JP2001202282A - データファイリングシステム及びデータファイリング方法 - Google Patents

データファイリングシステム及びデータファイリング方法

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JP2001202282A
JP2001202282A JP2000012552A JP2000012552A JP2001202282A JP 2001202282 A JP2001202282 A JP 2001202282A JP 2000012552 A JP2000012552 A JP 2000012552A JP 2000012552 A JP2000012552 A JP 2000012552A JP 2001202282 A JP2001202282 A JP 2001202282A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 書き換え回数に制限のある記録媒体にFAT
方式のデータファイリングシステムを用いた場合、FA
T領域の書き換え回数の増大により、記録媒体自体の寿
命が短くなるという問題点がある。FAT領域を複数設
けた場合、データ領域が小さくなってしまうという問題
点があった。 【解決手段】 データ格納領域と、データ格納領域の読
み書き単位の使用情報を格納する使用情報格納領域とを
有し、データ格納領域の個々の読み書き単位の連鎖情報
を書き込む連鎖情報書き込み部を前記データ格納領域の
一部に設ける。データ格納領域の各読み書き単位毎に前
記各読み書き単位の使用を書き込む使用情報を設け、使
用情報格納領域には、使用中、使用済み、未使用である
信号を格納する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データファイリン
グシステムおよびデータファイリング方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】データファイリングシステムとしてはマ
イクロソフト社のFAT(FileAllocatio
n Table)方式が一般に知られている。図9にF
AT方式のデータファイリングシステムの構成図を示
す。メモリ領域は、クラスタと呼ばれる読み書き単位か
ら構成されており、全体はブートセクタ12、FAT領
域13、FAT領域のコピー14、データ領域15に分
割されている。1つのデータは、データ領域15内の1
つまたは複数のクラスタを使用して記録されている。F
AT領域13には、データ領域15内のクラスタの使用
状況と、データがデータ領域15内のどのクラスタを使
用して記録されているかというクラスタの連鎖情報が記
録される。すなわち、このFAT情報13を参照するこ
とにより、データ領域15内の1つのまたは複数のクラ
スタにわたって記録されているデータを読み出すことが
できる。FAT領域のクラスタ連鎖情報は、3桁のクラ
スタ番号を記録するため少なくとも12ビット以上のビ
ットを用いて構成される。FATのコピー領域14はF
AT領域13が破壊した場合の予備領域であり、FAT
領域13と同一の内容が記録され、FAT領域13が破
壊した場合には、FAT領域13の代わりにFAT領域
のコピー14を用いる。
【0003】図10に、FAT方式のデータファイリン
グシステムの動作説明図を示す。本例はあるデータをF
AT方式のデータファイリングシステムに記録したとき
のものである。FAT13領域には、データが複数のク
ラスタに渡って記録されている場合の次のクラスタ番号
が記録されており、最後のクラスタはFFFと記録され
る。この例の場合、クラスタ番号001には002と記
録されており、これは次のデータが002のクラスタに
記録されていることを示している。クラスタ番号002
には003と記録されており、次のデータは003のク
ラスタに記録されていることを示している。同様に、ク
ラスタ番号003には004と記録されており、クラス
タ番号004はFFFと記録されている。すなわちこの
データはクラスタ001、クラスタ002、クラスタ0
03、クラスタ004の順に連続して記述されており、
クラスタ004で終了していることがわかる。
【0004】以上の内容から明らかなように、FAT方
式によるデータファイリングシステムでは、FAT領域
11にはクラスタ使用状況と連鎖情報が記録されるた
め、ファイルを書き換える毎にFAT領域13も書き換
える必要がある。
【0005】また、特開平11−249968号公報に
は、記録媒体内に複数のファイル割り当てテーブル領域
を作成し、ファイル記録時には所定の規則に従って選択
したファイル割り当てテーブルのいずれかにファイル関
連情報を作成することにより寿命をのばす方法が記載さ
れている。前記所定の規則とは、ローテーション、往
復、乱数により複数のファイル割り当てテーブル領域の
各々の領域の使用回数を平準化するように定められてい
るものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】FAT方式による方法
では、FAT領域にはファイルのクラスタ状況が記録さ
れるため、ファイルを書き換える毎にFAT領域も書き
換える必要がある。媒体の書き換えは領域(通常はセク
タ)単位で行われ、FATが記録されている領域は固定
のため、この領域の書き換え回数は、他の領域の書き換
え回数に比べて著しく増大することになる。書き換え回
数に制限のある記録媒体にこの方式を用いた場合、FA
T領域の書き換え回数の増大により、記録媒体自体の寿
命が短くなるという問題点があった。
【0007】また、特開平11−249968号公報に
よる方法では、FAT領域の書き換え回数を減らすため
にはFAT領域の数を増やす必要がある。書き換え回数
を飛躍的に向上させるためにはFAT領域を数多く用意
する必要があり、その場合にはFAT領域を増やした分
だけデータ領域が小さくなってしまうという問題点があ
った。
【0008】本発明は上記課題を解決するものであり、
書き換え回数に制限のある記録媒体において、書き込み
回数を減少させ、なおかつ書き込み対象となる領域を記
録媒体全体に渡ってローテーションすることにより、デ
ータ領域を減少させることなく記録媒体の寿命を飛躍的
に延ばすことができるデータファイリングシステムを提
供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明の第1のデータファイリングシステムは、複
数の読み書き単位からなるデータ格納領域と、前記デー
タ格納領域の読み書き単位の使用情報を格納する使用情
報格納領域とを有し、使用されているデータ格納領域の
個々の読み書き単位の連鎖情報を書き込む連鎖情報書き
込み部を前記データ格納領域の一部に設けるものであ
る。
【0010】また、本発明の第2位のデータファイリン
グシステムは、複数の読み書き単位からなるデータ格納
領域と、前記データ格納領域の読み書き単位の使用情報
を格納する使用情報格納領域とを有し、使用されている
データ格納領域の個々の読み書き単位の連鎖情報を書き
込む連鎖情報書き込み部を前記データ格納領域の一部に
設け、前記連鎖情報書き込み部が飽和状態となった場合
は、前記データ格納領域の使用されている読み書き単位
の次の読み書き単位を連鎖情報書き込み部として用いる
ものである。
【0011】また、本発明の第3のデータファイリング
システムは、データ格納領域の各読み書き単位毎に前記
各読み書き単位の使用情報を書き込む使用情報が存在す
るものである。
【0012】また、本発明の第4のデータファイリング
システムは、使用情報格納領域には、データ格納領域の
状態に応じて、使用中を示す信号、使用済みを示す信
号、または、未使用である信号が格納されるものであ
る。
【0013】また、本発明の第5のデータファイリング
システムは、データ格納領域の未使用部分にデータを格
納するステップと、使用されているデータ格納領域の読
み書き単位の連鎖情報を前記データ格納領域の一部に格
納するステップとを有する第1ステップと、データが格
納された前記データ格納領域の読み書き単位の使用情報
を使用情報格納領域に格納する第2ステップとを有する
ものである。
【0014】また、本発明の第6のデータファイリング
方法は、データ格納領域の未使用部分にデータを格納す
るステップと、使用されているデータ格納領域の読み書
き単位の連鎖情報を前記データ格納領域の一部に格納す
るステップとを有する第1ステップと、データが格納さ
れた前記データ格納領域の読み書き単位の使用情報を使
用情報格納領域に格納する第2ステップと、前記連鎖情
報が格納されている領域のデータ量が飽和した後は、デ
ータ格納領域として用いられている領域の次の読み書き
単位に連鎖情報を格納する第3ステップと、前記使用情
報格納領域のうち、前記飽和した連鎖情報格納領域を使
用済み状態に書き換える第4ステップとを有するもので
ある。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態について、
図1、図2、図3、図4、図5、図6、図7および図8
を参照しながら説明する。ここでは、記録媒体としてフ
ラッシュメモリを用いた場合の例について説明する。
【0016】図1は本発明の一実施の形態のフラッシュ
メモリ上のデータファイリングシステムの構成図、図2
は同構成の詳細説明図、図3は同動作説明図(ファイル
新規作成時)、図4は同動作説明図(クラスタが飽和し
ないファイル追加書き込み時)、図5は同動作説明図
(クラスタが飽和したファイル追加書き込み時)、図6
は同動作説明図(ファイル更新時)、図7は同動作説明
図(不要領域の1回目の削除時)、図8は同動作説明図
(不要領域の2回目の削除時)である。
【0017】フラッシュメモリは電気的に読み出し、書
き込みが可能なメモリであり、次のような特徴を持つ。
(1)消去時は各ビットは1となる。(2)1→0の書
き換え(上書き)は可能で書き込み回数にカウントされ
ない。0→1に書き換えることは不可能でこのためには
消去する必要があり、書き込み回数が1回使用される。
(3)書き込み回数には制限(寿命)がある。(4)1
つまたは複数のセクタと呼ばれる単位に分割されてお
り、消去はセクタ単位で行われる。
【0018】図1に示すように、フラッシュメモリはそ
の構成上、書き換え単位であるセクタ1に分かれてお
り、各セクタを読み書き単位2(クラスタと呼ぶ)に分
割する。また、全体をデータ領域3とクラスタ使用情報
格納領域4に分ける。ここで、データ領域3内のセクタ
のうち、1つのセクタを予備セクタ5としておく。ま
た、クラスタ使用情報格納領域の予備領域16を設けて
おく。
【0019】図2に示すように、クラスタ使用情報格納
領域4内にクラスタ使用情報6を設け、データ領域3内
のクラスタ2毎にクラスタ使用情報格納領域4内のクラ
スタ使用情報6を割り当てる。クラスタ使用情報6は2
ビットで構成し、未使用=11、使用中=10、使用済
み=00と定義する。このように定義することにより、
未使用→使用中、使用中→使用済みへ変更する場合は、
1→0の変化のため、上書きにより変更できる形式であ
り、書き込み回数を増やさずに変更できる。
【0020】データ領域3はファイルを格納するデータ
領域8またはそのファイルを格納したデータ領域のクラ
スタの連鎖情報書き込み部7として使用する。連鎖情報
書き込み部7は、連鎖情報書き込み部自体の連鎖情報9
とクラスタ連鎖情報10から構成される。連鎖情報書き
込み部自体の連鎖情報9は、連鎖情報書き込み部が複数
のクラスタに分かれる場合の次のクラスタ番号を格納
し、最終のクラスタ番号にはFFFFを格納する。クラ
スタ連鎖情報10は、ファイルを格納したデータ領域3
のクラスタ番号を順に格納し、最終のクラスタ番号には
FFFFを格納する。
【0021】ファイルを新規に作成する場合の動作を図
3を参照しながら説明する。
【0022】ファイルを新規に作成する場合には、ま
ず、クラスタ使用情報格納領域4を参照し、未使用クラ
スタを検索し、見つかったクラスタ(本例ではクラスタ
番号0001)をファイルを格納するデータ領域のクラ
スタの連鎖情報書き込み部7として確保する。次にクラ
スタ使用情報格納領域4を参照し、ファイルを格納する
のに必要な数の未使用クラスタを検索し、そのクラスタ
にファイルを格納する。本例ではクラスタ番号000
2、0003となる。その後、先ほど確保したクラスタ
の連鎖情報書き込み部7のクラスタ連鎖情報10に、フ
ァイルを格納したクラスタのクラスタ番号を格納する。
ファイルの終端のクラスタ連鎖情報10には終了符号と
してFFFFと格納する。本例では0002、000
3、FFFFと格納する。その後、クラスタの連鎖情報
格納部7の連鎖情報格納部自体の連鎖情報9をセットす
る。本例では連鎖情報書き込み部7は1クラスタである
ため、FFFFを格納する。最後に、使用したクラスタ
に対応するクラスタ使用情報6を使用中に変更する。本
例ではクラスタ番号0001、0002、0003のク
ラスタ使用情報6が使用中となる。
【0023】ファイルを追加書き込みする場合の動作を
図4、図5を参照しながら説明する。
【0024】ファイルの追加書き込みの場合は、図4に
示すように、ファイルの元の部分は変更せず、その末尾
に新しいデータを追加する。すなわち、元のデータのク
ラスタの末尾にデータを追加する。元のデータのクラス
タが飽和した場合は、クラスタ使用情報格納領域4を参
照し、追加分のデータを格納するのに必要な数の未使用
クラスタを検索し、そのクラスタにデータを格納する。
その後、元のデータの連鎖情報書き込み部7のクラスタ
連鎖情報10の末尾の終了符号FFFFを追加したデー
タのクラスタ番号で上書きし、ファイルの終端に新たに
終了符号FFFFを格納する。最後に使用したクラスタ
に対応するクラスタ使用情報6を使用中に変更する。本
例ではクラスタ番号0004のクラスタ使用情報6が使
用中となる。
【0025】クラスタ連鎖情報10を格納するクラスタ
が飽和した場合には、図5に示すように、未使用クラス
タを検索し、連鎖情報書き込み部として新たにクラスタ
を確保する。クラスタ確保後、元の連鎖情報書き込み部
7の連鎖情報書き込み部自体の連鎖情報9(FFFFと
なっている)に新たに確保したクラスタ番号をセットす
る。その後、新たに確保した連鎖情報書き込み部のクラ
スタ連鎖情報に続きのファイルのクラスタ番号を書き込
む。新たに確保した連鎖情報書き込み部自体の連鎖情報
にはFFFFをセットする。
【0026】ファイルの内容を更新する場合の動作を図
6を参照しながら説明する。
【0027】ファイルの内容を更新する場合は、ファイ
ルの元の部分が変更となる。この場合には元のファイル
を格納していたクラスタを使用済とし、新たにクラスタ
を確保するようにする。すなわち、元のファイルを格納
していたクラスタのクラスタ使用情報6を使用済とす
る。元のファイルの連鎖情報書き込み部7のクラスタ使
用情報6も使用済みとする。(元のファイルを格納して
いたクラスタの内容は残るが、そのクラスタの使用情報
を使用済みとすることで、データを削除したのと同等と
なる。)その後、クラスタ使用情報格納領域4を参照
し、未使用のクラスタを検索し、ファイルの新規作成時
と同様にして、連鎖情報書き込み部7およびファイルを
格納する。本例では、クラスタ番号0004に連鎖情報
書き込み部7を確保し、クラスタ番号0005、000
6にファイルを格納することになる。連鎖情報書き込み
部7のクラスタ連鎖情報10の内容は新たにファイルを
格納したクラスタ番号の内容になり、本例では000
5、0006、FFFFとなる。最後に使用したクラス
タに対応するクラスタ使用情報6を使用中に変更する。
本例ではクラスタ番号0004、0005、0006の
クラスタ使用情報6が使用中となる。
【0028】以上の方法で、データ書き込みを行ってい
くが、新たに未使用のクラスタを取得しようとしたとき
に予備セクタのクラスタしか残っていない場合の動作を
図7を参照しながら説明する。
【0029】(a)に示すように未使用のクラスタが予
備セクタ5にしか残っていない場合は、まず(b)に示
すように、一番古いセクタ11の内容を予備セクタ5へ
コピーする。このときセクタ中のクラスタのうち、クラ
スタ使用情報6が使用中のクラスタのみコピーし、他の
クラスタはコピーしない。即ち、予備セクタ5中の残り
のクラスタは未使用のままとなる。本例ではセクタ1が
一番古いセクタ11である。
【0030】次に(c)に示すように、一番古いセクタ
11を消去し、このセクタを変更後の予備セクタ5aと
する。また、クラスタ使用情報格納領域4をその予備領
域16へコピーする。このとき、一番古いセクタ11の
クラスタ使用情報はコピーせず、未使用のままとしてお
く。そしてクラスタ使用情報格納領域4を削除し、この
セクタを新たにクラスタ使用情報格納領域の予備領域と
する。このとき初めて書き込み回数が使用される。
【0031】最後に(d)に示すように、コピーしたセ
クタ(元の予備セクタ5)の未使用クラスタから、取得
したかったクラスタを取得する。このとき変更後の一番
古いセクタ11aはセクタ2となっている。
【0032】さらに書き込みを続け、データ書き込みを
行っていくが、新たに未使用クラスタを取得しようとし
たときに予備セクタのクラスタしか残っていない場合が
再発生する。この場合の処理を図8を参照しながら説明
する。
【0033】(a)に示すように、未使用クラスタが変
更後の予備セクタ5aにしかない場合は、まず(b)に
示すように、変更後の一番古いセクタ11aの内容を変
更後の予備セクタ5aへコピーする。このときセクタ中
のクラスタのうち、使用中のクラスタのみコピーし、他
のクラスタはコピーしない。本例では変更後の一番古い
セクタ11aはセクタ2である。
【0034】次に、変更後の一番古いセクタ11aを消
去し、このセクタをさらなる変更後の予備セクタ5bと
する。また、クラスタ使用情報格納領域4をその予備領
域16へコピーする。このとき、一番古いセクタ11a
のクラスタ使用情報はコピーせず、未使用のままとして
おく。そしてクラスタ使用情報格納領域4を削除し、こ
のセクタを新たにクラスタ使用情報格納領域の予備領域
とする。このとき書き込み回数が使用される。
【0035】最後に、コピーしたセクタ(元の予備セク
タ5a)の未使用クラスタから、取得したかったクラス
タを取得する。
【0036】以上より、消去される(すなわち書き込み
回数が使用される)回数はファイル更新やファイル追加
書き込みごとでなく、未使用クラスタが予備セクタしか
なくなったときであり、書き込み回数の発生が少ない。
なおかつ、消去されるセクタはローテーションされ、あ
るセクタに集中することがない。
【0037】すなわち、書き込み回数が減少し、なおか
つ消去されるセクタが全セクタで平準化されることによ
り、データ領域を減らすことなく記録媒体の寿命を飛躍
的にのばすことができる。
【0038】なお、クラスタ使用情報格納領域の予備領
域16を複数確保することによってさらに書き込み回数
の集中が削減でき、さらに記録媒体の寿命を延ばすこと
ができる。この場合でも、クラスタ使用情報は2ビット
で構成されるため、クラスタ使用情報格納領域の予備領
域を複数確保しても、データ領域の減少を最低限にする
ことができる。
【0039】
【発明の効果】書き換え回数に制限のある記録媒体にお
いて、書き込み回数を減少させ、なおかつ書き込み対象
となる領域を記録媒体全体に渡ってローテーションする
ことにより、データ領域を減少させることなく記録媒体
の寿命を飛躍的に延ばすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態のデータファイリングシ
ステムの構成図
【図2】同構成の詳細説明図
【図3】同動作説明図(ファイル新規作成時)
【図4】同動作説明図(クラスタが飽和しないファイル
追加書き込み時)
【図5】同動作説明図(クラスタが飽和したファイル追
加書き込み時)
【図6】同動作説明図(ファイル更新時)
【図7】同動作説明図(不要領域の1回目の削除時)
【図8】同動作説明図(不要領域の2回目の削除時)
【図9】従来のFAT方式のデータファイリングシステ
ムの構成図
【図10】従来のFAT方式のデータファイリングシス
テムの動作説明図
【符号の説明】
1 セクタ 2 読み書き単位(クラスタ) 3 データ領域 4 クラスタ使用情報格納領域 5 予備セクタ 5a 変更後の予備セクタ 5b さらなる変更後の予備セクタ 6 クラスタ使用情報 7 連鎖情報書き込み部 8 ファイルを格納するデータ領域 9 連鎖情報書き込み部自体の連鎖番号 10 クラスタ連鎖情報 11 一番古いセクタ 11a 変更後の一番古いセクタ 12 ブートセクタ 13 FAT領域 14 FAT領域のコピー 15 データ領域 16 クラスタ使用情報格納領域の予備領域

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の読み書き単位からなるデータ格納
    領域と、前記データ格納領域の読み書き単位の使用情報
    を格納する使用情報格納領域とを有し、使用されている
    データ格納領域の個々の読み書き単位の連鎖情報を書き
    込む連鎖情報書き込み部を前記データ格納領域の一部に
    設けたデータファイリングシステム。
  2. 【請求項2】 複数の読み書き単位からなるデータ格納
    領域と、前記データ格納領域の読み書き単位の使用情報
    を格納する使用情報格納領域とを有し、使用されている
    データ格納領域の個々の読み書き単位の連鎖情報を書き
    込む連鎖情報書き込み部を前記データ格納領域の一部に
    設け、前記連鎖情報書き込み部が飽和状態となった場合
    は、前記データ格納領域の使用されている読み書き単位
    の次の読み書き単位を連鎖情報書き込み部として用いる
    データファイリングシステム。
  3. 【請求項3】 データ格納領域の各読み書き単位毎に前
    記各読み書き単位の使用情報を書き込む使用情報が存在
    する請求項1または2記載のデータファイリングシステ
    ム。
  4. 【請求項4】 使用情報格納領域には、データ格納領域
    の状態に応じて、使用中を示す信号、使用済みを示す信
    号、または、未使用である信号が格納される請求項1、
    2、または3の何れかに記載のデータファイリングシス
    テム。
  5. 【請求項5】 データ格納領域の未使用部分にデータを
    格納するステップと、使用されているデータ格納領域の
    読み書き単位の連鎖情報を前記データ格納領域の一部に
    格納するステップとを有する第1ステップと、データが
    格納された前記データ格納領域の読み書き単位の使用情
    報を使用情報格納領域に格納する第2ステップとを有す
    るデータファイリングシステム。
  6. 【請求項6】 データ格納領域の未使用部分にデータを
    格納するステップと、使用されているデータ格納領域の
    読み書き単位の連鎖情報を前記データ格納領域の一部に
    格納するステップとを有する第1ステップと、データが
    格納された前記データ格納領域の読み書き単位の使用情
    報を使用情報格納領域に格納する第2ステップと、前記
    連鎖情報が格納されている領域のデータ量が飽和した後
    は、データ格納領域として用いられている領域の次の読
    み書き単位に連鎖情報を格納する第3ステップと、前記
    使用情報格納領域のうち、前記飽和した連鎖情報格納領
    域を使用済み状態に書き換える第4ステップとを有する
    データファイリング方法。
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JP5481493B2 (ja) * 2009-11-11 2014-04-23 パナソニック株式会社 アクセス装置、情報記録装置、コントローラ、リアルタイム情報記録システム、アクセス方法、および、プログラム

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