JP2001200366A - ヒドリド気相エピタクシー成長法による無クラックガリウムナイトライド厚膜の製造方法 - Google Patents
ヒドリド気相エピタクシー成長法による無クラックガリウムナイトライド厚膜の製造方法Info
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- H01L21/0259—Microstructure
- H01L21/02598—Microstructure monocrystalline
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ヒドリド気相エピタクシー成長法による無ク
ラックガリウムナイトライド厚膜の製造方法を提供す
る。 【解決手段】 サファイア基板とGaN厚膜との間で発
生するストレスを和らげる中間層のGaN中間層をサフ
ァイア基板上にまず成長させ、その上に続いてGaN厚
膜を成長させることによって無クラックGaN厚膜が得
られ、これより基板を分離してGaNウェーハを得る。
このGaNウェーハは既存のGaN薄膜に比べて転位密
度が107/cm2以下で低くてGaN青色レーザーダイ
オード(blue LD)の寿命と製造生産性を大きく
向上させられるだけでなく高出力、高温分野の電子素子
の基本材料として使われる。またこの方法は、反応器内
にサファイア基板の装着からGaN中間層の成長、Ga
N厚膜の成長、成長後反応器からGaN厚膜を取り出す
工程が連続的になされる利点もある。
ラックガリウムナイトライド厚膜の製造方法を提供す
る。 【解決手段】 サファイア基板とGaN厚膜との間で発
生するストレスを和らげる中間層のGaN中間層をサフ
ァイア基板上にまず成長させ、その上に続いてGaN厚
膜を成長させることによって無クラックGaN厚膜が得
られ、これより基板を分離してGaNウェーハを得る。
このGaNウェーハは既存のGaN薄膜に比べて転位密
度が107/cm2以下で低くてGaN青色レーザーダイ
オード(blue LD)の寿命と製造生産性を大きく
向上させられるだけでなく高出力、高温分野の電子素子
の基本材料として使われる。またこの方法は、反応器内
にサファイア基板の装着からGaN中間層の成長、Ga
N厚膜の成長、成長後反応器からGaN厚膜を取り出す
工程が連続的になされる利点もある。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はヒドリド(hydrid
e)気相エピタクシー成長法による無クラックガリウム
ナイトライド厚膜の製造方法に関する。
e)気相エピタクシー成長法による無クラックガリウム
ナイトライド厚膜の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】GaNレーザーダイオード(LD)の出
力を向上させ寿命を延ばすための主要技術としてはGa
N膜内の欠陥密度を減らすことであり、GaNLDの製
造コストを節減し工程単純化のためにはフリースタンデ
ィングGaN膜、即ちGaNウェーハが必要である。
力を向上させ寿命を延ばすための主要技術としてはGa
N膜内の欠陥密度を減らすことであり、GaNLDの製
造コストを節減し工程単純化のためにはフリースタンデ
ィングGaN膜、即ちGaNウェーハが必要である。
【0003】この2つの目的を達成するための近道がG
aN厚膜の製造である。GaN膜が厚くなるほど欠陥密
度は減る。フリースタンディングGaN膜を得るために
はサファイア基板からGaN膜を分離すべきで、このた
めにはGaN厚膜が絶対的に必要だからである。GaN
厚膜を得るための成長方法は成長速度が速いHVPE
(Hydride Vapor Phase Epitaxy)法や昇華法で制限さ
れる。従来のMOCVD(Metal Organic Chemical Vap
or Deposition)法では高品質のGaN薄膜は得られる
が、数十または数百μmのGaN厚膜を得るには成長速
度が遅すぎる。
aN厚膜の製造である。GaN膜が厚くなるほど欠陥密
度は減る。フリースタンディングGaN膜を得るために
はサファイア基板からGaN膜を分離すべきで、このた
めにはGaN厚膜が絶対的に必要だからである。GaN
厚膜を得るための成長方法は成長速度が速いHVPE
(Hydride Vapor Phase Epitaxy)法や昇華法で制限さ
れる。従来のMOCVD(Metal Organic Chemical Vap
or Deposition)法では高品質のGaN薄膜は得られる
が、数十または数百μmのGaN厚膜を得るには成長速
度が遅すぎる。
【0004】一方、GaNウェーハの製造には多くの問
題がある。その中でも一番問題になることがGaN厚膜
と基板で発生するクラックである。GaN膜が厚くなり
直径が大きくなれば格子不整合と熱膨張係数差によるス
トレスでGaN膜と基板にクラックが発生するが、サフ
ァイア基板上にGaN膜を成長することのようなヘテロ
エピタクシー成長では根本的な問題と見なされる。この
クラックは成長したGaN膜の厚さが数μmの時は発生
しない。数十、数百μmのGaN厚膜だけで発生する問
題である。
題がある。その中でも一番問題になることがGaN厚膜
と基板で発生するクラックである。GaN膜が厚くなり
直径が大きくなれば格子不整合と熱膨張係数差によるス
トレスでGaN膜と基板にクラックが発生するが、サフ
ァイア基板上にGaN膜を成長することのようなヘテロ
エピタクシー成長では根本的な問題と見なされる。この
クラックは成長したGaN膜の厚さが数μmの時は発生
しない。数十、数百μmのGaN厚膜だけで発生する問
題である。
【0005】従来のHVPE法で2インチのサファイア
基板上にGaN厚膜を成長させる方法は、図1A及び図
1Bに示したように2つが使われた。一つは図1Aに示
したように、サファイア基板1上にGaN薄膜2を成長
させ、その上にSiO2マスク3を用いてELO(Epita
xial Lateral Overgrowth)法でGaN厚膜4を成長さ
せることであり、他の一つは図1Bに示したように、サ
ファイア基板10上に直接GaN厚膜20を厚く成長さ
せることである。しかし、これら方法でGaN厚膜を成
長させれば、大部分の場合にサファイア基板とGaN膜
との間で発生したストレスで基板と膜にクラックが発生
した。
基板上にGaN厚膜を成長させる方法は、図1A及び図
1Bに示したように2つが使われた。一つは図1Aに示
したように、サファイア基板1上にGaN薄膜2を成長
させ、その上にSiO2マスク3を用いてELO(Epita
xial Lateral Overgrowth)法でGaN厚膜4を成長さ
せることであり、他の一つは図1Bに示したように、サ
ファイア基板10上に直接GaN厚膜20を厚く成長さ
せることである。しかし、これら方法でGaN厚膜を成
長させれば、大部分の場合にサファイア基板とGaN膜
との間で発生したストレスで基板と膜にクラックが発生
した。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記のような
問題点を解決するために創案したものであって、サファ
イア基板とGaN厚膜との間に緩衝層として数μmから
数十μmの厚さのGaN中間層をおいてサファイア基板
とGaN厚膜との間に生じるストレスを吸収することに
よって、クラックが発生しないようにするヒドリド気相
エピタクシー成長法による無クラックガリウムナイトラ
イド厚膜の製造方法を提供することにその目的がある。
問題点を解決するために創案したものであって、サファ
イア基板とGaN厚膜との間に緩衝層として数μmから
数十μmの厚さのGaN中間層をおいてサファイア基板
とGaN厚膜との間に生じるストレスを吸収することに
よって、クラックが発生しないようにするヒドリド気相
エピタクシー成長法による無クラックガリウムナイトラ
イド厚膜の製造方法を提供することにその目的がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記のような目的を達成
するために本発明に係るヒドリド気相エピタクシー成長
法による無クラックガリウムナイトライド厚膜の製造方
法は、サファイア基板を用いてGaN厚膜を製造するこ
とにおいて、前記サファイア基板上にストレスを和らげ
るための厚さ1乃至100μmのGaN中間層を成長さ
せる段階と、前記GaN中間層上にHVPE法でGaN
厚膜を成長させる段階とを含むことを特徴とする。
するために本発明に係るヒドリド気相エピタクシー成長
法による無クラックガリウムナイトライド厚膜の製造方
法は、サファイア基板を用いてGaN厚膜を製造するこ
とにおいて、前記サファイア基板上にストレスを和らげ
るための厚さ1乃至100μmのGaN中間層を成長さ
せる段階と、前記GaN中間層上にHVPE法でGaN
厚膜を成長させる段階とを含むことを特徴とする。
【0008】本発明において、前記GaN中間層を成長
させる段階は、前記サファイア基板上に相対的に低成長
速度で成長したGaN層と相対的に高成長速度で成長し
たGaN層を交互に複数個の層を積層させるサブ段階を
含む変調GaN中間層の形成段階でなされたり、あるい
は前記サファイア基板上に50乃至150μm/hrの
速度で成長する欠陥GaN中間層の形成段階でなされる
ことが望ましい。
させる段階は、前記サファイア基板上に相対的に低成長
速度で成長したGaN層と相対的に高成長速度で成長し
たGaN層を交互に複数個の層を積層させるサブ段階を
含む変調GaN中間層の形成段階でなされたり、あるい
は前記サファイア基板上に50乃至150μm/hrの
速度で成長する欠陥GaN中間層の形成段階でなされる
ことが望ましい。
【0009】また本発明において、前記サファイア基板
の代りにSiCを含む酸化物基板あるいはカーバイド基
板を使用する場合もある。
の代りにSiCを含む酸化物基板あるいはカーバイド基
板を使用する場合もある。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、添付した図面を参照して本
発明に係るヒドリド気相エピタクシー成長法による無ク
ラックガリウムナイトライド厚膜の製造方法を詳細に説
明する。
発明に係るヒドリド気相エピタクシー成長法による無ク
ラックガリウムナイトライド厚膜の製造方法を詳細に説
明する。
【0011】図2は、本発明に係るヒドリド気相エピタ
クシー成長法による無クラックガリウムナイトライド厚
膜の製造方法で成長するGaN厚膜の成長工程を示す図
面である。図示したように、本発明に係るヒドリド気相
エピタクシー成長法による無クラックガリウムナイトラ
イド厚膜の製造方法では、サファイア基板100とその
上に成長するGaN厚膜300との間に生じるストレス
問題を解決するためにサファイア基板100とGaN厚
膜300との間にストレスを吸収できる緩衝層としてG
aNよりなされた中間層200をおく。即ち、サファイ
ア基板100上に緩衝層として1μmから100μmの
厚さのGaN中間層200をHVPE法で成長させ、こ
の上に連続的にGaN厚膜300を成長させる。
クシー成長法による無クラックガリウムナイトライド厚
膜の製造方法で成長するGaN厚膜の成長工程を示す図
面である。図示したように、本発明に係るヒドリド気相
エピタクシー成長法による無クラックガリウムナイトラ
イド厚膜の製造方法では、サファイア基板100とその
上に成長するGaN厚膜300との間に生じるストレス
問題を解決するためにサファイア基板100とGaN厚
膜300との間にストレスを吸収できる緩衝層としてG
aNよりなされた中間層200をおく。即ち、サファイ
ア基板100上に緩衝層として1μmから100μmの
厚さのGaN中間層200をHVPE法で成長させ、こ
の上に連続的にGaN厚膜300を成長させる。
【0012】ここで、基板100としては、サファイア
基板以外にもSiCを含む酸化物基板とカーバイド基板
が使われる。
基板以外にもSiCを含む酸化物基板とカーバイド基板
が使われる。
【0013】また、中間層200としては色々な形態が
あり、代表的な例としては図3Aに示したような変調G
aN層と図3Bに示したような欠陥GaN層がある。
あり、代表的な例としては図3Aに示したような変調G
aN層と図3Bに示したような欠陥GaN層がある。
【0014】変調GaN層は、図3Aに示したように1
5乃至40μm/hrの低成長速度で成長したGaN層
200aと50乃至150μm/hrの高成長速度で成
長したGaN層200bが交互に成長してなされた層2
00より構成され、欠陥GaN層は図3Bに示したよう
に高成長速度で成長したGaN層だけでなされた層20
0である。
5乃至40μm/hrの低成長速度で成長したGaN層
200aと50乃至150μm/hrの高成長速度で成
長したGaN層200bが交互に成長してなされた層2
00より構成され、欠陥GaN層は図3Bに示したよう
に高成長速度で成長したGaN層だけでなされた層20
0である。
【0015】これら二つの中間層中でいずれを使用して
も無クラックGaN厚膜を得られる。即ち、この中間層
200上に250μm以上の厚さを有するGaN厚膜を
成長させれば、この中間層200が基板100から発生
したストレスを和らげて無クラックの2インチGaN厚
膜を得られる。
も無クラックGaN厚膜を得られる。即ち、この中間層
200上に250μm以上の厚さを有するGaN厚膜を
成長させれば、この中間層200が基板100から発生
したストレスを和らげて無クラックの2インチGaN厚
膜を得られる。
【0016】図4A及び図4Bでは、各々従来の方法で
成長した有クラックGaN厚膜と本発明に係る成長方法
で成長した無クラックGaN厚膜の平面形態を比較す
る。図示したように、図4Aの従来の方法で成長したG
aN厚膜の表面には中間層を使用しなくてクラックが非
常に多いが、図4Bの本発明に係る成長方法で成長した
GaN厚膜の表面ではクラックを見られない。
成長した有クラックGaN厚膜と本発明に係る成長方法
で成長した無クラックGaN厚膜の平面形態を比較す
る。図示したように、図4Aの従来の方法で成長したG
aN厚膜の表面には中間層を使用しなくてクラックが非
常に多いが、図4Bの本発明に係る成長方法で成長した
GaN厚膜の表面ではクラックを見られない。
【0017】そして図5A及び図5Bでは、各々従来の
方法で成長した有クラックGaN厚膜と本発明に係る成
長方法で成長した無クラックGaN厚膜の垂直断面とを
比較する。図5Aの従来の方法で成長した有クラックG
aN厚膜の垂直断面映像写真では中間層を見られない
が、図5Bの本発明に係る成長方法で成長した無クラッ
クGaN厚膜の垂直断面映像写真ではサファイア基板と
GaN厚膜との間にGaN中間層が存在することを明ら
かに見られる。これら中間層が既存のMOCVDで使わ
れた緩衝層と違う点は、先ずMOCVD緩衝層は厚さが
数十nmであるのに対して、本発明で使われた中間層は
数μmから数百μmでストレスを十分に和らげるという
点である。
方法で成長した有クラックGaN厚膜と本発明に係る成
長方法で成長した無クラックGaN厚膜の垂直断面とを
比較する。図5Aの従来の方法で成長した有クラックG
aN厚膜の垂直断面映像写真では中間層を見られない
が、図5Bの本発明に係る成長方法で成長した無クラッ
クGaN厚膜の垂直断面映像写真ではサファイア基板と
GaN厚膜との間にGaN中間層が存在することを明ら
かに見られる。これら中間層が既存のMOCVDで使わ
れた緩衝層と違う点は、先ずMOCVD緩衝層は厚さが
数十nmであるのに対して、本発明で使われた中間層は
数μmから数百μmでストレスを十分に和らげるという
点である。
【0018】このような厚い中間層を用いたGaN成長
方法を使用して250μmの厚さでGaN厚膜を成長さ
せれば、図5Bに示したように無クラックGaN厚膜が
製造される。
方法を使用して250μmの厚さでGaN厚膜を成長さ
せれば、図5Bに示したように無クラックGaN厚膜が
製造される。
【0019】次いでこのHVPE GaN厚膜でレーザ
ーリフトオフ法で基板を取り外せばGaNウェーハを得
られる。このGaNウェーハはホモエピタクシー青色及
びUVレーザーダイオード製造用基板として使われ、電
子素子の基礎材料として使われることができる。
ーリフトオフ法で基板を取り外せばGaNウェーハを得
られる。このGaNウェーハはホモエピタクシー青色及
びUVレーザーダイオード製造用基板として使われ、電
子素子の基礎材料として使われることができる。
【0020】
【実施例】以上、説明したような方法でGaN厚膜(ウ
ェーハ)を実際に製作して本実施例を詳細に説明する。
ェーハ)を実際に製作して本実施例を詳細に説明する。
【0021】紹介される二つのGaN厚膜は常圧が維持
される水平開放フロー反応器でHVPE法で成長した。
Ga金属とアンモニアがプレカーソルとして使われた
し、運搬ガスとしては窒素を使用した。
される水平開放フロー反応器でHVPE法で成長した。
Ga金属とアンモニアがプレカーソルとして使われた
し、運搬ガスとしては窒素を使用した。
【0022】(実施例1)成長前のサファイア基板を反
応器内に装着しNH3ガスとHClガスで基板表面処理
した後連続的に24μm厚さの変調GaN層を成長さ
せ、引続き250μm厚さのGaN厚膜を成長させた。
変調GaN層は30μm/hrの低成長速度で3μm厚
さで成長したGaN層と90μm/hrの高成長速度で
3μm成長したGaN層が交互に積層されて総8層を成
長させた。以後45μm/hrの成長速度でGaN厚膜
を成長させた。成長が終わった後反応器内にあるGaN
厚膜を1時間徐々に反応器外に取り出して無クラックG
aN厚膜を得た。
応器内に装着しNH3ガスとHClガスで基板表面処理
した後連続的に24μm厚さの変調GaN層を成長さ
せ、引続き250μm厚さのGaN厚膜を成長させた。
変調GaN層は30μm/hrの低成長速度で3μm厚
さで成長したGaN層と90μm/hrの高成長速度で
3μm成長したGaN層が交互に積層されて総8層を成
長させた。以後45μm/hrの成長速度でGaN厚膜
を成長させた。成長が終わった後反応器内にあるGaN
厚膜を1時間徐々に反応器外に取り出して無クラックG
aN厚膜を得た。
【0023】(実施例2)実施例1と同じようにサファ
イア基板を反応器内に装着しNH3ガスとHClガスで
基板表面処理を行った後連続的に24μm厚さの欠陥G
aN層を成長させ、続いて250μm厚さのGaN厚膜
を成長させた。欠陥GaN層は成長速度90μm/hr
で成長させ、GaN厚膜は45μm/hrで成長させ
た。成長が終わり反応器からGaN厚膜の除去は実施例
1と同じ方法で行なわれた。
イア基板を反応器内に装着しNH3ガスとHClガスで
基板表面処理を行った後連続的に24μm厚さの欠陥G
aN層を成長させ、続いて250μm厚さのGaN厚膜
を成長させた。欠陥GaN層は成長速度90μm/hr
で成長させ、GaN厚膜は45μm/hrで成長させ
た。成長が終わり反応器からGaN厚膜の除去は実施例
1と同じ方法で行なわれた。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るヒド
リド気相エピタクシー成長法による無クラックガリウム
ナイトライド厚膜の製造方法は、サファイア基板とGa
N厚膜との間で発生するストレスを和らげる中間層のG
aN中間層をサファイア基板上にまず成長させ、その上
に続いてGaN厚膜を成長させることによって無クラッ
クGaN厚膜が得られこれより基板を分離してGaNウ
ェーハを得る。このGaNウェーハは既存のGaN薄膜
に比べて転位密度が107/cm2以下で低くてGaN青
色レーザーダイオード(blue LD)の寿命と製造
生産性を大きく向上させられるだけでなく高出力、高温
分野の電子素子の基本材料として使われる。またこの方
法は、反応器内にサファイア基板の装着からGaN中間
層の成長、GaN厚膜の成長、成長後反応器からGaN
厚膜を取り出す工程が連続的になされる利点もある。
リド気相エピタクシー成長法による無クラックガリウム
ナイトライド厚膜の製造方法は、サファイア基板とGa
N厚膜との間で発生するストレスを和らげる中間層のG
aN中間層をサファイア基板上にまず成長させ、その上
に続いてGaN厚膜を成長させることによって無クラッ
クGaN厚膜が得られこれより基板を分離してGaNウ
ェーハを得る。このGaNウェーハは既存のGaN薄膜
に比べて転位密度が107/cm2以下で低くてGaN青
色レーザーダイオード(blue LD)の寿命と製造
生産性を大きく向上させられるだけでなく高出力、高温
分野の電子素子の基本材料として使われる。またこの方
法は、反応器内にサファイア基板の装着からGaN中間
層の成長、GaN厚膜の成長、成長後反応器からGaN
厚膜を取り出す工程が連続的になされる利点もある。
【図1】図1A及び図1Bは、各々従来のGaN厚膜の
成長方法を説明するための図面であって、図1Aは、S
iO2マスクを用いた側方成長(ELO)法を説明する
図面であり、図1Bは、サファイア基板上に直接GaN
厚膜を成長させる方法を説明する図面である。
成長方法を説明するための図面であって、図1Aは、S
iO2マスクを用いた側方成長(ELO)法を説明する
図面であり、図1Bは、サファイア基板上に直接GaN
厚膜を成長させる方法を説明する図面である。
【図2】本発明に係るヒドリド気相エピタクシー成長法
による無クラックガリウムナイトライド厚膜の製造方法
で成長するGaN厚膜の成長工程を示す垂直断面図であ
る。
による無クラックガリウムナイトライド厚膜の製造方法
で成長するGaN厚膜の成長工程を示す垂直断面図であ
る。
【図3】図3A及び図3Bは、各々図2のGaN中間層
の種類別実施例を示す垂直断面図であって、図3Aは、
変調されたGaN層よりなされた中間層の垂直断面図で
あり、図3Bは、欠陥GaN層よりなされた中間層の垂
直断面図である。
の種類別実施例を示す垂直断面図であって、図3Aは、
変調されたGaN層よりなされた中間層の垂直断面図で
あり、図3Bは、欠陥GaN層よりなされた中間層の垂
直断面図である。
【図4】図4A及び図4Bは、各々従来の方法で成長し
た有クラックGaN厚膜と、本発明に係る成長方法で成
長した無クラックGaN厚膜の平面形態を比較した映像
写真であって、図4Aは、従来の方法で成長した有クラ
ックGaN厚膜の平面映像写真であり、図4Bは、本発
明に係る成長方法で成長した無クラックGaN厚膜の平
面映像写真である。
た有クラックGaN厚膜と、本発明に係る成長方法で成
長した無クラックGaN厚膜の平面形態を比較した映像
写真であって、図4Aは、従来の方法で成長した有クラ
ックGaN厚膜の平面映像写真であり、図4Bは、本発
明に係る成長方法で成長した無クラックGaN厚膜の平
面映像写真である。
【図5】図5A及び図5Bは、各々従来の方法で成長し
た有クラックGaN厚膜と、本発明に係る成長方法で成
長した無クラックGaN厚膜の垂直断面形態を比較する
ために撮った垂直断面映像写真であって、図5Aは、従
来の方法で成長した有クラックGaN厚膜の垂直断面映
像写真であり、図5Bは、本発明に係る成長方法で成長
した無クラックGaN厚膜の垂直断面映像写真である。
た有クラックGaN厚膜と、本発明に係る成長方法で成
長した無クラックGaN厚膜の垂直断面形態を比較する
ために撮った垂直断面映像写真であって、図5Aは、従
来の方法で成長した有クラックGaN厚膜の垂直断面映
像写真であり、図5Bは、本発明に係る成長方法で成長
した無クラックGaN厚膜の垂直断面映像写真である。
100…サファイア基板 200…中間層 300…GaN厚膜
Claims (6)
- 【請求項1】 サファイア基板を用いてGaN厚膜を製
造する際に、 前記サファイア基板上にストレスを和らげるための厚さ
1乃至100μmのGaN中間層を成長させる段階と、 前記GaN中間層上にHVPE法でGaN厚膜を成長さ
せる段階とを含むことを特徴とするヒドリド気相エピタ
クシー成長法による無クラックGaN厚膜の製造方法。 - 【請求項2】 前記GaN中間層を成長させる段階は、 前記サファイア基板上に相対的に低成長速度で成長した
GaN層と相対的に高成長速度で成長したGaN層を交
互に複数個の層を積層させるサブ段階を含む変調GaN
中間層の形成段階でなされることを特徴とする請求項1
に記載のヒドリド気相エピタクシー成長法による無クラ
ックGaN厚膜の製造方法。 - 【請求項3】 前記低成長速度は5乃至40μm/h
r、前記高成長速度は50乃至150μm/hrである
ことを特徴とする請求項2に記載のヒドリド気相エピタ
クシー成長法による無クラックGaN厚膜の製造方法。 - 【請求項4】 前記GaN中間層を成長させる段階は、 前記サファイア基板上に50乃至150μm/hrの速
度で成長する欠陥GaN中間層の形成段階でなされるこ
とを特徴とする請求項1に記載のヒドリド気相エピタク
シー成長法による無クラックGaN厚膜の製造方法。 - 【請求項5】 前記サファイア基板の代りにSiCを含
む酸化物基板あるいはカーバイド基板を使用することを
特徴とする請求項1に記載のヒドリド気相エピタクシー
成長法による無クラックGaN厚膜の製造方法。 - 【請求項6】 前記サファイア基板にGaN中間層を形
成する前に、NH3ガスとHClガスを用いて前記サフ
ァイア基板の表面を処理することを特徴とする請求項1
に記載のヒドリド気相エピタクシー成長法による無クラ
ックGaN厚膜の製造方法。
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