JP2001198171A - トルネードバス - Google Patents

トルネードバス

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JP2001198171A
JP2001198171A JP2000009178A JP2000009178A JP2001198171A JP 2001198171 A JP2001198171 A JP 2001198171A JP 2000009178 A JP2000009178 A JP 2000009178A JP 2000009178 A JP2000009178 A JP 2000009178A JP 2001198171 A JP2001198171 A JP 2001198171A
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JP
Japan
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jet
tornado
bathtub
movable floor
bath
Prior art date
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Application number
JP2000009178A
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English (en)
Inventor
Masayuki Hosono
正行 細野
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N Tec KK
Original Assignee
N Tec KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 竜巻状の強い水流を浴槽の周壁部側から噴出
させることで、より強い刺激を入浴者に供与することが
できると共に、平衡感覚の訓練にも有効なトルネードバ
スを提供する。 【解決手段】 トルネードバスを、貯湯水部を構成する
周壁部側に、ジェット噴流を送出するジェット噴流圧送
装置を配設し、該ジェット噴流圧送装置は、ジェット噴
流を竜巻状に噴出させるように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、入浴者に強い刺
激を与えることができると共に、平衡感覚の訓練も同時
に行うことができるトルネードバスに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、高齢者の運動は、体力の低下を
予防し、精神的なストレスを解消し、かつ、虚血性心疾
患、高血圧、糖尿病、肥満、腰背痛等の運動不足病を予
防するのに役立つことは広く知られている。
【0003】高齢者を寝たきりにする原因の半分は、運
動不足病、即ち、廃用症候群(不動症候群)であると言
われており、この廃用症候群の予防のためには、日頃の
運動や日常生活動作の維持は不可欠である。
【0004】ところで、高齢者が運動を行う場合には、
水や湯の中が理想的であり、温冷刺激、浮力、圧力及び
抵抗が身体に優しく作用することも知られている。即
ち、水には大量の熱を吸収し、蓄え、放出する性質があ
り、熱は高い方から低い方へ、つまり、31〜33.5
℃の湯水につかっていると、身体の表面では冷却と熱の
移動が頻繁に行われるので、身体の新陳代謝が高まり、
血管やその他の循環器系にも好結果が得られる。また、
浮力は身体を重力から開放し、抗重力筋の解放で肉体的
な緊張だけではなく、精神的なリラックスも得られる、
という効果がある。さらに、水圧は、水中の下肢に溜ま
った血液やリンパ液等の循環を促進して鬱血状態を解消
する。またさらに、水の抵抗は、筋肉のトレーニングに
有効である。
【0005】このため、高齢者が浴槽本体に入ったり入
浴することは、廃用症候群の予防やリハビリに極めて有
効であるが、従来の浴槽に配設され、水の抵抗を与える
装置としては、ジェット噴流圧送装置が知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この従来のジェット噴
流圧送装置は、浴槽内のお湯を濾過装置で濾過した後、
これをポンプで浴槽内に噴出させることで、入浴者に適
度の水圧を供与できるように構成されていたため、入浴
者の平衡バランスを崩すような圧力ではなく、また、よ
り効果的な体脂肪を燃焼させる程度の水圧抵抗を得るこ
とができない、という課題を有していた。
【0007】この発明は、かかる現状に鑑み創案された
ものであって、その目的とするところは、竜巻状の強い
水流を浴槽の周壁部側から噴出させることで、より強い
刺激を入浴者に供与することができると共に、平衡感覚
の訓練にも有効なトルネードバスを提供しようとするも
のである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明にあっては、トルネードバスを、貯湯水部
を構成する周壁部側に、ジェット噴流を送出するジェッ
ト噴流圧送装置を配設し、該ジェット噴流圧送装置は、
ジェット噴流を竜巻状に噴出させるように構成したこと
を特徴とするものである。
【0009】そして、この発明においては、上記貯湯水
部に、可動床を昇降自在に配設し、該可動床に、前記ジ
ェット噴流圧送装置を配設したことを特徴とするもので
ある。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に示す実施の一形
態例に基づきこの発明を詳細に説明する。
【0011】図1と図2に示すように、この形態例に係
るトルネードバス1が配設された浴槽施設は、断面形状
が略凹上に形成された浴槽本体1と、この浴槽本体1内
に配設された可動床2と、この可動床2の両側に配設さ
れた階段3及びスロープ4と、上記浴槽本体1の中央部
に立設された手摺りバー5と、上記浴槽本体1の両側に
配設されたジェット噴流圧送装置6,6と、上記可動床
2の上面に配設された可動床側ジェット噴流圧送装置1
6と、これら各ジェット噴流圧送装置6,6,16に接
続された濾過装置7と、から構成されており、上記浴槽
本体1の浴槽本体1側と洗い場との境目は段差が生じな
いように形成されている。尚、図中符号12は、可動床
2のガイドレールを示している。
【0012】浴槽本体1の基本的な構成は、公知の浴槽
本体と同様であり、その形状も、本形態例では、平面形
状が略凸状に形成されているが、この発明にあってはこ
れに限定されるものではなく、平面形状が矩形状或は円
形・楕円形等の公知の形状に形成できることは勿論であ
る。また、浴槽本体1の深さは、特に限定はされない
が、竜巻状の噴流が十分に生成される程度の深さを有し
て構成するのが望ましい。この場合、可動床2の床面及
び浴槽本体1の底面には、平衡バランスをとるための踏
ん張りが利くように、滑り止め処理を施しておくのが望
ましい。
【0013】また、上記可動床2は、基本的には、浴槽
本体1の底面から浴槽本体サイド8面との間を昇降可能
な前記可動床2と、この可動床2を昇降させる駆動装置
(図示せず)と、この駆動装置をオン・オフ制御するス
イッチ9と、から構成されている。
【0014】そして、上記可動床2は、凸状に形成され
た浴槽本体1の可動床収納凹部11内に収容されてお
り、小さな駆動トルクで可動床2を昇降させることがで
きるように、水中における比重が略「0」となるように
空気が密封可能な複数本の角筒材を連結して組構されて
いる。
【0015】また、上記可動床2の駆動装置は、例え
ば、モータと減速装置及びプーリに懸架されたワイヤー
(ロープ)により昇降駆動させ、或は、スクリューロッ
ド機構または流体圧シリンダ機構若しくはパンタグラフ
機構その他の公知の昇降駆動機構を利用した昇降駆動装
置を適用することができる。
【0016】さらに、上記可動床2の昇降スイッチ9
は、この形態例では、可動床2に立設されたポール13
または手摺り等に配設されている。
【0017】階段3及びスロープ4は、浴槽本体1に容
易に入浴することができるようにするために配設されて
いるが、本発明では、これらを必ずしも配設する必要は
ない。
【0018】手摺りバー5は、浴槽本体1内で竜巻状の
強い抵抗を受けたときに、バランスを崩すのを防止する
ための安全対策上設けられている。勿論、これも必ず配
設しなければならないものではない。
【0019】ジェット噴流圧送装置6,6,16は、公
知のジェット噴流装置で構成されており、水抵抗を複数
段階に調節することができるように構成されていると共
に、特に図示はしないが、噴出させる水流が竜巻状とな
るように、例えば、噴出口の直前に攪拌羽根を配設して
構成されている。勿論、上記攪拌羽根に代えて、水流を
ループ上に配設された複数流路から同時に同じ角度で噴
出させて竜巻流が生成されるように構成してもよい。
【0020】尚、この形態例に係るジェット噴流圧送装
置6,6では、上記竜巻状のジェット噴流中に気泡を混
入させて供出することができるように構成されており、
この気泡破壊による超音波作用で、水流圧抵抗と同時に
体組織に圧縮と緊張の刺激を同時に与えることができる
ように構成されている。また、上記ジェット噴流圧送装
置16の駆動電源用リード線(図示せず)は、可動床2
の昇降の支障とならないように伸縮自在に構成されてい
る。
【0021】濾過装置7は、上記ジェット噴流圧送装置
6,6,16により循環する湯水を濾過する公知の濾過
装置と同様に構成されているが、この形態例では、例え
ば、糞尿をも濾過し殺菌する能力を有する濾過機構で構
成するのが望ましい。これは、老人などの場合には往々
にしてトイレ等に間に合わない場合も考えられるからで
ある。
【0022】尚、上記形態例では、この発明を、可動床
2を備えた浴槽施設、即ち、一般家庭や温泉施設或はリ
ハビリセンターや養老院等の老人施設の浴槽に適用する
ことができ、勿論、可動床なしの浴槽に適用することも
できる。また、上記形態例では、固定式床部分と可動床
部分の両方にジェット噴流圧送装置を配設して構成した
場合を例にとり説明したが、この発明にあってはこれに
限定されるものではなく、いずれか一方の床或はいずれ
か一方の床からなる浴槽に配設してもよい。
【0023】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように、竜巻
状の強い水流を浴槽の周壁部側から噴出させることで、
より強い刺激を入浴者に供与することができると共に、
平衡感覚の訓練にも有効なトルネードバスを得ることが
できる等の優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の一形態例に係る可動床が配設
された浴槽施設の構成を示す平面図である。
【図2】同浴槽本体内で生成される竜巻状の水流を示す
説明図である。
【符号の説明】
1 浴槽本体 2 可動床 6,6,16 ジェット噴流圧送装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貯湯水部を構成する周壁部側に、ジェッ
    ト噴流を送出するジェット噴流圧送装置を配設し、該ジ
    ェット噴流圧送装置は、ジェット噴流を竜巻状に噴出さ
    せることを特徴とするトルネードバス。
  2. 【請求項2】 前記貯湯水部には、可動床を昇降自在に
    配設し、該可動床に、前記ジェット噴流圧送装置を配設
    したことを特徴とする請求項1に記載のトルネードバ
    ス。
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