JP2001205502A - 主軸移動型自動旋盤のガイドブッシュ内径調整装置 - Google Patents

主軸移動型自動旋盤のガイドブッシュ内径調整装置

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JP2001205502A JP2000016540A JP2000016540A JP2001205502A JP 2001205502 A JP2001205502 A JP 2001205502A JP 2000016540 A JP2000016540 A JP 2000016540A JP 2000016540 A JP2000016540 A JP 2000016540A JP 2001205502 A JP2001205502 A JP 2001205502A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 主軸移動型自動旋盤のガイドブッシュの内周
面と棒状加工物の外周面との間の隙間を棒材の加工中に
も正確に短時間で簡単に調整できるガイドブッシュ内径
調整装置を提供すること。 【解決手段】 ガイドブッシュ内径調整装置は、主軸移
動型自動旋盤において、ガイドブッシュ2をガイドブッ
シュ2及びガイドブッシュスリーブ11の軸に沿って正
確に移動させる圧電アクチュエータ35又はピストン−
シリンダ・アセンブリ57と、ガイドブッシュ2とガイ
ドブッシュスリーブ11とを常時互いに離間させる方向
へ付勢する圧縮コイルばね34とから成り、圧電アクチ
ュエータ35又はピストン−シリンダ・アセンブリ57
の伸長量に応じてガイドブッシュ2の内径を調整する。
この調整は棒材の加工中にもこの加工を中断することな
く行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主軸移動型自動旋
盤のガイドブッシュ内径調整装置、特に、主軸移動型自
動旋盤のガイドブッシュの内周面とガイドブッシュに挿
通された棒材の外周面との間の間隔を精密に調整すると
共に、棒材を把持することができるガイドブッシュ内径
調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】主軸移動型自動旋盤においては、棒材1
は直径にバラツキがあること、ガイドブッシュ2が固定
型の場合は、通常棒材1が高速で回転しているために、
図1に示すように、ガイドブッシュ2の内周面3と棒材
1の外周面4との間に或る程度の間隔tを設けなければ
ならない。しかも、棒材1を精度良く加工し、しかも、
焼き付きや食いつき(いわゆるカジリ)をなくするため
には、この間隔tは、棒材1の直径、その材質、荒加工
または仕上げ加工、加工内容、加工速度などの加工条件
(切削条件)によって変わるので、その都度適切な大き
さにすることが必要である。
【0003】所で、特開平11−328804号は、主
軸移動型自動旋盤のガイドブッシュの内径と棒材の外周
面との間の間隔を調整する装置の一例を開示している。
この間隔調整装置では、調整ねじをクランプしておき主
軸を低速で回転させることによって調整ねじと螺合して
いるガイドブッシュを回転させて上記の間隔をつめ、主
軸モータ又はガイドブッシュモータのトルクが設定値に
達した時に主軸モータ又はガイドブッシュモータを所定
角度逆転させ、ついでこのモータを所定角度正転させ、
最後に調整ナットを解除することによって間隔調整を行
っている。
【0004】従って、この公知の間隔調整装置では、間
隔調整を棒材の加工中に行うことができず、棒材の加工
を停止して行わなければならず、調整時間は完全なロス
タイムとなってしまうし、調整が複雑であるという問題
があった。さらに、調整ねじとガイドブッシュのねじ部
との間にいわゆるガタがあるために作動にヒステリシス
が生じ、間隔調整は精密に行われないという問題もあっ
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、棒材の加工段取りの場合は短時間で、加工
中は加工を中断せずロス時間なくしかも短時間で、ガイ
ドブッシュの内周面とこれに挿通された棒材の外周面と
の間の間隔を正確に、かつ、簡単に調整できる主軸移動
型自動旋盤のガイドブッシュ内径調整装置を提供するこ
とにある。
【0006】本発明が解決しようとする他の課題は、自
己伸長手段を用いて主軸移動型自動旋盤の主軸のコレッ
トチャックによる棒材の把持を行うように制御される主
軸移動型自動旋盤のガイドブッシュ内径調整装置を提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の課題を解決する
ために、主軸移動型自動旋盤のガイドブッシュ内径調整
装置は、電動機によって回転される主軸と、該主軸と直
列共軸に配置され、円錐台形の外周面が形成され弾性的
に拡径・縮径が可能なガイドブッシュと、該ガイドブッ
シュの該外周面との係合が強まるほど該ガイドブッシュ
の該外周面を強く半径方向内側に押圧して該ガイドブッ
シュの内径を小さくするように該ガイドブッシュの該外
周面と相補的形状の円錐台形に形成された内周面を有し
該ガイドブッシュを囲繞すると共に該ガイドブッシュと
軸方向に相対運動を行うことができるガイドブッシュス
リーブとを有する主軸移動型自動旋盤のガイドブッシュ
内径調整装置において、入力に応じて伸び量が定まる自
己伸長手段と、前記ガイドブッシュの前記外周面と前記
ガイドブッシュスリーブの前記内周面とが相互から離間
するように作用する付勢手段とから成り、前記自己伸長
手段の伸び量が多くなるにつれて前記ガイドブッシュの
前記外周面と前記ガイドブッシュスリーブの前記内周面
の係合が大きくなるように構成される。
【0008】前記ガイドブッシュスリーブの前記内周面
を前記ガイドブッシュの前記外周面の外側から係合する
ように構成し、前記自己伸長手段を一端が前記ガイドブ
ッシュスリーブの一部分に係合し、該自己伸長手段の他
端は該ガイドブッシュスリーブの該一部分から該ガイド
ブッシュの外周面が減径して行く側のガイドブッシュの
一部分に係合すると共に該自己伸長手段の伸びが該ガイ
ドブッシュの軸に平行に生じるよう設けることができ
る。
【0009】前記自己伸長手段は、圧電アクチュエータ
であり、前記入力を前記設定される間隔に対応する電圧
とすることが望ましい。また、前記自己伸長手段は流体
制御ピストン−シリンダ・アセンブリであり、前記入力
を前記設定される間隔に対応する流体圧とすることがで
きる。更に、前記主軸回転電動機に該主軸回転電動機の
トルクを検出するトルク検出装置を設け、該主軸回転電
動機のトルクが所定値以上になった時に該トルク検出装
置によって検出されたトルクに基づき前記ガイドブッシ
ュを拡径するように前記自己伸長手段を伸長させること
ができる。
【0010】前記自己伸長手段を伸張により前記ガイド
ブッシュの前記円筒状内周面を前記棒材の前記外周面に
圧接させ、該ガイドブッシュに該棒材を固定把持させる
ことができる。また、前記主軸が該主軸及び前記ガイド
ブッシュに挿通されている棒材を開放して棒材の加工開
始位置に戻るまで前記ガイドブッシュを該棒材を把持す
るように前記自己伸長手段を伸張させることもできる。
更に、前記主軸及び前記ガイドブッシュに挿通されてい
る棒材を該主軸と共に把持するように前記自己伸長手段
を伸長させることができる。この間隔調整装置を主軸移
動・割出型多軸自動旋盤に用いることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
主軸移動型自動旋盤のガイドブッシュ内径調整装置を実
施の形態について説明する。
【0012】図1はガイドブッシュ2の内周面3とこれ
に挿通される棒材1の外周面4との間に間隔tを形成し
た状態の縦断面を示す。図3は、本発明のガイドブッシ
ュ内径調整装置の1実施形態をガイドブッシュ及びガイ
ドブッシュスリーブと共に縦断面図で示したもの、図4
はコレットチャックのクランプ・アンクランプ手段及び
主軸移動手段の断面図である。
【0013】以下の説明で、主軸移動・割出型多軸自動
旋盤とは、後述の主軸割出ドラム内に複数の主軸を主軸
割出ドラムの軸に平行にかつその円周方向に等配し、主
軸割出ドラムの回転によって主軸を割り出すと共に主軸
をその軸方向に往復動させる構造のものをいう。さら
に、棒材1の加工側を前方、その反対側を後方と呼ぶ。
【0014】先ず、本発明の第1の実施形態を説明す
る。図3及び4において、主軸移動・割出型多軸自動旋
盤のコラム81内に主軸割出ドラム割出電動機85(図
4に一部が示されている)により前側軸受82(図3)
及び後側軸受83(図4)を介して回転割出可能に設け
られた主軸割出ドラム84内にその軸と平行にかつ円周
方向に等配された複数の主軸6を設けている。主軸割出
ドラム84の前面に、該ドラムと共軸に該ドラムと共に
回転するガイドブッシュハウジング受け5が設けられ、
これの前面に固定されたガイドブッシュハウジング15
内にガイドブッシュ2が主軸6と同軸に受けられてい
る。
【0015】ガイドブッシュ2は、ヘッド部9と、これ
から後方へ延びる実質的に筒状の胴部10と、胴部10
に接続された後述の接続部材28とから成る。ヘッド部
9は、後方へ向かって減径する円錐台形の外周面7と、
円筒形の内周面3と、この内周面3で規定され棒材1を
通過させる中心孔8とを有し、弾性的に拡径・縮径可能
になっている。このガイドブッシュ2をガイドブッシュ
スリーブ11が共軸に囲繞している。ガイドブッシュス
リーブ11は、ガイドブッシュ2のヘッド部9の円錐台
形の外周面7と相補的な円錐台形の内周面12aを前端
部に有する筒状胴部12と、これの後方に設けられた環
状フランジ部13と、これから更に後方へ延びる円筒部
14から成る。
【0016】ガイドブッシュハウジング15は主軸割出
ドラム84と共軸な環状部材で、ガイドブッシュハウジ
ング受け5の円筒状内周面16に嵌合する筒状の胴部1
7とその前側に形成された環状フランジ部18とから成
る。ガイドブッシュハウジング受け5は前側軸受82の
内輪を保持する役目もしている。環状フランジ部18は
ボルト19によってガイドブッシュハウジング受け5の
前面に固定されている。また、ガイドブッシュスリーブ
11は、環状フランジ部13がねじ棒31Aによって環
状のガイドブッシュハウジング15の環状フランジ部1
8に固定されている。部材20,21は組み合わさって
ガイドブッシュ2の蓋22になっている。
【0017】接続部材28は、ガイドブッシュ2に共軸
な環状フランジ部29とそれから前方へ延びる筒状部3
0とから成る。この環状フランジ部29の外周面はガイ
ドブッシュハウジング受け5の内周面と僅かに離間して
配置されている。筒状部30はその外周面がガイドブッ
シュスリーブ11の円筒部14の内周面に摺接してい
る。この筒状部30の前端部はガイドブッシュ2の胴部
10の後端部に螺合固定されており、ガイドブッシュ2
の筒状胴部12と一体的になり、ガイドブッシュ2の一
部を構成しており、接続部材28の往復動によりガイド
ブッシュ2が往復動するようになっている。
【0018】ガイドブッシュハウジング15の胴部17
に、この軸に平行にねじ棒31Bが螺合固定されてい
る。接続部材28の環状フランジ部29の、各ねじ棒3
1Bに対応する部分に半径方向に延びるみぞ部32が形
成されている。このみぞ部32内に、接続部材28の環
状フランジ部29を遊嵌貫通したねじ棒31Bの後端部
が延びている。ねじ棒31Bの後端にヘッド部33が形
成され、これと接続部材28の環状フランジ部29のみ
ぞ部32の底壁との間のねじ棒31Bの部分に付勢手段
の一種である圧縮コイルばね34が巻回されている。そ
して、この圧縮コイルばね34で接続部材28が常時前
方へ弾性付勢されている。接続部材28の前方への移動
は接続部材28の前面がガイドブッシュハウジング15
の胴部17の後面に当たって制限されるが、その移動分
だけガイドブッシュ2が前進し、そのばね力によって最
も開いた状態になる。
【0019】35は、例えば、株式会社メガセラ製のピ
エゾポジショナーのようにピエゾ素子を用いた圧電アク
チュエータであり、印加される入力電圧に応じて伸縮す
る。圧電アクチュエータ35は、例えば、円筒形のよう
に細長く形成され、ガイドブッシュハウジング15内
の、各ガイドブッシュ2から見て半径方向内側に軸方向
に形成された取付孔36、ガイドブッシュスリーブ11
の環状フランジ部13の後側面内に形成された盲孔状の
取付孔37及び接続部材28の環状フランジ部29の前
側面内に形成された盲孔状の取付孔38内に挿入されて
いる。接続部材28の環状フランジ部29に形成された
小径のねじ孔39にストッパねじ40が螺合されてい
る。そして、圧電アクチュエータ35の後端面中央部に
形成された突起41がストッパねじ40に、圧電アクチ
ュエータ35の前端面がガイドブッシュスリーブ11の
環状フランジ部13の取付孔37の底面に当接してい
る。圧電アクチュエータ35から電線42が導出され、
入力電圧を発生する可変電圧装置(入力手段88(図
2)の一種を構成する)に接続されている。ここで、圧
電アクチュエータ35と付勢手段を成す圧縮コイルばね
34とは自己伸長手段61(図2)の一種を構成する。
【0020】図2及び3を参照して、間隔tを変更する
方法を説明する。変更すべき間隔tを操作盤64に入力
すると、制御装置65はこの間隔tに対応して可変電圧
装置を制御し、これからの入力電圧で圧電アクチュエー
タ35が所定量伸長する。圧電アクチュエータ35が伸
長すると、接続部材28を介して圧縮コイルばね34の
付勢力に抗してガイドブッシュスリーブ11を前進さ
せ、その円錐台形内周面でガイドブッシュ2のヘッド部
9の円錐台形外周面を押圧し前記間隔tを狭める。
【0021】圧電アクチュエータ35は、印加電圧量と
伸び量とが正確に対応し、印加電圧が増加するにつれて
伸び量が多くなる。この伸び量はガイドブッシュ2の移
動量に等しいので、ガイドブッシュ2の内径の調整量、
ひいては間隔tは圧電アクチュエータ35の伸び量に正
確に対応し、従って、圧電アクチュエータ35への印加
電圧量に正確に対応する。それ故に、印加電圧を制御す
ることによってガイドブッシュ2の内径の調整量、ひい
ては間隔tは正確に調整できることになる。そして、圧
電アクチュエータ35の伸びを直接ガイドブッシュ2に
伝達するために、調整精度は、5μm以下の高精度にも
達する。
【0022】この圧電アクチュエータ35による間隔t
の調整は、自動旋盤を停止させる必要が全くなく、操作
盤64から棒材1の加工中に行うことができるから、調
整のために自動旋盤を停めてロス時間が発生することが
ない。また、棒材加工段取りで間隔tの調整を行う場合
も、この調整はロス時間が少なく正確かつ容易である。
【0023】次に、主軸6について述べる。主軸6は、
案内主軸43と、これに軸方向に移動可能に設けられた
クイル主軸86とから成る。図3及び4に示す通り、案
内主軸43は、実質的に円筒状スリーブ状のもので、主
軸割出ドラム84内に各ガイドブッシュ2の後端から後
方へガイドブッシュ2と共軸に設けられている。そし
て、案内主軸43は主軸割出ドラム84にビルトインさ
れた主軸回転電動機44によって自らの軸を中心にして
所定の速度で回転するようになっている。案内主軸43
の後端に雌スプライン部材87(図4)が固定されてい
る。
【0024】クイル主軸86は、スプライン軸46と、
ドローチューブ50と、らせん皿ばね52、コレットチ
ャック48、コレットチャックスリーブ47及び圧縮コ
イルばね23から成る。このスプライン軸46はその外
周面に雌スプライン部材87の内周に形成された雌スプ
ラインに係合するスプライン45を有し、案内主軸43
にその軸方向に往復動可能に挿入されている。
【0025】スプライン軸46の前端部内に円筒孔46
aを形成し、この中に前端部に円錐台形内周面を有する
コレットチャックスリーブ47を挿入している。コレッ
トチャックスリーブ47の中にその円錐台形内周面の相
補的な円錐台形外周面を有するコレットチャック48を
挿入している。コレットチャック48は、スプライン軸
46の前端部に固定された前面部にナット49が設けら
れている。スプライン軸46にドローチューブ50がス
プライン軸46に対して共軸にそしてスプライン軸46
の軸方向に往復動できるように挿入されている。ドロー
チューブ50の前端は円筒孔46aの内周面と摺接する
増径部51になっている。
【0026】円筒孔46a内のドローチューブ50の増
径部51の後端面と円筒孔46aの内端面との間にらせ
ん皿ばね52が設けられドローチューブ50を前方へ弾
性付勢している。また、コレットチャック48の後端と
コレットチャックスリーブ47の中央孔の内端壁との間
に弱い圧縮コイルばね23が設けられ、コレットチャッ
ク48を常時コレットチャックスリーブ47から押し出
す方向(即ち、前方向)へ弾性付勢している。
【0027】ドローチューブ50が前進位置にある場合
は、らせん皿ばね52により増径部51の前面がコレッ
トチャックスリーブ47を前方へ押し、コレットチャッ
クスリーブ47の先端部の円錐台形内周面がコレットチ
ャック48のヘッド部の円錐台形外周面を押して、コレ
ットチャック48を縮径させてこれに棒材1を把持させ
る。他方、ドローチューブ50がらせん皿ばね52の付
勢力に抗して後退すると、増径部51も後退する。この
後退によって増径部51の前面がコレットチャックスリ
ーブ47から離れようとするが、圧縮コイルばね23に
よってコレットチャックスリーブ47は後方へ押され、
その後端は増径部51の前面に押圧される。このため、
コレットチャックスリーブ47はコレットチャック48
から後退し、コレットチャック48は拡径して棒材1を
離す。従って、ドローチューブ50の前進及び後退によ
ってコレットチャック48の棒材1に対するクランプ及
びアンクランプが行われる。このクランプ及びアンクラ
ンプのためのドローチューブ50の前進・後退はクラン
プ・アンクランプ手段63を成す後述のピストン−シリ
ンダ・アセンブリ57で達成される。
【0028】スプライン軸46の後端部にこのスプライ
ン軸46をその軸方向に前進後退させる主軸移動手段6
2を設ける。図4の場合は、主軸移動手段62として、
環状マグネット53とこれを囲繞しリニアモータコイル
を内蔵したコイル54とを有する円筒形リニアモータ5
5を用いている。円筒形リニアモータ55はそのハウジ
ング24が主軸割出ドラム84に固定され、コイル54
はその中に筒状にかつスプライン軸46と共軸に形成さ
れている。コイル54の円筒状孔内に、スプライン軸4
6と共軸なマグネットスリーブ25がコイル54に対し
て軸方向に往復動可能に挿入されている。マグネットス
リーブ25の外周面にコイル54と対峙する複数個の環
状マグネット53が形成されている。マグネットスリー
ブ25は次に述べるピストン−シリンダ・アセンブリ5
7を介してスプライン軸46に相対的に回転可能ではあ
るが軸方向に相互に不動に設けられている。
【0029】円筒形リニアモータ55によって、スプラ
イン軸46は、コレットチャック48、コレットチャッ
クスリーブ47、ドローチューブ50と共に所定の速度
で軸方向の所定の向きへ移動される。しかし、主軸移動
手段62は、これに限定されず、例えば、サーボモータ
とボールねじ−ナット・アセンブリーとの組合せなどの
他の適当なものでよい。
【0030】図4に示すように、コレットチャック48
のクランプ及びアンクランプを行うピストン−シリンダ
・アセンブリ57は、シリンダ58と、ピストン59
と、これらの間に形成されたオイルチャンバ60とから
成る。シリンダ58は、スプライン軸46の後部分を取
り巻く環状のもので、外周面でマグネットスリーブ25
の内周面に保持され、内周面で軸受73を介してスプラ
イン軸46に相対的に回転可能であるが軸方向には不動
に接続されている。ピストン59もスプライン軸46後
部分を囲繞する環状のもので、シリンダ58の後側にあ
って、外周面でマグネットスリーブ25の内周面に軸方
向に往復動できるように摺接されている。スプライン軸
46の後端から突出したドローチューブ50の後端部に
連結スリーブ74が固定されており、ピストン59は、
連結スリーブ74と軸受75とを介してドローチューブ
50の後端に相対的に回転可能であるが軸方向には不動
に接続されている。オイルチャンバ60がオイルパイプ
76に接続されている。
【0031】オイルチャンバ60に圧油の供給がない時
又はオイルチャンバ60から圧油が排出されている時
は、ドローチューブ50は前進位置にあり、上述の通
り、コレットチャック48はクランプの状態になり、棒
材1を把持する。他方、オイルチャンバ60に圧油が供
給されると、ピストン59が後退し、これと共にドロー
チューブ50も後退して、上述の通り、コレットチャッ
ク48はアンクランプの状態になり、棒材1を開放す
る。
【0032】主軸回転電動機44にトルク検出装置(ト
ルク検出手段)67を設けることにより、所定以上のト
ルクが検出された時に、制御装置65を介して圧電アク
チュエータ35(自己伸長手段61)を制御し、間隔t
を広げて、ガイドブッシュ2と棒材1との間の食いつき
(いわゆるカジリ)や焼きつきが生じることがなくなる
(図2)。
【0033】圧電アクチュエータ35は、ガイドブッシ
ュ2の縮径量を大きくしてそれによって棒材1を把持固
定するようにすることができる。そうすれば、棒材1を
停止させてミリング加工やドリル加工を行うようにする
ことができるし、ガイドブッシュ2で棒材1を把持して
いる間にコレットチャック48をアンクランプの状態に
して、次の加工送りのために主軸6を後退させるのに使
用することもできる。
【0034】このように圧電アクチュエータ35を棒材
1の把持に用いることができるようにすると、既に述べ
たクランプ・アンクランプ手段63及び主軸移動手段6
2と共に用いて、棒材1の加工送りを自動的に所定回数
繰り返して行うことに適用することができる。この加工
送りを繰り返す工程をムカデ工程と呼ぶことにし、それ
を図1のブロック図と図5のフローチャートを用いて図
3及び図4を参照して以下に説明する。なお、圧電アク
チュエータ35は自己伸長手段61に含められることは
すでに述べたとおりである。
【0035】ステップ 1:クランプ・アンクランプ手
段63をクランプの状態にし、コレットチャック48で
棒材1を把持させる。 ステップ 2: 自己伸長手段61に所望の低い電圧を
印加してガイドブッシュ2を開放する。 ステップ 3: ステップ1及び2の状態を維持しなが
ら主軸回転電動機44によって主軸6を所定の回転数で
回転させる。 ステップ 4: ついで、コレットチャック48で棒材
1を把持したまま、主軸移動手段62(円筒形リニアモ
ータ55)によって主軸6を加工開始位置から加工終了
位置まで所定の送り速度で加工送りさせる。即ち、棒材
1は加工送りされ、工具66で加工される。この時に、
ガイドブッシュ2の内周面3と棒材1の外周面4との間
の間隔tを適正な値に調整することができる。 ステップ 5: ガイドブッシュ2の直前に配置された
バイトなどの工具66により所定の加工が終了すると、
主軸移動手段62(円筒形リニアモータ55)及び主軸
回転電動機44を停止して主軸6の送り及び棒材1の回
転を停止させる。 ステップ 6: 自己伸長手段61に所望の高い電圧を
印加してガイドブッシュ2を縮径して棒材1を把持させ
る。 ステップ 7: クランプ・アンクランプ手段63をア
ンクランプの状態にし、棒材1からコレットチャック4
8を開放する。 ステップ 8: 主軸6を加工開始位置へ戻す。 ステップ 9: 以上のステップ1から8までで加工の
1工程が完了する。これで次の加工がなくNOであれ
ば、全加工は終了(END)する。しかし、次の加工が
ありYESであれば、ステップ1へ戻り、ステップ1か
ら8までの工程が自動的に必要回数繰り返えされる。以
上は、操作盤64への入力により制御装置65によって
行われる(図2)。
【0036】図6は、本発明の自己伸長手段の他の実施
形態の縦断面を示す。図3と同じ部分・要素には同じ参
照番号を付して示し、それらの説明は省略する。この自
己伸長手段61は油圧ピストン−シリンダ・アセンブリ
68で、シリンダ69と、この中で往復動するピストン
70と、これらによって規定されるオイルチャンバ71
とから成り、オイルチャンバ71に対して油圧供給排出
装置72により適宜な圧油を供給したり排出することに
よってガイドブッシュ2の内周面3と棒材1の外周面4
との間の間隔tを所望の値に設定できるし、ガイドブッ
シュ2に棒材1を把持させたり開放させたりすることも
可能である。従って、ムカデ工程にも適用できる。な
お、油圧ピストン−シリンダ・アセンブリ68と最初の
実施形態で説明した圧縮コイルばね34は自己伸長手段
61を構成する。また、油圧ピストン−シリンダ・アセ
ンプリ68は空圧ピストン−シリンダ・アセンブリーに
換えることもでき、この場合油圧供給装置72を空圧供
給装置に換える。ここでは、入力手段88は圧油であ
り、制御盤64によって制御される。
【0037】以上に本発明を主軸移動・割出型多軸自動
旋盤に用いた例で説明してきたが、主軸移動型単軸自動
旋盤や主軸移動・非割出型多軸自動旋盤にも用いること
ができる。
【0038】
【発明の効果】本発明に基づく主軸移動型自動旋盤のガ
イドブッシュ内径調整装置によれば、棒材の加工段取り
の場合は短時間で、加工中は加工を中断せずロス時間な
く、しかも、短時間で、ガイドブッシュの内周面とこれ
に挿通された棒材の外周面との間の間隔を正確に簡単に
調整できるという効果がある。また、主軸移動型自動旋
盤の棒材送り用主軸のコレットチャックによる把持と同
時又は異時に棒材の把持を行う工程に適用でき、ムカデ
工程を自動的に行うことに適用できるという効果もあ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】主軸移動型自動旋盤において、ガイドブッシュ
の内周面とこれに挿通される棒材の外周面との間に間隔
を形成した状態の縦断面図である。
【図2】図3、4及び図5に基づく本発明の主軸移動型
自動旋盤の棒材加工制御のブロック図である。
【図3】本発明のガイドブッシュ内径調整装置の1実施
形態を主軸移動型自動旋盤の前半に設けた場合の縦断面
図である。
【図4】主軸、コレットチャックのクランプ・アンクラ
ンプ手段及び棒材送り手段回りの主軸自動旋盤の後半部
の縦断面図である。
【図5】本発明のガイドブッシュ内径調整装置を主軸用
のクランプ・アンクランプ手段及び棒材送り手段と共に
用いて加工位置へ棒材を供給するフローチャートであ
る。
【図6】本発明のガイドブッシュ内径調整装置の他の実
施形態の主要部の縦断面図である。
【符号の説明】
1 棒材 2 ガイドブッシュ 3 内周面 4 外周面 6 主軸 7 外周面 8 中心孔 9 ヘッド部 11 ガイドブッシュスリーブ 34 圧縮コイルばね(付勢手段) 35 圧電アクチュエータ 43 案内主軸 44 主軸回転電動機 46 スプライン軸 47 コレットチャックスリーブ 48 コレットチャック 50 ドローチューブ 52 らせん皿ばね 55 円筒形リニアモータ 57 ピストン−シリンダ・アセンブリ 61 自己伸長手段 62 主軸移動手段 63 クランプ・アンクランプ手段 64 操作盤 65 制御装置 67 トルク検出装置 68 油圧ピストン−シリンダ・アセンブリ 69 シリンダ 70 ピストン 71 オイルチャンバ 72 油圧供給排出装置 73 軸受 81 コラム 84 主軸割出ドラム 85 主軸割出ドラム割出電動機 86 クイル主軸 87 雌スプライン部材 88 入力手段 t 間隔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 寺井 宏 新潟県長岡市東蔵王1丁目1番1号 株式 会社ツガミ工機事業部長岡工場内 Fターム(参考) 3C045 FC03 FC18

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主軸回転電動機によって回転される主軸
    と、該主軸と直列共軸に配置され、円錐台形の外周面が
    形成され弾性的に拡径・縮径が可能なガイドブッシュ
    と、該ガイドブッシュの該外周面との係合が強まるほど
    該ガイドブッシュの該外周面を強く半径方向内側に押圧
    して該ガイドブッシュの内径を小さくするように該ガイ
    ドブッシュの該外周面と相補的形状の円錐台形に形成さ
    れた内周面を有し該ガイドブッシュを囲繞すると共に該
    ガイドブッシュと軸方向に相対運動を行うことができる
    ガイドブッシュスリーブとを有する主軸移動型自動旋盤
    のガイドブッシュ内径調整装置において、 入力に応じて伸び量が定まる自己伸長手段と、 前記ガイドブッシュの前記外周面と前記ガイドブッシュ
    スリーブの前記内周面とが相互から離間するように作用
    する付勢手段とから成り、 前記自己伸長手段の伸び量が多くなるにつれて前記ガイ
    ドブッシュの前記外周面と前記ガイドブッシュスリーブ
    の前記内周面の係合が大きくなりこの係合の度合いに応
    じて該ガイドブッシュの内周面の縮径の大きさが定まる
    ように構成されたことを特徴とする主軸移動型自動旋盤
    のガイドブッシュ内径調整装置。
  2. 【請求項2】 前記ガイドブッシュスリーブの前記内周
    面は前記ガイドブッシュの前記外周面の外側から係合す
    るように構成され、前記自己伸長手段は一端が前記ガイ
    ドブッシュスリーブの一部分に係合し、該自己伸長手段
    の他端は該ガイドブッシュスリーブの該一部分から該ガ
    イドブッシュの外周面が減径して行く側のガイドブッシ
    ュの一部分に係合すると共に該自己伸長手段の伸びが該
    ガイドブッシュの軸に平行に生じるように設けられるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の主軸移動型自動旋盤の
    ガイドブッシュ内径調整装置。
  3. 【請求項3】 前記自己伸長手段は、圧電アクチュエー
    タであり、前記入力は前記設定される間隔に対応する電
    圧であることを特徴とする請求項1又は2に記載の主軸
    移動型自動旋盤のガイドブッシュ内径調整装置。
  4. 【請求項4】 前記自己伸長手段は流体制御ピストン−
    シリンダ・アセンブリであり、前記入力は前記設定され
    る間隔に対応する流体圧であることを特徴とする請求項
    1又は2に記載の主軸移動型自動旋盤のガイドブッシュ
    内径調整装置。
  5. 【請求項5】 前記主軸回転電動機に該主軸回転電動機
    のトルクを検出するトルク検出装置を設け、該主軸回転
    電動機のトルクが所定値以上になった時に該トルク検出
    装置によって検出されたトルクに基づき前記ガイドブッ
    シュを拡径するように前記自己伸長手段を伸長させるこ
    とを特徴とする請求項1乃至4のいずれかの1に記載の
    主軸移動型自動旋盤のガイドブッシュ内径調整装置。
  6. 【請求項6】 前記自己伸長手段を伸張により前記ガイ
    ドブッシュの前記円筒状内周面と該ガイドブッシュを貫
    通する棒材に外周面との間の間隔を調整することを特徴
    とする請求項1乃至4のいずれかの1に記載の主軸移動
    型自動旋盤のガイドブッシュ内径調整装置。
  7. 【請求項7】 前記自己伸長手段を伸張により前記ガイ
    ドブッシュの前記円筒状内周面をガイドブッシュを貫通
    する棒材の外周面に圧接させ、該ガイドブッシュに該棒
    材を固定把持させることを特徴とする請求項1乃至4の
    いずれかの1に記載の主軸移動型自動旋盤のガイドブッ
    シュ内径調整装置。
  8. 【請求項8】 前記主軸が該主軸及び前記ガイドブッシ
    ュに挿通されている前記棒材を開放して該棒材の加工開
    始位置に戻るまで前記ガイドブッシュを該棒材を把持す
    るように前記自己伸長手段を伸張させることを特徴とす
    る請求項7に記載の主軸移動型自動旋盤のガイドブッシ
    ュ内径調整装置。
  9. 【請求項9】 前記主軸及び前記棒材を該主軸のコレッ
    トチャックと共に把持するように前記自己伸長手段を伸
    長させることを特徴とする請求項6に記載の主軸移動型
    自動旋盤のガイドブッシュ内径調整装置。
  10. 【請求項10】 前記主軸移動自動旋盤は主軸移動・割
    出型多軸自動旋盤であることを特徴とする請求項1乃至
    9のいずれかの1に記載の主軸移動型自動旋盤のガイド
    ブッシュ内径調整装置。
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