JP2001215903A - マルチモニタ - Google Patents

マルチモニタ

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JP2001215903A
JP2001215903A JP2000027389A JP2000027389A JP2001215903A JP 2001215903 A JP2001215903 A JP 2001215903A JP 2000027389 A JP2000027389 A JP 2000027389A JP 2000027389 A JP2000027389 A JP 2000027389A JP 2001215903 A JP2001215903 A JP 2001215903A
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liquid crystal
crystal display
monitor
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JP2000027389A
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English (en)
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Takashi Minami
孝志 南
Yasushi Matsumura
靖 松村
Akio Nishino
昭夫 西野
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Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ワークスペースを広くして、さらに機能を高め
たマルチモニタを提供する。 【解決手段】マルチモニタMは、大表示画面1を有する
CRTディスプレ2を構成する筐体2aの側面または上
面に、小表示画面3を有する液晶表示装置4を配設し、
これら両表示画面を同じオペレーティングシステムに駆
動させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は液晶表示装置などの
表示板を用いたマルチモニタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電子機器の代表とも言えるコンピ
ュータ技術の発展はめざましいものがある。ハード面で
はマイクロプロセッサの飛躍的な高速化によって、一定
時間に扱える表示情報量が増加し、ソフト面ではコンピ
ュータに詳しくない人でも容易に扱えるようなオペレー
ティングシステム(以下、OSと称す)が開発され、パ
ソコン等がさらに身近なものになったきた。
【0003】このようにハード面およびソフト面ともに
使用環境が整ってきている状況のもと、マルチモニタと
いう技術概念が提案されている。
【0004】具体的にはマイクロソフト社が開発し、現
在市販されているウィンドウズ(Windows)98
がマルチモニタ対応のOSの代表例であって、一つの端
末に2台以上の表示装置を接続し、ユーザーの意図に応
じて2台以上の表示装置を、あたかも1台の表示装置を
分離したかの如く同一システム上で任意に使用できる技
術である。
【0005】従来、マルチウィンドウ対応のOSを搭載
した1つの表示装置を使用していたが、この場合には複
数のソフトを開いておき、必要に応じて表示の切り替え
を行っていた。しかしながら、1つの表示装置では表示
データ量に限界があった。
【0006】マルチモニタは、かかる課題を解消する技
術であって、主たる表示装置の近傍に複数の表示装置を
新たに追加することにより同一システム内で使用できる
表示情報量が増加し、作業の効率を飛躍的に向上させる
というものである。そして、このマルチモニタ用の表示
装置としては、もっとも普及されているCRTディスプ
レ(CRT:Cathode−ray tube 陰極
線管)が使用され、これらを少なくとも2台以上横並び
に配置していた。
【0007】なお、二つの表示部を設けた持ち運びが容
易なパーソナルワープロ等の小型電子機器も提案されて
いるが(実開昭63−89121号)、この装置におい
ては、その間に設けた連結部でもって、回転可能に固定
した構成が記載されているが、その連結部の構造は明示
されていない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、マルチ
モニタ対応のソフトでもって、CRTディスプレを2台
以上横並びに配置すると、その占有面積が大きいこと
で、デスク上のワークスペースが極端に狭くなるという
課題があった。
【0009】したがって本発明者は上記事情に鑑みて鋭
意研究を重ねた結果、低消費電力かつ省スペースという
利点の液晶表示装置を、CRTディスプレに付設するこ
とでデスク上のワークスペースが相当に広くなることを
見出した。
【0010】本発明は上記知見により完成されたもので
あり、その目的はワークスペースを広くしたマルチモニ
タを提供することにある。
【0011】本発明の他の目的は主たる表示装置に対し
小型かつ幅小の液晶表示装置などのフラットパネルを付
設することで、使用を大幅に広げた多機能のマルチモニ
タを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明のマルチモニタ
は、大表示画面を有する第1表示装置の筐体側面および
上面の少なくとも一方に、小表示画面を有するフラット
形状の第2表示装置を、第2表示装置の小表示画面が向
く方向を上下および左右の少なくともいずれかの方向に
調整可能とした支持機構を介して配設し、これらの表示
画面を同じオペレーティングシステムで駆動するように
した構成であって、上記支持機構は、第2表示装置の小
表示画面が向く方向を上下および左右の少なくともいず
れかの方向に調整可能にして第2表示装置を支持する第
1支持部材と、第1表示装置の筐体に取付けられ、第1
支持部材を上下方向および左右方向のいずれかにスライ
ド可能に支持する第2支持部材とを具備し、さらに第1
表示装置の大表示画面に画像を表示きせる画像信号を出
力する画像信号出力手投を備え、この画像信号出力手段
は、第2表示装置の小表示画面に対しても画像を表示さ
せる画像信号を出力する共用タイプのものであることを
特徴とする。
【0013】この構成において、第1表示装置の大表示
画面に表示させる画面と、第2表示装置の小表示画面に
表示させる画像とは異なる内容のものでもよく、あるい
は同一の内容のものでもよい。後者の場合には、たとえ
ば複数ページからなる同一文章の一部を第2表示装置の
小麦示画面に表示させておき、その表示された文章の一
部を、第1表示装置の大表示画面に表示された文章にコ
ピー等するように使用する場合に便利である。
【0014】本発明の他のマルチモニタは、大表示画面
を有する第1表示装置の筐体側面および上面の少なくと
も一方に、小表示画面を有するフラット形状の第2表示
装置を、第2表示装置の小表示画面が向く方向を上下お
よび左右の少なくともいずれかの方向に調整可能とした
支持機構を介して配設し、これらの表示画面を同じオペ
レーティングシステムで駆動するようにした構成であっ
て、上記支持機構は、第2表示装置の小表示画面が向く
方向を上下および左右の少なくともいずれかの方向に調
整可能にして第2表示装置を支持する第1支持部材と、
第1表示装置の筐体に取付けられ、第1支持部材を上下
方向および左右方向のいずれかにスライド可能に支持す
る第2支持部材とを具備し、さらに第1表示装置の大表
示画面に画像を表示させる画像信号を出力する第1の画
像信号出力手段と、第2表示装置の小表示画面に画像を
表示させる画像信号を出力する第2の画像信号出力手段
とを備えることを特徴とする。
【0015】これら各発明のマルチモニタにおいて、さ
らに前記画像信号出力手段からの画像信号を送る配線
が、該画像信号出力手段と第1表示装置との間、および
該画像信号出力手放と第2表示装置との間に設けられ、
画像信号出力手段からの画像信号が各々別の配線を介し
て第1表示装置と第2表示装置とに送られる構成とする
ことができる。
【0016】また、前記画像信号出力手段からの画像信
号を送る配線が、該画像信号出力手段と第1表示装置と
の間、および第1表示装置と第2表示装置との間に設け
られ、画像信号出力手段からの画像信号が第1表示装置
に送られた後に、第2表示装置に送られる構成とするこ
とができる。この構成による場合は、配線の集約化が図
れるという利点がある。
【0017】しかも、前記第1表示装置に対して前記第
2表示装置が複数設けられ、該第1表示装置の大表示画
面に画像を表示させる画像信号を出力する画橡信号出力
手段が、複数の第2表示装置の小表示画面それぞれに対
しても画像を表示させる画像信号を出力する共用タイプ
のものであり、画像信号出力手段からの画像信号を送る
配線が、談画像信号出力手投と第1表示装置との間に設
けられていると共に、第1表示装置と複数の第2表示装
置との間に並列に設けられ、画像信号出力手段からの画
像信号が第1表示装置に送られた後に、各第2表示装置
に送られる構成とすることができる。この構成による場
合は、配線の集約化をより向上させ得る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体的に説明す
る。 (第1実施形態)本発明の第1実施形態を図1〜図7に
より詳述する。図1はマルチモニタMの正面図、図2は
後方から見た斜視図、図3は斜め上方から見た斜視図で
ある。図4と図5はそれぞれ図3に示す部分Aと部分B
の斜視図である。図6はマルチモニタMにおいて第2表
示装置としての液晶表示装置を収納した場合の斜め上方
から見た斜視図である。また、図7は第2表示装置を配
設する他の実施例である。
【0019】マルチモニタMは大表示画面1を有する第
1表示装置としてのCRTディスプレ2(たとえば対角
17インチ、解像度:XGA(1024ドット×768
ドット))に対し、前記第2表示装置としての小表示画
面3を有する液晶表示装置4(たとえば、対角:10.
4“、解像度:SVGA(800ドット×600ドッ
ト)のカラーSTN液晶表示装置)を付設したものであ
る。他にTFT方式に代表されるアクティブマトリクス
方式の液晶表示パネルを使用してもよい。そして、CR
Tディスプレ2の下部には載置台5が設けられる。
【0020】また、6は画像信号を出力するコンピュー
タ本体であって、通常、コンピュータ本体6もデスク上
に配置するが、コンピュータ本体6がたとえば箱型であ
れば、その上にCRTディスプレ2を搭載する。
【0021】このコンピュータ本体6には、たとえばO
SとしてWindows98をインストールし、さらに
2枚のビデオカードを装着してもよく、一方のビデオカ
ードはCRTディスプレ2に対応させ、他方のビデオカ
ードは液晶表示装置4に対応させる。
【0022】上記ビデオカードからの出力される表示用
画像信号は、通常アナログ方式の信号である。しかし、
液晶表示装置4を表示するには、その専用の信号を入力
する必要がある。このようなインターフェイスの違いに
対しては、液晶表示装置4にアナログ信号をデジタル信
号に変換する回路基板を内蔵させる。また、かかる回路
基板に代えて、上記ビデオカード自体に上記信号変換回
路と同一機能をもたせることで、回路基板を不要にでき
る。
【0023】つぎにCRTディスプレ2に対する液晶表
示装置4の付設構造を説明する。7はCRTディスプレ
2の側端にそって配設した円筒状もしくは円柱状のブラ
ケット、8はCRTディスプレ2の上面の端に設けた固
定用ブロック、9はCRTディスプレ2の側面に設けた
固定用ブロックてあり、両固定用ブロック8、9でもっ
てブラケット7の両端を固定する。
【0024】ブラケット7にはアーム10が回動状態に
なるように接続されている。アーム10の他方端に液晶
表示装置4がその裏面でもって取り付けられている。
【0025】アーム10、ブラケット7および固定用ブ
ロック8、9はアルミ等の金属で構成してもよいが、さ
らに軽量化をはかるためにABS、ポリカーボネイト等
の樹脂材料でもって構成してもよく、これらのパーツ全
体でもって2〜3kg未満になる。
【0026】さらに図4と図5に示すブラケット7の固
定構造によれば、各固定用ブロック8、9はそれぞれべ
一ス部材11とロック部材12とからなり、ベース部材
11を両面テープ13でもってCRTディスプレ2の筐
体2aの上面および側面に接着している。
【0027】そして、両面テープ13を介して固定され
たベース部材11上にブラケット7の両端(固定部分7
a、7b)を載せ、さらにロック部材12を重ねる。つ
いで2個のビス14によリベース部材11とロック部材
12とを接合させることで、ブラケット7が固定され
る。
【0028】上記両面テープ13については、十分な接
着強度がある半面、べ一ス部材11を取り外す必要にな
った場合に容易に取り外すことができるとよい。そこ
で、筐体2aの上面や側面とベース部材11との隙間に
カッター等の薄刃を入れて取り外すことができるとよ
い。かかる目的のために1〜3mm程度のアクリルフォ
ームの両面テープを使用するとよく、その他に住友スリ
ーエム製のメイティング.サーフェイス.ファスナと称
されるポリエステル系エラストマからなる薄型フィルム
ファスナーを使用してもよい。
【0029】上記のような構成のマルチモニタMにおい
ては、ブラケット7の固定部位をCRTディスプレ2の
筐体2aの上面や側面の任意に場所に設定することがで
き、さらにブラケット7の長手方向にてアーム10の固
定位置も最適な部位に設定することができ、これによ
り、ユーザにとって液晶表示装置4を最適な使用状態も
しくは視認性でもって配置することができた。そして、
液晶表示装置4を用いる必要がない場合には、図6に示
すように液晶表示装置4を収納すればよい。
【0030】かくして本発明のマルチモニタMによれ
ば、CRTディスプレ2を構成する筐体2aの側面に液
晶表示装置4を配設し、これら両者を同じOSに駆動さ
せた構成にしたことで、デスク上のワークスペースが相
当に広くなる。とくに液晶表示装置4の下側に空間が生
じることから、そのスペースも有効利用できる。
【0031】また、前記のようにべ一ス部材11を両面
テープ13でもって固着させる代わりに、図7に示すよ
うにベース部材11aを筐体2aの上面や側面に固定
し、ロック部材12aをべース部材11aに対し取り外
し自在に係合状態の構成にしてもよい。すなわち、15
はべース部材11aに形成した係合用の鍔部、16はロ
ック部材12aに形成した係合用の爪部であって、ベー
ス部材11aにブラケット7を載せ、さらにロック部材
12aを重ね、鍔部15と爪部16とでもってロック部
材12aがベース部材11aに係上されるとともに、双
方間にてブラケット7が固定される。このような構成に
することで、液晶表示装置4を使用しない場合に簡単に
取り外すことができる。 〔使用例〕つぎにマルチモニタMの使用例を説明する。
インターネットに代表される情報伝達網の発達にともな
って電子メールが普及されているが、従来のシングルモ
ニタにおいては、コンピュータでの作業中に電子メール
の着信を確認しようとすると、作業中の画面に電子メー
ルの画面を呼び出す必要がある。ソフトウェアによって
は作業中に電子メールの着信があると自動的に電子メー
ルの画面に切り替わるものもあるが、その場合、作業が
不必要に中断されるという問題がある。重要なメールで
あれば、中断されてもよいが、他方、緊急性を要しない
場合であれば、作業効率が低下していた。
【0032】これに対し、本発明のマルチモニタMを使
用することで、電子メールの着信信号があった場合、そ
の電子メールを液晶表示装置4にて表示させ、その重要
性や緊急性の確認とともに、内容を把握することもで
き、作業が不必要に中断されなくなり、作業効率が大幅
に向上した。
【0033】なお、第1実施形態例ではベース部材1
1、11aを両面テープ13などで固定したが、これに
代えて磁性のベース部材を用いて金属性筐体に固定して
もよく、これによってさらに自在に任意の部位に簡単に
固定することができる。 (第2実施形態)上述した第1実施形態では、マルチモ
ニタMの液晶表示装置4を高さ方向位置と、液晶表示装
置4の向く方向を鉛直軸回りの左右方向とにつき調整で
きる構成としている。
【0034】これに対して第2実施形態においては、高
さ方向位置は固定であるが、液晶表示装置4の向く方向
を任意の方向に向くことができるように構成した場合で
ある。より詳細には、液晶表示装置4の向く方向を、鉛
直軸回りの左右方向と、水平軸回りの上下方向と、上下
斜め方向とにつき調整できる構成としている。
【0035】図8は、第2実施形態に係るマルチモニタ
を正面側斜め上方から見た斜視図、図9はそのマルチモ
ニタを背面側斜め上方から見た斜視図である。図10
は、第2実施形態に係るマルチモニタにおける液晶表示
装置の支持機構を背面側斜め上方から見た斜視図であ
り、図11はその支持機構の分解斜視図である。
【0036】CRTディスプレ2の筐体2aの左側側面
に形成した凹部2bに、支持機構20を介して液晶表示
装置4が取付けられている。支持機構20は、図10に
示すように、CRTディスプレ2に取付けられる内側ブ
ラケット21と、中間支持ブロック22と、液晶表示装
置4に取付けられる外側ブラケット23とからなり、こ
れらを図示のように組立てた状態で、内側ブラケット2
1の内側表面21a側の一部を前記凹部2bに挿入して
ビス24にて固定されている。上記外側ブラケット23
は、基部23aと先端部23bとを有する断面L形に形
成され、基部23aは中間支持ブロック22と接触する
ように配設され、先端部23bに液晶表示装置4の背面
側が接着等により取付けられている。
【0037】CRTディスプレ2の凹部2bにはコネク
タ2cが設けられていて、このコネクタ2cには、図1
2に示すように、内側ブラケット21の内側表面21a
に設けられた相手側コネクタ25が連結されるようにな
っている。一方、液晶表示装置4の側面にはコネクタ4
aが設けられ、このコネクタ4aには、図13に示すよ
うに上記外側ブラケット23の基部23aの外側表面2
3cに設けた相手側コネクタ26が連結されるようにな
っている。
【0038】図14〜図16は、支持機構20の詳細な
構造を示す図であり、図14と図15とは支持機構20
を逆方向から見た分解斜視図である。図14は液晶表示
装置への取付け側から見た図、図15はCRTディスプ
レイヘの取付け側から見た図、図16は支持機構20を
示す平面断面図である。
【0039】内側ブラケット21の外側表面21bには
突出部21cが形成され、突出部21cの中間支持ブロ
ック22側の表面は上から下まで同じ曲率で円弧状に窪
んだ凹面21dが形成されている。一方、中間支持ブロ
ック22の内側ブラケット21側表面22aは、上から
下までが突出部21cの凹面21dと同じ曲率半径で円
弧状に突出した凸面となっている。凹面21dと凸面2
2aとはほぼ同じ広さに形成されている。また、この中
間支持ブロック22の外側ブラケット23側の表面22
bは平面状に形成され、その表面22bのほぼ中央部に
は円柱状の支持軸22cが形成されている。外側ブラケ
ット23の基部23aには、上記円柱状の支持軸22c
とほぼ同一半径の円形をした貫通穴23dが形成されて
いる。
【0040】かかる形状をした内側ブラケット21、中
間支持ブロック22および外側ブラケット23の組立構
造は、外側ブラケット23の貫通穴23dに、中間支持
ブロック22の支持軸22cを挿入し、その中間支持ブ
ロック22の凸面22aに、内側ブラケット21の凹面
21dを対向接触させるようにし、内側ブラケット21
の凹面21dの中央部に形成した貫通孔21eに、中間
支持ブロック22の凸面22aの中央部に形成した突起
22dを貫通させ、その突起22dの先端面に、内側ブ
ラケット21の中間支持ブロック22とは反対側から湾
曲支持片21fを接着等により取付けることで3者が連
結されている。この連結状態において、図16に示すよ
うに、湾曲支持片21fの突起22d側の凹状表面21
gと、内側ブラケット21の凹面21dの背面側の凸状
表面21hとは曲率をほぼ同一としてある。よって、中
間支持ブロック22および外側ブラケット23は、内側
ブラケット21に対し、湾曲支持片21fにより抜け防
止された状態で凸面22aおよび凹面21dを介して鉛
直軸回りに正逆方向に回転でき、外側ブラケット23は
中間支持ブロック22に対し支持軸22cおよび貫通穴
23dを介して水平軸回りに正逆方向に回転できる。
【0041】したがって、第2実施形態のマルチモニタ
は、上記支持機構20を有するので、凸面22aおよび
凹面21dを介して中間支持ブロック22および外側ブ
ラケット23を鉛直軸回りに回転させると、液晶表示装
置4は図17の中立姿勢から図18、図19に示す左右
方向に向きを変える。また、支持軸22cおよび貫通穴
23dを介して外側ブラケット23を水平軸回りに回転
させると、液晶表示装置4は図17の中立姿勢から図2
0、図21示す上下方向に向きを変える。更に、凸面2
2aおよび凹面21dを介して中間支持ブロック22お
よび外側ブラケット23を鉛直軸回りに回転させ、加え
て、支持軸22cおよび貫通穴23dを介して外側ブラ
ケット23を水平軸回りに回転させると、液晶表示装置
4は上下方向、左右方向、上下斜め方向の任意の方向に
向きを変える。
【0042】これにより、液晶表示装置4に、見る角度
により見易くなったり、見にくくなったりする視野角特
性があっても、あるいは外光により見にくい状態となっ
ても、上述した支持機構20にてオペレータの見易い角
度に液晶表示装置4の向く方向を調整でき、また、オペ
レータが別の座高が異なるオペレータに代わっても液晶
表示装置4を見易い角度に調整できる。 (第3実施形態)第3実施形態は、第1実施形態および
第2実施形態よりも更に液晶表示装置の視認性を向上さ
せ得るマルチモニタに関する。
【0043】図22は、第3実施形態に係るマルチモニ
タを正面側斜め上方から見た斜視図、図23はそのマル
チモニタを背面側斜め上方から見た斜視図である。図2
4は、第3実施形態に係るマルチモニタにおける液晶表
示装置の支持機構を背面側斜め上方から見た分解斜視図
である。
【0044】このマルチモニタは、第2実施形態の支持
機構20を、CRTディスプレ2から上下方向にスライ
ドするスライド支持機溝30に、取付け相手を代えて取
り付けている。
【0045】以下に、上記スライド支持機械30を説明
する。このスライド支持機構30は、CRTディスプレ
2の筐体2aの上縁角部に取り付ける断面L形の上部ブ
ラケット31と、筐体2aの下縁角部に取り付ける断面
L形の下部ブラケット32と、上部ブラケット31に取
付けられる上部支持都材33と、下部ブラケット32に
取付けられる下部支持部材34と、上部支持部材33に
下端が固定された2本の起立状のガイド筒35aおよび
35bと、下部支持部材34に上端が固定された2本の
垂下状のガイド筒36aおよび36bと、起立状のガイ
ド筒35aおよび35bの内部であってその上部に各々
設けられ、内側に雌ネジが形成された筒状のブッシュ3
7aおよび37bと、垂下状のガイド筒36aおよび3
6bを各々挿通するように設けられ、下端からその上側
の所定範囲までに雄ネジが形成されたクランプボルト3
8aおよび38bと、垂下状のガイド筒36aおよび3
6bにて上下方向にスライド可能に案内されるスライド
ブロック39とを備える。
【0046】上部支持部材33は上部ブラケット31に
ビス40aにて固定され、下部支持部材34は下部ブラ
ケット32にビス40bにて固定されている。上部支持
部材33にて下端が固定された起立状のガイド筒35
a、35bの外径は、下部支持部材34に上端が固定さ
れた垂下状のガイド筒36a、36bの内径よりも若干
小さい寸法となっていて、ガイド筒36a、36bの内
側にガイド筒35a、35bが入り込むようになってい
る。その入り込む長さは、ブッシュ37aおよび37b
へのクランプボルト38aおよび38bのネジ込み深さ
により調整され、これにより、上部支持部材33と下部
支持部材34との離隔距離が調整されるため、CRTデ
ィスプレ2の筐体2aの高さ方向の外寸が異なるものに
対しても、クランプ状態とすることによりスライド支持
機構30の取付けが可能である。なお、図24中の40
cは、ガイド筒35a、35bの下端部の内部に挿入さ
れるビスである。
【0047】スライドブロック39は、上述したように
ガイド筒36aおよび36bに沿って上下方向にスライ
ドでき、このスライドブロック39に第2実施形態で説
明した支持機構20がビス41にて取り付けられてい
る。また、ガイド筒36a、36bと接触する面をスラ
イドブロック39が円筒面外周を保持する構造でガイド
筒36a、36bにスライドブロック39が支持され
る。
【0048】したがって、このスライド支持機構30
は、スライドブロック39がガイド筒36a、36bに
て案内されて上下方向にスライドできるので、支持機構
20は高さ方向にも調節することが可能になる。
【0049】よって、第3実施形態による場合には、ス
ライド支持機構30による液晶表示装置4の高さ調整に
加えて、支持機構20による液晶表示装置4の任意の方
向(上下方向、左右方向、上下斜め方向)への向きの調
整が可能となり、どのようなオペレータに対しても、液
晶表示装置4を見易い角度に調整でき、第3実施形態と
同様の効果が得られる。 (第4実施形態)図25は、第4実施形態に係るマルチ
モニタを正面側斜め上方から見た斜視図、図26はその
マルチモニタを背面側斜め上方から見た斜視図である。
図27は、第4実施形態に係るマルチモニタにおける液
晶表示装置の支持機構を背面側斜め上方から見た斜視図
である。図28はその支持機構を示す分解斜視図であ
る。
【0050】このマルチモニタは、第3実施形態の他の
形態に相当するもので、液晶表示装置4の高さ調整に加
えて、液晶表示装置4の向きを、上下方向、左右方向、
上下斜め方向の任意の方向へ調整可能とする支持機構5
0を備える。
【0051】この支持機構50は、CRTディスプレ2
の筐体2aの上縁角部に取り付けられる断面L形の上部
ブラケット51と、この上部ブラケット51にて上端部
が支持され、垂下状態のガイド部材52と、ガイド部材
52の下部の筐体2a側に設けられた下部ブラケット5
3と、ガイド部材52にて上下方向に案内されるスライ
ド部材54と、スライド部材54に対して鉛直軸回りに
正逆方向に回転可能に設けられた水平回転部材55と、
水平回転部材55に取り付けられた軸部材56と、この
軸部材56にて水平軸回りに正逆方向に回転可能に設け
られ、液晶表示装置4が取付けられるブラケット57と
を備える。
【0052】上部ブラケット51は筐体2aの上面に両
面テープ51a等にて接着され、下部ブラケット53は
筐体2aの側面に両面テープ53a等にて接着されてお
り、ガイド部材52は筐体2aの側面に沿って垂下して
いる。ガイド部材52の上部ブラケット51への取付け
は、上部ブラケット51に設けたネジ穴51bにビス5
2gを螺合させることにより行われ、ガイド部材52へ
の下部ブラケット53の取付けはビス53aにて行われ
ている。ガイド部材52の筐体2aとは反対側には、2
本の長いガイド溝52a、52bが横並び状態に形成さ
れている。ガイド溝52a、52bの両端はガイド部材
52の両端面52c、52dに達していて、両端面52
c、52dはガイド溝52a、52bの形状に応じた開
口を有する。そのガイド溝52a、52bの断面形状
は、溝底が溝の入口よりも広幅になつている。
【0053】一方、ガイド部材52に沿って案内される
スライド部材54には、ガイド部材52側に2本の被案
内爪54a、54bが突出形成されており、被案内爪5
4a、54bの断面形状は基端側よりも先端側を広幅に
形成され、その披案内爪54a、54bはガイド溝52
a、52bにその上端または下端の開口部から挿入き
れ、抜け出ないようになっている。また、スライド部材
54は、ガイド溝52bに挿入されてそれに沿ってスラ
イド可能なスライド枚54dを有し、これに設けた外周
にネジが着られた支持棒54eを貫通孔54fに通し、
支持棒54eの先端側に止め具54gを螺合させ、止め
具54gを強く締めることによりガイド部材52に対す
る所定高さ位置に止めることができるようになってい
る。その高さ位置は、止め具54gを緩めることで行わ
れる。ガイド部材52の上端面と下端面には、蓋52
e、52fが取り付けられる。スライド部材54と水平
回転部材55とは、スライド部材54に設けた固定側ヒ
ンジ54cと、水平回転部材55に設けた回転側ヒンジ
55aとをピン58にて連結することにより、水平回転
部材55はスライド部材54に対してピン58の回りに
正逆方向に回転できる。ピン58の先端は雄ネジが切ら
れているとともに、両ヒンジ54c、55aから抜け出
ていて、その抜け出た部分には止め具58aが螺合され
ている。
【0054】水平回転部材55には、断面円形の穴55
bが水平方向に形成され、その穴55bに軸部材56の
断面円形の一端部56aが水平に支持されていて、軸部
材56は水平回転部材55に対して正逆方向に回転でき
る。
【0055】上記ブラケット57は、図29と図30に
示すように、軸部材56の取付け側に断面円形の取付け
穴57aと、取付け穴57aに達するように形成したス
リット57bと、スリット57bと交差するように形成
したピン挿通穴57cとを有し、その取付け穴57aに
軸部材56の他端部56bが挿入されていると共に、ピ
ン押通穴57cにピン59を挿通させてピン59の先端
(雄ネジが切られている)に止め具59aを螺合させる
ことにより、スリット57bの間隔を挟くして他端都5
6bに回転しない状態で固定されている。
【0056】したがって、液晶表示装置4が取付けられ
るブラケット57は、軸部材56の一端部56aおよび
水平回転部材55の穴55bを介して水平軸回りに正逆
方向に回転でき、また、水平回転部材55、スライド部
材54およびピン58を介して鉛直軸回りに正逆方向に
回転でき、更に、スライド部材54およびガイド部材5
2を介して高さが変えられる。
【0057】よって、液晶表示装置4は、高さ調整が行
えると共に、その向く方向を任意の方向に調整できるこ
ととなり、第3実施形態と同様の効果が得られる。ま
た、本実施形態による場合には、第1実施形態と同様、
図31に示すように液晶表示装置4をCRTディスプレ
2の筐体2aの側面に沿うようにコンパクトに収納する
することが可能になる。 (第5実施形態)図32は、第5実施形態に係るマルチ
モニタを正面側斜め上方から見た斜視図,図33はその
マルチモニタを背面側斜め上方から見た斜視図、図34
は液晶表示装置の取付け部分を正面側斜め上方から見た
拡大斜視図である。図35は、第5実施形態に係るマル
チモニタにおける液晶表示装置の支持機構を背面側斜め
上方から見た斜視図である。図36はその支持機構を示
す分解斜視図であり、図37は支持機構の一部を示す平
面図である。
【0058】このマルチモニタは、液晶表示装置4の任
意の方向への向きの調整を可能とする支持機構60を備
える。
【0059】この支持機構60は、CRTディスプレ2
の筐体2aの上側縁部に取り付けられる上部ブラケット
61と、この上部ブラケット61にて上端部が支持さ
れ、インターフェースを内蔵する垂下状態のガイド部材
62と、ガイド部材62にて上下方向に案内されるスラ
イド部材64と、スライド部材64に対して鉛直軸回り
に正逆方向に回転可能に設けられた水平回転部材65
と、水平回転部材65に基端側が取り付けられたアーム
66と、このアーム66の先端側に設けられ、液晶表示
装置4が取付けられるボールジョイント67とを備え
る。
【0060】上部ブラケット61は筐体2aの上面に両
面テープ61b等にて接着され、この上部ブラケット6
1に設けられた支持棒61aを、ガイド部材62に設け
た貫通孔62aに通し、貫通孔62aを貫通する支持棒
61aの先端部に固定ノブ68を取り付けることによ
り、ガイド部材62が上部ブラケット61を介して筐体
2aの側面に沿って垂下した状態に固定されている。ま
た、ガイド部材62の下部は、筐体2aの側面に対して
両面テープ62b等にて接着されている。
【0061】ガイド部材62の前面側には、図34に示
すように電源スイッチ71、コントラスト調整用のダイ
ヤル72および輝度調整用のダイヤル73が設けられ、
更にはガイド部材62の下部にはビデオケーブル74お
よび電源ケーブル75がジョイントされている。ビデオ
ケーブル74がジョイントされた配線(図示せず)は、
水平回転部材65およびアーム66の内部を通って液晶
表示装置4に電気的に接続されている。
【0062】ビデオケーブル74の他端は、図示しない
コンピュータ本体に接続されていて、コンピュータ本体
から出力される液晶表示装置4用のデジタル画像信号が
ガイド部材62に内蔵されたインターフェースに与えら
れる。なお、コンピュータ本体は、液晶表示装置4用の
デジタル画像信号の他に、CRTディスプレ2用のアナ
ログ画像信号も出力するようになっている。
【0063】ガイド部材62はガイド部材62の筐体2
aとは反対側に、ガイド片62cが取付けられており、
ガイド片62cは両端を筐体2aとは反対側に折り曲げ
てなるスライド溝62dを有する。このスライド溝62
dは上下方向に延在する。その溝62dには、図37に
示すようにスライド部材64に支持部64fを介して形
成されたスライド片64gの両端が上下方向のスライド
可能に取付けられ、スライド部材64はガイド部材62
のガイド片62cの下側に形成した落下防止部62e
に、下端が当接することにより支持されている。
【0064】スライド部材64は、筐体2aとは反対側
の上下に、各々庇状の対向する支持片64b、64cが
形成され、両支持片64b、64cの間に水平回転部材
65の基部65aを挿入し、基部65aに形成した貫通
孔65bおよび両支持片64b、64cに各々形成した
貫通孔64d、64eを通るように固定ノブ69を取付
けることにより、水平回転部材65はスライド部材64
に対して鉛直軸回りに正逆方向に回転できるようになっ
ている。
【0065】水平回転部材65は、基部65aに連結し
たアーム保持部65cを水平方向に有し、そのアーム保
持部65cに設けたアーム取付穴65dに、アーム66
の基端側が保持されている。そのアーム66の先端側に
ボールジョイント67のボール67aが設けられ、ボー
ルジョイント67のボール受け67bには液晶表示装置
4の背面側が取り付けられている。
【0066】よって、この第5実施形態による場合に
は、液晶表示装置4は、ポールジョイント67によりそ
の向く方向を上下方向、左右方向、上下斜め方向の任意
の方向に調整でき、加えて水平回転部材65およびスラ
イド部材64を介して鉛直軸回りに正逆方向に回転で
き、第2実施形態と同様の効果が得られる。また、液晶
表示装置4には、コンピュータ本体から出力されるCR
Tディスプレ2用のアナログ画像信号と液晶表示装置4
用のデジタル画像信号のうちの後者がガイド部材62に
内蔵されたインターフェースに与えられ、かつ支持機横
60にインターフェースを組み込んでいるので、液晶表
示装置4は薄型軽量にできる。つまり、コンピュータ本
体からCRTディスプレ2用のアナログ画像信号のみを
出力し、そのアナログ画像信号をデジタル画像信号に変
換する構成とした場合は、その変換手段としての回路基
板を液晶表示装置4に内蔵させることが一般的である
が、そのようにした場合には液晶表示装置4自体が重く
なり、支持機構により液晶表示装置4を任意の方向に向
けても、その自重にて向けた方向が変化するという難点
があるのを、第5実施形態による場合は解消できる。
【0067】なお、この場合におけるコンピュータ本体
と、CRTディスプレ2と、液晶表示装置4との配線関
係は、図38に示すようにコンピュータ本体6とCRT
ディスプレ2との間に配線61を設け、コンピュータ本
体6と液晶表示装置4との間に配線6mを設けた構成と
されるが、本発明のマルチモニタにおける配線関係は、
図39に示すようにCRTディスプレ2用のコンピュー
タ本体6Aと、液晶表示装置4用のコンピュータ本体6
Bとを別に設け、コンピュータ本体6AとCRTディス
プレ2とめ間に配線6nを、コンピュータ本体6Bと液
晶表示装置4との間に配線6pを設けた横成としてもよ
い。
【0068】また、上述した第1実施形態〜第5実施形
態においては、CRTディスプレ2に対して1つの液晶
表示装置4を配設した構成としているが、本発明はこれ
に限らず、CRTディスプレ2に対して2以上の液晶表
示装置4を配設した構成とすることも可能である。
【0069】図40〜42は、その場合の配線構造を示
す。図40は、CRTディスプレ2と2つの液晶表示装
置4A、4Bとに対し、1つのコンピュータ本体6から
各々別々に画像信号を送る配線6a、6b、6cを設け
る構成である。この構成の場合には、配線コストが高く
なり、構造的にも乱雑となる。
【0070】図41は、1つのコンピュータ本体6から
CRTディスプレ2に、3本の配線6d、6e、6fを
設け、更にCRTディスプレ2から各液晶表示装置4
A、4Bに各々配線6g、6bを設ける構成である。こ
の構成にあっては、1つのコンピュータ本体6から配線
6dを介してCRTディスプレ2用のアナログの画像信
号をCRTディスプレ2に送り、コンピュータ本体6か
ら配線6eを介して液晶表示装置4A用のデジタルの画
像信号をCRTディスプレ2に送り、コンピュータ本体
6から配線6fを介して液晶表示装置4B用のデジタル
の画像信号をCRTディスプレ2に送り、その後CRT
ディスプレ2を経て液晶表示装置4A用のデジタルの画
像信号を配線6gにより液晶表示装置4Aに送り、同じ
く液晶表示装置4B用のデジタルの画像信号を配線6h
により液晶表示装置4Bに送る。この構成の場合は、上
記配線6g、6hはコネクタ接続にて外部に露出しない
ものであり、CRTディスプレ2へ配線の集約化が可能
となる。図42は、コンピュータ本体6から1本の配線
6iにてCRTディスプレ2に、CRTディスプレ2用
のアナログの画像信号と2つの液晶表示装置4A、4B
用のデジタルの画像信号とを送り、その後、CRTディ
スプレ2から液晶表示装置4A用のデジタルの画像信号
を配線6jにて液晶表示装置4Aに送り、同じくCRT
ディスプレ2から液晶表示装置4B用のデジタルの画橡
信号を配線6kにて液晶表示装置4Bに送る。この構成
の場合には、配線6j、6kはコネクタ接続にて外部に
露出しないものであり、コンピュータ本体6とCRTデ
ィスプレ2との閏が1本のケーブルのみとなる。
【0071】図38〜図42で説明したことは、CRT
ディスプレ2に3以上の液晶表示装置を設ける場合も同
様である。
【0072】また、CRTディスプレ2に液晶表示装置
4を取り付ける方式としては、図43や図44に示すよ
うにCRTディスプレ2の左右の片側に、横長の液晶表
示装置4を横長の状態に設ける方式が一般的であるが、
図45に示すように横長の液晶表示装置4を縦長の状態
に設けたり、図46に示すように液晶表示装置4を上下
逆向きに設けるようにしてもよい。但し、図46に示す
場合には、縦長の表示を実現するためには、コンピュー
タ本体で画像データの処理を行うことが好ましい。一
方、図46に示す場合は、画像データを上下左右につき
反転することで、上下逆向きの液晶表示装置でも上下左
右の表示方向が揃った表示が可能となる。
【0073】なお、本発明は上記実施形態例に限定され
るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で下
記のように種々の変更や改良等は何ら差し支えない。 (1)実施形態例では、1個の液晶表示装置を筐体2a
の側面に配設したが、筐体2aの上面に設けてもよく、
さらに2個もしくは3個以上の液晶表示装置を筐体2a
の側面または上面に設けてもよい。 (2)大表示画面を有する第1表示装置としてCRTデ
ィスプレを用いたが、これに代えて大型の液晶表示装置
やプラズマディスプレを用いて、その筐体に小型の液晶
表示装置を設けてもよい。 (3)小表示画面を有する第2表示装置として、液晶表
示装置を使用したが、これに代えて小型のプラズマディ
スプレやELディスプレを用いてもよい。
【0074】
【発明の効果】以上のとおり、本発明のマルチモニタに
よれば、大表示画面を有する第1表示装置を構成する筐
体の側面または上面に、小表示画面を有する第2表示装
置を配置し、これら両表示画面を同じオペレーティング
システムで駆動させたことで、デスク上のワークスペー
スが相当に広くなり、作業性が向上した。たとえば、第
2表示装置を第1表示装置の筐体側面の上部に配設する
ことで、第1表示装置の下側に有効なスペースがうまれ
る。
【0075】また、本発明においては、電子メールの着
信信号があった場合、その電子メールをフラットパネル
にて表示させ、その重要性や緊急性の確認とともに、内
容を把握することもでき、作業が不必要に中断されなく
なり、作業効率が大幅の向上した。
【0076】さらに本発明によれば、第2表示装置を回
動状態に接続したことで、その小表示画面を上下左右い
ずれの方向にも調整することができ、使用者の作業性が
著しく向上する。あるいは、第2表示装置を使用しない
場合にも、容易に収納できるという利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るマルチモニタMの
正面図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係るマルチモニタMの
後方から見た斜視図である。
【図3】本発明の第1実施形態に係るマルチモニタMの
斜め上方から見た斜視図である。
【図4】図3に示す部分Aの斜視図である。
【図5】図3に示す部分Bの斜視図である。
【図6】本発明の第1実施形態に係るマルチモニタMに
おいて液晶表示装置を収納した場合の斜め上方から見た
斜視図である。
【図7】本発明の第1実施形態におけるフラットパネル
を配設する他の実施例を示す破断面図である。
【図8】本発明の第2実施形態に係るマルチモニタを正
面側斜め上方から見た斜視図である。
【図9】本発明の第2実施形態に係るマルチモニタを背
面側斜め上方から見た斜視図である。
【図10】本発明の第2実施形態に係るマルチモニタに
おける液晶表示装置の支持機構を背面側斜め上方から見
た斜視図である。
【図11】本発明の第2実施形態に係るマルチモニタに
おける液晶表示装置の支持機構の分解斜視図である。
【図12】本発明の第2実施形態に係るマルチモニタに
おける支持機構に設けたコネクタおよび液晶表示装置に
設けたコネクタを示す斜視図である。
【図13】本発明の第2実施形態に係るマルチモニタに
おける支持機構に設けた別のコネクタを示す斜視図であ
る。
【図14】本発明の第2実施形態に係るマルチモニタに
おける支持機構の詳細を示し、液晶表示装置へに取付け
側から見た分解図である。
【図15】本発明の第2実施形態に係るマルチモニタに
おける支持機構の詳細を示し、CRTディスプレへに取
付け側から見た分解図である。
【図16】本発明の第2実施形態に係るマルチモニタに
おける支持機構の平面断面図である。
【図17】本発明の第2実施形態に係るマルチモニタに
おける支持機構の動きを説明するための平面図である。
【図18】本発明の第2実施形態に係るマルチモニタに
おける支持機構の動きを説明するための平面図である。
【図19】本発明の第2実施形態に係るマルチモニタに
おける支持機構の動きを説明するための平面図である。
【図20】本発明の第2実施形態に係るマルチモニタに
おける支持機構の動きを説明するための平面図である。
【図21】本発明の第2実施形態に係るマルチモニタに
おける支持機構の動きを説明するための平面図である。
【図22】本発明の第3実施形態に係るマルチモニタを
正面側斜め上方から見た斜視図である。
【図23】本発明の第3実施形態に係るマルチモニタを
背面側斜め上方から見た斜視図である。
【図24】本発明の第3実施形態に係るマルチモニタに
おける液晶表示装置の支持機構を背面側斜め上方から見
た斜視図である。
【図25】本発明の第4実施形態に係るマルチモニタを
正面側斜め上方から見た斜視図である。
【図26】本発明の第4実施形態に係るマルチモニタを
背面側斜め上方から見た斜視図である。
【図27】本発明の第4実施形態に係るマルチモニタに
おける液晶表示装置の支持機構を背面側斜め上方から見
た斜視図である。
【図28】本発明の第4実施形態に係るマルチモニタに
おける液晶表示装置の支持機構を示す分解斜視図であ
る。
【図29】本発明の第4実施形態に係るマルチモニタに
おける液晶表示装置の支持機構の一部を示す平面図であ
る。
【図30】図29におけるA−A線による断面図であ
る。
【図31】本発明の第4実施形態に係るマルチモニタに
おける液晶表示装置を収納した状態を示す斜視図であ
る。
【図32】本発明の第5実施形態に係るマルチモニタを
正面側斜め上方から見た斜視図である。
【図33】本発明の第5実施形態に係るマルチモニタを
背面側斜め上方から見た斜視図である。
【図34】本発明の第5実施形態に係るマルチモニタに
おける液晶表示装置の取付け部分を正面側斜め上方から
見た斜視図である。
【図35】本発明の第5実施形態に係るマルチモニタに
おける液晶表示装置の支持機構を背面側斜め上方から見
た斜視図である。
【図36】本発明の第5実施形態に係るマルチモニタに
おける支持機構を示す分解斜視図である。
【図37】本発明の第5実施形態に係るマルチモニタに
おける支持機構の一部を示す平面図である。
【図38】本発明のマルチモニタにおける配線関係の構
成例を示す平面図である。
【図39】本発明のマルチモニタにおける配線関係の構
成例を示す平面図である。
【図40】本発明のマルチモニタにおける配線関係の構
成例を示す平面図である。
【図41】本発明のマルチモニタにおける配線関係の構
成例を示す平面図である。
【図42】本発明のマルチモニタにおける配線関係の構
成例を示す平面図である。
【図43】本発明のマルチモニタにおけるフラットパネ
ルの取付け方向の例を示す図である。
【図44】本発明のマルチモニタにおけるフラットパネ
ルの取付け方向の例を示す図である。
【図45】本発明のマルチモニタにおけるフラットパネ
ルの取付け方向の例を示す図である。
【図46】本発明のマルチモニタにおけるフラットパネ
ルの取付け方向の例を示す図である。
【符号の説明】
M...マルチモニタ 1...大表示画面 2...CRTディスプレ 2a...筐体 3...小表示画面 4...液晶表示装置 5...載置台 6...コンピュータ本体 7...ブラケット 8,9...固定用ブロック 10...アーム 11,11a...ベース部材 12,12a...ロック部材 13...両面テープ 14...ビス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C094 AA14 AA15 BA27 BA31 BA34 BA43 DA01 HA08 5G435 AA18 BB02 BB05 BB06 BB12 LL06

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】大表示画面を有する第1表示装置の筐体側
    面および上面の少なくとも一方に、小表示画面を有する
    フラット形状の第2表示装置を、第2表示装置の小表示
    画面が向く方向を上下および左右の少なくともいずれか
    の方向に調整可能とした支持機構を介して配設し、これ
    らの表示画面を同じオペレーティングシステムで駆動す
    るようにしたマルチモニタであって、前記支持機構は、
    第2表示装置の小表示画面が向く方向を上下および左右
    の少なくともいずれかの方向に調整可能にして第2表示
    装置を支持する第1支持部材と、第1表示装置の筐体に
    取付けられ、第1支持部材を上下方向および左右方向の
    いずれかにスライド可能に支持する第2支持部材とを具
    備し、さらに第1表示装置の大表示画面に画像を表示き
    せる画像信号を出力する画像信号出力手投を備え、この
    画像信号出力手段は、第2表示装置の小表示画面に対し
    ても画像を表示させる画像信号を出力する共用タイプの
    ものであることを特徴とするマルチモニタ。
  2. 【請求項2】大表示画面を有する第1表示装置の筐体側
    面および上面の少なくとも一方に、小表示画面を有する
    フラット形状の第2表示装置を、第2表示装置の小表示
    画面が向く方向を上下および左右の少なくともいずれか
    の方向に調整可能とした支持機構を介して配設し、これ
    らの表示画面を同じオペレーティングシステムで駆動す
    るようにしたマルチモニタであって、前記支持機構は、
    第2表示装置の小表示画面が向く方向を上下および左右
    の少なくともいずれかの方向に調整可能にして第2表示
    装置を支持する第1支持部材と、第1表示装置の筐体に
    取付けられ、第1支持部材を上下方向および左右方向の
    いずれかにスライド可能に支持する第2支持部材とを具
    備し、さらに第1表示装置の大表示画面に画像を表示さ
    せる画像信号を出力する第1の画像信号出力手段と、第
    2表示装置の小表示画面に画像を表示させる画像信号を
    出力する第2の画像信号出力手段とを備えることを特徴
    とする請求項1記載のマルチモニタ。
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