段2に、再生制御入力手段7
から状変テキスト表示連動を指定する指令が入力された
ときプロセス量を抽出する機能を付加し、各タイミング
での状態変化をトレンドグラフ画面部84に表示させる
トレンドグラフ表示手段83を追加させたものである。
【0072】この実施形態のプロセス監視装置の作用効
果を説明する。
【0073】第1乃至第5の実施形態による作用に加え
て、本実施形態の特徴としては、オペレータが再生制御
入力手段7において「トレンドグラフ表示連動」要求を
入力することができる点である。この要求は再生制御入
力手段7を介して表示スケジュール手段8に伝達され、
表示スケジュール手段8では動画表示手段6に対して画
面表示のタイミングを指示すると同時にトレンドグラフ
表示手段83に対してもトレンドグラフ表示指示と表示
タイミングの指示を与える。トレンドグラフ表示手段8
3は、プロセス量解析手段2から必要なデータを受取っ
てトレンドグラフ表示画面84に表示する。これにより
画面上はシステム状態を表わす動画表示とトレンドグラ
フ表示画面84とが同時に表示される。しかも、動画の
状態とトレンドグラフ表示の内容とは同期が取れており
連動する。
【0074】上述の第1から第5の実施形態による各種
動画の表示制御に合わせてトレンドグラフ表示も連動し
た表示となる。
【0075】以上の結果により、系統図上での直感的な
把握に加えてトレンドグラフ上でのプロセス量の変化の
様子とを対照させながら分析することができ、より挙動
の把握が確実となる。
【0076】なお、以上述べた実施形態は、オペレータ
が画面上の釦操作によって「トレンドグラフ表示連動」
の要求を行うことにより、動画再生と連動してプロセス
量記録内容をトレンドグラフ表示手段83を介して同画
面に表示することができるが、その際に表示スケジュー
ル手段が再生タイミングを計算し動画表示手段6へ再生
タイミングを通知すると共にトレンドグラフ表示手段8
3に対してどの時刻のプロセス量を表示すべきかを通知
するように構成してもよい。
【0077】<第8の実施形態>図8は、第8の実施形
態を説明するための概略構成図である。
【0078】この実施形態のプロセス監視装置は、上述
の第1から第5の実施形態以外に、以下に述べる手段を
追加したものである。すなわち、一時停止させた際に画
面上の任意の場所にコメントを挿入するコメント入力手
段91及びコメント入力メニュー部93と、コメントを
可変情報として記録するコメント記録手段92を追加
し、図1の再生制御入力手段7に入力される再生時にコ
メント有無を指定できる再生制御メニュー部78を追加
したものである。
【0079】この実施形態のプロセス監視装置の作用効
果を説明する。
【0080】上述の第1乃至第5の実施形態による作用
に加えて、本実施形態の特徴としては、オペレータがコ
メント入力メニュー部93により「コメント入力」要求
および「コメント保存」要求を入力することができる点
である。この「コメント入力」要求はコメント入力手段
91に伝達され、画面が一時停止の状態の時にオペレー
タが分析結果などのコメントを画面上で入力した情報を
受け取る。さらに「コメント保存」要求するとコメント
記録手段92によって入力されたコメントを可変データ
としてプロセス量記憶手段1に記憶する。保存されたコ
メントは、次に再生表示する際にプロセス量解析手段2
によって他のプロセス量と同様に読み出し、オブジェク
ト変換手段3を通して画面上のオブジェクトとして再生
可能な形式とする。再生時は、再生制御メニュー部78
によって「コメント付き再生」か「コメント無し再生」
かの指定を選択することによりコメントの表示有無を制
御できる。
【0081】以上の結果により、再生された系統図上で
分析した結果やオペレータのメモをその場で残すことが
でき、報告書の作成にも活用できる。
【0082】<第9の実施形態>図9は、第9の実施形
態を説明するための概略構成図である。
【0083】この実施形態のプロセス監視装置は、上述
の第1乃至第5の実施形態以外に、以下に述べる手段を
追加したものである。すなわち、再生のタイミングと同
期して警報発生や計測値の上下限逸脱などの発生・復帰
に応じた識別音を、スピーカ12で鳴らす音響出力手段
10を追加し、又図1の再生制御入力手段7に入力され
る音響出力を要求できる再生制御メニュー部79を追加
したものである。
【0084】この実施形態のプロセス監視装置の作用効
果を説明する。
【0085】上述の第1乃至第5の実施形態による作用
効果に加えて、本実施形態の特徴としては、オペレータ
が再生制御メニュー部79より「音響効果」要求を入力
することができる点である。この要求は再生制御入力手
段7を介して動画表示手段6に伝達され、動画を表示す
る際に音響出力手段10を介して音を出力する。この
時、警報発生や計測値の制限値逸脱などの発生・復帰な
どのイベントの種類に応じて識別した音を鳴らす。
【0086】以上の結果により、系統図上でシステムの
状態を動的に再生する際に、視覚的のみならず聴覚的に
も臨場感を持たせシステムの挙動や状態をより把握し易
くする。
【0087】
【発明の効果】本発明によれば、プロセス量の記録され
た情報から状変発生状況や計測量の変化の過程をよりビ
ジュアルに再現化してシステムの挙動の把握、システム
異常時の現象把握と問題点分析を効率的に行うプロセス
監視装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプロセス監視装置の第1の実施形態を
説明するための概略構成図。
【図2】本発明のプロセス監視装置の第2の実施形態を
説明するための概略構成図。
【図3】本発明のプロセス監視装置の第3の実施形態を
説明するための概略構成図。
【図4】本発明のプロセス監視装置の第4の実施形態を
説明するための概略構成図。
【図5】本発明のプロセス監視装置の第5の実施形態を
説明するための概略構成図。
【図6】本発明のプロセス監視装置の第6の実施形態を
説明するための概略構成図。
【図7】本発明のプロセス監視装置の第7の実施形態を
説明するための概略構成図。
【図8】本発明のプロセス監視装置の第8の実施形態を
説明するための概略構成図。
【図9】本発明のプロセス監視装置の第9の実施形態を
説明するための概略構成図。
【図10】従来のプロセス監視装置の一例を説明するた
めの概略構成図。
【符号の説明】
1…プロセス量記憶手段 2…プロセス量解析手段 3…オブジェクト変換手段 4…固定オブジェクト記憶手段 5…画面オブジェクト合成表示手段 6…動画表示手段 7…再生制御入力手段 8…表示スケジュール手段 10…音響出力手段 11…操作入力手段 71〜79…再生制御メニュー部 81…状変テキスト表示手段 82…状変テキスト表示画面 83…トレンドグラフ表示手段 84…トレンドグラフ表示画面 91…コメント入力手段 92…コメント記録手段 93…コメント入力メニュー部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 再生条件の情報を含む再生要求を入力可
    能な再生制御入力手段と、 前記再生制御入力手段により再生要求が入力され、画面
    再生表示タイミングを通知すると共に、プロセス量の解
    析を指示する指令を出力する表示スケジュール手段と、 プロセス量が記憶されたプロセス量記憶手段と、 前記表示スケジュール手段からのプロセス量の解析を指
    示する指令により前記プロセス量記憶手段に記憶されて
    いるプロセス量から必要な情報を抽出するプロセス量解
    析手段と、 前記プロセス量解析手段により抽出されたプロセス量を
    入力し、可変オブジェクトを画面オブジェクトと関連付
    けて変換するオブジェクト変換手段と、 前記表示スケジュール手段から指示される再生タイミン
    グに従って前記オブジェクト変換手段からの可変オブジ
    ェクトを時系列にバッファリングする動画表示手段と、 系統図等の表示画面描画のための固定オブジェクトを記
    憶する固定オブジェクト記憶手段と、 前記動画表示手段からの可変オブジェクトと前記固定オ
    ブジェクト記憶手段で記憶されている固定オブジェクト
    と合成し、系統表示画面に表示する画面オブジェクト合
    成手段と、 を具備したプロセス監視装置。
  2. 【請求項2】 再生条件の情報を含む再生要求を入力可
    能であって、一時停止指令を入力可能な再生制御入力手
    段と、 前記再生制御入力手段により再生要求が入力され、画面
    再生表示タイミングを通知し、前記再生制御入力手段か
    らの一時停止指令が入力されたとき動画再生の一時停止
    指令を与えると共に、プロセス量の解析を指示する指令
    を出力する表示スケジュール手段と、 プロセス量が記憶されたプロセス量記憶手段と、 前記表示スケジュール手段からのプロセス量の解析を指
    示する指令により前記プロセス量記憶手段に記憶されて
    いるプロセス量から必要な情報を抽出するプロセス量解
    析手段と、 前記プロセス量解析手段により抽出されたプロセス量を
    入力し、可変オブジェクトを画面オブジェクトと関連付
    けて変換するオブジェクト変換手段と、 前記表示スケジュール手段から指示される再生タイミン
    グに従って前記オブジェクト変換手段からの可変オブジ
    ェクトを時系列にバッファリングし、かつ前記表示スケ
    ジュール手段から指示される動画再生の一時停止指令が
    入力されたとき動画再生を一時停止する動画表示手段
    と、 系統図等の表示画面描画のための固定オブジェクトを記
    憶する固定オブジェクト記憶手段と、 前記動画表示手段からの可変オブジェクトと前記固定オ
    ブジェクト記憶手段で記憶されている固定オブジェクト
    と合成し、系統表示画面に表示する画面オブジェクト合
    成手段と、 を具備したプロセス監視装置。
  3. 【請求項3】 再生条件の情報を含む再生要求を入力可
    能であって、スロー再生表示を行うための指令及びスロ
    ー時間倍率を指定するための指令を入力可能な再生制御
    入力手段と、 前記再生制御入力手段により再生要求が入力され、画面
    再生表示タイミングを通知し、前記再生制御入力手段か
    らスロー再生表示を行うための指令及びスロー時間倍率
    を指定するための指令が入力されたとき再生タイミング
    を演算し、該演算再生タイミングを出力し、さらにプロ
    セス量の解析を指示する指令を出力する表示スケジュー
    ル手段と、 プロセス量が記憶されたプロセス量記憶手段と、 前記表示スケジュール手段からのプロセス量の解析を指
    示する指令により前記プロセス量記憶手段に記憶されて
    いるプロセス量から必要な情報を抽出するプロセス量解
    析手段と、 前記プロセス量解析手段により抽出されたプロセス量を
    入力し、可変オブジェクトを画面オブジェクトと関連付
    けて変換するオブジェクト変換手段と、 前記表示スケジュール手段から指示される再生タイミン
    グに従って前記オブジェクト変換手段からの可変オブジ
    ェクトを時系列にバッファリングし、かつ前記表示スケ
    ジュール手段からの演算タイミングに基づき動画のスロ
    ー再生を行うと共にスローの度合いを調整する動画表示
    手段と、 系統図等の表示画面描画のための固定オブジェクトを記
    憶する固定オブジェクト記憶手段と、 前記動画表示手段からの可変オブジェクトと前記固定オ
    ブジェクト記憶手段で記憶されている固定オブジェクト
    と合成し、系統表示画面に表示する画面オブジェクト合
    成手段と、 を具備したプロセス監視装置。
  4. 【請求項4】 再生条件の情報を含む再生要求を入力可
    能であって、コマ送り再生を行うための指令及び再生方
    向を指定するための指令を入力可能な再生制御入力手段
    と、 前記再生制御入力手段により再生要求が入力され、画面
    再生表示タイミングを通知し、前記再生制御入力手段か
    らコマ送り再生を行うための指令及び再生方向を指定す
    るための指令が入力されたとき再生タイミングを演算
    し、該演算再生タイミングを出力し、さらにプロセス量
    の解析を指示する指令を出力する表示スケジュール手段
    と、 プロセス量が記憶されたプロセス量記憶手段と、 前記表示スケジュール手段からのプロセス量の解析を指
    示する指令により前記プロセス量記憶手段に記憶されて
    いるプロセス量から必要な情報を抽出するプロセス量解
    析手段と、 前記プロセス量解析手段により抽出されたプロセス量を
    入力し、可変オブジェクトを画面オブジェクトと関連付
    けて変換するオブジェクト変換手段と、 前記表示スケジュール手段から指示される再生タイミン
    グに従って前記オブジェクト変換手段からの可変オブジ
    ェクトを時系列にバッファリングし、かつ前記表示スケ
    ジュール手段からの演算タイミングに基づきコマ送り再
    生及び再生方向を調整する動画表示手段と、 系統図等の表示画面描画のための固定オブジェクトを記
    憶する固定オブジェクト記憶手段と、 前記動画表示手段からの可変オブジェクトと前記固定オ
    ブジェクト記憶手段で記憶されている固定オブジェクト
    と合成し、系統表示画面に表示する画面オブジェクト合
    成手段と、 を具備したプロセス監視装置。
  5. 【請求項5】 再生条件の情報を含む再生要求を入力可
    能であって、状変イベント再生を行うための指令及び再
    生方向を指定するための指令を入力可能な再生制御入力
    手段と、 前記再生制御入力手段により再生要求が入力され、画面
    再生表示タイミングを通知し、前記再生制御入力手段か
    ら状変イベント再生を行うための指令及び再生方向を指
    定するための指令が入力されたとき再生タイミングを演
    算し、該演算再生タイミングを出力し、さらにプロセス
    量の解析を指示する指令を出力する表示スケジュール手
    段と、 プロセス量が記憶されたプロセス量記憶手段と、 前記表示スケジュール手段からのプロセス量の解析を指
    示する指令により前記プロセス量記憶手段に記憶されて
    いるプロセス量から必要な情報を抽出するプロセス量解
    析手段と、 前記プロセス量解析手段により抽出されたプロセス量を
    入力し、可変オブジェクトを画面オブジェクトと関連付
    けて変換するオブジェクト変換手段と、 前記表示スケジュール手段から指示される再生タイミン
    グに従って前記オブジェクト変換手段からの可変オブジ
    ェクトを時系列にバッファリングし、かつ前記表示スケ
    ジュール手段からの演算タイミングに基づき状変イベン
    ト再生及び再生方向を調整する動画表示手段と、 系統図等の表示画面描画のための固定オブジェクトを記
    憶する固定オブジェクト記憶手段と、 前記動画表示手段からの可変オブジェクトと前記固定オ
    ブジェクト記憶手段で記憶されている固定オブジェクト
    と合成し、系統表示画面に表示する画面オブジェクト合
    成手段と、 を具備したプロセス監視装置。
  6. 【請求項6】 前記再生制御入力手段に、状変テキスト
    表示連動を指定可能な機能を付加し、前記プロセス量解
    析手段に、前記再生制御入力手段から状変テキスト表示
    連動を指定する指令が入力されたとき前記プロセス量か
    ら状変に関する情報を抽出する機能を付加し、前記プロ
    セス量解析手段から状変に関する情報が抽出されたと
    き、前記動画表示手段の表示画面に連動させて各タイミ
    ングでの状態変化の発生記録をテキスト表示させる状変
    テキスト表示手段を追加させたことを特徴とする請求項
    1乃至請求項5のいずれか一つに記載のプロセス監視装
    置。
  7. 【請求項7】 前記再生制御入力手段に、トレンドグラ
    フ表示連動を指定可能な機能を付加し、前記プロセス量
    解析手段に、前記再生制御入力手段から状変テキスト表
    示連動を指定する指令が入力されたとき前記プロセス量
    を抽出する機能を付加し、各タイミングでの状態変化を
    トレンドグラフに表示させるトレンドグラフ表示手段を
    追加させたことを特徴とする請求項1乃至請求項5のい
    ずれか一つに記載のプロセス監視装置。
  8. 【請求項8】 前記再生制御入力手段に、再生中に一時
    停止させる機能並びにコメントの有無を指定できる機能
    を付加し、前記プロセス量記憶手段に動画再生画面を一
    時停止させた際に、画面上の任意の場所にコメントを挿
    入するコメント入力手段及び該コメントを含めた画像を
    静止画像として記録するコメント画像記録手段を追加し
    たことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか一
    つに記載のプロセス監視装置。
  9. 【請求項9】 前記再生のタイミングと同期して警報発
    生や計測値の上下限逸脱などの発生や復帰に応じた識別
    音を鳴らす手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至
    請求項5のいずれか一つに記載のプロセス監視装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003036403A1 (fr) * 2001-10-26 2003-05-01 Kajima Corporation Procede et appareil de surveillance de la commande d'une installation
JP2003341948A (ja) * 2002-05-24 2003-12-03 Toshiba Elevator Co Ltd エレベータの運行状態表示装置及び運行状態表示方法
JP2005250806A (ja) * 2004-03-03 2005-09-15 Toshiba Tec Corp 店舗管理装置
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