JP2001213755A - 低刺激性皮膚化粧料 - Google Patents

低刺激性皮膚化粧料

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JP2001213755A
JP2001213755A JP2000021471A JP2000021471A JP2001213755A JP 2001213755 A JP2001213755 A JP 2001213755A JP 2000021471 A JP2000021471 A JP 2000021471A JP 2000021471 A JP2000021471 A JP 2000021471A JP 2001213755 A JP2001213755 A JP 2001213755A
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acid
skin
skin cosmetic
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JP2000021471A
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Akihiro Kuroda
章裕 黒田
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Kanebo Ltd
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Kanebo Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】界面活性剤、有機酸、防腐剤等の皮膚に対する
刺激性を緩和した皮膚化粧料を提供する。 【解決手段】ヤエヤマアオキの抽出物、粉砕物または圧
搾物を含有することを特徴とする低刺激性皮膚化粧料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヤエヤマアオキの
抽出物、粉砕物または圧搾物を配合することで、界面活
性剤、有機酸、防腐剤などの皮膚に対する刺激性を緩和
した皮膚化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ヤエヤマアオキの抽出物は、特開
平6−87736号公報や特開平8−217686号公
報の抗がん剤や抗ヘリコバクターピロリ菌薬の記載に見
られるように、内服時などに効果のある成分を含んだ抽
出物であることが判っている。一方、有機酸、防腐剤、
特定の界面活性剤などの成分は、皮膚に対して敏感であ
る場合があり、化粧品が使用しにくい消費者が多く存在
している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】その中でもスティンギ
ングのように紅斑反応などの外観変化は起こさないもの
の、ピリピリ感などの刺激を訴える例が近年増加してお
り、この対策が急がれている。すなわち、本発明の目的
は、低刺激性の皮膚化粧料を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明人らは、ヤエヤマ
アオキの抽出物、粉砕物または圧搾物を経皮用途で試験
してみたところ、肌の状態改善効果と美肌効果以外に、
弱い麻酔・鎮痛作用があり、スティンギングの抑制に効
果があることを見出し、本発明を完成した。
【0005】すなわち、本発明は、ヤエヤマアオキの抽
出物、粉砕物または圧搾物を含有することを特徴とする
低刺激性皮膚化粧料にある。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明で用いる和名ヤエヤマアオ
キはアカネ科の植物で、学名はモリンダ・シトリフォリ
ア(Morinda citrifolia)である。ヤエヤマアオキは白
色の花をもつ小木であり、東南アジアに自生または一部
栽培されている。栽培されているものとしては、タヒチ
産のものが供給が多い。本発明で用いるヤエヤマアオキ
の抽出物とは、ヤエヤマアオキの実、茎、根、種、花等
を圧搾したもの、または粉砕したものなどを、水、多価
アルコール、低級アルコール等の親水性溶媒、ヘキサン
等の揮発性有機溶媒、ゴマ油等の不揮発性有機溶媒、ま
たはこれらの混合溶媒を用い、低温乃至加熱下、減圧乃
至加圧下にて抽出し、場合によってはパウダー化したも
のを指す。上記抽出物以外に、ヤエヤマアオキの実、
茎、根、種、花等を圧搾して得られる圧搾物そのもの、
または粉砕して得られる粉砕物そのものも本発明では使
用できる。本発明で特に好ましいものとしては、ヤエヤ
マアオキの実を圧搾したものをろ過した圧搾液やヤエヤ
マアオキの実の乾燥粉末を上記親水性溶媒で抽出したも
のが挙げられる。パウダー化する際は、スプレードライ
ヤーを用いると凝集が少なく、易崩壊性で製剤的に優れ
た抽出物が得られる。さらに、一度パウダー化したもの
をアルコール等で抽出して利用することも可能である。
【0007】本発明で用いるヤエヤマアオキの抽出物、
粉砕物または圧搾物(以後「ヤエヤマアオキ」と言う)
の製剤中への配合量(抽出物等は乾燥残分換算)は、皮
膚化粧料の総量に対して、好ましくは0.1〜50質量
%、さらに好ましくは1〜20質量%、特に好ましくは
3〜10質量%である。この範囲であれば、製剤の感触
を犠牲にせずにスティンギングを抑制した製剤の開発が
可能である。
【0008】本発明では、防腐剤を併用しても低刺激性
皮膚化粧料が得られるので防腐剤を配合することが好ま
しい。防腐剤としては、例えば、パラオキシ安息香酸イ
ソブチル、パラオキシ安息香酸イソプロピル、パラオキ
シ安息香酸メチル、パラオキシ安息香酸エチル、パラオ
キシ安息香酸ブチル等のパラベン類;フェノキシエタノ
ール;エチレングリコール、ジエチレングリコール、ポ
リエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロ
ピレングリコール、ポリプロピレングリコール、グリセ
リン、ジグリセリン、ポリグリセリン、3−メチル−
1,3−ブタンジオール、1,3−ブチレングリコー
ル、ソルビトール、エリスリトール、マンニトール、グ
ルコース、ショ糖、果糖、ラフィノース、キシリトー
ル、ラクトース、マルトース、マルチトール、トレハロ
ース、アルキル化トレハロース、混合異性化糖、硫酸化
トレハロース、プルラン等、これらの化学修飾体等の多
価アルコール(糖類を含む);エチルアルコール、イソ
プロプロピルアルコール、プロピルアルコール、ブチル
アルコール等の低級アルコール;ヨモギ類等の植物抽出
エキス;およびその化学修飾体が挙げられるが、特にパ
ラベン類、フェノキシエタノールが防腐に対する有効性
が高いことから好ましい。防腐剤の配合量としては、皮
膚化粧料の総量に対して、0.01〜90質量%が好ま
しい。
【0009】また、本発明では、皮膚に対する作用がは
っきりしているが、スティンギングが発生する物質であ
る有機酸及び/その塩とヤエヤマアオキを併用すると、
より刺激を減らした状態で肌の状態改善を行うことがで
きる。本発明でいう有機酸とは、α−ヒドロキシ酸、β
−ヒドロキシ酸やそれらの成分を含む植物抽出液(例え
ばハイビスカスエキス、レモン等の柑橘系果実エキス、
キウイエキス等の他の果実エキス)が挙げられる。これ
ら有機酸、それらの塩は1種または2種以上を組み合わ
せて用いることも可能である。本発明で用いる有機酸、
そられの塩の例としては、グリコール酸、乳酸、グリセ
リン酸、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸、サリチル酸、グ
ルコン酸等のウロン酸等、また塩としてはナトリウム
塩、カリウム塩、カルシウム塩等が挙げられる。本発明
の低刺激性皮膚化粧料における有機酸の配合量として
は、皮膚化粧料の総量に対して、0.0001〜10質
量%が好ましく、特に好ましくは0.001〜5質量%
が挙げられる。
【0010】本発明で用いる界面活性剤の例としては、
例えばアニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、
ノニオン性界面活性剤、両性界面活性剤を用いることが
できる。より詳しくは脂肪酸石鹸、α−アシルスルホン
酸塩、アルキルスルホン酸塩、アルキルアリルスルホン
酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩、アルキル硫酸
塩、アルキルエーテル硫酸塩、アルキルアミド硫酸塩、
アルキルリン酸塩、アルキルアミドリン酸塩、アルキロ
イルアルキルタウリン塩、N−アシルアミノ酸塩、スル
ホコハク酸塩、パーフルオロアルキルリン酸エステル等
のアニオン性界面活性剤、塩化アルキルトリメチルアン
モニウム、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、臭
化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化セトステア
リルトリメチルアンモニウム、塩化ジステアリルジメチ
ルアンモニウム、塩化ステアリルジメチルベンジルアン
モニウム、臭化ベヘニルトリメチルアンモニウム等のカ
チオン性界面活性剤、ラウリン酸アルカノールアミド、
POEソルビタン脂肪酸エステル、POEグリセリン脂
肪酸エステル、POE脂肪酸エステル、ポリエーテル変
性シリコーン等のノニオン性界面活性剤、カルボキシベ
タイン型、アミドベタイン型、スルホベタイン型、ヒド
ロキシスルホベタイン型、アミドスルホベタイン型、ホ
スホベタイン型、アミノカルボン酸塩型、イミダゾリン
誘導体型、アミドアミン型等の両性界面活性剤が挙げら
れる。また、サポニン、糖系界面活性剤等の天然系界面
活性剤を用いることもできる。本発明では、これら界面
活性剤の中で、皮膚への刺激性を有する場合がある界面
活性剤にヤエヤマアオキを併用すると刺激が緩和するこ
とができる。界面活性剤の配合量としては、皮膚化粧料
の総量に対して、0.1〜95質量%が好ましい。
【0011】本発明の低刺激性皮膚化粧料には、上記の
各成分以外に、通常化粧料に用いられる油剤、粉体(顔
料、色素、樹脂)、フッ素化合物、樹脂、界面活性剤、
粘剤、香料、紫外線防御剤(有機系、無機系を含む。U
V−A、Bのいずれに対応していても構わない)、生理
活性成分、塩類、溶媒、酸化防止剤、キレート剤、中和
剤、pH調整剤、昆虫忌避剤、酵素等の成分を使用する
ことができる。
【0012】油剤としては、通常化粧料に用いられる揮
発性および不揮発性の油剤、溶剤および樹脂が挙げら
れ、常温で液体、ペースト、固体であっても構わない
が、ハンドリングに優れる液体が好ましい。油剤の例と
しては、例えばセチルアルコール、イソステアリルアル
コール、ラウリルアルコール、ヘキサデシルアルコー
ル、オクチルドデカノール等の高級アルコール、イソス
テアリン酸、ウンデシレン酸、オレイン酸等の脂肪酸、
ミリスチン酸ミリスチル、ラウリン酸ヘキシル、オレイ
ン酸デシル、ミリスチン酸イソプロピル、ジメチルオク
タン酸ヘキシルデシル、モノステアリン酸グリセリン、
フタル酸ジエチル、モノステアリン酸エチレングリコー
ル、オキシステアリン酸オクチル等のエステル類、流動
パラフィン、ワセリン、スクワラン等の炭化水素、ラノ
リン、還元ラノリン、カルナバロウ等のロウ、ミンク
油、カカオ脂、ヤシ油、パーム核油、ツバキ油、ゴマ
油、ヒマシ油、オリーブ油等の油脂、エチレン・α−オ
レフィン・コオリゴマー等が挙げられる。
【0013】また、別の形態の油剤の例としては、例え
ばジメチルポリシロキサン、メチルハイドロジェンポリ
シロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ポリエー
テル変性オルガノポリシロキサン、フルオロアルキル・
ポリオキシアルキレン共変性オルガノポリシロキサン、
アルキル変性オルガノポリシロキサン、末端変性オルガ
ノポリシロキサン、フッ素変性オルガノポリシロキサ
ン、アモジメチコーン、アミノ変性オルガノポリシロキ
サン、シリコーンゲル、アクリルシリコーン、トリメチ
ルシロキシケイ酸、シリコーンRTVゴム等のシリコー
ン化合物、パーフルオロポリエーテル、フッ化ピッチ、
フルオロカーボン、フルオロアルコール等のフッ素化合
物が挙げられる。
【0014】粉体の例としては、赤色104号、赤色2
01号、黄色4号、青色1号、黒色401号等の色素、
黄色4号Alレーキ、黄色203号Baレーキ等のレー
キ色素、ナイロンパウダー、シルクパウダー、ポリウレ
タンパウダー、テフロン(商標)パウダー、シリコーン
パウダー、ポリメタクリル酸メチルパウダー、セルロー
スパウダー、シリコーンエラストマー球状粉体、ポリエ
チレン末等の高分子、黄酸化鉄、赤色酸化鉄、黒酸化
鉄、酸化クロム、カーボンブラック、群青、紺青等の有
色顔料、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化セリウム等の白色
顔料、タルク、マイカ、セリサイト、カオリン、板状硫
酸バリウム等の体質顔料、雲母チタン等のパール顔料、
硫酸バリウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、珪
酸アルミニウム、珪酸マグネシウム等の金属塩、シリ
カ、アルミナ等の無機粉体、ベントナイト、スメクタイ
ト、窒化ホウ素等が挙げられる。これらの粉体の形状
(球状、棒状、針状、板状、不定形状、燐片状、紡錘状
等)に特に制限はない。
【0015】これらの粉体は、従来公知の表面処理、例
えばフッ素化合物処理、シリコーン処理、シリコーン樹
脂処理、ペンダント処理、シランカップリング剤処理、
チタンカップリング剤処理、油剤処理、N−アシル化リ
ジン処理、ポリアクリル酸処理、金属石鹸処理、アミノ
酸処理、無機化合物処理、プラズマ処理、メカノケミカ
ル処理等によって事前に表面処理されていてもいなくて
も構わない。
【0016】溶媒の例としては、精製水、環状シリコー
ン、軽質流動イソパラフィン、エーテル類、LPG、フ
ルオロカーボン、N−メチルピロリドン、フルオロアル
コール、揮発性直鎖状シリコーン、次世代フロン等が挙
げられる。
【0017】また、本発明では生理活性成分を併用する
ことも好ましい。これは生理活性成分の中には、前記有
機酸のように皮膚に感覚刺激を惹起するものが少なくな
いためである。本発明で言う生理活性成分としては、皮
膚に塗布した場合に皮膚に何らかの生理活性を与える物
質が挙げられる。例えば、美白成分、抗炎症剤、老化防
止剤、紫外線防御剤、スリミング剤、ひきしめ剤、抗酸
化剤、発毛剤、育毛剤、保湿剤、血行促進剤、乾燥剤、
冷感剤、温感剤、ビタミン類、アミノ酸、創傷治癒促進
剤、ヤエヤマアオキ以外の刺激緩和剤、ヤエヤマアオキ
以外の鎮痛剤、細胞賦活剤、酵素成分等が挙げられる。
その中でも、天然系の植物抽出成分、海藻抽出成分、生
薬成分が特に好ましい。本発明では、これらの生理活性
成分を1種または2種以上配合することが好ましい。
【0018】これらの成分の例としては、例えばアシタ
バエキス、アボガドエキス、アマチャエキス、アルテア
エキス、アルニカエキス、アロエエキス、アンズエキ
ス、アンズ核エキス、イチョウエキス、ウイキョウエキ
ス、ウコンエキス、ウーロン茶エキス、エイジツエキ
ス、エチナシ葉エキス、オウゴンエキス、オウバクエキ
ス、オウレンエキス、オオムギエキス、オトギリソウエ
キス、オドリコソウエキス、オランダカラシエキス、海
水乾燥物、海藻エキス、加水分解エラスチン、加水分解
コムギ末、加水分解シルク、カモミラエキス、カロット
エキス、カワラヨモギエキス、甘草エキス、カルカデエ
キス、カキョクエキス、キナエキス、キューカンバーエ
キス、グアノシン、クチナシエキス、クマザサエキス、
クララエキス、クルミエキス、クレマティスエキス、ク
ロレラエキス、クワエキス、ゲンチアナエキス、紅茶エ
キス、酵母エキス、ゴボウエキス、コメヌカ発酵エキ
ス、コメ胚芽油、コンフリーエキス、コラーゲン、コケ
モモエキス、サイシンエキス、サイコエキス、サイタイ
抽出液、サルビアエキス、サボンソウエキス、ササエキ
ス、サンザシエキス、サンショウエキス、シイタケエキ
ス、ジオウエキス、シコンエキス、シソエキス、シナノ
キエキス、シモツケソウエキス、シャクヤクエキス、シ
ョウブ根エキス、シラカバエキス、スギナエキス、セイ
ヨウキズタエキス、セイヨウサンザシエキス、セイヨウ
ニワトコエキス、セイヨウノコギリソウエキス、セイヨ
ウハッカエキス、セージエキス、ゼニアオイエキス、セ
ンキュウエキス、センブリエキス、ダイズエキス、タイ
ソウエキス、タイムエキス、茶エキス、チョウジエキ
ス、チガヤエキス、チンピエキス、トウキエキス、トウ
キンセンカエキス、トウニンエキス、トウヒエキス、ド
クダミエキス、トマトエキス、納豆エキス、ニンジンエ
キス、ニンニクエキス、ノバラエキス、バクモンドウエ
キス、パセリエキス、蜂蜜、ハマメリスエキス、パリエ
タリアエキス、ヒキオコシエキス、ビサボロール、ビワ
エキス、フキタンポポエキス、フキノトウエキス、ブク
リョウエキス、ブッチャーブルームエキス、プロポリ
ス、ヘチマエキス、ベニバナエキス、ペパーミントエキ
ス、ボダイジュエキス、ボタンエキス、ホップエキス、
マツエキス、マロニエエキス、ミズバショウエキス、ム
クロジエキス、メリッサエキス、モモエキス、ヤグルマ
ギクエキス、ユーカリエキス、ユキノシタエキス、ヨク
イニンエキス、ラベンダーエキス、レタスエキス、レン
ゲソウエキス、ローズエキス、ローズマリーエキス、ロ
ーマカミツレエキス、ローヤルゼリーエキス等を挙げる
ことができる。
【0019】また、デオキシリボ核酸、ムコ多糖類、ヒ
アルロン酸ナトリウム、コンドロイチン硫酸ナトリウ
ム、コラーゲン、エラスチン、キチン、キトサン、加水
分解卵殻膜等の生体高分子、アミノ酸、尿素、ピロリド
ンカルボン酸ナトリウム、ベタイン、ホエイ等の保湿成
分、スフィンゴ脂質、セラミド、コレステロール、コレ
ステロール誘導体、リン脂質等の油性成分、ε−アミノ
カプロン酸、グリチルリチン酸、β−グリチルレチン
酸、塩化リゾチーム、グアイアズレン、ヒドロコルチゾ
ン等の抗炎症剤、ビタミンA,B2,B6,C,D,E,
パントテン酸カルシウム、ビオチン、ニコチン酸アミ
ド、ビタミンCエステル等のビタミン類、アラントイ
ン、ジイソプロピルアミンジクロロアセテート、4−ア
ミノメチルシクロヘキサンカルボン酸等の活性成分、ト
コフェロール、カロチノイド、フラボノイド、タンニ
ン、リグナン、サポニン等の抗酸化剤、γ−オリザノー
ル、ビタミンE誘導体等の血行促進剤、レチノール、レ
チノール誘導体等の創傷治癒剤、アルブチン、コウジ
酸、プラセンタエキス、イオウ、エラグ酸、リノール
酸、トラネキサム酸、グルタチオン等の美白剤、セファ
ランチン、カンゾウ抽出物、トウガラシチンキ、ヒノキ
チオール、ヨウ化ニンニクエキス、塩酸ピリドキシン、
dl−α−トコフェロール、酢酸dl−α−トコフェロ
ール、ニコチン酸、ニコチン酸誘導体、パントテン酸カ
ルシウム、D−パントテニルアルコール、アセチルパン
トテニルエチルエーテル、ビオチン、アラントイン、イ
ソプロピルメチルフェノール、エストラジオール、エチ
ニルエステラジオール、塩化カプロニウム、塩化ベンザ
ルコニウム、塩酸ジフェンヒドラミン、タカナール、カ
ンフル、ノニル酸バニリルアミド、ノナン酸バニリルア
ミド、ピロクトンオラミン、ペンタデカン酸グリセリ
ル、l−メントール、モノニトログアヤコール、レゾル
シン、γ−アミノ酪酸、塩化ベンゼトニウム、塩酸メキ
シレチン、オーキシン、女性ホルモン、カンタリスチン
キ、シクロスポリン、ジンクピリチオン、ヒドロコルチ
ゾン、ミノキシジル、モノステアリン酸ポリオキシエチ
レンソルビタン、ハッカ油、ササニシキエキス等の成分
等が挙げられる。
【0020】樹脂、粘剤の例としては、例えば、アクリ
ル酸エステル/メタクリル酸エステル共重合体(プラス
サイズ、互応化学社製)、酢酸ビニル/クロトン酸共重
合体(レジン28−1310、NSC社製)、酢酸ビニ
ル/クロトン酸/ビニルネオデカネート共重合体(28
−2930、NSC社製)、メチルビニルエーテルマレ
イン酸ハーフエステル(ガントレッツES、ISP社
製)、t−ブチルアクリレート/アクリル酸エチル/メ
タクリル酸共重合体(ルビマー、BASF社製)、ビニ
ルピロリドン/ビニルアセテート/ビニルプロピオネー
ト共重合体(ルビスコールVAP、BASF社製)、ビ
ニルアセテート/クロトン酸共重合体(ルビセットC
A、BASF社製)、ビニルアセテート/クロトン酸/
ビニルピロリドン共重合体(ルビセットCAP、BAS
F社製)、ビニルピロリドン/アクリレート共重合体
(ルビフレックス、BASF社製)、アクリレート/ア
クリルアミド共重合体(ウルトラホールド、BASF社
製)、ビニルアセテート/ブチルマレアート/イソボル
ニルアクリラート共重合体(アドバンテージ、ISP社
製)、カルボキシビニルポリマー(カーボポール、B.
F.GOODRICH社製)、架橋型ポリアクリル酸
(ペミュレン、BF GOODRICH社製)等のアニ
オン性高分子化合物や、ジアルキルアミノエチルメタク
リエート重合体の酢酸両性化物(ユカフォーマー、三菱
化学社製)、アクリル酸オクチルアクリルアミド/アク
リル酸ヒドロキシプロピル/メタクリル酸ブチルアミノ
エチル共重合体(AMPHOMER、NSC社製)等の
両性高分子化合物や、ビニルピロリドン/ジメチルアミ
ノエチルメタクリレートの4級化物(GAFQUAT、
ISP社製)、メチルビニルイミダゾリウムクロリド/
ビニルピロリドン共重合体(ルビコート、BASF社
製)等のカチオン性高分子化合物や、ポリビニルピロリ
ドン(ルビスコールK、BASF社製)、ビニルピロリ
ドン/酢酸ビニル共重合体(ルビスコールVA、BAS
F社製)、ビニルピロリドン/ジメチルアミノエチルメ
タクリレート共重合体(コポリマー937、ISP社
製)、ビニルカプロラクタム/ビニルピロリドン/ジメ
チルアミノエチルメタクレレート共重合体(コポリマー
VC713、ISP社製)等のノニオン性高分子化合物
等がある。また、セルロースまたはその誘導体、ケラチ
ン及びコラーゲンまたはその誘導体、アルギン酸カルシ
ウム、プルラン、寒天、ゼラチン、タマリンド種子多糖
類、キサンタンガム、カラギーナン、ハイメトキシルペ
クチン、ローメトキシルペクチン、ガーガム、アラビア
ゴム、結晶セルロース、アラビノガラクタン、カラヤガ
ム、トラガカントガム、アルギン酸、アルブミン、カゼ
イン、カードラン、ジェランガム、デキストラン等の天
然由来高分子化合物も好適に用いることができる。
【0021】本発明の低刺激性皮膚化粧料には、紫外線
防御効果を付与することも好ましい。一般に光や紫外線
防御剤が配合された製品は皮膚刺激を感じる場合があ
り、本発明の低刺激性皮膚化粧料の技術を用いると、こ
れらの刺激や皮膚の炎症反応を緩和することができるメ
リットがある。この場合は、以下に示すような紫外線防
御剤を用いることが好ましい。
【0022】紫外線防御剤としては、無機系および有機
系が挙げられ、無機系では微粒子酸化チタンや微粒子酸
化亜鉛等が挙げられ、有機系紫外線防御剤としては、例
えばパラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル、2−ヒ
ドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキ
シ−4−メトキシベンゾフェノン−5−硫酸、2,2’
−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、p−メ
トキシハイドロケイ皮酸ジエタノールアミン塩、パラア
ミノ安息香酸(以後、PABAと略す)、エチルジヒド
ロキシプロピルPABA、グリセリルPABA、サリチ
ル酸ホモメンチル、メチル−O−アミノベンゾエート、
2−エチルヘキシル−2−シアノ−3,3−ジフェニル
アクリレート、オクチルジメチルPABA、サリチル酸
オクチル、2−フェニル−ベンズイミダゾール−5−硫
酸、サリチル酸トリエタノールアミン、3−(4−メチ
ルベンジリデン)カンフル、2,4−ジヒドロキシベン
ゾフェニン、2,2’,4,4’−テトラヒドロキシベ
ンゾフェノン、2,2’−ジヒドロキシ−4,4’−ジ
メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−N−オ
クトキシベンゾフェノン、4−イソプロピルジベンゾイ
ルメタン、ブチルメトキシジベンゾイルメタン、4−
(3,4−ジメトキシフェニルメチレン)−2,5−ジ
オキソ−1−イミダゾリジンプロピオン酸2−エチルヘ
キシルや、これらの高分子誘導体、シラン誘導体等が挙
げられる。さらに、これらの吸収剤、好ましくは4−t
ert−ブチル−4’−メトキシジベンゾイルメタンを
ポリマー中に封止したものも好ましく用いることができ
る。紫外線防御剤の皮膚化粧料への配合量としては、
0.1〜75質量%が好ましい。
【0023】本発明の低刺激性皮膚化粧料としては、例
えば乳液、クリーム、ローション、カラミンローショ
ン、サンスクリーン剤、サンタン剤、アフターシェーブ
ローション、プレシェーブローション、パック料、アク
ネ対策化粧料、エッセンス等の基礎化粧料、ファンデー
ション、白粉、アイシャドウ、アイライナー、アイブロ
ー、チーク、口紅、ネイルカラー等のメイクアップ化粧
料、ボディパウダー、デオドラント、石鹸、ボディシャ
ンプー、入浴剤、ハンドソープ、香水等が挙げられる。
【0024】本発明の低刺激性皮膚化粧料の剤型として
は、二層状、油中水型エマルション、水中油型エマルシ
ョン、ジェル状、スプレー、ムース状、油性、固型状、
シート状など従来公知の剤型を使用することができる。
【0025】
【実施例】以下、実施例および比較例によって本発明を
詳細に説明する。また、実施例および比較例で用いた皮
膚化粧料の評価方法を以下に示す。
【0026】[スティンギングテスト]サリチル酸に感
受性のある(ぴりぴり感を感じる)パネラー10名を用
い、実施例および比較例の試料を3日間に1サンプルづ
つ試用してもらい、肌に異常があったか、また、ぴりぴ
り感を感じたかをアンケート形式で集計した。肌に異常
があったり、ぴりぴり感を特に感じなかったパネラーの
数を以って評価結果とした。従って、問題のなかったパ
ネラーの数が多いほどその製剤は低刺激性であると判断
した。
【0027】実施例1 表1の処方に従って製品を得た。尚、配合量の単位は質
量%であり、ヤエヤマアオキの抽出物、粉砕物または圧
搾物としては、ヤエヤマアオキエキス(ヤエヤマアオキ
の実の圧搾物をろ過したものを減圧し、特異臭を軽減し
た圧搾液、圧搾液の乾燥残分は7.2質量%)を用い
た。
【0028】(表1) 成 分 配合量(質量%) ------------------------------------------------- ジプロピレングリコール 5.0 グリセリン 5.0 フェノキシエタノール 0.2 ヤエヤマアオキエキス 10.0 クエン酸 0.23 クエン酸ナトリウム 0.07 エデト酸4ナトリウム 適 量 精製水 残 部
【0029】各成分を混合し、ボトル容器に充填して製
品とした。
【0030】比較例1 実施例1のヤエヤマアオキエキスの代わりに、精製水を
用いた他は全て実施例1と同様にして製品を得た。
【0031】表2に、実施例および比較例の評価結果を
示す。
【0032】
【0033】表2の結果より、本発明の実施例1は比較
例1と比べて有意にスティンギング感受性を抑制してい
ることが判る。また、実施例1は官能特性上も問題のな
い感触を示していた。
【0034】
【発明の効果】以上のことから、本発明は、ヤエヤマア
オキの抽出物もしくは粉砕物もしくは圧搾物を配合する
ことで、界面活性剤、有機酸、防腐剤等の皮膚に対する
刺激性を緩和した化粧料が得られることは明らかであ
る。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヤエヤマアオキの抽出物、粉砕物または
    圧搾物を含有することを特徴とする低刺激性皮膚化粧
    料。
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