JP2001208457A - 冷却装置 - Google Patents

冷却装置

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JP2001208457A
JP2001208457A JP2000018530A JP2000018530A JP2001208457A JP 2001208457 A JP2001208457 A JP 2001208457A JP 2000018530 A JP2000018530 A JP 2000018530A JP 2000018530 A JP2000018530 A JP 2000018530A JP 2001208457 A JP2001208457 A JP 2001208457A
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浩司 滝口
Katsuhiro Horimoto
勝博 堀本
Akira Sekiguchi
亮 関口
Eiichi Mori
栄一 森
Kidaiki Fumino
喜代輝 文野
Yuichi Takahashi
裕一 高橋
Kazuhide Saito
和秀 斉藤
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    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B40/00Technologies aiming at improving the efficiency of home appliances, e.g. induction cooking or efficient technologies for refrigerators, freezers or dish washers

Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷媒と相互溶解性の少ない潤滑油を用いて
も、圧縮機が潤滑油切れを起こして故障することのない
冷却装置を提供する。 【解決手段】 圧縮機1内の潤滑油量に影響するデータ
を検出する検出手段71と、検出手段71の検出値を基
に圧縮機1内の潤滑油が不足か否かを判断する判断手段
70と、この判断手段70が圧縮機1の潤滑油不足を判
断したとき、冷却回路内の冷媒の流れを制御するように
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、HFC系冷媒又は
HFC系冷媒を含む混合冷媒からなる冷媒と、この冷媒
と相互溶解性の無いまたは少ない圧縮機の潤滑油とを冷
却回路内に封入してなる冷却装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来よりある冷却装置について図1を用
いて説明する。図1は従来よりある冷却装置10の冷却
回路図である。この冷却回路は、図1に示すように、圧
縮機1と、凝縮器2と、キャプラリーパイプや膨張弁等
の減圧装置3と、蒸発器4と、それらを接続する冷媒配
管5等により形成されている。そして、この冷却回路内
には、CFC12やHCFC22等の冷媒が封入され、
一方、この冷却回路の圧縮機1には鉱物油やアルキルベ
ンゼン系油等の潤滑油が用いられていた。
【0003】冷却回路内に封入された冷媒は、圧縮機1
の運転により図1の矢印に示す如く、凝縮器2、減圧装
置3、蒸発器4を順に経由して圧縮機1に戻るように構
成されており、このとき、潤滑油の一部が冷媒とともに
圧縮機1から吐出されるが、上記冷媒と上記潤滑油とは
相互溶解性を有しているので、圧縮機1から吐出された
潤滑油が冷媒とともに冷却回路を経由して再び圧縮機1
に戻るようになっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近年オゾン層保護の目
的から、こうした冷却装置に用いる冷媒が、CFC系冷
媒からHFC系冷媒へ移行されつつあるが、CFC系或
いはHCFC系冷媒で用いていた従来の潤滑油(鉱物油
やアルキルベンゼン系油等)は、塩素基を含まないHF
C系冷媒との相互溶解性が少ない。このため、こうした
従来の潤滑油とHFC系冷媒の組み合わせにて冷却装置
10を運転させた場合には、圧縮機1から吐出された潤
滑油は、冷媒と分離した状態で冷却回路を流れるため、
冷却回路の途中で滞留して圧縮機1まで戻らないという
不具合を生じてしまうものである。
【0005】特に、蒸発器4以下の冷却回路では、液体
で流入した冷媒が蒸発器4内を流れる過程で雰囲気と熱
交換することにより気体となって流出するが、冷媒と分
離して蒸発器4内に蛇行配設された冷媒配管の内面に付
着した潤滑油は気体冷媒では押し流されにくくなる。そ
してさらに、蒸発器4以下の冷却回路では、温度が低い
ために潤滑油の粘性が高くなり滞留が起こりやすくな
る。
【0006】このようにして、圧縮機1以外の冷却回路
に潤滑油が過度に滞留すると、圧縮機1が潤滑油切れと
なり不具合を生じる恐れがあった。
【0007】本発明は、こうした課題を解決するために
なされたものであり、冷媒と相互溶解性の低い潤滑油を
用いても、圧縮機が潤滑油切れを起こして故障すること
のない冷却装置を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る冷
却装置は、圧縮機、凝縮器、減圧装置、蒸発器等を冷媒
配管によって接続することにより冷却回路を形成し、当
該冷却回路内に、HFC系冷媒又はHFC系冷媒を含む
混合冷媒からなる冷媒と、当該冷媒と相互溶解性の無い
又は少ない前記圧縮機の潤滑油とを封入してなる冷却装
置において、前記圧縮機内の潤滑油量に影響するデータ
を検出する検出手段と、当該検出手段の検出値を基に前
記圧縮機内の潤滑油が不足か否かを判断する判断手段と
を備えたことを特徴とするものである。
【0009】この構成によれば、検出手段の検出値を基
に、圧縮機内の潤滑油が不足状態にあるか否かを判断で
きるので、圧縮機が潤滑油切れを起こし故障する前に対
処することができる。
【0010】請求項2の発明に係る冷却装置は、請求項
1の構成において、前記判断手段の判断結果に基づき、
前記冷却回路内の冷媒の流れを制御する冷媒制御手段と
を備えたことを特徴とするものである。
【0011】この構成によれば、圧縮機が潤滑油不足に
なったときに、冷媒制御手段によって冷却回路内の冷媒
の流れを変動させることにより、圧縮機以外の冷却回路
内に滞留した潤滑油を押し流して圧縮機に戻すことがで
きる。
【0012】請求項3の発明に係る冷却装置は、請求項
1または請求項2の構成において、前記判断手段が前記
圧縮機内の前記潤滑油の不足を判断したとき、圧縮機が
潤滑油不足であることを表示する表示手段を設けたこと
を特徴とするものである。
【0013】この構成によれば、表示手段の表示によっ
て、圧縮機の潤滑油が不足状態にあるか否かを確認する
ことができる。
【0014】請求項4の発明に係る冷却装置は、請求項
1乃至請求項3の構成において、前記データは、前記圧
縮機の運転時間であって、前記検出手段は、前記圧縮機
の運転時間を計測するタイマーであることを特徴とする
ものである。
【0015】この構成によれば、圧縮機の運転時間に応
じて、圧縮機から吐出されて圧縮機以外の冷却回路内に
滞留する潤滑油の量が増加するため、タイマーにより圧
縮機の運転時間を計測することで、この計測結果を基に
判断手段が圧縮機の潤滑油不足を判断することができ
る。
【0016】請求項5の発明に係る冷却装置は、請求項
1乃至請求項3の構成において、前記減圧装置よりも下
流側の冷却回路を流れる冷媒の温度又は圧力又は流速を
検出するセンサを備え、前記データは、当該センサの検
出値が所定値以下の際の前記圧縮機の運転時間であっ
て、前記検出手段は、当該センサの検出値が所定値以下
の際の前記圧縮機の運転時間を計測するタイマーである
ことを特徴とするものである。
【0017】この構成によれば、潤滑油の滞留は、減圧
装置よりも下流側の冷却回路で起こりやすいとともに、
冷媒の温度、圧力、流速等の影響を受けるので、冷媒の
温度又は圧力又は流速を検出するセンサの検出値が所定
値以下の際の圧縮機の運転時間をタイマーにて計測する
ように構成することで、より正確に圧縮機内の潤滑油不
足を判断することができる。
【0018】請求項6の発明に係る冷却装置は、請求項
1乃至請求項3の構成において、前記データは、前記減
圧装置よりも下流側の冷却回路を流れる冷媒の温度又は
圧力又は流速であって、前記検出手段は、前記減圧装置
よりも下流側の冷却回路を流れる冷媒の温度又は圧力又
は流速を検出するセンサであることを特徴とするもので
ある。
【0019】この構成によれば、潤滑油の滞留は、減圧
装置よりも下流側の冷却回路で起こりやすいとともに、
冷媒の温度、圧力、流速等の影響を受けるので、減圧装
置よりも下流側の冷媒の温度又は圧力又は流速を検出す
ることで、これを基に圧縮機内の潤滑油不足を判断する
ことができる。
【0020】請求項7の発明に係る冷却装置は、請求項
1乃至請求項3の構成において、前記データは、前記圧
縮機の重さであって、前記検出手段は、前記圧縮機の重
さを検出するセンサであることを特徴とするものであ
る。
【0021】この構成によれば、圧縮機の重さを検出す
るため、この検出値を基に圧縮機内の潤滑油不足を判断
するため、正確な判断を行うことができる。
【0022】請求項8の発明に係る冷却装置は、請求項
1乃至請求項7の構成において、前記冷媒制御手段は、
前記圧縮機の運転を制御する制御装置であることを特徴
とするものである。
【0023】この構成によれば、圧縮機の運転を制御す
ることにより冷媒の流速を変動させるものであるため、
専用の冷媒制御手段を付設することなく安価に構成でき
るとともに、大きな流速の変動を与えることができる。
【0024】請求項9の発明に係る冷却装置は、請求項
1乃至請求項7の構成において、前記凝縮器と前記蒸発
器との間の冷却回路を開閉する電磁弁を備え、前記冷媒
制御手段は、当該電磁弁の開閉を制御する制御装置であ
ることを特徴とするものである。
【0025】この構成によれば、凝縮器と蒸発器との間
の冷却回路に設けた電磁弁を開閉させることで、潤滑油
が滞留しやすい低圧回路、特に蒸発器を流れる冷媒の流
速を大きく変動させることができるので、潤滑油の滞留
を確実に防止できる。
【0026】請求項10の発明に係る冷却装置は、請求
項1乃至請求項7の構成において、前記冷却回路に複数
の蒸発器を並列に配設して構成されたものであって、各
蒸発器に接続される冷却回路を個々に開閉する複数の電
磁弁を備え、前記冷媒制御手段は、当該複数の電磁弁の
開閉を制御する制御装置であることを特徴とするもので
ある。
【0027】この構成によれば、複数の電磁弁を開閉制
御することで、各蒸発器に流れる冷媒の流速を変動させ
ることができるので、複数の蒸発器に滞留した潤滑油を
容易に押し流すことができる。
【0028】請求項11の発明に係る冷却装置は、請求
項1乃至請求項7の構成において、前記減圧装置は、そ
の弁開度を制御可能な膨張弁であって、前記冷媒制御手
段は、当該膨張弁の弁開度を制御する制御装置であるこ
とを特徴とするものである。
【0029】この構成によれば、膨張弁の弁開度を変え
ることで、冷媒の流速を変えるので、潤滑油が滞留しや
すい低圧回路、特に蒸発器を流れる冷媒の流速を大きく
変動させることができ、潤滑油の滞留を確実に防止でき
る。
【0030】請求項12の発明に係る冷却装置は、請求
項1乃至請求項7の構成において、前記冷却回路に減圧
装置をバイパスするバイパス回路と、冷却回路を減圧装
置を通る回路とバイパス回路とに切換える切換弁とを備
え、前記冷媒制御手段は、当該切換弁を制御する制御装
置であることを特徴とするものである。
【0031】この構成によれば、圧縮機が潤滑油不足に
なったとき、冷却回路をバイパス回路に切り換えること
により、蒸発器等の低圧回路にホットガスを流すことが
できるので、低圧回路に滞留した潤滑油を押し流すこと
ができる。
【0032】請求項13の発明に係る冷却装置は、請求
項1乃至請求項7の構成において、前記検出手段が前記
圧縮機内の前記潤滑油の不足を検出したとき、圧縮機の
運転を停止する制御装置を設けたことを特徴とするもの
である。
【0033】この構成によれば、圧縮機が潤滑油切れに
なる前に運転を停止することができるので、圧縮機の故
障を防ぐことができる。
【0034】 〔発明の詳細な説明〕
【0035】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明の実施形態を詳細に説明する。なお、従来の技術で説
明した構成と同様のものについては同一符号を付してい
る。
【0036】図1に示すように、本発明の冷却装置10
は従来の技術で説明した冷却装置10と同様に、圧縮機
1と、凝縮器2と、キャピラリーパイプや膨張弁等の減
圧装置3と、蒸発器4と、これらを接続する冷媒配管5
等により冷却回路が形成されている。一方、この冷却回
路内には、例えばR407cのように従来とは異なる塩
素基を含まないHFC系冷媒が封入されている。また、
この冷却回路の圧縮機1には潤滑油が用いられている
が、安全性、サービス性およびコスト的な問題などか
ら、HAB油のようにHFC系冷媒(以下「冷媒」とす
る)と相互溶解性(以下「相溶性」とする)の少ない潤
滑油が用いられている。
【0037】そして、冷却回路内に封入された冷媒は、
圧縮機1の運転により図1の矢印に示す如く、凝縮器
2、膨張弁3、蒸発器4を順に経由して圧縮機1に戻る
ように構成されているが、このとき、圧縮機1内の上部
空間に霧状に滞留する潤滑油等、圧縮機1に入れられた
潤滑油の一部が、圧縮機1の運転にともない冷媒ととも
に吐出されてしまう。
【0038】そして、このように圧縮機1から吐出され
た潤滑油は冷媒とともに冷却回路内を流れるが、上述の
如く冷媒と相溶性が少ないために、冷媒と分離した状態
で冷却回路を流れ、冷却回路の配管内面に付着し滞留し
やすい構成となっている。
【0039】次に、このような冷却装置10を自動販売
機に用いた例を基に、各構成について詳細に説明する。
【0040】図2は自動販売機6の側面断面図である。
図2に示すように自動販売機6は本体60と、本体60
の前面を開閉する扉61とを備えている。この本体60
には上部に断熱材で覆われ販売商品を収納保温する収納
庫62が形成され、その下部には機械室63が形成され
ている。
【0041】収納庫62には販売商品を保持するととも
に図示しない搬出装置により保持した販売商品を1つづ
つ落下搬出可能なラック64と、このラック64の下方
に配設され、ラック64から落下搬出された商品を扉6
1の商品取出口66に導くシュート65と、このシュー
ト65の下方に配設され、収納庫62内を冷却するため
の蒸発器4と、蒸発器4と雰囲気との熱交換を促進させ
るとともに、収納庫62内で空気を循環させるための蒸
発器ファン67と、減圧装置として作用する電子膨張弁
3とが構成されており、また、機械室63から断熱材を
貫通して延びた冷媒配管5の一部が電子膨張弁3および
蒸発器4に接続されている。
【0042】機械室63には、圧縮機1と、凝縮器2
と、送風により凝縮器2と雰囲気との熱交換を促進させ
る凝縮器ファン68とが配設されており、圧縮機1と凝
縮器2とは前述した収納庫6内に延びる冷媒配管5に接
続されている。
【0043】図3は、冷却装置10を制御する制御装置
7の構成を示すブロック図である。このように構成され
た自動販売機6の冷却装置10は、制御装置7によっ
て、収納庫62内に配設された庫内温度センサ69にて
検出した温度に基づき圧縮機1の運転制御がなされ、収
納庫62内が5℃程度の所定温度に維持されるように冷
却回路内で冷媒が循環するように構成されている。
【0044】次に、このような自動販売機6に用いられ
た冷却装置10の運転状態について説明する。図2に示
す庫内温度センサ69によって収納庫62内の温度が設
定上限値に達したことが検出されると、制御装置7によ
って圧縮機1が駆動され、この圧縮機1の動作によって
封入された冷媒が冷却回路内を図1に示す矢印方向に流
れる。すなわち、圧縮機1から送り出された冷媒は、凝
縮器2にて高圧状態となり、凝縮器ファン68により送
風された外気と熱交換して液化する。液化した冷媒は減
圧装置3を通過することにより減圧し蒸発器4にて蒸発
器ファン67により送風された庫内空気と熱交換して気
化する。そして、気化した冷媒は冷媒配管5を通り、再
び圧縮機1に戻る。この際、圧縮機1の潤滑油も冷媒の
流れによって圧縮機1から押し出されて冷媒とともに循
環するが、冷媒と相溶性の低い潤滑油は、循環途中で分
離するため、冷却回路の配管内面との接触抵抗によりス
ムーズに流れずにその一部が滞留して圧縮機1に戻らな
い。そして潤滑油の滞留量が多くなった場合には、圧縮
機1の潤滑油不足となり、その不足量が過度になると圧
縮機1の動作に不具合が生ずる。
【0045】しかしながら本発明は、図3に示されるよ
うに、圧縮機1内の潤滑油量に影響するデータを検出す
る検出手段71と、この検出手段71の検出値を基に圧
縮機1内の潤滑油が不足か否かを判断する制御部70
(判断手段)とを備えることにより、圧縮機1の潤滑油
不足を判断できるように構成するとともに、この制御部
70(判断手段)の判断結果を基に冷媒回路内の冷媒の
流れを変動させる制御装置7(冷媒制御手段)とを備え
て構成することで、圧縮機1内の潤滑油が過度に不足す
ることなく、冷却装置10のトラブルを防ぐことが可能
となるものである。
【0046】以下に、検出手段71と、冷媒制御手段の
具体的構成を説明する。
【0047】まず、第1の実施の形態として、図3に示
す如く、検出手段71として圧縮機1の運転時間を計測
するタイマー711を設け、冷媒制御手段として、タイ
マー711の計測値に基づき圧縮機1の運転を制御する
制御装置7を設けた例を説明する。
【0048】圧縮機1の運転時間が長くなると、冷えた
蒸発器4内に滞留する潤滑油の量が増大するために、圧
縮機1内の潤滑油の量が不足してしまう。したがって、
タイマー711によって圧縮機1の運転時間を計測する
ことで、圧縮機1内の潤滑油不足を間接的に検出するこ
とが可能である。このとき、実験により圧縮機1が潤滑
油不足に陥る運転時間をあらかじめ求めておけばより確
実である。
【0049】そして、制御部70は、タイマー711に
より圧縮機1の連続運転時間が、潤滑油不足に陥る時
間、例えば4時間に達したことが検出されたとき、圧縮
機1が潤滑油不足の恐れがあると判断し、圧縮機1を一
旦停止し、所定時間、例えば3分後に再起動するように
制御する。この圧縮機1の制御により、冷媒回路内の冷
媒が一旦停止し、再度流れるため、その際に冷媒の流速
および圧力が大きく変化して滞留した潤滑油が流れて圧
縮機1に戻り、圧縮機1内の潤滑油不足を解消すること
ができる。なお、このとき、圧縮機1の停止、起動制御
を複数回繰り返せば、さらに冷媒の流速および圧力が変
動するので、より確実に滞留した潤滑油を押し流すこと
が可能となる。
【0050】そして、このとき、減圧装置3よりも下流
側の冷却回路を流れる冷媒の温度又は圧力又は流速を検
出するセンサ712,713,714を設け、タイマー
711を、このセンサ712,713,714が所定値
以下の際の圧縮機1の運転時間を計測するように構成す
ればより確実に圧縮機1内の潤滑油不足を検出すること
ができる。
【0051】すなわち、潤滑油の滞留は、減圧装置3よ
りも下流側の低圧でなおかつ温度の低い冷却回路で起こ
りやすいとともに、冷媒の温度が下がると潤滑油の粘性
が上がるために滞留量が増加し、また、冷媒の圧力や流
速が下がると配管の内面に付着した潤滑油を押し流すこ
とができなくなるため滞留量が増加するものである。
【0052】このため、冷媒の温度又は圧力又は流速を
検出するセンサ712,713,714を設け、減圧装
置3よりも下流側の冷却回路、例えば図1に示すA部、
B部等に配設して検出することで、潤滑油が滞留しやす
い状態にあるか否かを検出することができる。
【0053】したがって、このセンサ712,713,
714の検出値が所定値以下になったとき、すなわち潤
滑油が滞留しやすい値以下にあることが検出されたとき
に圧縮機1の運転時間をタイマー711によって計測す
るように構成すれば、制御部70は、この計測結果を基
により確実に圧縮機1内の潤滑油不足を判断することが
できる。
【0054】この場合も、潤滑油が滞留し始める温度、
圧力、流速をあらかじめ実験により求めておけば、制御
部70は圧縮機1の潤滑油不足をより正確に判断するこ
とができるので、圧縮機1の制御を無駄なく行うことが
できる。
【0055】次に、第2の実施の形態として、検出手段
71として減圧装置3よりも下流側の冷却回路を流れる
冷媒の温度又は圧力又は流速を検出するセンサ712,
713,714を設け、冷媒制御手段7として、センサ
712,713,714の検出値に基づき圧縮機1の運
転を制御する制御装置7を設けた例を説明する。
【0056】第1の実施の形態で説明した通り、冷却回
路において、潤滑油の滞留は、減圧装置3よりも下流側
の低圧でなおかつ温度が低くなる冷却回路で起こりやす
いとともに、その滞留量は、冷媒の温度、圧力、流速等
の影響を受けるものである。
【0057】したがって、減圧装置3よりも下流側の冷
却回路を流れる冷媒の温度又は圧力又は流速をセンサ7
12,713,714によって検出することで、制御部
70は、この検出値を基に冷媒回路内の潤滑油の滞留量
を推測し、圧縮機1内の潤滑油不足を判断することが可
能である。このとき、実験によりあらかじめ潤滑油不足
に陥る温度、圧力、流速を求めておけば、制御部70は
圧縮機1の潤滑油不足をより正確に判断することができ
る。
【0058】そして、センサ712、713,714の
値があらかじめ定められた値以下になったときに、第1
の実施の形態と同様に圧縮機1停止起動制御して冷却回
路の冷媒流速および圧力を変動させるように構成するこ
とで、滞留した潤滑油を圧縮機1にもどすことが可能と
なる。
【0059】このとき、タイマー711を設け、温度、
圧力、流速の値と、その時間とを組み合わせて検出する
ことで、さらに確実な潤滑油不足の検出をおこなうこと
ができる。 すなわち、センサ712,713,714
により検出した温度、圧力、流速の値が所定値以下とな
ったときにタイマー711がその時間の計測を開始し、
所定値以下の時間を計測するように構成すれば、温度、
圧力、流速の瞬間的な変動値の影響を受けることがな
く、圧縮機1内の潤滑油の不足度合いを確実に検出する
事ができる。この場合も、あらかじめ実験により圧縮機
1が潤滑油不足に陥る温度、圧力、流速の値と、その時
間との関係を求めておけばより確実である。
【0060】次に、第3の実施の形態として、図3に示
す如く、検出手段71として圧縮機1の重さを検出する
重量センサ715を設け、冷媒制御手段として、重量セ
ンサ715の検出値に基づき圧縮機1の運転を制御する
制御装置7を設けた例を説明する。
【0061】まず、図2に示す如く、圧縮機1を重量セ
ンサ715上に載置して配設し、重量センサ715によ
って圧縮機1の重量を測定可能に構成する。この場合、
圧縮機1の重さを測定するため、圧縮機1の潤滑油不足
を直接的に検出することが可能である。したがって、こ
の重量センサ715の検出値が所定値以下になったとき
に、制御部70が圧縮機1の潤滑油不足と判断し、第
1、第2の実施の形態のように圧縮機1を制御するよう
に構成することで、圧縮機1の潤滑油が過度に不足する
ことなく、冷媒回路に滞留した潤滑油を戻すことができ
る。
【0062】なお、ここで示す重量センサ715は実際
の重量を測定可能なセンサでなくても圧縮機1の重量の
変化が検出できるものであれば良く、例えば圧力センサ
等を用いても同様に構成できる。
【0063】なお、上記第1乃至第3の実施の形態で
は、冷媒制御手段として、圧縮機1の運転を制御する制
御装置7を設けた例をもちいて説明したが、冷媒制御手
段は冷却回路の冷媒の流れを大きく変動させるものであ
れば良く、圧縮機1の運転を制御する制御装置7でなく
ても良い。
【0064】以下に冷媒制御手段の他の例を説明する。
【0065】まず、冷媒制御手段として、凝縮器2と蒸
発器4との間に冷却回路を開閉する電磁弁81,82を
設けるとともに、この電磁弁の開閉を制御する制御装置
7を設けて構成した例を図4を用いて説明する。
【0066】図4に示すように、この冷却装置11は、
上記第1乃至第3の実施の形態で説明した冷却装置10
と同様に、圧縮機1と、凝縮器2と、減圧装置3と、蒸
発器4と、それらを接続する冷媒配管5等により冷却回
路が形成されたものであるが、本例では、蒸発器41,
42を2つ備え、この蒸発器41,42を冷却回路中に
並列に接続し、なおかつ2つ蒸発器41,42への冷却
回路を開閉する電磁弁81,82を各蒸発器41、42
の上流に配置して構成している。
【0067】これは、図2に示す商品収納庫62が2つ
設けられた自動販売機6に用いられる構成であり、一方
の商品収納庫62に蒸発器41を、他方の商品収納庫6
2に蒸発器42を配設し、各商品収納庫に設けられた庫
内温度センサ69の検出値に基づき、制御装置7が電磁
弁81,82を開閉することにより、蒸発器41,42
への冷媒の流れを制御して各商品収納庫62が独立して
温度制御可能な構成である。
【0068】このように蒸発器41,42の上流側に電
磁弁81,82設けている構成の場合、検出手段71の
検出値に基づき、制御部70が潤滑油不足と判断した際
に、強制的に電磁弁81,82を開閉制御することで、
蒸発器41,42を含む低圧回路での冷媒の流速および
圧力を大きく変動させることができる。このため、冷却
装置11が定常運転時に滞留した潤滑油も、その流速の
変動、特に電磁弁81,82を一旦閉じた後の開放時の
冷媒の流れによって押し流され圧縮機1に戻る。
【0069】また、このとき、本例のように複数の蒸発
器41,42および電磁弁81,82を設けているもの
においては、その開閉のタイミングを変えることで、蒸
発器41,42に対してより効果的に冷媒の流れを変動
させることが可能である。
【0070】すなわち、検出手段71の検出値が所定値
に達した際に、片方の電磁弁、例えば図示左側の電磁弁
81を閉じ、図示右側の電磁弁82を開くことで、右側
の蒸発器41を流れる冷媒の流速および圧力を急激に高
めることができる。さらに、左側の電磁弁81を閉じた
状態で、右側の電磁弁82を複数回開閉させれば、より
いっそう激しい流速および圧力の変動をもたらすことが
でき、右側の蒸発器42内に滞留した潤滑油を効果的に
押し流すことができる。
【0071】もちろん、この電磁弁開閉制御を左右逆に
行えば左側の蒸発器41内に滞留した潤滑油も同様に押
し流すことが可能となる。
【0072】なお、本例では蒸発器と電磁弁が2つの例
を示して説明したが、もちろん蒸発器と電磁弁とを3つ
以上有する冷却装置にも適用できる。
【0073】次に、冷媒制御手段として、減圧装置3の
減圧度を制御する制御装置7を設けて構成した例を図1
を用いて説明する。
【0074】本例では、減圧装置3として、弁開度を電
子制御可能な電子膨張弁3を用いて構成している。
【0075】したがって、検出手段71の検出値に基づ
き、制御部70が圧縮機1の潤滑油不足と判断した際
に、制御装置7により電子膨張弁3の弁開度を強制的に
変化させることで、蒸発器4を含む低圧回路において冷
媒の流速および圧力を変動させることができ、これによ
り低圧回路に滞留した潤滑油を効果的に押し流し、圧縮
機1へと戻すことができる。
【0076】次に、図5を用いて、冷却回路を電子膨張
弁3を通る減圧回路5aとバイパス回路5bとに切り換
える切換弁9を設け、冷媒制御手段として、この切換弁
を制御する制御装置7を設けて構成した例を説明する。
【0077】本例では、図5に示すように、冷媒回路に
電子膨張弁3を通る減圧回路5aをバイパスし冷媒の減
圧をしないバイパス回路5bを設け、さらに、冷媒の流
れをこの減圧回路5aとバイパス回路5bとに切り換え
可能な切換弁9を設けて構成している。
【0078】制御装置7は、通常の冷却運転状態では、
冷媒が減圧回路5a側を流れるように切換弁9を切り換
え制御している。そして、検出手段71の検出値に基づ
き、制御部70が圧縮機1の潤滑油不足と判断した際に
は、冷媒がバイパス回路5b側を流れるように切換弁9
を切り換え制御する。このとき、電子膨張弁3よりも下
流側の低圧回路には、冷媒がバイパス回路5bを通って
減圧されずに冷媒が流れる。すなわち、低圧回路には高
温のホットガスが流れるため、これにより蒸発器4等に
滞留した潤滑油が押し流され圧縮機1へと戻される。
【0079】なお、以上の実施の形態において、制御部
70が圧縮機1内の潤滑油不足を判断したときに、その
旨を表示する表示器61aを設けて構成すれば、オペレ
ータによるメンテナンス作業がより的確に行えるように
なる。
【0080】すなわち、表示器61aにより圧縮機1内
の潤滑油不足にある旨を表示することで、オペレータが
その旨を認識し圧縮機1が潤滑油切れを起こす前に圧縮
機1を停止させるなどのメンテナンスをおこなうことが
できるとともに、上述のような制御装置7によって圧縮
機1が潤滑油不足の際に自動的に冷媒制御する構成であ
る場合には、冷却装置10の動作状態が冷媒制御状態で
あることをオペレータに知らせることができる。
【0081】この場合の表示器61aは、オペレータが
その旨を確認できるものであればよく、たとえば、図2
に示されるように自動販売機6に用いられる冷却装置1
0においては、扉61の前面に配置された金額表示器6
1aを用いて、その旨を文字的に表示するようにしても
良いし、金額表示器61aを有していないものに用いる
場合には、赤色灯などのランプ(図示せず)を設けて潤
滑油不足の際に点灯させるようにしても良い。
【0082】なお、本実施の形態では、冷媒にR407
cを用いた例を示して説明したが、もちろん冷媒はR4
07cに限られたものではなくR134a等、他のHF
C系冷媒でも同様の効果を奏する。また、HFC系冷媒
を主体としたHFC系冷媒を含む混合冷媒の場合も同様
である。
【0083】また、圧縮機1の潤滑油は、実施の形態で
示したHAB油に限られたものではなく、HFC系冷媒
と相溶性の無いまたは少ない鉱物油等を用いても同様の
効果が得られる。
【0084】
【発明の効果】本発明によれば、検出手段の検出値を基
に、圧縮機内の潤滑油が不足状態にあるか否かを判断で
きるので、圧縮機が潤滑油切れを起こし故障する前に対
処することができる。
【0085】また、前記冷却回路内の冷媒の流れを制御
する冷媒制御手段を備えることで、圧縮機が潤滑油不足
と判断されたときに、冷媒制御手段によって冷却回路内
の冷媒の流れを変動させ、圧縮機以外の冷却回路内に滞
留した潤滑油を押し流して圧縮機に戻すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来および本発明の冷却装置の回路図である。
【図2】本発明の冷却装置を備えた自動販売機の側面断
面図である。
【図3】本発明の冷却装置の制御装置を示すブロック図
である。
【図4】本発明の冷却装置で、電磁弁および蒸発器を2
つ設けた例を示す回路図である。
【図5】本発明の冷却装置で、電子膨張弁をバイパスす
るバイパス回路を設けた例を示す回路図である。
【符号の説明】
1 圧縮機 2 凝縮器 3 電子膨張弁 4 蒸発器 5 冷媒配管 5a 減圧回路 5b バイパス回路 6 自動販売機 7 制御装置(冷媒制御手段) 8 電磁弁 10 冷却装置 11 冷却装置 12 冷却装置 41 蒸発器 42 蒸発器 61a 表示器(表示手段) 70 制御部(判断手段) 71 検出手段 81 電磁弁 82 電磁弁 711 タイマー 712 温度センサ 713 圧力センサ 714 流速センサ 715 重量センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 関口 亮 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 森 栄一 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 文野 喜代輝 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 高橋 裕一 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 斉藤 和秀 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 3E044 AA01 CC08 CC09 CC10 DB12 DB16 EB10 FB11 3L045 AA02 AA03 BA01 CA02 DA02 EA01 HA01 HA02 JA01 JA13 JA14 LA05 LA17 LA18 MA01 MA08 MA17 NA16 PA04 PA05

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機、凝縮器、減圧装置、蒸発器等を
    冷媒配管等によって接続することにより冷却回路を形成
    し、当該冷却回路内に、HFC系冷媒又はHFC系冷媒
    を含む混合冷媒からなる冷媒と、当該冷媒と相互溶解性
    の無い又は少ない前記圧縮機の潤滑油とを封入してなる
    冷却装置において、 前記圧縮機内の潤滑油量に影響するデータを検出する検
    出手段と、当該検出手段の検出値を基に前記圧縮機内の
    潤滑油が不足か否かを判断する判断手段とを備えたこと
    を特徴とする冷却装置。
  2. 【請求項2】 前記判断手段の判断結果に基づき、前記
    冷却回路内の冷媒の流れを制御する冷媒制御手段とを備
    えたことを特徴とする請求項1に記載の冷却装置。
  3. 【請求項3】 前記判断手段が前記圧縮機内の前記潤滑
    油の不足を判断したとき、圧縮機が潤滑油不足であるこ
    とを表示する表示手段を設けたことを特徴とする請求項
    1または請求項2に記載の冷却装置。
  4. 【請求項4】 前記データは、前記圧縮機の運転時間で
    あって、前記検出手段は、前記圧縮機の運転時間を計測
    するタイマーであることを特徴とする請求項1乃至請求
    項3に記載の冷却装置。
  5. 【請求項5】 前記減圧装置よりも下流側の冷却回路を
    流れる冷媒の温度又は圧力又は流速を検出するセンサを
    備え、前記データは、当該センサの検出値が所定値以下
    の際の前記圧縮機の運転時間であって、前記検出手段
    は、当該センサの検出値が所定値以下の際の前記圧縮機
    の運転時間を計測するタイマーであることを特徴とする
    請求項1乃至請求項3に記載の冷却装置。
  6. 【請求項6】 前記データは、前記減圧装置よりも下流
    側の冷却回路を流れる冷媒の温度又は圧力又は流速であ
    って、前記検出手段は、前記減圧装置よりも下流側の冷
    却回路を流れる冷媒の温度又は圧力又は流速を検出する
    センサであることを特徴とする請求項1乃至請求項3に
    記載の冷却装置。
  7. 【請求項7】 前記データは、前記圧縮機の重さであっ
    て、前記検出手段は、前記圧縮機の重さを検出するセン
    サであることを特徴とする請求項1乃至請求項3に記載
    の冷却装置。
  8. 【請求項8】 前記冷媒制御手段は、前記圧縮機の運転
    を制御する制御装置であることを特徴とする請求項1乃
    至請求項7に記載の冷却装置。
  9. 【請求項9】 前記凝縮器と前記蒸発器との間の冷却回
    路を開閉する電磁弁を備え、前記冷媒制御手段は、当該
    電磁弁の開閉を制御する制御装置であることを特徴とす
    る請求項1乃至請求項7に記載の冷却装置。
  10. 【請求項10】 前記冷却回路に複数の蒸発器を並列に
    配設して構成されたものであって、各蒸発器に接続され
    る冷却回路を個々に開閉する複数の電磁弁を備え、前記
    冷媒制御手段は、当該複数の電磁弁の開閉を制御する制
    御装置であることを特徴とする請求項1乃至請求項7に
    記載の冷却装置。
  11. 【請求項11】 前記減圧装置は、その弁開度を制御可
    能な膨張弁であって、前記冷媒制御手段は、当該膨張弁
    の弁開度を制御する制御装置であることを特徴とする請
    求項1乃至請求項7に記載の冷却装置。
  12. 【請求項12】 前記冷却回路に減圧装置をバイパスす
    るバイパス回路と、冷却回路を減圧装置を通る回路とバ
    イパス回路とに切換える切換弁とを備え、前記冷媒制御
    手段は、当該切換弁を制御する制御装置であることを特
    徴とする請求項1乃至請求項7に記載の冷却装置。
  13. 【請求項13】 前記検出手段が前記圧縮機内の前記潤
    滑油の不足を検出したとき、圧縮機の運転を停止する制
    御装置を設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項7
    に記載の冷却装置。
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