JP2001215335A - エピサイクロイド形断面を有する光ガイド装置及びその照明装置 - Google Patents
エピサイクロイド形断面を有する光ガイド装置及びその照明装置Info
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- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10S—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10S385/00—Optical waveguides
- Y10S385/901—Illuminating or display apparatus
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明の目的は、従来の光ガイド装置のよう
にレンズを交互に配置するか、又はプリズムを使用する
ことなく、高効率で生産費用を低減し得るエピサイクロ
イド形断面を有する光ガイド装置及び該光ガイドを適用
した照明装置を提供することにある。 【解決手段】 光源であるランプ3 と、該ランプ3 から
延長して形成され、側面の一部分が透明な円筒形の光ガ
イド部1 とにより構成される照明装置において、前記光
ガイド部1 は、エピサイクロイド形断面で構成される。
にレンズを交互に配置するか、又はプリズムを使用する
ことなく、高効率で生産費用を低減し得るエピサイクロ
イド形断面を有する光ガイド装置及び該光ガイドを適用
した照明装置を提供することにある。 【解決手段】 光源であるランプ3 と、該ランプ3 から
延長して形成され、側面の一部分が透明な円筒形の光ガ
イド部1 とにより構成される照明装置において、前記光
ガイド部1 は、エピサイクロイド形断面で構成される。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、照明装置から発生
する光をより遠くまで伝達し得る光ガイド装置に係るも
ので、詳しくは、エピサイクロイド（epicycloid）形断
面を有する光ガイド装置及び該光ガイド装置が適用され
た照明装置に関するものである。
する光をより遠くまで伝達し得る光ガイド装置に係るも
ので、詳しくは、エピサイクロイド（epicycloid）形断
面を有する光ガイド装置及び該光ガイド装置が適用され
た照明装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】一般に、照明装置から放射される光を、
側面の一部分を利用して再分配させるチャンネル形態の
光ガイド装置を備えた照明装置においては、光ガイド装
置を具備してない照明装置よりもより小さい光フラック
ス（flux）で被照明体を照明するようになっている。
側面の一部分を利用して再分配させるチャンネル形態の
光ガイド装置を備えた照明装置においては、光ガイド装
置を具備してない照明装置よりもより小さい光フラック
ス（flux）で被照明体を照明するようになっている。
【０００３】そして、このようなチャンネル型光ガイド
装置を備えた照明装置を多様な目的の照明に効果的に使
用するためには、次の各条件を満足する必要がある。 （１）光ガイド装置に放射された光フラックスの分布
は、方向及び強度の関係において、被照明体に定性的及
び定量的に要求される照明パラメータの必須の分布を提
供する必要がある。
装置を備えた照明装置を多様な目的の照明に効果的に使
用するためには、次の各条件を満足する必要がある。 （１）光ガイド装置に放射された光フラックスの分布
は、方向及び強度の関係において、被照明体に定性的及
び定量的に要求される照明パラメータの必須の分布を提
供する必要がある。
【０００４】（２）他の照明手段に比べて、電力の損失
や電力消費の増加を来たさない。 （３）他の技術的手段に比べて、製造費用が低廉である
必要がある。 従来のチャンネル型光ガイド装置を備えた照明装置とし
て、現在生産可能な全ての装置、及び未だ実用化されて
ない複数の提案において、光ガイド装置の断面の形態
は、円（任意の膨らんだ円を含む）、若しくは、多角形
を有するように構造的及び光学的に設計され、また、ラ
ンプが装着される光放射部は円形を有して、チャンネル
型光ガイド装置の断面と一致するように構成されてい
る。
や電力消費の増加を来たさない。 （３）他の技術的手段に比べて、製造費用が低廉である
必要がある。 従来のチャンネル型光ガイド装置を備えた照明装置とし
て、現在生産可能な全ての装置、及び未だ実用化されて
ない複数の提案において、光ガイド装置の断面の形態
は、円（任意の膨らんだ円を含む）、若しくは、多角形
を有するように構造的及び光学的に設計され、また、ラ
ンプが装着される光放射部は円形を有して、チャンネル
型光ガイド装置の断面と一致するように構成されてい
る。
【０００５】しかし、ミラー反射、全反射（transparen
tly prismatic ）、または、光散乱効果を有する前記光
ガイド装置の材質としてどのような物質を使用している
かに拘わらず、光ガイド装置の断面が円形若しくは多角
形体を有すると、光ガイド装置の壁面を介して光の放射
が効果的に分布されないと共に、多様な応用によって異
なる必要がある光分布特性を修正することができなく、
光ガイド装置の長さによる分光の幾何学的変化、光ガイ
ド装置の改良及び光放出パラメータに関する複数の従来
技術を適用しても、前記各要求条件を満足する照明装置
の最適化を提供することはできない。
tly prismatic ）、または、光散乱効果を有する前記光
ガイド装置の材質としてどのような物質を使用している
かに拘わらず、光ガイド装置の断面が円形若しくは多角
形体を有すると、光ガイド装置の壁面を介して光の放射
が効果的に分布されないと共に、多様な応用によって異
なる必要がある光分布特性を修正することができなく、
光ガイド装置の長さによる分光の幾何学的変化、光ガイ
ド装置の改良及び光放出パラメータに関する複数の従来
技術を適用しても、前記各要求条件を満足する照明装置
の最適化を提供することはできない。
【０００６】また、光ガイド装置内で光が伝播される
間、光が同心円上に広がることを防止して集中（圧縮）
させる必要があり、このような問題点を解決するための
既知の方法として、光ガイド装置の長さ方向にレンズを
交互に配置するか、若しくは、光ガイド装置壁の光学的
特性を変化させることが提案されている。ここで、光ガ
イド装置壁の光学的特性を変化させる1 例として、円形
断面を有する光ガイドの壁面にプリズムを形成した照明
装置の構造においては、図５及び図６に示したように、
電球3 から発生する光を照明装置の前面に集光させる反
射笠が前記電球3 の周囲に設置され、前記反射笠の前面
には発生された光をより遠くまで伝達するために、円形
の断面を有し、結合部5 が上部に形成されたガイド1 が
連結され、該ガイド1 の端部にキャップ2 が取り付けら
れている。
間、光が同心円上に広がることを防止して集中（圧縮）
させる必要があり、このような問題点を解決するための
既知の方法として、光ガイド装置の長さ方向にレンズを
交互に配置するか、若しくは、光ガイド装置壁の光学的
特性を変化させることが提案されている。ここで、光ガ
イド装置壁の光学的特性を変化させる1 例として、円形
断面を有する光ガイドの壁面にプリズムを形成した照明
装置の構造においては、図５及び図６に示したように、
電球3 から発生する光を照明装置の前面に集光させる反
射笠が前記電球3 の周囲に設置され、前記反射笠の前面
には発生された光をより遠くまで伝達するために、円形
の断面を有し、結合部5 が上部に形成されたガイド1 が
連結され、該ガイド1 の端部にキャップ2 が取り付けら
れている。
【０００７】ここで、前記内部ガイド9 は構造化された
プリズムにより形成され、詳細には、図７〜図９に示し
たように、プリズムの薄膜上に二等辺三角形が連続して
形成され、このようにプリズムを利用した光ガイド装置
は、所定角度の範囲内に入射された光を全反射させる。
プリズムにより形成され、詳細には、図７〜図９に示し
たように、プリズムの薄膜上に二等辺三角形が連続して
形成され、このようにプリズムを利用した光ガイド装置
は、所定角度の範囲内に入射された光を全反射させる。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】然るに、このような従
来のチャンネル型光ガイド及びその照明装置において
は、レンズを交互に配置するか、若しくは、プリズムを
使用して光ガイド壁の光学的特性を変化させても、チャ
ンネル型光ガイド装置が有する欠陥を本質的に除去する
ことができなく、却って、製造価格を上昇させるという
不都合な点があった。
来のチャンネル型光ガイド及びその照明装置において
は、レンズを交互に配置するか、若しくは、プリズムを
使用して光ガイド壁の光学的特性を変化させても、チャ
ンネル型光ガイド装置が有する欠陥を本質的に除去する
ことができなく、却って、製造価格を上昇させるという
不都合な点があった。
【０００９】本発明は、このような従来の課題に鑑みて
なされたもので、従来の光ガイド装置のようにレンズを
交互に配置するか、若しくは、プリズムを使用すること
なく、高効率で、生産費用を低減し得る光ガイド装置及
び該光ガイド装置を適用した照明装置を提供することを
目的とする。
なされたもので、従来の光ガイド装置のようにレンズを
交互に配置するか、若しくは、プリズムを使用すること
なく、高効率で、生産費用を低減し得る光ガイド装置及
び該光ガイド装置を適用した照明装置を提供することを
目的とする。
【００１０】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るため、本発明に係る光ガイド装置においては、光源で
あるランプと、該ランプから延長して形成され、側面の
一部分が透明な円筒形の光ガイド部と、により構成され
る照明装置において、前記光ガイド部は、電力及び発光
特性を向上させるために、エピサイクロイド形断面を有
することを特徴とする。
るため、本発明に係る光ガイド装置においては、光源で
あるランプと、該ランプから延長して形成され、側面の
一部分が透明な円筒形の光ガイド部と、により構成され
る照明装置において、前記光ガイド部は、電力及び発光
特性を向上させるために、エピサイクロイド形断面を有
することを特徴とする。
【００１１】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を用いて説明する。本発明に係る照明装置におい
ては、図３に示したように、光源であるランプ3と、該
ランプ3 から延長して形成され、側面の一部分が透明な
円筒形の光ガイド部1 とにより構成されている。
て図面を用いて説明する。本発明に係る照明装置におい
ては、図３に示したように、光源であるランプ3と、該
ランプ3 から延長して形成され、側面の一部分が透明な
円筒形の光ガイド部1 とにより構成されている。
【００１２】ここで、前記光ガイド部1 は、電力及び発
光特性を向上させるために、エピサイクロイド形断面を
有することを特徴とする。そして、前記エピサイクロイ
ド形断面中の一部の面には、光が透過する材質若しくは
プリズムを用いて光を透過させるが、その他の面は反射
率の高い材質を用いて反射板を形成することを特徴とす
る。
光特性を向上させるために、エピサイクロイド形断面を
有することを特徴とする。そして、前記エピサイクロイ
ド形断面中の一部の面には、光が透過する材質若しくは
プリズムを用いて光を透過させるが、その他の面は反射
率の高い材質を用いて反射板を形成することを特徴とす
る。
【００１３】且つ、前記光ガイド装置内には、前記ラン
プから所定距離離れて円錐形状の反射板を設置すること
も可能で、該反射板は、前記光ガイド装置のエピサイク
ロイド形断面のブランチと同数のブランチを有する円錐
状に形成する。ここで、前記エピサイクロイドとは、固
定された円の周囲を別の円が回転するときに、回転する
円の円周上の1 点が通過する経路として定義され、前記
固定された円の半径の大きさ及び回転する円の半径の大
きさによって多様な形態の曲線を形成する。
プから所定距離離れて円錐形状の反射板を設置すること
も可能で、該反射板は、前記光ガイド装置のエピサイク
ロイド形断面のブランチと同数のブランチを有する円錐
状に形成する。ここで、前記エピサイクロイドとは、固
定された円の周囲を別の円が回転するときに、回転する
円の円周上の1 点が通過する経路として定義され、前記
固定された円の半径の大きさ及び回転する円の半径の大
きさによって多様な形態の曲線を形成する。
【００１４】例えば、固定された円の半径をa 、回転す
る円の半径をb 、角をt と表示すると、エピサイクロイ
ドのパラメータ方程式は次式のようになる。 x ＝（a ＋b ）cos （t ）−bcos（（a ／b ＋1 ）t ） y ＝（a ＋b ）sin （t ）−bsin（（a ／b ＋1 ）t ） このようにして形成される多様なエピサイクロイド形断
面の形態においては、図1 に示したように、花びら状に
形成され、各形態において、反復する半円形の弧をブラ
ンチと定義すると、該ブランチの数が3 〜6 であること
が多いが、それ以上のブランチを形成することもでき
る。また、前記エピサイクロイド形断面は円形を基本と
するものだけではなく、楕円形のエピサイクロイドを形
成することもできる（図1 （I ）〜（L ）参照）。
る円の半径をb 、角をt と表示すると、エピサイクロイ
ドのパラメータ方程式は次式のようになる。 x ＝（a ＋b ）cos （t ）−bcos（（a ／b ＋1 ）t ） y ＝（a ＋b ）sin （t ）−bsin（（a ／b ＋1 ）t ） このようにして形成される多様なエピサイクロイド形断
面の形態においては、図1 に示したように、花びら状に
形成され、各形態において、反復する半円形の弧をブラ
ンチと定義すると、該ブランチの数が3 〜6 であること
が多いが、それ以上のブランチを形成することもでき
る。また、前記エピサイクロイド形断面は円形を基本と
するものだけではなく、楕円形のエピサイクロイドを形
成することもできる（図1 （I ）〜（L ）参照）。
【００１５】なお、本発明においては、ブランチの数が
5 である円形エピサイクロイドを基本としているが、光
ガイド装置の使用目的及び製造条件によって、ブランチ
の数及び基本形態は多様に変化させることができる。こ
のように多様なエピサイクロイド形断面を有する光ガイ
ド装置は、次のような効果がある。
5 である円形エピサイクロイドを基本としているが、光
ガイド装置の使用目的及び製造条件によって、ブランチ
の数及び基本形態は多様に変化させることができる。こ
のように多様なエピサイクロイド形断面を有する光ガイ
ド装置は、次のような効果がある。
【００１６】（１）光ガイドチャンネルの壁からの反射
量が減少すると同時に、順次な反射間の移動経路が伸張
される。 （２）光ガイドから光フラックスの伝播方向に超領域
（caustic domain）が形成されるため、チャンネルの軸
方向に光線が圧縮される。 （３）エピサイクロイドの形態を変更するか、若しく
は、光ガイド装置の壁面を構成する物質の光学的パラメ
ータを変更することによって、前記（１）（２）の過程
を変更することができる。
量が減少すると同時に、順次な反射間の移動経路が伸張
される。 （２）光ガイドから光フラックスの伝播方向に超領域
（caustic domain）が形成されるため、チャンネルの軸
方向に光線が圧縮される。 （３）エピサイクロイドの形態を変更するか、若しく
は、光ガイド装置の壁面を構成する物質の光学的パラメ
ータを変更することによって、前記（１）（２）の過程
を変更することができる。
【００１７】（４）製造費用が減少し、照明技術的特性
及びエネルギー特性が改善される。 これらの効果は、従来の円形の断面を有するチャンネル
型光ガイド装置を備えた照明装置の欠点を解消するため
に要求される先決要件である。エピサイクロイド形断面
を有する円筒形の光ガイド装置を制作するための光学的
設計は、エピサイクロイドを形成する円の半径（R ）、
エピサイクロイドのブランチの数（m ）及び光−エント
リ装置に光学的に隣接したチャンネルの長さ（L ）など
によって多様な形状及び幾何学的パラメータを有するこ
とができる。且つ、エピサイクロイド形状は延長若しく
は短縮することができるため、材料のタイプ及びパラメ
ータの多様な変化によって光ガイドの特性に大きな変化
が発生する。
及びエネルギー特性が改善される。 これらの効果は、従来の円形の断面を有するチャンネル
型光ガイド装置を備えた照明装置の欠点を解消するため
に要求される先決要件である。エピサイクロイド形断面
を有する円筒形の光ガイド装置を制作するための光学的
設計は、エピサイクロイドを形成する円の半径（R ）、
エピサイクロイドのブランチの数（m ）及び光−エント
リ装置に光学的に隣接したチャンネルの長さ（L ）など
によって多様な形状及び幾何学的パラメータを有するこ
とができる。且つ、エピサイクロイド形状は延長若しく
は短縮することができるため、材料のタイプ及びパラメ
ータの多様な変化によって光ガイドの特性に大きな変化
が発生する。
【００１８】例えば、生産技術的面を考慮すると、エピ
サイクロイドを形成する円の上ではなく、その半径r 上
に、中心からλ・ｒ（λ＜１）の距離を置いて位置する
点Mとして描写される縮小されたエピサイクロイドを選
択することが好ましい（図2参照）。ここで、z 軸に対
するエピサイクロイド形断面を有する光ガイドの円筒の
パラメータ方程式は次式のようである。
サイクロイドを形成する円の上ではなく、その半径r 上
に、中心からλ・ｒ（λ＜１）の距離を置いて位置する
点Mとして描写される縮小されたエピサイクロイドを選
択することが好ましい（図2参照）。ここで、z 軸に対
するエピサイクロイド形断面を有する光ガイドの円筒の
パラメータ方程式は次式のようである。
【００１９】 x ＝r ［（1+m ）cos φ−λcos （1+m ）φ］ y ＝r ［（1+m ）sin φ−λsin （1+m ）φ］ z ＝z .................... 式（１） ここで、各パラメータφは、0 〜2 πの範囲を有する。
そして、エピサイクロイド形断面の各ブランチがサイク
ロイドであると、光ガイド装置の壁面からミラー反射若
しくは内部全反射された光は、入射角と反射角間で前記
関係を満足させる。ここで、エピサイクロイド形断面を
有する光ガイド装置の主な特徴は、入射ビームの各点か
ら接線に対する全法線のエンベロープは、ハイポサイク
ロイドになるということであり、次式によって表現され
る。
そして、エピサイクロイド形断面の各ブランチがサイク
ロイドであると、光ガイド装置の壁面からミラー反射若
しくは内部全反射された光は、入射角と反射角間で前記
関係を満足させる。ここで、エピサイクロイド形断面を
有する光ガイド装置の主な特徴は、入射ビームの各点か
ら接線に対する全法線のエンベロープは、ハイポサイク
ロイドになるということであり、次式によって表現され
る。
【００２０】 x ＝r ［（1-m ）cos φ＋λcos （1-m φ）］ y ＝r ［（1-m ）sin φ−λsin （1-m φ）］ z ＝z ............... 式（２） なお、上式（２）は、楕円、カシニ楕円（Cassini's ov
al）等のような閉曲線から形成される各ブランチのエピ
サイクロイドアンサンブルにより構成される円筒形の光
ガイド装置にも有効である（図1 （J ）参照）。このと
き、各ブランチ（m ）は、m ＝3 、4 、5 、6 であるエ
ピサイクロイドの組合せであり、これらのような光ガイ
ド装置を結合エピサイクロイド型光ガイド装置という。
al）等のような閉曲線から形成される各ブランチのエピ
サイクロイドアンサンブルにより構成される円筒形の光
ガイド装置にも有効である（図1 （J ）参照）。このと
き、各ブランチ（m ）は、m ＝3 、4 、5 、6 であるエ
ピサイクロイドの組合せであり、これらのような光ガイ
ド装置を結合エピサイクロイド型光ガイド装置という。
【００２１】また、光の多反射を発生するエッジ効果
は、通常の光ガイドだけではなく、組合せ光ガイド装置
でも弱化され、非効率的な光線の広がりも減少される。
また、光ガイドエンベロープの半径が小さくなるほど、
反射ビームの集中は一層大きくなり、このような反射ビ
ームの集中（収斂）は、反射過程において、エネルギー
の損失を減少させる各反射間の通路を増加させる。
は、通常の光ガイドだけではなく、組合せ光ガイド装置
でも弱化され、非効率的な光線の広がりも減少される。
また、光ガイドエンベロープの半径が小さくなるほど、
反射ビームの集中は一層大きくなり、このような反射ビ
ームの集中（収斂）は、反射過程において、エネルギー
の損失を減少させる各反射間の通路を増加させる。
【００２２】エピサイクロイド形断面を有する光ガイド
装置における光の伝播特性は、光がガイドの中に入って
くるとき、光ガイド装置の中心周囲の超領域（caustic
region）で伝播する光が集中される。ここで、前記超領
域のエンベロープはハイポサイクロイドであり、その形
態は、類似常数K ＝R ／（R-2r）を有し、同じ中心を基
準にしてそれぞれπ／K ずつ回転したエピサイクロイド
と類似する。且つ、エピサイクロイド形断面を有する光
ガイド装置（特に、ブランチの数が奇数であるとき）で
は、中心ビームの殆どがスリットに到達する以前に多量
の反射光とぶつかる従来の円形断面の光ガイド装置に比
べて、全ての中心ビームが反射後にスリットの中に入る
ことができるため効率が増加する。
装置における光の伝播特性は、光がガイドの中に入って
くるとき、光ガイド装置の中心周囲の超領域（caustic
region）で伝播する光が集中される。ここで、前記超領
域のエンベロープはハイポサイクロイドであり、その形
態は、類似常数K ＝R ／（R-2r）を有し、同じ中心を基
準にしてそれぞれπ／K ずつ回転したエピサイクロイド
と類似する。且つ、エピサイクロイド形断面を有する光
ガイド装置（特に、ブランチの数が奇数であるとき）で
は、中心ビームの殆どがスリットに到達する以前に多量
の反射光とぶつかる従来の円形断面の光ガイド装置に比
べて、全ての中心ビームが反射後にスリットの中に入る
ことができるため効率が増加する。
【００２３】そして、本発明に係るエピサイクロイド形
断面を有する光ガイド装置が適用された照明装置におい
ては、図３及び図４に示したように、電球3 から発生す
る光を照明装置の前面に集光させる反射笠が前記電球3
の周囲に設置され、前記反射笠の前面には発生された光
をより遠くまで伝達するために、エピサイクロイド形断
面を有する光ガイド部1 が連結され、該光ガイド部1 の
端部にはジグ（jig ）6 が形成されている。
断面を有する光ガイド装置が適用された照明装置におい
ては、図３及び図４に示したように、電球3 から発生す
る光を照明装置の前面に集光させる反射笠が前記電球3
の周囲に設置され、前記反射笠の前面には発生された光
をより遠くまで伝達するために、エピサイクロイド形断
面を有する光ガイド部1 が連結され、該光ガイド部1 の
端部にはジグ（jig ）6 が形成されている。
【００２４】本発明では5 個のブランチを有するエピサ
イクロイド形断面21を形成して光ガイド部1 を製造し、
このときのパラメータ方程式は次式のようである。 x ＝150cos（t ）−20cos （6t） y ＝150sin（t ）−20sin （6t） また、本発明に係る照明装置において、従来の技術とは
異なるもう1 つの特徴は、前記反射笠の前面部に耐高温
反射板22を設置したことである。該反射板22もエピサイ
クロイド形態であるが、前記光ガイド部1 とは異なって
円錐形状を有し、前記光ガイド部1 と同様に5 個のブラ
ンチを有して構成されている。ここで、前記反射板22の
パラメータ方程式は次式のようである。
イクロイド形断面21を形成して光ガイド部1 を製造し、
このときのパラメータ方程式は次式のようである。 x ＝150cos（t ）−20cos （6t） y ＝150sin（t ）−20sin （6t） また、本発明に係る照明装置において、従来の技術とは
異なるもう1 つの特徴は、前記反射笠の前面部に耐高温
反射板22を設置したことである。該反射板22もエピサイ
クロイド形態であるが、前記光ガイド部1 とは異なって
円錐形状を有し、前記光ガイド部1 と同様に5 個のブラ
ンチを有して構成されている。ここで、前記反射板22の
パラメータ方程式は次式のようである。
【００２５】x ＝75cos （t ）＋10cos （6t） y ＝75sin （t ）−10sin （6t） このように前記光ガイド部1 の断面及び反射板22の断面
を、同数のブランチを有するエピサイクロイド形に形成
することによって、照明装置から発生する光をより効果
的に伝達することができる。
を、同数のブランチを有するエピサイクロイド形に形成
することによって、照明装置から発生する光をより効果
的に伝達することができる。
【００２６】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るエピ
サイクロイド形断面を有する光ガイド装置及びその照明
装置においては、高価なレンズまたはプリズムを使用し
ないため、製造費用を低減して高効率の光ガイド装置を
提供し得るという効果がある。特に、エピサイクロイド
の形態を変更するか、または、光ガイド装置の壁面を構
成する物質の光学的パラメータを変更させることによっ
て、照明特性及びエネルギー特性を改善し得るという効
果がある。
サイクロイド形断面を有する光ガイド装置及びその照明
装置においては、高価なレンズまたはプリズムを使用し
ないため、製造費用を低減して高効率の光ガイド装置を
提供し得るという効果がある。特に、エピサイクロイド
の形態を変更するか、または、光ガイド装置の壁面を構
成する物質の光学的パラメータを変更させることによっ
て、照明特性及びエネルギー特性を改善し得るという効
果がある。
【図１】（A ）〜（L ）はエピサイクロイド形断面の多
様な形態を示した模式図である。
様な形態を示した模式図である。
【図２】本発明に係るエピサイクロイド形断面を有する
光ガイド装置において、該光ガイド装置の円筒のパラメ
ータ方程式を説明するための模式図である。
光ガイド装置において、該光ガイド装置の円筒のパラメ
ータ方程式を説明するための模式図である。
【図３】本発明に係る照明装置を示した縦断面図であ
る。
る。
【図４】本発明に係る照明装置を示した横断面図であ
る。
る。
【図５】従来の円形断面を有する光ガイド装置の壁面に
プリズムを形成した照明装置を示した縦断面図である。
プリズムを形成した照明装置を示した縦断面図である。
【図６】図５の光ガイド装置の断面形態を示した横断面
図である。
図である。
【図７】図３の光ガイド装置断面のプリズム構造を示し
た斜視図である。
た斜視図である。
【図８】図７のプリズムの大きさを示した断面図であ
る。
る。
【図９】図７のプリズムの形成された光ガイド装置を示
した斜視図である。
した斜視図である。
1 …光ガイド部 3 …電球 4 …外部ガイド 5 …結合部 9 …内部ガイド 21…エピサイクロイド面 22…反射板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 カン ヒュン−チョ 大韓民国，キョンキ−ド，クワンミュン, ハーン３−ドン，チョーコン アパートメ ント 701−404 (72)発明者 チョン ヒョ−シク 大韓民国，キョンキ−ド，クワンミュン, ハーン− ドン，295，チョーコン アパ ートメント 703−401 (72)発明者 キム ハン−ソク 大韓民国，ソウル，マポ−ク，マポ−ド ン，442，ボスン アパートメント 102− 705 (72)発明者 チョン ヨン−ソグ 大韓民国，ソウル，マポ−ク，スンサン２ −ドン，140−４，ビー02 (72)発明者 ゲナディ イナク ブクマン ウクライナ国，03141，キエフ，ボルゴグ ラドスカヤ ストリート，151−31 Ｆターム(参考） 2H038 BA01 BA42
Claims (14)
- 【請求項１】 照明装置から発生する光を遠方まで伝達
する光ガイド装置であって、その側面が円筒形で、断面
がエピサイクロイド形を有することを特徴とする光ガイ
ド装置。 - 【請求項２】 前記エピサイクロイド形は、ブランチの
数が2 以上であることを特徴とする請求項1 記載のエピ
サイクロイド形断面を有する光ガイド装置。 - 【請求項３】 前記エピサイクロイド形は、ブランチの
数が３〜６のいずれかであることを特徴とする請求項2
記載のエピサイクロイド形断面を有する光ガイド装置。 - 【請求項４】 前記エピサイクロイド形は、円形を基本
形状とすることを特徴とする請求項1 記載のエピサイク
ロイド形断面を有する光ガイド装置。 - 【請求項５】 前記エピサイクロイド形は、楕円形を基
本形状とすることを特徴とする請求項1 記載のエピサイ
クロイド形断面を有する光ガイド装置。 - 【請求項６】 前記エピサイクロイド形を有する断面中
の一部の面には、光が透過する材質若しくはプリズムを
用いて光を透過させ、その他の面には反射率の高い材質
を用いて反射板を形成し光を反射させることを特徴とす
る請求項1 記載のエピサイクロイド形断面を有する光ガ
イド装置。 - 【請求項７】 光源と、該光源から延長して形成され、
側面の一部分が透明で、エピサイクロイド形断面を有す
る円筒形の光ガイド部と、により構成されることを特徴
とする照明装置。 - 【請求項８】 前記光ガイド部内には、前記光源から所
定距離離れて円錐形状の反射板がさらに設置されること
を特徴とする請求項７記載の照明装置。 - 【請求項９】 前記反射板は、前記光ガイド部のエピサ
イクロイド形断面のブランチ数と同数のブランチを有す
ることを特徴とする請求項８記載の照明装置。 - 【請求項１０】 前記エピサイクロイド形は、ブランチ
の数が2 以上であることを特徴とする請求項７記載の照
明装置。 - 【請求項１１】 前記エピサイクロイド形は、ブランチ
の数が３〜６のいずれかであることを特徴とする請求項
10記載の照明装置。 - 【請求項１２】 前記エピサイクロイド形は、円形を基
本形状とすることを特徴とする請求項７記載の照明装
置。 - 【請求項１３】 前記エピサイクロイド形は、楕円形を
基本形状とすることを特徴とする請求項７記載の照明装
置。 - 【請求項１４】前記エピサイクロイド形断面中の一部の
面には光が透過する材質若しくはプリズムを用いて光を
透過させ、その他の面は反射率の高い材質を用いて反射
板を形成し光を反射させることを特徴とする請求項７記
載の照明装置。
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