JP2001215866A - インターネット試験実施方法およびインターネット試験システム - Google Patents

インターネット試験実施方法およびインターネット試験システム

Info

Publication number
JP2001215866A
JP2001215866A JP2000026470A JP2000026470A JP2001215866A JP 2001215866 A JP2001215866 A JP 2001215866A JP 2000026470 A JP2000026470 A JP 2000026470A JP 2000026470 A JP2000026470 A JP 2000026470A JP 2001215866 A JP2001215866 A JP 2001215866A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
test
terminal device
questions
internet
examinee
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000026470A
Other languages
English (en)
Inventor
Takuji Shimizu
卓爾 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
INFUO MEDIA KENKYUSHO KK
Original Assignee
INFUO MEDIA KENKYUSHO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by INFUO MEDIA KENKYUSHO KK filed Critical INFUO MEDIA KENKYUSHO KK
Priority to JP2000026470A priority Critical patent/JP2001215866A/ja
Publication of JP2001215866A publication Critical patent/JP2001215866A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrically Operated Instructional Devices (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 大規模な通信設備を必要とせず、公平な試験
を実施することを可能とするインターネット試験実施方
法を提供する。 【解決手段】 試験サーバは、試験開始時刻以前に、一
人の受験者に対する出題数よりも多くの試験問題をデー
タベースに登録する。このとき、試験サーバは、試験問
題をジャンルおよび難易度別に分類し、各区分において
問題番号を付加して登録する。また、試験サーバは、各
区分における一人分の出題数をあらかじめ定め、出題数
分の乱数を発生させる。発生した乱数に対応する問題番
号の試験問題をデータベースに記憶した問題の中から選
択し、出題する問題として設定する。試験サーバは、こ
の設定を各区分について行い、また、各受験者毎に行
う。このように受験者毎に個別の問題を設定し、各受験
者に対し異なる時刻に試験を実施する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、受験者に資格試
験、検定試験等を端末装置で受験させるようにしたイン
ターネット試験実施方法およびインターネット試験シス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】資格試験や検定試験等は、受験者が試験
会場に行き、そこで受験することにより行われている。
しかし、近年のパーソナルコンピュータの普及やインタ
ーネットの利用機会の増加に伴い、インターネットを利
用して受験者が端末装置で受験できるようにする試みが
なされつつある。従来、このような形式の試験では、試
験時間中に試験サーバと各端末装置が通信接続状態を維
持し、問題や回答の送受信を行っていた。インターネッ
トを利用した試験では、試験問題の配布や採点の作業を
試験サーバに処理させることができるという利点があ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の試験に
おいて、各受験者の試験時間帯を同一に設定すると、試
験時間帯に多くの端末装置が試験サーバとの通信接続状
態を維持しているので、試験サーバの通信負荷が大きく
なるという問題が生じる。そのため、試験管理者は、大
規模な通信設備を必要とした。
【0004】また、試験時間帯を受験者毎にずらして設
定すると、先に受験を終えた者が、まだ受験をしていな
い者と連絡をとることにより試験問題が漏洩する場合が
あり、公平に資格試験等を実施できなくなる。
【0005】本発明は、同一時間帯に試験を行う場合で
あっても、また、異なる時間帯に試験を行う場合であっ
ても、通信負荷を小さくし、公平な試験を実施すること
ができるインターネット試験実施方法およびインターネ
ット試験システムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によるインターネ
ット試験実施方法は、各受験者の端末装置とインターネ
ットを介して接続され、各端末装置に試験問題を送信
し、各端末装置から回答を受信するインターネット試験
システムを用いたインターネット試験実施方法であっ
て、インターネット試験システムが試験問題を解読不能
となるように変換するステップと、インターネット試験
システムが変換後の試験問題を試験開始時刻以前に各端
末装置に送信するステップと、各受験者において共通で
ある試験開始時刻に各受験者に対して一斉に試験問題を
明らかにするステップと、各端末装置との通信接続をイ
ンターネット試験システムが各端末装置に切断させるス
テップと、各受験者において共通である試験終了時刻が
経過するまでの間にインターネット試験システムが各端
末装置から回答を受信するステップとを含むことを特徴
とする。
【0007】また、本発明によるインターネット試験シ
ステムは、各受験者の端末装置とインターネットを介し
て接続され、各端末装置に試験問題を送信し、各端末装
置から回答を受信するインターネット試験システムであ
って、試験問題を解読不能となるように変換する変換手
段と、変換後の試験問題を試験開始時刻以前に各端末装
置に送信する変換後試験問題送信手段と、各端末装置と
の通信接続を各端末装置に切断させる通信切断手段と、
各受験者において共通である試験終了時刻が経過するま
での間に各端末装置から回答を受信する共通回答受信手
段とを備えたことを特徴とする。
【0008】変換後試験問題送信手段は、変換した試験
問題を試験開始時刻以前に各端末装置に時間をずらして
送信する。時間をずらして送信することにより、インタ
ーネット試験システムの通信負荷を少なくすることがで
きる。
【0009】変換手段は、各受験者において共通である
試験開始時刻に読解可能な状態になるように試験問題を
変換する構成であってもよい。このような構成によれ
ば、受験者は事前に受信した試験問題を試験開始時刻ま
で見ることができないので、各受験者への試験問題送信
時刻が異なっていても公平な試験を実施することができ
る。
【0010】また、各受験者において共通である試験開
始時刻に各受験者に対して一斉に試験問題を明らかにす
る試験問題公開手段を備えた構成であってもよい。この
とき、例えば、変換手段は、所定のパスワードを入力さ
れた場合に読解可能な状態になるように試験問題を変換
し、試験問題公開手段は、試験開始時刻に各端末装置に
対して所定のパスワードを送信する構成であってもよ
い。また、例えば、変換手段は、所定の復号鍵により復
号化されるように試験問題を暗号化し、試験問題公開手
段は、試験開始時刻に各端末装置に対して所定の復号鍵
を送信する構成であってもよい。このような構成によれ
ば、受験者は事前に受信した試験問題を試験開始時刻ま
で見ることができないので、各受験者への試験問題送信
時刻が異なっていても公平な試験を実施することができ
る。
【0011】また、試験結果を各端末装置に送信する試
験結果送信手段を備えた構成であってもよい。このよう
な構成によれば、各受験者は、容易に自己の試験結果を
知ることができる。
【0012】また、本発明によるインターネット試験実
施方法は、各受験者の端末装置とインターネットを介し
て接続され、各端末装置に試験問題を送信し、各端末装
置から回答を受信するインターネット試験システムを用
いたインターネット試験実施方法であって、インターネ
ット試験システムが受験者毎に個別の試験開始時刻を設
定し各端末装置に試験開始時刻の情報を送信するステッ
プと、一人の受験者に対する出題数より多くの試験問題
をインターネット試験システムが記憶するステップと、
インターネット試験システムが事前に記憶した試験問題
の中から一人の受験者に対する出題数分の試験問題を選
択して受験者毎に試験問題を設定するステップと、イン
ターネット試験システムが受験者毎に設定した試験開始
時刻に受験者毎に設定した試験問題を各端末装置に送信
するステップと、各端末装置との通信接続をインターネ
ット試験システムが各端末装置に切断させるステップ
と、各受験者の試験終了時刻が経過するまでの間にイン
ターネット試験システムが各端末装置から回答を受信す
るステップとを含むことを特徴とする。
【0013】また、本発明によるインターネット試験シ
ステムは、各受験者の端末装置とインターネットを介し
て接続され、各端末装置に試験問題を送信し、各端末装
置から回答を受信するインターネット試験システムであ
って、受験者毎に個別の試験開始時刻を設定し各端末装
置に試験開始時刻の情報を送信する時刻設定手段と、一
人の受験者に対する出題数より多くの試験問題を記憶す
る記憶手段と、事前に記憶した試験問題の中から一人の
受験者に対する出題数分の試験問題を選択して受験者毎
に試験問題を設定する試験問題設定手段と、受験者毎に
設定した試験開始時刻に受験者毎に設定した試験問題を
各端末装置に送信する個別試験問題送信手段と、各端末
装置との通信接続を各端末装置に切断させる通信切断手
段と、各受験者の試験終了時刻が経過するまでの間に各
端末装置から回答を受信する個別回答受信手段とを備え
たことを特徴とする。
【0014】記憶手段は、区分に分けて試験問題を記憶
し、試験問題設定手段は、出題する問題を前記区分と同
じ区分に分け区分毎に試験問題を設定する構成であって
もよい。このような構成によれば、区分に分けて試験問
題を設定するので、一人分の試験問題を設定する場合
に、ジャンルや難易度が偏ることがなくなり、受験者間
の公平性を保つことができる。
【0015】また、試験問題設定手段は、他の受験者へ
出題する問題として設定された回数が少ない試験問題か
ら優先的に選択する構成であってもよい。このような構
成によれば、特定の問題が多数の者に出題され、後に受
験する者が有利になることがない。
【0016】また、試験結果を各端末装置に送信する試
験結果送信手段を備えた構成であってもよい。このよう
な構成によれば、各受験者は、容易に自己の試験結果を
知ることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。この実施の形態は、各受験者に対
して同時に試験を行う形態である。
【0018】図1は、受験者が試験を申込む際の、受験
者の端末装置と試験サーバとの情報の授受を示す説明図
である。各受験者の端末装置31は、インターネットを
介して試験サーバ1に接続する。試験サーバ1は、イン
ターネットを利用した試験(以下、仮想試験と記す。)
の試験要項や試験申込み契約等の情報を公開し、この内
容を確認した受験者は、端末装置31から試験サーバ1
に試験申込み情報を送信する。ここで、端末装置31
は、ブラウザを備えているものとする。試験サーバ1
は、受験者毎にログ番号、受験番号および受験者パスワ
ードを設定し、受験番号と受験者パスワードを端末装置
31に電子メールとして送信する。ログ番号は、受験番
号等の受験者毎の情報を管理する番号である。試験サー
バ1は、ログ番号毎に受験番号および受験者パスワード
をデータベースに登録する。各受験者が仮想試験を受け
る時間は同一時間帯であり、この時刻の情報は、試験要
項、または受験番号等を記した電子メールによって受験
者に知らされる。
【0019】なお、試験要項および契約等の情報は、試
験サーバ1が公開するのでなく、試験管理者が書面や刊
行物等で公開してもよい。また、試験申込み情報は、受
験者の端末装置31が送信するのではなく、代理店や試
験管理者が受験者から申込みを受け、代理店等の端末装
置が試験サーバ1に送信してもよい。
【0020】受験者は、試験申込み情報を試験サーバ1
に送信するとともに、契約にしたがい受験料を試験管理
者に入金し、試験管理者はその受験者から入金されたと
いう入金確認情報を試験サーバ1に入力する。試験サー
バ1は、入金確認情報をデータベースに登録し、ログ番
号毎に入金の有無に関する情報を管理する。
【0021】図2は、試験管理者が問題を設定する際
の、試験管理者と試験サーバ1との情報の授受を示す説
明図である。試験管理者は、実施する仮想試験の試験名
(「○○検定試験」等)、実施日時(試験開始時刻およ
び試験終了時刻)、出題する試験問題、解答、全問正解
した場合の得点、合格基準点、各種入力画面等、仮想試
験の実施に必要な情報を試験サーバ1に入力する。試験
管理者が、複数の異なる種類の仮想試験を管理する場合
には、各仮想試験毎に入力する。試験サーバ1は、これ
らの情報を試験サーバ1が備えるデータベースに登録す
る。試験問題と各種入力画面は、端末装置31のブラウ
ザに表示されるようにHTMLで記述されたファイルと
して入力される。試験問題は、PDFファイル等の他の
形式のファイルであってもよい。また、入力画面として
は、受験者が回答を入力する回答入力画面や、受験者が
認証を受ける際に受験番号や受験者パスワードを入力す
る受験番号入力画面等がある。
【0022】各情報が入力された後、試験サーバ1は、
試験管理者の端末装置の要求により入力された情報を試
験管理者の端末装置に送信する。試験管理者は、試験問
題、解答、各種入力画面等に誤りがないことを確認し、
誤りがあれば情報の追加、削除、修正を行う。
【0023】続いて、試験管理者は試験サーバ1に試験
問題変換命令を入力する。この命令を受信した試験サー
バ1は、試験開始時刻に元の状態に復元するように試験
問題を変換し、試験問題を解読不能な状態にする。すな
わち、各端末装置31が管理する時刻が試験開始時刻を
経過したときに、試験問題を見ることができる状態に戻
るように変換する。このように変換したファイルを受験
者の端末装置31に送信すれば、試験開始時刻まで試験
問題を秘匿できる。
【0024】また、試験問題変換命令を受信した試験サ
ーバ1は、試験問題を見ようとする受験者に試験パスワ
ードの入力を求め、適正な試験パスワードが入力された
場合にのみ元の状態に復元するように試験問題を変換し
てもよい。例えば、変換後の試験問題として端末装置に
表示されたアイコンがクリックされたときに、試験パス
ワードの入力ウィンドウを表示し、その画面に適正な試
験パスワードが入力されたときのみ試験問題が端末装置
に表示されるように試験問題を変換する。このように変
換したファイルを受験者の端末装置31に送信し、試験
開始時刻に試験パスワードのみを送信すれば、試験開始
時刻まで試験問題を秘匿できる。この試験パスワード
は、前述の受験者パスワードとは異なるパスワードであ
る。
【0025】また、試験問題変換命令を受信した試験サ
ーバ1は、所定の復号鍵によってのみ復号化されるよう
に試験問題を暗号化鍵で暗号化してもよい。試験問題を
暗号化したファイルを受験者の端末装置に送信し、試験
開始時刻に復号鍵のみを送信すれば、試験開始時刻まで
試験問題を秘匿できる。また、試験開始時刻の経過、パ
スワードの入力、復号鍵の組み合わせを復元の条件とし
て変換してもよい。
【0026】図3は、受験者の認証から試験結果の通知
までの試験サーバ1と端末装置31との情報の授受を示
す説明図である。試験サーバ1は、試験開始時刻以前
に、端末装置31からの要求にしたがい受験番号入力画
面の情報を送信し、端末装置31は、ブラウザによって
受験番号入力画面を表示する。受験者は表示された画面
に受験番号と受験者パスワードを入力し、端末装置31
は、受験番号および受験者パスワードを試験サーバ1に
送信する。このとき、端末装置31が受験番号等の送信
時刻情報を追加して送信してもよい。
【0027】試験サーバ1は、受信した受験者パスワー
ドとデータベースに登録された受験者の受験者パスワー
ドとが一致していること、および受験番号等を送信した
受験者が受験料を入金していることを確認し、受験者を
認証する。認証の際、試験サーバ1が受験番号等を受信
した時刻(あるいは、端末装置31が受験番号等を送信
した時刻)と試験開始時刻とを比較し、受信時刻(ある
いは、送信時刻)の方が早いことを認証の条件に加えて
もよい。続いて、試験サーバ1は、受験者を認証したな
らば、変換した試験問題を端末装置31に送信し、認証
できないならば、その旨の情報を送信する。
【0028】各受験者が受験者パスワード等を試験サー
バ1に送信する時刻は同一でないので、試験サーバ1
は、受験者に個別に試験問題を送信する。したがって、
試験問題の送信により通信負荷が大きくなることはな
い。また、試験サーバ1は、変換された試験問題を送信
するので、試験開始時刻以前に試験問題が明らかになる
こともない。
【0029】試験開始時刻に元の状態に復元するように
試験問題が変換されている場合、端末装置31が管理す
る時刻が試験開始時刻を経過すると、試験問題は見るこ
とができる状態となる。したがって、受験者は、試験開
始時刻に問題を解き始めることができる。また、試験問
題が試験パスワードの入力または復号鍵によって元の状
態に復元する場合、試験サーバ1は、試験開始時刻に一
斉に試験パスワードまたは復号鍵を各端末装置31に送
信する。各受験者は、この試験パスワードまたは復号鍵
により試験問題を復元し、問題を解き始める。試験パス
ワードや復号鍵の容量は小さいので、試験開始時刻にお
ける通信負荷が大きくなることはない。
【0030】続いて、試験サーバ1は、各端末装置31
からの要求により回答入力画面の情報を送信し、各端末
装置31は、ブラウザにより回答入力画面を表示する。
回答入力画面には、「回答送信ボタン」および「合否判
定ボタン」が存在する。試験サーバ1は、回答入力画面
情報を送信後、回線切断命令を各端末装置31に送信
し、この命令を受信した各端末装置31は、試験サーバ
1との通信回線を一旦切断する。
【0031】回答を入力した受験者に「回答送信ボタ
ン」がクリックされると端末装置31は、試験サーバ1
との通信回線を接続し、受験者が入力した回答を電子メ
ールとして送信する。このとき、端末装置31が回答の
送信時刻情報を追加して送信してもよい。試験サーバ1
は、回答受信時刻(あるいは、端末装置31が回答を送
信した時刻)と試験開始時刻、試験終了時刻とを比較す
る。回答受信時刻(あるいは、送信時刻)が試験開始時
刻より早い場合、あるいは試験終了時刻より遅い場合に
は、試験サーバ1はその回答を採点しない。回答受信時
刻(あるいは、送信時刻)が、試験開始時刻より遅く、
かつ、試験終了時刻より早いならば、試験サーバ1は、
データベースに登録された解答に基づいて採点を行う。
採点を行うか否かの判断および採点は、回答を受信した
直後に行う。続いて、試験サーバ1は、得点と合格基準
点とを比較して合否を判定し、判定結果をデータベース
に登録する。
【0032】「合否判定ボタン」がクリックされると端
末装置31は、合否判定要求を試験サーバ1に送信す
る。合否判定要求を受けた試験サーバ1は、合否判定結
果を端末装置31に送信する。
【0033】このように仮想試験を実施すれば、試験問
題は試験開始時刻以前に個別に送信される。この試験問
題は、試験開始時まで見ることができないので、受験者
間の公平性は保たれる。また、一斉に送受信されるパス
ワード、復号鍵、受験者が送信する回答の容量を小さく
することにより通信負荷を抑えることができる。
【0034】図4は、試験サーバ1として用いられるイ
ンターネット試験システムの構成の例を示すブロック図
である。制御部2は、記憶装置3が記憶するプログラム
にしたがい、インターネット試験システムを制御する。
データベース4は、受験者のログ番号に対応させて受験
番号、受験者パスワード、受験料入金の有無を管理し、
各仮想試験毎に試験名、実施日時、出題する試験問題、
解答、全問正解した場合の得点、合格基準点、各種入力
画面等を管理する。入力部5は、仮想試験の実施に必要
な情報を入力する入力装置であり、キーボード等により
構成される。ネットワークインタフェース部6は、イン
ターネット10やLAN(図面において図示せず。)を
介して端末装置と情報を送受信する。仮想試験の実施に
必要な情報は、インターネット10やLANに接続され
る試験管理者の端末装置からネットワークインタフェー
ス部6を介して入力されてもよい。
【0035】制御部2は、端末装置31から試験申込み
情報を受信した場合、受験者にログ番号、受験番号およ
び受験者パスワードを設定し、データベース4に登録す
る。このとき、受験番号および受験者パスワードは、ロ
グ番号と対応付けて登録される。また、その受験番号お
よび受験者パスワードを端末装置31に送信する。入力
部5あるいはネットワークインタフェース部6を介し
て、試験管理者から入金確認情報を受信した場合には、
制御部2は、受験料の入金を確認したという情報を該当
するログ番号に対応させてデータベースに登録する。
【0036】また、制御部2は、試験管理者から試験問
題等の仮想試験に必要な情報を入力された場合、入力さ
れた情報をデータベース4に登録し、試験管理者の端末
装置から要求があった場合には、データベース4に登録
する各情報を端末装置に送信する。また、情報の追加、
削除、修正の要求が入力されれば、その要求にしたが
い、情報の追加等を行う。
【0037】入力部5あるいはネットワークインタフェ
ース部6を介して、試験管理者に試験問題変換命令を入
力された場合、制御部2は、データベース4に記憶する
試験問題を変換する。この変換は、試験開始時刻を経過
したときに元の状態に復元するような変換であっても、
試験パスワードの入力または復号鍵によって元の状態に
復元するような変換であってもよい。さらに、試験開始
時刻の経過、パスワードの入力、復号鍵を組み合わせて
復元の条件を設定してもよい。
【0038】試験開始時刻以前に、制御部2は、受験者
の端末装置31からの要求により受験番号入力画面を送
信する。端末装置31から受験番号および受験者パスワ
ードを受信したならば、制御部2は、受験者パスワード
が正しく、受験料が入金されていることを条件に受験者
の認証を行い、変換した試験問題を端末装置31に送信
する。認証できない場合は、その旨の情報を端末装置3
1に送信する。受験番号等の送受信時刻が試験開始時刻
より早いことを認証の条件に加えてもよい。
【0039】また、試験問題を変換するときに試験パス
ワードの入力または復号鍵を復元の条件としたならば、
制御部2は、試験開始時刻に試験パスワードまたは復号
鍵を各端末装置31に送信する。さらに、端末装置31
からの要求によりデータベース4に記憶する回答入力画
面を送信する。この後、制御部2は、回線切断命令を各
端末装置31に送信し、この命令を受信した各端末装置
31は、インターネット試験システムとの通信回線を一
旦切断する。
【0040】回答を入力した受験者に回答入力画面の
「回答送信ボタン」がクリックされた端末装置31は、
インターネット試験システムとの通信回線を接続し、受
験者が入力した回答を電子メールとして送信する。ま
た、「合否判定ボタン」がクリックされると端末装置3
1は、合否判定要求をインターネット試験システムに送
信する。制御部2は、試験開始時刻以降かつ試験終了時
刻以前に送受信された回答について採点を行い、合否判
定結果をデータベース4に登録する。試験開始時刻以
前、または試験終了時刻以降に送受信された回答につい
ては採点を行わない。制御部2は、回答を受信した直後
に、採点するか否かの判断及び採点を行う。また、合否
判定要求を受信したならば、合否判定結果を端末装置3
1に送信する。
【0041】本インターネット試験システムを試験サー
バとして用いて仮想試験を実施すれば、個別に試験問題
を送信するので通信負荷を抑えることができ、また、試
験問題は一斉に公開されるので受験者間の公平性も保つ
ことができる。
【0042】次に、本発明の他の実施の形態を説明す
る。この実施の形態は、各受験者に対して所定の期間内
の任意の時刻に仮想試験を行う形態である。
【0043】この実施の形態において、試験申込み時の
端末装置31と試験サーバ1との情報の授受および受験
料入金確認情報の管理は、次の点を除き、前述の実施の
形態と同様である。この実施の形態では、試験要項は、
試験実施期間および回答制限時間の情報を示し、それぞ
れの受験者が受験する時刻は示さない。各受験者の試験
開始時刻は、試験サーバ1によって受験者毎に任意に定
められ、試験サーバ1は、試験開始時刻の情報を各端末
装置31に受験番号等とともに電子メールで送信する。
試験サーバ1は、ログ番号に対応させて試験開始時刻お
よび試験終了時刻を試験サーバ1が備えるデータベース
に登録する。試験終了時刻は、試験開始時刻に回答制限
時間を加えることにより求められる。また、各受験者が
試験申込み時に試験開始時刻を指定し、試験サーバ1
は、指定された時刻を試験開始時刻として設定してもよ
い。
【0044】図5は、試験管理者が問題を設定する際
の、試験管理者と試験サーバ1との情報の授受を示す説
明図である。試験管理者は、実施する仮想試験の種類毎
に、仮想試験の試験名、実施期間、出題する試験問題、
解答、全問正解した場合の得点、合格基準点、各種入力
画面、および後述する試験構造等、仮想試験の実施に必
要な情報を試験サーバに入力する。試験サーバ1は、こ
れらの情報をデータベースに登録する。試験管理者が、
複数の異なる種類の仮想試験を管理する場合には、各仮
想試験毎に情報を入力する。試験問題と各種入力画面の
ファイル形式は、前述の実施の形態と同様である。
【0045】試験管理者は、一人の受験者に対する出題
数より多くの試験問題を試験サーバ1に入力する。例え
ば、一人の受験者への出題数が50問であっても、10
00問の問題を用意し、試験サーバ1に入力する。ま
た、試験管理者は、試験問題を入力するときに試験問題
を分類し、分類した区分毎に入力する。区分は、ジャン
ル毎に分類され、さらに各ジャンルにおいて難易度毎に
分類される。試験サーバ1は、各区分の問題に問題番号
を付加し、図6(a)に示すように、区分毎にデータベ
ースに登録する。この後、試験サーバ1は、試験管理者
の端末装置からの要求により、入力された情報を試験管
理者の端末装置に送信する。試験管理者は、試験問題、
解答、回答入力画面等に誤りがないことを確認し、誤り
があれば追加、削除、修正を行う。
【0046】続いて、試験管理者は試験サーバ1に試験
問題設定命令を入力し、試験サーバ1は、データベース
に記憶した試験問題の中から一人の受験者に対する出題
数分の試験問題を選択してログ番号毎に試験問題を設定
する。このとき、試験サーバ1は、試験管理者に定めら
れた試験構造にしたがって試験問題を選択する。試験構
造とは、各ジャンルの各難易度における一人分の出題数
を示す情報である。図6(b)に試験構造の例を示す。
図6(b)に示す例では、「ジャンルA、難易度1」の
問題として、h問出題する。したがって、試験サーバ1
は、図6に示す例の場合、「ジャンルA、難易度1」の
区分においてX問の中からh問の問題を選択する。他の
区分についても同様に問題を選択する。また、試験サー
バ1は、設定した問題をログ番号毎にデータベース4に
登録する。
【0047】試験構造にしたがい問題を設定する場合、
試験サーバ1は、出題数分の乱数を発生させ、その乱数
に対応する問題番号の問題を選択すればよい。例えば、
図6に示す「ジャンルA、難易度1」の問題を選択する
場合、1〜Xの範囲で乱数をh回発生させ、発生した試
験番号の問題を選択すればよい。同一ログ番号に対する
問題を設定するときに同一区分で同じ番号が二回以上発
生したならば、二回目以降に発生した番号は無効とす
る。乱数により各受験者への試験問題を定めれば、試験
開始時刻が異なっていても公平性を保つことができる。
【0048】「ジャンルA、難易度1」の区分では、
通りの問題の組み合わせがある。各区分毎に問題を
選択するので、一つの試験としは膨大な種類の組み合わ
せができる。したがって、部分的に重複する場合があっ
ても、各受験者の試験問題が完全に一致する確率は非常
に小さくなる。データベース4にあらかじめ登録する問
題数を増やすことにより、この確率を0に近づけること
ができる。
【0049】また、乱数を発生させるときに、既に試験
問題として選択された問題番号は乱数として発生させな
いようにしてもよい。このとき、試験サーバ1は、ある
受験者1に問題を設定したならば、次の受験者2には受
験者1に対して発生させた数以外の乱数を発生させる。
次の受験者3には、受験者1,2に発生させた数以外の
乱数を発生させ、これを繰り返す。問題番号1〜Xの問
題を全て設定したときには、1〜Xの全ての数が乱数と
して発生していないものとして、問題を設定する。この
ように設定すれば、出題する問題として設定された回数
が少ない試験問題から優先的に選択され、各問題は万遍
なく出題される。したがって、特定の問題が多数の者に
出題され、後に受験する者が有利になることはない。
【0050】また、乱数を用いず、問題番号順に各受験
者に試験問題を設定してもよい。このとき、問題番号が
最大となる問題を選択したならば、再度問題番号の小さ
い問題から順に選択する。このように試験問題を選択し
て各受験者に設定した例を、図7に示す。図7に示す例
では、「1,2,3,4」のように連続する問題番号の
問題を設定しているが、ある受験者に「1,3,5,
7」と設定し、次の受験者には「9,11,13,1
5」と設定するように等差数列的な問題番号を選択して
もよい。このとき、最大の問題番号Xを越えたならば、
図8に示すように受験者に選択されていない問題番号の
中で最小の問題番号を選択する。このように設定した場
合にも、出題する問題として設定された回数が少ない試
験問題から優先的に選択され、各問題は万遍なく出題さ
れる。
【0051】以上のように、試験サーバ1は、乱数を用
いる方法あるいは試験番号順に設定する方法を用いて、
各区分毎に問題を設定する。このように試験問題を設定
すれば、各受験者に出題する問題は部分的に重複するこ
とがあるものの、完全に同一となることはほとんどなる
ので、先に受験した者と後に受験した者との間の公平性
を保つことができる。
【0052】試験サーバ1は、試験管理者から試験問題
設定命令を受信したときに各受験者に問題を設定するの
ではなく、試験の申込み情報を受信したときに申込みを
した受験者に対して問題を設定してもよい。
【0053】図9は、受験者の認証から試験結果の通知
までの試験サーバ1と端末装置31との情報の授受を示
す説明図である。試験サーバ1は、端末装置31から受
験番号入力画面の送信要求を受信した場合、受験者のロ
グ番号に対応する試験開始時刻と受信時刻とを比較し、
受信時刻が試験開始時刻以降であれば、端末装置31に
受験番号入力画面を送信する。受信時刻が試験開始時刻
以前であれば、まだ試験を開始できない旨の情報を端末
装置31に送信する。端末装置31は、ブラウザによっ
て受験番号入力画面を表示する。受験者は表示された画
面に受験番号と受験者パスワードを入力し、端末装置3
1は、受験番号および受験者パスワードを試験サーバ1
に送信する。
【0054】試験サーバ1は、受信した受験者パスワー
ドとデータベースに登録された受験者の受験者パスワー
ドとが一致していること、および受験番号等を送信した
受験者が受験料を入金していることを確認し、受験者を
認証する。試験サーバ1は、受験者を認証したならば、
その受験者に対して設定した試験問題および回答入力画
面を端末装置31に送信し、認証できないならば、その
旨の情報を送信する。
【0055】この後、制御部2は、回線切断命令を各端
末装置31に送信し、この命令を受信した各端末装置3
1は、試験サーバ1との通信回線を一旦切断する。ま
た、各端末装置31は、ブラウザにより回答入力画面を
表示する。この回答入力画面には、「回答送信ボタン」
および「合否判定ボタン」が存在する。
【0056】回答を入力した受験者に「回答送信ボタ
ン」がクリックされると端末装置31は、試験サーバ1
との通信回線を接続し、受験者が入力した回答を電子メ
ールとして送信する。このとき、端末装置31が回答の
送信時刻情報を追加して送信してもよい。試験サーバ1
は、回答受信時刻(あるいは、端末装置31が回答を送
信した時刻)とログ番号に対応する試験終了時刻とを比
較する。試験サーバ1は、回答受信時刻(あるいは、送
信時刻)が試験終了時刻より早いならば、データベース
に登録された解答に基づいて、回答を受信した直後に採
点を行い、試験終了時刻より遅い場合には、その回答の
採点を行わない。採点を行うか否かの判断および採点
は、回答を受信した直後に行う。さらに、試験サーバ1
は、得点と合格基準点とを比較して合否を判定し、判定
結果をデータベースに登録する。
【0057】「合否判定ボタン」がクリックされた場合
の端末装置31および試験サーバ1の動作は、前述の実
施例に示した場合と同様である。
【0058】このように、仮想試験を実施すれば、試験
サーバ1と各端末装置31との間で、一斉に試験問題、
回答等を送受信することがないため、通信負荷が過大に
なることがない。また、試験問題は受験者毎に異なって
おり、部分的重複があっても完全に一致する確率は非常
に小さい。よって、受験者間の公平性も保たれる。さら
に、仮想試験が定期的に行われる場合に毎回試験問題を
入れ替えなくても、前回受験した受験者に対し完全に同
一の問題を出題することはほとんどないので、試験管理
者の負担も軽減することができる。また、試験管理者
が、前回実施したときの試験問題の一部または全部を入
れ替えれば、より試験の公平性を高めることができる。
【0059】また、試験問題を区分毎に設定するので、
ジャンルや難易度の偏りを避けることができる。さら
に、出題する問題として設定された回数が少ない試験問
題から優先的に選択すれば、後に受験する者が有利にな
ることはない。
【0060】各受験者に対して所定の期間内の任意の時
刻に仮想試験を行う実施の形態において試験サーバ1と
して用いられるインターネット試験システムの構成は、
以下の点を除き、図4に示した前述の実施例と同様であ
る。
【0061】データベース4は、試験開始時刻を仮想試
験毎に管理するのではなく、受験者のログ番号毎に管理
する点で図4に示した場合と異なる。また、データベー
ス4は、試験管理者が入力する試験問題を仮想試験毎に
管理し、各受験者に対して設定した試験問題をログ番号
に対応させて管理する。
【0062】制御部2は、記憶装置3が記憶するプログ
ラムにしたがい、以下のように動作する。制御部2は、
端末装置31から試験申込み情報を受信した場合、受験
者にログ番号、受験番号、受験者パスワードおよび所定
の期間中における任意の試験開始時刻を設定する。ま
た、定めた試験開始時刻に回答制限時間を加えて試験終
了時刻も設定する。制御部2は、設定した各情報をログ
番号に対応付けてデータベース4に登録し、受験番号、
受験者パスワード、および試験開始時刻を端末装置31
に送信する。受験料の入金を確認したという情報をデー
タベース4に登録する場合の制御部2の動作は、前述の
実施例と同様である。
【0063】また、試験管理者から仮想試験に必要な情
報を入力された場合、制御部2は、入力された情報をデ
ータベース4に登録する。この情報には、試験構造が含
まれる。試験問題をデータベース4に登録する場合は、
試験問題が分類される各区分において、試験問題に問題
番号を付加してデータベース4に登録する。制御部2
は、試験管理者の端末装置から要求があったときに、デ
ータベース4に登録する各情報を端末装置に送信し、情
報の追加、削除、修正の命令を受信した場合には、その
命令にしたがい追加等を行う。
【0064】入力部5あるいはネットワークインタフェ
ース部6を介して、試験管理者から試験問題設定命令を
入力された場合、制御部2は、ログ番号毎に試験問題を
設定する。あるログ番号に対応する試験問題を設定する
ときに、各区分(例えば、「ジャンルA、難易度1」)
における出題数分の乱数を発生させ、その乱数に対応す
る問題番号の問題を選択し、同一ログ番号に対する問題
を設定するときに同一区分で同じ番号が二回以上発生し
たならば、二回目以降に発生した番号は無効とする方法
により設定してもよい。
【0065】また、制御部2は、各区分の問題を選択す
るとき、既に試験問題として選択された問題番号は乱数
として発生させないように制御してもよい。この場合、
全ての問題番号が選択されたならば、その区分における
全ての問題番号は選択されていないものとして問題を設
定する。
【0066】また、各区分において問題番号順に各受験
者の試験問題を設定し、問題番号が最大となる問題を選
択したならば、再度問題番号の小さい問題から順に選択
するによって、問題設定を行ってもよい。前述のよう
に、一人の受験者に対して設定される問題番号は、連続
する番号に限らず、等差数列的に選択される番号であっ
てもよい。
【0067】試験を実施する期間中、制御部2は、端末
装置31から受験番号入力画面の送信要求を受信した場
合、受験者のログ番号に対応する試験開始時刻と受信時
刻とを比較する。制御部2は、受信時刻が試験開始時刻
以降ならば、端末装置31に受験番号入力画面を送信
し、受信時刻が試験開始時刻以前であれば、まだ試験を
開始できない旨の情報を端末装置31に送信する。端末
装置31から受験番号および受験者パスワードを受信し
たならば、制御部2は、受験者パスワードが正しく、受
験料が入金されていることを条件に受験者の認証を行
い、ログ番号に対応する試験問題および回答入力画面を
端末装置31に送信する。認証できないならば、その旨
の情報を送信する。この後、制御部2は、回線切断命令
を各端末装置31に送信し、この命令を受信した各端末
装置31は、インターネット試験システムとの通信回線
を一旦切断する。
【0068】回答入力画面の「回答送信ボタン」がクリ
ックされた端末装置31は、インターネット試験システ
ムとの通信回線を接続し、受験者が入力した回答を電子
メールとして送信する。制御部2は、ログ番号に対応す
る試験終了時刻以前に送受信が行われた回答について採
点を行い、合否判定結果をデータベース4に登録する。
試験終了時刻以降に送受信が行われた回答については、
採点を行わない。制御部2は、回答を受信した直後に、
採点をするか否かの判断および採点を行う。また、合否
判定要求を受信した場合の制御部2の動作は、図4に示
す実施例と同様である。
【0069】本インターネット試験システムを試験サー
バとして用いて仮想試験を実施すれば、個別の時間帯に
個別の試験問題を用いて試験を実施するので、通信負荷
を抑えることができ、受験者間の公平性も保つことがで
きる。
【0070】以上の各実施例において、受験者が端末装
置31から試験サーバ1に対して受験番号入力画面の要
求を行うことにより、試験問題送信の手続きが開始され
る。このようなプル型の試験問題の送信ではなく、受験
者が端末装置31を操作しなくとも、試験サーバ1が受
験番号入力画面や試験問題を送信するプッシュ型の送信
であってもよい。
【0071】以上の各実施例において、試験管理者と試
験を主催する試験主催者は、同一であっても同一でなく
てもよい。試験管理者と試験主催者が異なる場合、試験
管理者は、塾、専門学校、企業等の試験主催者から委託
を受け、試験サーバ(インターネット試験システム)を
管理して仮想試験を実施する。仮想試験の実施に必要な
情報の試験サーバへの入力、追加、削除、修正は、試験
主催者が行い、他の作業は試験管理者が行う。また、試
験管理者が、試験主催者から仮想試験の実施に必要な情
報を書面で受け取り、試験サーバへの入力等を行っても
よい。なお、試験管理者と試験主催者が異なる場合、仮
想試験毎に試験主催者の情報もデータベースに登録す
る。
【0072】
【発明の効果】本発明によるインターネット試験実施方
法およびインターネット試験システムでは、試験問題を
試験開始時刻まで解読不能となるように変換して試験開
始時刻以前に各端末装置に送信する。また、各受験者が
回答を作成している間は、各端末装置との通信接続は切
断し、試験終了時刻が経過するまでの間に各端末装置か
ら回答を受信する。したがって、通信負荷が小さいので
大規模な設備を必要とせず、また、一斉に試験問題を明
らかにするので、公平な試験を実施することができる。
【0073】また、本発明によるインターネット試験実
施方法およびインターネット試験システムでは、一人の
受験者に対する出題数より多くの試験問題を記憶し、こ
の試験問題の中から受験者毎に試験問題を設定し、受験
者毎に設定した試験開始時刻に試験問題を送信する。ま
た、各受験者が回答を作成している間は、各端末装置と
の通信接続は切断し、試験終了時刻が経過するまでの間
に各端末装置から回答を受信する。したがって、通信負
荷が小さいので大規模な設備を必要とせず、また、受験
者毎に個別に問題を設定するので、公平な試験を実施す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 試験申込み時における試験サーバと端末装置
の情報の授受を示す説明図である。
【図2】 試験サーバと試験管理者の情報の授受を示す
説明図である。
【図3】 試験時における試験サーバと端末装置の情報
の授受を示す説明図である。
【図4】 本発明によるインターネット試験システムの
実施の一形態を示すブロック図である。
【図5】 試験サーバと試験管理者の情報の授受を示す
説明図である。
【図6】 試験問題の区分および試験構造の例を示す説
明図である。
【図7】 各受験者に対する試験問題の設定の一例を示
す説明図である。
【図8】 各受験者に対する試験問題の設定の他の一例
を示す説明図である。
【図9】 試験時における試験サーバと端末装置の情報
の授受を示す説明図である。
【符号の説明】
2 制御部 3 記憶装置 4 データベース 5 入力部 6 ネットワークインタフェース部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C028 AA12 BB04 BC01 BD02 CA12 DA04 5K030 GA01 HC01 9A001 CC02 GG22 JJ71 KK09 LL09

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各受験者の端末装置とインターネットを
    介して接続され、各端末装置に試験問題を送信し、各端
    末装置から回答を受信するインターネット試験システム
    を用いたインターネット試験実施方法であって、 インターネット試験システムが試験問題を解読不能とな
    るように変換するステップと、 インターネット試験システムが変換後の試験問題を試験
    開始時刻以前に各端末装置に送信するステップと、 各受験者において共通である試験開始時刻に各受験者に
    対して一斉に試験問題を明らかにするステップと、 各端末装置との通信接続をインターネット試験システム
    が各端末装置に切断させるステップと、 各受験者において共通である試験終了時刻が経過するま
    での間にインターネット試験システムが各端末装置から
    回答を受信するステップとを含むことを特徴とするイン
    ターネット試験実施方法。
  2. 【請求項2】 各受験者の端末装置とインターネットを
    介して接続され、各端末装置に試験問題を送信し、各端
    末装置から回答を受信するインターネット試験システム
    であって、 試験問題を解読不能となるように変換する変換手段と、 変換後の試験問題を試験開始時刻以前に各端末装置に送
    信する変換後試験問題送信手段と、 各端末装置との通信接続を各端末装置に切断させる通信
    切断手段と、 各受験者において共通である試験終了時刻が経過するま
    での間に各端末装置から回答を受信する共通回答受信手
    段とを備えたことを特徴とするインターネット試験シス
    テム。
  3. 【請求項3】 変換後試験問題送信手段は、変換した試
    験問題を試験開始時刻以前に各端末装置に時間をずらし
    て送信することを特徴とする請求項2記載のインターネ
    ット試験システム。
  4. 【請求項4】 変換手段は、各受験者において共通であ
    る試験開始時刻に読解可能な状態になるように試験問題
    を変換することを特徴とする請求項2または請求項3記
    載のインターネット試験システム。
  5. 【請求項5】 各受験者において共通である試験開始時
    刻に各受験者に対して一斉に試験問題を明らかにする試
    験問題公開手段を備えたことを特徴とする請求項2また
    は請求項3記載のインターネット試験システム。
  6. 【請求項6】 変換手段は、所定のパスワードを入力さ
    れた場合に読解可能な状態になるように試験問題を変換
    し、試験問題公開手段は、試験開始時刻に各端末装置に
    対して所定のパスワードを送信することを特徴とする請
    求項5記載のインターネット試験システム。
  7. 【請求項7】 変換手段は、所定の復号鍵により復号化
    されるように試験問題を暗号化し、試験問題公開手段
    は、試験開始時刻に各端末装置に対して所定の復号鍵を
    送信することを特徴とする請求項5記載のインターネッ
    ト試験システム。
  8. 【請求項8】 試験結果を各端末装置に送信する試験結
    果送信手段を備えたことを特徴とする請求項2ないし請
    求項7記載のインターネット試験システム。
  9. 【請求項9】 各受験者の端末装置とインターネットを
    介して接続され、各端末装置に試験問題を送信し、各端
    末装置から回答を受信するインターネット試験システム
    を用いたインターネット試験実施方法であって、 インターネット試験システムが受験者毎に個別の試験開
    始時刻を設定し各端末装置に試験開始時刻の情報を送信
    するステップと、 一人の受験者に対する出題数より多くの試験問題をイン
    ターネット試験システムが記憶するステップと、 インターネット試験システムが事前に記憶した試験問題
    の中から一人の受験者に対する出題数分の試験問題を選
    択して受験者毎に試験問題を設定するステップと、 インターネット試験システムが受験者毎に設定した試験
    開始時刻に受験者毎に設定した試験問題を各端末装置に
    送信するステップと、 各端末装置との通信接続をインターネット試験システム
    が各端末装置に切断させるステップと、 各受験者の試験終了時刻が経過するまでの間にインター
    ネット試験システムが各端末装置から回答を受信するス
    テップとを含むことを特徴とするインターネット試験実
    施方法。
  10. 【請求項10】 各受験者の端末装置とインターネット
    を介して接続され、各端末装置に試験問題を送信し、各
    端末装置から回答を受信するインターネット試験システ
    ムであって、 受験者毎に個別の試験開始時刻を設定し各端末装置に試
    験開始時刻の情報を送信する時刻設定手段と、 一人の受験者に対する出題数より多くの試験問題を記憶
    する記憶手段と、 事前に記憶した試験問題の中から一人の受験者に対する
    出題数分の試験問題を選択して受験者毎に試験問題を設
    定する試験問題設定手段と、 受験者毎に設定した試験開始時刻に受験者毎に設定した
    試験問題を各端末装置に送信する個別試験問題送信手段
    と、 各端末装置との通信接続を各端末装置に切断させる通信
    切断手段と、 各受験者の試験終了時刻が経過するまでの間に各端末装
    置から回答を受信する個別回答受信手段とを備えたこと
    を特徴とするインターネット試験システム。
  11. 【請求項11】 記憶手段は、区分に分けて試験問題を
    記憶し、試験問題設定手段は、出題する問題を前記区分
    と同じ区分に分け区分毎に試験問題を設定することを特
    徴とする請求項10記載のインターネット試験システ
    ム。
  12. 【請求項12】 試験問題設定手段は、他の受験者へ出
    題する問題として設定された回数が少ない試験問題から
    優先的に選択することを特徴とする請求項10または請
    求項11のインターネット試験システム。
  13. 【請求項13】 試験結果を各端末装置に送信する試験
    結果送信手段を備えたことを特徴とする請求項10ない
    し請求項12記載のインターネット試験システム。
JP2000026470A 2000-02-03 2000-02-03 インターネット試験実施方法およびインターネット試験システム Pending JP2001215866A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000026470A JP2001215866A (ja) 2000-02-03 2000-02-03 インターネット試験実施方法およびインターネット試験システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000026470A JP2001215866A (ja) 2000-02-03 2000-02-03 インターネット試験実施方法およびインターネット試験システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001215866A true JP2001215866A (ja) 2001-08-10

Family

ID=18552200

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000026470A Pending JP2001215866A (ja) 2000-02-03 2000-02-03 インターネット試験実施方法およびインターネット試験システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001215866A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006043493A1 (ja) * 2004-10-19 2006-04-27 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 個別試験実施装置
JP2015072685A (ja) * 2013-09-24 2015-04-16 シカゴ マーカンタイル エクスチェンジ,インク.Chicago Mercantile Exchange, Inc. 取引所供給市場データのセキュアな解禁時間制限
CN105528931A (zh) * 2016-01-18 2016-04-27 浙江工商大学 Spoc平台中基于同学参与的分段累加式习题数据库构建方法及系统
CN108281053A (zh) * 2018-01-25 2018-07-13 链家网(北京)科技有限公司 一种专业技能考核的方法及装置
JP2018113024A (ja) * 2016-12-01 2018-07-19 タタ・コンサルタンシー・サーヴィシズ・リミテッド コンピュータベースの評価分配および印刷のためのシステムおよび方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10288941A (ja) * 1997-04-14 1998-10-27 Net Biretsuji Kk インターネット試験システム
JPH1127252A (ja) * 1997-07-07 1999-01-29 Hitachi Ltd 鍵管理システム、鍵管理装置、情報暗号化装置、情報復号化装置、およびプログラムを記憶した記憶媒体

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10288941A (ja) * 1997-04-14 1998-10-27 Net Biretsuji Kk インターネット試験システム
JPH1127252A (ja) * 1997-07-07 1999-01-29 Hitachi Ltd 鍵管理システム、鍵管理装置、情報暗号化装置、情報復号化装置、およびプログラムを記憶した記憶媒体

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006043493A1 (ja) * 2004-10-19 2006-04-27 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 個別試験実施装置
JPWO2006043493A1 (ja) * 2004-10-19 2008-05-22 松下電器産業株式会社 個別試験実施装置
US7780452B2 (en) 2004-10-19 2010-08-24 Panasonic Corporation Individual examination execution device
JP4659756B2 (ja) * 2004-10-19 2011-03-30 パナソニック株式会社 個別試験実施装置
JP2015072685A (ja) * 2013-09-24 2015-04-16 シカゴ マーカンタイル エクスチェンジ,インク.Chicago Mercantile Exchange, Inc. 取引所供給市場データのセキュアな解禁時間制限
JP2019215914A (ja) * 2013-09-24 2019-12-19 シカゴ マーカンタイル エクスチェンジ,インク.Chicago Mercantile Exchange, Inc. 取引所供給市場データのセキュアな解禁時間制限
CN105528931A (zh) * 2016-01-18 2016-04-27 浙江工商大学 Spoc平台中基于同学参与的分段累加式习题数据库构建方法及系统
JP2018113024A (ja) * 2016-12-01 2018-07-19 タタ・コンサルタンシー・サーヴィシズ・リミテッド コンピュータベースの評価分配および印刷のためのシステムおよび方法
JP7246131B2 (ja) 2016-12-01 2023-03-27 タタ・コンサルタンシー・サーヴィシズ・リミテッド コンピュータベースの評価分配および印刷のためのシステムおよび方法
CN108281053A (zh) * 2018-01-25 2018-07-13 链家网(北京)科技有限公司 一种专业技能考核的方法及装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI233732B (en) Collaboration server, collaboration system, and session management method
Baer et al. Obtaining sensitive data through the Web: an example of design and methods
US20120136678A1 (en) System of Managing Healthcare Information and its Communication and Centralized Searching of Non-Centralized Data to Allow for Patient Control, Choice, and Empowerment
CN108650289B (zh) 一种基于区块链的管理数据的方法和装置
CN102098162A (zh) 一种基于安全令牌的运维安全管理方法
JP2011081024A (ja) 情報共有システム
JPWO2002044973A1 (ja) データ検証支援サーバー
JP5494020B2 (ja) 医療連携システム
JP2008152595A (ja) 保険金請求事務代行システム
CN110599384A (zh) 组织关系的转移方法、装置、设备及存储介质
JP2001215866A (ja) インターネット試験実施方法およびインターネット試験システム
JPH1153668A (ja) 災害時情報システム
JP6338239B2 (ja) 通信端末における履歴管理システム
EP4270365A1 (en) Data file encoding transmision/reception system, and data file encoding transmission/reception method
JPH10154182A (ja) 問い合わせ回答方法及びシステム
Gunter et al. Design of an application-level security infrastructure
KR20000024145A (ko) 인터넷을 통한 온라인 자격시험 원서접수 시스템 및 방법
JP4846624B2 (ja) 認証代理装置、認証代理方法、及び認証代理プログラム
US20240054590A1 (en) Information processing device, method, and program
JP2004013865A (ja) 連想記憶による本人認証方法
Tulu et al. Implementing digital signatures for healthcare enterprises: the case of online disability evaluation reports
JP2002056108A (ja) 受験業務処理システム
US20220343018A1 (en) Method for providing a privacy-enabled service to users
Just et al. Meeting the challenges of Canada’s Secure Delivery of e-Government Services
JP2008226201A (ja) 仲介システム、プログラム、及び記憶媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050118

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050524