JP2012105012A - 動画再生装置、動画再生方法、コンピュータプログラム、記憶媒体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 選択対象がハイスピード動画であった場合、それまでに鑑賞していた動画の再生時間に応じて再生速度を変更する動画再生装置。
【選択図】 図6
Description
本実施形態の動画再生装置として動作する情報処理装置の一例としてパーソナルコンピュータの構成を説明する。
図2は、本発明の一実施形態に係る動画再生装置の処理対象となる動画ファイルの概略構成図である。
図3は、本発明の一実施形態に係る動画再生装置が表示装置に表示する再生画面を示す図である。大まかに、フォルダツリーを表示するフォルダツリーを表示するエリア300、画像一覧表示用のエリア302、拡大表示用のエリア305で構成されている。以降、300をツリービューエリア、302をサムネイルエリア、305をプレビューエリア、と記す。
300は、HDD105内にフォルダで分類されて記憶されているデータをフォルダツリーの形で表示するエリアである。ユーザーがポインティングデバイスを移動し、フォルダ名の上でクリックをすると、クリックされたフォルダが選択されたものとCPU101は判定して、フォルダを選択状態にする。複数のフォルダが内在するフォルダをユーザーがポインティングデバイスでクリックした場合には、CPU101は、前記フォルダを選択状態にすると共に、フォルダの右側に一階層下のフォルダを列挙する。
前へボタン306をユーザがポインティングデバイスの操作により押下した場合、CPU101は、1つ前のファイルへ再生対象の変更指示があったと判定し、ファイル名順において1つ前に該当するファイルへ選択を切り替える。前へボタン306はサムネイルエリアの先頭の画像を選択している場合には、それ以上前の画像を選択できないのでDisableにする。もしくは押下しても無効な命令として選択切替をしないようにする。
recodeFps :記録フレームレート (fps)
playFps :再生時のフレームレート (fps)
playSpeed :実時間速度を1とした場合の再生速度
playFps= playSpeed×recodeFps・・・(数1)
また、記録フレームレートが240fpsの動画ファイルを、再生対象の変更時にCPU101が再生速度を決定し、60fpsで再生する場合、再生速度を示すつまみの位置を×1/4に表示する。フレームレートに応じた再生速度を数2に示す。
playSpeed= playFps÷recodeFps・・・(数2)
図4は、本発明の一実施形態に係る動画再生装置の再生処理の工程を示すフローチャート図である。尚、本処理はCPU101がRAM103に格納された制御プログラムを実行することにより実行される。
501は、選択対象のファイル名を記憶する列である。
502は、501のファイルを再生した時間を記憶する列である。
図4と図5を用いて、動画と静止画の画像再生処理について、説明する。
ステップS403にて、CPU101は、選択したファイルが動画ファイルか否かの判定を行う。動画ファイルであると判定した場合には、ステップS404へと進む。動画ファイルではないと判定した場合には、ステップS410へと進む。
ステップS404にて、CPU101は、動画の再生速度を決定し、再生用フレームレートとしてRAM103に記憶する。動画の再生速度決定処理は、図4の説明にて後述する。
ステップS410にて、CPU101は、プレビューエリア305に、静止画データを再生する。
ステップS416にて、CPU101は、終了ボタンが押下されたものとして、データ読込みのために開いているファイルを閉じたり、RAM103に記憶した情報を破棄したり、一連の終了処理を行って、動画再生装置を終了する。
図6は、本発明の一実施形態に係る動画再生装置の動画再生速度決定処理の工程を示すフローチャート図である。尚、本処理はCPU101がRAM103に格納された制御プログラムを実行することにより実行される。動画再生速度決定処理は、図4におけるステップS404の処理に該当する。処理の詳細を図6を用いて説明する。
本実施例において、ユーザーが所望の動画を探していると推定した場合に、ハイスピード動画の再生速度を変更する方法を説明したが、動画の音声を再生しないようにしてもよい。ユーザーが所望の動画を急いで探している場合に、音声が流れると、煩わしいことがある。そういった場合に、音声の再生が行われないように動画再生装置が制御することによって、動画の概要把握にユーザーが集中しやすくなる。
本実施例において、ユーザーが所望の動画を探していると推定した場合に、ハイスピード動画の再生速度を実時間速度に変更する例を挙げたが、記録時再生フレームレートよりも速い速度で、且つ、概要を把握できる速度であれば良い。ステップS601において算出した操作推定用再生時間の時間内に動画の終端まで再生できる速度に変更すれば、同じ記録時間の動画を再生する場合、急いでいる程に、動画の再生速度が速くなり、ユーザーが動画の概要を効率よく把握できるようになる。
本実施例において、任意の動画の再生速度を変更した後に、ステップS412で選択を変更した場合でも、再生時間を算出し、再生時間リストに記録していた。しかし、再生速度を遅くするようにユーザーが操作した際には、再生時間リストに記憶している情報を破棄してもよい。なぜならば、再生速度を遅くするようにユーザーが操作した時点で、ユーザーがじっくり動画を鑑賞しようとしていると推測できるからである。再生時間リストに記憶している情報を破棄するとは、全てのファイル名をNULLにして再生時間を0にするということである。そうすれば、ユーザーがじっくり閲覧した後に、選択を切り替えても高速再生されることはない。よって、ユーザーが急いで探している場合には、動画の概要を効率よく把握でき、再生速度を変更してじっくり鑑賞している場合には、動画の内容をメーカーが推奨する速度で観賞することができる。
図7は、本発明の一実施形態に係る動画再生装置が表示装置に表示する再生画面を示す図である。図3のユーザーインターフェイスと異なる点に焦点を絞って、図3と図6を用いて説明する。
702は、選択状態となっている動画ファイルを高速再生するエリアである。以降、動画概要表示エリアと記す。プレビューエリア701と異なる点は、ユーザーが複数の動画から所望の動画を探していると、判定したときのみプレビューエリア701に一部重畳して表示する点である。所望の動画を探しているか否かの判定は、図6にて説明した通りである。また、動画概要表示エリア702に動画を表示する際には、図6のステップS605で決定した再生用フレームレートで再生する。それと同時に、プレビューエリア701でも選択中の動画の再生を行う。プレビューエリア305における再生速度は、記録時再生フレームレートとする。
図8は、本発明の一実施形態に係る動画再生装置における再生時間リストのデータの一例である。CPU101が作成しRAM103に記憶する。実施例1における図5に対応するものである。図5と異なる点に焦点を絞って、図5を参照しながら図8を用いて説明する。
802は、801のファイル内のデータが動画か静止画かのファイルタイプを記憶する列である。
804は、502と同様、801のファイルを再生した時間を記憶する列である。
図8に示した再生時間リストを作成し、更新する工程を図4のフローチャートを用いて説明する。実施例1と異なる工程はステップS400とステップS414のみである。異なる点に焦点を絞って説明する。
図8に示した再生時間リストを用いて、動画再生速度を決定する工程を図6のフローチャートを用いて説明する。実施例1と異なる工程はステップS601のみである。異なる点に焦点を絞って説明する。
本実施例において、動画か静止画かのファイルタイプ602に応じて、操作推定用再生時間を算出したが、ファイル種類603に応じて、操作推定用再生時間を算出してもよい。ステップS601にて、ファイル種類603がハイスピード動画であるものの再生時間の平均を操作推定時間とする。これにより、ハイスピード動画の再生時間が長い場合には、じっくり鑑賞していると推定し、再生時間が短い場合には、所望の動画を急いで探していると推定する。
まず、本実施形態の動画再生装置として動作するデジタルスチルカメラについて説明する。また、発明のポイントを明確にするため、デジタルスチルカメラの撮影機能ではなく記憶媒体内の画像データを再生する再生機能に焦点を絞って説明する。
900は撮像装置であり、固体撮像素子を用いて光学像を電気的な画像データに変換して画像データを生成する。
901はデジタルスチルカメラ全体の制御を司るCPUである。
902はCPU901の動作処理手順(例えばデジタルスチルカメラの電源をONした時の処理や基本入出力処理等のプログラム)を記憶しているROMである。
903はRAMであり、CPU901のメインメモリとして機能する。RAM903には後述の処理を実現するための制御プログラムを含む各種プログラムがROM902等からロードされCPU901によって実行される。また、RAM903はCPU901が各種処理を実行する際のワークエリアを提供する。
904はディスプレイであり、CPU901の制御下で各種表示を行なう。
905は各種操作を行うためのボタン等の入力装置である。ボタンの詳細な説明は、後述する。
907はネットワークインターフェイスであり、通信回線909を介してコンピュータネットワーク910と接続される。このネットワークインターフェイスによりサーバコンピュータやパーソナルコンピュータからデータを送受信する。
908は上述した各ユニット間を接続するシステムバス(アドレスバス、データバスおよび制御バスからなる)である。
図10は、本発明の一実施形態に係るデジタルスチルカメラの背面から見た様子の一例を示す図である。図10の各種ボタンやユーザーインターフェイスの中には、図3で説明したユーザーインターフェイスと同じ機能を持つ部材がある。そこで、本実施形態による動画再生装置として動作するデジタルスチルカメラの各種ボタンとユーザーインターフェイスの詳細について図3を参照しながら図10を用いて説明する。本実施例で説明するデジタルスチルカメラには2種類のモードがあり、各モードに応じた動作をする。第一に撮影を行う「撮影モード」、第二に記憶媒体内の動画および静止画データを表示する「再生モード」である。本実施例で主に説明するモードは「再生モード」である。電源ボタン402以外の全てのボタンに関しては、デジタルスチルカメラに電源が入っているときの動作を説明する。
1001は、ディスプレイであり図9で説明した通り、CPU901の制御下で各種表示を行う。撮影モードの場合には、結像した画像を表示する。再生モードの場合には、ユーザー操作に応じて選択された動画もしくは静止画データを再生する。プレビューエリア305に対応する機能を持つ。
1002は、電源のON/OFFを切り替える電源ボタンである。デジタルスチルカメラの電源が入っていない状態で、ユーザが押下するとCPU901はユーザから電源入力の指示があったと判定し、電源を入れる。電源が入っている状態で、ユーザが押下するとCPU901はユーザから電源切りの指示があったと判定し、電源を切る。
1102は、802と同様、動画か静止画かのファイルタイプを記憶する列である。
1103は、各ファイルが動画の場合、再生用フレームレートにおける始端から終端までの再生時間である。
変数に以下の値を保持しているものとして、始端から終端までの再生時間を数3に示す。
recodeFps :記録フレームレート (fps)
recodeTime :記録時間(秒)
playedFps :再生用フレームレート (fps)
allPlayTime :再生用フレームレートにおける始端から終端までの再生時間(秒)
allPlayTime=(recodeFps×recodeTime)÷playedFps・・・(数3)
1105は、始端から終端までの再生時間1103に対する再生時間1104の割合である。変数に以下の値を保持しているものとして、再生時間の割合を数4に示す。
playedTime :再生時間 (秒)
retioOfPlTime :再生時間の割合(%)
retioOfPlTime = (playedTime ×100) ÷ allPlayTime・・・(数4)
図11に示した再生時間リストを作成し、更新する工程を図4のフローチャートを用いて説明する。実施例1と異なる工程はステップS400とステップS414のみである。異なる点に焦点を絞って説明する。
図11に示した再生時間リストを用いて、動画再生速度を決定する工程を図6のフローチャートを用いて説明する。実施例1と異なる工程はステップS601のみである。異なる点に焦点を絞って説明する。
aveRetioOfPlTime :再生時間の割合の平均値(%)
baseTime :基準値(秒)
judgePlayTime :操作推定用再生時間(秒)
judgePlayTime=(aveRetioOfPlTime×baseTime)÷100・・・(数5)
そして、ステップS604にて、CPU101は、ステップS601で算出した操作推定用再生時間が閾値よりも小さいか否かの判定を行う。本実施形態の動画再生装置において、閾値は30秒とする。操作推定用再生時間が閾値よりも小さい場合には、ユーザーが所望の動画を探していると推定する。操作推定用再生時間が閾値以上の場合には、ユーザーが各ファイルの内容をじっくり閲覧していると推定する。
実施例1および実施例2との違いは、再生時間の平均のみで判定を行わない点である。実施例1および実施例2においては、動画データの始端から終端までの時間が短い動画ばかりの場合、ユーザーがじっくり閲覧していたとしても、所望の動画を探していると判定してしまうことがある。しかし、実施例3の方法を用いれば、再生時間の割合を用いるため、短い動画ばかりの場合でも、精度よく操作を推定することができる。
したがってハイスピード動画のみに効果的であるとは言えない。
しかし、ハイスピード動画の場合には、画像の変化がゆっくりしていることが多く、より効果的に本発明を適用できると考える。
Claims (16)
- 選択した動画像を再生中に、再生対象を他の動画像へ変更する指示を行う指示手段と、
前記指示手段による変更の指示がなされた場合に、変更指示までに再生していた動画像の再生時間を取得する取得手段と、
前記取得手段で取得した再生時間された再生時間に応じて、変更指示の後に再生される動画像の再生速度を決定する再生速度決定手段と、
前記再生速度決定手段で決定した再生速度で、前記変更指示により再生を指示された動画像を再生する動画再生手段とを有することを特徴とする動画再生装置。 - さらに、再生の対象の動画像に関連づけられた属性情報に基づき、ハイスピード動画か否かを判定する判定手段を有し前記動画再生手段は、前記判定手段においてハイスピード動画と判定した場合に、前記再生速度決定手段で決定した再生速度で再生することを特徴とする請求項1に記載の動画再生装置。
- さらに、前記取得手段で取得した再生時間を動画像ごとに記録する再生時間記録手段を有することを特徴とする請求項1または2に記載の動画再生装置。
- 前記再生速度決定手段は、前記取得手段で取得した前記再生時間と、前記動画像のフレームレートに基づき再生速度を決定することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の動画再生装置。
- 前記再生速度決定手段は、複数回の前記変更指示に応じて前記取得手段で取得した複数の再生時間に基づき、再生速度を決定することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の動画再生装置。
- 前記再生速度決定手段は、複数回の前記変更指示に応じて前記取得手段で取得した複数の再生時間の平均と、所定の閾値との比較に基づき再生速度を決定することを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の動画再生装置。
- 前記再生速度決定手段は、前記取得手段で取得した再生時間が短いほど、高速な再生速度に決定することを特徴とする請求項1または請求項6に記載の動画再生装置。
- 選択した動画像を再生中に、再生対象を他の動画像へ変更する指示を行う指示工程と
前記指示工程による変更の指示がなされた場合に、変更指示までに再生していた動画像の再生時間を取得する取得工程と、
前記取得工程で取得された再生時間に応じて、変更指示の後に再生される動画像の再生速度を決定する再生速度決定工程と、
前記再生速度決定工程で決定した再生速度で、前記変更指示により再生を指示された動画像を再生する動画再生工程とを有することを特徴とする動画再生方法。 - さらに、再生の対象の動画像に関連づけられた属性情報に基づき、ハイスピード動画か否かを判定する判定工程を有し、
前記動画再生工程は、前記判定工程においてハイスピード動画と判定した場合に、前記再生速度決定工程で決定した再生速度で再生する、
ことを特徴とする請求項8に記載の動画再生方法。 - さらに、前記取得工程で取得した再生時間を動画像ごとにメモリに記録する記録工程を有することを特徴とする請求項8または9に記載の動画再生方法。
- 前記再生速度決定工程は、前記取得工程で取得した前記再生時間と、前記動画像のフレームレートに基づき再生速度を決定することを特徴とする請求項8ないし10のいずれか1項に記載の動画再生方法。
- 前記再生速度決定工程は、複数回の前記変更指示を応じて前記取得手段で取得した複数の再生時間に基づき再生速度を決定することを特徴とする請求項8ないし11いずれか1項に記載の動画再生方法。
- 前記再生速度決定工程は、複数回の前記変更指示に応じて前記取得工程で取得した複数の再生時間の平均と、所定の閾値との比較に基づき再生速度を決定することを特徴とする請求項8ないし12のいずれか1項に記載の動画再生方法。
- 前記再生速度決定工程は、前記取得工程で取得した再生時間が短いほど、高速な再生速度に決定することを特徴とする請求項8または請求項13に記載の動画再生方法。
- コンピュータに取り込まれて実行されることにより、以下の動画再生方法を実行可能とするコンピュータプログラムであって、
前記動画再生方法は、
選択した動画像を再生中に、再生対象を他の動画像へ変更する指示を行う指示工程と、
前記指示工程による変更の指示がなされた場合に、変更指示までに再生していた動画像の再生時間を取得する取得工程と、
前記取得工程で取得された再生時間に応じて、変更指示の後に再生される動画像の再生速度を決定する再生速度決定工程と、
前記再生速度決定工程で決定した再生速度で、前記変更指示により再生を指示された動画像を再生する動画再生工程とを有することを特徴とするコンピュータプログラム。 - 前記請求項15に記載のコンピュータプログラムを記録したことを特徴とするコンピュータにより読み取り可能な記録媒体。
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