JP2001199758A - 遠赤外線放射製品 - Google Patents

遠赤外線放射製品

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JP2001199758A
JP2001199758A JP2000007669A JP2000007669A JP2001199758A JP 2001199758 A JP2001199758 A JP 2001199758A JP 2000007669 A JP2000007669 A JP 2000007669A JP 2000007669 A JP2000007669 A JP 2000007669A JP 2001199758 A JP2001199758 A JP 2001199758A
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Mikio Sugimoto
幹生 杉本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】飲食器、花瓶、徳利、灰皿、便器、装飾品等の
陶磁器から、さらには、任意材料で構成される任意形状
の製品から非加熱の常温状態においても遠赤外線を常時
放射させることができると共に、陶磁器その他の製品の
コストアップを最小限に抑えつつ遠赤外線の放射量を最
大限に高めることができる遠赤外線放射製品のを提供。 【解決手段】製品が素焼き前の素地の表面もしくは素焼
き素地の表面に化粧土または泥漿を掛けて乾燥後焼成
し、さらにその表面に釉薬を掛けて本焼きを行う工程を
経る陶磁器、建築物質が含まれ、常温遠赤外線放射物質
は少なくとも焼成温度および本焼き温度ではその性状が
変化しない物質とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遠赤外線を放射す
る製品に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、遠赤外線には、水のクラスタ小さ
くする作用や、鮮度保持作用、活水作用、細胞賦活作
用、熟成作用、脱臭作用、さらには、調理品を内部から
加熱し、調理品を短時間でおいしく仕上げることができ
るといった作用があることが知られている。そして、こ
れらの作用を利用したものとしては、遠赤外線放射セラ
ミックス製の飲食品収容容器や、遠赤外線放射セラミッ
クス製の鍋等がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
これらの製品を構成している材料である遠赤外線放射セ
ラミックスは、遠赤外線放射鉱石を磁土内に調合した素
地を陶器よりは高温で焼成することにより製造されるも
のであるが、この従来使用されている遠赤外線放射鉱石
は、常温状態ではその放射量は極めて少なく、加熱する
ことにより初めて遠赤外線の放射量が増加する性質のも
のであったため、常温状態では十分な遠赤外線による効
果を得ることができないという問題点があった。また、
特に、遠赤外線放射鉱石は素地内に混入された状態で存
在するため、製品の表面からの放射量は大幅に減少し、
このため、加熱する鍋等の製品にあっても、限られた製
品表面からは遠赤外線の十分な放射量が得られないとい
う問題点があった。もっとも、遠赤外線放射鉱石の調合
量を増やすと製品表面からの放射量もいくぶん増加はす
るが無駄が多くなり、従って、遠赤外線放射鉱石の調合
量の増加に比例して材料コストが高くつくという問題が
ある。また、その調合量にも一定の限界がある。
【0004】本発明は、かかる従来の問題点を解決する
ためになされたものであって、その目的とするところ
は、飲食器、花瓶、徳利、灰皿、便器、装飾品等の陶磁
器から、さらには、任意材料で構成される任意形状の製
品から非加熱の常温状態においても遠赤外線を常時放射
させることができると共に、陶磁器その他の製品のコス
トアップを最小限に抑えつつ遠赤外線の放射量を最大限
に高めることができる遠赤外線放射製品を提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の手段として本発明請求項1記載の遠赤外線放射製品
は、任意材料で構成される任意形状の製品の表面の少な
くとも一部分に時間の経過により固化するコーティング
材を付着させ、該コーティング材が固化する前に該コー
ティング材の表面に粉状体もしくは粒状体を付着させ、
該粉状体もしくは粒状体には少なくとも非加熱常温状態
で遠赤外線を放射する常温遠赤外線放射物質の粉状体も
しくは粒状体が含まれている手段とした。
【0006】以上のように構成することにより、任意材
料で構成される任意形状の製品の表面に付着固化された
コーティング材の表面に一部露出状態で付着固定された
常温遠赤外線放射物質の粉状体もしくは粒状体から、遠
赤外線を直接発生させることができるようになると共
に、最小限の量でその機能を最大限に発揮させることが
でき、これにより、最小限のコストで最大限の効果を得
ることができるようになる。また、常温遠赤外線放射物
質の付着作業も、コーティング材の固化作用を利用する
ことで、粉状体もしくは粒状体を振り掛け、吹き付け、
もしくはまぶす等の簡単な作業のみで済むため、製造工
程を大幅に繁雑化させることもない。
【0007】請求項2記載の遠赤外線放射製品は、任意
材料で構成される任意形状の製品の表面の少なくとも一
部分に粘着剤を付着させ、該粘着剤の表面に粉状体もし
くは粒状体を付着させ、該粉状体もしくは粒状体には少
なくとも非加熱常温状態で遠赤外線を放射する常温遠赤
外線放射物質の粉状体もしくは粒状体が含まれている手
段とした。以上のように構成することにより、例えば、
テープ状製品に適用し、これを、粘着剤の粘着性を利用
して人体における皮膚の血管位置等に粘着させておくこ
とにより、皮膚に直接接触した遠赤外線放射物質から放
射される遠赤外線エネルギで、血液の水分子のクラスタ
を小さくし、これにより、血液がさらさらの状態になっ
て血液の循環を良好にする作用があり、従って、血圧の
上昇を抑制し、血管内に血栓ができるのを抑制すると共
に、体の新陳代謝を活発化させて健康を増進させ、老化
を抑制することができるようになる。
【0008】また、常温遠赤外線放射物質の粉状体もし
くは粒状体の一部が直接皮膚に触れた状態となるため、
最小限の量でその機能を最大限に発揮させることがで
き、これにより、最小限のコストで最大限の効果を得る
ことができるようになる。さらに、常温遠赤外線放射物
質の付着作業も、粘着剤の粘着性を利用することで、粉
状体もしくは粒状体を振り掛け、吹き付け、もしくはま
ぶす等の簡単な作業のみで済むため、製造工程を大幅に
繁雑化させることもない。
【0009】請求項3記載の常温遠赤外線放射放射製品
は、請求項1または2に記載の遠赤外線放射製品におい
て、前記粉状体もしくは粒状体にはマイナスイオン生成
物質の粉状体もしくは粒状体が含まれている手段とし
た。以上のように構成することにより、任意材料で構成
される任意形状の製品の表面に付着固化されたコーティ
ング材もしくは粘着剤の表面に一部露出状態で付着固定
されたマイナスイオン生成物質の粉状体もしくは粒状体
から、マイナスイオンを直接発生させることができるよ
うになるため、締め切った室内や都会等のようにプラス
イオンの発生し易い環境内を簡単に、かつ、効率良くマ
イナスイオン化することができるようになる。
【0010】また、特に、請求項2においては、例え
ば、テープ状製品に適用し、これを、粘着剤の粘着性を
利用して人体における皮膚の血管位置等に粘着させてお
くことにより、前述のように皮膚と接触したマイナスイ
オンは、皮膚内に入り、毛細血管に吸収され(経皮吸
収)、その結果、生体組織を構成する細胞の活性が強ま
り(細胞賦活作用)細胞膜を隔てたNa、K等の電解質
や老廃物の輸送・交換の代謝が活発になり、これによ
り、自然治癒力を高め、かつ、自律神経の働きを活発化
させる他、悪玉の活性酸素を抑制する等の多くの優れた
効能を効率良く発揮させることができるようになる。
【0011】また、マイナスイオン生成物質の粉状体も
しくは粒状体の一部が外部に露出し、直接外気等に触れ
た状態となるため、最小限の量でその機能を最大限に発
揮させることができ、これにより、最小限のコストで最
大限の効果を得ることができるようになる。さらに、マ
イナスイオン生成物質の付着作業も、コーティング材の
固化作用もしくは粘着剤の粘着性を利用することで、粉
状体もしくは粒状体を振り掛け、吹き付け、もしくはま
ぶす等の簡単な作業のみで済むため、製造工程を大幅に
繁雑化させることもない。
【0012】請求項4記載の遠赤外線放射製品は、請求
項1〜3のいずれかに記載の遠赤外線放射製品におい
て、前記粉状体もしくは粒状体には抗菌作用物質の粉状
体もしくは粒状体が含まれている手段とした。以上のよ
うに構成することにより、抗菌作用が得られることはも
ちろん、遠赤外線による前記鮮度保持作用、活水作用、
細胞賦活作用、熟成作用、脱臭作用効果をさらに高める
ことができるようになる。
【0013】請求項5記載の遠赤外線放射製品は、製品
が素焼き前の素地の表面もしくは素焼き素地の表面に化
粧土または泥漿を掛けて乾燥後焼成する陶磁器で構成さ
れた任意形状の製品であって、前記化粧土または泥漿に
は少なくとも非加熱常温状態で遠赤外線を放射する常温
遠赤外線放射物質の粉状体もしくは粒状体が含まれ、該
常温遠赤外線放射物質は少なくとも前記素焼き温度およ
び焼成温度ではその性状が変化しない物質とした。以上
のように構成することにより、素焼き状態の陶磁器製品
から、遠赤外線を発生させることができるようになり、
これにより、特に、飲食品の収容器類に適用することに
より、遠赤外線により、鮮度保持作用、活水作用、細胞
賦活作用、熟成作用、脱臭作用等が得られるようにな
る。
【0014】また、遠赤外線放射物質が放射する遠赤外
線による水のクラスタ小さくする作用により、例えば、
飲料水を収容する容器内に収容可能な大きさに成形され
た製品に適用することにより、飲料水のクラスタを小さ
くし、これにより、人体に吸収され易く、これを飲み続
けると、血液のクラスタが小さくなり、新陳代謝を活発
化させて体内の有害な老廃物を速やかに排泄させること
ができるため、体の健康を保ち、老化を抑制できるよう
になる。また、花瓶や花器等の水中に収容可能な大きさ
に成形された製品に適用することにより、花器内等に収
容された水のクラスタを小さくすることで、生け花にお
ける水の吸い上げ効率を高め、新鮮さを長期間に亙り維
持させることができるようになる。
【0015】また、素地となる粘土自体ではなくその表
面に薄く掛けられる化粧土または泥漿に常温遠赤外線放
射物質の粉状体もしくは粒状体を含める構造とすること
により、常温遠赤外線放射物質の粉状体もしくは粒状体
の使用量も製品の素地自体に練り込む場合に比べて少な
くて済むため、製品のコストアップを抑えることがで
き、かつ、常温遠赤外線放射物質の粉状体もしくは粒状
体の混入作業も素地に対する混入作業に比べると粘度が
低いため比較的容易であり、従って、製品のコストアッ
プを抑えることができると供に、常温遠赤外線放射物質
の粉状体もしくは粒状体が製品の表面側にその一部を露
出する状態で含まれることになるため、遠赤外線放射効
率を高めることができるようになる。
【0016】請求項6記載の遠赤外線放射製品は、製品
が素焼き前の素地の表面もしくは素焼き素地の表面に化
粧土または泥漿を掛けて乾燥後焼成し、さらにその表面
に釉薬を掛けて本焼きを行う工程を経る陶磁器、建築用
粘土製品等の固体窯業製品であって、前記化粧土または
泥漿内には少なくとも非加熱常温状態で遠赤外線を放射
する常温遠赤外線放射物質の粉状体もしくは粒状体が含
まれ、該常温遠赤外線放射物質は少なくとも前記焼成温
度および本焼き温度ではその性状が変化しない物質とし
た。
【0017】以上のように構成することにより、固体窯
業製品から、遠赤外線を発生させることができるように
なり、これにより、特に、飲食品の収容器類に適用する
ことにより、遠赤外線により、鮮度保持作用、活水作
用、細胞賦活作用、熟成作用、脱臭作用等が得られるよ
うになる。特に、調理用の鍋類やプレート類に適用する
ことにより、遠赤外線放射熱により、調理品が内部から
も同時に加熱され、これにより、短時間でおいしく加熱
調理することができるようになる。
【0018】また、素地となる粘土自体ではなくその表
面に薄く掛けられる化粧土または泥漿に常温遠赤外線放
射物質の粉状体もしくは粒状体を含める構造とすること
により、常温遠赤外線放射物質の粉状体もしくは粒状体
の使用量も製品自体に練り込む場合に比べて少なくて済
むため、製品のコストアップを抑えることができ、か
つ、常温遠赤外線放射物質の粉状体もしくは粒状体の混
入作業も素地に対する混入作業に比べると粘度が低いた
め比較的容易であり、従って、製品のコストアップを抑
えることができると供に、常温遠赤外線放射物質の粉状
体もしくは粒状体が製品の表面に近い位置に含まれるこ
とになるため、遠赤外線放射効率を高めることができる
ようになる。さらに、化粧土もしくは泥漿は、その表面
を釉薬で薄く被覆された状態となるため、遠赤外線放射
物質が直接表面に露出することがなく、従って、あらゆ
る用途に支障なく使用可能であると供に、その効果を長
く持続させることができるようになる。
【0019】請求項7記載の遠赤外線放射製品は、製品
が素焼き素地の表面に少なくとも釉薬を掛けて本焼きを
行う工程を経る陶磁器、建築用粘土製品等の固体窯業製
品であって、前記釉薬の表面には該釉薬の乾燥前に少な
くとも非加熱常温状態で遠赤外線を放射する常温遠赤外
線放射物質の粉状体もしくは粒状体が付着され、該常温
遠赤外線放射物質は少なくとも本焼き温度ではその性状
が変化しない物質とした。以上のように、製品の最表面
である釉薬の表面に粉状体もしくは粒状体を付着させた
構造とすることにより、常温遠赤外線放射物質の粉状体
もしくは粒状体の使用量も素地内もしくは化粧土または
泥漿内等に練り込む場合に比べて少なくて済むため、製
品のコストアップを最大限に抑えることができ、かつ、
これらの粉状体もしくは粒状体の付着作業は化粧土また
は泥漿内に練り込む作業に比べると比較的容易であり、
従って、製品のコストアップを抑えることができると共
に、これらの粉状体もしくは粒状体が製品の最表面に一
部が露出した状態で含まれることになるため、遠赤外線
を効率的に放射することができるようになる。
【0020】請求項8記載の遠赤外線放射製品は、請求
項1〜7のいずれかに記載の遠赤外線放射製品におい
て、前記常温遠赤外線放射物質の粉状体もしくは粒状体
には赤外線域2〜25μmの遠赤外線を放射する鉱物の
粉状体もしくは粒状体が含まれている手段とした。以上
のように構成することにより、遠赤外線放射物質が放射
する遠赤外線による前記鮮度保持作用、活水作用、細胞
賦活作用、熟成作用、および、脱臭作用をさらに高める
ことができるようになる。
【0021】請求項9記載の遠赤外線放射製品は、請求
項5〜8のいずれかに記載の遠赤外線放射製品におい
て、前記粉状体もしくは粒状体内にはマイナスイオン生
成物質の粉状体もしくは粒状体が含まれ、該粉状体もし
くは粒状体は少なくとも前記焼成温度および本焼き温度
ではその性状が変化しない物質とした。以上のように構
成することにより、タイル、レンガ等の建築用粘土製品
もしくは飲食器、花瓶、徳利、灰皿、便器、装飾品等の
陶磁器製品から、マイナスイオンを発生させることがで
きるようになるため、締め切った室内や都会等のように
プラスイオンの発生し易い環境内を簡単に、かつ、効率
良くマイナスイオン化することができるようになる。
【0022】また、素地となる粘土自体ではなくその表
面に薄く掛けられる化粧土または泥漿にマイナスイオン
生成物質を含める構造とすることにより、マイナスイオ
ン生成物質の粉状体もしくは粒状体の使用量も製品自体
に練り込む場合に比べて少なくて済むため、製品のコス
トアップを抑えることができ、かつ、マイナスイオン生
成物質の粉状体もしくは粒状体の混入作業も素地に対す
る混入作業に比べると粘度が低いため比較的容易であ
り、従って、製品のコストアップを抑えることができる
と供に、マイナスイオン生成物質の粉状体もしくは粒状
体が製品の表面に近い位置に(請求項5にあっては製品
の表面に一部が露出した状態で)含まれることになるた
め、マイナスイオンの発生効率を高めることができるよ
うになる。
【0023】請求項10記載の遠赤外線放放射製品は、
請求項3または9記載の遠赤外線放射製品において、前
記マイナスイオン生成物質の粉状体もしくは粒状体は非
加熱常温状態でマイナスイオンを常時生成するトリウム
またはウラン等の微量放射性レア・アース鉱物の粉状体
もしくは粒状体で構成されている手段とした。以上のよ
うに構成することにより、非加熱の常温状態において常
時マイナスイオンを発生させ続けることができるように
なると共に、微量な放射線による殺菌・抗菌効果も得る
ことができるようになる。
【0024】従って、例えば、請求項5において、飲料
水を収容する容器内に収容可能な大きさに成形された製
品に適用することにより、飲料水の腐敗を長期間に亙っ
て抑制することができるようになる。また、花瓶や花器
等の水中に収容可能な大きさに成形された製品に適用す
ることにより、花器内等の水中における雑菌や微生物の
繁殖が抑制され、これにより、雑菌や微生物で生け花の
導管が詰まることで水の吸い上げを悪くして生け花等を
早期に枯らすことが抑制され、生け花を長期間に亙り生
きの良い状態に維持させることができるようになる。
【0025】請求項11記載の遠赤外線放射製品は、請
求項5〜10のいずれかに記載の遠赤外線放射製品にお
いて、前記粉状体もしくは粒状体内には抗菌作用物質の
粉状体もしくは粒状体が含まれ、該抗菌作用物質は少な
くとも前記焼成温度および本焼き温度ではその性状が変
化しない物質とした。以上のように構成することによ
り、抗菌作用が得られることはもちろん、遠赤外線によ
る前記鮮度保持作用、活水作用、細胞賦活作用、熟成作
用、脱臭作用効果をさらに高めることができるようにな
る。
【0026】請求項12記載の遠赤外線放射製品は、請
求項5、6、8〜11のいずれかに記載の遠赤外線放射
製品において、前記常温遠赤外線放射物質、マイナスイ
オン生成物質および抗菌作用物質の粉状体もしくは粒状
体は化粧土または泥漿が乾燥する前にその表面に付着さ
せた状態で含まれている手段とした。以上のように、素
地となる粘土の表面に薄く掛けられる化粧土または泥漿
の表面に粉状体もしくは粒状体を付着させた構造とする
ことにより、常温遠赤外線放射物質、マイナスイオン生
成物質、および抗菌作用物質の粉状体もしくは粒状体の
使用量も化粧土または泥漿内に練り込む場合に比べてさ
らに少なくて済むため、製品のコストアップを最大限に
抑えることができ、かつ、これらの粉状体もしくは粒状
体の付着作業は化粧土または泥漿内に練り込む作業に比
べると比較的容易であり、従って、製品のコストアップ
を抑えることができると共に、これらの粉状体もしくは
粒状体が製品の表面に近い位置に(請求項5にあっては
製品の表面に一部が露出した状態で)含まれることにな
るため、常温遠赤外線放射物質、マイナスイオン生成物
質、および抗菌作用物質による機能効率をさらに高める
ことができるようになる。
【0027】請求項13記載の遠赤外線放射製品は、請
求項1〜12のいずれかに記載の遠赤外線放射製品にお
いて、前記粉状体もしくは粒状体内には増量材としての
粉状体もしくは粒状体が混入されている手段とした。以
上のように構成することにより、製品の広い範囲に亙り
遠赤外線放射物質、マイナスイオン生成物質、抗菌作用
物質を均一に分散配置させることができるようになり、
これにより、少ない量で無駄なく最大限の効果を発揮さ
せることができるようになる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を詳細
に説明する。 (発明の実施の形態1)この発明の実施の形態1は、固
体窯業製品のうち、陶磁器に本発明を適用した例を示す
ものである。
【0029】即ち、この発明の実施の形態1の陶磁器
は、素焼きした素地の表面に化粧土を掛けて乾燥させた
状態で焼成した後、さらにその表面に釉薬を掛けて本焼
きを行うことにより製造される飲食器、花瓶、徳利、灰
皿、便器、装飾品等の陶磁器であって、前記化粧土とし
て予めマイナスイオン生成物質、常温遠赤外線放射物
質、および、抗菌作用物質が混入されたものが用いられ
る。
【0030】前記マイナスイオン生成物質、常温遠赤外
線放射物質、および、抗菌作用物質は少なくとも前記焼
成(素焼き、本焼き)温度ではその性状が変化しない物
質が用いられている。即ち、このマイナスイオン生成物
質、常温遠赤外線放射物質、および、抗菌作用物質の粉
状体もしくは粒状体としては、例えば、これらの物質を
全て含む、株式会社ニシザキの製品である「NNパウダ
ー」(機能性人工セラミックスパウダー)が用いられ
る。この「NNパウダー」は、天然トリウム・ウランを
含む放射性レア・アース鉱石と、非加熱常温状態で遠赤
外線を放射するジルコン、ジルコニア、アルミナ、シリ
カ等のセラミックスとを混合−粉砕−焼結−粗砕し、こ
れに特殊補助剤として菌および臭成分の吸収剤、抗菌補
助剤を添加し再度混合−粉砕−分級することにより製造
されるパウダー状のものであり、この「NNパウダー」
は、直接作用として、マイナスイオン生成作用、遠赤外
線放射作用があり、また間接作用として、抗菌作用、消
臭作用等がある。
【0031】また、前記遠赤外線放射物質としては、例
えば、オンリー化学株式会社の製品である「SGE」
(登録商標)が用いられる。この「SGE」は、地球造
岩主成分であるケイ酸塩類を主成分とする鉱石を原料と
し、これを微粉砕したパウダー状のものであり、この
「SGE」からは非加熱の常温状態において赤外線域4
〜24μmの遠赤外線波長が特に安定してよく放射さ
れ、この赤外線域の遠赤外線には、鮮度保持作用、活水
作用、細胞賦活作用、脱臭作用、熟成作用があることが
確認されている。
【0032】そして、化粧土への配合割合は任意である
が、化粧土に対する重量%で、前記「NNパウダー」が
3%、「SGE」が2%程度で十分な効果が得られるこ
とが確認されている。また、前記抗菌作用物質として
は、抗菌性のある金属イオン(銀イオン)を放出するよ
うに製造された抗菌セラミックスが用いられる。
【0033】この発明の実施の形態1の陶磁器にあって
は、以上のように構成することで、以下に列挙する作用
・効果が得られる。即ち、飲食器、花瓶、花器、徳利、
灰皿、便器、装飾品等の陶磁器から、マイナスイオンを
常時発生させることができるため、締め切った室内や都
会等のようにプラスイオンの発生し易い環境内を簡単
に、かつ、効率良くマイナスイオン化することができる
ようになる。また、常温状態で遠赤外線を放射させるこ
とができるため、遠赤外線により前記マイナスイオンの
持つヒーリング効果を増幅させることができるようにな
る。
【0034】従って、特に、飲食器、食品収容容器類に
適用した場合は、マイナスイオンによる細胞賦活作用、
および、遠赤外線による鮮度保持作用、活水作用、細胞
賦活作用、脱臭作用、熟成作用、さらには、抗菌作用物
質による抗菌作用により、食器内に収容された食品や飲
料水、調味液、酒、焼酎等の味を改善することができる
と共に、その鮮度を長期間に亙って保持させることがで
きるようになる。
【0035】また、生け花をする時の花器や、花器内の
水中に収容する製品に適用した場合は、遠赤外線による
水のクラスタを小さくする作用により、水の吸い上げを
良くすると共に、放射線による殺菌・抗菌作用により雑
菌や微生物の繁殖が抑制されるため、雑菌や微生物で生
け花の導管が詰まることで水の吸い上げを悪くして生け
花等を早期に枯らすことが抑制され、これにより、生け
花を長期間に亙り生きの良い状態に維持させることがで
きるようになる。
【0036】また、素地となる粘土自体ではなくその表
面に薄く掛けられる化粧土内にマイナスイオン生成物
質、常温遠赤外線放射物質、および、抗菌作用物質の粉
状体もしくは粒状体を混入する構造とすることにより、
マイナスイオン生成物質、常温遠赤外線放射物質、およ
び、抗菌作用物質の使用量も少なくて済むため、陶磁器
製品のコストアップを大幅に抑えることができ、かつ、
マイナスイオン生成物質、常温遠赤外線放射物質、およ
び、抗菌作用物質の粉状体もしくは粒状体の混入作業も
素地に対する混入作業に比べると粘度が低いため比較的
容易であり、従って、陶磁器製品のコストアップを大幅
に抑えることができると供に、マイナスイオン生成物
質、常温遠赤外線放射物質、および、抗菌作用物質の粉
状体もしくは粒状体が陶磁器製品の表面に近い位置に含
まれることになるため、マイナスイオンの発生効率、遠
赤外線放射効率、及び抗菌効果を大幅に高めることがで
きるようになる。
【0037】さらに、化粧土は、その表面を釉薬で薄く
被覆された状態となるため、マイナスイオン生成物質、
常温遠赤外線放射物質、および、抗菌作用物質の粉状体
もしくは粒状体が直接表面に露出することがなく、従っ
て、あらゆる用途に支障なく使用可能であると供に、そ
の効果を長く持続させることができるようになる。
【0038】(発明の実施の形態2)この発明の実施の
形態2は、固体窯業製品のうち、陶磁器に本発明を適用
するものであるが、この発明の実施の形態2では、特
に、開口部の狭い花瓶、花器、徳利等の陶磁器に適用し
た例を示すものである。即ち、この発明の実施の形態2
は、素焼きした素地における、少なくとも内底面、好ま
しくは内側面にも泥漿を掛けると共に、外表面には化粧
土を掛けて乾燥させた状態で焼成した後、さらに外表面
の化粧土の表面に釉薬を掛けて本焼きを行うことにより
製造される開口部の狭い花瓶、花器、徳利等の陶磁器で
あって、前記化粧土および/または泥漿として予め前記
発明の実施の形態1と同様のマイナスイオン生成物質、
常温遠赤外線放射物質、および、抗菌作用物質の粉状体
もしくは粒状体が混入されたものを用いたものである。
【0039】この発明の実施の形態2の陶磁器にあって
は、以上のように構成することで、開口部の狭い花瓶や
徳利等の少なくとも内底面から花瓶に収容された水や徳
利に収容された酒にマイナスイオンおよび遠赤外線によ
る作用、さらには、放射線および抗菌作用物質により殺
菌・抗菌作用を効率的に与えることができるようにな
る。そして、花瓶や徳利等の内底面に(好ましくは内側
面にも)掛けられた泥漿の表面には釉薬は掛けられてい
ないため、水や酒が直接泥漿に触れることになり、従っ
て、水や酒に対し上記作用をより効率的に作用させるこ
とができるようになる。なお、花瓶や徳利等の内底面に
(好ましくは内側面にも)シリコーン液をしみ込ませて
乾燥させることにより、液洩れを抑制することができ
る。
【0040】(発明の実施の形態3)この発明の実施の
形態3は、固体窯業製品のうち、タイルに本発明を適用
した例を示すものである。即ち、この発明の実施の形態
3は、素焼きした素地の表面に化粧土を掛けて乾燥させ
た状態で焼成した後、さらにその表面に釉薬を掛けて本
焼きを行うことにより製造されるタイルであって、前記
化粧土として予め前記発明の実施の形態1と同様のマイ
ナスイオン生成物質、常温遠赤外線放射物質、および、
抗菌作用物質の粉状体もしくは粒状体が混入されたもの
が用いられる。この発明の実施の形態3のタイルにあっ
ては、以上のように構成することで、タイルを張った場
所を広い範囲でマイナスイオン化することができるよう
になる。
【0041】(発明の実施の形態4)この発明の実施の
形態4は、前記発明の実施の形態1〜3において、化粧
土または泥漿内ではなく、釉薬の表面に該釉薬の乾燥前
に粉状体もしくは粒状体を付着させるようにした点で相
違したものである。このように、製品の最表面である釉
薬の表面に粉状体もしくは粒状体を付着させた構造とす
ることにより、粉状体もしくは粒状体の使用量も素地内
もしくは化粧土または泥漿内等に練り込む場合に比べて
少なくて済むため、製品のコストアップを最大限に抑え
ることができ、かつ、これらの粉状体もしくは粒状体の
付着作業は化粧土または泥漿内に練り込む作業に比べる
と比較的容易であり、従って、製品のコストアップを抑
えることができると共に、これらの粉状体もしくは粒状
体が製品の最表面に一部が露出した状態で含まれること
になるため、最小限の量で最大限の効果を発揮させるこ
とができるようになる。
【0042】(発明の実施の形態5)この発明の実施の
形態5は、本発明を素焼き前の素地の表面もしくは素焼
き素地の表面に化粧土または泥漿を掛けて乾燥後焼成す
る陶磁器で構成された任意形状の製品に適用した例を示
すものである。即ち、この発明の実施の形態4の製品
は、釉薬を掛けて本焼きを行う工程を省略した点で、前
記発明の実施の形態1の陶磁器とは相違したものである
が、その他の構成は前記発明の実施の形態1と同様であ
る。
【0043】また、この発明の実施の形態5の製品の具
体例として、飲料水、化粧水、液肥等の液体を収容する
容器内や、花瓶、花器等の内部に収容することで水等の
液体に一定の作用を及ぼす製品について説明すると、液
体類を収容する容器に合わせた大きさで任意形状(球
状、筒状、円盤状、方形等)に形成した素地を素焼き
し、この素焼き素地の表面に化粧土または泥漿を掛けて
乾燥後焼成することにより製造される。
【0044】この発明の実施の形態5では、素地となる
粘土自体ではなくその表面に薄く掛けられる化粧土また
は泥漿内に粉状体もしくは粒状体を含める構造とするこ
とにより、マイナスイオン生成物質および常温遠赤外線
放射物質の使用量も製品自体に練り込む場合に比べて少
なくて済むため、製品のコストアップを抑えることがで
き、かつ、粉状体もしくは粒状体の混入作業も素地に対
する混入作業に比べると粘度が低いため比較的容易であ
り、従って、製品のコストアップを抑えることができる
と供に、マイナスイオン生成物質および常温遠赤外線放
射物質が製品の表面に含まれることになるため、生成マ
イナスイオンによる作用、および、放射線による殺菌・
抗菌作用、水のクラスタを小さくする作用等を効率的に
水に作用させることができるようになる。
【0045】また、レア・アース鉱物から放射される微
量な放射線による殺菌・抗菌効果が得られるため、飲料
水を収容する容器内に収容可能な大きさに成形された製
品に適用することにより、飲料水の腐敗を長期間に亙っ
て抑制することができるようになる。
【0046】また、花瓶や花器等の水中に収容可能な大
きさに成形された製品に適用することにより、花器内等
の水中における雑菌や微生物の繁殖が抑制され、これに
より、雑菌や微生物で生け花の導管が詰まることで水の
吸い上げを悪くして生け花等を早期に枯らすことが抑制
され、生け花を長期間に亙り生きの良い状態に維持させ
ることができるようになる。
【0047】また、常温遠赤外線放射物質が放射する遠
赤外線による水のクラスタを小さくする作用により、例
えば、飲料水を収容する容器内に収容可能な大きさに成
形された製品に適用することにより、飲料水のクラスタ
を小さくし、これにより、人体に吸収され易く、これを
飲み続けると、血液のクラスタが小さくなり、新陳代謝
を活発化させて体内の有害な老廃物を速やかに排泄させ
ることができるため、体の健康を保ち、老化を抑制でき
るようになる。
【0048】また、花瓶や花器等の水中に収容可能な大
きさに成形された製品に適用することにより、花器内等
に収容された水のクラスタを小さくすることで、生け花
における水の吸い上げ効率を高め、新鮮さを長期間に亙
り維持させることができるようになる。
【0049】(発明の実施の形態6)この発明の実施の
形態6は、本発明を、任意材料で構成される任意形状の
製品の表面の少なくとも一部分に時間の経過により固化
するコーティング材を付着させ、該コーティング材が固
化する前に該コーティング材の表面に粉状体もしくは粉
状体を付着させた製品に適用したものである。なお、粉
状体もしくは粒状体の構成内容は、前記発明の実施の形
態1と同様である。
【0050】なお、コーティング材の例としては、シリ
コーン等のシーリング剤、接着剤または接合剤として用
いられている水ガラス、その他の接着剤、樹脂、塗料、
ニス、漆、陶土等がある。また、製品としては、全ての
製品が対象になり、その材質や形状も任意である。ま
た、粉状体もしくは粒状体の付着方法も、振り掛けや吹
き付け、または、まぶす等任意である。
【0051】この発明の実施の形態6では、任意材料で
構成される任意形状の製品の表面に付着固化されたコー
ティング材の表面に一部露出状態で付着固定されたマイ
ナスイオン生成物質の粉状体もしくは粒状体から、マイ
ナスイオンを直接発生させることができるようになるた
め、締め切った室内や都会等のようにプラスイオンの発
生し易い環境内を簡単に、かつ、最も効率良くマイナス
イオン化することができるようになる。
【0052】また、粉状体もしくは粒状体の一部が外部
に露出し、直接外気等に触れた状態となるため、最小限
の量でその機能を最大限に発揮させることができ、これ
により、最小限のコストで最大限の効果を得ることがで
きるようになる。さらに、粉状体もしくは粒状体の付着
作業も、コーティング材の固化作用を利用することで、
粉状体もしくは粒状体を振り掛け、吹き付け、もしくは
まぶす等の簡単な作業のみで済むため、製造工程を大幅
に繁雑化させることもない。
【0053】また、この発明の実施の形態6において、
製品の材料として木炭、竹炭等の炭、焼き物、ゼオライ
ト、硅藻土等の多孔質材料を用いることにより、コーテ
ィング材の付着力を高めることができるようになる。ま
た、製品の材料として木炭や竹炭等の炭、ゼオライト、
硅藻土等の多孔質材料を用い、その表面に付着させるコ
ーティング材として耐水性に優れたシリコーン、例え
ば、信越化学工業(株)製の一液型RTVゴム、接着剤
または接合剤として用いられている水ガラス等を用いる
ことにより、前記発明の実施の形態3で示したように、
飲料水、化粧水、液肥等の液体を収容する容器内や、花
瓶、花器等の内部に収容することで水等の液体に一定の
作用を及ぼす製品に用いることが可能となる。そして、
この場合においては、木炭や竹炭、ゼオライト、硅藻土
等の多孔質材料の外表面の一部を残した状態で、コーテ
ィング材を付着させることにより、木炭や竹炭の持つ浄
化作用および脱臭作用を同時に液体に作用させ、もしく
は、ゼオライト、硅藻土からのミネラル摂取作用を同時
に機能させることができるようになる。
【0054】また、前記粉状体もしくは粒状体内には増
量材としての粉状体もしくは粒状体を混入した状態で付
着させるようにすることにより、製品の広い範囲に亙り
マイナスイオン生成物質、遠赤外線放射物質、抗菌作用
物質の粉状体もしくは粒状体を均一に分散配置させるこ
とができるようになり、これにより、少ない量で無駄な
く最大限の効果を発揮させることができるようになる。
さらには、前記増量材として、木炭や竹炭等を粉状もし
くは粒状に粉砕したものを用いることにより、木炭や竹
炭の持つ浄化、脱臭作用を同時に機能させることがで
き、また、増量材として、ゼオライト、硅藻土等を粉状
もしくは粒状に粉砕したものを用いることにより、ゼオ
ライト、硅藻土からのミネラル摂取作用を同時に機能さ
せることができるようになる。
【0055】(発明の実施の形態7)この発明の実施の
形態7は、本発明を、任意材料で構成される任意形状の
製品の表面の少なくとも一部分に粘着剤を付着させ、該
粘着剤の表面に粉状体もしくは粒状体を付着させた製品
に適用したものである。なお、粉状体もしくは粒状体の
構成内容は、前記発明の実施の形態1と同様である。
【0056】以上のように構成することにより、任意材
料で構成される任意形状の製品の表面に付着固化された
粘着剤の表面に一部露出状態で付着固定されたマイナス
イオン生成物質の粉状体もしくは粒状体から、マイナス
イオンを直接発生させることができるようになる。この
ため、例えば、テープ状製品に適用し、粘着剤の一部に
粉状体もしくは粒状体を付着させ、これを、粘着剤の粘
着性を利用して人体における皮膚の血管位置等に粘着さ
せておくことにより、前述のように皮膚と接触したマイ
ナスイオンは、皮膚内に入り、毛細血管に吸収され(経
皮吸収)、その結果、生体組織を構成する細胞の活性が
強まり(細胞賦活作用)細胞膜を隔てたNa、K等の電
解質や老廃物の輸送・交換の代謝が活発になり、これに
より、自然治癒力を高め、かつ、自律神経の働きを活発
化させる他、悪玉の活性酸素を抑制する等の多くの優れ
た効能を効率良く発揮させることができるようになる。
【0057】また、皮膚に直接接触した常温遠赤外線放
射物質から放射される遠赤外線エネルギで、血液の水分
子のクラスタを小さくし、これにより、血液がさらさら
の状態になって血液の循環を良好にする作用があり、従
って、血圧の上昇を抑制し、血管内に血栓ができるのを
防止すると共に、体の新陳代謝を活発化させて健康を増
進させ、老化を防止することができるようになる。
【0058】また、マイナスイオン生成物質および常温
遠赤外線放射物質の粉状体もしくは粒状体の一部が直接
皮膚に触れた状態となるため、最小限の量でその機能を
最大限に発揮させることができ、これにより、最小限の
コストで最大限の効果を得ることができるようになる。
さらに、粉状体もしくは粒状体の付着作業も、粘着剤の
粘着性を利用することで、粉状体もしくは粒状体を振り
掛け、吹き付け、もしくはまぶす等の簡単な作業のみで
済むため、製造工程を大幅に繁雑化させることもない。
【0059】以上本発明の実施の形態を説明してきた
が、本発明の具体的な構成は本発明の実施の形態に限定
されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設
計変更等があっても本発明に含まれる。
【0060】例えば、発明の実施の形態1の陶磁器は、
素焼きした素地の表面に化粧土を掛けて乾燥させた状態
で焼成したが、素焼き前の生乾き状態の素地の表面に化
粧土を掛けて乾燥させた状態で焼成するようにしてもよ
い。
【0061】また、発明の実施の形態1〜3では、マイ
ナスイオン生成物質、遠赤外線放射物質、抗菌作用物質
の粉状体もしくは粒状体を化粧土または泥漿内に練り込
むようにした例を示したが、素地となる粘土の表面に薄
く掛けられる化粧土または泥漿の表面に粉状体もしくは
粒状体を付着させた構造としてもよく、このようにする
ことにより、マイナスイオン生成物質、常温遠赤外線放
射物質および抗菌作用物質の粉状体もしくは粒状体の使
用量も化粧土または泥漿内に練り込む場合に比べてさら
に少なくて済むため、製品のコストアップを最大限に抑
えることができ、かつ、これらの粉状体もしくは粒状体
の付着作業は化粧土または泥漿内に練り込む作業に比べ
ると比較的容易であり、従って、製品のコストアップを
抑えることができると共に、これらの粉状体もしくは粒
状体が製品の表面に近い位置に含まれることになるた
め、マイナスイオン生成物質、常温遠赤外線放射物質お
よび抗菌作用物質による機能効率をさらに高めることが
できるようになる。
【0062】また、発明の実施の形態4では、素地の表
面に化粧土または泥漿をかける例を示したが、これを省
略し、素地の表面に直接釉薬を掛ける場合にも適用する
ことができる。
【0063】また、マイナスイオン生成物質としては、
発明の実施の形態で例示したものに限定されるものでは
なく、その他に、例えば、東邦レーヨン徳島(株)の商
品「ディスカバー」、および、富士紡績(株)の商品
「スティヤーズ」に練り込まれている物質(特許第21
0149号)、特許第1426696号「ミネオン」
(登録商標)、世界長(株)の商品「セシオン」に練り
込まれている物質(特開平11−100777号)、敷
島紡績(株)「ホーリック」に練り込まれている物質、
日精紡(株)の商品「イオネージ」に練り込まれている
物質等、公知の全ての物質が含まれる。
【0064】また、常温遠赤外線放射物質としては、発
明の実施の形態で例示したものに限定されるものではな
く、その他に、例えば、バイタルウエーブ社の「バイタ
ルセラミックス」、ジルコン、ジルコニア、アルミナ、
シリカ、等のセラミックス、木炭、備長炭、竹炭等の黒
体物質等、公知の全ての物質が含まれる。なお、常温遠
赤外線放射物質およびマイナスイオン生成物質として
は、発明の実施の形態で例示したような天然鉱石から得
られるものに限定されるものではなく、人工的に製造さ
れる人工セラミックス等も含まれる。また、遠赤外線の
波長としても任意であるが、望ましくは育成光線とされ
ている赤外線域4〜14μmの遠赤外線を非加熱常温状
態で放射するものが望ましい。
【0065】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明請求項
1記載の遠赤外線放射製品にあっては、任意材料で構成
される任意形状の製品の表面の少なくとも一部分に時間
の経過により固化するコーティング材を付着させ、該コ
ーティング材が固化する前に該コーティング材の表面に
粉状体もしくは粒状体を付着させ、該粉状体もしくは粒
状体には少なくとも非加熱常温状態で遠赤外線を放射す
る常温遠赤外線放射物質の粉状体もしくは粒状体が含ま
れている手段としたことにより、任意材料で構成される
任意形状の製品の表面に付着固化されたコーティング材
の表面に一部露出状態で付着固定された常温遠赤外線放
射物質の粉状体もしくは粒状体から、遠赤外線を直接発
生させることができるようになると共に、最小限の量で
その機能を最大限に発揮させることができ、これによ
り、最小限のコストで最大限の効果を得ることができる
ようになる。また、常温遠赤外線放射物質の付着作業
も、コーティング材の固化作用を利用することで、粉状
体もしくは粒状体を振り掛け、吹き付け、もしくはまぶ
す等の簡単な作業のみで済むため、製造工程を大幅に繁
雑化させることもない。
【0066】請求項2記載の遠赤外線放射製品は、任意
材料で構成される任意形状の製品の表面の少なくとも一
部分に粘着剤を付着させ、該粘着剤の表面に粉状体もし
くは粒状体を付着させ、該粉状体もしくは粒状体には少
なくとも非加熱常温状態で遠赤外線を放射する常温遠赤
外線放射物質の粉状体もしくは粒状体が含まれている手
段としたことにより、例えば、テープ状製品に適用し、
これを、粘着剤の粘着性を利用して人体における皮膚の
血管位置等に粘着させておくことにより、皮膚に直接接
触した遠赤外線放射物質から放射される遠赤外線エネル
ギで、血液の水分子のクラスタを小さくし、これによ
り、血液がさらさらの状態になって血液の循環を良好に
する作用があり、従って、血圧の上昇を抑制し、血管内
に血栓ができるのを防止すると共に、体の新陳代謝を活
発化させて健康を増進させ、老化を防止することができ
るようになる。
【0067】また、常温遠赤外線放射物質の粉状体もし
くは粒状体の一部が直接皮膚に触れた状態となるため、
最小限の量でその機能を最大限に発揮させることがで
き、これにより、最小限のコストで最大限の効果を得る
ことができるようになる。さらに、常温遠赤外線放射物
質の付着作業も、粘着剤の粘着性を利用することで、粉
状体もしくは粒状体を振り掛け、吹き付け、もしくはま
ぶす等の簡単な作業のみで済むため、製造工程を大幅に
繁雑化させることもない。
【0068】請求項3記載の常温遠赤外線放射放射製品
は、請求項1または2に記載の遠赤外線放射製品におい
て、前記粉状体もしくは粒状体にはマイナスイオン生成
物質の粉状体もしくは粒状体が含まれている手段とした
ことにより、任意材料で構成される任意形状の製品の表
面に付着固化されたコーティング材もしくは粘着剤の表
面に一部露出状態で付着固定されたマイナスイオン生成
物質の粉状体もしくは粒状体から、マイナスイオンを直
接発生させることができるようになるため、締め切った
室内や都会等のようにプラスイオンの発生し易い環境内
を簡単に、かつ、効率良くマイナスイオン化することが
できるようになる。
【0069】また、特に、請求項2においては、例え
ば、テープ状製品に適用し、これを、粘着剤の粘着性を
利用して人体における皮膚の血管位置等に粘着させてお
くことにより、前述のように皮膚と接触したマイナスイ
オンは、皮膚内に入り、毛細血管に吸収され(経皮吸
収)、その結果、生体組織を構成する細胞の活性が強ま
り(細胞賦活作用)細胞膜を隔てたNa、K等の電解質
や老廃物の輸送・交換の代謝が活発になり、これによ
り、自然治癒力を高め、かつ、自律神経の働きを活発化
させる他、悪玉の活性酸素を抑制する等の多くの優れた
効能を効率良く発揮させることができるようになる。
【0070】また、マイナスイオン生成物質の粉状体も
しくは粒状体の一部が外部に露出し、直接外気等に触れ
た状態となるため、最小限の量でその機能を最大限に発
揮させることができ、これにより、最小限のコストで最
大限の効果を得ることができるようになる。さらに、マ
イナスイオン生成物質の付着作業も、コーティング材の
固化作用もしくは粘着剤の粘着性を利用することで、粉
状体もしくは粒状体を振り掛け、吹き付け、もしくはま
ぶす等の簡単な作業のみで済むため、製造工程を大幅に
繁雑化させることもない。
【0071】請求項4記載の遠赤外線放射製品は、請求
項1〜3のいずれかに記載の遠赤外線放射製品におい
て、前記粉状体もしくは粒状体には抗菌作用物質の粉状
体もしくは粒状体が含まれている手段としたことによ
り、抗菌作用が得られることはもちろん、遠赤外線によ
る前記鮮度保持作用、活水作用、細胞賦活作用、熟成作
用、脱臭作用効果をさらに高めることができるようにな
る。
【0072】請求項5記載の遠赤外線放射製品は、製品
が素焼き前の素地の表面もしくは素焼き素地の表面に化
粧土または泥漿を掛けて乾燥後焼成する陶磁器で構成さ
れた任意形状の製品であって、前記化粧土または泥漿に
は少なくとも非加熱常温状態で遠赤外線を放射する常温
遠赤外線放射物質の粉状体もしくは粒状体が含まれ、該
常温遠赤外線放射物質は少なくとも前記素焼き温度およ
び焼成温度ではその性状が変化しない物質としたことに
より、素焼き状態の陶磁器製品から、遠赤外線を発生さ
せることができるようになり、これにより、特に、飲食
品の収容器類に適用することにより、遠赤外線により、
鮮度保持作用、活水作用、細胞賦活作用、熟成作用、脱
臭作用等が得られるようになる。
【0073】また、遠赤外線放射物質が放射する遠赤外
線による水のクラスタ小さくする作用により、例えば、
飲料水を収容する容器内に収容可能な大きさに成形され
た製品に適用することにより、飲料水のクラスタを小さ
くし、これにより、人体に吸収され易く、これを飲み続
けると、血液のクラスタが小さくなり、新陳代謝を活発
化させて体内の有害な老廃物を速やかに排泄させること
ができるため、体の健康を保ち、老化を防止できるよう
になる。また、花瓶や花器等の水中に収容可能な大きさ
に成形された製品に適用することにより、花器内等に収
容された水のクラスタを小さくすることで、生け花にお
ける水の吸い上げ効率を高め、新鮮さを長期間に亙り維
持させることができるようになる。
【0074】また、素地となる粘土自体ではなくその表
面に薄く掛けられる化粧土または泥漿に常温遠赤外線放
射物質の粉状体もしくは粒状体を含める構造とすること
により、常温遠赤外線放射物質の粉状体もしくは粒状体
の使用量も製品の素地自体に練り込む場合に比べて少な
くて済むため、製品のコストアップを抑えることがで
き、かつ、常温遠赤外線放射物質の粉状体もしくは粒状
体の混入作業も素地に対する混入作業に比べると粘度が
低いため比較的容易であり、従って、製品のコストアッ
プを抑えることができると供に、常温遠赤外線放射物質
の粉状体もしくは粒状体が製品の表面側にその一部を露
出した状態で含まれることになるため、遠赤外線放射効
率を高めることができるようになる。
【0075】請求項6記載の遠赤外線放射製品は、製品
が素焼き前の素地の表面もしくは素焼き素地の表面に化
粧土または泥漿を掛けて乾燥後焼成し、さらにその表面
に釉薬を掛けて本焼きを行う工程を経る陶磁器、建築用
粘土製品等の固体窯業製品であって、前記化粧土または
泥漿内には少なくとも非加熱常温状態で遠赤外線を放射
する常温遠赤外線放射物質の粉状体もしくは粒状体が含
まれ、該常温遠赤外線放射物質は少なくとも前記焼成温
度および本焼き温度ではその性状が変化しない物質とし
たことにより、固体窯業製品から、遠赤外線を発生させ
ることができるようになり、これにより、特に、飲食品
の収容器類に適用することにより、遠赤外線により、鮮
度保持作用、活水作用、細胞賦活作用、熟成作用、脱臭
作用等が得られるようになる。特に、調理用の鍋類やプ
レート類に適用することにより、遠赤外線放射熱によ
り、調理品が内部からも同時に加熱され、これにより、
短時間でおいしく加熱調理することができるようにな
る。
【0076】また、素地となる粘土自体ではなくその表
面に薄く掛けられる化粧土または泥漿に常温遠赤外線放
射物質の粉状体もしくは粒状体を含める構造とすること
により、常温遠赤外線放射物質の粉状体もしくは粒状体
の使用量も製品自体に練り込む場合に比べて少なくて済
むため、製品のコストアップを抑えることができ、か
つ、常温遠赤外線放射物質の粉状体もしくは粒状体の混
入作業も素地に対する混入作業に比べると粘度が低いた
め比較的容易であり、従って、製品のコストアップを抑
えることができると供に、常温遠赤外線放射物質の粉状
体もしくは粒状体が製品の表面に近い位置に含まれるこ
とになるため、遠赤外線放射効率を高めることができる
ようになる。さらに、化粧土もしくは泥漿は、その表面
を釉薬で薄く被覆された状態となるため、遠赤外線放射
物質が直接表面に露出することがなく、従って、あらゆ
る用途に支障なく使用可能であると供に、その効果を長
く持続させることができるようになる。
【0077】請求項7記載の遠赤外線放射製品は、製品
が素焼き素地の表面に少なくとも釉薬を掛けて本焼きを
行う工程を経る陶磁器、建築用粘土製品等の固体窯業製
品であって、前記釉薬の表面には該釉薬の乾燥前に少な
くとも非加熱常温状態で遠赤外線を放射する常温遠赤外
線放射物質の粉状体もしくは粒状体が付着され、該常温
遠赤外線放射物質は少なくとも本焼き温度ではその性状
が変化しない物質としたことにより、即ち、以上のよう
に、製品の最表面である釉薬の表面に粉状体もしくは粒
状体を付着させた構造とすることにより、常温遠赤外線
放射物質の粉状体もしくは粒状体の使用量も素地内もし
くは化粧土または泥漿内等に練り込む場合に比べて少な
くて済むため、製品のコストアップを最大限に抑えるこ
とができ、かつ、これらの粉状体もしくは粒状体の付着
作業は化粧土または泥漿内に練り込む作業に比べると比
較的容易であり、従って、製品のコストアップを抑える
ことができると共に、これらの粉状体もしくは粒状体が
製品の最表面に一部が露出した状態で含まれることにな
るため、遠赤外線を効率的に放射することができるよう
になる。
【0078】請求項8記載の遠赤外線放射製品は、請求
項1〜7のいずれかに記載の遠赤外線放射製品におい
て、前記常温遠赤外線放射物質の粉状体もしくは粒状体
には赤外線域2〜25μmの遠赤外線を放射する鉱物の
粉状体もしくは粒状体が含まれている手段としたことに
より、遠赤外線放射物質が放射する遠赤外線による前記
鮮度保持作用、活水作用、細胞賦活作用、熟成作用、お
よび、脱臭作用をさらに高めることができるようにな
る。
【0079】請求項9記載の遠赤外線放射製品は、請求
項5〜8のいずれかに記載の遠赤外線放射製品におい
て、前記粉状体もしくは粒状体内にはマイナスイオン生
成物質の粉状体もしくは粒状体が含まれ、該粉状体もし
くは粒状体は少なくとも前記焼成温度および本焼き温度
ではその性状が変化しない物質としたことにより、タイ
ル、レンガ等の建築用粘土製品もしくは飲食器、花瓶、
徳利、灰皿、便器、装飾品等の陶磁器製品から、マイナ
スイオンを発生させることができるようになるため、締
め切った室内や都会等のようにプラスイオンの発生し易
い環境内を簡単に、かつ、効率良くマイナスイオン化す
ることができるようになる。
【0080】また、素地となる粘土自体ではなくその表
面に薄く掛けられる化粧土または泥漿にマイナスイオン
生成物質を含める構造とすることにより、マイナスイオ
ン生成物質の粉状体もしくは粒状体の使用量も製品自体
に練り込む場合に比べて少なくて済むため、製品のコス
トアップを抑えることができ、かつ、マイナスイオン生
成物質の粉状体もしくは粒状体の混入作業も素地に対す
る混入作業に比べると粘度が低いため比較的容易であ
り、従って、製品のコストアップを抑えることができる
と供に、マイナスイオン生成物質の粉状体もしくは粒状
体が製品の表面に近い位置に(請求項5にあっては製品
の表面に一部が露出した状態で)含まれることになるた
め、マイナスイオンの発生効率を高めることができるよ
うになる。
【0081】請求項10記載の遠赤外線放放射製品は、
請求項3または9記載の遠赤外線放射製品において、前
記マイナスイオン生成物質の粉状体もしくは粒状体は非
加熱常温状態でマイナスイオンを常時生成するトリウム
またはウラン等の微量放射性レア・アース鉱物の粉状体
もしくは粒状体で構成されている手段としたことによ
り、非加熱の常温状態において常時マイナスイオンを発
生させ続けることができるようになると共に、微量な放
射線による殺菌・抗菌効果も得ることができるようにな
る。
【0082】従って、例えば、請求項5において、飲料
水を収容する容器内に収容可能な大きさに成形された製
品に適用することにより、飲料水の腐敗を長期間に亙っ
て抑制することができるようになる。また、花瓶や花器
等の水中に収容可能な大きさに成形された製品に適用す
ることにより、花器内等の水中における雑菌や微生物の
繁殖が抑制され、これにより、雑菌や微生物で生け花の
導管が詰まることで水の吸い上げを悪くして生け花等を
早期に枯らすことが抑制され、生け花を長期間に亙り生
きの良い状態に維持させることができるようになる。
【0083】請求項11記載の遠赤外線放射製品は、請
求項5〜10のいずれかに記載の遠赤外線放射製品にお
いて、前記粉状体もしくは粒状体内には抗菌作用物質の
粉状体もしくは粒状体が含まれ、該抗菌作用物質は少な
くとも前記焼成温度および本焼き温度ではその性状が変
化しない物質としたことにより、抗菌作用が得られるこ
とはもちろん、遠赤外線による前記鮮度保持作用、活水
作用、細胞賦活作用、熟成作用、脱臭作用効果をさらに
高めることができるようになる。
【0084】請求項12記載の遠赤外線放射製品は、請
求項5、6、8〜11のいずれかに記載の遠赤外線放射
製品において、前記常温遠赤外線放射物質、マイナスイ
オン生成物質および抗菌作用物質の粉状体もしくは粒状
体は化粧土または泥漿が乾燥する前にその表面に付着さ
せた状態で含まれている手段としたことにより、即ち、
素地となる粘土の表面に薄く掛けられる化粧土または泥
漿の表面に粉状体もしくは粒状体を付着させた構造とす
ることにより、常温遠赤外線放射物質、マイナスイオン
生成物質、および抗菌作用物質の粉状体もしくは粒状体
の使用量も化粧土または泥漿内に練り込む場合に比べて
さらに少なくて済むため、製品のコストアップを最大限
に抑えることができ、かつ、これらの粉状体もしくは粒
状体の付着作業は化粧土または泥漿内に練り込む作業に
比べると比較的容易であり、従って、製品のコストアッ
プを抑えることができると共に、これらの粉状体もしく
は粒状体が製品の表面に近い位置に(請求項5にあって
は製品の表面に一部が露出した状態で)含まれることに
なるため、常温遠赤外線放射物質、マイナスイオン生成
物質、および抗菌作用物質による機能効率をさらに高め
ることができるようになる。
【0085】請求項13記載の遠赤外線放射製品は、請
求項1〜12いずれかに記載の遠赤外線放射製品におい
て、前記粉状体もしくは粒状体内には増量材としての粉
状体もしくは粒状体が混入されている手段としたことに
より、製品の広い範囲に亙り遠赤外線放射物質、マイナ
スイオン生成物質、抗菌作用物質を均一に分散配置させ
ることができるようになり、これにより、少ない量で無
駄なく最大限の効果を発揮させることができるようにな
る。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】任意材料で構成される任意形状の製品の表
    面の少なくとも一部分に時間の経過により固化するコー
    ティング材を付着させ、 該コーティング材が固化する前に該コーティング材の表
    面に粉状体もしくは粒状体を付着させ、 該粉状体もしくは粒状体には少なくとも非加熱常温状態
    で遠赤外線を放射する常温遠赤外線放射物質の粉状体も
    しくは粒状体が含まれていることを特徴とする遠赤外線
    放射製品。
  2. 【請求項2】任意材料で構成される任意形状の製品の表
    面の少なくとも一部分に粘着剤を付着させ、 該粘着剤の表面に粉状体もしくは粒状体を付着させ、 該粉状体もしくは粒状体には少なくとも非加熱常温状態
    で遠赤外線を放射する常温遠赤外線放射物質の粉状体も
    しくは粒状体が含まれていることを特徴とする遠赤外線
    放射製品。
  3. 【請求項3】前記粉状体もしくは粒状体にはマイナスイ
    オン生成物質の粉状体もしくは粒状体が含まれているこ
    とを特徴とする請求項1または2に記載の遠赤外線放射
    製品。
  4. 【請求項4】前記粉状体もしくは粒状体には抗菌作用物
    質の粉状体もしくは粒状体が含まれていることを特徴と
    する請求項1〜3のいずれかに記載の遠赤外線放射製
    品。
  5. 【請求項5】製品が素焼き前の素地の表面もしくは素焼
    き素地の表面に化粧土または泥漿を掛けて乾燥後焼成す
    る陶磁器で構成された任意形状の製品であって、 前記化粧土または泥漿には少なくとも非加熱常温状態で
    遠赤外線を放射する常温遠赤外線放射物質の粉状体もし
    くは粒状体が含まれ、 該常温遠赤外線放射物質は少なくとも前記素焼き温度お
    よび焼成温度ではその性状が変化しない物質であること
    を特徴とする遠赤外線放射製品。
  6. 【請求項6】製品が素焼き前の素地の表面もしくは素焼
    き素地の表面に化粧土または泥漿を掛けて乾燥後焼成
    し、さらにその表面に釉薬を掛けて本焼きを行う工程を
    経る陶磁器、建築用粘土製品等の固体窯業製品であっ
    て、 前記化粧土または泥漿には少なくとも非加熱常温状態で
    遠赤外線を放射する常温遠赤外線放射物質の粉状体もし
    くは粒状体が含まれ、 該常温遠赤外線放射物質は少なくとも前記焼成温度およ
    び本焼き温度ではその性状が変化しない物質であること
    を特徴とする遠赤外線放射製品。
  7. 【請求項7】製品が素焼き素地の表面に少なくとも釉薬
    を掛けて本焼きを行う工程を経る陶磁器、建築用粘土製
    品等の固体窯業製品であって、前記釉薬の表面には該釉
    薬の乾燥前に常温遠赤外線放射物質の粉状体もしくは粒
    状体が付着され、該常温遠赤外線放射物質は少なくとも
    本焼き温度ではその性状が変化しない物質であることを
    特徴とする遠赤外線放射製品。
  8. 【請求項8】前記常温遠赤外線放射物質の粉状体もしく
    は粒状体には赤外線域2〜25μmの遠赤外線を放射す
    る鉱物の粉状体もしくは粒状体が含まれることを特徴と
    する請求項1〜7のいずれかに記載の遠赤外線放射製
    品。
  9. 【請求項9】前記粉状体もしくは粒状体にはマイナスイ
    オン生成物質の粉状体もしくは粒状体が含まれ、 該粉状体もしくは粒状体は少なくとも前記焼成温度およ
    び本焼き温度ではその性状が変化しない物質であること
    を特徴とする請求項5〜8のいずれかに記載の遠赤外線
    放射製品。
  10. 【請求項10】前記マイナスイオン生成物質の粉状体も
    しくは粒状体は非加熱常温状態でマイナスイオンを常時
    生成するトリウムまたはウラン等の微量放射性レア・ア
    ース鉱物の粉状体もしくは粒状体で構成されていること
    を特徴とする請求項3または9に記載の遠赤外線放射製
    品。
  11. 【請求項11】前記粉状体もしくは粒状体には抗菌作用
    物質の粉状体もしくは粒状体が含まれ、 該抗菌作用物質は少なくとも前記焼成温度および本焼き
    温度ではその性状が変化しない物質であることを特徴と
    する請求項5〜10のいずれかに記載の遠赤外線放射製
    品。
  12. 【請求項12】前記常温遠赤外線放射物質、マイナスイ
    オン生成物質および抗菌作用物質の粉状体もしくは粒状
    体は化粧土または泥漿が乾燥する前にその表面に付着さ
    せた状態で含まれていることを特長とする請求項5、
    6、8〜11のいずれかに記載の遠赤外線放射製品。
  13. 【請求項13】前記粉状体もしくは粒状体には増量材と
    しての粉状体もしくは粒状体が混入されていることを特
    徴とする請求項1〜12のいずれかに記載の遠赤外線放
    射製品。
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