JP2001208107A - 動力伝達装置 - Google Patents

動力伝達装置

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JP2001208107A
JP2001208107A JP2000016068A JP2000016068A JP2001208107A JP 2001208107 A JP2001208107 A JP 2001208107A JP 2000016068 A JP2000016068 A JP 2000016068A JP 2000016068 A JP2000016068 A JP 2000016068A JP 2001208107 A JP2001208107 A JP 2001208107A
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inertial mass
viscous coupling
rotational acceleration
power transmission
clutch
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JP2000016068A
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English (en)
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Shigeru Morioka
繁 森岡
Masashi Ichihara
雅志 市原
Meiji Inoue
明治 井上
Akihisa Shimada
彰久 島田
Noboru Uchida
昇 内田
Ryoji Wakamatsu
良治 若松
Yasuo Ohashi
保夫 大橋
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Viscodrive Japan Ltd
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Viscodrive Japan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のビスカスカップリングのトルク特性を
回転加速度に応じて発生することが可能となり、タイト
コーナーブレーキング現象やABS干渉等の回避、駆動
力の向上の両立を可能とした動力伝達装置を提供する。 【解決手段】 動力伝達装置10は、クラッチ部20、
及びビスカスカップリング部40を備える。動力伝達装
置10においては、エンジンからの入力が入力軸を介し
てクラッチ部20に伝達され、所定の回転加速度を受け
た慣性マス26の作動によるクラッチ部20の接続状態
でのみ、ビスカスカップリング部40を介して駆動輪側
にビスカストルクが伝達される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、同一軸線周りに相
対回転可能に配置された入力軸及び出力軸間で、駆動ト
ルクを伝達する車両用の動力伝達装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、4輪駆動車の前後輪を駆動するた
めの駆動形式としては、種々の駆動形式が開発されてい
る。例えば、常時駆動される前輪側から後輪側に駆動ト
ルクを伝達可能なプロペラシャフトの途中にビスカスカ
ップリングを介装し、前後輪間に回転数差が生じた場合
に後輪に駆動トルクを伝達する形式のものがある。この
駆動形式は、前後輪間に回転数差が生じるや否や、常時
駆動される前輪側から後輪側に駆動トルクを伝達できる
が、タイトコーナブレーキング現象の発生や、さらには
ABS(アンチロック・ブレーキ・システム)干渉を発
生する等、種々の好ましくない特徴を有している場合が
ある。また、上記問題より、駆動力(例えば悪路走破
性)との両立範囲が限られてしまう。
【0003】前記ビスカスカップリングは、相対回転可
能に配置されたハブ及びハウジングによって画成された
作動室内に粘性流体を封入するとともに、ハブと相対回
転不能に係合するインナープレートと、ハウジングと相
対回転不能に係合するアウタープレートとを、前記作動
室内に交互に配置したものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たようなビスカスカップリングであれば、伝達可能な駆
動トルクがハブ及びハウジング間の回転速度差、作動室
内の粘性流体の粘度等のみによって決定される。したが
って、例えば、回転加速度に応じたビスカストルクを設
定することができなかった。
【0005】本発明はかかる事情に鑑み、従来のビスカ
スカップリングのトルク特性を回転加速度に応じて発生
することが可能となり、タイトコーナーブレーキング現
象やABS干渉等の回避、駆動力の向上の両立を可能と
した動力伝達装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の動力伝達装置
は、入力軸及び出力軸間に介在されるクラッチ部と、該
クラッチ部及び出力軸間に介在され、クラッチ部の接続
状態においてのみ、動力伝達可能なビスカスカップリン
グ部と、前記クラッチ部を回転加速度に応じて断接させ
る慣性マスとを備えたことを特徴とする。
【0007】請求項1の構成によれば、所定の回転加速
度未満の場合には、慣性マスは作動せず、クラッチ部は
切断状態にあり、ビスカスカップリング部に入力軸から
の動力は伝達されない。回転加速度が所定以上となる
と、慣性マスに作用する回転加速度に応じた慣性トルク
によって、クラッチ部が接続され、クラッチ部を介して
ビスカスカップリング部に、入力軸からの動力が伝達さ
れる。これにより、ビスカスカップリング部において差
動回転トルクを生じることが可能になる。回転加速度が
再び所定未満となると、慣性マスの作動状態が解除され
ることによって、クラッチ部が再び切断状態となり、ビ
スカスカップリング部に入力軸からの動力は伝達されな
くなる。したがって、ビスカスカップリング部における
トルク伝達も生じなくなる。
【0008】請求項2の動力伝達装置は、入力軸及び出
力軸間に介在され、常時動力伝達可能な第1ビスカスカ
ップリング部と、入力軸及び出力軸間に、前記第1ビス
カスカップリング部と並列に介在されるクラッチ部と、
該クラッチ部及び出力軸間に介在され、クラッチ部の接
続状態においてのみ、動力伝達可能な第2ビスカスカッ
プリング部と、前記クラッチ部を回転加速度に応じて断
接させる慣性マスとを備えたことを特徴とする。
【0009】請求項2の構成によれば、所定の回転加速
度未満の場合には、慣性マスは作動せず、クラッチ部は
切断状態にあり、第2ビスカスカップリング部に入力軸
からの動力は伝達されないが、第1ビスカスカップリン
グ部においては常時差動回転トルクを生じる。回転加速
度が所定以上となると、慣性マスに作用する回転加速度
に応じた慣性トルクによって、クラッチ部が接続され、
クラッチ部を介して第2ビスカスカップリング部にも、
入力軸からの動力が伝達される。これにより、第1ビス
カスカップリング部に加えて、第2ビスカスカップリン
グ部においても差動回転トルクを生じることが可能にな
る。回転加速度が再び所定未満となると、慣性マスの作
動状態が解除されることによって、クラッチ部が再び切
断状態となり、第2ビスカスカップリング部に入力軸か
らの動力が伝達されなくなる。したがって、第1ビスカ
スカップリング部においてのみ、差動回転トルクを生じ
ることが可能になる。
【0010】請求項3の動力伝達装置は、前記慣性マス
の作動を、所定の回転加速度に達するまで規制する慣性
マス作動規制手段を備えたことを特徴とする。
【0011】請求項3の構成によれば、所定の回転加速
度未満の場合には、回転加速度による慣性マスの作動
は、慣性マス作動規制手段によって規制されており、ク
ラッチ部は切断状態にある。回転加速度が所定以上とな
ると、慣性マスが、慣性マス作動規制手段による規制に
抗して作動することによって、クラッチ部が接続され
る。回転加速度が再び所定未満となると、慣性マスの作
動は、慣性マス作動規制手段によって再び規制され、ク
ラッチ部が再び切断状態となる。
【0012】請求項4の動力伝達装置は、回転加速度が
所定以上に達した際、前記慣性マスの作動状態を解除す
る第2慣性マスを備えたことを特徴とする。
【0013】請求項4の構成によれば、所定の回転加速
度未満の場合には、慣性マスは作動せず、クラッチ部は
切断状態にあり、ビスカスカップリング部に入力軸から
の動力は伝達されない。回転加速度が所定の低回転加速
度以上となると、回転加速度による慣性マスの作動によ
ってクラッチ部が接続され、クラッチ部を介してビスカ
スカップリング部に、入力軸からの動力が伝達される。
これにより、ビスカスカップリング部において差動回転
トルクを生じることが可能になる。回転加速度が所定の
高回転加速度以上に達すると、第2慣性マスが作動さ
れ、慣性マスの作動状態を解除する。これにより、クラ
ッチ部が再び切断状態となり、ビスカスカップリング部
に入力軸からのトルクは伝達されなくなる。したがっ
て、ビスカスカップリング部におけるトルク伝達も生じ
なくなる。
【0014】請求項5の動力伝達装置は、前記第2慣性
マスの作動を、所定の回転加速度に達するまで規制する
第2慣性マス作動規制手段を備えたことを特徴とする。
【0015】請求項5の構成によれば、所定の回転加速
度未満の場合には、慣性マスは作動せず、クラッチ部は
切断状態にあり、ビスカスカップリング部に入力軸から
のトルクは伝達されない。回転加速度が所定の低回転加
速度以上となると、回転加速度による慣性マスの作動に
よってクラッチ部が接続され、クラッチ部を介してビス
カスカップリング部に、入力軸からのトルクが伝達され
る。この際、第2慣性マスの作動は、第2慣性マス作動
規制手段によって規制される。これにより、ビスカスカ
ップリング部において差動回転トルクを生じることが可
能になる。回転加速度が所定の高回転加速度以上に達す
ると、第2慣性マスが、第2慣性マス作動規制手段によ
る規制に抗して作動され、慣性マスの作動状態を解除す
る。これにより、クラッチ部が再び切断状態となり、ビ
スカスカップリング部に入力軸からの動力は伝達されな
くなる。したがって、ビスカスカップリング部における
差動回転トルクも生じなくなる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて本発明
の一実施形態を詳細に説明する。図1(A),(B)は
本発明の第1実施形態に係る動力伝達装置の動作原理を
示す図であり、図2は本発明の第1実施形態に係る動力
伝達装置の全体半断面図である。また、図3は図2の動
力伝達装置の2ウェイクラッチを示す要部断面図であ
り、図4(A),(B)は図2の動力伝達装置のトルク
特性を示すグラフである。
【0017】図1(A)に示すように、本発明の第1実
施形態に係る動力伝達装置10は、クラッチ部20及び
ビスカスカップリング部40を備える。動力伝達装置1
0においては、エンジンからの入力が入力軸を介してク
ラッチ部20に伝達され、慣性マス26(図2参照)の
作動によるクラッチ部20の図1(B)に示す接続状態
でのみ、ビスカスカップリング部40を介して駆動輪側
(図1中右側)にビスカストルクが伝達される。
【0018】図2に示すように、クラッチ部20及びビ
スカスカップリング部40は、エンジンからの入力を伝
達する入力軸を嵌挿されるハブ42と、出力軸に嵌合さ
れ、ハブ42に対して同一軸線Cの周りにベアリング4
3を介して相対回転可能なハウジング44との間に介在
される。ハブ42及びハウジング44間において、ビス
カスカップリング部40は、クラッチ部20の下流側、
すなわちクラッチ部20の後述するアウターレース32
と、前記ハウジング44との間に配置される。
【0019】クラッチ部20は、前記ハブ42の外周に
例えばスプライン嵌合するフローティングプレート22
と、該フローティングプレート22に一端が支持された
フローティングスプリング24に支持される慣性マス2
6と、同じく前記フローティングプレート22に支持さ
れるケージ28と、該ケージ28によって保持される複
数のローラ30と、ローラ30の外周に設けられるアウ
ターレース32とを備えている。
【0020】前記ケージ28、前記ローラ30、前記ア
ウターレース32及び前記ハブ42は、慣性マス26が
受ける回転加速度に応じて断接される2ウェイクラッチ
として機能する。ハブ42の外周には、図3に示すよう
に、複数の山部42a及び谷部42bが形成されてい
る。
【0021】すなわち2ウェイクラッチは、ハブ42の
谷部42bにローラ30が収納されている状態では、ハ
ブ42及びアウターレース32間でのトルク伝達を生じ
ない。また2ウェイクラッチは、ローラ30がケージ2
8によって谷部42bから山部42a側に強制的に移動
された状態では、ハブ42及びアウターレース32間で
トルク伝達可能となる。
【0022】再び図2を参照すると、ビスカスカップリ
ング部40において、前記アウターレース32及び前記
ハウジング44に囲まれた部位には、作動室45が、回
転軸線Cの周りに環状に形成されている。作動室45内
には、粘性流体としてのシリコンオイルと少量の空気と
が、一対のXリング33,34によって密封されてい
る。また作動室45内には、インナープレート46及び
アウタープレート48が、それぞれ交互に配置されてい
る。
【0023】前記インナープレート46は、それぞれ薄
い鋼板を幅の広い円環状に打ち抜いて構成されている。
すべてのインナープレート46は、内周縁をアウターレ
ース32と相対回転不能に係合される。
【0024】前記アウタープレート48は、それぞれ薄
い鋼板を幅の広い円環状に打ち抜いて構成されている。
すべてのアウタープレートは、スペーサリング(図示せ
ず)によって所定間隔に配設されており、外周縁を前記
ハウジング44と相対回転不能に係合され、ハウジング
44と一体に回転するようになっている。なお、アウタ
ープレート48及びインナープレート46は、簡略化の
ため図2において、その一部のみを示している。
【0025】以下、第1実施形態の作用について説明す
る。まず、回転加速度が生じない状態では、クラッチ部
20において、フローティングプレート22に対する慣
性マス26の回転遅れは生じず、2ウェイクラッチが接
続されない。したがって、ビスカスカップリング部40
に、入力軸からの動力は伝達されない。
【0026】一方、急な坂道を登る時等のように、所定
の回転加速度a1(図4(A))参照)が生じると、ハ
ブ42及びハブ42と一体に回転するフローティングプ
レート22の回転に対して、慣性マス26の回転が遅
れ、フローティングスプリング26が圧縮される。フロ
ーティングスプリング26の圧縮に連動して、ケージ2
8にも相対遅れを生じ、ケージ28がローラ30をハブ
42の谷部42bから山部42a側に強制的に移動させ
る。これにより、クラッチ部20において2ウェイクラ
ッチが接続され、ビスカスカップリング部40におい
て、ハブ42とハウジング44間でビスカストルク(図
4(B))が伝達可能な状態となる。
【0027】したがって、上記第1実施形態の構成によ
れば、回転加速度が所定値a1に達した際、ビスカスカ
ップリング部40による差動回転トルクを生じさせるこ
とができ、図4(B)に示すトルク特性を得ることがで
きる。
【0028】次に、本発明の第2実施形態に係る動力伝
達装置について説明する。図5(A),(B)は本発明
の第2実施形態に係る動力伝達装置の動作原理を示す図
であり、図6は本発明の第2実施形態に係る動力伝達装
置の全体半断面図であり、図7は該動力伝達装置の2ウ
ェイクラッチを示す要部断面図である。
【0029】図5(A)に示すように、本発明の第2実
施形態に係る動力伝達装置60は、クラッチ部70、第
1ビスカスカップリング部110、及び第2ビスカスカッ
プリング部100を備える。動力伝達装置60において
は、エンジンからの入力が入力軸を介して第1ビスカス
カップリング部110に常時伝達され、また慣性マス7
6(図6参照)の作動によるクラッチ部70の図5
(B)に示す接続状態でのみ、第2ビスカスカップリン
グ部100にもエンジンからの入力が伝達される。
【0030】図6に示すように、クラッチ部70及び第
2ビスカスカップリング部100は、エンジンからの入
力を伝達する入力軸と、出力軸に嵌合され、入力軸に対
して同一軸線Cの周りに相対回転可能なハウジング11
4との間に介在される。入力軸及びハウジング114間
において、第2ビスカスカップリング部100は、クラ
ッチ部70の下流側、すなわちクラッチ部70の後述す
るインナーレース84に連結された第1ハブ86と、前
記ハウジング114との間に配置される。
【0031】クラッチ部70は、入力軸の外周に例えば
スプライン嵌合するフローティングプレート72と、フ
ローティングプレート72に一端が支持されたフローテ
ィングスプリング74に支持される慣性マス76と、慣
性マス76の先端部分に係合するケージ78と、ケージ
78によって保持される複数のローラ80と、ローラ8
0の外周に設けられ、入力軸と一体に回転するアウター
レース82と、ローラ80の内周に設けられるインナー
レース84とを備えている。
【0032】前記ケージ78、前記ローラ80、前記ア
ウターレース82及び前記インナーレース84は、慣性
マス76が受ける回転加速度に応じて断接される2ウェ
イクラッチとして機能する。アウターレース82の外周
には、図7に示すように、複数の山部82a及び谷部8
2bが形成されている。
【0033】すなわち2ウェイクラッチは、アウターレ
ース82の谷部82bにローラ80が収納されている状
態では、インナーレース84及びアウターレース82間
でのトルク伝達を生じない。また2ウェイクラッチは、
ローラ80がケージ78によって谷部82bから山部8
2a側に強制的に移動された状態では、インナーレース
84及びアウターレース82間で差動回転トルクを伝達
可能となる。
【0034】再び図6を参照すると、第1ビスカスカッ
プリング部110は、入力軸に連結された第2ハブ11
3と、出力軸に嵌合されたハウジング114との間に介
在されており、前記クラッチ部70及び第2ビスカスカ
ップリング部100と並列に配置される。
【0035】第1及び第2ビスカスカップリング部11
0,100において、第1ハブ86、第2ハブ113及
び前記ハウジング114に囲まれた部位には、作動室1
15が、回転軸線Cの周りに環状に形成されている。作
動室115内には、粘性流体としてのシリコンオイルと
少量の空気とが、Xリング87,88,117によって
密封されている。また作動室115内には、第1ハブ8
6に係合するインナープレート106と、第2ハブ11
3に係合するインナープレート116と、ハウジング1
14に係合するアウタープレート108,118とが配
置されている。
【0036】次に、前記クラッチ部70の慣性マス76
の作動を、所定の回転加速度に達するまで規制する慣性
マス作動規制手段120について説明する。なお、図8
は図6の動力伝達装置の慣性マス近傍の要部断面図であ
り、図9は図8のD−D線に沿った部分断面図、図10
は図8の部分拡大図である。また、図11は図6の動力
伝達装置のトルク特性を示すグラフであり、図12は図
6の動力伝達装置の各ビスカスカップリング部のトルク
特性を示すグラフである。
【0037】図8に示すように、慣性マス作動規制手段
120は、半径方向に移動可能なポジショニングボール
122と、ポジショニングボール122を半径方向外方
に付勢するとともに、テーパ面によってポジショニング
ボール122を支持するカム部材126と、カム部材1
26をポジショニングボール122側に付勢する皿ばね
128と、慣性マス76に一端が固定され、皿ばね12
8を支持する位置決めプレート130とを備えている。
慣性マス作動規制手段120は、慣性マス76の作動を
所定の回転加速度に達するまで規制するとともに、回転
加速度が所定値a1に達した際、回転加速度の作用によ
る慣性マス76の作動を許容する。
【0038】図9に示すように、ポジショニングボール
122は、所定回転加速度が作用するまで、カム部材1
26の付勢力によって、慣性マス76の三角溝76a
と、フローティングプレート72の孔72a内に収納さ
れている(図9中Bの位置)。これにより、慣性マス7
6の作動が規制される。
【0039】またポジショニングボール122は、慣性
マス76が、所定の回転加速度によって皿ばね128の
付勢力に抗して、フローティングプレート72に対して
相対回転すると、皿ばね128を圧縮し、カム部材12
6をスライドさせて、三角溝76aから外れる(図9中
A及びCの位置)。そして図10(B)に示すように、
ポジショニングボール122は、半径方向内方に移動
し、カム部材126を皿ばね128の付勢力に抗して押
動し、図10中右方向に移動させる。
【0040】以下、第2実施形態の作用について説明す
る。まず、回転加速度が生じない状態では、第1ビスカ
スカップリング部110はビスカストルクを伝達可能な
状態となっているが、クラッチ部70が接続されない。
したがって、第2ビスカスカップリング部100に、入
力軸からの動力は伝達されない。
【0041】また、一定の回転加速度が生じても、慣性
マス作動規制手段120において、ポジショニングボー
ル122が、皿ばね128の付勢力により、三角溝76
a内に収納された状態に保持される。結果として、慣性
マス76及びフローティングプレート72は、ポジショ
ニングボール122を介して一体に回転する。したがっ
て、第2ビスカスカップリング部100に、入力軸から
の動力は作用しない。
【0042】一方、急な坂道を登る時等のように、所定
以上の回転加速度が生じると、慣性マス作動規制手段1
20において、ポジショニングボール122が、三角溝
76a内から半径方向内方へ移動する。この状態では、
入力軸及び入力軸と一体に回転するフローティングプレ
ート72に対して、慣性マス76の回転が遅れる。フロ
ーティングプレート72に対する慣性マス76の回転遅
れに連動して、ケージ78にも回転遅れを生じ、ケージ
78が、ローラ80をアウターレース82の谷部82b
から山部82a側に強制的に移動させる。これにより、
クラッチ部70において2ウェイクラッチが接続され、
第2ビスカスカップリング部100において、第1ハブ
86とハウジング114間でビスカストルクが伝達可能
な状態となる。
【0043】したがって、図11及び図12を参照する
と、上記第2実施形態の構成によれば、回転加速度が所
定値a1に達するまでは、第1ビスカスカップリング部
110によりトルクT1(図12の)を得ることがで
きる。また、回転加速度が所定値a1に達すると、第1
ビスカスカップリング部110によるトルクT1に、第
2ビスカスカップリング部100によるトルク(図12
の)を加えたトルクT2(図12の)を得ることが
できる。
【0044】次に、本発明の第3実施形態に係る動力伝
達装置について説明する。図13は本発明の第3実施形
態に係る動力伝達装置の全体半断面図である。なお、第
2実施形態と共通する部分については同一符号を付して
説明する。
【0045】第3実施形態の動力伝達装置140では、
入力軸を嵌挿されるハブを、ローラ80のインナーレー
ス141(クラッチ部70の2ウェイクラッチの構成部
品)として利用するとともに、当該インナーレース14
1に、ローラ80を案内する山部及び谷部を形成してい
る。また、第1ハブ142にローラ80のアウターレー
スを兼ねさせる配置変更を行った上、クラッチ部70の
慣性マス76及び第2ハブ113等を、形状変更により
第2実施形態のものに比較して軸方向に小さくし、全体
としてコンパクト化(特に軸方向寸法の短縮)を図った
構成である。その他の構成及び作用効果は、第2実施形
態と同様である。
【0046】次に、本発明の第4実施形態に係る動力伝
達装置について説明する。図14(A)は本発明の第4
実施形態に係る動力伝達装置の低回転加速度未満の状態
を示す断面図であり、(B)は(A)におけるA,A'
及びBにおける断面図である。また、図15は図14の
動力伝達装置の低回転加速度入力状態を示す断面図であ
り、図16は図14の動力伝達装置の高回転加速度入力
状態を示す断面図である。図17は図14の動力伝達装
置のトルク特性を示すグラフである。
【0047】図14に示すように、第4実施形態の動力
伝達装置160は、クラッチ部170、第1ビスカスカ
ップリング部210、及び第2ビスカスカップリング部
200を備える。動力伝達装置160においては、エン
ジンからの入力が入力軸を介して第1ビスカスカップリ
ング部210に常時伝達され(伝達経路を矢印で示
す)、また第1慣性マス176の作動によるクラッチ部
170の接続状態でのみ、第2ビスカスカップリング部
200にもエンジンからの入力が伝達される。
【0048】クラッチ部170、第1ビスカスカップリ
ング部210、及び第2ビスカスカップリング部200
は、入力軸を嵌挿される第1ハブ212と、出力軸に嵌
合され、第1ハブ212に対して同一軸線Cの周りに相
対回転可能なハウジング214との間に介在される。第
1ハブ212及びハウジング214間において、第2ビ
スカスカップリング部200は、クラッチ部170の下
流側、すなわちクラッチ部170の後述するアウターレ
ース186と、前記ハウジング214との間に配置され
る。
【0049】クラッチ部170は、前記第1ハブ212
の外周に例えばスプライン嵌合するフローティングプレ
ート172と、フローティングプレート172に一端が
支持されたフローティングスプリング174に支持され
る第2慣性マス175と、第2慣性マス175に第1慣
性マス作動規制手段220を介して支持される第1慣性
マス176と、第1慣性マス176の先端部分に係合す
るケージ178と、ケージ178によって保持される複
数のローラ180と、ローラ180の外周に配置される
アウターレース186とを備えている。
【0050】前記ケージ178、前記ローラ180、イ
ンナーレースとして機能する前記第1ハブ212及びア
ウターレース186は、第1慣性マス176が受ける回
転加速度に応じて断接される2ウェイクラッチとして機
能する。
【0051】すなわち2ウェイクラッチは、第1ハブ2
12の外周面に形成された複数の溝212aに、ローラ
180が完全に収納されている状態では、第1ハブ21
2及びアウターレース186間でのトルク伝達を生じな
い。また2ウェイクラッチは、ローラ180がケージ1
78によって溝212aから外れる側に強制的に移動さ
れた状態では、第1ハブ212及びアウターレース18
6間でトルク伝達可能となる。
【0052】第1ビスカスカップリング部210は、入
力軸に連結された第2ハブ213と、出力軸に嵌合され
たハウジング214との間に介在されており、前記クラ
ッチ部170及び第2ビスカスカップリング部200と
並列に配置される。
【0053】第1及び第2ビスカスカップリング部21
0,200において、前記アウターレース186、第2
ハブ213及び前記ハウジング214に囲まれた部位に
は、作動室190が、回転軸線Cの周りに環状に形成さ
れている。作動室190内には、アウターレース186
に係合するインナープレート191と、第2ハブ213
に係合するインナープレート192と、ハウジング21
4に係合するアウタープレート193とが配置されてい
る。
【0054】次に、前記クラッチ部170の第1慣性マ
ス176の作動を、所定の回転加速度に達するまで規制
する第1慣性マス作動規制手段220について説明す
る。第1慣性マス作動規制手段220は、半径方向に移
動可能なポジショニングボール222,223と、ポジ
ショニングボール222,223をスプリングガイド2
25を介してそれぞれ半径方向外方又は半径方向内方に
付勢するポジショニングスプリング224とを備えてい
る。ポジショニングスプリング224の付勢力は、フロ
ーティングスプリング174の付勢力より弱く設定され
ている。
【0055】以下、第4実施形態の作用を説明する。ま
ず、回転加速度が生じない状態では、図14に示すよう
に、第1慣性マス176が第1慣性マス作動規制手段2
20によって作動を規制されており、クラッチ部170
は接続されない。
【0056】すなわち回転加速度が生じない状態では、
第1慣性マス作動規制手段220は、ポジショニングボ
ール222,223を、ポジショニングスプリング22
4の付勢力によって、第1慣性マス176の三角溝17
6aと、フローティングプレート172の孔172a
と、第2慣性マス175の三角溝175a内に収納状態
としており、第1慣性マス176の作動を規制してい
る。これにより、クラッチ部170は接続されない。し
たがって、第1ビスカスカップリング部210はビスカ
ストルクを伝達可能な状態であるが、第2ビスカスカッ
プリング部200に、入力軸からのトルクは入力されな
い。
【0057】一方、低回転加速度a1(図17)が生じ
ると、図15に示すように、当該回転加速度を受けた第
1慣性マス176が、第1慣性マス作動規制手段220
による規制に抗して作動し、クラッチ部170において
2ウェイクラッチが接続される。
【0058】すなわち低回転加速度a1が生じると、当
該回転加速度を受けた第1慣性マス176が、第1慣性
マス作動規制手段220のポジショニングスプリング2
24の付勢力に抗して、フローティングプレート172
に対して位相ズレを起こす。これにより第1慣性マス1
76が位置規制される。この際、第1慣性マス176に
連動してケージ178も位置規制されるため、ローラ1
80がケージ178によって動かされ、第1ハブ212
の溝212aから外れる。これにより、クラッチ部17
0において2ウェイクラッチが接続され、第2ビスカス
カップリング部200において、第1ハブ212とハウ
ジング214間でビスカストルクが伝達可能な状態とな
る。
【0059】更に、図16に示すように、第2慣性マス
175がフローティングプレート172に対して位相ズ
レを起こすような高回転加速度a2(図17参照)、す
なわちフローティングスプリング174が圧縮されるよ
うな高回転加速度a2が生じると、第2慣性マス175
の作動により第1慣性マス176が位置規制されない状
態に戻り、クラッチ部170において2ウェイクラッチ
が切断される。
【0060】すなわち高回転加速度a2が生じると、第
2慣性マス175がポジショニングボール222を押動
することで、他方のポジショニングボール223が第1
慣性マス176の溝176a内に完全に戻る。これによ
り、第1慣性マス176が位置規制されない状態に戻
り、クラッチ部170において2ウェイクラッチが切断
される。2ウェイクラッチの切断により、第2ビスカス
カップリング部200に、入力軸からの動力は伝達され
ない。
【0061】したがって、図17を参照すると、上記第
4実施形態の構成によれば、所定の低回転加速度a1が
入力されるまで、第1ビスカスカップリング部210の
みによるトルクT1を得ることができる。また、低回転
加速度a1が入力されると、第1ビスカスカップリング
部210によるトルクT1に、第2ビスカスカップリン
グ部200によるトルクを足したトルクT2を得ること
ができる。更に、高回転加速度a2が入力されると、第
1ビスカスカップリング部210のみによるトルクT1
に戻すことができる。
【0062】なお上記第4実施形態において、慣性マス
は2個に限定されず、より多数個の慣性マスを用いて回
転加速度に応じた多様なトルク特性を得るように設定す
ることも当然可能である。
【0063】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1記載の発明によれば、回転加速度に応じた慣性マスの
作動によって、入力軸及び出力軸間に介在されるクラッ
チ部が断接されることにより、ビスカスカップリング部
への入力軸からの入力が断接されるので、回転加速度に
応じてトルク特性を変更することができる。請求項2記
載の発明によれば、入力軸及び出力軸間に介在された第
1ビスカスカップリング部が、常時動力伝達可能である
とともに、回転加速度に応じた慣性マスの作動によっ
て、入力軸及び出力軸間に、第1ビスカスカップリング
部と並列に介在されるクラッチ部が断接されることによ
り、第2ビスカスカップリング部への入力軸からの入力
が断接される。したがって、回転加速度に応じてトルク
特性を変更することができる。請求項3記載の発明によ
れば、慣性マスの作動を、所定の回転加速度に達するま
で規制する慣性マス作動規制手段を備えており、回転加
速度に応じた慣性マスの作動によって、入力軸及び出力
軸間に介在されるクラッチ部が断接されることにより、
ビスカスカップリング部への入力軸からの入力が断接さ
れる。したがって、回転加速度に応じてトルク特性を変
更することができる。請求項4記載の発明によれば、回
転加速度が所定以上に達した際、慣性マスの作動状態を
解除する第2慣性マスを備えており、回転加速度に応じ
た慣性マスの作動によって、入力軸及び出力軸間に介在
されるクラッチ部が断接されることにより、ビスカスカ
ップリング部への入力軸からの入力が断接される。した
がって、回転加速度に応じてトルク特性を変更すること
ができる。請求項5記載の発明によれば、回転加速度が
所定以上に達した際、慣性マスの作動状態を解除する第
2慣性マスと、該第2慣性マスの作動を、所定の回転加
速度に達するまで規制する第2慣性マス作動規制手段を
備えており、回転加速度に応じた慣性マスの作動によっ
て、入力軸及び出力軸間に介在されるクラッチ部が断接
されることにより、ビスカスカップリング部への入力軸
からの入力が断接される。したがって、回転加速度に応
じてトルク特性を変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る動力伝達装置の動
作原理を示す図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係る動力伝達装置の全
体半断面図である。
【図3】図2の動力伝達装置の2ウェイクラッチを示す
要部断面図である。
【図4】図2の動力伝達装置のトルク特性を示すグラフ
である。
【図5】本発明の第2実施形態に係る動力伝達装置の動
作原理を示す図である。
【図6】本発明の第2実施形態に係る動力伝達装置の全
体半断面図である。
【図7】図6の動力伝達装置の2ウェイクラッチを示す
要部断面図である。
【図8】図6の動力伝達装置の慣性マス近傍の要部断面
図である。
【図9】図8のD−D線に沿った部分断面図である。
【図10】図8の部分拡大図である。
【図11】図6の動力伝達装置のトルク特性を示すグラ
フである。
【図12】図6の動力伝達装置の各ビスカスカップリン
グ部のトルク特性を示すグラフである。
【図13】本発明の第3実施形態に係る動力伝達装置の
全体半断面図である。
【図14】本発明の第4実施形態に係る動力伝達装置の
低回転加速度未満の状態を示す断面図である。
【図15】図14の動力伝達装置の低回転加速度入力状
態を示す断面図である。
【図16】図14の動力伝達装置の高回転加速度入力状
態を示す断面図である。
【図17】図14の動力伝達装置のトルク特性を示すグ
ラフである。
【符号の説明】
10 動力伝達装置 20 クラッチ部 26 慣性マス 40 ビスカスカップリング部 42 ハブ 44 ハウジング 60 動力伝達装置 70 クラッチ部 76 慣性マス 100 第2ビスカスカップリング部 110 第1ビスカスカップリング部 120 慣性マス作動規制手段 140 動力伝達装置 160 動力伝達装置 170 クラッチ部 175 第2慣性マス 176 第1慣性マス 200 第2ビスカスカップリング部 210 第1ビスカスカップリング部 220 第1慣性マス作動規制手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井上 明治 栃木県栃木市大光寺町1150番地 ビスコド ライブジャパン株式会社内 (72)発明者 島田 彰久 栃木県栃木市大光寺町1150番地 ビスコド ライブジャパン株式会社内 (72)発明者 内田 昇 栃木県栃木市大光寺町1150番地 ビスコド ライブジャパン株式会社内 (72)発明者 若松 良治 栃木県栃木市大光寺町1150番地 ビスコド ライブジャパン株式会社内 (72)発明者 大橋 保夫 栃木県栃木市大光寺町1150番地 ビスコド ライブジャパン株式会社内 Fターム(参考) 3J068 AA01 AA05 BA13 BB03 CA06 DD08 GA11

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力軸及び出力軸間に介在されるクラッ
    チ部と、 該クラッチ部及び出力軸間に介在され、クラッチ部の接
    続状態においてのみ、動力伝達可能なビスカスカップリ
    ング部と、 前記クラッチ部を回転加速度に応じて断接させる慣性マ
    スとを備えたことを特徴とする動力伝達装置。
  2. 【請求項2】 入力軸及び出力軸間に介在され、常時動
    力伝達可能な第1ビスカスカップリング部と、 入力軸及び出力軸間に、前記第1ビスカスカップリング
    部と並列に介在されるクラッチ部と、 該クラッチ部及び出力軸間に介在され、クラッチ部の接
    続状態においてのみ、動力伝達可能な第2ビスカスカッ
    プリング部と、 前記クラッチ部を回転加速度に応じて断接させる慣性マ
    スとを備えたことを特徴とする動力伝達装置。
  3. 【請求項3】 前記慣性マスの作動を、所定の回転加速
    度に達するまで規制する慣性マス作動規制手段を備えた
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の動力伝達装
    置。
  4. 【請求項4】 回転加速度が所定以上に達した際、前記
    慣性マスの作動状態を解除する第2慣性マスを備えたこ
    とを特徴とする請求項1,2又は3に記載の動力伝達装
    置。
  5. 【請求項5】 前記第2慣性マスの作動を、所定の回転
    加速度に達するまで規制する第2慣性マス作動規制手段
    を備えたことを特徴とする請求項4に記載の動力伝達装
    置。
JP2000016068A 2000-01-25 2000-01-25 動力伝達装置 Pending JP2001208107A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003089318A (ja) * 2001-09-18 2003-03-25 Toyota Motor Corp 動力伝達装置
EP1457414A3 (en) * 2003-03-11 2007-07-18 Ntn Corporation Electric assisted bicycle

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JP2003089318A (ja) * 2001-09-18 2003-03-25 Toyota Motor Corp 動力伝達装置
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