JP2001208283A - ライニング施工方法 - Google Patents

ライニング施工方法

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JP2001208283A
JP2001208283A JP2000013262A JP2000013262A JP2001208283A JP 2001208283 A JP2001208283 A JP 2001208283A JP 2000013262 A JP2000013262 A JP 2000013262A JP 2000013262 A JP2000013262 A JP 2000013262A JP 2001208283 A JP2001208283 A JP 2001208283A
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JP
Japan
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lining
pipe
welding
flange
general coating
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Pending
Application number
JP2000013262A
Other languages
English (en)
Inventor
Takayuki Honda
隆之 本多
Junji Akita
順治 秋田
Fujie Honma
藤栄 本間
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Hitachi Engineering Co Ltd
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Engineering Co Ltd
Hitachi Ltd
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Publication date
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  • Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 内面にライニングを有する管と、内面に一般
塗装を有する管の接続にフランジを要せず、溶接による
接続が適用できるようにしたライニング施工方法を提供
すること。 【解決手段】 内面にゴムライニングLを有する連結管
8と、内面に一般塗装Pを有する配管5を溶接した後、
溶接部Wの内面にスプレーライニング工法による重ね塗
りを施し、ゴムライニングLから一般塗装Pに亘って重
ね塗り塗装Cを施したもの。 【効果】 現地での溶接による接合ができ、フランジが
不要になった結果、コストとリークポテンシャルの低減
が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、配管の接続部にお
けるライニング施工方法に係り、特に原子力発電所の循
環水配管など耐海水配管の接続部に好適なライニング施
工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】原動機として蒸気タービンを使用した場
合、小容量の場合は例外として、原子力発電所など、大
容量の火力発電所では、一般的には復水器、特に水冷式
の復水器が用いられている。
【0003】ここで、復水器とは、蒸気を対象とした熱
交換器のことで、通称、コンデンサと呼ばれているもの
で、蒸気タービンから排出された蒸気を凝結させること
により、蒸気が持つ潜熱の有効利用を図ると共に、復水
の循環使用を目的として用いられるものである。
【0004】図2は、水冷式の復水器10の一例で、図
示のように、復水器1本体の両側に冷却水の導入部2と
排出部3を設け、導入部2には配管4を連結して冷却水
を導入し、排出部3には配管5を連結して冷却水を排出
するようになっており、このとき導入部2と配管4、及
び排出部3と配管5の連結部には仕切り用のバタフライ
弁6、7が設けられているのが通例である。
【0005】ところで、この復水器は、上記した火力発
電所などの場合、通常、かなり大型であり、このため多
量の冷却水を必要とし、このため、一般的には河川や海
の水が冷却水として使用されることが多く、この場合、
特に海水の場合には、耐食性付与の見地から、配管4、
5の内面には一般塗装と呼ばれる塗装処理が施されてい
る。
【0006】図3は、従来技術による排出部3と配管5
の連結部Aの一例で、内面にゴムライニングLが施され
ている連結管8を用い、この連結管8を排出部3の下流
にあるバタフライ弁7と配管5の間に介在させた上で、
排出部3に配管5が連結されるようになっている。な
お、7Aはバタフライ弁7の弁体であり、Pは一般塗装
である。
【0007】ここで、この連結管8を介在させている理
由は、バタフライ弁7の下流にはキャビテーションが発
生し、配管5に損傷が生じる虞れがあるので、キャビテ
ーション耐食のためのライニング、一般的にはゴムライ
ニング(ラバーライニングともいう)が必要になるためで
ある。
【0008】ところで、この連結管8は、バタフライ弁
7に対してだけではなく、配管5に対してもフランジF
により接続されているが、これは、次の理由による。通
常、機器据付け現場での配管の接続には溶接が使用され
るが、このとき、ゴムライニングが施されていると、溶
接施工時の熱によりライニングが損傷してしまうからで
あり、更には配管5の一般塗装Pも損傷されてしまうか
らである。
【0009】このキャビテーション耐食のためのゴムラ
イニングLは熱加硫加工で、予め所定の工場で施工せざ
るを得ず、このため溶接施工時の熱でゴムライニングL
を焼いてしまうと、現場での修復施工は困難であり、従
って、配管5に対する連結管8の接続にフランジ構造を
採らざるを得ないのである。なお、この種の施工法とし
て関連するものには、特開平06−094169号公報
の開示が挙げられる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、連結
管にフランジ接続が適用されている点について配慮がさ
れておらず、施工時での柔軟な対応とコストの抑制に問
題があった。すなわち、従来技術では、連結管と配管の
接続部にフランジが必要なため、施工現場で連結管の長
さや形状が合わなかった場合は、必要な長さに切断する
などの細工を施しフランジを付け直した後、その連結管
を工場に持ち帰るなどし、ライニングのし直しをしてか
ら現場へ送り返す必要があり、従って、施工現場での柔
軟な対応が難しく、コストを抑えるのが難しくなってし
まうのである。
【0011】本発明の目的は、内面にライニングを有す
る管と、内面に一般塗装を有する管の接続にフランジを
要せず、溶接による接続が適用できるようにしたライニ
ング施工方法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的は、内面にライ
ニングを有する管路と内面に一般塗装を有する管路の接
続部に於けるライニング施工方法において、前記管路の
接続部を溶接により施工した後、該接続部の内面にスプ
レーライニング工法による重ね塗りを施し、前記ライニ
ングから前記一般塗装に亘ってライニング層が形成され
るようにして達成される。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるライニング施
工方法について、図示の実施の形態により詳細に説明す
る。図1は、上記した従来技術と同じく、図2に示した
復水器1における連結部Aに本発明の一実施形態により
施工された部分の説明図で、ここで、図1(a)は連結部
Aの断面図で、同図(b)は、図(a)におけるB部の拡大図
であり、従って、配管5とバタフライ弁7、それに連結
管8は、図3の従来技術と同じである。
【0014】ここで、この図1の実施形態が、従来技術
と異なる点は、配管5と連結管8の接続部分にはフラン
ジが無く、溶接部Wにより接合されている点にある。そ
して、この溶接部Wの施工によりゴムライニングLと一
般塗装Pが焼損されて配管5と連結管8の内面が露出し
た部分と、ゴムライニングL及び一般塗装Pの溶接部W
の近傍で、この溶接部Wの施工時により焼損を受けた部
分には、内面からスプレーライニング工法によりゴムラ
イニングが施され、重ね塗り塗装Cが形成されている。
【0015】この実施形態によるライニング施工は、次
のようにして行われる。まず、内面に一般塗装Pが施さ
れている配管5と、同じく内面にゴムライニングLが施
されている連結管8が現場に搬入される。このとき、配
管5の端部と、連結管8の端部で、配管5と接続される
方の端部にはフランジが設けられてないものが搬入され
る。
【0016】次に、配管5の端部と連結管8の一方の端
部を溶接し、溶接部Wを形成して両者を接続する。そし
て、溶接部W廻りの配管5と連結管8の内面で、溶接部
Wの施工により現れた配管5と連結管8の露出面にスプ
レーライニングし、ゴムライニングの形成処理を行う。
【0017】そして、これにより、所定の厚さのゴムラ
イニング層が配管5と連結管8の露出面を埋めて形成さ
れ、更に、この層が配管5の一般塗装Pの上にまで達す
るようにして、重ね塗り塗装Cを形成する。この後、連
結管8の他方の端部をフランジFによりバタフライ弁7
に接続するのである。
【0018】このとき、この実施形態でスプレーライニ
ング工法に使用するスプレー剤は、商品名“スプラッシ
ュ”(サンスター技研株式会社の製品)として市場に提供
されているもので、これは、ゴムライニングLに良く濡
れ、且つ一般塗装Pに重ね塗りが可能で、しかも常温硬
化性であり、更に塗装の接着強度がゴムライニングと一
般塗装と同等以上の接着強度を確保従って、この実施形
態によれば、ゴムライニングLと一般塗装Pの過熱によ
る損傷が、重ね塗り塗装Cにより現場で確実に修復でき
ることになり、この結果、接続に溶接工法を用いること
ができ、図示のように、フランジを用いないで、溶接部
Wにより配管5と連結管8を接合することができる。
【0019】そして、この結果、本発明の実施形態によ
れば、現場施工によりゴムライニングと一般塗装の重ね
塗りによる設計条件を充分に満足させながら、長さ調整
などにも現場だけで容易に対応でき、従って、安価にラ
イニングを施工することができる。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、ゴムライニングや一般
塗装が施された管路の接合を溶接で施工できるので、フ
ランジを用いる必要が無くなり、この結果、コスト低減
が可能になる上、リークポテンシャルを低減させること
ができ、信頼性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるライニング施工方法の一実施形
態による接続部分の説明図である。
【図2】ライニング施工方法の適用対象の一例である復
水器の正面図である。
【図3】従来技術による管路の接続部の一例を示す説明
図である。
【符号の説明】
1 復水器 2 導入部 3 排出部 4、5 配管 6、7 バタフライ弁 7A 弁体 8 連結管 C 重ね塗り塗装 F フランジ L ゴムライニング P 一般塗装 W 溶接部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 秋田 順治 茨城県日立市幸町三丁目2番1号 日立エ ンジニアリング株式会社内 (72)発明者 本間 藤栄 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所原子力事業部内 Fターム(参考) 3H024 EA04 EE01 EF08 EF19

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内面にライニングを有する管路と内面に
    一般塗装を有する管路の接続部に於けるライニング施工
    方法において、 前記管路の接続部を溶接により施工した後、該接続部の
    内面にスプレーライニング工法による重ね塗りを施し、
    前記ライニングから前記一般塗装に亘ってライニング層
    が形成されるようにしたことを特徴とするライニング施
    工方法。
JP2000013262A 2000-01-21 2000-01-21 ライニング施工方法 Pending JP2001208283A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100787475B1 (ko) * 2006-09-05 2007-12-21 도아 그라우트 고교 가부시끼가이샤 기설관로 라이닝 방법

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100787475B1 (ko) * 2006-09-05 2007-12-21 도아 그라우트 고교 가부시끼가이샤 기설관로 라이닝 방법

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