JP2001214409A - 屋外用コーティングの乾燥時間の短縮方法 - Google Patents

屋外用コーティングの乾燥時間の短縮方法

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JP2001214409A
JP2001214409A JP2000368430A JP2000368430A JP2001214409A JP 2001214409 A JP2001214409 A JP 2001214409A JP 2000368430 A JP2000368430 A JP 2000368430A JP 2000368430 A JP2000368430 A JP 2000368430A JP 2001214409 A JP2001214409 A JP 2001214409A
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ドナルド・クレイグ・シャル
Jeffrey Joseph Sobczak
ジェフリー・ジョーゼフ・ソブクザック
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 最小の経費で厚い、屋外用の水性コーティン
グの乾燥時間を促進する改良された方法の提供。 【解決手段】 屋外用コーティングの乾燥時間の短縮方
法であって、(a)速乾性バインダーを含む水性コーテ
ィング配合物を調製する工程、(b)該コーティング配
合物の第1の部分を基体に適用し、第1の湿潤コーティ
ングを形成する工程、(c)該コーティング配合物の少
なくとも1つの第2の部分を、前記第1の湿潤コーティ
ングが乾燥する前に第1の湿潤コーティングに適用し、
少なくとも1つの第2の湿潤コーティングを形成する工
程、および(d)前記第1の湿潤コーティングと少なく
とも1つの第2のコーティングを乾燥させる工程を含
み、前記第1の湿潤コーティングと少なくとも1つの第
2のコーティングの合計の厚さが0.4mmから5.0
mmである、乾燥時間の短縮方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、厚い水性コーティングの乾燥時
間の改良方法に関する。より詳細には、本発明はコーテ
ィングを少なくとも2つの異なる層として適用すること
を含む、速乾性のバインダーを含む厚い水性コーティン
グの乾燥時間の改良方法に関する。
【0002】耐久性の改良、および遮音、断熱、ならび
に下地の遮蔽および保護などの特定の性質の改良のため
に、コーティングは厚い層として(すなわち少なくとも
0.4mmの湿潤厚さ)適用される場合がある。典型的
には厚いコーティングが必要とされる用途としては、ル
ーフコーティング、および路面標識(road−mar
king)またはトラフィックペイントが挙げられる。
厚いコーティングを適用することの欠点の一つは、乾燥
時間が長すぎることである。温度および湿度が変化し、
天候が予測できない屋外用コーティング用途においては
これは特に問題となる。路面標識ペイントのような用途
においては、塗布した標識の上をできるだけ短い時間で
通行させることが必要となるので、この問題はさらに重
要である。コーティング工業はそのような屋外用の厚塗
りコーティングに使用される製品の乾燥時間を促進する
薬剤および方法を有している。多くの製品では溶剤ベー
スの速乾性コーティングを利用している。
【0003】低沸点の揮発性有機溶媒は、コーティング
を道路に施用した後急速に蒸発して新たに施用された路
面標識の所望の速乾特性を与える。しかしながら、環境
中に揮発性有機溶媒を放出することの他に、このタイプ
のペイント配合物は、作業者を有機溶媒の蒸気にさらす
傾向がある。これらの欠点および政府または共同体から
の増加する厳重な環境に関する命令の故に、速乾性およ
び/または速乾特性を保持しながら、環境的により優し
いコーティングを開発することが非常に望ましい。水性
コーティングシステムを開発するために多くの努力が払
われてきた。主として水の高沸点、気化の高い潜熱、高
い極性および強い水素結合の組合せのために、水性コー
ティングの乾燥時間は一般に有機溶媒ベースのコーティ
ングによって示される乾燥時間より長い。乾燥時間は、
コーティングが施用される大気の相対湿度に大きく依存
する。水性ペイントは、高湿度では乾燥するのに数時間
以上かかることがある。乾燥速度が遅らされるという問
題は、厚いフィルムのトラフィックペイントについて
は、特に悪化させられる。長い乾燥時間は、長く交通を
遮断させる故に、水性ペイント、特にトラフィックペイ
ントおよび路面標識の使用の望ましさを非常に制限す
る。
【0004】より短い乾燥時間の水性コーティング組成
物(すなわち、「速乾」コーティング)を製造する試み
において、塩もしくは酸またはそれらの組合せを使用し
て凝固を引き起こす方法が、pHに敏感なバインダー系
として考案された。そのようなコーティングの例として
は、以下の公開された特許出願または登録された特許に
開示されている。EP−A−0066108は、水性の
路面標識組成物を開示し、ここでは、バインダーが、純
アクリル樹脂、カルボキシル化されたスチレン/ジブチ
ルフマレートコポリマーおよびポリマーの多官能性アミ
ン、例えばポリプロピレンイミンの混合物である。
【0005】EP−B−0322188は、フィルム形
成性ラテックスポリマー、弱塩基官能性合成ラテックス
ポリマーおよび揮発性塩基を含む水性コーティング組成
物を開示する。EP−B−0409459は、アニオン
的に安定化されたエマルジョンポリマー(0℃以上のT
gを有する)、ポリアミン官能性ポリマーおよび、実質
的に全てのポリアミン官能性ポリマーが非イオン状態で
あるpHを組成物が有するような量の揮発性塩基を含
み、かつ、50重量%より多いポリアミン官能性ポリマ
ーが、揮発性塩基が蒸発する5〜7のpHで可溶性であ
る水性コーティング組成物を開示する。非イオン状態
(すなわち、デプロトネートされた状態)においては、
ポリアミンとアニオン的に安定化されたエマルジョンお
よび、組成物中に存在し得る任意の他のアニオン性成分
との相互作用が除去される。揮発性塩基は、空気乾燥条
件下で放出されるのに十分揮発性でなければならない。
揮発性塩基の不在下では、プロトン化されたアミン部分
がアニオン性成分と相互作用して、コーティング組成物
を不安定化させる。
【0006】U.S.Patent No.5,80
4,627は、外表面へ速乾コーティングを製造する方
法を開示し、この方法は、その表面に、アニオン的に安
定化されたエマルジョンポリマー(約0℃より大きいT
gを有する)、約20〜約100重量%のアミン基含有
モノマー単位を有するポリアミン官能性ポリマーおよ
び、本質的にすべてのポリアミン官能性ポリマーが非イ
オン状態である点まで組成物のpHを上げるのに十分な
量の揮発性塩基を含む水性組成物を施用すること、なら
びに揮発性塩基を蒸発させてコーティングを生じること
を含む。U.S.Patent No.5,922,3
98は、ペンダントアミン官能基を有するラテックス粒
子を含む水性コーティング組成物を開示する。ラテック
ス粒子は、約0℃より大きいTgを有し、施用温度でフ
ィルム形成することができる。所定量の塩基(例えばア
ンモニア)を加えて、組成物のpHを、本質的にすべて
のアミン官能基が非イオン状態である点まで上げる。フ
ィルムが形成されたなら、塩基は蒸発し、ペンダントア
ミン部分がプロトン化するようにさせる。得られるペン
ダントアンモニウム部分は次に、アニオン性界面活性剤
と相互作用して水性系を不安定化し、それによって乾燥
を速める。
【0007】U.S.Patent No.5,82
4,734は、ポリマーの固体重量に基づき0.1〜5
重量%の2級または3級アミノアクリレートを有するア
ミン官能性ラテックスポリマー、架橋性モノマーおよび
5重量%未満の親水性モノマーを含む水性コーティング
組成物を開示する。この組成物はまた、無機物顔料を含
む。アミン官能性ラテックスポリマーは、少なくとも7
のpHで製造される。重合後、pHを上へ(好ましくは
8〜9.5へ)調整して、系の安定性を保持する。pH
を下げると、ポリマー粒子および無機顔料粒子の分散の
安定性が減少し、ポリマーおよび無機物粒子の沈殿およ
び乾燥に至る。
【0008】U.S.Patent No.5,94
7,632は、多数の一般的種類の物質[タルク、中空
の球状ポリマー、固体ポリマー(例えば酸型、ナトリウ
ムもしくはカリウム型のイオン交換樹脂ビーズ)および
無機化合物(例えば無機の超吸収剤(superabs
orbent)ゲル、スミカゲル(Sumica ge
l))を含む]を含む水性コーティング組成物を開示す
る。これらの物質は、水性バインダーと共に同じ第1工
程においてまたは次の工程において施用されたとき、コ
ーティングの乾燥を速める特性を共有する。しかしなが
ら、改良された方法、特に最小の経費で厚い、屋外用の
水性コーティングの乾燥時間を促進する方法が引き続き
求められている。
【0009】本発明は、コーティングの乾燥時間の短縮
方法であって、(a)速乾性バインダーを含む水性コー
ティング配合物を調製する工程、(b)該コーティング
配合物の第1の部分を基体に適用し、第1の湿潤コーテ
ィングを形成する工程、(c)該コーティング配合物の
少なくとも1つの第2の部分を、前記第1の湿潤コーテ
ィングが乾燥する前に第1の湿潤コーティングに適用
し、少なくとも1つの第2の湿潤コーティングを形成す
る工程、および(d)前記第1の湿潤コーティングと少
なくとも1つの第2のコーティングを乾燥させる工程を
含み、前記第1の湿潤コーティングと少なくとも1つの
第2のコーティングの合計の厚さが0.4mmから5.
0mm、好ましくは0.5mmから2.5mm、最も好
ましくは0.6mmから1.5mmである、乾燥時間の
短縮方法を提供する。
【0010】本発明の他の態様では、本発明方法はコー
ティング配合物の合計量に基づいて25から75重量%
の第1の部分を用いる。本発明の他の態様では、本発明
方法は第2の部分が1回で適用され、コーティング配合
物の合計量に基づいて25から75重量%の第2の部分
を用いる。本発明の好ましい態様においては、本発明方
法はコーティング配合物の合計量に基づいて50重量%
の第1の部分を用い、第2の部分が1回で適用され、コ
ーティング配合物の合計量に基づいて50重量%の第2
の部分を用いる。本発明のより好ましい態様において
は、本発明方法は第1の湿潤コーティングの適用の前ま
たは後、任意の第2のもしくは引き続くコーティングの
適用の前もしくは後に吸収剤を基体に適用する工程をさ
らに含む。
【0011】本明細書においては、「水性」の用語は、
組成物の総重量に基づいて60重量%より多い、好まし
くは70重量%より多い、最も好ましくは80重量%よ
り多いの水をコーティング配合物のビヒクルとして含有
することをいう。すなわち、最大40重量%の有機溶媒
を含むコーティング配合物もこの定義に包含される。
【0012】「道路」という語は、本明細書において包
括的用語として使用されており、歩行者、動く乗物、ト
ラクターまたは飛行機に連続的に、絶えずまたは断続的
にさらされている、またはさらされることがある屋内ま
たは屋外の任意の固体表面を含む。「道路」の幾つかの
例としては、幹線道路(highway)、街路(st
reet)、ドライブウェー(driveway)、歩
道、滑走路、タキシングエリア(taxiing ar
ea)、タールマックエリア(tarmacare
a)、駐車場、屋根(rooftop)、屋内の床(例
えば、工場の床、ショッピングモールの内部等)などが
挙げられるが、これらに限定されない。表面の材料は、
メーソンリー(masonry)、タール、アスファル
ト、樹脂、コンクリート、セメント、石、スタッコ(s
tucco)、タイル、木、ポリマー材料およびこれら
の組合せが挙げられる。
【0013】本発明の方法は、トラフィックペイント、
路面標識、家のペイント、建物、壁、屋根および他の構
造物の外または内表面のためのメンテナンスコーティン
グのために使用することができる。基体の表面は、木、
金属(例えばアルミニウム、鋼等)、ポリマー、プラス
ター(plaster)等であることができる。他の用
途としては、広範囲の製造された物品、例えば標識、
船、車等に存在する金属基体をコーティングすることを
含む。全ての基体は、存在するコーティングまたはペイ
ントの層(新しいかまたは古いことができる)を1層以
上すでに有することができる。
【0014】コーティング配合物は、当業者に公知の多
数の方法によって基体表面に施用することができる。幾
つかの例は、ブラッシング、噴霧、押出し、浸漬および
それらの組合せである。本発明方法において有用なコー
ティング配合物は、速乾性バインダーの存在を必要とす
る。前述のように種々の速乾性バインダーが公知であ
る。好適な速乾性バインダーとしては以下のものが挙げ
られる。
【0015】(a)(i)−10℃より高いTgを有す
るアニオン的に安定化されたポリマー; (ii)アミンまたはイミンモノマーから形成されたポ
リアミン官能性ポリマー;および (iii)該ポリアミン官能性ポリマーの共役酸をデプ
ロトネートするのに十分な量の揮発性塩基を含む水性分
散物; (b)(i)ペンダントアミン官能基を有するラテック
スポリマーであり、そのようなラテックスポリマーが−
10℃以上のTgを有する、ポリアミン官能性ポリマ
ー;および (ii)該ポリアミン官能性ポリマーの共役酸をデプロ
トネートするのに十分な量の揮発性塩基を含む水性分散
物; (c)(i)ペンダントアミン官能基およびペンダント
酸官能基を有するラテックスポリマーであり、アミン官
能基対酸官能基の比が3:1より大きく、かつ該ラテッ
クスポリマーが−10℃以上のTgを有する、ポリアミ
ン官能性ポリマー;および (ii)該ポリアミン官能性ポリマーの共役酸をデプロ
トネートするのに十分な量の揮発性塩基を含む水性分散
物;
【0016】(d)(i)ペンダントアミン官能基を有
するラテックスポリマーであり、該ペンダントアミン官
能基を有するラテックスポリマーが−10℃以上のTg
を有する、ポリアミン官能性ポリマー; (ii)ペンダント酸官能基を有するラテックスポリマ
ーであって、−10℃以上のTgを有する該ペンダント
酸官能基を有するラテックスポリマー;および (iii)該ポリアミン官能性ポリマーの共役酸をデプ
ロトネートするのに十分な量の揮発性塩基を含む水性分
散物; (e)(i)−10℃以上のTgを有するポリアミン官
能性ポリマーであって、 (A)1〜18個の炭素原子を含むアルキルエステル部
分を有する、アクリル酸またはメタクリル酸のアルキル
エステル; (B)該アクリル系フィルム形成性ポリマーに基づき
0.1〜5重量%の少なくとも1個の2級もしくは3級
アミノアクリレートモノマーまたは2級もしくは3級ア
ミノメタクリレートモノマー;および (C)該アクリル系フィルム形成性ポリマーに基づき
0.1〜5重量%の、アクリルアミド、メタクリルアミ
ドおよびN−アルキロールアクリルアミドからなる群よ
り選択される架橋性モノマーを含む重合可能なモノマー
から形成されるポリアミン官能性ポリマーを含む水性エ
マルジョンであって、該ポリアミン官能性ポリマーは、
該フィルム形成性ポリマーに基づき3重量%未満の組み
込まれた親水性モノマーを有する水性エマルジョン;な
らびに (ii)該ポリアミン官能性ポリマーの共役酸をデプロ
トネートするのに十分な量の揮発性塩基を含む水性分散
物;
【0017】(f)(i)ペンダントの強カチオン基を
有するポリマーを含み、該ペンダントの強カチオン基を
有するポリマーが−10℃以上のTgを有する、水性分
散物;および (ii)ペンダントの弱酸基を有するポリマーを含み、
該ペンダントの弱酸基を有するポリマーが−10℃以上
のTgを有する、組成物;ならびに (g)(i)ペンダントの強カチオン基およびペンダン
トの弱酸基の両方を有するポリマーを含み、該ポリマー
が−10℃以上のTgを有する、水性分散物。
【0018】速乾性バインダーに加え、コーティング配
合物はコーティングの乾燥をさらに促進する吸収剤を含
むことができる。好適な吸収剤としては、有機超吸収樹
脂、イオン交換樹脂、中空球状ポリマー、モレキュラー
シーブ、タルク、無機超吸収ゲル、スミカゲル、多孔質
炭素質物質、非多孔質炭素質物質のような無機吸収剤、
およびこれらの混合物が挙げられる。本発明において使
用される吸収剤の量は、速乾性バインダーの総重量に基
づいて0.01重量%から90重量%の範囲である。好
ましい範囲は0.1重量%から70重量%、より好まし
くは1重量%から30重量%である。
【0019】コーティング配合物は公知のコーティング
成分、特に厚塗り屋外用のコーティング用途に使用され
る成分を含むことができる。かかる成分としては、増粘
剤;レオロジー調節剤;染料、金属イオン封鎖剤;殺生
物剤;分散剤;顔料、例えば二酸化チタン、有機顔料、
カーボンブラック;エキステンダー、例えば炭酸カルシ
ウム、タルク、クレー、シリカおよびシリケート;充填
剤、例えばガラスまたはポリマーの微小球、石英および
砂;凍結防止剤;可塑剤;接着促進剤、例えばシラン;
融合助剤(coalescent);湿潤剤;界面活性
剤;スリップ剤もしくは滑り止め剤;架橋剤;消泡剤;
着色剤;粘着付与剤;ワックス;防腐剤;凍結/解凍保
護剤(freeze/thaw protecto
r);腐食防止剤;および抗凝集剤が挙げられるが、こ
れらに限定されない。
【0020】本明細書に記載される範囲は両端の値を含
み、最大と最低の値は組み合わせることができる。表1
にしたがってペイント配合物が調製された。
【0021】
【表1】
【0022】ペイント配合物Aを、種々の塗布方法によ
り評価した。それぞれの方法における乾燥時間を以下の
方法により測定した。 (1)各ペイント配合物を4インチ(0.1016m)
幅で既存の交通標識の上に所定の湿潤フィルム厚さで塗
布した。 (2)任意に各ペイント配合物の引き続く部分を第1の
部分の上に、前の部分が湿っている間に塗布した。この
工程は所望の回数だけ繰り返された。 (3)所定の時間間隔で、フォードのModel F−
350ピックアップトラックを約20mph(時速32
km)でラインの上を通過させた。 (4)周辺の道路表面を、トラックのタイヤによりはぎ
取られ、道路表面の他の場所に付けられた白色ペイント
について調べた。 (5)道路にペイントがほとんどまたは全く付けられな
くなるまでの時間を「ノー−トラッキング時間(Tim
e−to−No−Tracking)」として表示し
た。条件と結果を表2に示した。
【0023】
【表2】
【0024】ペイントの2つの異なったコーティングを
適用すること(ウェット−オン−ウェット)により、同
じ総湿潤フィルム厚さにペイントを1回塗りした場合に
比較して、乾燥時間が顕著に減少させられることが見い
だされた。[方法2対1(比較例)、方法4対3(比較
例)]
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジェフリー・ジョーゼフ・ソブクザック アメリカ合衆国ペンシルバニア州19320, コーテスビル,バルタスロール・ドライ ブ・314

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】屋外用コーティングの乾燥時間の短縮方法
    であって、 (a)速乾性バインダーを含む水性コーティング配合物
    を調製する工程、 (b)該コーティング配合物の第1の部分を基体に適用
    し、第1の湿潤コーティングを形成する工程、 (c)該コーティング配合物の少なくとも1つの第2の
    部分を、前記第1の湿潤コーティングが乾燥する前に第
    1の湿潤コーティングに適用し、少なくとも1つの第2
    の湿潤コーティングを形成する工程、および (d)前記第1の湿潤コーティングと少なくとも1つの
    第2のコーティングを乾燥させる工程を含み、 前記第1の湿潤コーティングと少なくとも1つの第2の
    コーティングの合計の厚さが0.4mmから5.0mm
    である、乾燥時間の短縮方法。
  2. 【請求項2】前記第1の部分が、コーティング配合物の
    合計重量の25から75重量%である、請求項1記載の
    方法。
  3. 【請求項3】前記少なくとも1つの第2の部分が単一の
    塗布であり、コーティング配合物の合計重量の25から
    75重量%である、請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】前記第1の部分が、コーティング配合物の
    合計重量の50重量%であり、前記少なくとも1つの第
    2の部分がコーティング配合物の合計重量の50重量%
    である、請求項1記載の方法。
  5. 【請求項5】速乾性バインダーが、(a)−10℃より
    高いガラス転移温度を有するアニオン的に安定化された
    ポリマー、(b)アミンモノマーまたはイミンモノマー
    から形成されたポリアミン官能性ポリマー、および
    (c)該ポリアミン官能性ポリマーの共役酸をデプロト
    ネートするのに充分な量の揮発性塩基、 を含む、請求項1記載の方法。
  6. 【請求項6】速乾性バインダーが、(i)ペンダントア
    ミン官能基を有するラテックスポリマーを含むポリアミ
    ン官能性ポリマーであって、該ラテックスポリマーが少
    なくとも−10℃のガラス転移温度を有する、ポリアミ
    ン官能性ポリマー、(ii)該ポリアミン官能性ポリマ
    ーの共役酸をデプロトネートするのに充分な量の揮発性
    塩基、 を含む、請求項1記載の方法。
  7. 【請求項7】第1の湿潤コーティングの適用の前または
    後に吸収剤を基体に適用する工程をさらに含む請求項1
    記載の方法であって、該吸収剤がイオン交換樹脂、中空
    球状ポリマー、モレキュラーシーブ、タルク、無機超吸
    収ゲル、スミカゲル、多孔質炭素質物質、非多孔質炭素
    質物質およびそれらの混合物からなる群から選択される
    方法。
JP2000368430A 1999-12-03 2000-12-04 屋外用コーティングの乾燥時間の短縮方法 Withdrawn JP2001214409A (ja)

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