JP2001199249A - 走行車両 - Google Patents

走行車両

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JP2001199249A
JP2001199249A JP2000011631A JP2000011631A JP2001199249A JP 2001199249 A JP2001199249 A JP 2001199249A JP 2000011631 A JP2000011631 A JP 2000011631A JP 2000011631 A JP2000011631 A JP 2000011631A JP 2001199249 A JP2001199249 A JP 2001199249A
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ventilation
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JP2000011631A
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English (en)
Inventor
Jiro Niwa
二郎 丹羽
Toshinobu Sasaki
俊延 佐々木
Takeshi Fukumoto
健氏 福元
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Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Diesel Engine Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】ゴルフカートは、エンジン29と電動モー
タ34とを備えたハイブリットシステムを搭載してい
る。このハイブリットシステムを構成する各種機器のう
ち、充電器31と発電機30とエンジン29とマフラ4
1とが、後座席シート11の下方空間S(リアカウル9
と後座席台10と後座席シート11とで囲まれた空間)
で、着脱自在なケース40によりユニット化されて収納
されている。このケース40は、上記各種機器から発生
する騒音や、ゴルフカートに配設された各種センサに悪
影響を及ぼし易いノイズを遮断する。 【効果】特にゴルフカートにおいて、動力の有効利用に
より運転効率を高めるとともに、防音効果及びノイズ防
止効果を高めることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ゴルフカートな
どの走行車両において、動力源の改良に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来のゴルフカートにおいては、ガソリ
ンエンジン等の内燃機関を動力源として走行するもの
と、電動モータを動力源として走行するものとが知られ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この種のゴルフカート
にあっても、動力の有効利用により運転効率を高める動
力節減対策ばかりではなく、上記動力源、特にガソリン
エンジン等の内燃機関から発生する騒音を抑えて乗り心
地を良くする防音対策や、上記動力源から発生するノイ
ズ、特にゴルフカートに配設された各種センサに悪影響
を及ぼし易いノイズを遮断するノイズ防止対策などに配
慮する必要がある。
【0004】本発明は、各種走行車両、特にゴルフカー
トにおいて、動力の有効利用により運転効率を高めると
ともに、防音効果及びノイズ防止効果を高めることを目
的にしている。
【0005】
【課題を解決するための手段】後記実施形態の図面(図
1〜5)の符号を援用して本発明を説明する。請求項1
の発明にかかる走行車両においては、エンジン(29)
と電動モータ(34)とを備えたハイブリットシステム
(H)を搭載し、このハイブリットシステム(H)を構
成する各種機器(29,30,31,32,33,3
4,41等)のうち少なくともエンジン(29)を収納
するケース(40)を設けている。
【0006】請求項2の発明において、請求項1の発明
にかかるケース(40)は、収納室(45)と、この収
納室(45)を介して連通する通風入口(46)及び通
風出口(47)とを有している。この収納室(45)に
は、ハイブリットシステム(H)を構成する各種機器
(29,30,31,32,33,34,41等)のう
ち前記エンジン(29)を含む複数の機器(29,3
0,31,41)を、それらの発生熱量の大小関係に応
じて、通風入口(46)側から通風出口(47)側へ流
れる通風方向(P)でその上流側から下流側へ順次並設
している。
【0007】請求項3の発明においては、請求項2の発
明にあって、前記通風出口(47)が排風ダクト(5
4)に接続されて連通され、前記エンジン(29)に設
けた排気管(52)をこの通風出口(47)に延設して
連通させている。
【0008】請求項4の発明においては、請求項2また
は請求項3の発明にあって、ハイブリットシステム
(H)を構成する各種機器(29,30,31,32,
33,34,41等)のうち前記ケース(40)に収納
する複数の機器が、前記エンジン(29)のほかに、発
電機(30)及び充電器(31)と、エンジン(29)
に設けた排気管(52)に対し取り付けたマフラ(4
1)であり、この充電器(31)、発電機(30)、エ
ンジン(29)、マフラ(41)の順に、前記通風方向
(P)における上流側から下流側へ並設している。
【0009】請求項5の発明においては、請求項1から
請求項4のうちいずれかの請求項の発明にかかるケース
(40)を覆うカバー(9,10,11)を設けた。請
求項6の発明においては、請求項5の発明にあって、前
記ケース(40)が、座席シート(11)の下方に設け
た空間(S)で車体(39)に設置され、前記カバー
(9,10,11)が、この座席シート(11)の下方
空間(S)を囲む車体の一部である。
【0010】請求項7の発明においては、請求項1から
請求項6のうちいずれかの請求項の発明にあって、前記
ケース(40)が車体(39)に対し防振部(48)を
介して支持されている。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態にかか
る走行車両としてのゴルフカートを図面を参照して説明
する。
【0012】<図1,2に示すゴルフカート1の概要>
左右の前車輪3と左右の後車輪4とが懸架されたメイン
フレーム2上において、その前側に設けられた前座席台
5の上部には運転席シート6と助手席シート7とが左右
方向へ区分されて取り付けられている。この運転席シー
ト6と助手席シート7との間にはコンソール8が取り付
けられている。このメインフレーム2上の後側に設けら
れたリアカウル9の上部には後座席台10が取り付けら
れ、この後座席台10の上部には後座席シート11が左
右方向へ一連に取り付けられている。このゴルフカート
1は、5人乗りタイプであり、前記運転席シート6と助
手席シート7とに各1人、前記後座席シート11に計3
人乗り込むことができる。この運転席シート6の後側及
び助手席シート7の後側にはそれぞれ、前座席ステー1
2により前背もたれ13が支持されている。この後座席
シート11の後側には、左右両後座席ステー14により
後背もたれ15が左右方向へ一連に支持されている。こ
の運転席シート6の右外側と助手席シート7の左外側と
後座席シート11の左右両外側とにはそれぞれアシスト
バー16が支持されている。
【0013】前記メインフレーム2上には、前記前座席
台5とリアカウル9との間で後ステップ17が後座席シ
ート11に対応して左右方向へ一連に取り付けられてい
るとともに、この前座席台5の前方で前ステップ18が
運転席シート6と助手席シート7とに対応して左右方向
へ一連に取り付けられている。この前ステップ18の前
側からはフロントカウル19が立設されている。このフ
ロントカウル19と運転席シート6との間において、ハ
ンドル20a等を有するステアリング機構20が設置さ
れているとともに、このステアリング機構20の下部で
ブレーキペダル21とアクセルペダル22とが設置され
ている。
【0014】前記フロントカウル19の左右両側からフ
ロントピラー23が上方へ延設されているとともに、前
記後背もたれ15の左右両側で左右両後座席ステー14
からリアピラー24が上方へ延設され、この左右両フロ
ントピラー23の上端部と左右両リアピラー24の上端
部との間にルーフ25が架設されている。前記リアカウ
ル9の後方にはゴルフバッグを載せるためのバッグキャ
リア26が斜め後上方へ延設され、このバッグキャリア
26の左右両側には傘やパターなどを入れるための収容
袋27が取り付けられている。
【0015】<上記ゴルフカート1の動力源>この動力
源としては、図3の電気ブロック図で概略的に示すシリ
ーズハイブリットシステムHを搭載している。ちなみ
に、このゴルフカート1は後車輪駆動型であり、前記左
右両前車輪3は前記ステアリング機構20のハンドル2
0aにより操舵される。
【0016】コントローラ28はエンジン29の回転数
制御を行なう。このエンジン29は最も効率の高い条件
で駆動される。このエンジン29の回転は連動部29a
で発電機30に伝達される。この発電機30は交流を発
電し、その交流が充電器31に入力される。この充電器
31は、入力された交流を整流して直流に変換し、低電
圧バッテリ32及び高電圧バッテリ33を充電する。こ
の低電圧バッテリ32の電力は、電動モータ34以外の
各種電装品(前記コントローラ28など)に供給され
る。この高電圧バッテリ33の電力は、電動モータ34
に内蔵されたドライブ回路35に供給される。このドラ
イブ回路35により電動モータ34が駆動される。この
電動モータ34の回転は、連動部34aでミッションケ
ース36に伝達され、さらに後車軸37を経て前記左右
両後車輪4に伝達される。
【0017】<前記シリーズハイブリットシステムHの
配置構造>図1,2に示すゴルフカート1においては、
図4に示す後座席シート11の下方の空間Sにおいて、
上側はこの後座席シート11で囲まれ、前後左右の各側
は前記リアカウル9及び後座席台10で囲まれている。
この空間Sの下側で開放されたメインフレーム2の内側
にサブフレーム38が取着され、さらにこのサブフレー
ム38上に支持台39が取着されている。前記空間S内
においてこの支持台39上の右側にはケース40が設置
され、この支持台39上の左側には前記低電圧バッテリ
32がこのケース40の左方で隣接して設置されてい
る。図4(b)に概略的に示すように、このケース40
内には、前述したシリーズハイブリットシステムHの主
な構成機器であるエンジン29や発電機30や充電器3
1やバッテリ(低電圧バッテリ32及び高電圧バッテリ
33)や電動モータ34のうち、エンジン29と発電機
30と充電器31とが収納されているとともに、そのほ
かマフラ41も収納されている。この収納構造の詳細は
後述する。
【0018】前記後車軸37は前記ケース40の後方で
支持され、前記左右両後車輪4はこの後車軸37の左右
両端部に支持されている。前記電動モータ34はメイン
フレーム2の後端部左側に取着されたリアサブフレーム
42上に設置されている。前記ミッションケース36は
このケース40の後方で前記サブフレーム38上に設置
されている。前記高電圧バッテリ33は、前記バッグキ
ャリア26の下方で、メインフレーム2の後端部に取着
されたバッグキャリアフレーム43のバッテリブラケッ
ト44上に設置されている。
【0019】<前記ケース40及びその収納構造>図
4,5に示すように、このケース40は、鉄等の金属か
らなり、底壁40aと前壁40bと後壁40cと左壁4
0dと右壁40eと上壁40fとで囲まれる収納室45
を有している。このケース40の前壁40bにおいて底
壁40a付近には通風入口46が形成されているととも
に、このケース40の後壁40cにおいて底壁40a付
近には通風出口47が形成され、この通風入口46及び
通風出口47は収納室45に連通している。この収納室
45は通風入口46や通風出口47を除いて密閉状態に
ある。
【0020】特に図4(b)で概略的に示すように、前
記サブフレーム38に取着された支持台39上には、複
数の防振部48が取り付けられている。この各防振部4
8としては、ゴム部材など、各種従来周知のものを採用
することができる。前記ケース40の底壁40aは、こ
の各防振部48上に対し着脱部49を介して支持されて
いる。この各着脱部49としては、ねじ締結など、各種
従来周知のものを採用することができる。
【0021】前記通風入口46と通風出口47とを結ぶ
領域Tで、この通風入口46と通風出口47との間に風
当て部50が介在されている。この領域Tよりも上方で
収納室45には、前記充電器31と発電機30とエンジ
ン29とマフラ41とが、それらの発生熱量の大小関係
に応じて、通風入口46側から通風出口47側へ流れる
通風方向Pにあってその上流側から下流側へ順次並設さ
れた状態で、位置決めされて設置されている。すなわ
ち、これらの各熱発生源(充電器31と発電機30とエ
ンジン29とマフラ41)にあって、発生熱量の小さい
ものほど通風入口46側寄りに、発生熱量の大きいもの
ほど通風出口47側寄りにそれぞれ配置している。
【0022】前記エンジン29は、内燃機関であって、
吸気管51や排気管52や冷却ファン53などを備え、
前述した連動部29a(図3参照)で発電機30を駆動
するようになっている。なお、この内燃機関は、従来周
知のガソリンエンジンであるため、その詳細は省略す
る。なお、図4(b)では示さないが、エンジン29と
発電機30とは前述した連動部29a(図3参照)で互
いに接続されている。
【0023】前記通風出口47には排風ダクト54がフ
ランジ等で着脱自在に接続されて連通されている。この
排風ダクト54は、この通風出口47から後方へ延設さ
れ、さらに前記バッグキャリアフレーム43の下方で左
方へ曲げて延設されている。前記エンジン29の排気管
52の途中経路には前記マフラ41が取り付けられてい
る。この排気管52は通風出口47付近まで延設され、
その末端口部52aが通風出口47付近で排風ダクト5
4に挿入されて連通されている。前記エンジン29の吸
気管51は、前記通風入口46付近まで延設され、その
末端口部51aが通風入口46に挿入されて連通されて
いる。
【0024】なお、図4(b)や図5では示さないが、
電気的配線については前記ケース40の内外に配設され
ている。 <本実施形態の特徴>本実施形態は下記*の特徴(後記
する他の技術的思想以外)を有する。
【0025】* ゴルフカート1において、エンジン2
9と電動モータ34とを備えたハイブリットシステムH
を搭載した。従って、動力の有効利用により運転効率を
高めることができる。
【0026】* 上記ゴルフカート1において、ハイブ
リットシステムHを構成する各種機器のうち、エンジン
29と発電機30と充電器31とマフラ41とをケース
40に収納した。このケース40は、上記各種機器から
発生する騒音や、ゴルフカート1に配設された各種セン
サに悪影響を及ぼし易いノイズを遮断する。特に、エン
ジン29に対しては、防音対策及びノイズ防止対策とし
ての効果が顕著である。
【0027】* ケース40は、ハイブリットシステム
Hを構成する各種機器(エンジン29、発電機30、充
電器31、マフラ41)を収納する収納室45と、この
収納室45を介して連通する通風入口46及び通風出口
47とを有している。この通風入口46から導入された
空気は収納室45を通って通風出口47から排出され
る。この空気の流れにより、熱発生源ともなる上記各種
機器の冷却効率を高めることができる。
【0028】* 収納室45には、熱発生源でもある上
記各種機器(エンジン29、発電機30、充電器31、
マフラ41)を、それらの発生熱量の大小関係に応じ
て、通風入口46から通風出口47側へ流れる通風方向
Pでその上流側から下流側へ順次並設した。例えば、充
電器31、発電機30、エンジン29、マフラ41の順
に並設している。このように発生熱量の小さい機器ほど
通風入口46側寄りに配置すると、この通風入口46側
から通風出口47側へ流れる空気の温度上昇を抑え、通
風出口47側寄りに配置された機器に対する冷却も十分
に行なうことができる。従って、熱発生源ともなる上記
各種機器の冷却効率をより一層高めることができる。
【0029】* ケース40の通風出口47に排風ダク
ト54を接続して連通させた。従って、通風入口46か
ら導入されて通風出口47から排出される空気をこの排
風ダクト54により円滑に排出することができる。
【0030】* エンジン29の排気管52を通風出口
47まで延設してこの通風出口47及び上記排風ダクト
54に連通させた。そのため、通風出口47からの空気
の排出と、排気管52からの排気とを排風ダクト54を
通して同時に行なうことができる。従って、防音効果を
より一層高めることができる。また、この排気管52の
末端口部52aではその周囲で排気の噴流による負圧が
生じるため、その吸引力により、通風出口47からの空
気の排出をより一層円滑に行なうことができる。
【0031】* ケース40はカバー(リアカウル9と
後座席台10と後座席シート11)により覆われてい
る。このケース40とカバーとによる二重遮蔽構造によ
り、ケース40に収納された上記各種機器(エンジン2
9、発電機30、充電器31、マフラ41)に対する防
音効果及びノイズ防止効果をより一層発揮することがで
きる。
【0032】* ケース40は、後座席シート11の下
方で、この座席シート11とそれを載設する支持体であ
るリアカウル9及び後座席台10とで囲まれた空間Sに
おいて、支持台39に設置されている。この後座席シー
ト11の下方空間Sは、既存構造をそのまま利用して上
記二重遮蔽構造を容易に実現できる最適なスペースであ
る。また、この下方空間Sは、ゴルフカート1に配設さ
れた各種センサから比較的離れた位置にある。従って、
前記防音効果及びノイズ防止効果をより一層発揮するこ
とができる。さらに、この下方空間Sではケース40の
組付けも行い易い。
【0033】* ケース40は車体の一部である支持台
39に対し防振部48で支持されている。この防振部4
8があるため、ケース40の振動が支持台39に伝わり
にくくなる。従って、前述した防音効果と相俟って、乗
り心地を良くすることができる。
【0034】〔他の実施形態〕前記実施形態以外にも下
記*のように構成してもよい。 * 前記実施形態では、エンジン29で発電機30を駆
動してこの発電機30で発電した電力により電動モータ
34が後車輪4を駆動するシリーズハイブリットシステ
ムHを採用した。図示しないが、そのほか、エンジンと
電動モータとが車輪を駆動するパラレルハイブリットシ
ステムを採用する。このパラレルハイブリットシステム
においても、上記シリーズハイブリットシステムHと同
じく、エンジンと発電機と充電器とバッテリと電動モー
タとを主な構成機器として備え、このエンジンと発電機
と充電器とをケースに収納する。
【0035】* 上記シリーズハイブリットシステムH
を構成する各種機器(エンジン29、発電機30、充電
器31、低電圧バッテリ32、高電圧バッテリ33、電
動モータ34、マフラ41など)のうち、例えば電動モ
ータ34もケース40に収納する。
【0036】* 一つの機器で発電機の機能と充電器の
機能とを持つ充電発電機(ゼネレータ)を採用する。 * 一つの機器で発電機の機能と電動機の機能とを持つ
発電電動機(ゼネレータモータ)を採用する。この場合
には、この発電電動機をケースに収納する。
【0037】〔他の技術的思想〕前記実施形態から把握
できる技術的思想(請求項以外)を記載する。 (イ) 請求項1において、ハイブリットシステムH
は、エンジン29で発電機30を駆動し、この発電機3
0で発電した電力により電動モータ34が車輪(後車輪
4)を駆動する。従って、運転の高効率化を容易に実現
することができる。
【0038】(ロ) 請求項1において、ハイブリット
システムHは、エンジン29と電動モータ34とが車輪
(後車輪4)を駆動する。従って、運転の高効率化を容
易に実現することができる。
【0039】(ハ) 請求項1から請求項7のうちいず
れかの請求項、または上記(イ)または(ロ)におい
て、ケース40は、車体(支持台39)に対し着脱部4
9を介して支持されている。そのため、ケース40と、
このケース40に収納された各種機器(エンジン29、
発電機30、充電器31、マフラ41)とをユニット化
することができる。従って、車体(支持台39)との間
の組付け及び分解を容易行なうことがきる。
【0040】(ニ) 請求項2または請求項3または請
求項4において、ケース40の収納室45には風当て部
50を設けた。通風入口46から導入された空気がこの
風当て部50に当たるため、収納室45内での空気の流
れが変化し易くなる。従って、冷却効率をより一層高め
ることができる。
【0041】(ホ) 請求項2または請求項3または請
求項4において、ハイブリットシステムHを構成する各
種機器のうちケース40に収納される機器(エンジン2
9、発電機30、充電器31、マフラ41)は、通風入
口46と通風出口47とを結ぶ領域Tよりも上方で収納
室45に設置され、この領域Tで通風入口46と通風出
口47との間に風当て部50を介在させた。通風入口4
6から導入された空気がこの風当て部50に当たって上
方へ流れた後に下方へ流れて通風出口47から排出され
るため、収納室45内での空気の流れが変化し易くな
る。従って、冷却効率をより一層高めることができる。
【0042】(ヘ) 請求項2または請求項3または請
求項4または上記(ニ)または(ホ)において、エンジ
ン29に設けた吸気管51を通風入口46に延設して連
通させている。従って、吸気管51への空気の吸入を円
滑に行なうことができるとともに、この吸引力により、
通風入口46から収納室45への空気の導入も円滑に行
なうことができる。
【0043】
【発明の効果】請求項1の発明にかかる走行車両(例え
ばゴルフカート1)によれば、ハイブリットシステム
(H)の採用により動力を有効利用して運転効率を高め
ることができるばかりではなく、このハイブリットシス
テム(H)のうち少なくともエンジン(29)をケース
(40)に収納したので、防音効果及びノイズ防止効果
を高めることができる。
【0044】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
の効果に加え、ケース(40)内の収納室(45)で通
風入口(46)から通風出口(47)へ流れる空気によ
り、ハイブリットシステム(H)の各種機器(エンジン
29等)に対する冷却効率を高めることができるばかり
ではなく、ケース(40)内での各種機器(エンジン2
9等)の配置関係も発生熱量の大小関係に応じて配慮し
たので、上記冷却効率をより一層高めることができる。
【0045】請求項3の発明によれば、請求項2の発明
の効果に加え、通風出口(47)からの空気の排出を排
風ダクト(54)により円滑に行なうことができるばか
りではなく、この排風ダクト(54)で排気管(52)
からの排気も同時に行って、防音効果をより一層高める
ことができる。
【0046】請求項4の発明によれば、請求項2または
請求項3の発明の効果に加え、通風入口(46)側から
通風出口(47)側へ流れる空気の温度上昇を抑えて通
風出口(47)側寄りに配置された機器に対する冷却も
十分に行い、ハイブリットシステム(H)の各種機器
(充電器31、発電機30、エンジン29、マフラ4
1)に対する冷却効率をより一層高めることができる。
【0047】請求項5の発明によれば、請求項1から請
求項4のうちいずれかの請求項の発明の効果に加え、ケ
ース(40)とカバー(9,10,11)とによる二重
遮蔽構造により、防音効果及びノイズ防止効果をより一
層発揮することができる。
【0048】請求項6の発明によれば、請求項5の発明
の効果に加え、座席シート(11)の下方空間(S)で
車体の一部をカバーとして利用しているので、既存構造
を利用して上記二重遮蔽構造を容易に実現することがで
きる。
【0049】請求項7の発明によれば、請求項1から請
求項6のうちいずれかの請求項の発明の効果に加え、ケ
ース(40)の振動が車体(39)に伝わりにくくな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態にかかるゴルフカートを示す斜視
図である。
【図2】 本実施形態にかかるゴルフカートを示す側面
図である。
【図3】 上記ゴルフカートに採用したハイブリットシ
ステムの原理を示すブロック図である。
【図4】 (a)は上記ゴルフカートの動力源を主に示
す部分側面図であり、(b)はこの動力源であるハイブ
リットシステムを構成する各種機器のうちエンジン等を
収納するケースを概略的に示す断面図である。
【図5】 上記ゴルフカートの動力源を主に示す部分平
面図である。
【符号の説明】
1…ゴルフカート(走行車両)、9…リアカウル(カバ
ーである支持体)、10…後座席台(カバーである支持
体)、11…後座席シート(カバーである座席シー
ト)、29…エンジン、30…発電機、31…充電器、
32…低電圧バッテリ、33…高電圧バッテリ、34…
電動モータ、39…支持台(車体の一部)、40…ケー
ス、41…マフラ、45…収納室、46…通風入口、4
7…通風出口、48…防振部、52…排気管、54…排
風ダクト、S…空間、P…通風方向、H…ハイブリット
システム。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンと電動モータとを備えたハイブ
    リットシステムを搭載した走行車両において、このハイ
    ブリットシステムを構成する各種機器のうち少なくとも
    エンジンを収納するケースを設けたことを特徴とする走
    行車両。
  2. 【請求項2】 前記ケースは、収納室と、この収納室を
    介して連通する通風入口及び通風出口とを有し、 この収納室には、ハイブリットシステムを構成する各種
    機器のうち前記エンジンを含む複数の機器を、それらの
    発生熱量の大小関係に応じて、通風入口側から通風出口
    側へ流れる通風方向でその上流側から下流側へ順次並設
    したことを特徴とする請求項1に記載の走行車両。
  3. 【請求項3】 前記通風出口は排風ダクトに接続されて
    連通され、前記エンジンに設けた排気管をこの通風出口
    に延設して連通させたことを特徴とする請求項2に記載
    の走行車両。
  4. 【請求項4】 ハイブリットシステムを構成する各種機
    器のうち前記ケースに収納する複数の機器は、前記エン
    ジンのほかに、発電機及び充電器と、エンジンに設けた
    排気管に対し取り付けたマフラであり、 この充電器、発電機、エンジン、マフラの順に、前記通
    風方向における上流側から下流側へ並設したことを特徴
    とする請求項2または請求項3に記載の走行車両。
  5. 【請求項5】 前記ケースを覆うカバーを設けたことを
    特徴とする請求項1から請求項4のうちいずれかの請求
    項に記載の走行車両。
  6. 【請求項6】 前記ケースは、座席シートの下方に設け
    た空間で車体に設置され、 前記カバーは、この座席シートの下方空間を囲む車体の
    一部であることを特徴とする請求項5に記載の走行車
    両。
  7. 【請求項7】 前記ケースは、車体に対し防振部を介し
    て支持されていることを特徴とする請求項1から請求項
    6のうちいずれかの請求項に記載の走行車両。
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