JP2001201419A - ガス漏れ検出装置 - Google Patents
ガス漏れ検出装置Info
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Abstract
容易に検知する。 【解決手段】 冷却水路26に連通する液溜め室29を
設けると共に液溜め室の上部に検知室30を設け、ガス
流路23の燃料ガスが冷却水路26から検知室30に流
入したことを検出するガス検知器34を設け、冷却水路
26に燃料ガスが混入した場合に燃料ガスが検知室30
に流入し、ガス検知器34により燃料ガスを検出し、冷
却水路26への燃料ガスの漏れを検出し、冷却水系に高
圧の燃料ガスが混入したことを容易に検知する。
Description
体とを熱交換して気体を冷却するガス冷却装置における
ガス漏れ検出装置に関する。
料ガス等がプラント外の圧縮機で圧縮されてタービン装
置の燃焼器に導入されるものがある。このような設備で
は、ガス母管からの燃料ガスが圧縮機で圧縮され、ガス
タービンの圧力に応じて所定流量の圧縮燃料ガスが燃焼
器に送られ、所定流量を越える圧縮燃料ガスはガス母管
に戻されるようになっている。圧縮機で圧縮された燃料
ガスは高温となるため、冷却装置により温度が下げられ
てガス母管に戻されるようになっている。
スとを熱交換する構成になっており、冷却装置には、大
気放熱型の冷却水槽の冷却水がポンプ等で圧送されて冷
却水が循環している。燃料ガスは圧縮機で圧縮されて冷
却水よりも高圧になっているので、万一、ガス漏れが生
じると燃料ガスが冷却水系に混入して冷却水槽に送られ
てしまう。冷却水槽は大気放熱型となっているので、燃
料ガスが冷却水系に混入すると大気に放出されてしま
い、環境悪化の原因となる虞がある。
で検知してガス漏れを検出することが考えられるが、一
つの冷却水槽の冷却水はガスタービンプラントの軸冷機
器等種々の冷却装置との間で冷却水が循環しているた
め、冷却装置でのガス漏れを特定することは困難であ
る。ガスタービンプラントに限らず、化学プラントでも
反応塔に圧縮したガスを送るようになっているため、同
様の冷却装置が設けられている。この場合にも反応塔に
導入されるガスが冷却水系に混入すると大気に放出され
てしまう虞がある問題が生じている。
は、ガスタービンプラントや化学プラントにおける導入
ガスの冷却装置の構造や材質をガス漏れの発生しにくい
設計にして対処していた。
機器は、長年の運転により微細欠陥が生じる虞もあり、
冷却装置の構造や材質をガス漏れの発生しにくい設計に
して対処するだけでは十分とはいえず、冷却装置でのガ
ス漏れ、即ち、冷却水系へのガスの混入を検知する要望
が高くなってきているのが現状である。
で、冷却水と高圧の気体とを熱交換して気体を冷却する
ガス冷却装置において、冷却水系に高圧の気体が混入し
たことを容易に検知することができるガス漏れ検出装置
を提供することを目的とする。
の本発明の構成は、液体と該液体より高圧の気体とを熱
交換する機器における液体内への気体の漏れを検出する
装置であって、液体通路に連通する液溜め室を設け、熱
交換する機器を流通する気体が液体通路から液溜め室の
上部に流入したことを検出するガス検出手段を設けたこ
とを特徴とする。
構成は、液体と該液体より高圧の気体とを熱交換する機
器における液体内への気体の漏れを検出する装置であっ
て、液体通路に連通する液溜め室を設けると共に液溜め
室の上部に検知室を設け、熱交換する機器を流通する気
体が液体通路から検知室に流入したことを検出するガス
検出手段を設けたことを特徴とする。
させる分流路を設け、分流路に液溜め室を設けたことを
特徴とする。また、液溜め室を加熱する加熱手段を設け
たことを特徴とする。また、液溜め室を減圧する減圧手
段を設けたことを特徴とする。
構成は、液体と該液体より高圧の気体とを熱交換する機
器における液体内への気体の漏れを検出する装置であっ
て、液体通路に連通する液滴室を設け、液体通路からの
液体が滴下する際に熱交換する機器を流通する気体が液
滴室の上部に流入したことを検出するガス検出手段を設
けたことを特徴とする。
あり、圧縮された気体はガスタービンプラントの燃焼器
に送られ燃焼ガスとして適用されることを特徴とする。
また、気体は圧縮機で圧縮された気体であり、圧縮され
た気体は化学プラント内の反応塔に送られ化学プラント
内の反応作動用気体として適用されることを特徴とす
る。
係るガス漏れ検出装置を備えたガス導入設備の全体系
統、図2には冷却装置の概略構成、図3にはガス漏れ検
出装置の詳細状況を示してある。
図1に示した設備は、燃料ガスの母管からの燃料ガスを
圧縮機で圧縮して所定量の燃料ガスをガスタービン設備
の燃焼器に投入する設備であり、所定流量を越える圧縮
燃料ガスは冷却装置により温度が下げられてガス母管に
戻されるようになっている。尚、ガス漏れ検出装置を備
えたガス導入設備を適用する場合、燃料ガスをガスター
ビン設備の燃焼器に投入する設備に限らず、圧縮機で圧
縮した燃料ガスを化学プラント内の反応塔に導入する設
備等他の設備に適用することも可能である。
には、圧縮機1、燃焼器2及びタービン3を有するター
ビン装置4が備えられ、タービン3には発電機5が同軸
状に連結されている。燃焼器2には圧縮機1からの圧縮
空気及びガス導入設備6側からの燃料が投入され、燃焼
器2からの燃焼ガスはタービン3で膨張される。
ガスが分岐管8により導入されて燃料ガスを圧縮する圧
縮機9を備え、圧縮機9で圧縮された燃料ガスは導入路
10から燃焼器1に送られる。導入路10にはオリフィ
ス11が設けられ、オリフィス11を通過する燃料ガス
の流量は流量計12で計測される。導入路10からは戻
り路13が分岐して設けられ、戻り路13はガス母管7
に連通している。戻り路13には圧縮機9で圧縮されて
高温となった燃料ガスを冷却する冷却装置14が設けら
れている。図中の符号で15は戻り路13を流通する燃
料ガスの流量を規制する弁装置である。
縮され、タービン3の圧力に応じて所定流量の燃料ガス
が燃焼器2に送られる。流量計12で計測される燃料ガ
スの流量が所定流量を越えた場合、弁装置15の開閉を
制御して戻り路13側に燃料ガスを流通させ、燃料ガス
をガス母管7に戻す。ガス母管7に戻される燃料ガスは
圧縮されて高温になっているため、冷却装置14により
温度が下げられてガス母管7に戻される。
換する構成になっており、冷却装置14には、大気放熱
型の冷却水槽16の冷却水がポンプ17で圧送されて冷
却水が循環している。燃料ガスは圧縮機9で圧縮されて
冷却水よりも高圧になっているので、万一、ガス漏れが
生じると燃料ガスが冷却水系に混入して冷却水槽16に
送られてしまう。このため、冷却装置14には冷却水に
燃料ガスが混入した場合にそれを検出するガス漏れ検出
装置18が備えられ、ガス漏れ検出装置18により冷却
水への燃料ガスの混入が検出されると警報が発せられた
り運転を停止する等の処置が施される(手動・自動)。
8を説明する。
口部22が設けられ、ガス入口部21とガス出口部22
はガス流路23でつながっている。また、冷却装置14
には冷却水入口部24と冷却水出口部25が設けられ、
冷却水入口部24から入った冷却水はガス流路23の周
囲の液体通路としての冷却水路26を流通して冷却水出
口部25から冷却水槽16(図1参照)に送られる。
参照)への流路から分岐して分流路27が設けられ、分
流路27にはオリフィス28が設けられて流速が低下さ
れている。分流路27には液溜め室29が連通し、液溜
め室29には冷却水路26の冷却水が少流量で(低速
で)送られ、冷却水により液溜め室29内に所定の液面
Mが保たれている。液溜め室29の上部には検知室30
が設けられ、液溜め室29と検知室30は流通路31で
つながっている。
通常時に液溜め室29内が所定の液面Mとなっている際
にはフロート32により流通路31が塞がれた状態にな
っている。液溜め室29の周囲にはヒータ33が設けら
れ、ヒータ33により液溜め室29の冷却水が加温され
ている。検知室30にはガス検出手段としてのガス検知
器34が設けられ、ガス検知器34は検知室30の燃料
ガスを検出する。
は圧縮機9で圧縮されて高圧になっているため冷却水路
26側に混入することになる。燃料ガスが冷却水路26
に混入すると、混入した燃料ガスは分流路27を通って
液溜め室29に流入する。混入した燃料ガスが液溜め室
29に流入すると、燃料ガスが浮上して気体部分の圧力
が上がって液面Mの位置が下がり、フロート32が下が
って流通路31が開放される。流通路31が開くことに
より燃料ガスが検知室30に流入し、ガス検知器34に
よって燃料ガスの流入が検知される。これにより、冷却
水路26への燃料ガスの混入が検出され、ガス漏れが検
知されることになる。
スが漏れて冷却水路26に混入しても、混入した燃料ガ
スは検知室30に流入してガス検知器34によって検知
することができるので、冷却水系へ燃料ガスが混入した
場合にそれを短時間に確実に検出することができる。従
って、万一、冷却装置14でガス漏れが生じた場合であ
っても、即座に運転を停止する等の処置を施すことがで
き、大気放熱型の冷却水槽16に燃料ガスが混入するこ
とを阻止することができる。これにより、燃料ガスの大
気放出を未然に防止することができ、設備の信頼性向上
と環境保全が可能になる。
められているので、液溜め室29に燃料ガスが混入した
場合に浮上が促進される。また、分流路27により流速
が下げられているので、混入した燃料ガスが冷却水と共
に下流側に流されることなく確実に液溜め室29に流入
する。
漏れ検出装置を説明する。尚、図2及び図3に示した部
材と同一部材には同一符号を付して重複する説明は省略
してある。
には液溜め室29が連通し、液溜め室29内は所定の液
面Mが保たれている。液溜め室29には液面位置を検出
するガス検出手段としてのレベルスイッチ41が設けら
れ、レベルスイッチ41により液溜め室29内の液面の
変位が検出される。ガス流路23に欠陥が生じて燃料ガ
スが冷却水路26に混入すると、混入した燃料ガスは分
流路27を通って液溜め室29に流入する。混入した燃
料ガスが液溜め室29に流入すると、燃料ガスが浮上し
て気体部分の圧力が上がって液面Mの位置が下がり、レ
ベルスイッチ41により液面位置の低下が検出される。
これにより、冷却水路26への燃料ガスの混入が検出さ
れ、ガス漏れが検知されることになる。
9の液面を検出する構成となっているので、簡単な構成
でガス漏れを検出することができる。
ける液溜め室29を減圧する減圧手段を設け、液面上部
の空気雰囲気の部位を負圧もしくは真空にすることも可
能である。これにより、燃料ガスが混入した際の浮上が
促進され更に混入した燃料ガスの検出が容易になる。
漏れ検出装置を説明する。尚、図2及び図3に示した部
材と同一部材には同一符号を付して重複する説明は省略
してある。
には液滴室45が設けられ、分流路27からの冷却水が
液滴室45に滴下される。液滴室45にはガス検出手段
としてのガス検知器46が設けられ、ガス検知器46は
液滴室45の燃料ガスを検出する。ガス流路23に欠陥
が生じて燃料ガスが冷却水路26に混入すると、燃料ガ
スが混入した冷却水が液滴室45に滴下し、滴下する過
程で混入した燃料ガスが液滴室45内で分離する。液滴
室45内の燃料ガスがガス検知器46で検知され、これ
により、冷却水路26への燃料ガスの混入が検出され、
ガス漏れが検知されることになる。
内の燃料ガスを検出する構成となっているので、簡単な
構成でガス漏れを検出することができる。
液体より高圧の気体とを熱交換する機器における液体内
への気体の漏れを検出する装置であって、液体通路に連
通する液溜め室を設け、熱交換する機器を流通する気体
が液体通路から液溜め室の上部に流入したことを検出す
るガス検出手段を設けたので、液体通路に気体が混入し
た場合に気体が液溜め室に流入し、ガス検出手段により
気体を検出することができる。この結果、液体通路への
気体の漏れを短時間に確実にしかも簡単な構成で検出す
ることが可能になる。従って、冷却水と高圧の気体とを
熱交換して気体を冷却するガス冷却装置において、冷却
水系に高圧の気体が混入したことを容易に検知すること
が可能になる。
と該液体より高圧の気体とを熱交換する機器における液
体内への気体の漏れを検出する装置であって、液体通路
に連通する液溜め室を設けると共に液溜め室の上部に検
知室を設け、熱交換する機器を流通する気体が液体通路
から検知室に流入したことを検出するガス検出手段を設
けたので、液体通路に気体が混入した場合に気体が検知
室に流入し、ガス検出手段により気体を検出することが
できる。この結果、液体通路への気体の漏れを短時間に
確実に検出することが可能になる。従って、冷却水と高
圧の気体とを熱交換して気体を冷却するガス冷却装置に
おいて、冷却水系に高圧の気体が混入したことを容易に
検知することが可能になる。
させる分流路を設け、分流路に液溜め室を設けたので、
液体の流速を低下させて気体が混入した際に気体を確実
に液溜め室に流入させることができる。また、液溜め室
を加熱する加熱手段を設けたので、液溜め室を加温する
ことで液体に気体が混入した際に気体の浮上を促進する
ことができる。また、液溜め室を減圧する減圧手段を設
けたので、液溜め室を減圧することで液体に気体が混入
した際に気体の浮上を促進することができる。
と該液体より高圧の気体とを熱交換する機器における液
体内への気体の漏れを検出する装置であって、液体通路
に連通する液滴室を設け、液体通路からの液体が滴下す
る際に熱交換する機器を流通する気体が液滴室の上部に
流入したことを検出するガス検出手段を設けたので、液
体を液滴室に滴下させることで液体通路に気体が混入し
た場合に気体が液滴室に流入し、ガス検出手段により気
体を検出することができる。この結果、液体通路への気
体の漏れを短時間に確実にしかも簡単な構成で検出する
ことが可能になる。従って、冷却水と高圧の気体とを熱
交換して気体を冷却するガス冷却装置において、冷却水
系に高圧の気体が混入したことを容易に検知することが
可能になる。
を備えたガス導入設備の全体系統図。
Claims (8)
- 【請求項1】 液体と該液体より高圧の気体とを熱交換
する機器における液体内への気体の漏れを検出する装置
であって、液体通路に連通する液溜め室を設け、熱交換
する機器を流通する気体が液体通路から液溜め室の上部
に流入したことを検出するガス検出手段を設けたことを
特徴とするガス漏れ検出装置。 - 【請求項2】 液体と該液体より高圧の気体とを熱交換
する機器における液体内への気体の漏れを検出する装置
であって、液体通路に連通する液溜め室を設けると共に
液溜め室の上部に検知室を設け、熱交換する機器を流通
する気体が液体通路から検知室に流入したことを検出す
るガス検出手段を設けたことを特徴とするガス漏れ検出
装置。 - 【請求項3】 請求項1もしくは請求項2において、液
体通路から分流して流速を低下させる分流路を設け、分
流路に液溜め室を設けたことを特徴とするガス漏れ検出
装置。 - 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれか一項に
おいて、液溜め室を加熱する加熱手段を設けたことを特
徴とするガス漏れ検出装置。 - 【請求項5】 請求項1乃至請求項4のいずれか一項に
おいて、液溜め室を減圧する減圧手段を設けたことを特
徴とするガス漏れ検出装置。 - 【請求項6】 液体と該液体より高圧の気体とを熱交換
する機器における液体内への気体の漏れを検出する装置
であって、液体通路に連通する液滴室を設け、液体通路
からの液体が滴下する際に熱交換する機器を流通する気
体が液滴室の上部に流入したことを検出するガス検出手
段を設けたことを特徴とするガス漏れ検出装置。 - 【請求項7】 請求項1乃至請求項6のいずれか一項に
おいて、気体は圧縮機で圧縮された気体であり、圧縮さ
れた気体はガスタービンプラントの燃焼器に送られ燃焼
ガスとして適用されることを特徴とするガス漏れ検出装
置。 - 【請求項8】 請求項1乃至請求項6のいずれか一項に
おいて、気体は圧縮機で圧縮された気体であり、圧縮さ
れた気体は化学プラント内の反応塔に送られ化学プラン
ト内の反応作動用気体として適用されることを特徴とす
るガス漏れ検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000011353A JP4435922B2 (ja) | 2000-01-20 | 2000-01-20 | ガス漏れ検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000011353A JP4435922B2 (ja) | 2000-01-20 | 2000-01-20 | ガス漏れ検出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001201419A true JP2001201419A (ja) | 2001-07-27 |
JP4435922B2 JP4435922B2 (ja) | 2010-03-24 |
Family
ID=18539228
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000011353A Expired - Lifetime JP4435922B2 (ja) | 2000-01-20 | 2000-01-20 | ガス漏れ検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4435922B2 (ja) |
Cited By (6)
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-
2000
- 2000-01-20 JP JP2000011353A patent/JP4435922B2/ja not_active Expired - Lifetime
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