JP2001199776A - 緑化用ポーラスコンクリート用結合材及び現場打ち緑化用ポーラスコンクリート - Google Patents

緑化用ポーラスコンクリート用結合材及び現場打ち緑化用ポーラスコンクリート

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聡 梶尾
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 18N/mm2以上の圧縮強度を有し、しかも連続
空隙率が大きな現場打ち緑化用ポーラスコンクリートを
構築することができる緑化用ポーラスコンクリート用結
合材と、該緑化用ポーラスコンクリート用結合材を用い
た現場打ち緑化用ポーラスコンクリートを提供する。 【解決手段】 少なくとも、セメント、ポゾラン質微粉
末、粒径2mm以下の細骨材、減水剤、及び水を含む緑化
用ポーラスコンクリート用結合材。さらに、金属繊維及
び/又は有機質繊維、平均粒径3〜20μmの石英粉、平
均粒度1mm以下の繊維状粒子又は薄片状粒子を含むこと
が好ましい。粗骨材と、該粗骨材に対する容積比が0.15
〜0.7の前記緑化用ポーラスコンクリート用結合材を混
練してなる混練物を敷設してなる現場打ち緑化用ポーラ
スコンクリート。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一定以上の圧縮強
度を有し、しかも連続空隙率が大きな現場打ち緑化用ポ
ーラスコンクリートを構築することができる緑化用ポー
ラスコンクリート用結合材と、該緑化用ポーラスコンク
リート用結合材を用いた現場打ち緑化用ポーラスコンク
リートに関する。
【0002】
【従来の技術】コンクリートに直接植物を生育させるた
めの緑化用ポーラスコンクリートは、コンクリート表土
に植栽された植物がその根をコンクリート内に伸長し、
コンクリートの裏側の土にまで貫通することが可能なコ
ンクリートであり、例えば、河川護岸等に用いられてい
る。コンクリートに植物を生育させるためには、植物の
根が成長するための連続的な空間(連続空隙)が必要で
あり、また、水や肥料成分等を保持することも必要とな
る。連続的な空間(連続空隙)を有する緑化用ポーラス
コンクリートにおいては、コンクリートの体積に占める
連続的な空間の割合(連続空隙率)が大きい程、水や肥
料成分等を保持する機能が高く、また、大型の植物を生
育させることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし一方で、緑化用
ポーラスコンクリートを河川護岸等に用いる場合には、
護岸強度を確保するためにある程度の圧縮強度を有する
緑化用ポーラスコンクリートを用いなければならなかっ
た。このようなポーラスコンクリートでは、前記連続空
隙率が小さくなり、生育させることのできる植物の種類
が限られていた。
【0004】そこで、本発明においては、一定以上の圧
縮強度(具体的には18N/mm2以上)を有し、しかも連続
空隙率が大きな(具体的には20%以上)現場打ち緑化用
ポーラスコンクリートを構築することができる緑化用ポ
ーラスコンクリート用結合材と、該緑化用ポーラスコン
クリート用結合材を用いた現場打ち緑化用ポーラスコン
クリートを提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記目的を
達成するために鋭意研究した結果、緑化用ポーラスコン
クリート中の粗骨材と粗骨材とを結合する結合材に、特
定の材料を組み合わせた結合材を用いることで、上記目
的を達成することができるとの知見を得、本発明に到達
した。
【0006】即ち、本発明は、少なくとも、セメント、
ポゾラン質微粉末、粒径2mm以下の細骨材、減水剤、及
び水を含む緑化用ポーラスコンクリート用結合材(請求
項1)であり、さらに、金属繊維及び/又は有機質繊維
(請求項2)、平均粒径3〜20μmの石英粉(請求項
5)、平均粒度1mm以下の繊維状粒子又は薄片状粒子
(請求項6)を含むことが好ましい緑化用ポーラスコン
クリート用結合材である。また、本発明は、粗骨材と、
該粗骨材に対する容積比が0.15〜0.7の請求項1〜6の
いずれかに記載の緑化用ポーラスコンクリート用結合材
を混練してなる混練物を敷設してなる現場打ち緑化用ポ
ーラスコンクリート(請求項7)である。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。まず、本発明の緑化用ポーラスコンクリート用結
合材について説明する。なお、本発明でいう緑化用ポー
ラスコンクリート用結合材とは、ポーラスコンクリート
中の粗骨材と粗骨材とを結合する材料のことである。本
発明の緑化用ポーラスコンクリート用結合材は、少なく
とも、セメント、ポゾラン質微粉末、粒径2mm以下の細
骨材、減水剤、及び水を含むものである。
【0008】セメントの種類は限定するものではなく、
普通ポルトランドセメント、早強ポルトランドセメン
ト、中庸熱ポルトランドセメント、低熱ポルトランドセ
メント等の各種ポルトランドセメントや高炉セメント、
フライアッシュセメント等の混合セメントを使用するこ
とができる。
【0009】ポゾラン質微粉末としては、シリカフュー
ム、シリカダスト、フライアッシュ、スラグ、火山灰、
シリカゾル、沈降シリカ等が挙げられる。一般に、シリ
カフュームやシリカダストでは、その平均粒径は、1.0
μm以下であり、粉砕等をする必要がないので本発明の
ポゾラン質微粉末として好適である。 ポゾラン質微粉
末の配合量は、現場打ち緑化用ポーラスコンクリートの
圧縮強度と連続空隙率から、セメント100重量部に対し
て5〜50重量部が好ましい。ポゾラン質微粉末が少ない
と18N/mm2以上の圧縮強度を発現させた場合、連続空隙
率が低下する。ポゾラン質微粉末の添加量が多くなると
単位水量が増大するので18N/mm2以上の圧縮強度を発現
させることが困難となる。なお、連続空隙率とは、コン
クリートの体積に占める連続的な空間の割合である。
【0010】本発明においては粒径2mm以下の細骨材が
用いられる。ここで、本発明における細骨材の粒径と
は、85%重量累積粒径である。細骨材の粒径が2mmを超
えると、18N/mm2以上の圧縮強度を発現させた場合、連
続空隙率が低下する。なお、本発明においては、現場打
ち緑化用ポーラスコンクリートの圧縮強度と連続空隙率
から、最大粒径が2mm以下の細骨材を用いることが好ま
しく、最大粒径が1.5mm以下の細骨材を用いることがよ
り好ましい。細骨材としては、川砂、陸砂、海砂、砕
砂、珪砂及びこれらの混合物を使用することができる。
細骨材の配合量は、現場打ち緑化用ポーラスコンクリー
トの圧縮強度と連続空隙率、硬化後の乾燥による収縮抑
制等から、セメント100重量部に対して50〜250重量部が
好ましく、80〜180重量部がより好ましい。
【0011】減水剤としては、リグニン系、ナフタレン
スルホン酸系、メラミン系、ポリカルボン酸系の減水
剤、AE減水剤、高性能減水剤又は高性能AE減水剤を
使用することができる。これらのうち、減水効果の大き
な高性能減水剤又は高性能AE減水剤を使用することが
好ましい。減水剤の配合量は、現場打ち緑化用ポーラス
コンクリートの圧縮強度と連続空隙率から、セメント10
0重量部に対して、固形分換算で0.5〜4.0重量部が好ま
しい。 なお、減水剤は、液状又は粉末状どちらでも使
用可能である。
【0012】水量は、セメント100重量部に対して10〜3
0重量部が好ましく、より好ましくは15〜25重量部であ
る。セメント100重量部に対して、水量が10重量部未満
では、混練物を混練することが困難となる。また、18N/
mm2以上の圧縮強度を発現させることも困難となる。セ
メント100重量部に対して、水量が30重量部を超えると
連続空隙率が低下する。
【0013】本発明においては、現場打ち緑化用ポーラ
スコンクリートの曲げ強度を高める観点から、前記緑化
用ポーラスコンクリート用結合材に金属繊維及び/又は
有機質繊維を含ませることが好ましい。金属繊維として
は、鋼繊維、アモルファス繊維等が挙げられるが、中で
も鋼繊維は強度に優れており、またコストや入手のし易
さの点からも好ましいものである。金属繊維は、径0.01
〜1.0mm、長さ2〜30mmのものが好ましい。径が0.01mm未
満では繊維自身の強度が不足し、張力を受けた際に切れ
やすくなる。径が1.0mmを超えると、同一配合量での本
数が少なくなり、曲げ強度を向上させる効果が低下す
る。長さが30mmを超えると、混練の際ファイバーボール
が生じやすくなる。長さが2mm未満では曲げ強度を向上
させる効果が低下する。金属繊維の配合量は、緑化用ポ
ーラスコンクリート用結合材中の体積の4%未満が好ま
しく、より好ましくは3%未満である。金属繊維の配合
量が多くなると混練時の作業性等を確保するために単位
水量も増大するので、金属繊維の配合量は前記の量が好
ましい。
【0014】有機質繊維としては、ビニロン繊維、ポリ
プロピレン繊維、ポリエチレン繊維、アラミド繊維、炭
素繊維等が挙げられる。有機質繊維は、径0.01〜1.0m
m、長さ2〜30mmのものが好ましい。有機質繊維の配合量
は、緑化用ポーラスコンクリート用結合材中の体積の10
%未満が好ましく、8%未満がより好ましい。なお、本
発明においては、金属繊維と有機質繊維を併用すること
は差し支えない。
【0015】本発明においては、現場打ち緑化用ポーラ
スコンクリートの強度を高める観点から、緑化用ポーラ
スコンクリート用結合材に、平均粒径3〜20μm、より
好ましくは平均粒径4〜10μmの石英粉末を含ませるこ
とが好ましい。石英粉末としては、石英や非晶質石英、
オパール質やクリストバライト質のシリカ含有粉末等が
挙げられる。石英粉末の配合量は、現場打ち緑化用ポー
ラスコンクリートの圧縮強度と連続空隙率から、セメン
ト100重量部に対して50重量部以下が好ましく、20〜35
重量部がより好ましい。
【0016】本発明においては、現場打ち緑化用ポーラ
スコンクリートの靱性を高める観点から、緑化用ポーラ
スコンクリート用結合材に、平均粒度が1mm以下の繊維
状粒子又は薄片状粒子を含ませることが好ましい。ここ
で、粒子の粒度とは、その最大寸法の大きさ(特に、繊
維状粒子ではその長さ)である。繊維状粒子としては、
ウォラストナイト、ボーキサイト、ムライト等が、薄片
状粒子としては、マイカフレーク、タルクフレーク、バ
ーキュライトフレーク、アルミナフレーク等が挙げられ
る。繊維状粒子又は薄片状粒子の配合量は、現場打ち緑
化用ポーラスコンクリートの圧縮強度と連続空隙率、靱
性等から、セメント100重量部に対して35重量部以下が
好ましく、10〜25重量部がより好ましい。なお、繊維状
粒子においては、現場打ち緑化用ポーラスコンクリート
の靱性を高める観点から、長さ/直径の比で表される針
状度が3以上のものを用いるのが好ましい。
【0017】次に、本発明の現場打ち緑化用ポーラスコ
ンクリートについて説明する。本発明の現場打ち緑化用
ポーラスコンクリートは、粗骨材と前記した緑化用ポー
ラスコンクリート用結合材を混練してなる混練物を敷設
してなるものである。ここで、粗骨材に対する緑化用ポ
ーラスコンクリート用結合材の容積比は、粗骨材:緑化
用ポーラスコンクリート用結合材=1:0.15〜0.7、好ま
しくは1:0.2〜0.6である。緑化用ポーラスコンクリート
用結合材の容積比が0.15未満では、18N/mm 2以上の圧縮
強度を発現させることが困難となる。緑化用ポーラスコ
ンクリート用結合材の容積比が0.7を超えると連続空隙
率が低下する。
【0018】粗骨材としては、砂利、砕石、及びこれら
の混合物等が挙げられる。なお、本発明においては、使
用する粗骨材は、その最小粒径は5mm以上で、かつ、で
きるだけ粒径範囲を小さくすることが好ましい。具体的
には、例えば、粒径範囲が13〜20mmの粗骨材や、粒径範
囲が20〜30mmの粗骨材を使用することが好ましい。
【0019】本発明において、混練物の調製方法は、特
に限定するものではなく、 1)緑化用ポーラスコンクリート用結合材を構成する材料
のうち、水、減水剤以外の材料を予め混合しておき(プ
レミックス)、混練物を混練する際に、該プレミック
ス、水、減水剤、粗骨材をミキサに投入し、混練する。 2)緑化用ポーラスコンクリート用結合材を構成する材料
のうち、水以外の材料を予め混合しておき(プレミック
ス、ただし減水剤は粉末タイプのものを使用する)、混
練物を混練する際に、該プレミックス、水、粗骨材をミ
キサに投入し、混練する。 3)混練物を混練する際に、緑化用ポーラスコンクリート
用結合材を構成する各材料と粗骨材とを、それぞれ個別
にミキサに投入し、混練する。 等の方法が挙げられる。なお、本発明において、混練
は、粗骨材にモルタル(緑化用ポーラスコンクリート用
結合材)が被覆した状態の互いに独立した粒体となるま
で混練する。
【0020】混練に用いるミキサは、通常のコンクリー
トの混練に用いられるどのタイプのものでもよく、例え
ば、揺動型ミキサ、パンタイプミキサ、二軸練りミキサ
等が用いられる。コンクリート工場から施工現場までの
混練物の運搬は、ダンプトラック、アジテータトラック
のいずれを用いて行っても良い。
【0021】混練物の敷設には、タンピングランマー、
プレートコンパクター、バイブロコンパクター、フイニ
ッシャー等を用いて、該混練物を締固めて施工現場に敷
設する。敷設後、コンクリート表面を養生シートで覆
い、養生すれば、本発明の現場打ち緑化用ポーラスコン
クリートが得られる。
【0022】本発明において、現場打ち緑化用ポーラス
コンクリートの緑化(植栽)の方法は特に限定するもの
ではない。緑化(植栽)方法の例として、特開平9-1077
89号に開示される植栽用充填土壌材と植物の種子を混合
し該混合物を硬化後のポーラスコンクリートに充填する
方法等が挙げられる。
【0023】
【実施例】以下、実施例により本発明を説明する。 1.使用材料 以下に示す材料を使用した。 1)セメント ;普通ポルトランドセメント(太平洋セメント(株)製) 2)ポゾラン質微粉末;シリカフューム(平均粒径0.7μm) 3)細骨材 ;珪砂4号と珪砂5号の2:1(重量比)混合品 4)金属繊維 ;鋼繊維(直径:0.2mm、長さ:15mm) 5)高性能AE減水剤;ポリカルボン酸系高性能AE減水剤 6)水 ;水道水 7)石英粉(平均粒径7μm) 8)繊維状粒子 ;ウォラストナイト(平均長さ0.3mm、長さ/直径の比4) 9)粗骨材 ;青梅産砕石5号(粒径範囲13〜20mm)
【0024】実施例1 粗骨材と、表1に示す配合割合の緑化用ポーラスコンク
リート用結合材の各材料を、粗骨材と緑化用ポーラスコ
ンクリート用結合材の容積比が1:0.4となるように二軸
練りミキサに投入し、粗骨材にモルタル(緑化用ポーラ
スコンクリート用結合材)が被覆した状態の互いに独立
した粒体となるまで混練し、混練物を調製した。該混練
物を、100×60×20cmの型枠にプレートコンパクター(M
VC-110H;三笠(株)製)で敷設した。敷設後、養生シ
ートでコンクリート舗装表面を覆い、28日間養生して、
100×60×20cmのポーラスコンクリート版を作製した。
上記舗装版を切断して、φ10×20cmの供試体を3本作製
し、「JIS A 1108(コンクリートの圧縮強度試験方
法)」に準じて、圧縮強度を測定した。また、上記舗装
版を切断して、φ15×30cmの供試体を3本作製し、日本
コンクリート工学協会の「エココンクリート研究委員会
報告書 ポーラスコンクリートの空隙率測定方法
(案)」に準じて、連続空隙率を測定した。その結果、
圧縮強度は20MPa、連続空隙率は28%であった。
【0025】
【表1】
【0026】実施例2 粗骨材と、表2に示す配合割合の緑化用ポーラスコンク
リート用結合材(表2において、鋼繊維は緑化用ポーラ
スコンクリート用結合材中の容積%である)の各材料
を、粗骨材と緑化用ポーラスコンクリート用結合材の容
積比が1:0.4となるように二軸練りミキサに投入し、粗
骨材にモルタル(緑化用ポーラスコンクリート用結合
材)が被覆した状態の互いに独立した粒体となるまで混
練し、混練物を調製した。該混練物を、100×60×20cm
の型枠にプレートコンパクター(MVC-110H;三笠(株)
製)で敷設した。敷設後、養生シートでコンクリート表
面を覆い、28日間養生して、100×60×20cmのポーラス
コンクリート版を作製した。上記舗装版を切断して、実
施例1と同様の方法で、圧縮強度及び連続空隙率を測定
した。その結果、圧縮強度は20MPa、連続空隙率は26
%であった。
【0027】
【表2】
【0028】実施例3 粗骨材と、表3に示す配合割合の緑化用ポーラスコンク
リート用結合材(表3において、鋼繊維は緑化用ポーラ
スコンクリート用結合材中の容積%である)の各材料
を、粗骨材と緑化用ポーラスコンクリート用結合材の容
積比が1:0.4となるように二軸練りミキサに投入し、粗
骨材にモルタル(緑化用ポーラスコンクリート用結合
材)が被覆した状態の互いに独立した粒体となるまで混
練し、混練物を調製した。該混練物を、100×60×20cm
の型枠にプレートコンパクター(MVC-110H;三笠(株)
製)で敷設した。敷設後、養生シートでコンクリート表
面を覆い、28日間養生して、100×60×20cmのポーラス
コンクリート版を作製した。上記舗装版を切断して、実
施例1と同様の方法で、圧縮強度及び連続空隙率を測定
した。その結果、圧縮強度は23MPa、連続空隙率は25
%であった。
【0029】
【表3】
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の緑化用ポ
ーラスコンクリート用結合材を用いて構築した現場打ち
緑化用ポーラスコンクリートでは、18N/mm2以上の圧縮
強度であっても、連続空隙率を大きく(20%以上)する
ことができる。そのため、本発明の現場打ち緑化用ポー
ラスコンクリートを河川護岸等に用いた場合、従来植栽
できなかった種類の植物についても植栽が可能となる
等、広く応用できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) //(C04B 28/02 (C04B 28/02 18:14 18:14 Z 16:06 16:06 E 20:00 20:00 B 14:48) 14:48) D

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも、セメント、ポゾラン質微粉
    末、粒径2mm以下の細骨材、減水剤、及び水を含むこと
    を特徴とする緑化用ポーラスコンクリート用結合材。
  2. 【請求項2】 さらに、金属繊維及び/又は有機質繊維
    を含む請求項1に記載の緑化用ポーラスコンクリート用
    結合材。
  3. 【請求項3】 金属繊維が、径0.01〜1.0mm、長さ2〜30
    mmの鋼繊維である請求項2記載の緑化用ポーラスコンク
    リート用結合材。
  4. 【請求項4】 有機質繊維が、径0.01〜1.0mm、長さ2〜
    30mmのビニロン繊維、ポリプロピレン繊維、ポリエチレ
    ン繊維、アラミド繊維、炭素繊維から選ばれる1種以上
    の繊維である請求項2記載の緑化用ポーラスコンクリー
    ト用結合材。
  5. 【請求項5】 さらに、平均粒径3〜20μmの石英粉を
    含む請求項1〜4のいずれかに記載の緑化用ポーラスコ
    ンクリート用結合材。
  6. 【請求項6】 さらに、平均粒度1mm以下の繊維状粒子
    又は薄片状粒子を含む請求項1〜5のいずれかに記載の
    緑化用ポーラスコンクリート用結合材。
  7. 【請求項7】 粗骨材と、該粗骨材に対する容積比が0.
    15〜0.7の請求項1〜6のいずれかに記載の緑化用ポー
    ラスコンクリート用結合材を混練してなる混練物を敷設
    してなる現場打ち緑化用ポーラスコンクリート。
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