JP2001204364A - 害虫侵入防止用資材 - Google Patents
害虫侵入防止用資材Info
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Abstract
虫の侵入を安価かつ容易に防ぐための資材を提供する。 【解決手段】ガラス繊維製網を用いる。また、前記ガラ
ス繊維製網を殺虫成分および樹脂成分で被うことにより
さらに好ましい害虫侵入防止用資材を得る。
Description
性害虫が建築物及びその他の構造物へ侵入することを防
止するための資材を提供することに関する。
建築物やその他の構造物へ侵入しそれらを加害する。ま
た、アリ、ムカデ、ヤスデ等の匍匐性害虫は地上を徘徊
ししばしば建築物へ侵入し、人々に不快感を与える。従
来、これらの匍匐性害虫の侵入を防ぐためには、建造物
の下の土壌表面に有機リン系殺虫剤、ピレスロイド系殺
虫剤、ネオニコチノイド系殺虫剤等の殺虫剤を処理する
ことが一般的であった。また、一旦侵入したこれらの害
虫を防除するするためには、エアゾール等を噴霧してい
た。こららの方法は有効であるが、処理に手間がかかる
という問題があり、また、近年殺虫剤を大量に処理する
ことを嫌う傾向がある。また、最近になって、ターミメ
ッシュと呼ばれるステンレス金網(ソシオバイオロジー
Vol.28,No.3,365)を建築物やその他
の構造物と構造物内に伸びる物体との間に施工すること
により、シロアリの侵入を防ぐ方法が提案されている
(特開平10−174548)。しかしながら、この技
術においても、ステンレス金網は高価であり、重く、か
つ施工しにくいという問題があった。
造物へのシロアリ等の害虫の侵入を安価かつ容易に防ぐ
ための資材を提供することが本発明の課題である。
を用い、シロアリ、アリ、ムカデ、ヤスデ等の匍匐性害
虫の侵入を防ごうとするものである。ガラス繊維製網の
網目は上記害虫の頭幅以下であることが好ましい。さら
に好ましくは、ガラス繊維製の網を殺虫成分を含有して
もよい樹脂成分で被うことであり、これらの資材を用い
ることにより、これらの害虫の侵入を完全に防止するこ
とができる。
質や織り方には特に限定は無い。害虫による侵入を防ぐ
には、太い繊維でかつ細かい網目のものを用いるのが好
ましい。網目の大きさは網目係数(ガラス製繊維の太さ
(mm)、25mm幅中の縦糸数、及び25mm幅中の
横糸数の積)によって規定される。その値すなわち、ガ
ラス製繊維の太さ(mm)×25mm幅中の縦糸数×2
5mm幅中の横糸数の値が50以上であることが好まし
い。
らかく施工しやすいという長所を有する。ガラス繊維が
細く網目がずれると部分的にメッシュが大きくなり、そ
こから害虫が侵入するおそれがある。これを防ぐために
は、ガラス繊維を樹脂で被うことが好ましい。樹脂成分
はガラスに付着するものであれば特に限定は無く、例え
ば有機系樹脂としてはアクリルエマルション樹脂、酢酸
ビニル・アクリル共重合樹脂、酢酸ビニルホモ重合樹
脂、スチレン・ブタジエン樹脂、アクリル樹脂、アルキ
ッド樹脂、エポキシ樹脂、エポキシエマルション樹脂
等、また無機系樹脂としてはコロイダルシリカ、コロイ
ダルアルミナ、テトラエチルシリコンの加水分解液等を
使用することができる。
虫に対する侵入防止効果をさらに高めることが可能であ
る。使用できる殺虫成分には限定は無く、例えば、フェ
ニトロチオン、クロルピリホス、クロルピリホスメチ
ル、フェンチオン、ダイアジノン、ナレド等の有機リン
剤、ペルメトリン、シペルメトリン、フェノトリン、シ
フェノトリン、フェンバレレート、エスフェンバレレー
ト、トラロメトリン、ビフェントリン、エトフェンプロ
クス、シラフルオフェン等のピレスロイド系化合物、イ
ミダクロプリド、アセタミプリド、ニテンピラム等のネ
オニコチノイド系化合物等があげられる。
よって、シロアリ、アリ、ムカデ、ヤスデ等の害虫の侵
入を防ぐことができる。さらに詳しくは、本発明害虫侵
入防止用資材を建築物やその他の構造物の床下や地際部
に敷設することにより、上記害虫の侵入を完全に防止す
ることが可能である。敷設の方法には特に限定は無く、
通常の施工方法を採ることができる。
が、本発明がこれらの実施例によって限定されることは
ない。
入防止効果試験 直径9cm、深さ5cmのプラスチックカップに含水率
約20%の砂を約40g入れた。1cm角のアカマツ材
を各供試ガラス網で包んだものを、その砂の上に設置し
た。また無処理区として同大のアカマツ材を砂の上に直
接設置した区を設定した。各プラスチックカップ内の砂
の上にイエシロアリ職蟻20頭を放飼し、2週間後にア
カマツ材片の食害程度を調査した。食害度は、食害度無
(―)〜無処理区と同等の食害(++)の段階で示す。
結果は表1に示す。
い侵入防止効果を示した。
のイエシロアリ侵入防止効果試験 ガラス繊維製網を以下のとおりに変えた以外は実施例1
と同様に実験を行った。すなわち、ガラス繊維製網A、
B、Cの代わりにガラス繊維製網Bをアクリルエマルシ
ョン樹脂またはペルメトリン0.2%含有アクリルエマ
ルション樹脂に1分間浸漬したものを用いた。調査は2
週間後に行い、アカマツ木片の食害程度及びイエシロア
リの生死を観察した。結果は表2に示す。
対して高い侵入防止効果を示した。また、殺虫剤を加用
することにより、殺虫力を増強することができた。
とによって、シロアリ、アリ、ムカデ、ヤスデ等の害虫
の建築物やその他の構造物への侵入を防ぐことができ
た。
Claims (4)
- 【請求項1】ガラス繊維製網を用いることを特徴とする
匍匐性害虫侵入防止用資材 - 【請求項2】網目係数(ガラス繊維の太さ(mm)×2
5mm中の縦糸数×25mm中の横糸数で得られる値)
が50以上であることを特徴とする請求項1に記載の匍
匐性害虫侵入防止用資材 - 【請求項3】匍匐性害虫がシロアリであることを特徴と
する請求項1または2に記載の匍匐性害虫侵入防止用資
材 - 【請求項4】ガラス繊維製網を殺虫成分を含有してもよ
い樹脂成分で被うことを特徴とする請求項1、2または
3に記載の匍匐性害虫侵入防止用資材
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000020604A JP2001204364A (ja) | 2000-01-28 | 2000-01-28 | 害虫侵入防止用資材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000020604A JP2001204364A (ja) | 2000-01-28 | 2000-01-28 | 害虫侵入防止用資材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001204364A true JP2001204364A (ja) | 2001-07-31 |
Family
ID=18547138
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000020604A Pending JP2001204364A (ja) | 2000-01-28 | 2000-01-28 | 害虫侵入防止用資材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001204364A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003029333A1 (en) * | 2001-09-28 | 2003-04-10 | Owens Corning | Termite-resistant foam article |
JP2006316491A (ja) * | 2005-05-12 | 2006-11-24 | Mag:Kk | 壁内通気構造 |
FR3004989A1 (fr) * | 2013-04-26 | 2014-10-31 | Rene Massard | Barriere anti termite, anti attaque chimique, anti rayonnements beta et alpha |
-
2000
- 2000-01-28 JP JP2000020604A patent/JP2001204364A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003029333A1 (en) * | 2001-09-28 | 2003-04-10 | Owens Corning | Termite-resistant foam article |
JP2006316491A (ja) * | 2005-05-12 | 2006-11-24 | Mag:Kk | 壁内通気構造 |
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