JPH1153668A - 災害時情報システム - Google Patents

災害時情報システム

Info

Publication number
JPH1153668A
JPH1153668A JP9206177A JP20617797A JPH1153668A JP H1153668 A JPH1153668 A JP H1153668A JP 9206177 A JP9206177 A JP 9206177A JP 20617797 A JP20617797 A JP 20617797A JP H1153668 A JPH1153668 A JP H1153668A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
personal information
input terminal
disaster
person
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9206177A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Nishida
廣治 西田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
FFC Ltd
Original Assignee
FFC Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by FFC Ltd filed Critical FFC Ltd
Priority to JP9206177A priority Critical patent/JPH1153668A/ja
Publication of JPH1153668A publication Critical patent/JPH1153668A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Alarm Systems (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)
  • Storage Device Security (AREA)
  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 災害発生の際に、救助活動や復旧活動を適切
かつ早急に行うために必要な個人情報を好適に提供する
ことのできる災害時情報システムを提供する。 【解決手段】 個人に関する個人情報として、少なくと
も医療に必要な身体情報および住所または居所に関する
所在情報を入力して暗号化する入力端末と、入力端末で
暗号化された個人情報を登録する個人情報登録装置と、
を接続し、災害発生の際に、個人情報登録装置に登録さ
れている個人情報を特定者に復号化して提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術の分野】本発明は、災害発生の際
に、あらかじめ登録した個人情報を、その利用適格を有
する特定者に提供する災害時情報システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、個人に関する情報として、病院の
カルテに記載される医療情報や自己所有の金銭の額に関
する金額情報、住所または居所の建物の間取り図や緊急
連絡先などは、その多くが紙面や狭域内に設けられたデ
ータベースなどに記録され、それぞれ独立に管理されて
いた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来、災害
発生の際には、これら個人情報を利用することにより、
医療活動に従事する医師や救護活動に従事する救護員ま
たは消防要員などが適切に救助活動を行えたり、本人ま
たはその家族等が早急に復旧活動を行えたりすることが
望まれていた。
【0004】しかしながら、病院のカルテに記載される
医療情報や自己所有の金銭の額に関する金額情報などの
個人情報は、病院内や銀行間でのみ利用が限定されたデ
ータベースにより管理されており、しかも、個人情報を
利用する権限を有する者でなければ、例え家族等であっ
ても利用することができない場合があった。
【0005】また、情報が統括して管理されていないた
め、医療活動に従事する医師や救護活動に従事する救急
要員または消防要員、本人や家族等は、必要な情報ごと
に、その情報があるところまで赴かなければ、これを得
ることができなかった。
【0006】そこで、本発明は、このような従来の問題
を解決することを課題としており、災害発生の際に、救
助活動や復旧活動を適切かつ早急に行うために必要な個
人情報を好適に提供することのできる災害時情報システ
ムを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る請求項1記載の災害時情報システム
は、個人に関する個人情報として、医療行為に必要な身
体情報および住所または居所に関する所在情報を少なく
とも入力して暗号化する入力端末と、前記入力端末で暗
号化された前記個人情報を登録する個人情報登録装置
と、を接続し、災害発生の際に、前記個人情報登録装置
に登録されている前記個人情報を特定者に復号化して提
供する。
【0008】このような構成であれば、災害が発生して
いない通常のときには、本人、家族等、医師、公営機関
または建築業者などが入力端末を利用し、医療情報や所
在情報などの個人情報を入力する。そうすると、入力端
末では、入力された個人情報が暗号化されて個人情報登
録装置に送信される。個人情報登録装置では、入力端末
から送信された個人情報が登録される。
【0009】一方、災害が発生したときには、個人情報
を利用する適格を有する特定者が入力端末を利用し、個
人情報の提供を要求する。そうすると、入力端末では、
特定者からの要求に応じて、個人情報登録装置に対して
個人情報の提供が要求される。個人情報登録装置では、
個人情報の提供を要求している者が特定者であると確認
されたときに、登録されている個人情報が入力端末に提
供される。そして、このとき、提供される個人情報は、
入力端末または個人情報登録装置で復号化されて特定者
に提供される。
【0010】なお、災害が発生していない通常のときに
限らず、いかなるときであっても、個人情報を入力端末
に入力して個人情報登録装置に登録するようにしてもよ
いし、災害が発生していない通常のときにのみ、個人情
報を入力端末に入力して個人情報登録装置に登録するよ
うにしてもよい。
【0011】この請求項1記載の発明において、身体情
報とは、医療行為に必要な情報であって、例えば、病院
のカルテに記載される情報である。また、所在情報と
は、住所または居所に関する情報であって、例えば、住
所若しくは居所そのもの、住所若しくは居所に係る電話
番号、住所若しくは居所に係る建物の間取り図、住所若
しくは居所を含む周辺の地図、または緊急連絡先であ
る。さらに、特定者とは、個人情報を利用する適格を有
する者であって、例えば、本人若しくは家族等、また
は、災害発生の際に、医療活動に従事する医師、救護活
動に従事する救護員、国若しくは救助活動を指揮する地
方自治体の責任者である。
【0012】また、本発明に係る請求項2記載の災害時
情報システムは、個人に関する個人情報として、医療行
為に必要な身体情報および住所または居所に関する所在
情報を少なくとも入力するための入力端末と、前記入力
端末で入力された前記個人情報を登録する個人情報登録
装置と、をネットワークに接続し、前記入力端末は、入
力された前記個人情報を特定の暗号キーで暗号化する暗
号化処理と、前記暗号化処理により暗号化された前記個
人情報を前記個人情報登録装置に送信する送信処理と、
を実行し、かつ、前記個人情報を利用する適格を有する
特定者の要求に応じて前記個人情報登録装置から前記個
人情報を取得する取得処理と、前記取得処理により取得
された前記個人情報を前記特定の暗号キーに対応する特
定の復号キーで復号化する復号化処理と、を実行し、前
記個人情報登録装置は、前記入力端末から送信された前
記個人情報を登録する登録処理と、災害発生の際に前記
入力端末からの要求に応じて前記登録処理により登録さ
れた前記個人情報を前記入力端末に提供する提供処理
と、を実行する。
【0013】このような構成であれば、災害が発生して
いない通常のときには、本人、家族等、医師、公営機関
または建築業者などが入力端末を利用し、医療情報や所
在情報などの個人情報を入力する。そうすると、入力端
末では、暗号化処理により、入力された個人情報が特定
の暗号キーで暗号化され、送信処理により、暗号化され
た個人情報が個人情報登録装置に送信される。個人情報
登録装置では、登録処理により、入力端末から送信され
た個人情報が登録される。
【0014】一方、災害が発生したときには、個人情報
を利用する適格を有する特定者が入力端末を利用し、個
人情報の提供を要求する。そうすると、入力端末では、
特定者からの要求に応じて、取得処理により、個人情報
登録装置に対して個人情報の提供が要求される。個人情
報登録装置では、個人情報の提供を要求している者が特
定者であると確認されたときに、提供処理により、登録
されている個人情報が入力端末に提供される。そして、
入力端末では、取得処理により、個人情報登録装置から
個人情報が取得され、復号化処理により、取得された個
人情報が特定の復号キーで復号化される。これにより、
個人情報が特定者に提供される。
【0015】この請求項2記載の発明において、暗号キ
ーとは、データを暗号化しようとするアルゴリズムを決
定するための動機付けとなるものである。また、暗号キ
ーと対応する復号キーとは、暗号化されているデータを
復号化しようとするアルゴリズムを決定するための動機
付けとなるものであって、暗号キーとデータを正常に復
元するために必要な所定の因果関係を有するものであ
る。これらには、データを暗号化するとき、または、暗
号化データを復号化するときに設定するパスワードや、
パスワードを要しない暗号化または復号化アルゴリズム
であれば、そのアルゴリズムそのものをも含むものであ
る。
【0016】したがって、この請求項2記載の発明にお
いて、復号化とは、暗号化データの暗号キーと上記所定
の因果関係を有している復号キーに基づいて、暗号化デ
ータを元のデータに正常に復元することであって、その
暗号キーと上記所定の因果関係を有していない復号キー
に基づいて、元のデータ以外のものを生成することは含
まないものである。
【0017】さらに、本発明に係る請求項3記載の災害
時情報システムは、請求項2記載の災害時情報システム
において、前記個人情報を送信しようとする先が前記個
人情報登録装置であるか否かを認証するための第1の認
証装置を前記ネットワークに接続し、前記入力端末は、
前記第1の認証装置を利用し、前記個人情報を送信しよ
うとする先が前記個人情報登録装置であると認証したと
きに、前記送信処理を実行する。
【0018】このような構成であれば、入力端末では、
入力された個人情報が暗号化されると、第1の認証装置
が利用され、個人情報を送信しようとする先が個人情報
登録装置であるか否かが認証される。そして、送信しよ
うとする先が個人情報登録装置であると認証されたとき
に、送信処理により、暗号化した個人情報が個人情報登
録装置に送信される。
【0019】この場合において、個人情報登録装置を認
証するには、例えば、第1の認証装置にあらかじめ正当
な個人情報登録装置であることを示すための公開鍵を登
録しておき、個人情報登録装置が登録してある公開鍵に
対応する秘密鍵で認証情報を暗号化して入力端末に送信
する。入力端末では、個人情報登録装置から認証情報を
受信したときに、第1の認証装置から登録してある個人
情報登録装置の公開鍵を取得し、その公開鍵で送信され
た認証情報を復号化し、正常に復号化することができる
か否かを判定するようにすればよい。
【0020】個人に関する個人情報は、プライバシーに
係わる情報であるため、厳重にその機密を保護しなけれ
ばならない。入力端末と個人情報登録装置とが専用回線
で接続されているような場合には特に問題はないが、イ
ンターネットなど複数のコンピュータが接続されている
ようなネットワークにこれらを接続するような場合に
は、入力端末が誤って異なるコンピュータに個人情報を
送信してしまうおそれがある。そこで、上記のように、
入力端末で、送信しようとする先が個人情報登録装置で
あるか否かを認証してから個人情報を送信するようにす
れば、個人情報が漏洩する可能性を低減することができ
る。
【0021】さらに、本発明に係る請求項4記載の災害
時情報システムは、請求項1、2または3記載の災害時
情報システムにおいて、前記個人情報には、前記個人の
安否に関する安否情報が含まれている。
【0022】さらに、本発明に係る請求項5記載の災害
時情報システムは、請求項2、3または4記載の災害時
情報システムにおいて、前記個人と特定の関係を有する
関係者の公開鍵を登録した第2の認証装置を前記ネット
ワークに接続し、前記入力端末は、前記取得処理を実行
する際に、前記関係者から入力された前記公開鍵に対応
する秘密鍵で暗号化した認証情報を前記個人情報登録装
置に送信し、前記個人情報登録装置から前記個人情報を
取得したときに、前記個人情報を前記秘密鍵で復号化
し、前記個人情報登録装置は、前記入力端末から前記認
証情報が送信された場合に、前記第2の認証装置から前
記関係者の前記公開鍵を取得し、取得した前記公開鍵で
前記認証情報を復号化し、前記認証情報が正常に復号化
されたときに、前記個人情報を前記公開鍵で暗号化して
前記入力端末に提供する。
【0023】このような構成であれば、個人と特定の関
係を有する家族等の関係者が個人情報を取得しようとす
るには、関係者が入力端末を利用し、個人情報の提供を
要求する。そうすると、入力端末では、関係者から入力
された秘密鍵で認証情報が暗号化され、暗号化された認
証情報が個人情報登録装置に送信される。個人情報登録
装置では、個人情報の提供を要求した者の公開鍵が第2
の認証装置から取得され、送信された認証情報が取得さ
れた公開鍵で復号化される。このとき、認証情報が正常
に復号化されると、個人情報の提供を要求した者が個人
情報を利用する適格を有する関係者であるものと判定さ
れ、該当する個人情報が公開鍵で暗号化され、入力端末
に提供される。入力端末では、認証情報を暗号化したと
きと同一の秘密鍵で提供された個人情報が復号化され
る。これにより、個人情報が関係者に提供される。
【0024】さらに、本発明に係る請求項6記載の災害
時情報システムは、請求項5記載の災害時情報システム
において、前記関係者の金銭の額を管理する金額管理装
置を前記ネットワークに接続し、前記入力端末は、災害
発生の際に、前記関係者の要求に応じて前記金額管理装
置で管理されている前記関係者の金銭の額を義援金とし
て提供する。
【0025】このような構成であれば、災害が発生した
ときに、関係者が被災地に義援金を提供しようとするに
は、関係者が入力端末を利用し、義援金を提供すること
を要求する。そうすると、入力端末では、関係者からの
要求に応じて、金額管理装置に対して義援金の支払いが
要求される。金額管理装置では、義援金の支払いが要求
されると、支払いを要求した関係者が所有する金銭の額
が義援金として提供される。
【0026】従来、義援金を提供しようとする者は、銀
行や郵便局などを利用して義援金を被災地に提供してい
た。しかし、銀行や郵便局などに赴くために労力を要し
たり、またそこでの手続きが必要であったりすることな
どが義援金を提供しようとする者を億劫にさせてしま
い、積極的な義援活動が行われているとは言いがたかっ
た。そこで、このように入力端末を利用することによ
り、簡単に義援金を提供できるようにすれば、多大な義
援金の提供が期待され、支援活動が有効に行われること
が期待される。
【0027】この請求項5記載の発明において、金額管
理装置で管理される金銭の額とは、例えば、銀行の口座
等で管理されるキャッシュ情報やクレジット情報であ
る。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施の形態
を図面を参照しながら説明する。図1は、本発明に係る
災害時情報システムによる第1の実施の形態を示すブロ
ック図である。
【0029】この第1の実施の形態は、本発明に係る災
害時情報システムを、図1に示すように、各地に設置さ
れた入力端末と、情報登録サーバと、認証サーバと、を
ネットワークに接続し、各入力端末で個人に関する個人
情報を入力するとともに、災害発生の際に、登録されて
いる個人情報を利用するのに適用したものである。
【0030】図中、個人情報を入力し且つ災害発生の際
に個人情報を利用するための入力端末1a〜1cと、入
力端末1a〜1cで入力された個人情報を登録し且つ災
害発生の際に登録した個人情報を入力端末1a〜1cに
提供する情報登録サーバ2と、入力端末1a〜1cおよ
び情報登録サーバ2間で送受信されるデータを認証する
ための認証サーバ3とは、データを伝送するためのデー
タ伝送路4で相互に接続されている。
【0031】入力端末1a〜1c、情報登録サーバ2お
よび認証サーバ3は、図2に示すように、同一機能を有
して構成されており、演算およびシステム全体を制御す
る演算処理装置5と、データの読み出しおよび書き込み
が可能な主記憶装置6および補助記憶装置7と、外部か
らのデータ入力が可能なヒューマンインターフェースと
してのキーボード8と、キーボード8および外部とのデ
ータの入出力を行うインターフェース部9と、主記憶装
置6の特定領域に格納されているデータを画像信号に変
換して出力するCRT制御装置10と、CRT制御装置
10から出力された画像信号を画面に表示するCRT1
1と、で構成されており、演算処理装置5、主記憶装置
6、補助記憶装置7およびインターフェース部9は、デ
ータを伝送するための信号線であるバスで相互に接続さ
れている。
【0032】主記憶装置6は、あらかじめ演算処理装置
5の制御プログラム等が格納されているROMと、補助
記憶装置7から読み込んだデータおよび演算処理装置5
の演算過程で必要な演算結果を格納するRAMと、CR
T11に表示するための表示データを蓄積するVRAM
と、で構成されている。なお、VRAMは、演算処理装
置5とCRT制御装置10とで独立に、かつ、相互にア
クセスが可能となっている。
【0033】補助記憶装置7は、FDDまたはHDD等
の不揮発性記憶媒体からなっている。そして、情報登録
サーバ2の補助記憶装置7には、図3に示すように、入
力端末1a〜1cから送信される個人情報が格納される
ようになっている。この場合に、個人情報は、個人情報
に係る者の名前と、医療に必要な身体情報と、住所およ
び居所やその電話番号などの連絡先情報と、住所および
居所に係る建物の間取り図などの建物構造情報と、から
なっている。また、認証サーバ3の補助記憶装置7に
は、図4に示すように、情報登録サーバ2に登録されて
いる個人情報に係る者の名前と、その公開鍵と、が格納
されるようになっている。
【0034】CRT制御装置10は、主記憶装置6のV
RAMに格納されているデータを先頭アドレスから所定
周期で順次読み出し、読み出したデータを画像信号に変
換してCRT11に出力するように構成されている。
【0035】入力端末1a〜1cの演算処理装置5は、
マイクロプロセッシングユニットMPU等からなり、個
人情報を入力しようとするときには、主記憶装置6のR
OMの所定領域に格納されている所定のプログラムを起
動させ、図5(a)のフローチャートに示す処理を実行
し、災害発生の際に、情報登録サーバ2に登録されてい
る個人情報を利用しようとするときには、図5(b)の
フローチャートに示す処理を実行するようになってい
る。
【0036】つまり、入力端末1a〜1cの演算処理装
置5で、個人情報を入力しようとするときに実行される
処理は、次のように構成されている。まず、図5(a)
に示すように、ステップS1に移行して、個人情報をキ
ーボード8より入力し、ステップS2に移行して、入力
した個人情報に係る者の公開鍵をキーボード8より入力
し、ステップS3に移行して、入力した個人情報に係る
者の公開鍵で個人情報を暗号化し、ステップS4に移行
するようになっている。
【0037】ステップS4では、情報登録サーバ2より
認証情報を取得し、ステップS5に移行して、認証サー
バ3より情報登録サーバ2の公開鍵を取得し、ステップ
S6に移行して、取得した情報登録サーバ2の公開鍵で
認証情報を復号化し、ステップS7に移行するようにな
っている。なお、ステップS4で、情報登録サーバ2よ
り取得する認証情報は、情報登録サーバ2の秘密鍵で暗
号化されている。
【0038】ステップS7では、認証情報が正常に復号
化されたか否かを判定し、正常に復号化されたと判定さ
れたときには、ステップS8に移行して、そうでないと
判定されたときには、ステップS4に移行するようにな
っている。ここで、取得される認証情報は、あらかじめ
設定した所定の書式に基づいて作成されたものであり、
正常に復号化されたか否かを判定するには、復号化した
結果、所定の書式が検出されるか否かによって行うよう
になっている。
【0039】ステップS8では、暗号化した個人情報を
情報登録サーバ2に送信し、一連の処理を終了するよう
になっている。また、入力端末1a〜1cの演算処理装
置5で、災害発生の際に、情報登録サーバ2に登録され
ている個人情報を利用しようとするときに実行される処
理は、次のように構成されている。まず、図5(b)に
示すように、ステップS11に移行して、要求する個人
情報に係る者の名前をキーボード8より入力し、ステッ
プS12に移行して、要求する個人情報に係る者の秘密
鍵をキーボード8より入力し、ステップS13に移行し
て、要求する個人情報に係る者の秘密鍵で認証情報を暗
号化し、ステップS14に移行するようになっている。
【0040】ステップS14では、暗号化した認証情報
を情報登録サーバ2に送信し、ステップS15に移行し
て、情報登録サーバ2より個人情報を受信したか否かを
判定し、受信したと判定されたときには、ステップS1
6に移行して、要求する個人情報に係る者の秘密鍵で受
信した個人情報を復号化し、ステップS17に移行し
て、復号化した個人情報をCRT11に表示し、一連の
処理を終了するようになっている。
【0041】一方、ステップS15で、情報登録サーバ
2より個人情報を受信しないと判定されたときには、ス
テップS18に移行して、所定のエラー処理を実行し、
一連の処理を終了するようになっている。
【0042】また一方、情報登録サーバ2の演算処理装
置5は、マイクロプロセッシングユニットMPU等から
なり、入力端末1a〜1cより個人情報の登録が要求さ
れたときには、主記憶装置6のROMの所定領域に格納
されている所定のプログラムを起動させ、図6(a)の
フローチャートに示す処理を実行し、災害発生の際に、
入力端末1a〜1cより個人情報の提供が要求されたと
きには、図6(b)のフローチャートに示す処理を実行
するようになっている。
【0043】つまり、情報登録サーバ2の演算処理装置
5で、入力端末1a〜1cより個人情報の登録が要求さ
れたときに実行される処理は、次のように構成されてい
る。まず、図6(a)に示すように、ステップS21に
移行して、情報登録サーバ2の秘密鍵で認証情報を暗号
化し、ステップS22に移行して、暗号化した認証情報
を登録要求のあった入力端末1a〜1cに送信し、ステ
ップS23に移行するようになっている。
【0044】ステップS23では、登録要求のあった入
力端末1a〜1cより個人情報を受信したか否かを判定
し、受信したと判定されたときには、ステップS24に
移行して、受信した個人情報を補助記憶装置7の所定領
域に登録し、一連の処理を終了するようになっている。
【0045】一方、ステップS23で、登録要求のあっ
た入力端末1a〜1cより個人情報を受信しないと判定
されたときには、ステップS25に移行して、所定のエ
ラー処理を実行し、一連の処理を終了するようになって
いる。
【0046】また、情報登録サーバ2の演算処理装置5
で、災害発生の際に、入力端末1a〜1cより個人情報
の提供が要求されたときに実行される処理は、次のよう
に構成されている。まず、図6(b)に示すように、ス
テップS31に移行して、入力端末1a〜1cより送信
される認証情報を受信し、ステップS32に移行して、
要求のあった個人情報に係る者の公開鍵を認証サーバ3
より取得し、ステップS33に移行するようになってい
る。
【0047】ステップS33では、要求のあった個人情
報に係る者の公開鍵で認証情報を復号化し、ステップS
34に移行して、認証情報が正常に復号化されたか否か
を判定し、正常に復号化されたと判定されたときには、
ステップS35に移行して、該当する個人情報を要求の
あった入力端末1a〜1cに送信し、一連の処理を終了
するようになっている。
【0048】一方、ステップS34で、認証情報が正常
に復号化されないと判定されたときには、ステップS3
6に移行して、所定のエラー処理を実行し、一連の処理
を終了するようになっている。
【0049】また一方、認証サーバ3の演算処理装置5
は、マイクロプロセッシングユニットMPU等からな
り、入力端末1a〜1cおよび情報登録サーバ2より公
開鍵の提供要求がされたときには、主記憶装置6のRO
Mの所定領域に格納されている所定のプログラムを起動
させ、要求のあった個人情報に係る者の名前に該当する
公開鍵を補助記憶装置7から読み込み、要求のあった入
力端末1a〜1cまたは情報登録サーバ2に送信するよ
うになっている。
【0050】次に、上記第1の実施の形態の動作を図面
を参照しながら説明する。始めに、災害が発生していな
い通常のときに、本人、家族等、医師、公営機関または
建築業者などがいずれかの入力端末1a〜1cを利用
し、個人情報を情報登録サーバ2に登録する場合につい
て説明する。
【0051】まず、本人、家族等、医師、公営機関また
は建築業者などが個人情報を情報登録サーバ2に登録し
ようとするには、各地に設置されているいずれかの入力
端末1a〜1c、例えば入力端末1aを利用し、個人情
報に係る者の名前、身体情報、連絡先情報または建物構
造情報などの個人情報を入力するとともに、個人情報に
係る者の公開鍵を入力する。
【0052】そうすると、入力端末1aでは、入力され
た個人情報が暗号化され、ステップS4からS7までを
経て、個人情報を送信しようとする先が情報登録サーバ
2であるか否かが認証され、送信しようとする先が情報
登録サーバ2であると認証されたときに、暗号化された
個人情報が情報登録サーバ2に送信される。
【0053】情報登録サーバ2では、入力端末1aより
個人情報が送信されると、補助記憶装置7にその個人情
報が登録される。このとき、暗号化された個人情報は、
図3に示すように、名前、身体情報、連絡先情報および
建物構造情報のフィールドに区分され、個人情報ごとに
1レコードとして登録される。
【0054】なお、入力端末1aでは、個人情報を送信
しようとする先が情報登録サーバ2でないと認証された
ときには、情報登録サーバ2であると認証されるまで、
ネットワークに接続されたコンピュータに対して認証を
実行し続ける。また、情報登録サーバ2では、入力端末
1aより個人情報の登録要求があったにもかかわらず、
入力端末1aより個人情報が送信されないときには、エ
ラー処理が実行される。
【0055】その次に、災害が発生した際に、本人若し
くは家族等、または、医療活動に従事する医師、救護活
動に従事する救護員、国若しくは救助活動を指揮する地
方自治体の責任者などの個人情報を利用する適格を有す
る者(以下、特定者と称する)が、情報登録サーバ2に
登録されている個人情報を救助活動等のために利用しよ
うとする場合について説明する。
【0056】まず、特定者が情報登録サーバ2に登録さ
れている個人情報を利用するには、各地に設置されてい
るいずれかの入力端末1a〜1c、例えば入力端末1b
を利用し、利用しようとする個人情報に係る者の名前を
入力するとともに、利用しようとする個人情報に係る者
の秘密鍵を入力する。
【0057】そうすると、入力端末1bでは、情報登録
サーバ2に個人情報の提供が要求されるとともに、ステ
ップS13,S14を経て、入力された秘密鍵に基づい
て、情報登録サーバ2に対して個人情報を利用しようと
する者が特定者であることが証明される。
【0058】情報登録サーバ2では、ステップS31か
らS34までを経て、個人情報を利用しようとする者が
特定者であると認証されると、該当する個人情報が入力
端末1bに送信される。
【0059】入力端末1bでは、情報登録サーバ2より
個人情報が送信されると、個人情報に係る者の秘密鍵で
その個人情報が復号化され、CRT制御装置10により
CRT11に表示される。
【0060】なお、情報登録サーバ2では、個人情報を
利用しようとする者が特定者でないと認証されたときに
は、その旨が入力端末1bに送信される。入力端末1b
では、これを受信すると、エラー処理が実行される。
【0061】このようにして、個人情報を入力して暗号
化する入力端末1a〜1cと、入力端末1a〜1cで暗
号化された個人情報を登録する情報登録サーバ2と、を
接続し、災害発生の際に、情報登録サーバ2に登録され
ている個人情報を特定者に復号化して提供するようにし
たから、救助活動や復旧活動を適切かつ早急に行うため
に必要な個人情報を好適に提供することができ、しか
も、個人情報が漏洩する可能性を低減することができ
る。
【0062】特に、入力端末1a〜1cでは、入力され
た個人情報をその個人情報に係る者の公開鍵で暗号化
し、暗号化した個人情報を情報登録サーバ2に送信する
ようにし、かつ、特定者の要求に応じて情報登録サーバ
2から個人情報を取得し、取得した個人情報をその個人
情報に係る者の秘密鍵で復号化するようにし、情報登録
サーバ2では、入力端末1a〜1cから送信された個人
情報を登録し、災害発生の際に、入力端末1a〜1cか
らの要求に応じて登録されている個人情報を入力端末1
a〜1cに提供するようにしたから、救助活動や復旧活
動を適切かつ早急に行うために必要な個人情報をより好
適に提供することができ、しかも、個人情報が漏洩する
可能性をより低減することができる。
【0063】また、個人情報を送信しようとする先が情
報登録サーバ2であるか否かを認証するための認証サー
バ3を前記ネットワークに接続し、入力端末1a〜1c
では、認証サーバ3を利用し、個人情報を送信しようと
する先が情報登録サーバ2であると認証したときに、個
人情報を送信するようにしたから、入力端末1a〜1c
から情報登録サーバ2に個人情報を確実に送信すること
ができ、個人情報が漏洩する可能性をさらに低減するこ
とができる。
【0064】さらに、災害発生の際に、情報登録サーバ
2に登録されている個人情報を利用しようとするとき
に、入力端末1a〜1cと情報登録サーバ2とで、個人
情報を利用しようとする者が特定者であるか否かを認証
するようにしたら、特定者以外の者に個人情報が誤って
提供される可能性を低減することができ、個人情報が漏
洩する可能性をさらに低減することができる。
【0065】次に、本発明の第2の実施の形態を説明す
る。この第2の実施の形態は、本発明に係る災害時情報
システムを、図1に示すように、各地に設置された入力
端末と、情報登録サーバと、認証サーバと、をネットワ
ークに接続し、災害発生の際に、各入力端末で個人情報
として個人の安否に関する安否情報を入力する一方で、
登録されている安否情報を家族等が利用するのに適用し
たものであって、上記第1の実施の形態と同一に構成さ
れている。
【0066】認証サーバ3は、情報登録サーバ2に登録
されている個人情報に係る者と特定の関係を有する家族
等の関係者の公開鍵を登録するようになっている。入力
端末1a〜1cの演算処理装置5は、安否情報を入力し
ようとするときには、図7(a)のフローチャートに示
す処理を実行し、災害発生の際に、情報登録サーバ2に
登録されている安否情報を利用しようとするときには、
図7(b)のフローチャートに示す処理を実行するよう
になっている。
【0067】つまり、入力端末1a〜1cの演算処理装
置5で、安否情報を入力しようとするときに実行される
処理は、次のように構成されている。まず、図7(a)
に示すように、ステップS41に移行して、安否情報を
キーボード8より入力し、ステップS42に移行して、
情報登録サーバ2より認証情報を取得し、ステップS4
3に移行するようになっている。
【0068】ステップS43では、認証サーバ3より情
報登録サーバ2の公開鍵を取得し、ステップS44に移
行して、取得した情報登録サーバ2の公開鍵で認証情報
を復号化し、ステップS45に移行して、認証情報が正
常に復号化されたか否かを判定し、正常に復号化された
と判定されたときには、ステップS46に移行して、そ
うでないと判定されたときには、ステップS42に移行
するようになっている。
【0069】ステップS46では、安否情報を情報登録
サーバ2に送信し、一連の処理を終了するようになって
いる。また、入力端末1a〜1cの演算処理装置5で、
災害発生の際に、情報登録サーバ2に登録されている安
否情報を利用しようとするときに実行される処理は、次
のように構成されている。まず、図7(b)に示すよう
に、ステップS51に移行して、要求する安否情報に係
る者の名前をキーボード8より入力し、ステップS52
に移行して、安否情報を要求する者の秘密鍵をキーボー
ド8より入力し、ステップS53に移行して、安否情報
を要求する者の秘密鍵で認証情報を暗号化し、ステップ
S54に移行するようになっている。
【0070】ステップS54では、暗号化した認証情報
を情報登録サーバ2に送信し、ステップS55に移行し
て、情報登録サーバ2より安否情報を受信したか否かを
判定し、受信したと判定されたときには、ステップS5
6に移行して、安否情報を要求する者の秘密鍵で受信し
た安否情報を復号化し、ステップS57に移行して、復
号化した安否情報をCRT11に表示し、一連の処理を
終了するようになっている。
【0071】一方、ステップS55で、情報登録サーバ
2より安否情報を受信しないと判定されたときには、ス
テップS58に移行して、所定のエラー処理を実行し、
一連の処理を終了するようになっている。
【0072】また一方、情報登録サーバ2の演算処理装
置5は、入力端末1a〜1cより安否情報の登録が要求
されたときには、図8(a)のフローチャートに示す処
理を実行し、災害発生の際に、入力端末1a〜1cより
安否情報の提供が要求されたときには、図8(b)のフ
ローチャートに示す処理を実行するようになっている。
【0073】つまり、情報登録サーバ2の演算処理装置
5で、入力端末1a〜1cより安否情報の登録が要求さ
れたときに実行される処理は、次のように構成されてい
る。まず、図8(a)に示すように、ステップS61に
移行して、情報登録サーバ2の秘密鍵で認証情報を暗号
化し、ステップS62に移行して、暗号化した認証情報
を登録要求のあった入力端末1a〜1cに送信し、ステ
ップS63に移行するようになっている。
【0074】ステップS63では、登録要求のあった入
力端末1a〜1cより安否情報を受信したか否かを判定
し、受信したと判定されたときには、ステップS64に
移行して、受信した安否情報を補助記憶装置7の所定領
域に登録し、一連の処理を終了するようになっている。
【0075】一方、ステップS63で、登録要求のあっ
た入力端末1a〜1cより安否情報を受信しないと判定
されたときには、ステップS65に移行して、所定のエ
ラー処理を実行し、一連の処理を終了するようになって
いる。
【0076】また、情報登録サーバ2の演算処理装置5
で、災害発生の際に、入力端末1a〜1cより安否情報
の提供が要求されたときに実行される処理は、次のよう
に構成されている。まず、図8(b)に示すように、ス
テップS71に移行して、入力端末1a〜1cより送信
される認証情報を受信し、ステップS72に移行して、
要求のあった者の公開鍵を認証サーバ3より取得し、ス
テップS73に移行するようになっている。
【0077】ステップS73では、要求のあった者の公
開鍵で認証情報を復号化し、ステップS74に移行し
て、認証情報が正常に復号化されたか否かを判定し、正
常に復号化されたと判定されたときには、ステップS7
5に移行して、該当する安否情報を要求のあった者の公
開鍵で暗号化し、ステップS76に移行して、暗号化し
た安否情報を要求のあった入力端末1a〜1cに送信
し、一連の処理を終了するようになっている。
【0078】一方、ステップS74で、認証情報が正常
に復号化されないと判定されたときには、ステップS7
7に移行して、所定のエラー処理を実行し、一連の処理
を終了するようになっている。
【0079】次に、上記第2の実施の形態の動作を図面
を参照しながら説明する。始めに、災害が発生した際
に、本人、医師または公営機関などがいずれかの入力端
末1a〜1cを利用し、安否情報を情報登録サーバ2に
登録する場合について説明する。
【0080】まず、本人、医師または公営機関などが安
否情報を情報登録サーバ2に登録しようとするには、各
地に設置されているいずれかの入力端末1a〜1c、例
えば入力端末1aを利用し、安否情報を入力する。
【0081】そうすると、入力端末1aでは、安否情報
を送信しようとする先が情報登録サーバ2であるか否か
が認証され、送信しようとする先が情報登録サーバ2で
あると認証されたときに、入力された安否情報が情報登
録サーバ2に送信される。
【0082】情報登録サーバ2では、入力端末1aより
安否情報が送信されると、補助記憶装置7にその安否情
報が登録される。なお、入力端末1aでは、安否情報を
送信しようとする先が情報登録サーバ2でないと認証さ
れたときには、情報登録サーバ2であると認証されるま
で、ネットワークに接続されたコンピュータに対して認
証を実行し続ける。また、情報登録サーバ2では、入力
端末1aより安否情報の登録要求があったにもかかわら
ず、入力端末1aより個人情報が送信されないときに
は、エラー処理が実行される。
【0083】その次に、災害が発生した際に、個人情報
に係る者と特定の関係を有する家族等の関係者が情報登
録サーバ2に登録されている安否情報を利用しようとす
る場合について説明する。
【0084】まず、家族等が情報登録サーバ2に登録さ
れている安否情報を利用するには、各地に設置されてい
るいずれかの入力端末1a〜1c、例えば入力端末1c
を利用し、利用しようとする安否情報に係る者の名前を
入力するとともに、安否情報を利用しようとする家族等
の秘密鍵を入力する。
【0085】そうすると、入力端末1cでは、情報登録
サーバ2に安否情報の提供が要求されるとともに、入力
された秘密鍵に基づいて、情報登録サーバ2に対して安
否情報を利用しようとする者が利用適格を有する者(認
証サーバ3に公開鍵を登録した家族等)であることが証
明される。
【0086】情報登録サーバ2では、安否情報を利用し
ようとする者が利用適格を有する者であると認証される
と、該当する個人情報がその利用適格を有する者の公開
鍵で暗号化され入力端末1cに送信される。
【0087】入力端末1cでは、情報登録サーバ2より
安否情報が送信されると、安否情報を利用しようとする
家族等の秘密鍵でその安否情報が復号化され、CRT制
御装置10によりCRT11に表示される。
【0088】なお、情報登録サーバ2では、安否情報を
利用しようとする者が利用適格を有しない者であると認
証されたときには、その旨が入力端末1cに送信され
る。入力端末1cでは、これを受信すると、エラー処理
が実行される。
【0089】このようにして、情報登録サーバ2に登録
する個人情報には、個人の安否に関する安否情報を含ま
せるようにしたから、災害発生の際に、安否情報をその
家族等に好適に提供することができる。
【0090】また、入力端末1a〜1cは、情報登録サ
ーバ2から安否情報を取得する際に、家族等の秘密鍵で
暗号化した認証情報を情報登録サーバ2に送信し、情報
登録サーバ2から安否情報を取得したときに、安否情報
を家族等の秘密鍵で復号化し、情報登録サーバ2は、入
力端末1a〜1cから認証情報が送信された場合に、認
証サーバ3から家族等の公開鍵を取得し、取得した公開
鍵で認証情報を復号化し、正常に復号化されたときに、
安否情報を家族等の公開鍵で暗号化して入力端末1a〜
1cに提供するようにしたから、個人情報が漏洩する可
能性を低減することができる。
【0091】なお、上記第1および第2の実施の形態に
おいては、個人情報および安否情報を送信しようとする
先が情報登録サーバ2であることを認証してから、個人
情報および安否情報を送信するように構成したが、これ
に限らず、情報登録サーバ2の認証を行わずに、個人情
報および安否情報を送信するように構成してもよい。
【0092】また、上記第2の実施の形態においては、
安否情報を関係者の公開鍵で暗号化して入力端末1a〜
1cに提供するように構成したが、これに限らず、安否
情報を特に暗号化しないで入力端末1a〜1cに提供す
るように構成してもよい。
【0093】さらに、上記第1および第2の実施の形態
においては、個人情報を登録しおよび利用する構成と、
安否情報を登録しおよび利用する構成とを別に構成した
が、これに限らず、個人情報および安否情報をともに登
録しおよび利用するように構成にしてもよい。
【0094】さらに、上記第1および第2の実施の形態
においては、入力端末1a〜1c、情報登録サーバ2お
よび認証サーバ3のみをネットワークに接続するように
構成したが、これに限らず、例えば、家族等の金銭の額
を管理する請求項6記載の金額管理装置としての金額管
理装置をネットワークに接続し、入力端末1a〜1c
は、災害発生の際に、特定者の要求に応じて金額管理装
置で管理されている特定者の金銭の額を義援金として提
供するように構成してもよい。このような構成であれ
ば、簡単な手続きで義援金を提供することができる。
【0095】さらに、上記第1および第2の実施の形態
において、入力端末1a〜1cおよび情報登録サーバ2
の演算処理装置5で図5〜図8のフローチャートに示す
処理を実行するにあたってはいずれも、主記憶装置6の
ROMにあらかじめ格納されているプログラムを実行す
る場合について説明したが、これに限らず、これらの手
順を示したプログラムが記憶された記憶媒体から、その
プログラムを主記憶装置6のRAMに読み込んで実行す
るようにしてもよい。
【0096】ここで、記憶媒体とは、RAM、ROM、
FD、コンパクトディスク、ハードディスク、光磁気デ
ィスクまたは紙等の記憶媒体であって、電子的、磁気
的、光学的等の読み取り方法のいかんにかかわらず、コ
ンピュータで読み取り可能な記憶媒体であれば、あらゆ
る記憶媒体を含むものである。
【0097】さらに、上記第1および第2の実施の形態
において、入力端末1a〜1cおよび情報登録サーバ2
の演算処理装置5で図5〜図8のフローチャートに示す
処理はいずれも、ソフトウェアで構成した場合について
説明したが、これに代えて、比較回路、演算回路、論理
回路等の電子回路を組み合わせるように構成してもよ
い。
【0098】上記実施の形態において、情報登録サーバ
2は、請求項1、2または5記載の個人情報登録装置に
対応し、認証サーバ3は、請求項3記載の第1の認証装
置または請求項4記載の第2の認証装置に対応してい
る。
【0099】また、ステップS2およびS3は、請求項
2記載の暗号化処理に対応し、ステップS8は、請求項
2記載の送信処理に対応し、ステップS11からS15
までは、請求項2記載の取得処理に対応し、ステップS
16は、請求項2記載の復号化処理に対応し、ステップ
S24は、請求項2記載の登録処理に対応し、ステップ
S31からS35までは、請求項2記載の提供処理に対
応している。
【0100】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る災害
時情報システムによれば、救助活動や復旧活動を適切か
つ早急に行うために必要な個人情報を好適に提供するこ
とができ、しかも、個人情報が漏洩する可能性を低減す
ることができるという効果が得られる。
【0101】また、本発明に係る請求項2記載の災害時
情報システムによれば、個人情報が漏洩する可能性をよ
り低減することができるという効果も得られる。さら
に、本発明に係る請求項3記載の災害時情報システムに
よれば、入力端末から個人情報登録装置に個人情報を確
実に送信することができるから、個人情報が漏洩する可
能性をさらに低減することができるという効果も得られ
る。
【0102】さらに、本発明に係る請求項4記載の災害
時情報システムによれば、災害発生の際に、個人の安否
に関する情報をその家族等に好適に提供することができ
るという効果も得られる。
【0103】さらに、本発明に係る請求項5記載の災害
時情報システムによれば、個人情報が漏洩する可能性を
さらに低減することができるという効果も得られる。さ
らに、本発明に係る請求項6記載の災害時情報システム
によれば、簡単な手続きで義援金を提供することができ
るという効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】入力端末1a〜1c、情報登録サーバ2および
認証サーバ3の構成を示すブロック図である。
【図3】認証サーバ3における特定者の公開鍵の登録方
式を示す図である。
【図4】情報登録サーバ2における個人情報の登録方式
を示す図である。
【図5】入力端末1a〜1cの演算処理装置5で実行さ
れる処理を示すフローチャートである。
【図6】情報登録サーバ2の演算処理装置5で実行され
る処理を示すフローチャートである。
【図7】入力端末1a〜1cの演算処理装置5で実行さ
れる処理を示すフローチャートである。
【図8】情報登録サーバ2の演算処理装置5で実行され
る処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1a〜1c 入力端末 2 情報登録サーバ 3 認証サーバ 4 データ伝送路 5 演算処理装置 6 主記憶装置 7 補助記憶装置 8 キーボード 9 インターフェース部 10 CRT制御装置 11 CRT
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04M 11/04 H04L 11/02 Z

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 個人に関する個人情報として、医療行為
    に必要な身体情報及び住所又は居所に関する所在情報を
    少なくとも入力して暗号化する入力端末と、前記入力端
    末で暗号化された前記個人情報を登録する個人情報登録
    装置と、を接続し、災害発生の際に、前記個人情報登録
    装置に登録されている前記個人情報を特定者に復号化し
    て提供することを特徴とする災害時情報システム。
  2. 【請求項2】 個人に関する個人情報として、医療行為
    に必要な身体情報及び住所又は居所に関する所在情報を
    少なくとも入力するための入力端末と、前記入力端末で
    入力された前記個人情報を登録する個人情報登録装置
    と、をネットワークに接続し、 前記入力端末は、入力された前記個人情報を特定の暗号
    キーで暗号化する暗号化処理と、前記暗号化処理により
    暗号化された前記個人情報を前記個人情報登録装置に送
    信する送信処理と、を実行し、且つ、前記個人情報を利
    用する適格を有する特定者の要求に応じて前記個人情報
    登録装置から前記個人情報を取得する取得処理と、前記
    取得処理により取得された前記個人情報を前記特定の暗
    号キーに対応する特定の復号キーで復号化する復号化処
    理と、を実行し、 前記個人情報登録装置は、前記入力端末から送信された
    前記個人情報を登録する登録処理と、災害発生の際に前
    記入力端末からの要求に応じて前記登録処理により登録
    された前記個人情報を前記入力端末に提供する提供処理
    と、を実行することを特徴とする災害時情報システム。
  3. 【請求項3】 前記個人情報を送信しようとする先が前
    記個人情報登録装置であるか否かを認証するための第1
    の認証装置を前記ネットワークに接続し、 前記入力端末は、前記第1の認証装置を利用し、前記個
    人情報を送信しようとする先が前記個人情報登録装置で
    あると認証したときに、前記送信処理を実行することを
    特徴とする請求項2記載の災害時情報システム。
  4. 【請求項4】 前記個人情報には、前記個人の安否に関
    する安否情報が含まれていることを特徴とする請求項
    1、2又は3記載の災害時情報システム。
  5. 【請求項5】 前記個人と特定の関係を有する関係者の
    公開鍵を登録した第2の認証装置を前記ネットワークに
    接続し、 前記入力端末は、前記取得処理を実行する際に、前記関
    係者から入力された前記公開鍵に対応する秘密鍵で暗号
    化した認証情報を前記個人情報登録装置に送信し、前記
    個人情報登録装置から前記個人情報を取得したときに、
    前記個人情報を前記秘密鍵で復号化し、 前記個人情報登録装置は、前記入力端末から前記認証情
    報が送信された場合に、前記第2の認証装置から前記関
    係者の前記公開鍵を取得し、取得した前記公開鍵で前記
    認証情報を復号化し、前記認証情報が正常に復号化され
    たときに、前記個人情報を前記公開鍵で暗号化して前記
    入力端末に提供することを特徴とする請求項2、3又は
    4記載の災害時情報システム。
  6. 【請求項6】 前記関係者の金銭の額を管理する金額管
    理装置を前記ネットワークに接続し、 前記入力端末は、災害発生の際に、前記関係者の要求に
    応じて前記金額管理装置で管理されている前記関係者の
    金銭の額を義援金として提供することを特徴とする請求
    項5記載の災害時情報システム。
JP9206177A 1997-07-31 1997-07-31 災害時情報システム Pending JPH1153668A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9206177A JPH1153668A (ja) 1997-07-31 1997-07-31 災害時情報システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9206177A JPH1153668A (ja) 1997-07-31 1997-07-31 災害時情報システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1153668A true JPH1153668A (ja) 1999-02-26

Family

ID=16519096

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9206177A Pending JPH1153668A (ja) 1997-07-31 1997-07-31 災害時情報システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1153668A (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001118020A (ja) * 1999-10-19 2001-04-27 Meditrial Corp 医療データ管理システム
US7111164B2 (en) 2000-06-13 2006-09-19 Fujitsu Limited Crisis management system, computer, and computer memory product
US7191451B2 (en) 2000-12-27 2007-03-13 Fujitsu Limited Medical system with a management software, database, and a network interface to protect patient information from unauthorized personnel
JP2010057075A (ja) * 2008-08-29 2010-03-11 Fujitsu Ltd 災害情報通知システム、災害情報通知方法及び災害情報通知プログラム
JP2010231658A (ja) * 2009-03-27 2010-10-14 Sogo Keibi Hosho Co Ltd 警備点検システム、警備点検端末、警備点検方法、及び警備点検プログラム
US8160891B2 (en) 2001-03-22 2012-04-17 International Business Machines Corporation Method and system for distributing disaster information
JP5075410B2 (ja) * 2004-07-07 2012-11-21 株式会社 アスリート テレビ受像機及びクライアント端末
JP2013125404A (ja) * 2011-12-14 2013-06-24 Secom Co Ltd 情報管理システム
JP2017183991A (ja) * 2016-03-30 2017-10-05 ビートレンド株式会社 情報配信方法、情報配信システム及び情報配信プログラム
CN114124501A (zh) * 2021-11-16 2022-03-01 武汉光阴南北网络技术咨询中心 数据处理方法、电子设备及计算机存储介质

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001118020A (ja) * 1999-10-19 2001-04-27 Meditrial Corp 医療データ管理システム
US7111164B2 (en) 2000-06-13 2006-09-19 Fujitsu Limited Crisis management system, computer, and computer memory product
US7191451B2 (en) 2000-12-27 2007-03-13 Fujitsu Limited Medical system with a management software, database, and a network interface to protect patient information from unauthorized personnel
US8160891B2 (en) 2001-03-22 2012-04-17 International Business Machines Corporation Method and system for distributing disaster information
US8615402B2 (en) 2001-03-22 2013-12-24 International Business Machines Corporation Method and system for distributing disaster information
JP5075410B2 (ja) * 2004-07-07 2012-11-21 株式会社 アスリート テレビ受像機及びクライアント端末
JP2010057075A (ja) * 2008-08-29 2010-03-11 Fujitsu Ltd 災害情報通知システム、災害情報通知方法及び災害情報通知プログラム
JP2010231658A (ja) * 2009-03-27 2010-10-14 Sogo Keibi Hosho Co Ltd 警備点検システム、警備点検端末、警備点検方法、及び警備点検プログラム
JP2013125404A (ja) * 2011-12-14 2013-06-24 Secom Co Ltd 情報管理システム
JP2017183991A (ja) * 2016-03-30 2017-10-05 ビートレンド株式会社 情報配信方法、情報配信システム及び情報配信プログラム
CN114124501A (zh) * 2021-11-16 2022-03-01 武汉光阴南北网络技术咨询中心 数据处理方法、电子设备及计算机存储介质

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7689832B2 (en) Biometric-based system and method for enabling authentication of electronic messages sent over a network
US7457950B1 (en) Managed authentication service
US6131090A (en) Method and system for providing controlled access to information stored on a portable recording medium
EP0986209B1 (en) Remote authentication system
US20080028214A1 (en) Secure flash media for medical records
JP2000354031A (ja) 共通鍵共有方法
JP2005327235A (ja) 暗号化バックアップ方法および復号化リストア方法
US20050228687A1 (en) Personal information management system, mediation system and terminal device
CN106326763A (zh) 获取电子文件的方法及装置
US11252161B2 (en) Peer identity verification
JPWO2018229867A1 (ja) 個人情報保護システム
JP2014059884A (ja) コンピュータ装置の安全な動作方法
JPH1153668A (ja) 災害時情報システム
JPH10336172A (ja) 電子認証用公開鍵の管理方法
JPH10285153A (ja) 通信システム、icカード発行登録システム、キーコード生成装置、及び記録媒体
JP2001318897A (ja) ユーザ認証方法、これに用いるネットワークシステム、及びその制御プログラムを記録した記録媒体
JP2002157226A (ja) パスワード集中管理システム
CN101533504A (zh) 电子医务系统及其装置
JP4657706B2 (ja) 権限管理システム、認証サーバ、権限管理方法および権限管理プログラム
JPH1165443A (ja) 個人認証情報の管理方式
JP3449894B2 (ja) ネットワーク取引システム、そのプログラムを記録した記録媒体、端末装置および本人確認方法
KR101047140B1 (ko) 지문 인식을 이용한 무인 의료 접수 및 정보 제공시스템과 그 방법
WO2001092982A2 (en) System and method for secure transactions via a communications network
JP2004295507A (ja) 携帯機器を用いた身分証明方法,システム及びプログラム
JP2002359618A (ja) 個人情報保護システム及び個人情報保護方法

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040615