JP2001199186A - 金属製クリップ - Google Patents
金属製クリップInfo
- Publication number
- JP2001199186A JP2001199186A JP2000007870A JP2000007870A JP2001199186A JP 2001199186 A JP2001199186 A JP 2001199186A JP 2000007870 A JP2000007870 A JP 2000007870A JP 2000007870 A JP2000007870 A JP 2000007870A JP 2001199186 A JP2001199186 A JP 2001199186A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 曲げRの大小問わずに複雑な曲げや絞り加工
が要求される製品加工が可能で、しかも、曲げや絞り等
の一連の曲げ加工の後に熱処理を行うことにより、サテ
ン調仕上げ(艶無し仕上げ)、又は熱処理後に更に研摩
処理を行うことにより、光沢を有する表面仕上げ(艶有
り仕上げ)を可能にした画期的な金属製クリップを提供
する。 【解決手段】クリップ本体1を、折り曲げや絞り等の曲
げ加工に最適な柔らかさを有し、且つ、耐食性を有する
マルテンサイト系のステンレスで形成することで、略直
角に近い折り曲げや絞り加工においてもクラックが入る
恐れが無く加工が可能で、資源の再利用としてのリサイ
クルをも可能にしたことである。
が要求される製品加工が可能で、しかも、曲げや絞り等
の一連の曲げ加工の後に熱処理を行うことにより、サテ
ン調仕上げ(艶無し仕上げ)、又は熱処理後に更に研摩
処理を行うことにより、光沢を有する表面仕上げ(艶有
り仕上げ)を可能にした画期的な金属製クリップを提供
する。 【解決手段】クリップ本体1を、折り曲げや絞り等の曲
げ加工に最適な柔らかさを有し、且つ、耐食性を有する
マルテンサイト系のステンレスで形成することで、略直
角に近い折り曲げや絞り加工においてもクラックが入る
恐れが無く加工が可能で、資源の再利用としてのリサイ
クルをも可能にしたことである。
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、ボールペン、シャ
ーペンペンシル、マーカーペン等の筆記具に装着されて
使用される金属製クリップに関する。
ーペンペンシル、マーカーペン等の筆記具に装着されて
使用される金属製クリップに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の金属製クリップを形成す
る材料は、炭素鋼(JIS S65CやSAE106
0)や、オーステナイト系のステンレス(JIS SU
S 301-CSPや304-CSP)が主に採用されて
いた。
る材料は、炭素鋼(JIS S65CやSAE106
0)や、オーステナイト系のステンレス(JIS SU
S 301-CSPや304-CSP)が主に採用されて
いた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、炭素鋼は一
般に熱処理前においては柔らかく、折り曲げや絞り等の
一連の曲げ加工により形成される金属製クリップの材料
として最適とされてきた。しかし乍ら、この炭素鋼は耐
食性に劣る材料であることから、折り曲げ等の一連の曲
げ加工により所望の形状に形成され、熱処理された後の
クリップ本体の表面に、腐食を防ぐためのメッキ処理等
が必要となる。又、材質が異なる耐食性の材料被膜が表
面に施されていることから、不良品になった場合、使用
済(廃棄処分)になった場合等において、近年特に注目
されている地球環境に配慮した資源の再利用、所謂リサ
イクルができない等の問題を抱えていた。
般に熱処理前においては柔らかく、折り曲げや絞り等の
一連の曲げ加工により形成される金属製クリップの材料
として最適とされてきた。しかし乍ら、この炭素鋼は耐
食性に劣る材料であることから、折り曲げ等の一連の曲
げ加工により所望の形状に形成され、熱処理された後の
クリップ本体の表面に、腐食を防ぐためのメッキ処理等
が必要となる。又、材質が異なる耐食性の材料被膜が表
面に施されていることから、不良品になった場合、使用
済(廃棄処分)になった場合等において、近年特に注目
されている地球環境に配慮した資源の再利用、所謂リサ
イクルができない等の問題を抱えていた。
【0004】そこで、腐食に対するメッキ処理が不要な
耐食性を有するオーステナイト系のステンレスが金属製
クリップの材料として採用されてきたたが、このステン
レスは材質的に熱処理前の炭素鋼に比べて堅い。そのた
めに、絞り部や曲げ部の曲げRの角度が比較的に大きい
絞りや曲げ形状の製品加工には採用することができる
が、曲げRが略直角に近い等の小さい絞りや曲げ形状の
製品加工においては絞り部や曲げ部にクラック等が入る
恐れがあること等から、例えば図1及び図2に例示した
A部のように、曲げRが略直角に近い曲げ加工やC部の
ように、波形等の連続曲げ加工、更にはD部のように、
鋭角的な曲げRの曲げ加工が要求される製品加工には適
さない等の問題があり、その改善が望まれていた。つま
り、従来のオーステナイト系のステンレスにより形成さ
れる金属製クリップにおいては例えば図2のB部のよう
に、曲げRが比較的に大きい曲げ加工により製作できる
形状の製品加工に限られていた。
耐食性を有するオーステナイト系のステンレスが金属製
クリップの材料として採用されてきたたが、このステン
レスは材質的に熱処理前の炭素鋼に比べて堅い。そのた
めに、絞り部や曲げ部の曲げRの角度が比較的に大きい
絞りや曲げ形状の製品加工には採用することができる
が、曲げRが略直角に近い等の小さい絞りや曲げ形状の
製品加工においては絞り部や曲げ部にクラック等が入る
恐れがあること等から、例えば図1及び図2に例示した
A部のように、曲げRが略直角に近い曲げ加工やC部の
ように、波形等の連続曲げ加工、更にはD部のように、
鋭角的な曲げRの曲げ加工が要求される製品加工には適
さない等の問題があり、その改善が望まれていた。つま
り、従来のオーステナイト系のステンレスにより形成さ
れる金属製クリップにおいては例えば図2のB部のよう
に、曲げRが比較的に大きい曲げ加工により製作できる
形状の製品加工に限られていた。
【0005】本発明はこの様な従来事情に鑑み、種々の
研究を重ねた結果、耐食性に優れ、しかも、柔らかい材
料であるが故に、曲げRの大小問わずに様々な曲げや絞
り加工が可能な材料に着目し、本発明の完成に至ったも
のであり、その目的とする処は、曲げRの大小問わずに
複雑な曲げや絞り加工が要求される製品加工が可能で、
しかも、曲げや絞り等の一連の曲げ加工の後に熱処理を
行うことにより、表面にサテン調仕上げ(艶無し仕上
げ)を可能とし、更には熱処理した後に研摩処理を行う
ことにより、表面にCrメッキ処理を恰も施したような
装飾的効果を付与し得る金属製クリップを提供すること
にある。
研究を重ねた結果、耐食性に優れ、しかも、柔らかい材
料であるが故に、曲げRの大小問わずに様々な曲げや絞
り加工が可能な材料に着目し、本発明の完成に至ったも
のであり、その目的とする処は、曲げRの大小問わずに
複雑な曲げや絞り加工が要求される製品加工が可能で、
しかも、曲げや絞り等の一連の曲げ加工の後に熱処理を
行うことにより、表面にサテン調仕上げ(艶無し仕上
げ)を可能とし、更には熱処理した後に研摩処理を行う
ことにより、表面にCrメッキ処理を恰も施したような
装飾的効果を付与し得る金属製クリップを提供すること
にある。
【0006】
【課題を達成するための手段】課題を達成するために本
発明は、所要の長さと幅を有し、他端側裏面にクリップ
尾部を有する帯板状のクリップ部と、このクリップ部の
一端側に一体に折り曲げ形成され、筆記具の軸筒又はキ
ャップに圧入等の適宜の手段により装着される取付部と
からなる金属製クリップであって、このクリップ本体
を、折り曲げや絞り等の曲げ加工に最適な柔らかさを有
し、且つ、優れた耐食性を有するマルテンサイト系のス
テンレス(JIS SUS 420J2)で形成するこ
とで、略直角に近い折り曲げや絞り加工においてもクラ
ックが入る恐れが無く加工が可能で、資源の再利用とし
てのリサイクルをも可能にしたことである。
発明は、所要の長さと幅を有し、他端側裏面にクリップ
尾部を有する帯板状のクリップ部と、このクリップ部の
一端側に一体に折り曲げ形成され、筆記具の軸筒又はキ
ャップに圧入等の適宜の手段により装着される取付部と
からなる金属製クリップであって、このクリップ本体
を、折り曲げや絞り等の曲げ加工に最適な柔らかさを有
し、且つ、優れた耐食性を有するマルテンサイト系のス
テンレス(JIS SUS 420J2)で形成するこ
とで、略直角に近い折り曲げや絞り加工においてもクラ
ックが入る恐れが無く加工が可能で、資源の再利用とし
てのリサイクルをも可能にしたことである。
【0007】又、上記クリップ本体を、真空雰囲気中で
熱処理を施すことで、Crサテンメッキ調の艶無し仕上
げを可能にしたことである。又、上記クリップ本体を、
熱処理後、研摩処理することで、Crメッキ処理を恰も
施した同等の光沢が表面に得られるCrメッキ調の艶有
り仕上げを可能にしたことである。ここで、研摩処理と
してはバレル研摩等が挙げられる。
熱処理を施すことで、Crサテンメッキ調の艶無し仕上
げを可能にしたことである。又、上記クリップ本体を、
熱処理後、研摩処理することで、Crメッキ処理を恰も
施した同等の光沢が表面に得られるCrメッキ調の艶有
り仕上げを可能にしたことである。ここで、研摩処理と
してはバレル研摩等が挙げられる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の実施の具体例を図面に基
づいて説明する。図1は、本発明金属製クリップの実施
形態の一例を示した斜視図で、クリップ本体1は、マル
テンサイト系のステンレス(JIS SUS 420J
2)を用いて形成してなる。
づいて説明する。図1は、本発明金属製クリップの実施
形態の一例を示した斜視図で、クリップ本体1は、マル
テンサイト系のステンレス(JIS SUS 420J
2)を用いて形成してなる。
【0009】クリップ本体1は、クリップ部2の一端側
に、裏面後方に向けて折り曲げた連設部2-1 を介して平
面視略円筒状に折り曲げ湾曲せしめた取付部3を有する
帯状クリップであり、合成樹脂材料等からなる筆記具の
軸筒又はキャップ6のクリップ取付部7に取付部3を内
嵌め又は外嵌め等の圧入により取り付けることで、クリ
ップ本体1を軸筒又はキャップ6に固定的に装着し得る
ように形成してなる。
に、裏面後方に向けて折り曲げた連設部2-1 を介して平
面視略円筒状に折り曲げ湾曲せしめた取付部3を有する
帯状クリップであり、合成樹脂材料等からなる筆記具の
軸筒又はキャップ6のクリップ取付部7に取付部3を内
嵌め又は外嵌め等の圧入により取り付けることで、クリ
ップ本体1を軸筒又はキャップ6に固定的に装着し得る
ように形成してなる。
【0010】クリップ部2は、所要の長さと幅を有する
帯板状に成し、その長さ方向全長に至る幅方向を横断視
湾曲形状に形成せしめて、長さ方向に適度の剛性を付与
してなる。又、クリップ部2の他端側(先側)を裏面側
に鋭角的に折り返すように折り曲げ加工せしめて当該裏
面にクリップ尾部4を形成し、一端側(根元側)を裏面
後方に向けて略水平に折り曲げて当該一端側に連設部2-
1を形成すると共に、この連設部2-1に筆記具への取付部
3を形成してなる。又、クリップ部2の一部には波形等
の連続曲げ加工により装飾部5を形成してなる。
帯板状に成し、その長さ方向全長に至る幅方向を横断視
湾曲形状に形成せしめて、長さ方向に適度の剛性を付与
してなる。又、クリップ部2の他端側(先側)を裏面側
に鋭角的に折り返すように折り曲げ加工せしめて当該裏
面にクリップ尾部4を形成し、一端側(根元側)を裏面
後方に向けて略水平に折り曲げて当該一端側に連設部2-
1を形成すると共に、この連設部2-1に筆記具への取付部
3を形成してなる。又、クリップ部2の一部には波形等
の連続曲げ加工により装飾部5を形成してなる。
【0011】取付部3は、クリップ本体1を軸筒又はキ
ャップ6のクリップ取付部7に内嵌めや外嵌め等の圧入
により固着せしめるためのものであり、クリップ部2の
一端側の裏面後方において該クリップ部2の連設部2-1
から下方に向けて略直角に折り曲げ且つ左右方向に所定
の幅にて延設する左右の帯部を、平面視略円筒状で開放
縁部が適宜の離間間隔をおいて互いに向き合うように折
り曲げることにより形成してなる。
ャップ6のクリップ取付部7に内嵌めや外嵌め等の圧入
により固着せしめるためのものであり、クリップ部2の
一端側の裏面後方において該クリップ部2の連設部2-1
から下方に向けて略直角に折り曲げ且つ左右方向に所定
の幅にて延設する左右の帯部を、平面視略円筒状で開放
縁部が適宜の離間間隔をおいて互いに向き合うように折
り曲げることにより形成してなる。
【0012】而して、以上の如く構成した本実施例の金
属製クリップによれば、折り曲げや絞り等の曲げ加工に
最適な柔らかさを有し、且つ、耐食性を有するマルテン
サイト系のステンレスを用いて構成してなることから、
例えば図1及び図2に例示したA部のように、曲げRが
略直角に近い曲げ加工、そしてC部のように、波形等の
連続曲げ加工、更にはD部のように、鋭角的な曲げRの
曲げ加工が要求される製品をクラック等が入る心配なく
加工することができる。つまり、曲げRの大小問わずに
複雑な曲げや絞り加工が要求される製品加工が可能にな
る。又、腐食を防ぐためのメッキ処理が不用になり、そ
の分、生産性の向上と生産コストの低減が図り得る。
又、地球環境に配慮した資源の再利用、所謂リサイクル
が可能になる
属製クリップによれば、折り曲げや絞り等の曲げ加工に
最適な柔らかさを有し、且つ、耐食性を有するマルテン
サイト系のステンレスを用いて構成してなることから、
例えば図1及び図2に例示したA部のように、曲げRが
略直角に近い曲げ加工、そしてC部のように、波形等の
連続曲げ加工、更にはD部のように、鋭角的な曲げRの
曲げ加工が要求される製品をクラック等が入る心配なく
加工することができる。つまり、曲げRの大小問わずに
複雑な曲げや絞り加工が要求される製品加工が可能にな
る。又、腐食を防ぐためのメッキ処理が不用になり、そ
の分、生産性の向上と生産コストの低減が図り得る。
又、地球環境に配慮した資源の再利用、所謂リサイクル
が可能になる
【0013】又、本発明においては以上の如く、マルテ
ンサイト系のステンレスを用いて形成したクリップ本体
1を真空雰囲気中で熱処理することにより、クリップ部
2の表面を含めたクリップ本体1の表面全体にサテン調
仕上げ(艶無し仕上げ)が施される。この場合の加工
は、プレスによる前述した一連の曲げ加工→熱処理(真
空雰囲気中)の順番にて行われる
ンサイト系のステンレスを用いて形成したクリップ本体
1を真空雰囲気中で熱処理することにより、クリップ部
2の表面を含めたクリップ本体1の表面全体にサテン調
仕上げ(艶無し仕上げ)が施される。この場合の加工
は、プレスによる前述した一連の曲げ加工→熱処理(真
空雰囲気中)の順番にて行われる
【0014】又、本発明においては以上の如く、マルテ
ンサイト系のステンレスを用いて形成したクリップ本体
1を、大気中又は真空雰囲気中で熱処理を行った後に、
更にバレル研摩等による研摩処理を行うことにより、ク
リップ本体1の表面全体にCrメッキ被膜を恰も施した
ような同等の光沢を有する表面仕上げ(艶有り仕上げ)
が施される。この場合の加工は、プレスによる一連の曲
げ加工→熱処理→研摩の順番にて行われる。
ンサイト系のステンレスを用いて形成したクリップ本体
1を、大気中又は真空雰囲気中で熱処理を行った後に、
更にバレル研摩等による研摩処理を行うことにより、ク
リップ本体1の表面全体にCrメッキ被膜を恰も施した
ような同等の光沢を有する表面仕上げ(艶有り仕上げ)
が施される。この場合の加工は、プレスによる一連の曲
げ加工→熱処理→研摩の順番にて行われる。
【0015】尚、本発明の金属製クリップの形状(構成
形態)においては図示並びに前述した形状に限定される
ものではなく、ボールペン、シャープペンシル、マーカ
ーペン等の筆記具に応じて製作される多種多様の全ての
金属製クリップを対称としているものである。例えば取
付部3が直角屈曲形状、折り返し屈曲形状、平行延長屈
曲形状、そして輪状等の何れの形状であっても良く、任
意である。
形態)においては図示並びに前述した形状に限定される
ものではなく、ボールペン、シャープペンシル、マーカ
ーペン等の筆記具に応じて製作される多種多様の全ての
金属製クリップを対称としているものである。例えば取
付部3が直角屈曲形状、折り返し屈曲形状、平行延長屈
曲形状、そして輪状等の何れの形状であっても良く、任
意である。
【0016】
【発明の効果】本発明の金属製クリップは叙上の如く構
成してなるから、下記の作用効果を奏する。 .請求項1によれば、柔らかく、耐食性を有するマル
テンサイト系のステンレスを用いて形成してなることか
ら、曲げや絞り部の曲げRの大小問わずに製品加工が可
能になる。又、メッキ処理が不用であることから、不良
品になった場合、使用済(廃棄処分)になった場合等に
おける資源の再利用、所謂リサイクルが可能になる。
成してなるから、下記の作用効果を奏する。 .請求項1によれば、柔らかく、耐食性を有するマル
テンサイト系のステンレスを用いて形成してなることか
ら、曲げや絞り部の曲げRの大小問わずに製品加工が可
能になる。又、メッキ処理が不用であることから、不良
品になった場合、使用済(廃棄処分)になった場合等に
おける資源の再利用、所謂リサイクルが可能になる。
【0017】.請求項2によれば、真空雰囲気中で熱
処理を施すことで、クリップ本体の表面にCrサテンメ
ッキ調の艶無し仕上げが可能となる。
処理を施すことで、クリップ本体の表面にCrサテンメ
ッキ調の艶無し仕上げが可能となる。
【0018】.請求項3によれば、大気中又は真空雰
囲気中で熱処理した後、研摩処理することで、Crメッ
キ処理を恰も施した同等の光沢がクリップ本体の表面に
得られるCrメッキ調の艶有り仕上げが可能になる。
囲気中で熱処理した後、研摩処理することで、Crメッ
キ処理を恰も施した同等の光沢がクリップ本体の表面に
得られるCrメッキ調の艶有り仕上げが可能になる。
【0019】従って、本発明の金属製クリップによれ
ば、曲げや絞り等の一連の曲げ加工による曲げRの大小
問わずに複雑な曲げや絞り加工が要求される製品加工が
可能となり、しかも、一連の曲げ加工の後に熱処理を行
うことにより、サテン調仕上げ(艶無し仕上げ)、又は
熱処理後に更に研摩処理を行うことにより、光沢を有す
る表面仕上げ(艶有り仕上げ)を可能にした画期的な金
属製クリップを製作提供することができる。
ば、曲げや絞り等の一連の曲げ加工による曲げRの大小
問わずに複雑な曲げや絞り加工が要求される製品加工が
可能となり、しかも、一連の曲げ加工の後に熱処理を行
うことにより、サテン調仕上げ(艶無し仕上げ)、又は
熱処理後に更に研摩処理を行うことにより、光沢を有す
る表面仕上げ(艶有り仕上げ)を可能にした画期的な金
属製クリップを製作提供することができる。
【図1】 本発明金属製クリップの実施形態の一例を示
した斜視図
した斜視図
【図2】 筆記具の軸筒やキャップに装着した状態の一
例を示した同縦断面図
例を示した同縦断面図
1…クリップ本体 2…クリップ部 3…取付部 4…クリップ尾部 5…装飾部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 戸張 芳次 東京都葛飾区堀切6丁目20番6号 東京金 属工業株式会社内 Fターム(参考) 2C041 AA06 AB06
Claims (3)
- 【請求項1】 少なくともクリップ部と、筆記具への取
付部とからなるクリップ本体を、柔らかく、耐食性を有
するマルテンサイト系のステンレスで形成してなること
を特徴とする金属製クリップ。 - 【請求項2】 請求項1記載のクリップ本体を、真空雰
囲気中で熱処理してなることを特徴とする金属製クリッ
プ。 - 【請求項3】 請求項1記載のクリップ本体を大気中又
は真空雰囲気中で熱処理した後に、研摩処理してなるこ
とを特徴とする金属製クリップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000007870A JP2001199186A (ja) | 2000-01-17 | 2000-01-17 | 金属製クリップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000007870A JP2001199186A (ja) | 2000-01-17 | 2000-01-17 | 金属製クリップ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001199186A true JP2001199186A (ja) | 2001-07-24 |
Family
ID=18536229
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000007870A Pending JP2001199186A (ja) | 2000-01-17 | 2000-01-17 | 金属製クリップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001199186A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008055664A (ja) * | 2006-08-30 | 2008-03-13 | Kokuyo Co Ltd | 筆記具保持構造及び用箋挟 |
-
2000
- 2000-01-17 JP JP2000007870A patent/JP2001199186A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008055664A (ja) * | 2006-08-30 | 2008-03-13 | Kokuyo Co Ltd | 筆記具保持構造及び用箋挟 |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040831 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060215 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060606 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20061107 |