JP2001212255A - 交換式タンクを使った給水式煙草消火装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は交換式タンクを使った給水式煙草消
火装置に関するものである。 【解決手段】容器（１）に、容器（１）の縁よりも下方
に穴のあいたソケット部（２）をつけ、そのソケット部
（２）に水または液体の入ったタンク（３）をつける。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、水による煙草の
消火の際に長期間一定の水量を保ち、またその水の補給
を容易にする装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来の消火装置としては、図３のような
酸素欠乏を起こさせるものがあった。しかし、消火に時
間がかかるためすぐに捨てることができなかった。ま
た、公衆の場では煙草の吸い殻を差したまま立ち去る可
能性が高く、活用できなかった。それ以外には、灰皿を
使ってもみ消す場合と灰皿の底に水を張りそこへ捨てる
ことによって消火する場合があった。その中でも灰皿の
底に水を張ったものは、吸い殻が増えるにつれ水を吸収
してしまい完全な消火ができなくなってしまう欠点があ
った。特に喫煙の多い場所では吸い殻が燃え続けその煙
は不快感を与え、また火災の原因にもなる可能性があっ
た。さらに灰皿の清掃にはバケツを用意し大量の水気を
含んだ吸い殻やニコチン、タールを含んだ汚水を集めな
ければならなかった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】したがって、従来の消
火装置および灰皿では完全な消火に近づけられず、それ
による吸い殻の燃焼は火災の原因、人体への有害性や不
快感などの問題を抱え続けていた。さらに、廃棄物とし
ての吸い殻は大量の水気を含んだ不燃ごみとして処理に
困難を抱え、消火に使われた水はニコチンやタールを含
んだ汚水として水質汚染にもつながっていた。

【０００４】

【課題を解決するための手段】今その解決手段を図面に
追いながら説明すると （イ）容器１の縁よりも下方に穴の開いたソケット部２
を容器１につける。 （ロ）ソケット部２に、水または液体を入れたタンクを
つける。 以上の如く構成された装置を灰皿の上または内部、ある
いは灰皿の周辺に設置しこの装置を用いて消火する。そ
の後灰皿に捨てる。

【０００５】

【発明の実施形態】次に本発明の実施形態を述べると、
まずタンク３に水を入れ、口を上にした状態でソケット
部２をはめる。そして、逆さまにすれば開口部上辺４の
高さの水位で容器内に水がたまる。この状態でこの装置
を灰皿本体または周辺に設置し、消火の際に煙草の燃焼
部を水につけ消火後灰皿に捨てる。その際に煙草に水が
吸収され水位が下がる。すると開口部上辺４より、空気
がタンク内に入り再び容器内の水位が上がる。タンクの
大小により差はあるが、ある期間容器内は一定の水位を
保ち続けることができる。

【０００６】なお本発明の実施に当たって次の如きこと
ができる。 （イ）タンク交換時に容器内に残った水または液体がこ
ぼれるのを防ぐために図４のように、容器に蓋をつけ、
容器１を密閉可能にしたものを作る。 （ロ）タンク３に水を補給する穴をもうける。 （ハ）タンク３を市販のペットボトル等にし、その蓋を
蓋５に使用する。

【０００７】

【発明の効果】したがって、大量の煙草の消火に際して
も確実に消火ができ、火災の発生率を下げ、大気汚染と
人体への有害性、不快感を減少できる。また、水気を多
く帯びた不燃ごみの発生や水質汚染を減少させることが
できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の斜視図

【図２】本発明の断面図

【図３】酸素欠乏を利用した煙草の消火装置の斜視図

【図４】本発明の容器１を密閉可能にしたものの斜視図

【符号の説明】

１は容器 ２はソケット部 ３はタンク ４は開口部上辺 ５は蓋

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】（イ）容器１の縁よりも下方に穴の開いた
   ソケット部２を容器１につける。 （ロ）ソケット部２に、水または液体を入れたタンクを
   つける。 以上の如く構成された、煙草の消火装置。
2. 【請求項２】ソケット部２とタンク３が一体となり、タ
   ンク３に給水口のある請求項１の煙草消火装置。