JP2001213555A - エキスパンダロール - Google Patents

エキスパンダロール

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JP2001213555A
JP2001213555A JP2000025094A JP2000025094A JP2001213555A JP 2001213555 A JP2001213555 A JP 2001213555A JP 2000025094 A JP2000025094 A JP 2000025094A JP 2000025094 A JP2000025094 A JP 2000025094A JP 2001213555 A JP2001213555 A JP 2001213555A
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expander
metal ring
metal
bending axis
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Tadao Oi
忠男 大井
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OI TEKKOSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明はエキスパンダロールに関し、紙と接触
する外層をゴムの代わりに金属としつつかつ均一的曲線
を実現することを目的とする。 【解決手段】ロール14は金属環体18を一連に連接するこ
とにより構成される。ロール14は金属環体18の連接部に
おいて軸受16により湾曲軸12に軸支される。ロール各金
属環体18は軸線方向に沿って離間して配置される多数の
細溝20を有しており、湾曲軸12の湾曲形状にスムースに
順応するフレキシビリティがロール14に付与される。ま
た、各金属環体の内周にシール用のゴム性スリーブ48が
配置される。金属環体の外周表面にセラミックが溶射さ
れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は抄紙機などにおい
て紙の幅だしやスリッティング後の紙の分離のために使
用されるエキスパンダロールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】抄紙機においてカレンダ処理に入る前に
シートの幅方向における緊張の不均一による緩みがある
と、この緩みの部分はカレンダによってニップされると
き皺となりやすい。そこで、カレンダーの手前でシート
を幅方向に緊張させるためエキスパンダロールを使用す
る。エキスパンダロールは湾曲軸と、湾曲軸に対して回
転されるロールと、ロールを回転可能に軸支する軸受装
置とから構成される。ロールは湾曲軸の湾曲形状に追従
して回転せしめるべく、湾曲軸上に一連の金属環体を軸
受装置によって軸支し、かつ一連の筒体の外周をゴム製
のスリーブにて被覆して構成される。湾曲軸はその中央
部で最大の高さとなる湾曲形状をなしており、この湾曲
軸上でロールが回転するためロールに接触する紙は幅方
向に緊張を受け、紙を緩みのない状態でカレンダロール
に送ることができ、皺の発生を防止することができる。
【0003】エキスパンダロールはスリッタによるスリ
ッティング後の紙の分離にも使用される。即ち、幅広の
紙を狭い幅に分割するため、巻から繰り出された紙は幅
方向に離間して配置されたカッタによってスリッティン
グされるが、その後エキスパンダロールを通されること
により幅方向に拡開される力を受け、スリッタにより細
分された紙の分離及びそれに引き続いた分巻を行うこと
ができる。
【0004】金属ロールの外周面の形状を湾曲軸の湾曲
形状に追従させるためのに、ロールは長さの短い金属環
体に区分けし、区分けされた金属環体を湾曲軸に間隔を
おいて挿入している。金属環体は真直ぐな母線を有して
いることから、湾曲軸上の一連の金属環体は直線を多角
形状に連接してなる母線を形成する。従って、金属環体
を被覆する最外層のゴムスリーブの母線もこれに順じて
直線を多角形状に連接した形状となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来技術における湾曲
軸上に一連の金属環体を軸支してなるロールの構造では
紙と接触するロールの母線が直線を多角形状に連接して
なるものであり、所期のスムースな曲線から外れてい
る。そのため、小幅のスリッティングを行う場合にエキ
スパンダとしての所期の作動が得れらない問題点があっ
た。
【0006】また、従来技術のエキスパンダロールにお
いては紙の接触は金属環体の外周に被覆したゴム製スリ
ーブにおいて行われる。紙との接触面はゴムとなるた
め、その耐久性を上げるため硬質のゴムを使用していた
おり、その結果紙のグリップが悪くなっていた。そのた
め、湾曲軸の弧高(=湾曲軸の両端を接続したラインの
中点から湾曲軸までの距離)を大きくすることにより対
策していたが、メカニカルロスが大きくなり紙のテンシ
ョンも不安定となりがちであった。また、ゴムの部分に
静電気が発生しやすいため、トラブルの原因となりやす
く、静電気防止のためロールの金属部分を接地するとい
う工夫もされているが、充分な対策とはなりえなかっ
た。さらに、耐磨耗性のゴムを使用したといってもその
耐久性には限界があり、定期的な交換が必要となるた
め、ランニングコストの増加という問題点をも招いてい
た。
【0007】更に、従来技術では軸受装置によって湾曲
軸に軸支される金属環体の外周にゴム製スリーブを被覆
し、外層のゴム製スリーブを紙と接触させる構造であっ
た。即ち、湾曲軸に軸受装置、その回りに金属環体、そ
の外周にゴム製スリーブという多重構造となっており、
外径自体には制限があるためいきおい中心の湾曲軸の外
径は小さくせざるをえなかった。そのため、軸受装置の
許容負荷を押えざるをえず、ロールの回転数の上限に大
きな制限があった。また、外周のゴム製スリーブはあま
り回転数を上げると、遠心力による変形によってバラン
スを崩しやすいためこの点でも回転数の増大に限界があ
った。
【0008】この発明は以上の問題点に鑑みてなされた
ものであり、紙と接触する外層をゴムの代わりに金属と
しつつかつ均一的曲線を実現しうるエキスパンダロール
を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】第1の発明によれば、固
定の湾曲軸と、湾曲軸に対して回転されるロールと、ロ
ールを回転可能に軸支する軸受装置とから構成され、前
記ロールは湾曲軸に沿って配置される一連の金属環体
と、隣接する金属環体を連結する連結具とから構成さ
れ、各金属環体はフレキシブルに構成されることを特徴
とするエキスパンダロールが提供される。
【0010】第2の発明によれば、固定の湾曲軸と、湾
曲軸に対して回転されるロールと、ロールを回転可能に
軸支する軸受装置とから構成され、前記ロールは湾曲軸
に沿って配置される一連の金属環体と、隣接する金属環
体を連結する連結具とから構成され、各金属環体は軸線
方向に沿って離間して配置される多数の細溝を有したこ
とを特徴とするエキスパンダロールが提供される。
【0011】第3の発明によれば、固定の湾曲軸と、湾
曲軸に対して回転されるロールと、ロールを回転可能に
軸支する軸受装置とから構成され、前記ロールは湾曲軸
に沿って配置される一連の金属環体と、隣接する金属環
体を連結する連結具とから構成され、各金属環体は軸線
方向に沿って離間して配置される多数の細溝を有してお
り、各金属環体の内周に弾性体よりなる筒状シール部材
が配置され、かつ軸受装置は連結具の部位においてロー
ルを湾曲軸に対して軸支することを特徴とするエキスパ
ンダロールが提供される。
【0012】第1又は第2又は第3の発明によれば金属
環体を紙と接触せしめると共に、金属環体をフレキシブ
ルに構成することにより紙との接触面を湾曲軸の湾曲形
状に順じたスムースな曲線とすることができ、また、紙
のグリップがよくなり低い弧高にかかわらずエキスパン
ダロールの所期の幅だし又はスリッティング作動を得る
ことができ、メカニカルロスの大幅な低減を実現するこ
とができる。また、外周にゴム層を持たず金属環体が直
接紙と接触する構造であるため、遠心力によるゴム層の
膨張による回転数の上限の制限を受けないためエキスパ
ンダロールの回転数の上限値を高めることができ、3,00
0 rpmといった高速回転を実現することができる。ま
た、紙と接触するゴム層を持たないためトラブルの発生
原因となる静電気を完全に排除することができる。ま
た、外周にゴム層を有しないため内部の湾曲軸の外径を
相対的に大きくすることができ、軸受に対する負荷を相
対的に低減することができ、高速回転作動に対する順応
性をより高めることができる。
【0013】この発明において、各金属環体の内周に弾
性体よりなる筒状シール部材を配置することができる。
筒状シール部材の配置により軸受装置を配置したロール
の内部空間とロールの外周とのシールを確保することが
でき、軸受装置からの油漏れがあってもこれをロール内
部に閉じ込めることができ細溝から紙の側に漏洩するこ
とがないため紙の汚損のおそれを排除することができ
る。
【0014】この発明において金属環体の外周表面に溶
射処理を施すことにより耐磨耗性、耐酸化性を高めるこ
とができる効果がある。
【0015】この発明において、金属環体の前記細溝は
円周方向に延設することができ、円形カッタなどにより
金属環体に容易に形成することができる。また、この場
合において、円周方向に延びる細溝は同一軸上位置で直
径対立した180度に少し満たない周長のものを一対と
し、これら対は軸線方向に沿って略90度交互に位相を
転じせしめることにより軸方向全体にわたって均等なフ
レキシビリティを付与することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下この発明の実施の形態を図面
によって説明すると、図1及び図2においてその全体を
番号10によって示すエキスパンダロールは湾曲軸12
と、ロール14と、ロール14を湾曲軸12に対して回
転自在に軸支する軸受16(図2)とから構成される。
【0017】図3に中空の湾曲軸の単品を示しており、
L1は湾曲軸の中心線を示し、L2は湾曲軸の両端を接
続する直線を示す。そして、直線L2からの偏倚は湾曲
軸の中点で最大量δ(=弧高)となるようにされてい
る。湾曲軸12の上面には図4に示すように後述の軸受
取付用スリーブを固定するための止めねじの先端を受け
止めるための溝12-1が形成されている。
【0018】図1及び図2に示すようにロール14は区
分された多数の金属環体18を軸方向に連接することに
よって構成される。各金属環体18は軸線方向に離間し
た多数の細溝を形成していることによりフレキシブルに
構成される。即ち、図2及び図5において金属環体18
はそれぞれが円周方向に延び軸方向に離間した多数の細
溝20を形成している。各細溝20は金属環体をその半
径方向(肉厚方向)に貫通していると共に円周方向に1
80度に少し満たない角度範囲にわたって延びている。
そして、180度に少し満たない角度延びる細溝20は
図5及び図6に示すように同一軸位置では直径対立位置
したものが一つの対(ペアー)をなし、従って、この一
つの対の細溝間に細溝の途切れた部分A(この実施形態
では細溝20は円形カッタで切削されるため図6に示す
ように円周方向両端がR状に残っている)があり、この
部分Aは図6に示すように直径対立して位置している。
そして、軸方向に隣接した細溝20のペアー間において
はその位相は90度ずれている。従って、180度対向
した細溝の途切れた部分Aは隣接細溝間では90度づつ
位置を転じながら長手方向に分布している。個々の細溝
20はその幅としては例えば1mm、細溝間の間隔は例
えば4ミリメートルである。直径対立した180度にや
や足りない円弧長の細溝対を90度づつ位相を転じなが
ら適当な間隔おいて軸線方向に分布させることにより、
金属環体18に湾曲軸12の湾曲形状にスムースに追従
せしめる長さ方向に均等なフレキシビリティを付与する
ことができ、一連の金属環体18の連接であるロール1
4の母線は均一な曲線状を呈するようにすることができ
るため、紙との理想的な接触状態を確保することができ
る。ロール14を構成する金属環体の表面は無垢の金属
面のままでもよいが溶射処理を施すことにより耐磨耗
性、耐金属性を高めるようにすることができる。ロール
表面の高摩擦係数はロール14の均一に変化する母線形
状とあいまって紙に加わるテンションをいつも安定化す
ることができ、エキスパンダロールの理想的な作動を確
保することができる効果がある。また、エキスパンダロ
ールの表面をゴムとした従来技術の場合における磨耗に
よるゴム層の交換の必要がないためランニングコストの
低減を図ることができる。
【0019】次に、ロール14を構成するための金属環
体18を連接しつつ軸受16によって湾曲軸12に軸支
するための構造について説明すると、図2に示すように
金属環体18は両端において半径内方に突出したフラン
ジ部18Aを備えており、隣接する金属環体18の対向
したフランジ部18Aはシールリング22を介して突き
当てられる。突き当てられたフランジ部18Aは内周側
でホルダリング24, 26間に保持される。即ち、図7に示
すようにホルダリング24はリング状をなし、周面上に
120度づつ離間した60度にわたって延びる突起部24
-1を形成している。ホルダリング26の構造はホルダリ
ング24と同様であり、120度づつ離間した同様な突
起部26-1(図2参照)を有している。ホルダリング26
の突起部26-1は金属環体18のフランジ部18Aの内周
に沿って120度の間隔で60度強の角度範囲で延びる
凹部18-1(図6)を挿通され、その後ホルダリング26
を60度回すことによりホルダリング26の突起部26-1
はフランジ部18Aの突起18-2(図6参照)に軸方向に
正対せしめられる。そして、ホルダリング24の突起24
-1もフランジ部18Aの突起18-2に軸方向に正対せしめ
られている。そして、この状態でホルダリング26の側
のボルト孔より導入されたボルト30がホルダリング2
4の側のねじ孔28(図7参照)に締結される。これに
より、端面同士が正対するように隣接した金属環体18
のフランジ部18Aはホルダリング24, 26間に強固に保
持される。
【0020】ホルダリング24, 26は軸受16のアウタレ
ース16-1の保持も行う。即ち、ホルダリング24, 26は内
周側に環状突起部24-2, 26-2(図2)を有しており、こ
の環状突起部間に軸受16のアウタレース16-1を配置し
た状態でホルダリング24, 26の前述した如きボルト止め
が行われ、軸受16のアウタレース16-1はロール14の
側に固定される。
【0021】軸受16はインナレース16-2の側では湾曲
軸12上に挿入された止環32に肩部32-1に当たるとこ
ろまで挿入されている。そして、スナップリング34が
止環32上に形成される円周方向溝に嵌着されており、
これにより軸受16のインナレース16-2はスナップリン
グ34と肩部32-1との間に保持される。そして、止環3
2のねじ孔にセットねじ33がその先端が湾曲軸12の
上面における係止溝12-1に係合するようにねじ込まれて
おり、これにより止環32は湾曲軸12上に非回転的に
固定される。このようにして金属環体同士(ホルダリン
グ24, 26)の連接が順次行われる。
【0022】ロール14の一方の軸端側にはプーリ36
が配置され、シールリング37を介してロール14の一
方の軸端側における金属環体の端部のフランジ部18A
に軸方向に突き当てられ、プーリ36の外側よりボルト
40を挿入し、ホルダリング38のねじ孔にねじ込むこ
とによりプーリ36はロール14の一方の軸端に取り付
けられると同時に軸受16のアウタレース16-1が保持さ
れると同時にインナレース16-2が止環32により止めら
れる。
【0023】ロール14の他方の軸端側においてはホル
ダ板42が外側より当てられ、外側よりボルト46がホ
ルダリング44のねじ孔にねじ込まれ、同時に軸受16
のアウタレース16-1が保持されかつ止環32の締結が行
われる。
【0024】ロール14の軸端における軸受のインナレ
ースの取り付けについてはロールの中間側(金属環体の
連接部位)における止環32による止着構造と同一であ
る。
【0025】図2において、ロール14を構成する各金
属環体の内周側にはこの発明の弾性体よりなる筒状シー
ル部材としてのゴム製スリーブ48が挿入されており、
ゴム製スリーブ48の外周は金属環体の内周に密接する
と共に両端はフランジ部18Aに突き当たるべく延びて
いる。これによりロール14の外周の細溝20の部分は
ロールの内部空間S(ロール14内における軸受間の空
間)に対して完全にシールされている。軸受16は潤滑
のためのオイルを封入しており、封入オイルのためのシ
ールを備えてはいるがどうしても少量の潤滑オイルは空
間Sに漏洩してくる。この潤滑オイルが細溝20を介し
てロール14の外周まで漏れてくるとロール14に接触
する紙が汚染を受ける恐れがあるが、ゴム製スリーブ4
8は細溝20を内部空間Sに対して完全に遮断している
ため、ロール表面への潤滑油の漏洩を防止することがで
きる。
【0026】この発明の実施形態のエキスパンダロール
10はスリッティング又は幅等に通常のようにスリッテ
ィング又は幅だしに使用することができる。例えば、ス
リッティングの場合はエキスパンダロール10はスリッ
タの下流に配置され、プーリ36には回転駆動装置(図
示しない)からの回転運動が付与され、ロール14は湾
曲軸12の回りを回転される。スリッタにより幅方向に
分割された紙はロール14の湾曲した母線と接触しなが
ら送られ、母線の湾曲形状ゆえに分割された紙は軸方向
の両外側に向かう分力を受け、分割された紙の幅方向の
分離が惹起され、巻取りが行われる。そして、ロール1
4を構成する個々の金属環体18は長手方向に間隔をお
いて多数設けられた細溝20により付されたフレキシビ
リティにより湾曲軸の湾曲形状に順じて変形し、紙と接
触する母線はスムースな曲線形状を呈する。そのため、
スリッタによる紙のスリッティングが細かくても紙の良
好な分離を行うことができる。そして、紙と接触する金
属環体18の表面は適当な金属材料等の溶射処理を受け
ているため表面が粗化されているため、紙のグリップが
良好となり低い弧高δにかかわらずエキスパンダロール
の所期の作動を確保することができメカニカルロスを押
えることができるとともに紙のテンションの安定化を図
ることができる。
【0027】更に、この発明では紙はロール18、即ち
金属面と接触しており、換言すると紙との接触面はゴム
層を有していないため静電気の問題がない。また、ゴム
層がないことは湾曲軸の弧高δが低いここととあいまっ
て湾曲軸12を相対的に太くできるため軸受16を相対
的に重荷重のものを採用することができ回転数の上限を
従来の2,000 rpmから3,000 rpm程度まで高めることがで
き、高速化に対する順応性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの発明のエキスパンダロールの全体側
面図である。
【図2】図2はエキスパンダロールの部分拡大断面図で
ある。
【図3】図3は湾曲軸の側面図である。
【図4】図4は図3のIV方向より表す湾曲軸の端面図で
ある。
【図5】図5は金属環体の単品側面図である。
【図6】図6は図5のVI−VI線に沿って表される金属環
体の横断面図である。
【図7】図7はホルダリングの側面図である。
【符号の説明】
10…エキスパンダロール 12…湾曲軸 14…ロール 16…軸受 18…各金属環体 20…細溝 24, 26…ホルダリング 32…止環 34…スナップリング 36…プーリ 48…ゴム製スリーブ S…ロール内部空間 δ…弧高

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定の湾曲軸と、湾曲軸に対して回転さ
    れるロールと、ロールを回転可能に軸支する軸受装置と
    から構成され、前記ロールは湾曲軸に沿って配置される
    一連の金属環体と、隣接する金属環体を連結する連結具
    とから構成され、各金属環体はフレキシブルに構成され
    ることを特徴とするエキスパンダロール。
  2. 【請求項2】 固定の湾曲軸と、湾曲軸に対して回転さ
    れるロールと、ロールを回転可能に軸支する軸受装置と
    から構成され、前記ロールは湾曲軸に沿って配置される
    一連の金属環体と、隣接する金属環体を連結する連結具
    とから構成され、各金属環体は軸線方向に沿って離間し
    て配置される多数の細溝を有したことを特徴とするエキ
    スパンダロール。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の発明において、各金属
    環体の内周に弾性体よりなる筒状シール部材が配置され
    たことを特徴とするエキスパンダロール。
  4. 【請求項4】 固定の湾曲軸と、湾曲軸に対して回転さ
    れるロールと、ロールを回転可能に軸支する軸受装置と
    から構成され、前記ロールは湾曲軸に沿って配置される
    一連の金属環体と、隣接する金属環体を連結する連結具
    とから構成され、各金属環体は軸線方向に沿って離間し
    て配置される多数の細溝を有しており、各金属環体の内
    周に弾性体よりなる筒状シール部材が配置され、かつ軸
    受装置は連結具の部位においてロールを湾曲軸に対して
    軸支することを特徴とするエキスパンダロール。
  5. 【請求項5】 請求項1から4のいずれかに記載の発明
    において、金属環体の外周表面に溶射処理がされている
    ことを特徴とするエキスパンダロール。
  6. 【請求項6】 請求項2から5のいずれかに記載の発明
    において、金属環体の前記各細溝は円周方向に延びてい
    ることを特徴とするエキスパンダロール。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の発明において円周方向
    に延びる細溝は同一軸上位置で直径対立した180度に
    少し満たない周長のものが一対になり、該対は軸線方向
    に沿って略90度交互に位相を転じていることを特徴と
    するエキスパンダロール。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007039241A (ja) * 2005-07-29 2007-02-15 Dairii International:Kk 溝付きスリーブウェブスプレッダーロール
CN106629184A (zh) * 2017-02-09 2017-05-10 威海丰泰新材料科技股份有限公司 高线速弧形辊

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JP2007039241A (ja) * 2005-07-29 2007-02-15 Dairii International:Kk 溝付きスリーブウェブスプレッダーロール
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