JP2001199419A - ブロー成形ボトル - Google Patents

ブロー成形ボトル

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JP2001199419A
JP2001199419A JP2000007708A JP2000007708A JP2001199419A JP 2001199419 A JP2001199419 A JP 2001199419A JP 2000007708 A JP2000007708 A JP 2000007708A JP 2000007708 A JP2000007708 A JP 2000007708A JP 2001199419 A JP2001199419 A JP 2001199419A
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JP
Japan
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bottle
curvature
blow
molded bottle
deformed
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000007708A
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English (en)
Inventor
Toshiyuki Nishida
敏之 西田
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Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toppan Printing Co Ltd filed Critical Toppan Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】二次加工における表示面積の問題がなく、また
ボトルの外観を損なうこともなく、内部圧力の減圧によ
る変形をボトルの形状デザインで解決したブロー成形ボ
トルを提供する。 【解決手段】プラスチックからなるブロー成形ボトルに
おいて、ブロー成形ボトル100 の胴部110 の水平断面の
表面側の曲率R1と裏面側の曲率R2とを変えることによ
り、ボトル内部圧力の減圧に対応して変形させる側の面
を意図的に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ボトル内部圧力の
内容物による減圧や充填時と使用時との温度差による減
圧などによるボトルの変形を、ボトルの形状デザインで
コントロールするブロー成形ボトルに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、ブロー成形ボトル(100)は、
図3(a)に示すように、胴部(110)の水平断面の
表面側の曲率(R1 )と裏面側の曲率(R2 )とが同一
のものが一般的には広く使用されていたが、最近の軽量
化に伴いボトルが薄肉化したため、内容物の酸素吸収に
よる内部圧力の減圧や充填時と使用時の温度差による内
部圧力の減圧などでボトル(100)が、図3(b)に
示すように、胴部(110)の表面側と裏面側の両方側
又は片側が凹状に変形し易く、ボトルの外観を著しく損
なうことが問題となり、このボトルの減圧変形の対策と
して、ボトルの胴部にパネル面を設けることにより、内
部圧力の減圧による変形を目立たなくすることが多かっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来のボトルの胴部にパネル面を設けたボトルは、印刷
やラベル貼りなどの二次加工を施す場合に、表示面積が
少なくなったり、パネル面の凹凸がボトルの外観を損な
うことがあった。
【0004】本発明は、上述の従来の問題を解決したも
のであり、二次加工における表示面積の問題がなく、ま
たボトルの外観を損なうこともなく、内部圧力の減圧に
よる変形をボトルの形状デザインで解決したブロー成形
ボトルを提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の第1
の発明は、プラスチックからなるブロー成形ボトルにお
いて、前記ブロー成形ボトルの胴部の水平断面の表面側
の曲率と裏面側の曲率とを変えることにより、ボトル内
部圧力の減圧に対応して変形させる側の面を意図的に設
けたことを特徴とするブロー成形ボトルである。
【0006】そして、本発明の第2の発明は、前記変形
させる側の面の所定位置に、単数又は複数の曲率の小さ
い横帯状リブを設けたことを特徴とする第1の発明に記
載のブロー成形ボトルである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態のブロー成形ボ
トルは、ポリエチレン、ポリプロピレンなどの熱可塑性
樹脂をダイレクトブロー成形法により成形するか、また
は、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレンを2
軸延伸ブロー成形法により成形するものである。そし
て、胴部の水平断面の表面側の曲率と裏面側の曲率とを
ボトルの使用目的に合わせて変えることにより、ボトル
内部圧力の減圧に対応して変形させる側の面を意図的に
設けるものである。なお、曲率の大きい方が、変形し易
いことは自明の理であるので、変形させる側の面の曲率
を大きくする。
【0008】上述のように本発明のブロー成形ボトル
は、胴部の水平断面の表面側の曲率と裏面側の曲率とを
変えて、意図的にボトル内部圧力の減圧に対応して変形
させる側の面を設けたものであり、このため、従来のパ
ネル面を設けたボトルとように二次加工における表示面
積の問題がなく、また、ボトルの外観を損なうこともな
い。
【0009】また、必要に応じては、変形させる側の面
の所定位置に、梁効果のある曲率の小さい横帯状リブを
単数又は複数箇所に設けて、変形させる側の面を分断す
ることによって全体の変形量を少なく制御し、ボトル内
部圧力の減圧に対する変形させる側の面の変形量をコン
トロールするものである。
【0010】
【実施例】以下に本発明の実施例を具体的に説明する。
【0011】<実施例1>ボトル(100)の仕様は、
図1(a)に示すように、表面側の胴部(110)の水
平断面形状を曲率(R1 )が51mm径の半円状にし、
裏面側の胴部の水平断面形状を角丸角形にして裏面の曲
率(R2 )を150mm径と表面側の曲率より大きく
し、胴部肉厚を0.5mmとし、ボトル重量を33.4
gに設定した。なお、胴部の左右方向の幅は87.0m
mで、表裏方向の厚さは65.5mmであった。
【0012】<実施例2>ボトルの仕様は、図2(a)
又は(b)に示すように、表面側の胴部(110)の水
平断面形状を曲率(R1 )が51mm径の半円状にし、
裏面側の胴部の水平断面形状を角丸角形にして裏面側の
曲率(R2 )を150mm径と表面側の曲率より大きく
した実施例1と同様の形状であるが、さらに、胴部の底
部から76mm位置に15mm幅で曲率(R3 )が表面
側の曲率(R1 )と同じな横帯状リブ(111)を設け
たものである。胴部肉厚を0.5mmとし、ボトル重量
を34.5gに設定した。なお、胴部の左右方向の幅は
87.0mmで、表裏方向の厚さは65.5mmであっ
た。
【0013】<比較例1>従来のボトル形状で、ボトル
(100)の仕様は、図3(a)に示すように、表面側
と裏面側の胴部(110)の水平断面形状を同一曲率
(R1 =R2 )の51mm径の半円状にし、胴部肉厚を
0.5mmとし、ボトル重量を32.5gに設定した。
なお、胴部の左右方向の幅は87.0mmで、表裏方向
の厚さは70.5mmであった。
【0014】<解 析>上述の実施例1、実施例2及び
比較例1の3種類のボトルの内部圧力の減圧度に対する
減容量を解析した結果を表1に示す。
【0015】
【表1】
【0016】表1の解析結果では、従来のボトル形状で
ある比較例1は、減圧度が267Pa(20mmHg)
程度までは、約4mlの減容量で耐えるが、それ以上に
なると解析不能となる。従って、約40℃の温度変化で
は計算上約5.5mlの減容量となるため、耐えられな
く、図3(b)に示すように、胴部(110)の表面側
と裏面側の両側又はいずれかの片面が極度に内側へ変形
(矢印)してしまう。一方、実施例1は、裏面側が角丸
角形であり、267Pa(20mmHg)の減圧度のと
き、図1(b)に示すように、表面側はほとんど変形す
ることがなく、裏面側が変形(矢印)しその減容量が約
58mlであり約40℃の温度変化による減容量を十分
に吸収することができる。また、実施例2は、角丸角形
の裏面に横帯状リブを設けたものであり、267Pa
(20mmHg)の減圧度のとき、表面側はほとんど変
形することがなく、裏面側が変形しその減容量が約24
mlであり約40℃の温度変化による減容量を十分に吸
収することができ、しかも実施例1よりも裏面側の変形
が横帯状リブの効果により小さい。この解析結果から、
変形させる側の面に設ける横帯状リブの本数及び幅を変
えることより、減容量をどのぐらいにするかコントロー
ルすることが可能となる。
【0017】
【発明の効果】本発明のブロー成形ボトルは、意図的に
ボトル内部圧力の内容物による減圧に対応して変形させ
る側の面を設けることができ、二次加工における表示面
積の問題やボトルの外観を損なうことがない。
【0018】また、温度変化の程度、内容物による酸素
吸収の程度により減容量が算定できれば、その程度に応
じて形状デザインによりボトルの変形面や変形度合いを
コントロールすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1のブロー成形ボトルの胴部の水平断面
形状の説明図であり、(a)は、変形前の状態を示し、
(b)は、内部圧力の減圧により変形した時の状態を示
す。
【図2】(a)は、実施例2のブロー成形ボトルの背面
図であり、(b)は、そのA−A’断面図である。
【図3】従来の一例のブロー成形ボトルの胴部の水平断
面形状の説明図であり、(a)は、変形前の状態を示
し、(b)は、内部圧力の減圧により表面側と裏面側が
変形した時の状態を示す。
【符号の説明】
100……ボトル 110……胴部 111……横帯状リブ R1 ……表面側の曲率 R2 ……裏面側の曲率 R3 ……横帯状リブの曲率

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プラスチックからなるブロー成形ボトルに
    おいて、前記ブロー成形ボトルの胴部の水平断面の表面
    側の曲率と裏面側の曲率とを変えることにより、ボトル
    内部圧力の減圧に対応して変形させる側の面を意図的に
    設けたことを特徴とするブロー成形ボトル。
  2. 【請求項2】前記変形させる側の面の所定位置に、単数
    又は複数の曲率の小さい横帯状リブを設けたことを特徴
    とする請求項1記載のブロー成形ボトル。
JP2000007708A 2000-01-17 2000-01-17 ブロー成形ボトル Pending JP2001199419A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009020118A1 (ja) * 2007-08-06 2009-02-12 Kobayashi Pharmaceutical Co., Ltd. 樹脂製封入容器
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WO2015093369A1 (ja) * 2013-12-19 2015-06-25 花王株式会社 ボトル容器

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