JP2001203112A - 電磁誘導機器 - Google Patents
電磁誘導機器Info
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- JP2001203112A JP2001203112A JP2000012902A JP2000012902A JP2001203112A JP 2001203112 A JP2001203112 A JP 2001203112A JP 2000012902 A JP2000012902 A JP 2000012902A JP 2000012902 A JP2000012902 A JP 2000012902A JP 2001203112 A JP2001203112 A JP 2001203112A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 コアの製造歩留まりがロの字形のコアと同等
によく、かつ漏れ磁束を目の字形のコアと同等に少なく
できる軽量化が可能な電磁誘導機器を得る。 【解決手段】 コイル16,17が巻き付けられて主磁
路を形成するロの字形のコア15の外周に、コア15か
らの漏れ磁束18,19の磁路を形成する帯状のバイパ
ス部材30を装着した。
によく、かつ漏れ磁束を目の字形のコアと同等に少なく
できる軽量化が可能な電磁誘導機器を得る。 【解決手段】 コイル16,17が巻き付けられて主磁
路を形成するロの字形のコア15の外周に、コア15か
らの漏れ磁束18,19の磁路を形成する帯状のバイパ
ス部材30を装着した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電源高周波対策用
リアクタのように漏れ磁束の多い電磁誘導機器に関す
る。
リアクタのように漏れ磁束の多い電磁誘導機器に関す
る。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】図5
(A)は外鉄型と呼ばれるEI形のコア10を用いたリ
アクタの構成を示すもので、E形のコア分割体1の中脚
1aにコイル2を巻き付け、E形のコア分割体1の開放
端を閉じるようにI形のコア分割体3を配置して中脚1
aとI形のコア分割体3との間に、絶縁物が挿入される
ギャップ4を形成し、E形のコア分割体1の2つの外脚
1b,1bをコイル2の両外側に位置させている。この
EI形のコア10は、多数の磁性鋼板を重ねてなるもの
で、薄い磁性鋼板から、図5(B)に示すようにE形の
コア分割体1とI形のコア分割体3を並べて打抜き加工
により歩留まりよく製造できるので、コスト面で有利と
なる。
(A)は外鉄型と呼ばれるEI形のコア10を用いたリ
アクタの構成を示すもので、E形のコア分割体1の中脚
1aにコイル2を巻き付け、E形のコア分割体1の開放
端を閉じるようにI形のコア分割体3を配置して中脚1
aとI形のコア分割体3との間に、絶縁物が挿入される
ギャップ4を形成し、E形のコア分割体1の2つの外脚
1b,1bをコイル2の両外側に位置させている。この
EI形のコア10は、多数の磁性鋼板を重ねてなるもの
で、薄い磁性鋼板から、図5(B)に示すようにE形の
コア分割体1とI形のコア分割体3を並べて打抜き加工
により歩留まりよく製造できるので、コスト面で有利と
なる。
【0003】しかし、このEI形のコア10を用いたリ
アクタはコアの量が後述するロの字形のコアより多いた
め、コア(Fe)とコイル(Cu)の比重差(Fe>C
u)もあって重量が重くなる。また、このEI形のコア
10は、中脚1aを除いたコア10全体が広い面積で露
出しているため、露出部分から漏れ磁束5,6が生じ易
く、加えて中脚1aの磁気飽和を緩和するためのギャッ
プ4がコイル2の端部に配置されていて、このギャップ
4から発生する漏れ磁束がコイル2内に封じ込められな
いため、漏れ磁束5,6がさらに大きくなる。
アクタはコアの量が後述するロの字形のコアより多いた
め、コア(Fe)とコイル(Cu)の比重差(Fe>C
u)もあって重量が重くなる。また、このEI形のコア
10は、中脚1aを除いたコア10全体が広い面積で露
出しているため、露出部分から漏れ磁束5,6が生じ易
く、加えて中脚1aの磁気飽和を緩和するためのギャッ
プ4がコイル2の端部に配置されていて、このギャップ
4から発生する漏れ磁束がコイル2内に封じ込められな
いため、漏れ磁束5,6がさらに大きくなる。
【0004】次に、図6(A)は内鉄型と呼ばれるロの
字形のコア15を用いたリアクタの構成を示すもので、
一対のコの字形のコア分割体11,12の一方の磁脚部
11a,12a同士および他方の磁脚部11b,12b
同士をそれぞれギャップ13,14を設けて対向させ
て、ギャップ付のロの字形のコア15を構成し、磁脚部
11aと12aで構成される磁脚15aに第1のコイル
16を巻き付け、磁脚部11bと12bで構成される磁
脚15bに第2のコイル17を巻き付けたものである。
このコの字形のコア分割体11,12は、図6(B)に
示すようにコア分割体11,12を並べて、打抜き加工
またはカットコアで歩留まりよく製造できるので、コス
ト面で有利となる。また、このギャップ付のロの字形の
コア15を用いたリアクタは、前記EI形のコア10に
比べて、コアの量が少なくなってコイルが主体となるた
め、コア(Fe)とコイル(Cu)の比重差(Fe>C
u)もあって、図5のEI形のコア10を用いた外鉄型
に比べて軽量化が可能となる。
字形のコア15を用いたリアクタの構成を示すもので、
一対のコの字形のコア分割体11,12の一方の磁脚部
11a,12a同士および他方の磁脚部11b,12b
同士をそれぞれギャップ13,14を設けて対向させ
て、ギャップ付のロの字形のコア15を構成し、磁脚部
11aと12aで構成される磁脚15aに第1のコイル
16を巻き付け、磁脚部11bと12bで構成される磁
脚15bに第2のコイル17を巻き付けたものである。
このコの字形のコア分割体11,12は、図6(B)に
示すようにコア分割体11,12を並べて、打抜き加工
またはカットコアで歩留まりよく製造できるので、コス
ト面で有利となる。また、このギャップ付のロの字形の
コア15を用いたリアクタは、前記EI形のコア10に
比べて、コアの量が少なくなってコイルが主体となるた
め、コア(Fe)とコイル(Cu)の比重差(Fe>C
u)もあって、図5のEI形のコア10を用いた外鉄型
に比べて軽量化が可能となる。
【0005】また、ロの字形のコア15から生じる漏れ
磁束18,19は、連結部11c,12cの外側では位
相が180°異なるため互いに打ち消しあって零とな
り、外側方に広がる漏れ磁束18,19が残る。しか
し、ギャップ13,14から発生する漏れ磁束は、第
1,第2のコイル16,17内に封じ込められるので、
EI形のコア10の場合よりも少なくなる。
磁束18,19は、連結部11c,12cの外側では位
相が180°異なるため互いに打ち消しあって零とな
り、外側方に広がる漏れ磁束18,19が残る。しか
し、ギャップ13,14から発生する漏れ磁束は、第
1,第2のコイル16,17内に封じ込められるので、
EI形のコア10の場合よりも少なくなる。
【0006】次に、図7(A)は外鉄型と呼ばれる目の
字形のコア20を用いたリアクタの構成を示すもので、
一対のコア分割体21,21からなり、図6(A)に示
したギャップ付のロの字形のコア15の外側に、バイパ
ス磁路を形成する外脚21d,21eを設けたものに相
当する。この目の字形のコア20は、2つの磁脚21
a,21bに第1,第2のコイル22,23を巻き付け
たもので、漏れ磁束のうち、連結部21cの外側の漏れ
磁束は、図6の場合と同様に、互いに打ち消しあって零
となり、磁脚21a,21bから外方に向かう漏れ磁束
24,25は外脚21d,21e内を通過するため、外
部への漏れ磁束はEI形およびロの字形のコアよりも少
なくなる。
字形のコア20を用いたリアクタの構成を示すもので、
一対のコア分割体21,21からなり、図6(A)に示
したギャップ付のロの字形のコア15の外側に、バイパ
ス磁路を形成する外脚21d,21eを設けたものに相
当する。この目の字形のコア20は、2つの磁脚21
a,21bに第1,第2のコイル22,23を巻き付け
たもので、漏れ磁束のうち、連結部21cの外側の漏れ
磁束は、図6の場合と同様に、互いに打ち消しあって零
となり、磁脚21a,21bから外方に向かう漏れ磁束
24,25は外脚21d,21e内を通過するため、外
部への漏れ磁束はEI形およびロの字形のコアよりも少
なくなる。
【0007】しかし、この目の字形のコア20は、形状
が複雑なため、図7(B)に示すように、打抜き製造時
の歩留まりが悪く、コスト高になるとともに、バイパス
磁路を設けた分だけリアクタの体積および重量が増大す
る。
が複雑なため、図7(B)に示すように、打抜き製造時
の歩留まりが悪く、コスト高になるとともに、バイパス
磁路を設けた分だけリアクタの体積および重量が増大す
る。
【0008】本発明は、コアの製造歩留まりがロの字形
のコアと同等によく、かつ漏れ磁束を目の字形のコアと
同等に少なくできるとともに、小形化、軽量化が可能な
電磁誘導機器を得ることを目的とする。
のコアと同等によく、かつ漏れ磁束を目の字形のコアと
同等に少なくできるとともに、小形化、軽量化が可能な
電磁誘導機器を得ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る電磁誘導機器は、コイルが巻き付けら
れて主磁路を形成するロの字形のコアの外周に、コアか
らの漏れ磁束の磁路を形成する帯状のバイパス部材が装
着されたものである。上記構成によれば、漏れ磁束はバ
イパス部材内を通るため、目の字形のコアと同程度に少
なくなる。
に、本発明に係る電磁誘導機器は、コイルが巻き付けら
れて主磁路を形成するロの字形のコアの外周に、コアか
らの漏れ磁束の磁路を形成する帯状のバイパス部材が装
着されたものである。上記構成によれば、漏れ磁束はバ
イパス部材内を通るため、目の字形のコアと同程度に少
なくなる。
【0010】本発明の好ましい実施形態においては、ロ
の字形のコアの一方の脚部に第1のコイルが、他方の脚
部に第2のコイルが巻き付けられたものである。上記構
成によれば、コアの1つの脚に第1のコイルと第2のコ
イルを重ねて巻き付ける場合と比較してコイルの放熱が
よく、トランスの幅も小さくなる。
の字形のコアの一方の脚部に第1のコイルが、他方の脚
部に第2のコイルが巻き付けられたものである。上記構
成によれば、コアの1つの脚に第1のコイルと第2のコ
イルを重ねて巻き付ける場合と比較してコイルの放熱が
よく、トランスの幅も小さくなる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係
るリアクタの構成を示す図で、連結部の両端に磁脚部を
持つ一対のコの字形のコア分割体11,12を、非磁性
の絶縁物が挿入されるギャップ13,14を設けて対向
させて、主磁路を形成するギャップ付のロの字形のコア
15を構成している。両コア分割体11,12の相対向
する磁脚部11aと12aで構成される一方の磁脚15
aに第1のコイル16を、磁脚部11bと12bで構成
される他方の磁脚15bに第2のコイル17を、それぞ
れ巻き付けている。これにより、コア15を介して両コ
イル16,17が磁気的に結合される。各コア分割体1
1,12は、薄い磁性鋼板を多数積層したものである。
ロの字形のコア15の積層厚さとほぼ同じ幅の高透磁率
材(例えば珪素鋼板)で図1に示す8角形に形成した帯
状のバイパス部材30が、その上下2辺の内面30a,
30aをロの字形のコア15の連結部11c,12cの
外面に当接させ、両側の2辺が第1,第2のコイル1
6,17から若干離れた外側に位置して、ロの字形のコ
ア15の外周を取り囲むように取り付けたものである。
バイパス部材30の厚さtは、コア15の磁脚15a,
15bの幅W1、および連結部11c,12cの幅W2
よりも小さく、好ましくは、W1およびW2の1/2よ
りも小さい。
基づいて説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係
るリアクタの構成を示す図で、連結部の両端に磁脚部を
持つ一対のコの字形のコア分割体11,12を、非磁性
の絶縁物が挿入されるギャップ13,14を設けて対向
させて、主磁路を形成するギャップ付のロの字形のコア
15を構成している。両コア分割体11,12の相対向
する磁脚部11aと12aで構成される一方の磁脚15
aに第1のコイル16を、磁脚部11bと12bで構成
される他方の磁脚15bに第2のコイル17を、それぞ
れ巻き付けている。これにより、コア15を介して両コ
イル16,17が磁気的に結合される。各コア分割体1
1,12は、薄い磁性鋼板を多数積層したものである。
ロの字形のコア15の積層厚さとほぼ同じ幅の高透磁率
材(例えば珪素鋼板)で図1に示す8角形に形成した帯
状のバイパス部材30が、その上下2辺の内面30a,
30aをロの字形のコア15の連結部11c,12cの
外面に当接させ、両側の2辺が第1,第2のコイル1
6,17から若干離れた外側に位置して、ロの字形のコ
ア15の外周を取り囲むように取り付けたものである。
バイパス部材30の厚さtは、コア15の磁脚15a,
15bの幅W1、および連結部11c,12cの幅W2
よりも小さく、好ましくは、W1およびW2の1/2よ
りも小さい。
【0012】この第1実施形態によれば、2つの磁脚1
5a,15bから連結部11c,12cの外側に生じる
漏れ磁束18,19のうち、内側に向かう磁束18a,
19aは位相が180°異なるため互いに打ち消しあっ
て零となり、外側に広がる漏れ磁束18b,19bは、
磁路を形成するバイパス部材30内を通るため、バイパ
ス部材30の外側に生じる漏れ磁束は、前記目の字形の
コアを用いた場合と同等に低減する。また、コの字形の
コア分割体11,12を構成する磁性鋼板は、図6
(B)に示したように、打抜き加工またはカットコアで
歩留りよく製造でき、しかも、EI形のコア10を用い
たものよりも軽量化が可能となり、さらに、バイパス部
材30はその厚さtの小さいもので十分バイパス磁路を
形成できるから、目の字形のコアを用いたものよりも軽
量化および小形化が可能となる。
5a,15bから連結部11c,12cの外側に生じる
漏れ磁束18,19のうち、内側に向かう磁束18a,
19aは位相が180°異なるため互いに打ち消しあっ
て零となり、外側に広がる漏れ磁束18b,19bは、
磁路を形成するバイパス部材30内を通るため、バイパ
ス部材30の外側に生じる漏れ磁束は、前記目の字形の
コアを用いた場合と同等に低減する。また、コの字形の
コア分割体11,12を構成する磁性鋼板は、図6
(B)に示したように、打抜き加工またはカットコアで
歩留りよく製造でき、しかも、EI形のコア10を用い
たものよりも軽量化が可能となり、さらに、バイパス部
材30はその厚さtの小さいもので十分バイパス磁路を
形成できるから、目の字形のコアを用いたものよりも軽
量化および小形化が可能となる。
【0013】図2は、本発明の第2実施形態に係るリア
クタの構成を示す図で、この第2実施形態のギャップ付
のロの字形のコア15の構成は、前記第1実施形態と同
じであるので、その説明は省略する。この第2実施形態
のバイパス部材30Aは、コア15の積層厚さとほぼ同
じ幅の帯状の磁性鋼板を、図2に示す4角形の樽形に巻
き付け、上下2辺の内面30a,30aがロの字形のコ
ア15の連結部11c,12cの外面に当接するように
嵌め込み、電気絶縁材からなるバンドのような締付部材
31,31で連結部11c,12cに締め付けて固定し
たものである。このバイパス部材30Aの厚さと、コア
15の磁脚15a,15bの幅および連結部11c,1
2cの幅の関係は、第1実施形態と同様である。
クタの構成を示す図で、この第2実施形態のギャップ付
のロの字形のコア15の構成は、前記第1実施形態と同
じであるので、その説明は省略する。この第2実施形態
のバイパス部材30Aは、コア15の積層厚さとほぼ同
じ幅の帯状の磁性鋼板を、図2に示す4角形の樽形に巻
き付け、上下2辺の内面30a,30aがロの字形のコ
ア15の連結部11c,12cの外面に当接するように
嵌め込み、電気絶縁材からなるバンドのような締付部材
31,31で連結部11c,12cに締め付けて固定し
たものである。このバイパス部材30Aの厚さと、コア
15の磁脚15a,15bの幅および連結部11c,1
2cの幅の関係は、第1実施形態と同様である。
【0014】この第2実施形態によれば、前記第1実施
形態の漏れ磁束低減効果が得られるとともに、バイパス
部材30Aを低コストで製造できる。
形態の漏れ磁束低減効果が得られるとともに、バイパス
部材30Aを低コストで製造できる。
【0015】図3は、本発明の第3実施形態に係るリア
クタの構成を示す図で、この第3実施形態のギャップ付
のロの字形のコア15の構成は、前記第1実施形態と同
じであるので、その説明は省略する。この第3実施形態
のバイパス部材30Bは、ロの字形のコア15の積層厚
さとほぼ同じ幅の帯状の高透磁率材で同じコの字形に形
成された分割部材32,32を、コの字形の内底面32
a,32aがロの字形のコア15の連結部11c,12
cの外面に当接するように配置し、分割部材32,32
の開放端の重ね合わせ部分32b,32bを、銅などの
非磁性材または電気絶縁材からなるバンドのような締付
部材33,33で締め付けたものである。このバイパス
部材30Bの厚さと、コア15の磁脚15a,15bの
幅および連結部11c,12cの幅の関係は、第1実施
形態と同様である。
クタの構成を示す図で、この第3実施形態のギャップ付
のロの字形のコア15の構成は、前記第1実施形態と同
じであるので、その説明は省略する。この第3実施形態
のバイパス部材30Bは、ロの字形のコア15の積層厚
さとほぼ同じ幅の帯状の高透磁率材で同じコの字形に形
成された分割部材32,32を、コの字形の内底面32
a,32aがロの字形のコア15の連結部11c,12
cの外面に当接するように配置し、分割部材32,32
の開放端の重ね合わせ部分32b,32bを、銅などの
非磁性材または電気絶縁材からなるバンドのような締付
部材33,33で締め付けたものである。このバイパス
部材30Bの厚さと、コア15の磁脚15a,15bの
幅および連結部11c,12cの幅の関係は、第1実施
形態と同様である。
【0016】この第3実施形態によれば、前記第1実施
形態の漏れ磁束低減効果が得られるとともに、ロの字形
のコア15へのバイパス部材30Bの取付け作業が容易
になる。
形態の漏れ磁束低減効果が得られるとともに、ロの字形
のコア15へのバイパス部材30Bの取付け作業が容易
になる。
【0017】図4は、本発明の第4実施形態に係るリア
クタの構成を示す図で、この第4実施形態のギャップ付
のロの字形のコア15の構成は、前記第1実施形態と同
じであるので、その説明は省略する。この第4実施形態
のバイパス部材30Cは、ロの字形のコア15の積層厚
さとほぼ同じ幅の帯状の高透磁率材でコの字形に形成さ
れて、その開放端の内面がテーパ面34bに形成された
第1のコの字形分割部材34と、同じ帯状の高透磁率材
でコの字形に形成されて、その開放端の外面がテーパ面
35bに形成された第2のコの字形分割部材35とを備
えている。両分割部材34,35のテーパ面34bと3
5bを係合させて図の上下方向から押圧力を加え、第
1,第2の分割部材34,35の内底面34a,35a
をロの字形のコア15の連結部11c,12cの外面に
当接させ、さらに、バイパス部材30Cの外周に巻き付
けた非磁性材または電気絶縁材のバンドのような締付部
材36で、ロの字形のコア15に締め付けている。この
バイパス部材30Cの厚さと、コア15の磁脚15a,
15bの幅および連結部11c,12cの幅の関係は、
第1実施形態と同様である。
クタの構成を示す図で、この第4実施形態のギャップ付
のロの字形のコア15の構成は、前記第1実施形態と同
じであるので、その説明は省略する。この第4実施形態
のバイパス部材30Cは、ロの字形のコア15の積層厚
さとほぼ同じ幅の帯状の高透磁率材でコの字形に形成さ
れて、その開放端の内面がテーパ面34bに形成された
第1のコの字形分割部材34と、同じ帯状の高透磁率材
でコの字形に形成されて、その開放端の外面がテーパ面
35bに形成された第2のコの字形分割部材35とを備
えている。両分割部材34,35のテーパ面34bと3
5bを係合させて図の上下方向から押圧力を加え、第
1,第2の分割部材34,35の内底面34a,35a
をロの字形のコア15の連結部11c,12cの外面に
当接させ、さらに、バイパス部材30Cの外周に巻き付
けた非磁性材または電気絶縁材のバンドのような締付部
材36で、ロの字形のコア15に締め付けている。この
バイパス部材30Cの厚さと、コア15の磁脚15a,
15bの幅および連結部11c,12cの幅の関係は、
第1実施形態と同様である。
【0018】この第4実施形態によれば、前記第1実施
形態の漏れ磁束低減効果が得られるとともに、第1,第
2のコの字形分割部材34,35の重ね合わせ部分の厚
さを前記第3実施形態のものより薄くでき、リアクタの
小形化が可能となる。
形態の漏れ磁束低減効果が得られるとともに、第1,第
2のコの字形分割部材34,35の重ね合わせ部分の厚
さを前記第3実施形態のものより薄くでき、リアクタの
小形化が可能となる。
【0019】なお、本発明は、リアクタのほか、電源変
圧器のような他の電磁誘導機器にも適用できる。
圧器のような他の電磁誘導機器にも適用できる。
【0020】
【発明の効果】本発明に係る電磁誘導機器は、コイルが
巻き付けられて主磁路を形成するロの字形のコアの外周
に、コアからの漏れ磁束の磁路を形成する帯状のバイパ
ス部材を装着したものであるから、目の字形のコアと同
等の漏れ磁束に抑制できるとともに、コアの製造歩留り
がよく、小形化および軽量化が可能となる。
巻き付けられて主磁路を形成するロの字形のコアの外周
に、コアからの漏れ磁束の磁路を形成する帯状のバイパ
ス部材を装着したものであるから、目の字形のコアと同
等の漏れ磁束に抑制できるとともに、コアの製造歩留り
がよく、小形化および軽量化が可能となる。
【図1】本発明の第1実施形態に係るリアクタの構成を
示す正面図である。
示す正面図である。
【図2】本発明の第2実施形態に係るリアクタの構成を
示す正面図である。
示す正面図である。
【図3】本発明の第3実施形態に係るリアクタの構成を
示す正面図である。
示す正面図である。
【図4】本発明の第4実施形態に係るリアクタの構成を
示す正面図である。
示す正面図である。
【図5】(A)はEI形のコアを用いたリアクタの構成
を示す正面図、(B)はE形とI形のコアの打抜きパタ
ーンを示す図である。
を示す正面図、(B)はE形とI形のコアの打抜きパタ
ーンを示す図である。
【図6】(A)はロの字形のコアを用いたリアクタの構
成を示す正面図、(B)はロの字形のコアの打抜きパタ
ーンを示す図である。
成を示す正面図、(B)はロの字形のコアの打抜きパタ
ーンを示す図である。
【図7】(A)は目の字形のコアを用いたリアクタの構
成を示す正面図、(B)は目の字形のコアの打抜きパタ
ーンを示す図である。
成を示す正面図、(B)は目の字形のコアの打抜きパタ
ーンを示す図である。
11,12…コの字形のコア分割体、11a,11b,
12a,12b…磁脚部、11c,12c…連結部、1
3,14…ギャップ、15…ロの字形のコア、15a,
15b…磁脚、16…第1のコイル、17…第2のコイ
ル、18,19…漏れ磁束、30,30A,30B,3
0C…バイパス部材、30a…内面、31,33,36
…締付部材、32…分割部材、32a,34a,35a
…内底面、34b,35b…テーパ面。
12a,12b…磁脚部、11c,12c…連結部、1
3,14…ギャップ、15…ロの字形のコア、15a,
15b…磁脚、16…第1のコイル、17…第2のコイ
ル、18,19…漏れ磁束、30,30A,30B,3
0C…バイパス部材、30a…内面、31,33,36
…締付部材、32…分割部材、32a,34a,35a
…内底面、34b,35b…テーパ面。
Claims (2)
- 【請求項1】 コイルが巻き付けられて主磁路を形成す
るロの字形のコアの外周に、コアからの漏れ磁束の磁路
を形成する帯状のバイパス部材が装着された電磁誘導機
器。 - 【請求項2】 請求項1において、ロの字形のコアの一
方の脚部に第1のコイルが、他方の脚部に第2のコイル
が巻き付けられている電磁誘導機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000012902A JP2001203112A (ja) | 2000-01-21 | 2000-01-21 | 電磁誘導機器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000012902A JP2001203112A (ja) | 2000-01-21 | 2000-01-21 | 電磁誘導機器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001203112A true JP2001203112A (ja) | 2001-07-27 |
Family
ID=18540564
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000012902A Pending JP2001203112A (ja) | 2000-01-21 | 2000-01-21 | 電磁誘導機器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001203112A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020035835A (ja) * | 2018-08-28 | 2020-03-05 | オムロン株式会社 | 変圧器及び電力変換装置 |
WO2021088200A1 (zh) * | 2019-11-05 | 2021-05-14 | 中国电力科学研究院有限公司 | 双级励磁高电压比例标准装置及误差补偿方法 |
-
2000
- 2000-01-21 JP JP2000012902A patent/JP2001203112A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020035835A (ja) * | 2018-08-28 | 2020-03-05 | オムロン株式会社 | 変圧器及び電力変換装置 |
WO2020044620A1 (ja) * | 2018-08-28 | 2020-03-05 | オムロン株式会社 | 変圧器及び電力変換装置 |
JP7021619B2 (ja) | 2018-08-28 | 2022-02-17 | オムロン株式会社 | 変圧器及び電力変換装置 |
WO2021088200A1 (zh) * | 2019-11-05 | 2021-05-14 | 中国电力科学研究院有限公司 | 双级励磁高电压比例标准装置及误差补偿方法 |
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A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20041101 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20041116 |
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A02 | Decision of refusal |
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