JP2001207944A - 発電機用水車の調速機 - Google Patents

発電機用水車の調速機

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JP2001207944A JP2000014706A JP2000014706A JP2001207944A JP 2001207944 A JP2001207944 A JP 2001207944A JP 2000014706 A JP2000014706 A JP 2000014706A JP 2000014706 A JP2000014706 A JP 2000014706A JP 2001207944 A JP2001207944 A JP 2001207944A
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Yasutsune Soga
泰経 曽我
Yasunori Sannomiya
靖典 三宮
Takekame Koori
武亀 郡
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Electric Corp
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 応答性に優れ、構成が簡素化された発電機用
水車の調速機を提供することを提供すること。 【解決手段】 ガバナ機械部20Bは、制御器31、差
動ピストン部32、主配圧弁33及び油圧サーボモータ
34を有している。制御器31は信号増幅器25から入
力された電気信号を機械的な変位に変換し、この変位を
差動ピストン部32のパイロット弁32aに入力する。
差動ピストン部32は、パイロット弁32aに入力され
た変位を増幅して、主配圧弁33のパイロット弁33a
に入力する。主配圧弁33の弁体33bは、主配圧弁3
3のパイロット弁33aの変位に応じて変位し、この弁
体33bの変位の位置に応じて、油圧サーボモータ34
の開側油室34aに圧油を供給すると共に油圧サーボモ
ータ34の閉側油室34bから圧油を排出する状態と、
開側油室34aから圧油を排出すると共に閉側油室34
bに圧油を供給する状態とが切替えられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発電機を駆動する
水車の調速制御を行う発電機用水車の調速機に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の発電機用水車の調速機として、
たとえば「新版電気工学ハンドブック(発行所:財団法
人電気学会),p.958,図52」に開示されたよう
なものが知られている。「新版電気工学ハンドブック
(発行所:財団法人電気学会),p.958,図52」
に開示された調速機は、ガバナ電気部から出力された電
気信号を機械的な変位に変換する制御器としての制御コ
イルを有し、この制御コイルにより変換された機械的な
変位によりパイロットバルブを動かし、補助サーボモー
タに供給する圧油の流量を制御している。補助サーボモ
ータの変位は、更にレバー等を介して主配圧弁に入力さ
れて、主配圧弁を動かし、ガイドベーンを開閉する油圧
サーボモータに供給する圧油の流量を制御している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような発電機用水
車の調速機においては、制御器と主配圧弁との間に、補
助サーボモータ、リンク等が設けられているため、制御
器により変換された機械的な変位が、結果として主配圧
弁に到達するまでに時間的な遅れが生じ、応答性が悪化
するという問題を有している。また、補助サーボモー
タ、リンク等の存在により、調速機の構成が複雑になる
という問題も有している。
【0004】本発明は上述の点に鑑みてなされたもの
で、応答性に優れ、構成が簡素化された発電機用水車の
調速機を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
による発電機用水車の調速機は、ガバナ電気部から出力
された電気信号を機械的な変位に変換する制御器と、制
御器にて変換された機械的な変位を増幅する差動ピスト
ン部と、差動ピストン部にて増幅された機械的な変位が
直接入力され、水車のガイドベーンを開閉する油圧サー
ボモータに供給する圧油の流量を制御する主配圧弁と、
油圧サーボモータの変位を検出し、検出した油圧サーボ
モータの変位を電気信号としてガバナ電気部に出力する
変位検出部と、を備えることを特徴としている。
【0006】上述の請求項1に記載の発電機用水車の調
速機によれば、差動ピストン部にて増幅された機械的な
変位が、水車のガイドベーンを開閉する油圧サーボモー
タに供給する圧油の流量を制御する主配圧弁に直接入力
されるので、上述した従来の技術が有していたような補
助サーボモータ等が不要となり、制御器により変換され
た機械的な変位が主配圧弁に到達するまでの時間的な遅
れが極めて小さくなり応答性を向上することができると
共に、調速機自体の構成を簡素化することができる。ま
た、油圧サーボモータの変位が変位検出部により検出さ
れて電気信号としてガバナ電気部に入力されるので、油
圧サーボモータの時間遅れが調速機の制御ループ内に取
り込まれることになり、調速機の制御性を向上すること
ができる。
【0007】また、制御器、差動ピストン部、及び、主
配圧弁は、制御器にて変換された機械的な変位の方向、
差動ピストン部にて増幅された機械的な変位の方向、及
び、主配圧弁の変位の方向が同軸上に揃うように、一体
に形成されていることが好ましい。このように制御器、
差動ピストン部及び主配圧弁とを一体に形成することに
より、制御器、差動ピストン部及び主配圧弁が一軸上に
設けられ、調速機の構成が更に簡素化できると共に、制
御器、差動ピストン部及び主配圧弁の保守性を向上する
ことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0009】図1は、本発明による発電機用水車の調速
機の実施形態を示した概略構成図である。水力発電所1
は、上下ダム2,3、水車5、発電機6、導水路7、水
圧管8などから構成される。上ダム2から導水路7を通
って導かれた水は水圧管8により一気に下降し、入り口
弁9を通って水車5に入る。水圧管8から送られる高圧
の水は、ケーシングを通ってガイドベーン11に導か
れ、ランナ12を回転駆動する。ランナ12は発電機6
に接続されており、ランナ12の回転が発電機6に伝わ
ることにより、発電が行われる。ランナ12を回転駆動
してエネルギを失った水は、吸出し管13により減速さ
れ、放水路14を通って下ダム3に放流される。発電機
6には、信号発電機(図示せず)を介して、周波数検出
器16が接続されており、この周波数検出器16はラン
ナ12(水車5)の回転速度を検出している。周波数検
出器16にて検出されたランナ12の回転速度は、電気
信号に変換されて調速機20に送られる。
【0010】発電機6を駆動する水車5の調速制御は、
ガイドベーン11の開度を調節して、水車5に流入する
水量を変化させることにより行われている。ガイドベー
ン11の開度は、設定された回転数(周波数)あるいは
負荷のもとで水車5が作動するように調速機20により
自動的に制御される。この調速機20は、図1に示され
るように、ガバナ電気部20Aとガバナ機械部20Bと
により構成されている。
【0011】ガバナ電気部20Aは、主として負荷設定
器(65P)21、周波数設定器(65F)22、垂下
率設定器23、PID演算器24及び信号増幅器25に
より構成されている。負荷設定器21は、結合器26を
介して垂下率設定器23に接続される。垂下率設定器2
3は、結合器27を介してPID演算器24に接続され
る。周波数設定器22は、結合器27を介してPID演
算器24に接続される。PID演算器24は、比例動作
を行う比例器、微分動作を行う微分器及び積分動作を行
う積分器を有しており、結合器28に接続される。結合
器28は信号増幅器25に接続されており、この信号増
幅器25は、ガバナ機械部20Bに接続される。また、
結合器27には周波数検出器16が接続される。
【0012】ガバナ機械部20Bは、水車5のガイドベ
ーン11の開度を調整するためのものであり、制御器3
1、差動ピストン部32、主配圧弁33及び油圧サーボ
モータ34を有している。制御器31は制御コイル31
a及びバネ31b等を有しており、信号増幅器25から
入力された電気信号を機械的な変位に変換し、この変位
を差動ピストン部32のパイロット弁32aに入力す
る。差動ピストン部32は、制御器31にて変換された
機械的な変位を増幅するためのもので、この差動ピスト
ン部32には、圧油装置(図示せず)から送られてくる
圧油が供給されており、この圧油を用いてパイロット弁
32aに入力された変位を増幅して、主配圧弁33に入
力する。
【0013】主配圧弁33は、圧油装置から送られてく
る圧油を調整して油圧サーボモータ34に供給、あるい
は油圧サーボモータ34から排出するためのもので、差
動ピストン部32にて増幅された機械的な変位が直接入
力されるパイロット弁33aと、油圧サーボモータ34
への圧油の供給あるいは油圧サーボモータ34からの圧
油の排出を制御する弁体33bとを有している。主配圧
弁33のパイロット弁33aには、圧油装置から送られ
てくる圧油が供給されており、この圧油を用いることに
より、主配圧弁33のパイロット弁33aの変位に応じ
て、主配圧弁33の弁体33bを変位させている。ま
た、制御器31、差動ピストン部32、及び、主配圧弁
33は、制御器31にて変換された機械的な変位の方
向、差動ピストン部32にて増幅された機械的な変位の
方向(差動ピストン部32のパイロット弁32aの変位
の方向)、及び、主配圧弁33(パイロット弁33a及
び弁体33b)の変位の方向が同軸上に揃うように、一
体に形成されている。
【0014】主配圧弁33には、圧油装置からの圧油供
給通路35と、開側排油通路36と、閉側排油通路37
とが接続されている。主配圧弁33では、上述したよう
に主配圧弁33のパイロット弁33aの変位に応じて、
弁体33bの状態が、油圧サーボモータ34の開側油室
34aに圧油を供給すると共に油圧サーボモータ34の
閉側油室34bから圧油を排出する状態と、油圧サーボ
モータ34の開側油室34aから圧油を排出すると共に
油圧サーボモータ34の閉側油室34bに圧油を供給す
る状態とに切替えられる。油圧サーボモータ34は、リ
ンク機構38を介してガイドベーン11に接続されてお
り、開側油室34aに圧油が供給されると共に閉側油室
34bから圧油が排出されることによりガイドベーン1
1を開作動させ、閉側油室34bに圧油が供給されると
共に開側油室34aから圧油が排出されることによりガ
イドベーン11を閉作動させる。
【0015】油圧サーボモータ34には、油圧サーボモ
ータ34の変位を検出し、検出した油圧サーボモータ3
4の変位を電気信号としてガバナ電気部20Aに出力す
る変位検出部としての位置検出器(LVDT)41が設
けられている。この位置検出器41は、結合器26及び
結合器28に接続されており、位置検出器41から出力
される電気信号は、結合器26及び結合器28に入力さ
れる。
【0016】上述したガバナ電気部20Aにおいては、
負荷設定器21からの出力信号は、結合器26に減算入
力される。結合器26には、位置検出器41からの出力
信号も加算入力されており、負荷設定器21からの出力
信号と位置検出器41からの出力信号とが結合されて垂
下率設定器23に出力される。垂下率設定器23からの
出力信号は、結合器27に減算入力される。
【0017】周波数設定器22からの出力信号は、結合
器27に加算入力される。結合器27には、周波数検出
器16からの出力信号も減算入力されており、垂下率設
定器23からの出力信号、周波数設定器22からの出力
信号及び周波数検出器16からの出力信号とが結合され
て、PID演算器24に出力される。結合器27からの
出力信号は、PID演算器24の比例器、微分器及び積
分器の夫々に入力される。比例器、微分器及び積分器か
らの各出力信号は、結合器(図示せず)に加算入力され
た後に、結合器28に出力される。結合器28には、位
置検出器41からの出力信号も減算入力されており、P
ID演算器24からの出力信号と位置検出器41からの
出力信号とが結合されて、信号増幅器25に出力され
る。信号増幅器25からの出力信号は、電気信号として
ガバナ機械部20B(制御器31)に入力される。
【0018】次に、調速機20の動作を説明する。水車
5が起動してから、発電機6が電力系統に並列するまで
は、周波数設定器22で設定された設定値に等しくなる
ようにPID演算器24にて演算が行われ、演算結果が
出力信号として、結合器28を介して信号増幅器25に
出力される。また、発電機6が電力系統と並列したとき
は、負荷設定器21の設定値に等しくなるようにPID
演算器24にて演算が行われ、同じく演算結果が出力信
号として結合器28を介して信号増幅器25に出力され
る。結合器28からは、PID演算器24からの出力信
号と位置検出器41からの出力信号との偏差を表す信号
が出力信号として出力され、信号増幅器25では、この
結合器28からの出力信号が増幅される。信号増幅器2
5からは、結合器28からの出力信号が増幅された信号
が、電気信号として制御器31に出力される。
【0019】制御器31では、信号増幅器25から出力
された電気信号が機械的な変位に変換され、変換された
機械的な変位が差動ピストン部32のパイロット弁32
aに入力される。差動ピストン部32では、差動ピスト
ン部32のパイロット弁32aに伝えられた機械的な変
位が増幅され、増幅された機械的な変位が主配圧弁33
のパイロット弁33aに入力される。主配圧弁33で
は、主配圧弁33のパイロット弁33aの変位に応じて
弁体33bが変位することにより、圧油装置から送られ
てくる圧油が調整されて油圧サーボモータ34に供給、
あるいは油圧サーボモータ34から排出される。
【0020】ガイドベーン11の開作動は、主配圧弁3
3の弁体33bが図1において上方に移動することによ
り、圧油供給通路35からの圧油が油圧サーボモータ3
4の開側油室34aに供給され、油圧サーボモータが図
1において右方向に変位することにより行われる。この
とき、閉側油室内34bの圧油は、主配圧弁33及び開
側排油通路36を通して排出される。また、ガイドベー
ン11の閉作動は、主配圧弁33の弁体33bが図1に
おいて下方に移動することにより、圧油供給通路35か
らの圧油が油圧サーボモータ34の閉側油室34bに供
給され、油圧サーボモータ34が図1において左方向に
変位することにより行われる。このとき、開側油室内3
4aの圧油は、主配圧弁33及び閉側排油通路37を通
して排出される。
【0021】以上のように、本実施形態の発電機用水車
の調速機20によれば、調速機20が、ガバナ電気部2
0A(信号増幅器25)から出力された電気信号を機械
的な変位に変換する制御器31と、制御器31にて変換
された機械的な変位を増幅する差動ピストン部32と、
差動ピストン部32にて増幅された機械的な変位が直接
入力され、水車5のガイドベーン11を開閉する油圧サ
ーボモータ34に供給する圧油の流量を制御する主配圧
弁33とを備えているので、主配圧弁33に、差動ピス
トン部32にて増幅された機械的な変位が直接入力され
ることになる。したがって、調速機20において上述し
た従来の技術が有していた補助サーボモータ等が不要と
なり、制御器31により変換された機械的な変位が主配
圧弁33(弁体33b)に到達するまでの時間的な遅れ
が極めて小さくなり、調速機20の応答性を向上するこ
とができると共に、調速機20、特にガバナ機械部20
Bの構成を簡素化することができる。
【0022】また、調速機20が、油圧サーボモータ3
4の変位を検出し、検出した油圧サーボモータ34の変
位を電気信号としてガバナ電気部20Aに出力する位置
検出器41を備えているので、油圧サーボモータ34に
おける時間遅れが調速機20の制御ループ内に取り込ま
れることになり、調速機20の制御性を向上することが
できる。
【0023】また、制御器31、差動ピストン部32、
及び、主配圧弁33は、制御器31にて変換された機械
的な変位の方向、差動ピストン部32にて増幅された機
械的な変位の方向(差動ピストン部32のパイロット弁
32aの変位の方向)、及び、主配圧弁33(パイロッ
ト弁33a及び弁体33b)の変位の方向が同軸上に揃
うように、一体に形成されているので、制御器31、差
動ピストン部32及び主配圧弁33が一軸上に設けられ
ることになり、調速機20、特にガバナ機械部20Bの
構成が更に簡素化できると共に、制御器31、差動ピス
トン部32及び主配圧弁33の保守性を向上することが
できる。
【0024】なお、本実施形態においては、油圧サーボ
モータ34に対して複数の位置検出器を並列に設け、夫
々の位置検出器からの電気信号をガバナ電気部20Aに
入力するように構成してもよく、このように複数の位置
検出器を並列に設けることにより、油圧サーボモータ3
4の変位の検出する際の信頼性を向上することができ
る。
【0025】
【発明の効果】以上、詳細に説明したとおり、請求項1
に記載の発電機用水車の調速機によれば、水車のガイド
ベーンを開閉する油圧サーボモータに供給する圧油の流
量を制御する主配圧弁に、差動ピストン部にて増幅され
た機械的な変位が直接入力されるので、上述した従来の
技術が有していた補助サーボモータ等が不要となり、制
御器により変換された機械的な変位が主配圧弁に到達す
るまでの時間的な遅れが極めて小さくなり応答性を向上
することができると共に、調速機自体の構成を簡素化す
ることができる。また、油圧サーボモータの変位が変位
検出部により検出されて電気信号としてガバナ電気部に
入力されるので、油圧サーボモータの時間遅れが調速機
の制御ループ内に取り込まれることになり、調速機の制
御性を向上することができる。この結果、応答性に優
れ、構成が簡素化された発電機用水車の調速機を実現す
ることができる。
【0026】また、制御器、差動ピストン部及び主配圧
弁とを、制御器にて変換された機械的な変位の方向、差
動ピストン部にて増幅された機械的な変位の方向、及
び、主配圧弁の変位の方向が同軸上に揃うように、一体
に形成することにより、制御器、差動ピストン部及び主
配圧弁が一軸上に設けられ、調速機の構成が更に簡素化
できると共に、制御器、差動ピストン部及び主配圧弁の
保守性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による発電機用水車の調速機の実施形態
を示す概略構成図である。
【符号の説明】
1…水力発電所、5…水車、6…発電機、11…ガイド
ベーン、16…周波数検出器、20…調速機、20A…
ガバナ電気部、20B…ガバナ機械部、21…負荷設定
器、22…周波数設定器、23…垂下率設定器、24…
PID演算器、25…信号増幅器、31…制御器、31
a…制御コイル、32…差動ピストン部、32a…パイ
ロット弁、33…主配圧弁、33a…パイロット弁、3
3b…弁体、34a…開側油室、34b…閉側油室、3
4…油圧サーボモータ、35…圧油供給通路、36…開
側排油通路、37…閉側排油通路、41…位置検出器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三宮 靖典 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 郡 武亀 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目8番25号 大成エンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 3H073 AA08 AA26 BB13 BB21 CC13 CC26 CD02 CD13 CD15 CD18 CE06 CE09 CE26 FF01 FF03 5H313 AA28 BB04 CC02 EE03 FF04 GG02 HH01 JJ01 KK08 LL01 MM01 MM02 5H590 AA21 CA11 CE01 EB22 FC03 HA09 HA26 JA12 JA13 JA14

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガバナ電気部から出力された電気信号を
    機械的な変位に変換する制御器と、 前記制御器にて変換された前記機械的な変位を増幅する
    差動ピストン部と、 前記差動ピストン部にて増幅された機械的な変位が直接
    入力され、水車のガイドベーンを開閉する油圧サーボモ
    ータに供給する圧油の流量を制御する主配圧弁と、 前記油圧サーボモータの変位を検出し、検出した前記油
    圧サーボモータの前記変位を電気信号として前記ガバナ
    電気部に出力する変位検出部と、を備えることを特徴と
    する発電機用水車の調速機。
  2. 【請求項2】 前記制御器、前記差動ピストン部、及
    び、前記主配圧弁は、前記制御器にて変換された前記機
    械的な変位の方向、前記差動ピストン部にて増幅された
    前記機械的な変位の方向、及び、前記主配圧弁の変位の
    方向が同軸上に揃うように、一体に形成されていること
    を特徴とする請求項1に記載の発電機用水車の調速機。
JP2000014706A 2000-01-24 2000-01-24 発電機用水車の調速機 Pending JP2001207944A (ja)

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