JP2001204013A - 物体検出装置 - Google Patents

物体検出装置

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JP2001204013A
JP2001204013A JP2000017744A JP2000017744A JP2001204013A JP 2001204013 A JP2001204013 A JP 2001204013A JP 2000017744 A JP2000017744 A JP 2000017744A JP 2000017744 A JP2000017744 A JP 2000017744A JP 2001204013 A JP2001204013 A JP 2001204013A
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Futoshi Tazaki
太 田崎
Yuichi Takahashi
祐一 高橋
Ryuichi Ando
隆一 安藤
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Nippon Seiki Co Ltd
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Nippon Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表示手段における物体の動きを円滑に表示す
ることが可能な物体検出装置を提供する。 【解決手段】 赤外線カメラ(撮影手段)は車両6に配
設されるとともに、車両6の前方風景を撮影する。画像
処理手段(制御手段)3は赤外線カメラ2により撮影さ
れる所定範囲の撮像エリア(撮像領域)7内に存在する
人体(物体)8を検出する。画像表示手段4は画像処理
手段3よって検出された人体8を表示する。画像処理手
段3は、撮像エリア7を複数の領域に分割し、分割され
た前記領域について人体8を順次検出するとともに、前
記領域単位で人体8を表示させるように画像表示手段4
を動作させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両等に搭載され
る物体検出装置に関し、特に車両前方を撮影する撮影手
段を備え、人や動物,障害物等の物体を検出する物体検
出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】物体検出装置としては、車両前方の人を
検出し、運転者に注意を促す人体検出装置が挙げられ、
特開平9−326096号公報に開示されるものがあ
る。
【0003】この人体検出装置は、赤外線カメラを備
え、前記赤外線カメラから入力される赤外線画像におい
て、輝度値が特定の範囲内の画素を残すとともに連結す
る画素群を求め、この画素群の形状(連結した画素群)
が円形で、かつその形状が特定の大きさのものを人と判
断するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような人体検出装
置は、前記赤外線カメラによって撮影される撮像エリア
(撮像領域)は、例えば240画素×360画素から構
成される広域領域からなり、この広域領域を一度に処理
し、前記撮像エリア内の人体を検出するものであり、こ
のような広域領域における人体検出処理においては、マ
イクロコンピュータからなる制御手段の処理時間を長く
なり、検出した人体を表示手段によって表示する場合、
前記人体の表示上の動きが間欠的になり前記表示手段を
視認する運転者に違和感を与えてしまうといった問題点
を有している。
【0005】前記人体を検出する処理速度の速い制御手
段を用いることで前記問題点を解決できるものの、人体
検出装置としてのコストが高くなることから適正なる解
決策ではない。
【0006】そこで、本発明は、前述した問題点に着目
し、表示手段における物体の動きを円滑に表示すること
が可能な物体検出装置を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するため、車両に配設されるとともに、前記車両の前
方風景を撮影する撮影手段と、前記撮影手段により撮影
される所定範囲の撮像領域内に存在する物体を検出する
制御手段と、前記制御手段によって検出された前記物体
を表示する表示手段とを備え、前記制御手段は、前記撮
像領域を複数の領域に分割し、分割された前記領域につ
いて前記物体を検出するとともに、前記領域単位で前記
物体を表示させるように前記表示手段を動作させてなる
ものである。
【0008】また、前記制御手段は、前記領域の全ての
範囲について前記物体を検出する第1の処理を実行する
とともに、前記第1の処理によって検出された前記物体
の少なくとも位置に関する画像情報を記憶するととも
に、前記第1の処理が実行された前記領域において再び
前記物体を検出する場合に、前記画像情報に基づいて所
定の大きさで拡大した拡大領域を生成し、前記拡大領域
内で前記物体を捜査してなるものである。
【0009】また、前記制御手段は、前記領域を矩形領
域とするとともに、第1の矩形領域と隣り合う第2の矩
形領域とが、縦方向もしくは横方向の少なくとも1方向
における各領域間において重複領域を設けてなるもので
ある。
【0010】また、前記撮影手段を赤外線カメラによっ
て構成してなるものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づき説明する。
【0012】以下、物体検出装置として、人体を検出す
る人体検出装置を例に挙げて説明する。図1において、
人体検出装置1は、赤外線カメラ(撮影手段)2と、画
像処理手段(制御手段)3と、画像表示手段4と、警報
手段5とから構成されている。
【0013】赤外線カメラ2は、車両(例えば、自動
車)6内のフロントグリルやフロントバンパー等に配設
され、図2に示すように、所定範囲の撮像エリア(撮像
領域)7を有している。尚、本発明の実施の形態では、
赤外線カメラ2を用いることにより昼夜ともに人体(発
熱物体)8を検出することが可能となる。
【0014】画像処理手段3は、車両6から所定距離離
れた位置に存在する人体8を検出し、赤外線カメラ2の
撮像エリア7に基づく画像データから後述する処理によ
って人体8である発熱物体を検出するための制御手段で
あり、マイクロコンピュータによって構成されている。
尚、図3は、人体8を検出し、この人体8を画像表示手
段4によって表示している状態を示す図である。
【0015】画像表示手段4は、例えば、バックライト
付き液晶表示装置から構成され、液晶表示装置からの表
示光となる人体8の映像をフロントガラス9に投影する
ものであり、車両6の運転者10は、人体8の映像を前
方風景から視線を逸らさなくとも視認できるものであ
る。
【0016】警報手段5は、ランプやLED,ブザー等
によって構成されるものである。警報手段5は、画像処
理手段3による人体8の検出に基づき、車両6から所定
距離離れた位置に人体8が存在することを運転者10に
知らせる。
【0017】以上の各部によって人体検出装置1が構成
される。
【0018】次に、図4から図8を用いて、人体検出装
置1の画像処理手段3における処理方法を説明する。
【0019】画像処理手段3は、図5に示すように赤外
線カメラ2の撮像エリア7を、例えば240画素×32
0画素(縦×横)から構成し、この撮像エリア7を、1
28画素×128画素(縦×横)から構成される第1の
領域A1,第2の領域A2,第3の領域A3,第4の領
域B1,第5の領域B2及び第6の領域B3からなる複
数の矩形領域に分割する。
【0020】また、画像処理手段3は、全ての各領域
(A1〜B3)において、隣り合う各領域間の縦方向及
び横方向(A1及びB1,A1及びA2等)に、32画
素分の重複領域11a,11bを設定する。尚、画像処
理手段3は、前述した画素構成上、撮像エリア7におけ
る下端部において、後述する処理を実行しない16画素
分の余白領域12を構成することになるが、車両6から
所定距離離れた位置の人体8を検出する場合において、
人体8が撮像エリア7における上方に位置することにな
り、処理的に問題が発生することはない。
【0021】画像処理手段3は、車両6の図示しないイ
グニッションスイッチのオン/オフを確認し(ステップ
S1)、イグニッションスイッチがオンされていると判
定すると、赤外線カメラ2から撮像エリア7に基づく画
像データを入力する。
【0022】次に画像処理手段3は、撮像エリア7にお
ける分割された各領域A1〜B3の数(以下、領域の数
という)Nを設定するとともに(N←6)、前記各領域
A1〜B3における後述する第1の人体判定回数nを初
期値0(n←0)とする(ステップS2)。尚、第1の
人体判定は、各領域A1〜B3における人体検出処理で
ある。
【0023】次に画像処理手段3は、発熱物体となる人
体データが入力された画像データ内にあるか否かを判定
(イグニッションスイッチのオン時点では人体データ無
し)し(ステップS3)、前記人体データがないと判断
すると、第1の人体判定回数nを「1」(n←n+1)
とする(ステップS4)。尚、第1の人体判定回数n
は、各領域A1〜B3の数Nによって決定する。
【0024】次に画像処理手段3は、第1の人体判定回
数n(n=1)と領域の数N(N=6)とを比較し(ス
テップS5)、人体判定回数nが領域の数Nよりも小さ
いため、第1の領域(特定領域)A1について、以下に
説明する第1の人体判定(第1の処理)処理を実行する
(ステップS6)。
【0025】画像処理手段3は、例えば、第1の領域A
1の全ての範囲について2値化処理を実行し、周囲温度
よりも高温となる発熱領域である画像データと、非発熱
領域となる画像データとに分類するとともに、前記発熱
領域の画像データの大きさの判定を行うべく、画素単位
で連結する前記発熱領域の画像データをグループ分け
し、このグループ分けされた画像データの輪郭に接触す
る包囲領域13を生成する。
【0026】画像処理手段3は、包囲領域13におい
て、例えば、包囲領域13の長辺がx画素以下の微少領
域と、包囲領域13の長辺がy画素以上の矩形領域とを
除去することにより(x<人体<y)、第1の領域A1
における人体8を検出する。前述した第1の人体判定に
よって人体8以外のノイズとなる発熱物体の除去が可能
となる。
【0027】尚、第1の人体判定において、前記微少領
域と前記矩形領域との除去に関する画素数x,yは、赤
外線カメラ2から人体8までの距離や、赤外線カメラ2
の画素構成等によって異なる。
【0028】次に画像処理手段3は、前記第1の人体判
定によって抽出された包囲領域13の位置及び大きさに
関する人体データを、画像処理手段3が有するRAM
や、専用の記憶装置等の記憶手段に記憶するとともに
(ステップS7)、この包囲領域13の人体データと、
後述する第2の人体判定によって得られる人体データ
(初期時において第2の人体判定による人体データは無
い)とを結合し(ステップS8)、この結合結果を画像
表示手段4及び警報手段5によって運転者10に報知す
る(ステップS9)。尚、画像表示手段4におけるイグ
ニッションスイッチのオン直後の人体8の表示は、第1
の領域A1のみ処理結果である。また、人体8の表示に
ついては包囲領域13そのものの表示でも良いが、人体
8の形状、即ち人体判定において処理された画素単位で
連結する発熱領域の画像データを表示することにより、
人体8の検出を運転者10に強調して表示することが可
能となる。
【0029】次に画像処理手段3は、前述したステップ
S3における人体データの有無を確認し、第1の領域A
1において人体データを検出しているため、人体データ
の数Mを「1」とするとともに(M←人体データ数)、
後述する拡大領域における第2の人体判定回数mを
「1」(M←1)とする(ステップS10)。尚、人体
データの数Mは、各領域A1〜B3において人体8を検
出した数によって決定される。また、第2の人体判定
は、拡大領域における人体検出処理である。
【0030】次に、画像処理手段3は、第2の人体判定
回数m(m=1)と人体データ数M(M=1)とを比較
し(ステップS11)、第2の人体判定回数mが人体デ
ータ数M1より小さくないため(m=M)、前述した処
理によって生成された包囲領域13における人体データ
に基づき、図7に示すような拡大領域14を生成する
(ステップS12)。
【0031】画像処理手段3は、拡大領域の生成におい
て、包囲領域13の重心を求め、この重心を中心にして
包囲領域13における上下及び左右について所定の画素
数分(例えば、上下それぞれ1画素、左右それぞれ3画
素)拡大することで得られる。
【0032】次に画像処理手段3は、拡大領域14内に
おいて、人体8を捜査し、前回検出した人体8の人体デ
ータに最も類似するものを人体8とする第2の人体判定
(第2の処理)を実行し、拡大領域14内で人体8を検
出する(ステップS13)。尚、第2の人体判定は、画
素単位で構成される前回の人体データの輝度値に最も近
い人体データの輝度値を拡大領域14内において捜査す
ることで今回の人体データ(人体8)を検出することが
可能となる。
【0033】次に画像処理手段3は、拡大領域14内に
おける新たな人体8となる包囲領域13を図8に示すよ
うに生成し、この包囲領域13の位置及び大きさに関す
る人体データを新たなデータとして、ステップS7にお
いて前回の人体データを記憶した前記記憶手段に更新す
る(ステップS14)。
【0034】次に画像処理手段3は、第2の人体判定回
数m(m=1)をm+1(m←m+1)とし(m=
2)、ステップS11に戻り、第2の人体判定回数mと
人体データ数Mとを比較し、第2の人体検出回数mが人
体データ数Mより大きくなることからステップS4進
み、ステップS5からステップS6までの前述した処理
を実行し、第2の領域A2における第1の人体判定を行
う。
【0035】画像処理手段3は、第2の領域A2におい
て、人体8を検出すると、包囲領域13を生成するとと
もに、包囲領域13の位置及び大きさに関する人体デー
タを、第2の領域A2における人体データ(人体8)と
して前記記憶手段に新たに記憶する。
【0036】画像処理手段3は、拡大領域14によって
検出された包囲領域13の人体データと、第2の領域A
2における包囲領域13の人体データとを結合し、第
1,第2の領域A1,A2における各人体データを画像
表示手段4及び警報手段5によって運転者10に報知す
る。
【0037】尚、画像処理手段3は、第1,第2の領域
A1,A2において、人体8を検出すると、ステップS
10における人体データ数Mを「2」とし、ステップS
11からステップS15までの処理を第2の人体判定回
数m>人体データ数Mの条件が成立するまで、繰り返し
実行することによって、第1,第2の領域A1,A2に
おける拡大領域14内の第2の人体判定を行うことにな
る。
【0038】また、画像処理手段3は、ステップS5に
おいて、第1の人体判定回数n>領域の数Nの条件が成
立するまで、前述したステップS1からステップS15
までの処理を繰り返し実行するもので、第1の領域A1
から第6の領域B3において、人体8が存在すれば第
1,第2の人体判定の両処理が実行され、人体8が存在
しないと第1の人体判定のみの実行となる。
【0039】かかる画像判定手段3における人体8の処
理方法は、撮像エリア7の全ての領域、即ち広域領域に
おいて人体8の判定及び表示手段による表示を行うので
はなく、分割された複数の領域A1〜B3単位で人体判
定を及び画像表示手段4による表示を行うように処理さ
れるため、画像処理手段3の人体8の表示における処理
速度を向上させることができ、画像表示手段4における
人体8の動きを円滑に表示することが可能となる。尚、
画像表示手段3は、第1の領域A1から第6の領域B3
までの人体8の判定及び人体8の表示を順次行うもので
あるが、第1の領域A1と第6の領域B3とでは人体8
の表示に関し、ある程度のタイムラグを伴うことになる
が、画像処理手段3により人体判定における処理速度が
高速であるため、人体8の表示において運転者10に違
和感を与えることはない。
【0040】尚、前述した画像処理手段3の処理方法
は、画像表示手段4によって人体8のみを表示する例を
示しているが、撮像エリア7の画像データ(撮影画像)
の上に、前述した処理により検出した人体8を重ね合わ
せて表示することで、運転者10は、車両6の走行状態
に応じて人体8がどのように移動するかを容易に判断す
ることが可能となる。
【0041】次に、図9及び図10を用いて、重複領域
11a,11bについて詳述する。
【0042】図9は、撮像エリア7を、重複領域11
a,11bを設けないように複数の領域A1〜B3に分
割したものを示し、図10は、重複領域11a,11b
を設けるように複数の領域A1〜B3に分割したものを
示している。
【0043】画像処理手段3は、撮像エリア7を図9及
び図10のように各領域A1〜B3を分割し、人体8を
領域単位で検出及び表示することで、画像表示手段4に
よる人体8の円滑な動きを表示することが可能となる。
【0044】しかしながら、図9に示すように各領域A
1〜B3における境界、例えば、図9に示すように、第
1の領域A1と第2の領域A2との境界に人体8が存在
する場合に、前述した第1,第2の人体判定における包
囲領域13を形成し、この包囲領域13の長辺の長さに
よる判定において、人体8を第1,第2の領域A1,A
2でそれぞれ行うことになるため、人体8でありなが
ら、人体8以外の物体と判断してしまう恐れがある。前
述した包囲領域13の長辺の長さの判定を、異なる他の
判定処理により変更することで、図9で示すような画像
エリア7をも検出することが可能となるが、連結した画
素の大きさを単に判定するといった簡単な処理には止ま
らない。
【0045】従って、図10に示すように、複数の全て
の各領域A1〜B3の縦方向及び横方向において、隣り
合う各領域間(例えば、第1の領域A1と第2の領域A
2との間、第1の領域A1と第4の領域B1との間)に
重複領域11a,11bを設定することで、人体8は何
れかの領域に必ず存在することになる。従って、前述し
た第1,第2の判定処理によって確実に人体8を検出す
ることが可能となる。尚、重複領域11a,11bの形
成範囲については、人体8を検出するための包囲領域1
3の大きさを考慮して設定されるものである。
【0046】かかる人体検出装置1は、撮像エリア7を
複数の領域A1〜B3に分割し、分割された領域A1〜
B3について人体8を順次検出するとともに、領域単位
で物体8を表示させるように画像処理手段4を動作させ
ることから、画像処理手段3の人体8の表示における処
理速度を向上させることができ、画像表示手段4におけ
る人体8の動きを円滑に表示することが可能となる。
【0047】また、人体検出装置1は、撮像エリア7を
複数の領域A1〜B3に分割するとともに、各領域A1
〜B3の全ての範囲について人体8を検出する第1の人
体判定を実行するとともに、前記第1の人体判定によっ
て検出された人体8の少なくとも位置に関する人体デー
タを記憶するとともに、前記第1の人体判定が実行され
た領域において再び人体8を検出する場合に、前記人体
データに基づいて所定の大きさで拡大した拡大領域14
を生成し、拡大領域14内で人体8を捜査してなるもの
である。従って、新規な領域(A1〜B3)について人
体8を検出する場合、その領域における全ての範囲につ
いて人体8を検出し(第1の人体判定)、人体8を検出
した領域について再び人体8を検出する場合は、この検
出した人体データに基づき生成される拡大領域14から
人体8を検出するものであって(第2の人体判定)、人
体8を検出した領域については、その領域の全ての範囲
について人体8の検出処理を行わないようにするため、
人体8の表示における処理速度を更に向上させることが
でき、画像表示手段4における人体8の動きを円滑に表
示することが可能であるとともに、一回検出した人体8
の動きを確実に検出及び表示することが可能となる。
【0048】また、人体検出装置1における画像処理手
段3は、撮像エリア7を複数の領域A1〜B3の矩形領
域に分割するとともに、縦方向もしくは横方向で隣り合
う各領域間に重複領域を設けてなることから、各領域間
の境界に人体8が存在する場合であっても、何れかの領
域内に人体8が必ず存在することになるため、人体8を
確実に検出することが可能となる。
【0049】また、画像処理手段3は、拡大領域14内
で人体8の捜査において、領域(A1〜B3)の全ての
範囲の人体判定(第1の人体判定)によって得られた人
体データ(前回の物体)に最も類似する人体データ(物
体)を拡大領域14内での人体データ(今回の物体)と
することから、拡大領域14内において、2値化処理や
画素単位でのグループ分け,包囲領域13の生成等の処
理を行わなくとも、拡大領域14内に存在する人体8を
検出することが可能となるため、画像処理手段3におけ
るプログラム構成を簡素化し、かつ人体検出における処
理速度を更に向上させることができる。
【0050】また、人体検出装置1として、赤外線カメ
ラ2を用いることにより夜間においても人体8を良好に
検出することが可能となる。
【0051】尚、本発明の実施の形態では、人体8を検
出する人体検出装置1を用いて説明したが、犬や猫等の
動物であったり、また障害物を検出する物体検出装置と
しても用いることができる。
【0052】また、本発明の実施の形態では、第1の人
体判定において、包囲領域13の大きさによって人体8
であるか否かを判定するものであったが、更に人体8の
検出能力を高めるため、例えば、包囲領域13による判
定後に、更なる判定(例えば、包囲領域13と、人体8
が有する固有空間とを比較する判定)を加えるようにし
ても良く、本発明の人体8の判定処理については、本発
明の実施の形態に限定されるものではない。
【0053】また、本発明の実施の形態では、撮像エリ
ア7の略全域を複数に分割したが、所定距離離れた物体
を最も捉えることが可能の領域において所定の区画領域
を生成し、この区画領域を複数に分割し、前述したよう
な処理を施すことによって、更に画像処理手段3におけ
る処理速度を向上させ、表示手段による円滑な物体表示
が可能となる。
【0054】また、本発明の実施の形態では、分割した
各領域A1〜B3の内、第1の領域A1から第2の領域
A2へと順次人体判定を行うようにしたが、赤外線カメ
ラ2の車両6への取り付け位置や赤外線カメラ2による
撮影方向等によっては、第3の領域A3から第2の領域
A2への人体判定を行う場合があり、各領域A1〜B3
の人体判定の順序は適宜変更される。
【0055】
【発明の効果】本発明は、車両に配設されるとともに、
前記車両の前方風景を撮影する撮影手段と、前記撮影手
段により撮影される所定範囲の撮像領域内に存在する物
体を検出する制御手段と、前記制御手段によって検出さ
れた前記物体を表示する表示手段とを備え、前記制御手
段は、前記撮像領域を複数の領域に分割し、分割された
前記領域について前記物体を検出するとともに、前記領
域単位で前記物体を表示させるように前記表示手段を動
作させてなるものであり、前記制御手段の前記物体の表
示における処理速度を向上させることができ、前記表示
手段における前記物体の動きを円滑に表示することが可
能となり、車両運転者に前記物体の表示に対する違和感
を与えない物体検出装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す人体検出装置のブロ
ック図。
【図2】同上実施の形態の撮像手段により撮影される画
像を示す図。
【図3】同上実施の形態の画像表示手段における人体の
表示状態を示す図。
【図4】同上実施の形態の画像処理手段の処理手順を示
す図。
【図5】同上実施の形態の撮像領域の分割状態を示す
図。
【図6】同上実施の形態の第1の人体判定による人体の
検出状態を示す図。
【図7】同上実施の形態の第2の人体判定による人体の
検出状態を示す図。
【図8】同上実施の形態の第2の人体判定後の人体の検
出状態を示す図。
【図9】同上実施の形態の撮像領域の分割された領域を
示す図。
【図10】同上実施の形態の重複領域を示す図。
【符号の説明】
1 人体検出装置(物体検出装置) 2 赤外線カメラ(撮影手段) 3 画像処理手段(制御手段) 4 画像表示手段(表示手段) 5 警報手段 6 車両 7 撮像エリア(撮像領域) 8 人体(物体) 9 フロントガラス 10 運転者 11a,11b 重複領域 12 余白領域 13 包囲領域 14 拡大領域
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06T 7/00 G01V 9/04 S // G08G 1/16 G06F 15/70 330Z Fターム(参考) 5C054 CA05 CE11 FA02 FC01 FC05 FC12 FC15 FD07 FE13 FF06 HA30 5H180 AA01 CC02 CC04 LL01 LL08 5L096 BA02 BA04 CA02 DA03 EA03 EA43 FA06 FA60 FA81 GA19 9A001 DD11 HH20 HH28 JJ77

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に配設されるとともに、前記車両の
    前方風景を撮影する撮影手段と、前記撮影手段により撮
    影される所定範囲の撮像領域内に存在する物体を検出す
    る制御手段と、前記制御手段によって検出された前記物
    体を表示する表示手段とを備え、前記制御手段は、前記
    撮像領域を複数の領域に分割し、分割された前記領域に
    ついて前記物体を検出するとともに、前記領域単位で前
    記物体を表示させるように前記表示手段を動作させてな
    ることを特徴とする物体検出装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記領域の全ての範囲
    について前記物体を検出する第1の処理を実行するとと
    もに、前記第1の処理によって検出された前記物体の少
    なくとも位置に関する画像情報を記憶するとともに、前
    記第1の処理が実行された前記領域において再び前記物
    体を検出する場合に、前記画像情報に基づいて所定の大
    きさで拡大した拡大領域を生成し、前記拡大領域内で前
    記物体を捜査してなることを特徴とする請求項1に記載
    の物体検出装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記領域を矩形領域と
    するとともに、第1の矩形領域と隣り合う第2の矩形領
    域とが、縦方向もしくは横方向の少なくとも1方向にお
    ける各領域間において重複領域を設けてなることを特徴
    とする請求項1もしくは請求項2に記載の物体検出装
    置。
  4. 【請求項4】 前記撮影手段を赤外線カメラによって構
    成してなることを特徴とする請求項1に記載の物体検出
    装置。
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