JP2001201004A - ジャケット式給水加熱ボイラ− - Google Patents
ジャケット式給水加熱ボイラ−Info
- Publication number
- JP2001201004A JP2001201004A JP2000007473A JP2000007473A JP2001201004A JP 2001201004 A JP2001201004 A JP 2001201004A JP 2000007473 A JP2000007473 A JP 2000007473A JP 2000007473 A JP2000007473 A JP 2000007473A JP 2001201004 A JP2001201004 A JP 2001201004A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heating
- water
- flue
- boiler
- air
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E20/00—Combustion technologies with mitigation potential
- Y02E20/34—Indirect CO2mitigation, i.e. by acting on non CO2directly related matters of the process, e.g. pre-heating or heat recovery
Landscapes
- Air Supply (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】水管体の金属疲労を可及的に抑制し、かつ燃料
を完全燃焼に近い状態に維持させるとともに、煙道から
の廃熱を有効に活用できるジャケット式給水加熱ボイラ
−の提供 【解決手段】 この発明のジャケット式給水加熱ボイラ
−は、ボイラ−への給水を、ケ−シング１から放出する
熱で加熱し温水にする給水予熱手段Ａと、ボイラ−へ吹
き込む空気を、煙道からの廃熱で加熱し温風にする空気
予熱手段Ｂを備え、かつ煙道中に熱交換器１３を設置
し、熱交換器１３に供給した蒸気又は温水を、煙道から
の廃熱で加熱する再加熱手段Ｃを備えている。
を完全燃焼に近い状態に維持させるとともに、煙道から
の廃熱を有効に活用できるジャケット式給水加熱ボイラ
−の提供 【解決手段】 この発明のジャケット式給水加熱ボイラ
−は、ボイラ−への給水を、ケ−シング１から放出する
熱で加熱し温水にする給水予熱手段Ａと、ボイラ−へ吹
き込む空気を、煙道からの廃熱で加熱し温風にする空気
予熱手段Ｂを備え、かつ煙道中に熱交換器１３を設置
し、熱交換器１３に供給した蒸気又は温水を、煙道から
の廃熱で加熱する再加熱手段Ｃを備えている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、ジャケット式給
水加熱ボイラ−に関するものである。
水加熱ボイラ−に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来の蒸気ボイラ−は胴体内に配置した
蒸気発生器（水管体）に常温の水を供給し、燃焼室内に
は常温の燃焼空気を吹き込んでいたので次のような問題
点があった。
蒸気発生器（水管体）に常温の水を供給し、燃焼室内に
は常温の燃焼空気を吹き込んでいたので次のような問題
点があった。
【０００３】冷たい水の入り口に位置している水管部
が、急激な温度変化を受けるために、局部的な伸縮を繰
り返し、金属疲労を起こして、水管体のひび割れ、クラ
ック等を生じ、水管体の寿命を縮める。 冷たい空気を燃焼室に吹き込むので、燃料を完全燃焼
に近い状態に維持することができない。 燃料の節約ができない。
が、急激な温度変化を受けるために、局部的な伸縮を繰
り返し、金属疲労を起こして、水管体のひび割れ、クラ
ック等を生じ、水管体の寿命を縮める。 冷たい空気を燃焼室に吹き込むので、燃料を完全燃焼
に近い状態に維持することができない。 燃料の節約ができない。
【０００４】さらに、従来の蒸気ボイラ−では、煙道か
らの廃熱は利用されることなく大気中に無駄に放出さ
れ、有効活用がなされていないという問題点もあった。
らの廃熱は利用されることなく大気中に無駄に放出さ
れ、有効活用がなされていないという問題点もあった。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、従来の技
術で記述した問題点を解消するためになされたもので、
水管体の金属疲労を可及的に抑制し、かつ燃料を完全燃
焼に近い状態に維持させるとともに、煙道からの廃熱を
有効に活用できるジャケット式給水加熱ボイラ−の提供
を目的とするものである。
術で記述した問題点を解消するためになされたもので、
水管体の金属疲労を可及的に抑制し、かつ燃料を完全燃
焼に近い状態に維持させるとともに、煙道からの廃熱を
有効に活用できるジャケット式給水加熱ボイラ−の提供
を目的とするものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】この発明のジャケット式
給水加熱ボイラ−は、ボイラ−への給水を、ケ−シング
から放出する熱で加熱し温水にする給水予熱手段を備え
ていることを特徴とするもので、温水を前記水管体に供
給して、前記温度差による局部的伸縮現象を緩和しよう
とするものである。
給水加熱ボイラ−は、ボイラ−への給水を、ケ−シング
から放出する熱で加熱し温水にする給水予熱手段を備え
ていることを特徴とするもので、温水を前記水管体に供
給して、前記温度差による局部的伸縮現象を緩和しよう
とするものである。
【０００７】この発明のジャケット式給水ボイラ−は、
ボイラ−へ吹き込む空気を、煙道からの廃熱で加熱し温
風にする空気予熱手段を備えていることを特徴とするも
ので、温風を前記ボイラ−の燃焼室に吹き込み、燃料を
燃え易くしようとするものである。
ボイラ−へ吹き込む空気を、煙道からの廃熱で加熱し温
風にする空気予熱手段を備えていることを特徴とするも
ので、温風を前記ボイラ−の燃焼室に吹き込み、燃料を
燃え易くしようとするものである。
【０００８】この発明のジャケット式給水ボイラ−は、
煙道中に熱交換器を設置し、この熱交換器に供給した蒸
気又は温水を、煙道からの廃熱で加熱する再加熱手段を
備えていることを特徴とするもので、煙道からの廃熱を
利用して、蒸気や温水の温度をさらに高めて、使用しよ
うとするものである。
煙道中に熱交換器を設置し、この熱交換器に供給した蒸
気又は温水を、煙道からの廃熱で加熱する再加熱手段を
備えていることを特徴とするもので、煙道からの廃熱を
利用して、蒸気や温水の温度をさらに高めて、使用しよ
うとするものである。
【０００９】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態の一例を図
面を参照しながら説明するに、図１〜図２に示すよう
に、ボイラ−への給水を、ケ−シング１からの放出熱で
加熱し温水にする給水予熱手段Ａを備えている。
面を参照しながら説明するに、図１〜図２に示すよう
に、ボイラ−への給水を、ケ−シング１からの放出熱で
加熱し温水にする給水予熱手段Ａを備えている。
【００１０】前記給水予熱手段Ａは、ケ−シング１を取
り巻くように設けた給水予熱タンク２中の水を、ケ−シ
ング１から放出する熱によって加熱するように構成され
ている。
り巻くように設けた給水予熱タンク２中の水を、ケ−シ
ング１から放出する熱によって加熱するように構成され
ている。
【００１１】前記給水予熱手段Ａで加熱された温水は、
図２に示すように、高温用給水ポンプ３を介して、燃焼
室４内の水管体５に、矢印のように供給される。
図２に示すように、高温用給水ポンプ３を介して、燃焼
室４内の水管体５に、矢印のように供給される。
【００１２】なお、図２において、６は、使用現場から
回収された温かいドレンを給水予熱タンク２に注入する
注入口であり、温かいドレンを回収して、再使用する
と、熱の有効利用になり好ましい。
回収された温かいドレンを給水予熱タンク２に注入する
注入口であり、温かいドレンを回収して、再使用する
と、熱の有効利用になり好ましい。
【００１３】また、燃焼室４へ吹き込む空気を、煙道か
らの廃熱で加熱し温風にする空気予熱手段Ｂを備えてい
る。
らの廃熱で加熱し温風にする空気予熱手段Ｂを備えてい
る。
【００１４】前記空気予熱手段Ｂは、例えば、図３〜図
４に示すように、煙突７の基部に、煙突７を内包し、外
気取入口８と温風取出口９を設けた二重壁からなる升状
の構造体１０を設置し、煙突７から出る高温の排煙を構
造体１０の内部に導き、構造体１０の二重壁間に充満し
ている空気を温め、図５に示すように、この温まった空
気をパイプ１１を経由し燃焼室空気取入口１２に導くよ
うになっている。
４に示すように、煙突７の基部に、煙突７を内包し、外
気取入口８と温風取出口９を設けた二重壁からなる升状
の構造体１０を設置し、煙突７から出る高温の排煙を構
造体１０の内部に導き、構造体１０の二重壁間に充満し
ている空気を温め、図５に示すように、この温まった空
気をパイプ１１を経由し燃焼室空気取入口１２に導くよ
うになっている。
【００１５】さらに、図３〜図５に示すように、煙道中
に熱交換器１３を設置し、この熱交換器１３に供給した
蒸気又は温水を、煙道からの廃熱で加熱する再加熱手段
Ｃを備えている。
に熱交換器１３を設置し、この熱交換器１３に供給した
蒸気又は温水を、煙道からの廃熱で加熱する再加熱手段
Ｃを備えている。
【００１６】前記再加熱手段Ｃは、前記構造体１０の内
部に、熱交換器１３を配置し、構造体１０中に充満して
いる高温排煙の熱を、前記蒸気又は温水が、熱交換器１
３中を通過する際、熱交換でさらに温度を高めるように
構成している。
部に、熱交換器１３を配置し、構造体１０中に充満して
いる高温排煙の熱を、前記蒸気又は温水が、熱交換器１
３中を通過する際、熱交換でさらに温度を高めるように
構成している。
【００１７】前記熱交換器１３は、例えば、図３に示す
ように、ヒレ付きパイプ１４をクロス状に組み、構造体
１０の内部に設置し、気水分離器１５からの蒸気や使用
現場から回収された温かいドレンを、蒸気・温水供給口
１６からヒレ付きパイプ１４の中に供給するようになっ
ている。また、例えば、蒸気加熱用及び温水加熱用とし
て２台の熱交換器１３を構造体１０中に併設すると、蒸
気と温水を同時に加熱することができる。なお、図３
（ａ）は、外気取入口８と温風取出口９を側面に見える
ように、図３（ｂ）は蒸気・温水供給口１６を側面に見
えるように配置した図である。
ように、ヒレ付きパイプ１４をクロス状に組み、構造体
１０の内部に設置し、気水分離器１５からの蒸気や使用
現場から回収された温かいドレンを、蒸気・温水供給口
１６からヒレ付きパイプ１４の中に供給するようになっ
ている。また、例えば、蒸気加熱用及び温水加熱用とし
て２台の熱交換器１３を構造体１０中に併設すると、蒸
気と温水を同時に加熱することができる。なお、図３
（ａ）は、外気取入口８と温風取出口９を側面に見える
ように、図３（ｂ）は蒸気・温水供給口１６を側面に見
えるように配置した図である。
【００１８】なお、熱交換器１３の構造については、本
例に限定されるものではなく、蒸気・温水の供給口及び
取出口を備えた構造のもので、前記構造体１０中に設置
できるものは全て適用することができる。
例に限定されるものではなく、蒸気・温水の供給口及び
取出口を備えた構造のもので、前記構造体１０中に設置
できるものは全て適用することができる。
【００１９】
【発明の効果】この発明は上述のように構成されている
ので、次のような効果を呈する。 温水を供給するので、水管部の温度変化が緩和され、
局部的な伸縮を防止でき、金属疲労を抑制し、水管体の
寿命を引延できる。 温風を燃焼室に吹き込むので、燃料を完全燃焼に近い
状態に維持することがでる。 燃料の節約ができる。 煙道からの廃熱を有効に活用できる。 蒸気の利用状況により、使用現場からドレンを給水予
熱タンクに回収し、高温水（７０〜８０℃）を補給水と
して利用すれば、少量の燃料で蒸気に変えることができ
るので、資源の節減になる。
ので、次のような効果を呈する。 温水を供給するので、水管部の温度変化が緩和され、
局部的な伸縮を防止でき、金属疲労を抑制し、水管体の
寿命を引延できる。 温風を燃焼室に吹き込むので、燃料を完全燃焼に近い
状態に維持することがでる。 燃料の節約ができる。 煙道からの廃熱を有効に活用できる。 蒸気の利用状況により、使用現場からドレンを給水予
熱タンクに回収し、高温水（７０〜８０℃）を補給水と
して利用すれば、少量の燃料で蒸気に変えることができ
るので、資源の節減になる。
【図１】蓋を開放したボイラ−の概略正面図
【図２】ボイラ−の概略一部横断面図
【図３】空気予熱手段及び再加熱手段の一例を示す一部
切断面図
切断面図
【図４】ボイラ−の概略側面図
【図５】ボイラ−の概略平面図
１ ケ−シング ２ 給水予熱タンク ３ 高温用給水ポンプ ４ 燃焼室 ５ 水管体 ６ ドレン注入口 ７ 煙突 ８ 外気取入口 ９ 温風取出口 １０ 構造体 １１ パイプ １２ 燃焼室空気取入口 １３ 熱交換器 １４ ヒレ付きパイプ １５ 気水分離器 １６ 蒸気・温水供給口 １７ 蒸気・温水取出口 Ａ 給水予熱手段 Ｂ 空気予熱手段 Ｃ 蒸気又は温水の再加熱手段
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成１２年６月１２日（２０００．６．１
２）
２）
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
Claims (3)
- 【請求項１】 ボイラ−への給水を、ケ−シングからの
放出熱で加熱し温水にする給水予熱手段を備えているこ
とを特徴とするジャケット式給水加熱ボイラ− - 【請求項２】燃焼室へ吹き込む空気を、煙道からの廃熱
で加熱し温風にする空気予熱手段を備えていることを特
徴とする請求項１に記載のジャケット式給水加熱ボイラ
− - 【請求項３】煙道中に熱交換器を設置し、該熱交換器に
供給した蒸気又は温水を、煙道からの廃熱で加熱する再
加熱手段を備えていることを特徴とする請求項１又は請
求項２記載のジャケット式給水加熱ボイラ−
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000007473A JP2001201004A (ja) | 2000-01-17 | 2000-01-17 | ジャケット式給水加熱ボイラ− |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000007473A JP2001201004A (ja) | 2000-01-17 | 2000-01-17 | ジャケット式給水加熱ボイラ− |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001201004A true JP2001201004A (ja) | 2001-07-27 |
Family
ID=18535860
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000007473A Pending JP2001201004A (ja) | 2000-01-17 | 2000-01-17 | ジャケット式給水加熱ボイラ− |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001201004A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103672844A (zh) * | 2013-12-12 | 2014-03-26 | 中国石油天然气股份有限公司 | 一种注汽锅炉及提高锅炉热效率的方法 |
-
2000
- 2000-01-17 JP JP2000007473A patent/JP2001201004A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103672844A (zh) * | 2013-12-12 | 2014-03-26 | 中国石油天然气股份有限公司 | 一种注汽锅炉及提高锅炉热效率的方法 |
| CN103672844B (zh) * | 2013-12-12 | 2016-02-10 | 中国石油天然气股份有限公司 | 一种注汽锅炉及提高锅炉热效率的方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US6367703B1 (en) | Heat recovery system | |
| JP2001201004A (ja) | ジャケット式給水加熱ボイラ− | |
| KR200311752Y1 (ko) | 가스보일러의 배기가스 폐열 회수장치 | |
| CN207062213U (zh) | 一种生物质气化耦合燃煤发电气化气利用系统 | |
| CN205480930U (zh) | 利用热力除氧给水的空气预热系统 | |
| CN101126509A (zh) | 一种利用水蒸气制氧助燃的装置 | |
| CN103604216A (zh) | 一种导热油炉余热利用装置 | |
| CN210485685U (zh) | 一种蒸汽锅炉给水装置 | |
| JP3188882B2 (ja) | ボイラー又は給湯器の蓄熱構造 | |
| CN217082605U (zh) | 一种锅炉烟气余热回收利用系统 | |
| CN217952710U (zh) | 一种低氮冷凝燃气真空锅炉 | |
| CN208332672U (zh) | 一种热风炉结构 | |
| CN214620072U (zh) | 一种新型节能相变蓄热锅炉 | |
| KR200184241Y1 (ko) | 조립형 온수 보일러 | |
| RU15779U1 (ru) | Водогрейный котел | |
| CN107816800A (zh) | 多效加热器 | |
| KR200207399Y1 (ko) | 화목보일러 | |
| JPH05248309A (ja) | 外燃機関の熱交換装置 | |
| CN2486845Y (zh) | 一种新型稠油加热装置 | |
| JP3076801U (ja) | ブラウンガスを利用した蒸気ボイラー | |
| KR910008502Y1 (ko) | 가스 보일러 | |
| JPS5829807Y2 (ja) | ボイラ− | |
| JPS6017679Y2 (ja) | 流動層炉 | |
| JPS5833365Y2 (ja) | 排ガスエコノマイザ− | |
| JPS61295466A (ja) | 給湯兼暖房用ボイラ− |