JP2001204139A - 給電システム - Google Patents

給電システム

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JP2001204139A
JP2001204139A JP2000011474A JP2000011474A JP2001204139A JP 2001204139 A JP2001204139 A JP 2001204139A JP 2000011474 A JP2000011474 A JP 2000011474A JP 2000011474 A JP2000011474 A JP 2000011474A JP 2001204139 A JP2001204139 A JP 2001204139A
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load power
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Shinya Yokoyama
晋也 横山
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Japan Storage Battery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 蓄電池の電力を有効利用することが可能な給
電システムを提供する。 【解決手段】 電力監視回路10が、負荷電力と基準負
荷電力W1とを比較して、負荷電力が基準負荷電力W1
より小さいときには、インバータ2Aを停止し、負荷電
力が基準負荷電力W1より大きいときには、インバータ
2Aを運転する。そして、インバータ2Aは、運転時に
は、必ず、予め設定した最低基準電力以上の電力を出力
するようにした。これにより、インバータ2Aは、常に
高い効率で電力変換を行うことができ、蓄電池1に貯え
られた電力を有効に利用することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蓄電池から電力を
受けたインバータと電力系統とが協働して負荷に給電す
る給電システムに関する。
【0002】
【従来の技術】昼夜間の電力需要を平準化するためのシ
ステムとして、従来より揚水発電が知られているが、最
近ではこれに代えて、夜間電力を蓄電池に蓄え、これを
昼間に利用する給電システムの実用化が検討されてい
る。その理由としては、揚水発電は発電所にしか設置で
きないが、蓄電池を利用したシステムは、小型化が可能
であるので、工場や一般家庭にも設置可能となり、ひい
ては電力系統(例えば、AC100Vの商用電源)が停
電したときの無停電化が可能になるからである。
【0003】図7には、蓄電池を利用した給電システム
を一般家庭に設置した場合の一例が示されており、この
システムは、蓄電池1に連なる双方向インバータ2(以
下、単に、「インバータ2」という)の出力を、電力系
統4(例えば、AC100Vの商用電源)と負荷3(例
えば、テレビ、エアコン、冷蔵庫等を合わせた負荷群)
との共通接続点に接続してなる。そして、夜間には、イ
ンバータ2を順変換運転(交流から直流への変換)し
て、電力系統4からの受電電力を蓄電池1に蓄える一
方、昼間には、インバータ2を逆変換運転して蓄電池1
の出力を交流電力に変換し、電力系統4と協働して負荷
3に給電する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、インバータ
は、出力する電力により効率が異なり、出力があまり小
さいと効率が低下する。具体的には、上記したインバー
タ2は、例えば、定格出力が2kWとなっており、この
定格出力の50〜100%の電力(1〜2kW)を出力
するときの電力変換効率は93%であるが、例えば、定
格出力の10%出力の電力(0.2kW)を出力すると
きには、電力変換効率が80%に低下する。
【0005】ところが、上記した従来の給電システムで
は、負荷電力の大きさに関係なく、昼間になれば、イン
バータ2にて負荷電力の一部を分担し、蓄電池1の残容
量が一定レベルまで減少したときに、はじめてインバー
タ2を停止する構成になっていたので、負荷電力の大き
さによっては、低出力でインバータを長時間、運転し続
け、蓄電池1に蓄えた電力を、低い電力変換効率で放電
する事態が生じ得た。
【0006】より具体的には、例えば図2のように、時
間帯によって負荷電力が変化する場合について、従来の
給電システムの総合効率を求めると以下のようである。
なお、ここでは、負荷電力のうち80%がインバータ2
によって分担され、残りの20%が電力系統4によって
分担される設定とする。
【0007】すると、インバータ2が出力した電力量は 0.25kW×80%×6h+1.25kW×80%×
1h+0.25kW×80%×5h+2.5 kW×8
0%×2h+0.25kW×80%×2h=7.6kW
【0008】上記電力を出力するために、インバータ2
が蓄電池1から取り込んだ電力量は、 (0.25kW×80%×6h)/0.8+(1.25
kW×80%×1h)/0.93+(0.25kW×8
0%×5h)/0.8+(2.5 kW×80%×2
h)/0.93+(0.25kW×80%×2h)/
0.8=9.4kWh
【0009】従って、図2の負荷パターンにおける総合
効率は 7.6/9.37×100=81.1% という低い値となり、蓄電池1の電力の有効利用が図れ
なかった。
【0010】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、蓄電池の電力を有効利用することが可能な給電シス
テムの提供を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明に係る給電システムは、蓄電池から
電力を受けたインバータの出力を、電力系統とそれに連
なる負荷との共通接続点に接続し、インバータと電力系
統とが協働して負荷に給電する給電システムにおいて、
負荷電力を検出する負荷電力検出手段を備え、負荷電力
検出手段にて検出した負荷電力が、予め設定した第1の
基準負荷電力を上回ったときには、インバータに、予め
設定した最低基準電力以上の電力を出力させる一方、予
め設定した第2の基準負荷電力を下回ったときには、イ
ンバータの出力を停止するところに特徴を有する。
【0012】請求項2の発明は、請求項1記載の給電シ
ステムにおいて、負荷電力検出手段は、電力系統から受
けた受電電力を計測する第1計測手段と、インバータが
出力した電力を計測する第2計測手段とを備え、第1及
び第2の計測手段の計測結果に基づいて、負荷電力を検
出するところに特徴を有する。
【0013】
【発明の作用及び効果】<請求項1の発明>請求項1の
構成では、負荷電力が第2の基準負荷電力より小さいと
きには、インバータの出力は停止し、負荷電力が第1の
基準負荷電力より大きいときには、インバータは電力を
出力する。ここで、インバータは、運転されているとき
には、必ず、予め設定した最低基準電力以上の電力を出
力するから、インバータは、常に高い効率で電力変換を
行うことができ、蓄電池の電力を有効に利用することが
できる。
【0014】なお、予め設定した最低基準電力以上の電
力を出力させる構成としては、例えば、電力系統から供
給される電力とインバータから供給される電力の比率を
一定の値に設定し、この比率でインバータからの出力を
行った場合に最低基準電力が出力されるようになる電力
を基準負荷電力として設定したもの(下記の第1及び第
2実施形態参照)、電力系統から供給される最低電力を
予め一定の値に設定しておき、この値に最低基準電力の
値を加えた値を基準負荷電力として設定したもの(第3
実施形態参照)、最低基準電力と基準負荷電力とを別々
に設定し、両方が満たされるように制御するもの等があ
る。また、第1と第2の基準負荷電力は、同じ値にして
も良いが、第2の基準負荷電力をより小さくすることに
よって、出力開始を安定して行うことができるので好ま
しい。
【0015】<請求項2の発明>請求項2の構成では、
負荷電力を直接計測しなくても、第1計測手段にて計測
した電力系統と、第2計測手段にて計測したインバータ
の出力電力とから、負荷電力を検出することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】<第1実施形態>以下、図1及び
図2を参照しつつ、本発明の第1実施形態に係る給電シ
ステムについて説明する。このシステムは、蓄電池1に
連なる双方向インバータ7(以下、単に、「インバータ
7」という)の出力を、電力系統4と負荷3との共通接
続点に接続してなり、夜間には、インバータ7を順変換
運転して、電力系統4からの受電電力を蓄電池1に蓄え
る一方、昼間には、インバータ7を逆変換運転して蓄電
池1の出力を交流電力に変換し、電力系統4と協働して
負荷3に給電する。ここまでは、従来のものと同一であ
る。
【0017】さて、本実施形態の給電システムは、負荷
電力を計測する負荷電力計測器9を備えており、この負
荷電力計測器9は、例えば電圧計と電流計とを内蔵し
て、それらの計測値の積を電力として算出し、これを例
えば電圧信号にして出力している。
【0018】また、インバータ7には、その出力電力を
制御する電力監視回路10が設けられている。この電力
監視回路10には、本発明に係る基準負荷電力W1に関
するデータが、例えば分圧回路(図示せず)から出力さ
れる電圧値として設定されている。
【0019】ここで、基準負荷電力W1は、後述するイ
ンバータ駆動回路8に予め設定されたインバータ分担率
R%と、インバータ7の定格出力(例えば、2kW)と
の関係において、例えば次の関係になるように設定され
ている。
【0020】 インバータ7の定格出力×50%=基準負荷電力W1×R% ・・・
【0021】なお、本実施形態のインバータ7は、上記
した従来のものと同様に、定格出力の50〜100%の
電力(1〜2kW)を出力するときの電力変換効率は9
3%であるが、定格出力の10%の電力(0.2kW)
を出力するときには、電力変換効率が80%に低下す
る。また、本実施形態の場合、インバータ7の定格出力
×50%が、本発明に係る最低基準電力に相当し、本実
施形態では、基準負荷電力W1とインバータ分担率R%
とが予め定められることによって、間接的に最低基準電
力が予め設定された構成になっている。また、第1と第
2の基準負荷電力は共に同じ値の基準負荷電力W1であ
る。
【0022】さて、電力監視回路10には、前記負荷電
力計測器9の検出信号と、前記基準負荷電力W1に係る
分圧回路の出力信号とを取り込んで比較する比較回路1
1が備えられている。そして、電力監視回路10は、負
荷電力が基準負荷電力W1と同じ、又は、それを上回っ
たときには、インバータ駆動回路8に起動命令を送る一
方、負荷電力が基準負荷電力W1を下回ったときには、
インバータ駆動回路8に停止命令を送る。そして、これ
によりインバータ7からの電力の出力と出力の停止が行
われる。
【0023】インバータ駆動回路8は、電力監視回路1
0から起動命令とともに、負荷電力に関するデータを受
け、その負荷電力に予め設定したインバータ分担率R%
を掛けて求めた電力を、インバータ7に出力させる。
【0024】次に、上記構成からなる本実施形態の動作
を説明する。本実施形態の給電システムは、夜間には充
電モードとなり、従来のものと同様に、電力系統4から
の受電電力でもって蓄電池1を充電する。給電システム
は、昼間には、放電モードに切り替わり、負荷電力計測
器9による負荷電力の検出結果が、電力監視回路10に
取り込まれる。電力監視回路10は、常に、負荷電力と
基準負荷電力W1とを比較回路11にて比較して監視し
ており、負荷電力が基準負荷電力W1を下回ったときに
は、インバータ駆動回路8に停止命令を与えてインバー
タ7を停止させる。
【0025】一方、負荷電力が基準負荷電力W1と同じ
又はそれを上回ると、電力監視回路10は、インバータ
駆動回路8に、起動命令と共に負荷電力に関するデータ
を与える。すると、インバータ駆動回路8は、負荷電力
にインバータ分担率R%を掛けて求めた電力をインバー
タ7に出力させる。
【0026】ここで、インバータ駆動回路8が起動命令
と共に受け取る負荷電力に関するデータは、必ず、負荷
電力が基準負荷電力W1以上のときのデータであるか
ら、インバータ7は、必ず、基準負荷電力W1×R%以
上の電力を出力することになる。そして、この基準負荷
電力W1×R%の電力は、インバータ7の定格出力の5
0%に設定してあるから(上記した式参照)、つま
り、インバータ7は、動作するときには、常に、定格出
力の50%以上の電力を出力することになり、よって、
常に、高い電力変換効率(=93%以上)で、蓄電池1
の電力が交流変換されて負荷3に与えられる。
【0027】また、本実施形態では、インバータ7は、
負荷電力の全部ではなく、必ず、負荷電力に一定の比率
(インバータ分担率R%)をかけた負荷電力の一部に相
当する電力を供給するように制御され、全部の負荷電力
からインバータ7の出力電力を差し引いた残りの電力
は、電力系統4から供給される。つまり、インバータ7
が負荷に電力を供給しているときには、電力系統4も必
ず負荷に電力を供給しており、インバータ7から電力系
統4に電力が逆潮流する事態を確実に防ぐことができ
る。
【0028】さて、本実施形態の給電システムと、従来
の給電システムとを具体的に比較して説明するために、
本実施形態の給電システムを用いて、図2に示した負荷
パターンに対応したときの動作を以下に説明する。ここ
では、上記したインバータ分担率R%を80%とし、基
準負荷電力W1を1.25KWとする。
【0029】すると、図2において時刻6〜12,13
〜18,20〜22のときには、 負荷電力(=0.25kW)<基準負荷電力W1(=
1.25KW) であるからインバータ7は停止し、時刻12〜13,1
8〜20のときには、 負荷電力(=1.25kW)≧基準負荷電力W1 負荷電力(=2.5 kW)≧基準負荷電力W1 であるから、インバータ7は動作する。従って、図2の
負荷パターンでは、インバータ7が出力する電力量は 1.25kW×80%×1h+2.5kW ×80%×
2h=5.0kWh
【0030】一方、インバータ7が蓄電池1から受ける
電力量は、 (1.25kW×80%×1h)/0.93+(2.5
kW ×80%×2h)/0.93=5.38kWh
【0031】従って、総合効率は 5.0/5.38×100=93% となり、上記した従来のものの総合効率81.1%よ
り、高い電力変換効率(=93%)で、蓄電池1に貯え
られた電力を利用することができる。
【0032】<第2実施形態>本実施形態の給電システ
ムは、図3に示されており、電力系統4からの受電電力
を計測する第1計測器21と、インバータ7が出力した
電力を計測する第2計測器22とを備える。これら両計
測器21,22は、共に例えば電圧計と電流計とを内蔵
して、それらの計測値の積を電力として算出し、これを
例えば電圧信号にして、電力監視回路20に与える。そ
して、電力監視回路20に備えた加算回路23にて、第
1及び第2の計測器21,22の両計測結果を足し合わ
せて負荷電力を求めている。なお、上記構成以外は、前
記第1実施形態と同様である。
【0033】このような構成としても、第1実施形態の
給電システムと同様の作用効果を奏する。しかも、本実
施形態の給電システムでは、直に負荷電力を計測しなく
ても、電力系統4から受けた受電電力と、インバータ7
が出力した電力とから負荷電力を検出することができ
る。これにより、例えば、受電電力及びインバータ7の
出力電力を計測し、これらの電力を監視する構成とした
ときに、別途、負荷電力の計測手段を設けずに済む。
【0034】<第3実施形態>本実施形態の給電システ
ムは、図4〜図6に示されており、電力監視回路30の
構成が前記第1実施形態と異なる。以下、第1実施形態
と同一の構成に関しては、同一符号を付して重複説明を
省略し、異なる構成に関してのみ説明する。本実施形態
の電力監視回路30には、例えばCPU15が備えら
れ、このCPU15からインバータ駆動回路8に指令値
を渡して、インバータ7に所定の電力を出力させる。そ
して、電力系統4から負荷3への出力ラインの途中に
は、受電電力計測器6が接続されており、この受電電力
計測器6は、例えば電圧計と電流計とを備え、それらの
計測値の積を電力として算出し、これをデジタルデータ
にして、前記CPU15に与える。
【0035】また、前記第1実施形態では、電力系統4
から供給される電力とインバータ7から供給される電力
の比率を一定の値に設定していたが、本実施形態では、
電力系統4から供給される最低電力を、基準受電電力W
3として予め一定の値(例えば、100W)に設定して
ある。そして、インバータ7に出力させる基準電力を
(例えば、400Wに)決めて、この基準電力と上記基
準受電電力W3とを加えた値(500W=100W+4
00W)を、インバータ起動受電電力W1(本発明の第
1の基準負荷電力に相当する)として設定してある。ま
た、インバータ7を停止するか否かを判別するための基
準値として、インバータ停止電力W2(W2+W3が第
2の基準負荷電力に相当する)が、例えば、(W2+W
3)がインバータ起動受電電力W1より小さな値(40
0W)となるように設定されている。この場合、本発明
の最低基準電力は、300Wである。
【0036】上述した各基準値(W1,W2,W3)
は、下記にまとめた具体的な電力値として、前記CPU
15に連なるROM15Aに記憶されている。 ・インバータ起動受電電力W1=500[W] ・インバータ停止電力W2 =300[W] ・基準受電電力W3 =100[W]
【0037】そして、CPU15が、図5に示したフロ
ーに従い、上記基準値(W1,W2,W3)と、実測し
た受電電力P1及びインバータ出力電力P2とを比較
し、以下のようにインバータ7から出力される電力を制
御する。
【0038】即ち、本実施形態の給電システムは、充電
モードから放電モードに切り替わると、受電電力計測器
6にて電力系統4からの受電電力P1が検出され、この
検出結果としての受電電力P1が電力監視回路30に備
えたCPU15に取り込まれる。なお、充電モードから
放電モードに切り替わった時点では、インバータ7はま
だ起動していない。
【0039】CPU15は、受電電力P1を取り込む
と、図5のSTEP1に示したように、受電電力P1が
インバータ起動受電電力W1(=500W)より大きい
か否かが判別される。この時点でインバータ7は起動し
ていないから、受電電力P1が負荷電力そのものの大き
さとなり、結果として、負荷電力がインバータ起動受電
電力W1(=500W)以上か否かが判別される。ここ
で、負荷電力が小さい場合は、受電電力P1がインバー
タ起動受電電力W1より小さくなり、STEP2に進
み、インバータ7は停止されたままとなる(図6のグラ
フにおいて、負荷=0〜500W参照)。
【0040】一方、負荷電力が大きい場合は、受電電力
P1がインバータ起動受電電力W1より大きくなり、S
TEP3に進み、インバータ7が起動される。インバー
タ7が起動すると、インバータ7が出力したインバータ
出力電力P2が検出されて、これがCPU15に取り込
まれる。すると、CPU15は、図5のSTEP4にお
いて、インバータ出力電力P2が、インバータ停止電力
W2(=300W)より大きいか否かを判別し、インバ
ータ7の出力電力が、インバータ停止電力W2より大き
いときには、STEP6に進んで、受電電力P1が基準
受電電力W3(=100W)より大きいか否かを判別す
る。そして、受電電力P1が基準受電電力W3(=10
0W)より大きいときには、インバータ7の出力電力を
上げ(STEP7)、小さいときにはインバータ7の出
力電力を下げて(STEP8)、受電電力P1が基準受
電電力W3(=100W)に一致するように制御する。
尚、インバータ出力がインバータの最大出力に達する
と、インバータ出力は最大出力で一定となり、受電電力
が増加する。
【0041】また、CPU15は、STEP4におい
て、インバータ7の出力電力が、インバータ停止電力W
2より小さいと判断した場合には、STEP5に進ん
で、インバータ7が停止される(STEP5)。ここ
で、W2+W3(=400W)は、インバータ起動受電
電力W1(=500W)より小さな値に設定されている
から、インバータ7の起動と停止が安定して行われる。
【0042】以上をまとめると、本実施形態の給電シス
テムは、図6に示すように、負荷電力がインバータ起動
受電電力W1(=500W)以上の場合にインバータ7
を起動し、それからインバータ7からの出力が最大にな
るまでは、電力系統4からの受電電力が一定値(=10
0W)になるように制御している。このような構成とし
ても、インバータ7は、最低基準電力(300W)以上
を出力するように運転されて、高い電力変換効率で、蓄
電池に貯えられた電力を利用することができる。
【0043】<他の実施形態>本発明は、前記実施形態
に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するよ
うな実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、
下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実
施することができる。
【0044】(1)前記第1〜第3実施形態の給電シス
テムは、双方向インバータ7によって、夜間は蓄電池1
を充電する構成であったが、蓄電池への充電機能を備え
ない給電システムに本発明を適用してもよい。
【0045】(2)前記第1〜第3実施形態の給電シス
テムでは、運転時には、負荷電力の大きさに応じて、イ
ンバータ7の出力電力が推移する構成であったが、イン
バータが出力する電力を、常に同じ大きさにしてもよ
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の給電システムを示すブロック図
【図2】負荷電力のパターンを示すグラフ
【図3】第2実施形態の給電システムを示すブロック図
【図4】第3実施形態の給電システムを示すブロック図
【図5】その動作を示すフローチャート
【図6】負荷とインバータの出力電力等との関係を示す
グラフ
【図7】従来の給電システムを示すブロック図
【符号の説明】
1…蓄電池 3…負荷 4…電力系統 6…受電電力計測器(負荷電力検出手段) 7…インバータ 9…負荷電力計測器(負荷電力検出手段) 10,20,30…電力監視回路 21…第1計測器(負荷電力検出手段、第1計測手段) 22…第2計測器(負荷電力検出手段、第2計測手段) 15…CPU P2…受電電力

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蓄電池から電力を受けたインバータの出
    力を、電力系統とそれに連なる負荷との共通接続点に接
    続し、前記インバータと前記電力系統とが協働して前記
    負荷に給電する給電システムにおいて、 負荷電力を検出する負荷電力検出手段を備え、 前記負荷電力検出手段にて検出した負荷電力が、予め設
    定した第1の基準負荷電力を上回ったときには、前記イ
    ンバータに、予め設定した最低基準電力以上の電力を出
    力させる一方、予め設定した第2の基準負荷電力を下回
    ったときには、前記インバータの出力を停止することを
    特徴とする給電システム。
  2. 【請求項2】 前記負荷電力検出手段は、前記電力系統
    から受けた受電電力を計測する第1計測手段と、前記イ
    ンバータが出力した電力を計測する第2計測手段とを備
    え、前記第1及び第2の計測手段の計測結果に基づい
    て、前記負荷電力を検出することを特徴とする請求項1
    記載の給電システム。
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