JP2001206174A - バンパーレインフォースメントとステイの連結構造 - Google Patents

バンパーレインフォースメントとステイの連結構造

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JP2001206174A
JP2001206174A JP2000017320A JP2000017320A JP2001206174A JP 2001206174 A JP2001206174 A JP 2001206174A JP 2000017320 A JP2000017320 A JP 2000017320A JP 2000017320 A JP2000017320 A JP 2000017320A JP 2001206174 A JP2001206174 A JP 2001206174A
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stay
press
bumper reinforcement
fitting
tip
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JP2000017320A
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English (en)
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Sadao Kokubo
貞男 小久保
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Altemira Co Ltd
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Showa Aluminum Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動車等の車両に用いられるバンパーレイン
フォースメントとステイとの連結構造であって、両者が
強固に連結されている構造を提供すること。 【解決手段】 バンパーレインフォースメント10に突設
された対向する一対の取付け片12a、12bには、それぞれ
第1圧入孔13a、13bが設けられている。ステイ20の先端
部22には、第2圧入孔23が貫通して設けられている。そ
して、両取付け片12a、12bの間に、ステイの先端部22
が、第2圧入孔23が両第1圧入孔13a、13bと合致する態
様にして嵌め込まれている。この状態で、連結ピン30
が、両第1圧入孔13a、13b内と第2圧入孔23内とに、両
取付け片12a、12bとステイの先端部22とに跨って圧入さ
れることにより、バンパーレインフォースメント10とス
テイ20とが連結されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車等の車両
に用いられるバンパーレインフォースメントとステイの
連結構造に関する。
【0002】なお、この明細書において、「アルミニウ
ム」の語はその合金を含む意味において用いる。
【0003】
【従来の技術】例えば自動車の車体のフロントには、棒
状のバンパーレインフォースメントが所定高さ位置に略
水平に配設されている。このバンパーレインフォースメ
ントは、クラッシュボックス等からなるステイを介して
サイドメンバ等の車体フレームに取り付けられることに
より、車体のフロントに配設されている。
【0004】而して、従来、バンパーレインフォースメ
ントとステイとは、MIG、TIG、レーザ溶接等の溶
融溶接によって連結され、あるいはボルトやリベットに
よって連結されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、溶融溶
接によって両者を連結する場合には、バンパーレインフ
ォースメントとステイとの溶接部に溶接欠陥が生じない
よう溶接操作をゆっくりと慎重に行わなければならない
ため、連結作業能率が悪かった。
【0006】一方、ボルトによって両者を連結する場合
には、ボルトとナットを螺合させる作業が必要となるた
め、連結作業能率が悪かった。しかも、これによれば、
ナットの分だけ重量が増大するため、自動車の軽量化を
図る点で好ましくない。
【0007】一方、リベットによって両者を連結する場
合には、リベットの先端部を潰すための潰し加工を行わ
なければならないため、連結作業能率が悪かった。
【0008】以上のように、従来の連結手段によって両
者を連結する場合には、連結作業能率が悪いので、製造
コストが高く付くという難点があった。
【0009】この発明は、上記のような技術背景に鑑み
てなされたもので、その目的は、バンパーレインフォー
スメントとステイとが強固に連結された、製造コストが
安く付いているバンパーレインフォースメントとステイ
の連結構造を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明に係るバンパーレインフォースメントとス
テイの連結構造は、バンパーレインフォースメントに突
設された対向する一対の取付け片に、それぞれ第1圧入
孔が設けられる一方、ステイの先端部に、第2圧入孔が
貫通して設けられ、前記両取付け片の間に、前記ステイ
の先端部が、第2圧入孔が両第1圧入孔と合致する態様
にして嵌め込まれるとともに、この状態で、連結ピン
が、両第1圧入孔内と第2圧入孔内とに、両取付け片と
ステイの先端部とに跨って圧入されることにより、バン
パーレインフォースメントとステイとが連結されている
ことを特徴としている。
【0011】この連結構造においては、連結ピンが両第
1圧入孔内と第2圧入孔内とに、両取付け片とステイの
先端部とに跨って圧入されることにより、バンパーレイ
ンフォースメントとステイとが強固に連結される。
【0012】また、バンパーレインフォースメントとス
テイとの連結作業が、連結ピンの各圧入孔内への圧入に
より行われることにより、連結作業を能率的に行うこと
ができるようになり、もって製造コストが引き下げられ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、この発明の実施形態を図面
を参照して説明する。
【0014】図1において、(10)は自動車の車体のフ
ロントに配設されるバンパーレインフォースメント、
(20)はステイである。
【0015】前記バンパーレインフォースメント(10)
は、図2に示すように、自動車の車体(1)の幅と略同
じ長さを有する棒状のもので、車体(1)のフロントの
所定高さ位置に略水平に配設されるものである。このバ
ンパーレインフォースメント(10)は、全体が平面視略
円弧状に緩やかに屈曲しているもので、通常、図示しな
い外装カバーで覆われるものである。そして、このバン
パーレインフォースメント(10)の左右両端部に、ステ
イ(20)(20)が連結されるとともに、このステイ(2
0)(20)が車体(1)の前端部に配設された前後方向
に延びた左右のサイドメンバ(2)(2)に固定状態に
取り付けられることにより、該バンパーレインフォース
メント(10)が車体(1)のフロントに配設されるもの
である。
【0016】このバンパーレインフォースメント(10)
は、図3に示すように、断面目字状のアルミニウム中空
押出形材から製作されたものであり、長さ方向(即ち、
押出方向)に延びた3個の中空部(10a)(10a)(10
a)を有している。そして、このバンパーレインフォー
スメント(10)は、これら3個の中空部(10a)(10a)
(10a)が上中下に並ぶ態様にして前記ステイ(20)(2
0)を介してサイドメンバ(2)(2)に固定状態に取
り付けられる。さらに、図4に示すように、このバンパ
ーレインフォースメント(10)の車体(1)側の壁面、
即ち後壁面(10b)には、該バンパーレインフォースメ
ント(10)の長さ方向に延びるとともに上下方向に対向
した一対の取付け片(12a)(12b)が車体(1)側に突
出して一体形成されている。この取付け片(12a)(12
b)は、当該バンパーレインフォースメント(10)を構
成しているアルミニウム中空押出形材にその押出加工時
に一体形成されたものであり、この実施形態では、当該
バンパーレインフォースメント(10)の全長に亘って一
体形成されている。
【0017】前記一対の取付け片(12a)(12b)のう
ち、上側に配置された取付け片(12a、これを上取付け
片という、以下同じ)には、図4に示すように、断面円
形状の上第1圧入孔(13a)が厚さ方向に貫通して穿設
される一方、下側に配置された取付け片(12b、これを
下取付け片という、以下同じ)における前記上第1圧入
孔()の略真下位置には、前記上第1圧入孔(13a)に
対応した断面円形状の下第1圧入孔(13b)が、上面か
ら厚さ方向の中間部に及ぶ深さ領域まで穿設されてい
る。これら一対の上下両第1圧入孔(13a)(13b)は、
切削加工等の機械加工により穿設されたものである。そ
して、これら一対の上下両第1圧入孔(13a)(13b)が
複数組(同図では3組)、バンパーレインフォースメン
ト(10)の長さ方向に並んで穿設されている。
【0018】前記ステイ(20)は、バンパーレインフォ
ースメント(10)をサイドメンバ(2)に取り付ける際
に、バンパーレインフォースメント(10)とサイドメン
バ(2)との間に介在されるものである。この実施形態
では、前記ステイ(20)は、図4に示すように、衝突時
の荷重を吸収するためのクラッシュボックスとして機能
するステイ本体(21)と、該ステイ本体(21)の先端部
を補強する補強部(22)とを備えている。そして、前記
ステイ本体(21)の先端部に補強部(22)が突き合わさ
れるとともに、この突合せ部(T)が溶融溶接又は固相
接合の一種である摩擦撹拌接合によって全周に亘って接
合(接合部W)されることによって、ステイ本体(21)
と補強部(22)とが一体化され、これによりステイ(2
0)が構成されている。なお、このステイ(20)におい
ては、接合部(W)にエージングが施されており、これ
により接合部(W)での強度回復が図られている。
【0019】前記ステイ本体(21)は、断面日字状のア
ルミニウム中空押出形材から製作されており、長さ方向
(即ち押出方向)に延びた2個の中空部(21a)(21a)
を有している。そして、このステイ本体(21)は、長さ
方向(即ち押出方向)が車体(1)の前後方向と並行に
なる態様にしてバンパーレインフォースメント(10)と
サイドメンバ(2)との間に介在されている。
【0020】一方、前記補強部(22)は、アルミニウム
押出形材から製作されたもので、上下方向(押出方向)
に貫通した断面円形状の第2圧入孔(23)を複数個(同
図では3個)有している。これら複数個の第2圧入孔
(23)…は、補強部(22)を構成しているアルミニウム
押出形材の押出加工時に形成されたものであり、幅方向
(即ちバンパーレインフォースメント(10)の長さ方向
と並行な方向)に並んで設けられている。
【0021】図1において、前記ステイ(20)の先端
部、即ちステイ(20)の補強部(22)は、バンパーレイ
ンフォースメント(10)の上下両取付け片(12a)(12
b)の間に、第2圧入孔(23)が上下第1圧入孔(13a)
(13b)と合致する態様にして略ぴったりと嵌め込まれ
ている。特にこの実施形態では、ステイ(20)の補強部
(22)は、上下両取付け片(12a)(12b)の間に圧入さ
れており、更にこの状態において、図3に示すように、
ステイ(20)の補強部(22)の先端面(22a)がバンパ
ーレインフォースメント(10)の後壁面(10b)に当接
している。
【0022】そして、この状態で、図3に示すように、
断面円形状のステンレス鋼製連結ピン(30)が、上下両
第1圧入孔(13a)(13b)内と第2圧入孔(23)内と
に、上下両取付け片(12a)(12b)と補強部(22)とに
跨る態様にして圧入され、これによりバンパーレインフ
ォースメント(10)とステイ(20)とが連結されてい
る。この連結ピン(30)の径は、前記各圧入孔(13a)
(13b)(23)の径よりも若干大寸に設定されている。
そして、この連結ピン(30)は、これをハンマー(図示
せず)等で上第1圧入孔(12a)の上側の開口部内から
打ち込むことにより各圧入孔(13a)(13b)(23)内に
圧入されたものである。さらに、上第1圧入孔(13a)
の上側の開口部内には、該開口部を閉塞するための閉塞
部材(31)が装填されて該開口部が閉塞されており、こ
れにより、該開口部からの雨水や車体洗浄水の浸入によ
る腐食を防止することができるようになっており、また
外観体裁が良好になっている。この実施形態では、前記
閉塞部材として、ボタン状のアルミニウム製閉塞体が開
口部内に圧入されている。なお、図示していないが、こ
の発明においては、前記閉塞部材として接着剤を開口部
内に充填しても良いし、周面に雄ネジが形成されたボタ
ン状のアルミニウム製ネジを開口部内に装着しても良い
し、あるいはTIGやMIGで点付け溶接を開口部内に
おいて行うことにより開口部内に溶接金属を充填しても
良い。
【0023】而して、図3に示したバンパーレインフォ
ースメント(10)とステイ(20)の連結状態において、
連結ピン(30)は各圧入孔(13a)(13b)(23)内に圧
入されているから、連結ピン(30)が走行時の振動を受
けて抜出してしまう不具合は発生しない。つまり、バン
パーレインフォースメント(10)とステイ(20)との連
結が不本意に解除される虞がなくなっている。
【0024】さらに、連結ピン(30)が各圧入孔(13
a)(13b)(23)内に圧入されていることから、連結ピ
ン(30)と各圧入孔(13a)(13b)(23)の内周面との
間には、隙間が形成されておらず、このため当該隙間の
形成に伴うガタツキが発生しないようになっている。そ
の上、この実施形態では、上述したように、ステイ(2
0)の先端部(22)が上下両取付け片(12a)(12b)の
間に圧入されていることから、ステイ(20)の補強部
(22)と上下両取付け片(12a)(12b)との間にも隙間
が形成されておらず、このため当該隙間の形成に伴うガ
タツキも発生することはない。さらに、ステイ(20)の
補強部(22)の先端面(22a)がバンパーレーンフォー
スメント(10)の後壁面(10b)に当接しているから、
この後壁面によってステイ(20)の前方移動も規制され
ている。したがって、この実施形態の連結構造では、ス
テイ(20)の補強部(22)が上下両取付け片(12a)(1
2b)の間において全く動かないよう固定され、もって両
者が極めて強固に連結されている。
【0025】以上、この発明の実施形態を説明したが、
この発明は上記実施形態に限定されるものではない。
【0026】例えば、ステイ(20)は、先端部に補強部
(22)が取り付けられていないものであっても良いし、
ステイ(20)は、断面形状が目字状やロ字状等の金属製
中空材から製作されていても良いし、ダイカスト材から
製作されていても良い。また、ステイ(20)の第2圧入
孔(23)は、切削加工等の機械加工により穿設されてい
ても良い。
【0027】また、車体のリアに配設されるバンパーレ
インフォースメントとステイとの連結構造に対してこの
発明の技術思想を適用しても良いことはもちろんであ
る。
【0028】
【発明の効果】上述の次第で、この発明によれば、バン
パーレインフォースメントに突設された対向する一対の
取付け片に、それぞれ第1圧入孔が設けられる一方、ス
テイの先端部に、第2圧入孔が貫通して設けられ、前記
両取付け片の間に、前記ステイの先端部が、第2圧入孔
が両第1圧入孔と合致する態様にして嵌め込まれるとと
もに、この状態で、連結ピンが、両第1圧入孔内と第2
圧入孔内とに、両取付け片とステイの先端部とに跨って
圧入されているから、バンパーレインフォースメントと
ステイとが互いに強固に連結されている連結構造を提供
することができる。
【0029】さらに、バンパーレインフォースメントと
ステイとの連結作業は、連結ピンの各圧入孔内への圧入
により行われているこら、かかる連結作業を能率的に行
うことができて製造コストを引き下げることができると
いう効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態を示したバンパーレイン
フォースメントとステイの連結構造の斜視図である。
【図2】同連結構造の平面図である。
【図3】同連結構造の断面図である。
【図4】同連結構造の分解斜視図である。
【符号の説明】
1…車体 10…バンパーレインフォースメント 12a、12b…取付け片 13a、13b…第1圧入孔 20…ステイ 21…ステイ本体 22…補強部(ステイの先端部) 23…第2圧入孔 30…連結ピン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バンパーレインフォースメント(10)に
    突設された対向する一対の取付け片(12a、12b)に、そ
    れぞれ第1圧入孔(13a、13b)が設けられる一方、 ステイ(20)の先端部(22)に、第2圧入孔(23)が貫
    通して設けられ、 前記両取付け片(13a、13b)の間に、前記ステイの先端
    部(22)が、第2圧入孔(23)が両第1圧入孔(13a、1
    3b)と合致する態様にして嵌め込まれるとともに、 この状態で、連結ピン(30)が、両第1圧入孔(13a、1
    3b)内と第2圧入孔(23)内とに、両取付け片(12a、1
    2b)とステイの先端部(22)とに跨って圧入されること
    により、バンパーレインフォースメント(10)とステイ
    (20)とが連結されていることを特徴とするバンパーレ
    インフォースメントとステイの連結構造。
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