JP2001211416A - 動作予約システム及び動作予約方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 動作予約にかかる放送番組の録画または表示
の失敗頻度を減少させることが可能な動作予約システム
を提供する。 【解決手段】 動作予約システム１０は、端末装置２４
から録画／表示装置３４に対して、放送番組の録画また
は表示の動作予約を行う動作予約システムである。録画
／表示装置３４には、電源供給状態、記録媒体有無状
態、記録媒体の記録状態など、当該録画／表示装置３４
の状態を取得する状態取得部４２と、録画／表示装置３
４の状態に基づいて、指定された放送番組の録画または
表示が可能か否かを判断する予約可否判断部４６とが設
けられている。状態取得部４２によって取得された録画
／表示装置３４の状態と予約可否判断部４６による判断
結果は、端末装置２４の表示部３０に対して送信され、
端末装置２４のディスプレイに表示される。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、放送番組を録画ま
たは表示する録画／表示装置に対し、当該録画または表
示の動作予約を行う動作予約システム及び動作予約方法
に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】テレビ受像器、ビデオテープレコーダな
ど、放送番組を受信して録画あるいは表示する録画／表
示装置においては、放送番組の録画または表示の動作予
約を行うことができる動作予約システムを有する場合が
多い。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかし、放送番組の録
画または表示の動作予約を行うことができる上記従来技
術にかかる動作予約システムにおいては、動作予約が行
われた録画／表示装置の状態によっては、放送番組の録
画または表示の動作予約を行ったにもかかわらず、当該
放送番組の録画または表示に失敗する場合があるという
問題点がある。すなわち、例えば録画／表示装置に挿入
されているビデオテープの未録画部分（空き容量）が十
分でない場合などは、放送番組の録画の動作予約を行っ
たにもかかわらず、当該放送番組の全部または一部の録
画ができないという状況が発生する。

【０００４】そこで本発明は、上記問題点を解決し、動
作予約にかかる放送番組の録画または表示の失敗頻度を
減少させることが可能な動作予約システム及び動作予約
方法を提供することを課題とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の動作予約システムは、放送番組を録画また
は表示する録画／表示装置に対し、当該録画または表示
の動作予約を行う動作予約システムであって、上記録画
／表示装置の状態を取得する状態取得手段と、上記状態
取得手段によって取得された上記録画／表示装置の状態
を提示する状態提示手段とを備えたことを特徴としてい
る。

【０００６】録画／表示装置の状態を取得して提示する
ことで、ユーザは、提示された録画／表示装置の状態を
知得したうえで、動作予約を行うことができる。

【０００７】また、本発明の動作予約システムにおいて
は、上記状態取得手段によって取得される上記録画／表
示装置の状態は、当該録画／表示装置に電源が供給され
ているか否かを示す電源供給状態であることを特徴とす
ることが好適である。

【０００８】録画／表示装置の電源供給状態を取得して
提示することで、ユーザは、録画／表示装置の電源供給
状態を知得したうえで、動作予約を行うことができる。
また、録画／表示装置の電源供給状態を取得して提示す
ることで、ユーザは、録画／表示装置に電源が供給され
ていない場合に、（別途指示により）電源を供給した後
に動作予約を行ったり、電源が供給されている他の録画
／表示装置に対して動作予約を行うという判断をするこ
とも可能となる。

【０００９】また、本発明の動作予約システムにおいて
は、上記状態取得手段によって取得される上記録画／表
示装置の状態は、当該録画／表示装置が記録媒体を有し
ているか否かを示す記録媒体有無状態であることを特徴
とすることが好適である。

【００１０】録画／表示装置の記録媒体有無状態を取得
して提示することで、ユーザは、録画／表示装置の記録
媒体有無状態を知得したうえで、動作予約を行うことが
できる。また、録画／表示装置の記録媒体有無状態を取
得して提示することで、ユーザは、録画／表示装置が記
録媒体を有していない場合に、記録媒体を有している他
の録画／表示装置に対して動作予約を行うという判断を
することも可能となる。

【００１１】また、本発明の動作予約システムにおいて
は、上記状態取得手段によって取得される上記録画／表
示装置の状態は、当該録画／表示装置が有している記録
媒体の記録状態であることを特徴とすることが好適であ
る。

【００１２】録画／表示装置の記録媒体の記録状態を取
得して提示することで、ユーザは、録画／表示装置の記
録媒体の記録状態を知得したうえで、動作予約を行うこ
とができる。また、録画／表示装置の記録媒体の記録状
態を取得して提示することで、ユーザは、記録媒体の空
き容量が少ない場合に、既に記録されている放送番組を
消去した後に動作予約を行ったり、空き容量が十分な記
録媒体を有している他の録画／表示装置に対して動作予
約を行うという判断をすることも可能となる。

【００１３】また、本発明の動作予約システムにおいて
は、動作予約の対象となる放送番組を指定する放送番組
指定手段と、上記状態取得手段によって取得された上記
録画／表示装置の状態に基づいて、上記放送番組指定手
段によって指定された上記放送番組を上記録画／表示装
置に録画または表示することができるか否か判断する判
断手段とをさらに備え、上記状態提示手段は、上記判断
手段による判断結果を提示することを特徴とすることが
好適である。

【００１４】取得された状態に基づいて指定された放送
番組の録画または表示の可否を判断し、その判断結果を
提示することで、ユーザは、動作予約として具体的に指
定された放送番組を録画または表示することができるか
否かの情報を知得することができる。

【００１５】また、本発明の動作予約システムにおいて
は、上記状態提示手段と上記放送番組指定手段とは、上
記録画／表示装置と物理的に分離された同一の端末装置
に設けられていることを特徴とすることが好適である。

【００１６】状態提示手段と放送番組指定手段とを、録
画／表示装置と物理的に分離された同一の端末装置に設
けることで、録画／表示装置と物理的に分離された当該
端末装置を用いて録画／表示装置の状態を提示し、提示
された録画／表示装置の状態を参照して当該端末装置か
ら動作予約の対象となる放送番組を指定することができ
る。

【００１７】また、上記端末装置は、携帯電話であるこ
とを特徴とすることが好適である。

【００１８】既に普及している携帯電話を端末装置とし
て用いることで、動作予約システムの利用が容易とな
る。

【００１９】また、上記課題を解決するために、本発明
の動作予約方法は、放送番組を録画または表示する録画
／表示装置に対し、当該録画または表示の動作予約を行
う動作予約方法であって、上記録画／表示装置の状態を
取得する状態取得ステップと、上記状態取得ステップに
おいて取得された上記録画／表示装置の状態を提示する
状態提示ステップとを備えたことを特徴としている。

【００２０】録画／表示装置の状態を取得して提示する
ことで、ユーザは、提示された録画／表示装置の状態を
知得したうえで、動作予約を行うことができる。

【００２１】また、本発明の動作予約方法においては、
上記状態取得ステップにおいて取得される上記録画／表
示装置の状態は、当該録画／表示装置に電源が供給され
ているか否かを示す電源供給状態であることを特徴とす
ることが好適である。

【００２２】録画／表示装置の電源供給状態を取得して
提示することで、ユーザは、録画／表示装置の電源供給
状態を知得したうえで、動作予約を行うことができる。
また、録画／表示装置の電源供給状態を取得して提示す
ることで、ユーザは、録画／表示装置に電源が供給され
ていない場合に、（別途指示により）電源を供給した後
に動作予約を行ったり、電源が供給されている他の録画
／表示装置に対して動作予約を行うという判断をするこ
とも可能となる。

【００２３】また、本発明の動作予約方法においては、
上記状態取得ステップにおいて取得される上記録画／表
示装置の状態は、当該録画／表示装置が記録媒体を有し
ているか否かを示す記録媒体有無状態であることを特徴
とすることが好適である。

【００２４】録画／表示装置の記録媒体有無状態を取得
して提示することで、ユーザは、録画／表示装置の記録
媒体有無状態を知得したうえで、動作予約を行うことが
できる。また、録画／表示装置の記録媒体有無状態を取
得して提示することで、ユーザは、録画／表示装置が記
録媒体を有していない場合に、記録媒体を有している他
の録画／表示装置に対して動作予約を行うという判断を
することも可能となる。

【００２５】また、本発明の動作予約方法においては、
上記状態取得ステップにおいて取得される上記録画／表
示装置の状態は、当該録画／表示装置が有している記録
媒体の記録状態であることを特徴とすることが好適であ
る。

【００２６】録画／表示装置の記録媒体の記録状態を取
得して提示することで、ユーザは、録画／表示装置の記
録媒体の記録状態を知得したうえで、動作予約を行うこ
とができる。また、録画／表示装置の記録媒体の記録状
態を取得して提示することで、ユーザは、記録媒体に空
き容量が少ない場合に、既に記録されている放送番組を
消去した後に動作予約を行ったり、空き容量が十分な記
録媒体を有している他の録画／表示装置に対して動作予
約を行うという判断をすることも可能となる。

【００２７】また、本発明の動作予約方法においては、
動作予約の対象となる放送番組を指定する放送番組指定
ステップと、上記状態取得ステップにおいて取得された
上記録画／表示装置の状態に基づいて、上記放送番組指
定ステップにおいて指定された上記放送番組を上記録画
／表示装置に録画または表示することができるか否かを
判断する判断ステップとをさらに備え、上記状態提示ス
テップは、上記判断ステップにおける判断結果を提示す
ることを特徴とすることが好適である。

【００２８】取得された状態に基づいて指定された放送
番組の録画または表示の可否を判断し、その判断結果を
提示することで、ユーザは、動作予約として具体的に指
定された放送番組を録画または表示することができるか
否かの情報を知得することができる。

【００２９】

【発明の実施の形態】本発明の第１の実施形態にかかる
動作予約システムについて図面を参照して説明する。ま
ず、本実施形態にかかる動作予約システムの構成につい
て説明する。図１は、本実施形態にかかる動作予約シス
テムのシステム構成図である。

【００３０】本実施形態にかかる動作予約システム１０
は、放送番組を録画または表示する録画／表示装置に対
し、当該録画または表示の動作予約を行う動作予約シス
テムであって、コントロールセンタ１２に含まれる番組
情報受信部１４、番組ＩＤ生成部１６、格納部１８、番
組情報送信部２０、装置特定部２２と、端末装置２４に
含まれる番組情報受信部２６、格納部２８、表示部３０
（状態提示手段）、入力部３２（放送番組指定手段）
と、録画／表示装置３４に含まれる番組情報受信部３
６、格納部３８、動作予約部４０、状態取得部４２（状
態取得手段）、番組特定部４４、予約可否判断部４６
（判断手段）とを備えて構成される。以下、各要素につ
いて詳細に説明する。

【００３１】コントロールセンタ１２は、番組情報デー
タベースを管理する管理センタであって、物理的には、
データ処理用コンピュータ、放送機器、通信機器等を備
えた設備として構成される。

【００３２】端末装置２４は、録画／表示装置３４に対
して遠隔から録画または表示の動作予約を行うための操
作端末であり、録画／表示装置３４と物理的に分離され
た装置である。端末装置２４は、物理的には、携帯電
話、ＰＨＳ、ポケットベル、携帯型情報端末（ＰＤＡ端
末）、パーソナルコンピュータ等によって構成される。

【００３３】録画／表示装置３４は、放送番組を受信し
て録画または表示する装置であって、物理的には、テレ
ビ受像器、ビデオテープレコーダ、テレビ受像器とビデ
オテープレコーダとのセット（一体型と分離型とを含
む）、パーソナルコンピュータ、ＤＶＤレコーダ等によ
って構成される。

【００３４】コントロールセンタ１２の番組情報受信部
１４は、放送局、あるいは、放送予定を一括管理するデ
ータセンタなどから送信される番組情報を受信する。当
該番組情報は、放送番組の放送予定に関する情報を含ん
でおり、より詳細には、各放送番組の放送開始予定時
刻、放送終了予定時刻、放送チャンネル（放送局）、タ
イトル、出演者、解説などを含んでいる。番組情報受信
部１４は、受信した番組情報を、番組情報データベース
として格納部１８に格納する。

【００３５】ここで、上記放送局、データセンタなどか
らの上記番組情報の送信は、相手方を特定しない放送に
よるものであっても良いし、コントロールセンタ１２を
相手方として特定した通信によるものであっても良い。
また、上記放送局、データセンタなどからの上記番組情
報の送信は、定期的に送信するものであっても良いし、
コントロールセンタ１２からの要求に応じて送信するオ
ンデマンド型の送信によるものであってもよい。

【００３６】番組ＩＤ生成部１６は、番組情報受信部１
４によって受信された番組情報に含まれる放送番組それ
ぞれに対応する番組ＩＤを生成し、生成された番組ＩＤ
を対応する放送番組それぞれに付する。番組ＩＤは、異
なる放送番組において互いに重複しなければ、いかなる
生成アルゴリズムによって生成しても良い。番組ＩＤと
しては、例えばＧｃｏｄｅ（ジェムスタージャパン社の
登録商標）などが用いられる。番組ＩＤ生成部１６はま
た、番組ＩＤを、対応する放送番組と関連づけて、格納
部１８の番組情報データベースに挿入する。

【００３７】格納部１８は、上記番組情報データベース
を格納する。

【００３８】番組情報送信部２０は、番組ＩＤ生成部１
６によって生成された番組ＩＤを含む番組情報を、格納
部１８に格納された番組情報データベースから読み出
し、端末装置２４の番組情報受信部２６と録画／表示装
置３４の番組情報受信部３６とのそれぞれに対して送信
する。当該番組情報は、コントロールセンタ１２の番組
情報受信部１４によって受信された放送番組の放送予定
に関する情報（各放送番組の放送開始予定時刻、放送終
了予定時刻、放送チャンネル、タイトル、出演者、解説
など）に加えて、放送番組それぞれに付された番組ＩＤ
を含んでいる。

【００３９】上記番組情報送信部２０からの番組情報の
送信は、相手方を特定しない放送によるものであっても
良いし、端末装置２４と録画／表示装置３４とを相手方
として特定した通信によるものであっても良い。また、
番組情報送信部２０からの番組情報の送信は、定期的に
（例えば１日に数回程度）送信するものであっても良い
し、端末装置２４あるいは録画／表示装置３４からの要
求に応じて送信するオンデマンド型の送信によるもので
あってもよい。

【００４０】端末装置２４の番組情報受信部２６は、コ
ントロールセンタ１２の番組情報送信部２０から送信さ
れる上記番組情報を受信する。当該番組情報は、上述の
通り、放送番組の放送予定に関する情報と、放送番組そ
れぞれに付された番組ＩＤとを含んでいる。番組情報受
信部２６は、また、受信した番組情報を、番組情報デー
タベースとして格納部２８に格納する。

【００４１】格納部２８は、上記番組情報データベース
を格納する。

【００４２】録画／表示装置３４の番組情報受信部３６
は、コントロールセンタ１２の番組情報送信部２０から
送信される上記番組情報を受信する。当該番組情報は、
上述の通り、放送番組の放送予定に関する情報と、放送
番組それぞれに付された番組ＩＤとを含んでいる。番組
情報受信部３６は、また、受信した番組情報を、番組情
報データベースとして格納部３８に格納する。

【００４３】格納部３８は、上記番組情報データベース
を格納する。

【００４４】端末装置２４の表示部３０は、番組情報受
信部２６によって受信された上記番組情報を、格納部２
８に格納された番組情報データベースから読み出し、端
末装置２４のディスプレイ（図示せず）に表示する。よ
り具体的には、表示部３０は、各放送番組の放送開始予
定時刻、放送終了予定時刻、放送チャンネル、タイト
ル、出演者、解説等を含む放送番組の放送予定に関する
情報を、当該放送番組に付された番組ＩＤとともにディ
スプレイに表示する。ここで、表示部３０は、放送番組
のジャンルなどをキーとして放送番組を検索し、当該検
索された特定の放送番組について上記番組情報を表示す
る機能を有していても良い。

【００４５】入力部３２は、録画／表示装置３４に対す
る特定の放送番組の録画または表示の動作予約の入力を
受け付ける。より具体的には、入力部３２は、端末装置
２４に設けられた操作ボタン（図示せず）等を介して行
われた動作予約の入力を受け付ける。かかる動作予約
は、録画／表示装置３４において録画または表示させる
対象となる放送番組を指定する番組ＩＤ、動作予約を行
うべき録画／表示装置３４を指定するための録画／表示
装置ＩＤ、及び、録画動作と表示動作とのうちいずれ
（あるいは双方）の動作予約を行うかを指定する録画／
表示指示を含んでおり、入力部３２は、かかる番組Ｉ
Ｄ、録画／表示装置ＩＤ、録画／表示指示それぞれにつ
いて、端末装置２４のユーザからの入力を受け付ける。
入力部３２は、また、受け付けた動作予約情報を、コン
トロールセンタ１２の装置特定部２２に対して送信す
る。かかる動作予約情報には、番組ＩＤ、録画／表示装
置ＩＤ、録画／表示指示が含まれている。

【００４６】コントロールセンタ１２の装置特定部２２
は、端末装置２４の入力部３２から送信された動作予約
情報に含まれる録画／表示装置ＩＤに基づいて、動作予
約を行うべき録画／表示装置３４を特定する。より具体
的には、当該録画／表示装置ＩＤと録画／表示装置のＩ
Ｐアドレス、電話番号などとを対応づける参照テーブル
を参照し、録画／表示装置ＩＤに対応するＩＰアドレ
ス、電話番号などを動作予約情報の送信先として決定す
ることにより、動作予約を行うべき録画／表示装置３４
を特定する。装置特定部２２は、また、特定された録画
／表示装置３４の動作予約部４０に対して、動作予約情
報を送信する。かかる動作予約情報には、動作予約の入
力を受け付けた端末装置２４を特定する端末装置ＩＤと
番組ＩＤと録画／表示指示とが含まれている。尚、既に
録画／表示装置３４は特定されているため、録画／表示
装置ＩＤは動作予約情報に含めなくてよい。

【００４７】録画／表示装置３４の動作予約部４０は、
コントロールセンタ１２の装置特定部２２から送信され
た動作予約情報を受信して、動作予約情報を受信したこ
と示す動作予約通知を状態取得部４２及び番組特定部４
４に対して出力する。また、動作予約部４０は、動作予
約情報に含まれる番組ＩＤを番組特定部４４に対して出
力する。

【００４８】状態取得部４２は、動作予約部４０から通
知される動作予約通知を受けて、録画／表示装置３４の
状態を取得する。具体的には、状態取得部４２は、録画
／表示装置３４の電源供給状態、記録媒体有無状態、記
録媒体の記録状態を取得する。電源供給状態とは、録画
／表示装置３４に電源が供給されているか否かを示すも
のであり、特に、録画あるいは表示動作を行う駆動電源
が供給されているか否かを示すものである。記録媒体有
無状態とは、録画／表示装置３４が記録媒体を有してい
るか否かを示すものであり、例えば、録画／表示装置３
４がビデオテープレコーダの場合はビデオテープが挿入
されているか否か、録画／表示装置３４がパーソナルコ
ンピュータである場合はハードディスクドライブ等が接
続されているか否か、録画／表示装置３４がＤＶＤレコ
ーダである場合はＤＶＤが挿入されているか否かを示す
ものである。また、記録媒体の記録状態とは、録画／表
示装置３４が有している記録媒体の記録状態であり、具
体的には、既に記録されている放送番組の名称及び容
量、空き容量などである。状態取得部４２は、また、取
得した録画／表示装置３４の状態を予約可否判断部４６
に対して出力する。

【００４９】番組特定部４４は、動作予約部４０から出
力された番組ＩＤに基づいて、録画または表示の対象と
なる放送番組を特定する。より詳細には、番組特定部４
４は、上記番組ＩＤをキーとして格納部３８に格納され
た番組情報データベースを検索し、上記番組ＩＤと関連
づけられた放送番組の放送チャンネル、放送開始予定時
刻及び放送終了予定時刻を抽出することによって放送番
組の特定を行う。番組特定部４４は、また、上記抽出さ
れた放送番組の放送チャンネル、放送開始予定時刻及び
放送終了予定時刻を予約可否判断部４６に対して出力す
る。

【００５０】予約可否判断部４６は、状態取得部４２に
よって取得された録画／表示装置３４の状態に基づい
て、端末装置２４の入力部３２から予約された（指定さ
れた）放送番組を録画／表示装置３４に録画または表示
することができるか否か（以下、予約可否という）を判
断する。より具体的には、予約可否判断部４６は、ま
ず、状態取得部４２から出力された電源供給状態に基づ
いて、予約可否を判断する。ここで、録画／表示装置３
４に電源が供給されていない場合は、予約不可と判断さ
れる。続いて、予約可否判断部４６は、状態取得部４２
から出力された記録媒体有無状態に基づいて、予約可否
を判断する。ここで、録画／表示装置３４が記録媒体を
有していない場合は、予約不可と判断される。さらに、
予約可否判断部４６は、状態取得部４２から出力された
記録媒体の記録状態と番組特定部４４から出力された放
送開始予定時刻及び放送終了予定時刻とに基づいて、予
約可否を判断する。具体的には、予約可否判断部４６
は、記録媒体の空き容量に基づいて録画可能時間を算出
するとともに、上記放送開始予定時刻と放送終了予定時
刻とから放送時間を算出し、録画可能時間と放送時間と
を比較する。ここで、放送時間が録画可能時間よりも長
い場合、予約可否判断部４６は、予約不可と判断する。
尚、動作予約が表示予約の場合、予約可否判断部４６
は、記録媒体有無状態に基づく予約可否の判断、記録媒
体の記録状態に基づく予約可否の判断は行わない。ま
た、予約可否判断部４６は、動作予約を行う人が、動作
予約の対象となる放送番組を録画、表示する資格（例え
ば有料放送の会員資格等）を有するか否かをさらに考慮
して、予約可否の判断を行ってもよい（尚、当該資格の
有無の判断は、コントロールセンタ１２が行うこともで
きる）。予約可否判断部４６は、上記いずれの予約可否
の判断においても予約不可と判断されなかった場合は、
対象となる放送番組の録画あるいは表示について予約可
能と判断する。予約可否判断部４６は、状態取得部４２
によって取得された録画／表示装置３４の状態と予約可
能か予約不可かを示す判断結果とを動作予約部４０に対
して出力する。

【００５１】動作予約部４０は、予約可否判断部４６か
ら出力された判断結果に基づいて動作予約を行うか、あ
るいは、録画／表示装置３４の状態と上記判断結果とを
コントロールセンタ１２の装置特定部２２に対して出力
する。より詳細には、予約可否判断部４６から予約可能
という判断結果が出力された場合は、コントロールセン
タ１２の装置特定部２２から送信された動作予約情報に
基づいて動作予約を行うとともに、コントロールセンタ
１２の装置特定部２２に対して予約可否情報を送信す
る。この場合、予約可否情報には、動作予約の入力を受
け付けた端末装置の端末装置ＩＤと、予約が完了した旨
の通知が含まれている。一方、予約可否判断部４６から
予約不可という判断結果が出力された場合は、動作予約
は行わず、コントロールセンタ１２の装置特定部２２に
予約可否情報を出力する。この場合、予約可否情報に
は、動作予約の入力を受け付けた端末装置２４の端末装
置ＩＤと、録画／表示装置３４の状態と、予約ができな
い旨の通知（判断結果）とが含まれている。

【００５２】コントロールセンタ１２の装置特定部２２
は、録画／表示装置３４の動作予約部４０から送信され
た予約可否情報に含まれる端末装置ＩＤに基づいて、当
該予約可否情報を送信すべき端末装置２４、すなわち、
動作予約の入力を受け付けた端末装置２４を特定する。
より具体的には、装置特定部２２は、端末装置ＩＤと端
末装置のＩＰアドレス、電話番号などとを対応づける参
照テーブルを参照して、動作予約の入力を受け付けた端
末装置２４を特定する。装置特定部２２は、また、特定
された端末装置２４の表示部３０に対して、予約可否情
報を送信する。動作予約が完了した場合、当該予約可否
情報には、録画／表示装置３４の録画／表示装置ＩＤ
と、予約が完了した旨の通知とが含まれている。また、
動作予約が行われなかった場合、当該予約可否情報に
は、録画／表示装置３４の録画／表示装置ＩＤと、録画
／表示装置３４の状態と、予約ができない旨の通知とが
含まれている。尚、既に端末装置２４は特定されている
ため、端末装置ＩＤは予約可否情報に含めなくてよい。

【００５３】端末装置２４の表示部３０は、録画／表示
装置３４の状態取得部４２によって取得された録画／表
示装置３４の状態と、録画／表示装置３４の予約可否判
断部４６による判断結果とを、ディスプレイ（図示せ
ず）に表示する。例えば、録画／記録装置３４の記録媒
体の空き容量が少ないために予約可否判断部４６によっ
て予約不可と判断された場合、表示部３０はディスプレ
イに、図２に示すような画面を表示する。すなわち、表
示部３０は、記録媒体には番組Ａが１時間分、番組Ｂが
２時間分録画されており、残りの録画可能時間が１時間
である旨（記録媒体の記録状態）と、空き容量が足りな
いため録画ができない旨（判断結果）とをディスプレイ
に表示する。また、表示部３０は、録画されたいずれか
の番組を記録媒体から消去することを促すメッセージを
もディスプレイに表示する。また、例えば、録画／記録
装置３４が記録媒体を有していないために予約可否判断
部４６によって予約不可と判断された場合、表示部３０
はディスプレイに、図３に示すような画面を表示する。
すなわち、表示部３０は、記録媒体に記録媒体を有して
いない旨（記録媒体有無状態）と、記録媒体を有してい
ないため録画ができない旨（判断結果）とをディスプレ
イに表示する。また、表示部３０は、別の録画／表示装
置を指定することを促すメッセージをもディスプレイに
表示する。一方、録画／記録装置３４の予約可否判断部
４６によって予約可能と判断された場合は、録画／記録
装置３４の動作予約部４０によって動作予約が行われる
ため、表示部３０は、図４に示すように、動作予約が完
了した旨をディスプレイに表示する。

【００５４】続いて、本実施形態にかかる動作予約シス
テムの動作について説明し、併せて本発明の実施形態に
かかる動作予約方法について説明する。図５及び図６
は、本実施形態にかかる動作予約システム１０の動作を
示すフローチャートである。より詳細には、図５は本実
施形態にかかる動作予約システム１０における番組情報
の受信、格納の手順を示すフローチャートであり、図６
は本実施形態にかかる動作予約システム１０を用いた動
作予約の手順を示すフローチャートである。

【００５５】動作予約システム１０における番組情報の
受信、格納は、以下の手順で行われる。すなわち、図５
に示すように、放送局、あるいは、放送予定を一括管理
するデータセンタなどから送信される番組情報が、コン
トロールセンタ１２の番組情報受信部１４によって受信
される（Ｓ１）。当該番組情報は、放送番組の放送予定
に関する情報を含んでおり、より詳細には、各放送番組
の放送開始予定時刻、放送終了予定時刻、放送チャンネ
ル、タイトル、出演者、解説などを含んでいる。番組情
報受信部１４によって受信された番組情報は、番組情報
データベースとして格納部１８に格納される（Ｓ２）。

【００５６】また、コントロールセンタ１２の番組情報
受信部１４によって番組情報が受信されると、番組ＩＤ
生成部１６により、当該番組情報に含まれる放送番組そ
れぞれに対応する番組ＩＤが生成され、生成された番組
ＩＤは、対応する放送番組それぞれに付される（Ｓ
３）。番組ＩＤ生成部１６によって生成された番組ＩＤ
は、対応する放送番組と関連づけられて、格納部１８の
番組情報データベースに挿入される（Ｓ４）。

【００５７】格納部１８に番組情報、番組ＩＤが格納さ
れると、続いて、番組情報送信部２０により、番組ＩＤ
生成部１６によって生成された番組ＩＤを含む番組情報
が、格納部１８に格納された番組情報データベースから
読み出され、端末装置２４の番組情報受信部２６と録画
／表示装置３４の番組情報受信部３６とのそれぞれに対
して送信される（Ｓ５）。当該番組情報は、コントロー
ルセンタ１２の番組情報受信部１４によって受信された
放送番組の放送予定に関する情報（各放送番組の放送開
始予定時刻、放送終了予定時刻、放送チャンネル、タイ
トル、出演者、解説など）に加えて、放送番組それぞれ
に付された番組ＩＤを含んでいる。

【００５８】コントロールセンタ１２の番組情報送信部
２０から送信された番組情報は、端末装置２４の番組情
報受信部２６と録画／表示装置３４の番組情報受信部３
６とのそれぞれによって受信される（Ｓ６）。当該番組
情報は、上述の通り、放送番組の放送予定に関する情報
と、放送番組それぞれに付された番組ＩＤとを含んでい
る。受信された番組情報は、端末装置２４の格納部２８
と録画／表示装置３４の格納部３８とのそれぞれに格納
される（Ｓ７）。

【００５９】本実施形態にかかる動作予約システム１０
を用いて動作予約を行うための手順は以下の通りであ
る。すなわち、端末装置２４のユーザが、録画／表示装
置３４に対して録画あるいは表示の動作予約を行う場合
は、図６に示すように、まず、番組情報受信部２６によ
って受信された上記番組情報が、格納部２８に格納され
た番組情報データベースから読み出され、表示部３０に
よって、端末装置２４のディスプレイ（図示せず）に表
示される（Ｓ１１）。より具体的には、各放送番組の放
送開始予定時刻、放送終了予定時刻、放送チャンネル、
タイトル、出演者、解説等を含む放送番組の放送予定に
関する情報が、当該放送番組に付された番組ＩＤととも
にディスプレイに表示される。

【００６０】端末装置２４のユーザは、ディスプレイに
表示された番組情報を参照し、端末装置２４に設けられ
た操作ボタン（図示せず）等を用いて動作予約を入力す
る（Ｓ１２）。かかる動作予約は、録画／表示装置３４
において録画または表示させる対象となる放送番組を指
定する番組ＩＤ、動作予約を行うべき録画／表示装置３
４を指定するための録画／表示装置ＩＤ、及び、録画動
作と表示動作とのうちいずれ（あるいは双方）の動作予
約を行うかを指定する録画／表示指示を含んでいる。端
末装置２４のユーザから入力された動作予約は、入力部
３２によって受け付けられる。受け付けられた動作予約
は、動作予約情報としてコントロールセンタ１２の装置
特定部２２に対して送信される（Ｓ１３）。かかる動作
予約情報には、番組ＩＤ、録画／表示装置ＩＤ、録画／
表示指示が含まれている。

【００６１】端末装置２４の入力部３２から送信された
動作予約情報は、コントロールセンタ１２の装置特定部
２２によって受信される（Ｓ１３）。動作予約情報が装
置特定部２２によって受信されると、装置特定部２２に
より、動作予約情報に含まれる録画／表示装置ＩＤに基
づいて動作予約を行うべき録画／表示装置３４が特定さ
れる（Ｓ１４）。より具体的には、録画／表示装置ＩＤ
と録画／表示装置のＩＰアドレス、電話番号などとを対
応づける参照テーブルが参照され、録画／表示装置ＩＤ
に対応するＩＰアドレス、電話番号などを動作予約情報
の送信先として決定することにより、動作予約を行うべ
き録画／表示装置３４が特定される。その後、特定され
た録画／表示装置３４の動作予約部４０に対して、動作
予約情報が送信される（Ｓ１５）。かかる動作予約情報
には、動作予約の入力を受け付けた端末装置を特定する
端末装置ＩＤと番組ＩＤと録画／表示指示とが含まれて
いる。尚、既に録画／表示装置３４は特定されているた
め、録画／表示装置ＩＤは動作予約情報に含めなくてよ
い。

【００６２】コントロールセンタ１２の装置特定部２２
から送信された動作予約情報が録画／表示装置３４の動
作予約部４０によって受信されると（Ｓ１５）、当該動
作予約部４０から状態取得部４２及び番組特定部４４に
対し、動作予約情報を受信したこと示す動作予約通知が
出力される。また、動作予約部４０から番組特定部４４
に対し、動作予約情報に含まれる番組ＩＤが出力され
る。

【００６３】動作予約部４０から状態取得部４２に対し
て動作予約通知が出力されると、当該状態取得部４２に
よって、録画／表示装置３４の状態が取得される。具体
的には、状態取得部４２により、録画／表示装置３４の
電源供給状態、記録媒体有無状態、記録媒体の記録状態
が取得される（Ｓ１６）。既に述べたように、電源供給
状態とは録画／表示装置３４に電源が供給されているか
否かを示すものであり、記録媒体有無状態とは、録画／
表示装置３４が記録媒体を有しているか否かを示すもの
であり、記録媒体の記録状態とは、録画／表示装置３４
が有している記録媒体の記録状態である。状態取得部４
２によって取得された録画／表示装置３４の状態は、予
約可否判断部４６に対して出力される。

【００６４】一方、動作予約部４０から番組特定部４４
に対して動作予約通知と番組ＩＤとが出力されると、当
該番組特定部４４により、録画または表示の対象となる
放送番組が特定される（Ｓ１７）。より詳細には、上記
番組ＩＤをキーとして（基づいて）格納部３８に格納さ
れた番組情報データベースが検索され、上記番組ＩＤと
関連づけられた放送番組の放送チャンネル、放送開始予
定時刻及び放送終了予定時刻が抽出されることによって
放送番組が特定される。番組特定部４４によって抽出さ
れた放送番組の放送チャンネル、放送開始予定時刻及び
放送終了予定時刻は、予約可否判断部４６に対して出力
される。

【００６５】続いて、予約可否判断部４６により、状態
取得部４２によって取得された録画／表示装置３４の状
態に基づいて、端末装置２４の入力部３２から予約され
た放送番組の予約可否が判断される（Ｓ１８）。より具
体的には、まず、状態取得部４２から出力された電源供
給状態に基づいて、予約可否が判断される。ここで、録
画／表示装置３４に電源が供給されていない場合は、予
約不可と判断される。続いて、状態取得部４２から出力
された記録媒体有無状態に基づいて、予約可否が判断さ
れる。ここで、録画／表示装置３４が記録媒体を有して
いない場合は、予約不可と判断される。さらに、状態取
得部４２から出力された記録媒体の記録状態と番組特定
部４４から出力された放送開始予定時刻及び放送終了予
定時刻とに基づいて、予約可否が判断される。具体的に
は、記録媒体の空き容量に基づいて録画可能時間が算出
されるとともに、上記放送開始予定時刻と放送終了予定
時刻とから放送時間が算出され、録画可能時間と放送時
間とが比較される。ここで、放送時間が録画可能時間よ
りも長い場合は、予約不可と判断される。尚、動作予約
が表示予約の場合は、記録媒体有無状態に基づく予約可
否の判断、記録媒体の記録状態に基づく予約可否の判断
は行われない。また、動作予約を行う人が、動作予約の
対象となる放送番組を録画、表示する資格（例えば有料
放送の会員資格等）を有するか否かをさらに考慮して、
予約可否の判断が行われてもよい（尚、当該資格の有無
の判断は、コントロールセンタ１２によって行われても
よい）。上記いずれの予約可否の判断においても予約不
可と判断されなかった場合は、対象となる放送番組の録
画あるいは表示について予約可能と判断される。状態取
得部４２によって取得された録画／表示装置３４の状態
と予約可能か予約不可かを示す判断結果とは、動作予約
部４０に対して出力される。

【００６６】上記判断結果が動作予約部４０に対して出
力されると、動作予約部４０により、当該判断結果に基
づいて動作予約が行われるか、あるいは、録画／表示装
置３４の状態と上記判断結果とがコントロールセンタ１
２の装置特定部２２に対して出力される（Ｓ１９）。よ
り詳細には、予約可否判断部４６から予約可能という判
断結果が出力された場合は、コントロールセンタ１２の
装置特定部２２から送信された動作予約情報に基づいて
動作予約が行されるとともに、コントロールセンタ１２
の装置特定部２２に対して予約可否情報が送信される。
この場合、予約可否情報には、動作予約の入力を受け付
けた端末装置２４の端末装置ＩＤと予約が完了した旨の
通知が含まれている。一方、予約可否判断部４６から予
約不可という判断結果が出力された場合は、動作予約は
行われず、コントロールセンタ１２の装置特定部２２に
対して予約可否情報が出力される。この場合、予約可否
情報には、動作予約の入力を受け付けた端末装置２４の
端末装置ＩＤと録画／表示装置３４の状態と予約ができ
ない旨の通知とが含まれている。

【００６７】コントロールセンタ１２の装置特定部２２
が上記予約可否情報を受信すると（Ｓ１９）、当該装置
特定部２２により、当該予約可否情報を送信すべき端末
装置２４、すなわち、動作予約の入力を受け付けた端末
装置２４が特定される（Ｓ２０）。より具体的には、端
末装置ＩＤと端末装置のＩＰアドレス、電話番号などと
を対応づける参照テーブルが参照されて、動作予約の入
力を受け付けた端末装置２４が特定される。その後、特
定された端末装置２４の表示部３０に対して、予約可否
情報が送信される（Ｓ２１）。動作予約が完了した場
合、当該予約可否情報には、録画／表示装置３４の録画
／表示装置ＩＤと、予約が完了した旨の通知とが含まれ
ている。また、動作予約が行われなかった場合、当該予
約可否情報には、録画／表示装置３４の録画／表示装置
ＩＤと、録画／表示装置３４の状態と、予約ができない
旨の通知とが含まれている。尚、既に端末装置２４は特
定されているため、端末装置ＩＤは予約可否情報に含め
なくてよい。

【００６８】コントロールセンタ１２の装置特定部２２
から送信された予約可否情報は、端末装置２４の表示部
３０によって受信され（Ｓ２１）、録画／表示装置３４
の状態取得部４２によって取得された録画／表示装置３
４の状態と、録画／表示装置３４の予約可否判断部４６
による判断結果とが、端末装置２４のディスプレイ（図
示せず）に表示される（Ｓ２２）。例えば、録画／記録
装置３４の記録媒体の空き容量が少ないために予約可否
判断部４６によって予約不可と判断された場合、ディス
プレイに、図２に示すような画面が表示される。すなわ
ち、ディスプレイには、記録媒体には番組Ａが１時間
分、番組Ｂが２時間分録画されており、残りの録画可能
時間が１時間である旨と、空き容量が足りないため録画
ができない旨とが表示される。また、ディスプレイに
は、録画されたいずれかの番組を記録媒体から消去する
ことを促すメッセージも表示される。端末装置２４のユ
ーザは、かかるメッセージを参照することによって記録
媒体から不要な番組を消去し、記録媒体の録画可能時間
を増やすことができる。また、例えば、録画／記録装置
３４が記録媒体を有していないために予約可否判断部４
６によって予約不可と判断された場合、ディスプレイ
に、図３に示すような画面が表示される。すなわち、デ
ィスプレイには、記録媒体に記録媒体を有していない旨
と、記録媒体を有していないため録画ができない旨とが
表示される。また、ディスプレイには、別の録画／表示
装置を指定することを促すメッセージをも表示される。
この場合、端末装置２４のユーザは、利用可能な他の録
画／表示装置に対して動作予約を行うことができる。例
えば、放送番組を受信するテレビジョン受像器に対して
ビデオテープレコーダとＤＶＤレコーダとの２つの録画
装置が接続されている場合、ビデオテープレコーダに対
して録画予約を行おうと思ったが当該ビデオテープレコ
ーダにビデオテープが挿入されていないため録画できな
い旨の判断がなされたときは、ユーザは、録画予約の対
象をＤＶＤレコーダに変更することができる。一方、録
画／記録装置３４の予約可否判断部４６によって予約可
能と判断された場合は、録画／記録装置３４の動作予約
部４０によって動作予約が行われるため、ディスプレイ
には、図４に示すように、動作予約が完了した旨を示す
画面が表示される。

【００６９】続いて、本実施形態にかかる動作予約シス
テムの作用及び効果について説明する。本実施形態にか
かる動作予約システム１０は、録画／表示装置３４の状
態取得部４２によって当該録画／表示装置３４の電源供
給状態、記録媒体有無状態、記録媒体の記録状態を取得
し、取得された録画／表示装置３４の状態を端末装置２
４の表示部３０によってユーザに提示する。従って、端
末装置２４のユーザは、端末装置２４のディスプレイを
参照し、提示された録画／表示装置３４の状態を知得し
たうえで、録画／表示装置３４に対して動作予約を行う
ことができる。その結果、動作予約にかかる放送番組の
録画または表示の失敗頻度を減少させることが可能とな
る。

【００７０】特に、本実施形態にかかる動作予約システ
ム１０においては、録画／表示装置３４の電源供給状態
を取得して提示することで、ユーザは、録画／表示装置
３４の電源供給状態を知得したうえで動作予約を行うこ
とができ、録画／表示装置３４に電源が供給されていな
い場合は、（別途指示により）電源を供給した後に動作
予約を行ったり、電源が供給されている他の録画／表示
装置に対して動作予約を行うという判断をすることも可
能となる。

【００７１】また、本実施形態にかかる動作予約システ
ム１０においては、録画／表示装置３４の記録媒体有無
状態を取得して提示することで、ユーザは、録画／表示
装置３４の記録媒体有無状態を知得したうえで動作予約
を行うことができ、録画／表示装置３４が記録媒体を有
していない場合は、記録媒体を有している他の録画／表
示装置に対して動作予約を行うという判断をすることも
可能となる。

【００７２】また、本実施形態にかかる動作予約システ
ム１０においては、録画／表示装置３４の記録媒体の記
録状態を取得して提示することで、ユーザは、録画／表
示装置の記録媒体の記録状態を知得したうえで動作予約
を行うことができ、記録媒体の空き容量が少ない場合
は、既に記録されている放送番組を消去した後に動作予
約を行ったり、空き容量が十分な記録媒体を有している
他の録画／表示装置に対して動作予約を行うという判断
をすることも可能となる。

【００７３】本実施形態にかかる動作予約システム１０
においては、更に一歩進んで、録画／表示装置３４の予
約可否判断部４６が、取得された状態に基づいて、指定
された放送番組の録画または表示の可否を判断し、端末
装置２４の表示部３０がその判断結果を提示する。従っ
て、端末装置２４のユーザは、動作予約として具体的に
指定された放送番組を録画または表示することができる
か否かの情報を容易に知得することが可能となる。

【００７４】また、本実施形態にかかる動作予約システ
ム１０においては、動作予約の入力を受け付ける入力部
３２と予約可否情報を提示する表示部３０とを、録画／
表示装置３４と物理的に分離された同一の端末装置２４
に設けている。従って、録画／表示装置３４に対して遠
隔からであっても、動作予約の入力、予約可否情報の取
得が可能となる。特に、携帯電話を端末装置２４として
用いることで、既に普及している携帯電話網を利用して
動作予約の入力、予約可否情報の取得が可能となり、動
作予約システム１０の利用が一層容易となる。

【００７５】続いて、本発明の第２の実施形態にかかる
動作予約システムについて図面を参照して説明する。図
７は、本実施形態にかかる動作予約システムのシステム
構成図である。本実施形態にかかる動作予約システム５
０が上記第１の実施形態にかかる動作予約システム１０
と異なる点は、上記第１の実施形態にかかる動作予約シ
ステム１０は、装置特定部２２をコントロールセンタ１
２に有しており、端末装置２４と録画／表示装置３４と
は、コントロールセンタ１２を介して動作予約情報、予
約可否情報を送受信していたが、本実施形態にかかる動
作予約システム５０は、端末装置６２と録画／表示装置
７４とにそれぞれ装置特定部７２，８８を有しており、
端末装置６２と録画／表示装置７４とは、コントロール
センタ５２を介さずに、動作予約情報、予約可否情報を
直接送受信する点である。以下、詳細に説明する。

【００７６】本実施形態にかかる動作予約システム５０
は、放送番組を録画または表示する録画／表示装置に対
し、当該録画または表示の動作予約を行う動作予約シス
テムであって、コントロールセンタ５２に含まれる番組
情報受信部５４、番組ＩＤ生成部５６、格納部５８、番
組情報送信部６０と、端末装置６２に含まれる番組情報
受信部６４、格納部６６、表示部６８、入力部７０、装
置特定部７２と、録画／表示装置７４に含まれる番組情
報受信部７６、格納部７８、動作予約部８０、状態取得
部８２、番組特定部８４、予約可否判断部８６、装置特
定部８８とを備えて構成される。

【００７７】コントロールセンタ５２の番組情報受信部
５４、番組ＩＤ生成部５６、格納部５８、番組情報送信
部６０、端末装置６２の番組情報受信部６４、格納部６
６、録画／表示装置７４の番組情報受信部７６、格納部
７８はそれぞれ、上記第１の実施形態にかかるコントロ
ールセンタ１２の番組情報受信部１４、番組ＩＤ生成部
１６、格納部１８、番組情報送信部２０、端末装置２４
の番組情報受信部２６、格納部２８、録画／表示装置３
４の番組情報受信部３６、格納部３８と同様の機能を有
する。

【００７８】端末装置６２の表示部６８は、番組情報受
信部６４によって受信された上記番組情報を、格納部６
６に格納された番組情報データベースから読み出し、端
末装置６２のディスプレイ（図示せず）に表示する。

【００７９】入力部７０は、録画／表示装置７４に対す
る特定の放送番組の録画または表示の動作予約の入力を
受け付け、受け付けた動作予約情報を装置特定部７２に
対して出力する。かかる動作予約情報には、番組ＩＤ、
録画／表示装置ＩＤ、録画／表示指示が含まれている。

【００８０】装置特定部７２は、入力部７０から出力さ
れた動作予約情報に含まれる録画／表示装置ＩＤに基づ
いて、動作予約を行うべき録画／表示装置７４を特定す
る。装置特定部７２は、また、特定された録画／表示装
置７４の動作予約部８０に対して、動作予約情報を送信
する。かかる動作予約情報には、動作予約の入力を受け
付けた端末装置６２を特定する端末装置ＩＤと番組ＩＤ
と録画／表示指示とが含まれている。

【００８１】録画／表示装置７４の動作予約部８０は、
端末装置６２の装置特定部７２から送信された動作予約
情報を受信して、動作予約情報を受信したこと示す動作
予約通知を状態取得部８２及び番組特定部８４に対して
出力する。また、動作予約部８０は、動作予約情報に含
まれる番組ＩＤを番組特定部８４に対して出力する。

【００８２】状態取得部８２、番組特定部８４、予約可
否判断部８６はそれぞれ、上記第１の実施形態にかかる
状態取得部４２、番組特定部４４、予約可否判断部４６
と同様の機能を有する。

【００８３】動作予約部８０は、予約可否判断部８６か
ら出力された判断結果に基づいて、動作予約を行うか、
あるいは、録画／表示装置７４の状態と、上記判断結果
とを装置特定部８８に対して出力する。より詳細には、
予約可否判断部８６から予約可能という判断結果が出力
された場合は、端末装置６２の装置特定部７２から送信
された動作予約情報に基づいて動作予約を行うととも
に、装置特定部８８に対して予約可否情報を出力する。
この場合、予約可否情報には、動作予約の入力を受け付
けた端末装置６２の端末装置ＩＤと、予約が完了した旨
の通知とが含まれている。一方、予約可否判断部８６か
ら予約不可という判断結果が出力された場合は、動作予
約は行わず、装置特定部８８に予約可否情報を出力す
る。この場合、予約可否情報には、動作予約の入力を受
け付けた端末装置６２の端末装置ＩＤと、録画／表示装
置７４の状態と、予約ができない旨の通知とが含まれて
いる。

【００８４】装置特定部８８は、動作予約部８０から送
信された予約可否情報に含まれる端末装置ＩＤに基づい
て、当該予約可否情報を送信すべき端末装置６２、すな
わち、動作予約の入力を受け付けた端末装置６２を特定
する。装置特定部８８は、また、特定された端末装置６
２の表示部６８に対して、予約可否情報を送信する。動
作予約が完了した場合、当該予約可否情報には、録画／
表示装置７４の録画／表示装置ＩＤと、予約が完了した
旨の通知とが含まれている。また、動作予約が行われな
かった場合、当該予約可否情報には、録画／表示装置７
４の録画／表示装置ＩＤと、録画／表示装置７４の状態
と、予約ができない旨の通知とが含まれている。尚、既
に端末装置６２は特定されているため、端末装置ＩＤは
予約可否情報に含めなくてよい。

【００８５】端末装置６２の表示部６８は、録画／表示
装置７４の状態取得部８２によって取得された録画／表
示装置７４の状態と、録画／表示装置７４の予約可否判
断部８６による判断結果とを、ディスプレイ（図示せ
ず）に表示する。

【００８６】本実施形態にかかる動作予約システム５０
は、端末装置６２と録画／表示装置７４とが、コントロ
ールセンタ５２を介さずに、動作予約情報、予約可否情
報を直接送受信することから、第１の実施形態にかかる
動作予約システム１０と比較して、通信コストの低減、
通信時間の短縮を図ることが可能となる。

【００８７】上記実施形態にかかる動作予約システム１
０，５０においては、端末装置２４，６２から動作予約
を入力した際に、録画／表示装置３４，７４の状態と予
約可否情報とを提示していたが、これは、動作予約の入
力の有無に関わらず、任意のタイミングで録画／表示装
置３４，７４の状態を取得して提示できるものであって
もよい。この場合、端末装置２４，６２のディスプレイ
には、図８に示すように、録画／表示装置３４，７４の
状態が文字、グラフィックなどによって提示される。

【００８８】また、上記実施形態にかかる動作予約シス
テム１０，５０においては、端末装置２４，６２から動
作予約を入力した際に、録画／表示装置３４，７４の状
態を取得していたが、これは、定期的に録画／表示装置
３４，７４の状態を取得し、端末装置２４，６２の格納
部２８，６６等に格納しておいてもよい。

【００８９】また、上記実施形態にかかる動作予約シス
テム１０，５０においては、表示部３０，６８によって
番組ＩＤをユーザに提示し、入力部３２，７０は当該番
組ＩＤに基づく動作予約を受け付けていたが、当該番組
ＩＤは動作予約システム１０，５０の内部においてのみ
用いられ、ユーザに提示されないものであってもよい。

【００９０】

【発明の効果】本発明の動作予約システム及び動作予約
方法は、状態取得手段によって当該録画／表示装置の状
態を取得し、取得された録画／表示装置の状態を状態提
示手段によってユーザに提示する。従って、ユーザは、
提示された録画／表示装置の状態を知得したうえで、録
画／表示装置に対して動作予約を行うことができる。そ
の結果、動作予約にかかる放送番組の録画または表示の
失敗頻度を減少させることが可能となる。

【００９１】また、本発明の動作予約システム及び動作
予約方法においては、録画／表示装置の電源供給状態を
取得して提示することで、ユーザは、録画／表示装置の
電源供給状態を知得したうえで動作予約を行うことがで
き、録画／表示装置に電源が供給されていない場合は、
（別途指示により）電源を供給した後に動作予約を行っ
たり、電源が供給されている他の録画／表示装置に対し
て動作予約を行うという判断をすることも可能となる。

【００９２】また、本発明の動作予約システム及び動作
予約方法においては、録画／表示装置の記録媒体有無状
態を取得して提示することで、ユーザは、録画／表示装
置の記録媒体有無状態を知得したうえで動作予約を行う
ことができ、録画／表示装置が記録媒体を有していない
場合は、記録媒体を有している他の録画／表示装置に対
して動作予約を行うという判断をすることも可能とな
る。

【００９３】また、本発明の動作予約システム及び動作
予約方法においては、録画／表示装置の記録媒体の記録
状態を取得して提示することで、ユーザは、録画／表示
装置の記録媒体の記録状態を知得したうえで動作予約を
行うことができ、記録媒体の空き容量が少ない場合は、
既に記録されている放送番組を消去した後に動作予約を
行ったり、空き容量が十分な記録媒体を有している他の
録画／表示装置に対して動作予約を行うという判断をす
ることも可能となる。

【００９４】また、本発明の動作予約システム及び動作
予約方法においては、取得された状態に基づいて、指定
された放送番組の録画または表示の可否を判断し、その
判断結果を提示することで、ユーザは、動作予約として
具体的に指定された放送番組を録画または表示すること
ができるか否かの情報を容易に知得することが可能とな
る。

【００９５】また、本発明の動作予約システムにおいて
は、状態提示手段と放送番組指定手段とを、録画／表示
装置と物理的に分離された同一の端末装置に設けること
で、録画／表示装置に対して遠隔であっても、動作予約
の対象となる放送番組の指定、録画／表示装置の状態の
提示が可能となる。特に、携帯電話を端末装置として用
いることで、既に普及している携帯電話網を利用するこ
とができ、動作予約システムの利用が一層容易となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】動作予約システムのシステム構成図である。

【図２】表示部による表示内容を示す図である。

【図３】表示部による表示内容を示す図である。

【図４】表示部による表示内容を示す図である。

【図５】動作予約システムの動作を示すフローチャート
である。

【図６】動作予約システムの動作を示すフローチャート
である。

【図７】動作予約システムのシステム構成図である。

【図８】表示部による表示内容を示す図である。

【符号の説明】

１０，５０…動作予約システム、１２，５２…コントロ
ールセンタ、１４，５４…番組情報受信部、１６，５６
…番組ＩＤ生成部、１８，２８，３８，５８，６６，７
８…格納部、２０，６０…番組情報送信部、２２，７
２，８８…装置特定部、２４，６２…端末装置、２６，
６４…番組情報受信部、３０，６８…表示部、３２，７
０…入力部、３４，７４…録画／表示装置、３６，７６
…番組情報受信部、４０，８０…動作予約部、４２，８
２…状態取得部、４４，８４…番組特定部、４６，８６
…予約可否判断部

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｈ０４Ｎ 7/025 Ｈ０４Ｎ 7/08 Ａ 7/03 7/035 Ｆターム(参考） 5C018 HA08 HA09 HA10 HA12 5C025 CA01 CA09 CB07 CB08 DA01 DA04 5C063 AA01 AB01 AB03 AB07 DA03 DA07 DA11 DA13 DB02 DB09 5D102 AB05 AC01 AD18 GA08 GA34 GA40 GA72 GA76 HA05 HA23

Claims (12)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 放送番組を録画または表示する録画／表
   示装置に対し、当該録画または表示の動作予約を行う動
   作予約システムにおいて、 前記録画／表示装置の状態を取得する状態取得手段と、 前記状態取得手段によって取得された前記録画／表示装
   置の状態を提示する状態提示手段とを備えたことを特徴
   とする動作予約システム。
2. 【請求項２】 前記状態取得手段によって取得される前
   記録画／表示装置の状態は、当該録画／表示装置に電源
   が供給されているか否かを示す電源供給状態であること
   を特徴とする請求項１に記載の動作予約システム。
3. 【請求項３】 前記状態取得手段によって取得される前
   記録画／表示装置の状態は、当該録画／表示装置が記録
   媒体を有しているか否かを示す記録媒体有無状態である
   ことを特徴とする請求項１に記載の動作予約システム。
4. 【請求項４】 前記状態取得手段によって取得される前
   記録画／表示装置の状態は、当該録画／表示装置が有し
   ている記録媒体の記録状態であることを特徴とする請求
   項１に記載の動作予約システム。
5. 【請求項５】 動作予約の対象となる放送番組を指定す
   る放送番組指定手段と、 前記状態取得手段によって取得された前記録画／表示装
   置の状態に基づいて、前記放送番組指定手段によって指
   定された前記放送番組を前記録画／表示装置に録画また
   は表示することができるか否かを判断する判断手段とを
   さらに備え、 前記状態提示手段は、前記判断手段による判断結果を提
   示することを特徴とする請求項１に記載の動作予約シス
   テム。
6. 【請求項６】 前記状態提示手段と前記放送番組指定手
   段とは、前記録画／表示装置と物理的に分離された同一
   の端末装置に設けられていることを特徴とする請求項５
   に記載の動作予約システム。
7. 【請求項７】 前記端末装置は、携帯電話であることを
   特徴とする請求項６に記載の動作予約システム。
8. 【請求項８】 放送番組を録画または表示する録画／表
   示装置に対し、当該録画または表示の動作予約を行う動
   作予約方法において、 前記録画／表示装置の状態を取得する状態取得ステップ
   と、 前記状態取得ステップにおいて取得された前記録画／表
   示装置の状態を提示する状態提示ステップとを備えたこ
   とを特徴とする動作予約方法。
9. 【請求項９】 前記状態取得ステップにおいて取得され
   る前記録画／表示装置の状態は、当該録画／表示装置に
   電源が供給されているか否かを示す電源供給状態である
   ことを特徴とする請求項８に記載の動作予約方法。
10. 【請求項１０】 前記状態取得ステップにおいて取得さ
    れる前記録画／表示装置の状態は、当該録画／表示装置
    が記録媒体を有しているか否かを示す記録媒体有無状態
    であることを特徴とする請求項８に記載の動作予約方
    法。
11. 【請求項１１】 前記状態取得ステップにおいて取得さ
    れる前記録画／表示装置の状態は、当該録画／表示装置
    が有している記録媒体の記録状態であることを特徴とす
    る請求項８に記載の動作予約方法。
12. 【請求項１２】 動作予約の対象となる放送番組を指定
    する放送番組指定ステップと、 前記状態取得ステップにおいて取得された前記録画／表
    示装置の状態に基づいて、前記放送番組指定ステップに
    おいて指定された前記放送番組を前記録画／表示装置に
    録画または表示することができるか否かを判断する判断
    ステップとをさらに備え、 前記状態提示ステップは、前記判断ステップにおける判
    断結果を提示することを特徴とする請求項８に記載の動
    作予約方法。