JP2001198019A - ホットプレート - Google Patents

ホットプレート

Info

Publication number
JP2001198019A
JP2001198019A JP2000012764A JP2000012764A JP2001198019A JP 2001198019 A JP2001198019 A JP 2001198019A JP 2000012764 A JP2000012764 A JP 2000012764A JP 2000012764 A JP2000012764 A JP 2000012764A JP 2001198019 A JP2001198019 A JP 2001198019A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ozone
smoke
passage
filter
ozone generator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000012764A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichi Tanaka
伸一 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tiger Vacuum Bottle Co Ltd
Original Assignee
Tiger Vacuum Bottle Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tiger Vacuum Bottle Co Ltd filed Critical Tiger Vacuum Bottle Co Ltd
Priority to JP2000012764A priority Critical patent/JP2001198019A/ja
Publication of JP2001198019A publication Critical patent/JP2001198019A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 加熱調理物の加熱調理中に発生する油煙の拡
散や飛散を防止しするとともに、この加熱調理物から発
生する油煙の臭いの拡散についても防止するホットプレ
ートを提供する。 【解決手段】 本体ケース内に吸煙手段により吸煙され
る油煙の吸煙通路を設けて、この吸煙通路に油煙を除煙
する除煙フィルターと油煙の臭いを脱臭するオゾン発生
器をそれぞれ設けたことにある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、焼肉、焼き魚等
を加熱して調理するホットプレートに関し、特に調理中
に発生する油煙を吸煙する構成を有するホットプレート
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、焼肉、焼き魚等の加熱調理物を
加熱して調理し、この調理中に加熱調理物から発生する
油煙を吸煙する構成を有するホットプレートは広く知ら
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この種
のホットプレートは、調理プレートにて加熱調理中に加
熱調理物から発生する油煙を吸煙するように構成されて
いるが、加熱調理物から発生する臭いは除去し得ずに拡
散して加熱調理後においても長時間に亘って室内等にそ
の臭いが残存するという問題があった。
【0004】本発明は、上記の問題点に鑑みてなされた
もので、焼肉、焼き魚等の加熱調理物の加熱調理中に発
生する油煙の拡散や飛散を防止しするとともに、この加
熱調理物から発生する油煙の臭いの拡散についても防止
し得るホットプレートを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1の本発明のホットプレートでは、外装体
を形成する本体ケースと、本体ケース内に設けた調理プ
レートと、調理プレートを加熱する加熱手段と、調理中
に発生する油煙を吸煙する吸煙手段とを備えたホットプ
レートであって、本体ケース内に吸煙手段により吸煙さ
れる油煙の吸煙通路を設けて、この吸煙通路に油煙を除
煙する除煙フィルターと油煙の臭いを脱臭するオゾン発
生器をそれぞれ設けたことを特徴としている。
【0006】このような構成では、本体ケース内に吸煙
手段により吸煙される油煙の吸煙通路を設けて、この吸
煙通路に油煙を除煙する除煙フィルターと油煙の臭いを
脱臭するオゾン発生器をそれぞれ設けたので、焼肉、焼
き魚等の加熱調理物の加熱調理中に発生する油煙の拡散
や飛散を防止し得るとともに、この加熱調理物から発生
する油煙の臭いをオゾン発生器から発生したオゾンによ
りその臭気成分を酸化してこれを無臭化することがで
き、この加熱調理物から発生する油煙の臭いの拡散につ
いても防止することができる。
【0007】また、請求項2記載の本発明のホットプレ
ートでは、前記吸煙通路に設けたオゾン発生器の下流側
にオゾンフィルターを設けたことを特徴としている。
【0008】このような構成では、オゾン発生器の下流
側にオゾンフィルターを設けたので、オゾン発生器から
発生したオゾンにより加熱調理物から発生する臭気成分
を酸化してこれを無臭化した後の残存したオゾンをこの
オゾンフィルターにより除去することができ、脱臭後に
残存したオゾンによる影響を受けること防止することが
できる。
【0009】また、請求項3記載の本発明のホットプレ
ートでは、前記オゾン発生器は、除煙フィルターとオゾ
ンフィルターとの間の吸煙通路に設けたことを特徴とし
ている。
【0010】このような構成では、加熱調理中に発生す
る油煙を除煙フィルターにより除煙した後にオゾン発生
器により脱臭することができ、その後の残存したオゾン
をこのオゾンフィルターにより除去することができるの
で、効果的に順次除煙、脱臭、オゾン除去を行なうこと
ができる。
【0011】また、請求項4記載の本発明のホットプレ
ートでは、前記吸煙通路は、吸煙手段からオゾン発生器
を設けた位置を通り下流側の排出口に至る間を閉鎖空間
としたことを特徴としている。
【0012】このような構成では、オゾン発生器を設け
た位置から下流側の排出口に至る間を閉鎖空間としたの
で、オゾン発生器から発生したオゾンの吸煙通路外の拡
散を防止して、吸煙通路内での油煙を確実に脱臭するこ
とができる。
【0013】また、請求項5記載の本発明のホットプレ
ートでは、前記吸煙通路に設けた吸煙手段の上流側に、
オゾン発生器を設けて、このオゾン発生器から発生した
オゾンを吸煙手段により下流側の吸煙通路に放出させる
ようにしたことを特徴としている。
【0014】このような構成では、吸煙手段による吸煙
によりオゾン発生器から発生したオゾンを吸煙とともに
下流側の吸煙通路に放出させることができるので、下流
側での脱臭効率が向上される。
【0015】また、請求項6記載の本発明のホットプレ
ートでは、前記オゾンフィルターより下流側の吸煙通路
にオゾン濃度を検知するオゾンセンサーを設け、このオ
ゾンセンサーによるオゾン濃度の検出によりオゾン発生
器からのオゾンの発生を制御するようにしたことを特徴
としている。
【0016】このような構成では、オゾンセンサーによ
るオゾン濃度の検出によりオゾン発生器からのオゾンの
発生を制御することができるので、吸煙通路からの油煙
の状態に応じて効率的にオゾンを発生させることができ
る。
【0017】また、請求項7記載の本発明のホットプレ
ートでは、前記オゾン発生器を設けた吸煙通路の下流側
にオゾンフィルターを通過させないバイパス通路を設け
て、このバイパス通路にオゾンセンサーを設けたことを
特徴としている。
【0018】このような構成では、吸煙通路の下流側に
おけるオゾンフィルターを通過させないバイパス通路に
オゾンセンサーを設けたので、オゾン発生器から発生さ
れたオゾンにより脱臭された油煙を直接このオゾンセン
サーにより検知することができ、それと共にバイパス通
路にガイドされることによってオゾンセンサーに確実に
接触されてオゾン濃度の検知がより的確なものとなる。
【0019】また、請求項8記載の本発明のホットプレ
ートでは、前記オゾン発生器からのオゾン発生の制御
は、オゾンセンサーにより所定基準以上のオゾン濃度が
検出されたとき、オゾン発生器からのオゾンの発生が停
止されるようにしたことを特徴としている。
【0020】このような構成では、オゾンセンサーによ
り所定基準以上のオゾン濃度が検出されたとき、油煙中
に臭気成分がないと判断して、オゾン発生器からのオゾ
ンの発生を停止することができるので、不必要なオゾン
の発生を抑制することができる。
【0021】また、請求項9記載の本発明のホットプレ
ートでは、オゾン発生器からのオゾン発生の制御は、吸
煙手段が停止されたときは、オゾン発生器からのオゾン
の発生も停止されるようにしたことを特徴としている。
【0022】このような構成では、吸煙手段が停止され
たときは、オゾン発生器からのオゾンの発生も停止され
るので、この構成においても、不必要なオゾンの発生を
抑制することができる。
【0023】本発明のそれ以上の目的及び特徴は、以下
の詳細な説明及び図面によって明らかになる。本発明の
各特徴は、可能な限りにおいて、それ単独で、あるいは
種々な組み合わせで複合して用いることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明におけるいくつかの
好適な実施の形態について図1〜図5を参照しながら説
明し、本発明の理解に供する。
【0025】ただし、本発明は、以下の実施形態に限定
されず、特に限定的な記載がない限りは、本発明の範囲
をそれらのみに限定する趣旨のものではなく、単なる説
明例にすぎない。
【0026】(実施の形態1)本実施の形態1は、図1
に示すように、外装体を形成する本体ケース1と、本体
ケース1内に出し入れ自在に収納される調理プレート2
と、調理プレート2を加熱する加熱手段としてのヒータ
5と、調理中に発生する油煙を吸煙する吸煙手段6とを
備えている。
【0027】前記調理プレート2には、凹凸プレート面
2aを形成して、この凹凸プレート面2aとは区分され
るように中央部に平プレート面2bを形成し、この平プ
レート面2bを除く前記凸凹プレート面2aの位置に汁
落し口10を分散して複数形成し、この汁落し口10を
吸煙手段6からの吸煙口としている。
【0028】この調理プレート2の下面には、汁落し口
10の直下に位置される汁受け皿12が設けられ、この
汁受け皿12の下方位置にヒータ5からの熱を遮熱する
遮熱板11が設けられている。この汁受け皿12は、遮
熱板11を兼用する構成としてもよく、この場合には、
遮熱板11が構成部品として削減されることになる。
【0029】前記本体ケース1は、側部にヒータ5の加
熱調節を行う温度調節手段をなすコントロールマスター
13を備え、側部1dの上端開口縁1aを調理プレート
2の開口縁2cより上方から臨ませている。
【0030】コントロールマスター13は、調理プレー
ト2の裏面に当接される感熱棒16と、この感熱棒16
からの熱を検知するサーモスタット14と、このサーモ
スタット14の温度を外部から調節する操作レバー15
とよりなる。
【0031】前記加熱手段としてのヒータ5は、インコ
ロイヒータからなっており、調理プレート2の周側部に
環状に設置して調理プレート2に着脱自在に載置される
ようにしていが、この加熱手段は、上記構成に限定され
ずIHヒータ、面状ヒータ等でもよく、またこのヒータ
5を調理プレート2に鋳込みにより埋設する構成として
もよい。
【0032】前記吸煙手段6は、調理プレート2と本体
ケース1の底部1cとの間に設けられた遮熱板11に取
り付けられたファンケース9と、このファンケース9に
内蔵されたモータの回転軸に軸支される吸引ファン7
と、この吸引ファン7により吸引される上流側の吸煙通
路3に設けられたフィルター8とにより構成されてい
る。
【0033】この吸煙通路3は、前記吸煙手段6を介在
して調理プレート2と汁受け皿12との間で上流をなす
吸引側31と、本体ケース1と遮熱板11との間で下流
をなす排出側32とで形成されている。
【0034】汁受け皿12は、中央部に調理プレート2
の平プレート面2b側の方向に立ち上がる筒部22を形
成して、この筒部22の上端開口を吸煙通路3の吸引口
33としたドーナッツ形状とし、この吸引口33に対向
した上方に平プレート面3が位置されるようにしてあ
る。
【0035】吸引側31の吸煙通路3は、調理プレート
2の汁落し口10から調理プレート2の裏面と汁受け皿
12との間及び汁受け皿12の吸引口33を通り、汁受
け皿12の下方に位置される遮熱板11に設けた除煙フ
ィルター8を介してファン7により吸引される通路とし
てある。
【0036】除煙フィルター8は、銀メッシュにフィル
ター紙を重ね合わせて形成され、汁受け皿12に形成さ
れた吸引口33に臨ませて設置され、この近接位置にて
ファン7を回転させるようにしてある。
【0037】また、除煙フィルター8の位置の吸煙通路
3に、このフィルターに替えて触媒を設け、この触媒を
ヒータ5により加熱することにより、触媒作用である油
煙の分解を促進させて、油煙のフィルターとすることも
できる。
【0038】また、排出側32の吸煙通路3は、本体ケ
ース1の底部1cとそれに対応する遮熱板11の底面と
の間に形成され、この吸煙通路3の吸煙手段6をなす吸
引ファン7の直下に加熱調理物からの油煙の臭いを脱臭
するオゾン発生器4を設けている。
【0039】このオゾン発生器4は、 オゾン発生式の
脱臭装置は、高電圧の印加により放電してオゾンを発生
するオゾン発生部を備え、このオゾン発生部において発
生したオゾンを空気流に混入させて空気中の臭気成分を
酸化除去するようにしたものである。
【0040】このオゾン発生器4は、本体ケース1の底
板1bに設けているが、本体ケース1の内部構造を構成
するその低部1c、側部1dまたは本体ケース1内に設
置されている前記遮熱板11、ファンケース9またはこ
れらの取り付け板等の既存の構成部材を利用して設ける
構成としてもよい。
【0041】このオゾン発生器4を設けたことで、吸煙
通路3に油煙を除煙する除煙フィルター8ともに、焼
肉、焼き魚等の加熱調理物から発生する臭いの臭気成分
を酸化してこれを無臭化することができ、油煙から発生
する臭いの拡散についても防止することができる。
【0042】そして、このオゾン発生器4の下流をなす
排出側32の吸煙通路3には、オゾンフィルター17を
設けている。
【0043】このオゾンフィルター17は、本体ケース
1の底部1cの開口部1f下方より当あてがって取り外
し自在にビス等により固定した底板1bに形成され吸引
ファン7の直下に位置される排出口18に設けられてい
る。
【0044】オゾンフィルター17は、フィルター綿布
に鉄、銅、アルミニュウム等の金属紛を混入して、この金
属紛に接触させることでオゾンと反応して結合し、それ
によってこのオゾンを除去するようにしたものである
が、オゾンとの結合を促進しうるものであれば、その構
成は限定するものではない。
【0045】オゾン発生器4は、このオゾンフィルター
17と吸引ファン7との間の排出側32の吸煙通路3に
設けられ、この吸引ファン7により吸引された油煙の臭
気成分を酸化してこれを無臭化し、残存したオゾンがオ
ゾンフィルター17により除去されて、この底板1bの
排出口18から外気に排出される。
【0046】このように、オゾン発生器4の下流側にオ
ゾンフィルター17を設けて、オゾン発生器4から発生
したオゾンにより油煙から発生する臭気成分を酸化して
これを無臭化した後の残存したオゾンをこのオゾンフィ
ルター17により除去するようにしてある。
【0047】この場合に、オゾン発生器4は、上流をな
す吸引側31の除煙フィルター8と下流をなす排出側3
2のオゾンフィルター17との間の吸煙通路3に設けら
れることになり、加熱調理中に発生する油煙を除煙フィ
ルター8により除煙した後にこのオゾン発生器4により
脱臭し、その後の残存したオゾンをオゾンフィルター1
7により除去するようにして、順次除煙、脱臭、オゾン
除去を行なっている。
【0048】また、本体ケース1の底部1cに、吸引フ
ァン7を囲んでこの底部1eと遮熱板11との間を閉鎖
する環状の閉鎖板1eを立設して、下流をなす吸引側3
2の吸煙通路3を、吸引ファン7からオゾン発生器4を
通り下流側のオゾンフィルター17を設けた排出口18
に至る間を閉鎖空間とし、オゾン発生器4から発生した
オゾンの吸煙通路3外への拡散を防止して、吸煙通路3
内での油煙を確実に脱臭するようにしてある。
【0049】この閉鎖板1eは、本体ケース1の底部1
cと一体成形され、その上端を遮熱板11の下面に当接
させて、閉鎖空間を形成している。
【0050】また、図2に示されるオゾン発生器4は、
吸煙通路3に設けた吸引ファン7の上流側に設けられ
て、このオゾン発生器4から発生したオゾンを吸煙手段
6をなす吸引ファン7より下流をなす排出側32の吸煙
通路3に吸煙とともに放出させるようにしている。
【0051】また、図3に示される排出側32の吸煙通
路3は、本体ケース1の底部1c及び側部1dとそれに
対応する遮熱板11の低部及び側部との間に形成され、
遮熱板11の開口縁11aに上方から被さるフランジを
形成した汁受け皿12の開口縁12aから本体ケース1
の上端開口縁1aに至り形成してある。
【0052】この構成における吸煙通路3において、本
体ケース1内の側部1dと遮熱板11の側部との間に形
成される環状の空間Aにリング状のオゾンフィルター1
7を取り外し自在に設けてある。
【0053】このように、オゾンフィルター17は、吸
煙通路3の排出口または排出口を構成する近傍位置に設
けることで、オゾンの本体ケース1外への放出を効果的
に防止するようにしてある。
【0054】これにより加熱調理中に発生する油煙は、
吸煙手段6をなす吸引ファン7により調理プレート2の
凹凸プレート面2aの汁落し口10から吸煙口として吸
煙されて、吸引側31の吸煙通路3を通り、除煙フィル
ター8により油煙が吸収除去された後にオゾン発生器4
により脱臭し、その後の残存したオゾンをオゾンフィル
ター17により除去する排出側32の吸煙通路3を通
り、本体ケース1の開口縁1aを排出口18として調理
プレート2上に排出されて再度加熱調理中に発生する油
煙と共に汁落し口10から吸煙して循環される。
【0055】(実施の形態2)また、図1〜図5に示さ
れる本実施の形態2において、オゾンフィルター17よ
り下流をなす排出側32の吸煙通路3にオゾン濃度を検
知するオゾンセンサー20を設けている。
【0056】図1、2に示すオゾンセンサー20は、本
体ケース1の底部1cに、底板1bの排出口18の下方
位置まで延設した取り付け板21を設けて、この取り付
け板21のオゾンフィルター17の直下に臨ませるよう
にしてある。
【0057】また、図3に示すオゾンセンサー20は、
前記リング状のオゾンフィルター17の直上に臨ませて
本体ケース1の開口縁1aの下方における本体ケース1
に取り付けられている。
【0058】この場合、油煙が除煙フィルター8により
吸収除去された後にオゾン発生器4により脱臭され、そ
の後の残存したオゾンがオゾンフィルター17により除
去され、この除去された後のオゾン濃度をこのオゾンセ
ンサー20により検知して、本体ケース1の開口縁1a
より調理プレート2上に排出されて再度加熱調理中に発
生する油煙と共に汁落し口10から吸煙するようにして
ある。
【0059】また、図4に示される構成では、オゾン発
生器4を設けた吸煙通路3の下流をなす排出側32の底
板1bに通路断面積を小としたバイパス管24を設けて
いる。
【0060】このバイパス管24は、上端開口24aを
吸引ファン7の直下でオゾン発生器4の近傍における排
出側32の吸煙通路3に臨ませ、下端開口24bを排出
口18としてオゾンフィルター17を通過させることな
く直接にオゾンセンサー20に臨ませるバイパス通路2
3を形成している。
【0061】このオゾンフィルター17を通過させない
バイパス通路23を形成するバイパス管24にオゾンセ
ンサー20を設けることで、オゾン発生器4から発生さ
れたオゾンにより脱臭された油煙を直接このオゾンセン
サーにより検知し、それと共にバイパス管24によりガ
イドすることによってオゾンセンサー20に確実に接触
させてオゾン濃度の検知をより的確なものとしている。
【0062】そして、図5に示されるように、このオゾ
ンセンサー20によるオゾン濃度の検出によりオゾン発
生器4からのオゾンの発生を制御するようにして、吸煙
通路3からの油煙の状態に応じて効率的にオゾンを発生
させるようにしてある。
【0063】これにより加熱調理中に発生する油煙は、
吸煙手段6をなす吸引ファン7により調理プレート2の
汁落し口10から吸煙口として吸煙されて、吸引側31
の吸煙通路3を通り、除煙フィルター8により油煙が吸
収除去された後にオゾン発生器4により脱臭し、その後
の残存したオゾンをオゾンフィルター17により除去し
て、排出口18から排出されるが、この排出口18に設
けられたオゾンセンサー20によりオゾン濃度が検出さ
れる。
【0064】この場合、オゾンセンサー20によりオゾ
ン濃度が0.01ppm以下で検知されたときは、オゾ
ン発生器4からのオゾンの発生を予め設定した一定時間
継続して100%出力し、オゾン濃度が0.01ppm
以上で0.04ppm以下で検知されたときは、オゾン
発生器4からのオゾンの発生を一定時間継続して70%
出力し、オゾン濃度が0.04ppm以上で0.06p
pm以下で検知されたときは、オゾン発生器4からのオ
ゾンの発生を一定時間継続して50%出力し、オゾン濃
度が0.06ppm以上で0.08ppm以下で検知さ
れたときは、オゾン発生器4からのオゾンの発生を一定
時間継続して20%にそれぞれ出力制御するようにして
ある。
【0065】これにより、加熱調理物の調理加熱当初
は、加熱調理物から発生する油煙は少ないため、その油
煙に含まれる臭気成分も少なく、オゾン発生器4から発
生したオゾンの発生量に対する1部のオゾンがこの臭気
成分を酸化させ、その他はオゾンフィルター17により
除去されることになるが、このオゾンフィルター17に
より除去しきれないオゾン濃度をオゾンセンサー20に
より検知することになる。したがって、調理加熱当初
は、一旦オゾン発生器4から100%出力にてオゾンを
発生させるが油煙量が少ないため、発生したオゾンがオ
ゾンフィルター17により除去しきれずオゾン濃度が高
いまま排出されることになり、このオゾン濃度をオゾン
センサー20により検出し、オゾン濃度が高い例えば
0.08ppm以上で検出されたときは、一定時間継続
してオゾンの発生を抑制して20%の出力にてオゾンを
発生させる。そして一定時間経過後に再度オゾンセンサ
ー20によりオゾン濃度を検出し、加熱調理物の加熱に
よる油煙量の増加に伴い臭気成分も増加することによ
り、オゾンとの酸化反応も多くなってオゾン濃度が低く
なり、例えば0.06〜0.08ppmの範囲で検出さ
れたときは、その後一定時間継続してオゾンを50%の
出力にて発生させる。
【0066】このように、加熱調理物から発生する油煙
量が多い程その臭気成分も多くなり、油煙量が少ない程
その臭気成分も少なくなる傾向になるので、油煙に含ま
れるオゾン濃度を一定時間毎にオゾンセンサー20によ
り検知して、このオゾン濃度に対応して一定時間継続し
てオゾン発生出力を制御するようにしてある。
【0067】また、このオゾンの発生の制御は、オゾン
センサー20により所定基準以上のオゾン濃度が検出さ
れたとき、オゾン発生器4からのオゾンの発生を停止さ
せる。同様に吸煙手段6の吸引ファン7が停止されたと
きもオゾン発生器4からのオゾンの発生も停止させるよ
うにしてある。
【0068】これにより所定基準以上のオゾン濃度が検
出されたとき、油煙中に臭気成分がないと判断し、また
吸引ファン7が停止されたときは、加熱調理が停止され
たか、油煙を多く発生させない加熱調理物の調理である
と判断して、オゾン発生器4からのオゾンの発生を停止
し、不必要なオゾンの発生を抑制するようにしてある。
【0069】このオゾンの発生を制御する制御手段は、
図示しないオゾン発生器4内に設けた制御装置により、
オゾンセンサー20からのオゾン濃度の検出を入力して
オゾン発生出力を制御するようにしているが、オゾン発
生器4とは別個にコントロールマスター13部に設ける
構成としてもよい。
【0070】また、このオゾン発生の制御は、加熱調理
物例えば焼肉を加熱調理しているとき、この焼肉からの
油煙量が多い場合には、自動設定に替えてマニュアル設
定により、オゾン発生出力を焼肉からの油煙量に対応さ
せることもできる。
【0071】このように、加熱調理中に発生する油煙
は、吸引ファン7により汁落し口10から吸煙口として
吸煙されて、吸引側31の吸煙通路3を通り、フィルタ
ー8により油煙が吸収除去されて排出側32の吸煙通路
3を通り、この吸煙通路3からの油煙に含まれる臭気成
分に応じたオゾンの発生出力を制御して、効率的に油煙
の脱臭を行なうようにしている。
【0072】なお符号27は本体ケース1の支持脚、2
8は本体ケース1の把手である。
【0073】
【発明の効果】請求項1の本発明によれば、外装体を形
成する本体ケースと、本体ケース内に設けた調理プレー
トと、調理プレートを加熱する加熱手段と、調理中に発
生する油煙を吸煙する吸煙手段とを備えたホットプレー
トであって、本体ケース内に吸煙手段により吸煙される
油煙の吸煙通路を設けて、この吸煙通路に油煙を除煙す
る除煙フィルターと油煙の臭いを脱臭するオゾン発生器
をそれぞれ設けたので、焼肉、焼き魚等の加熱調理物の
加熱調理中に発生する油煙の拡散や飛散を防止し得ると
ともに、この加熱調理物から発生する油煙の臭いをオゾ
ン発生器から発生したオゾンによりその臭気成分を酸化
してこれを無臭化することができ、この加熱調理物から
発生する油煙の臭いの拡散についても防止することがで
きる。
【0074】また、請求項2記載の本発明によれば、吸
煙通路に設けたオゾン発生器の下流側にオゾンフィルタ
ーを設けたので、オゾン発生器から発生したオゾンによ
り加熱調理物から発生する臭気成分を酸化してこれを無
臭化した後の残存したオゾンをこのオゾンフィルターに
より除去することができ、残存したオゾンによる影響を
受けることを防止することができる。
【0075】また、請求項3記載の本発明によれば、オ
ゾン発生器は、除煙フィルターとオゾンフィルターとの
間の吸煙通路に設けたので、加熱調理中に発生する油煙
を除煙フィルターにより除煙した後にオゾン発生器によ
り脱臭することができ、その後の残存したオゾンをこの
オゾンフィルターにより除去することができるので、効
果的に順次除煙、脱臭、オゾン除去を行なうことができ
る。
【0076】また、請求項4記載の本発明によれば、吸
煙通路は、吸煙手段からオゾン発生器を設けた位置を通
り下流側の排出口に至る間を閉鎖空間としたので、オゾ
ン発生器から発生したオゾンの吸煙通路外の拡散を防止
して、吸煙通路内での油煙を確実に脱臭することができ
る。
【0077】また、請求項5記載の本発明によれば、吸
煙通路に設けた吸煙手段の上流側に、オゾン発生器を設
けて、このオゾン発生器から発生したオゾンを吸煙手段
により下流側の吸煙通路に放出させることができるの
で、下流側での脱臭効率が向上される。
【0078】また、請求項6記載の本発明によれば、オ
ゾンフィルターより下流側の吸煙通路にオゾン濃度を検
知するオゾンセンサーを設け、このオゾンセンサーによ
るオゾン濃度の検出によりオゾン発生器からのオゾンの
発生を制御することができるので、吸煙通路からの油煙
の状態に応じて効率的にオゾンを発生させることができ
る。
【0079】また、請求項7記載の本発明によれば、オ
ゾン発生器を設けた吸煙通路の下流側にオゾンフィルタ
ーを通過させないバイパス通路を設けて、このバイパス
通路にオゾンセンサーを設けたので、オゾン発生器から
発生されたオゾンにより脱臭された油煙を直接このオゾ
ンセンサーにより検知することができ、それと共にバイ
パス通路にガイドされることによってオゾンセンサーに
確実に接触されてオゾン濃度の検知がより的確なものと
なる。
【0080】また、請求項8記載の本発明によれば、オ
ゾンの発生の制御は、オゾンセンサーにより所定基準以
上のオゾン濃度が検出されたとき、油煙中に臭気成分が
ないと判断して、オゾン発生器からのオゾンの発生を停
止することができるので、不必要なオゾンの発生を抑制
することができる。
【0081】また、請求項9記載の本発明によれば、オ
ゾン発生器からのオゾン発生の制御は、吸煙手段が停止
されたときは、オゾン発生器からのオゾンの発生も停止
されるので、この構成においても、不必要なオゾンの発
生を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係るホットプレートの
断面図である。
【図2】本発明の実施の形態1に係る他の例を示すホッ
トプレートの一部拡大断面図である。
【図3】本発明の実施の形態1に係る他の例を示すホッ
トプレートの一部拡大断面図である。
【図4】本発明の実施の形態1に係る他の例を示すホッ
トプレートの一部拡大断面図である。
【図5】本発明の実施の形態2に係るオゾン濃度制御フ
ローチャート図である。
【符号の説明】
1 本体ケース 1a 開口縁 1b 底板 1c 底部 1d 側部 1e 閉鎖板 1f 開口部 2 調理プレート 3 油煙通路 4 オゾン発生器 5 ヒータ 6 吸煙手段 7 吸引ファン 8 除煙フィルター 11 遮熱板 12 汁受け皿 17 オゾンフィルター 20 オゾンセンサー 23 バイパス通路 24 バイパス管

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外装体を形成する本体ケースと、本体ケ
    ース内に設けた調理プレートと、調理プレートを加熱す
    る加熱手段と、調理中に発生する油煙を吸煙する吸煙手
    段とを備えたホットプレートであって、本体ケース内に
    吸煙手段により吸煙される油煙の吸煙通路を設けて、こ
    の吸煙通路に油煙を除煙する除煙フィルターと油煙の臭
    いを脱臭するオゾン発生器をそれぞれ設けたことを特徴
    とするホットプレート。
  2. 【請求項2】 前記吸煙通路に設けたオゾン発生器の下
    流側にオゾンフィルターを設けたことを特徴とする請求
    項1記載のホットプレート。
  3. 【請求項3】 前記オゾン発生器は、除煙フィルターと
    オゾンフィルターとの間の吸煙通路に設けたことを特徴
    とする請求項2記載のホットプレート。
  4. 【請求項4】 前記吸煙通路は、吸煙手段からオゾン発
    生器を設けた位置を通り下流側の排出口に至る間を閉鎖
    空間としたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに
    記載のホットプレート。
  5. 【請求項5】 前記吸煙通路に設けた吸煙手段の上流側
    に、オゾン発生器を設けて、このオゾン発生器から発生
    したオゾンを吸煙手段により下流側の吸煙通路に放出さ
    せるようにしたことを特徴とする請求項1〜4のいずれ
    かに記載のホットプレート。
  6. 【請求項6】 前記オゾンフィルターより下流側の吸
    煙通路にオゾン濃度を検知するオゾンセンサーを設け
    て、このオゾンセンサーによるオゾン濃度の検出により
    オゾン発生器からのオゾンの発生を制御するようにした
    ことを特徴とする請求項2〜5のいずれかに記載のホッ
    トプレート。
  7. 【請求項7】 前記オゾン発生器を設けた吸煙通路の下
    流側にオゾンフィルターを通過させないバイパス通路を
    設けて、このバイパス通路にオゾンセンサーを設けたこ
    とを特徴とする請求項2〜6のいずれかに記載のホット
    プレート。
  8. 【請求項8】 前記オゾン発生器からのオゾン発生の制
    御は、オゾンセンサーにより所定基準以上のオゾン濃度
    が検出されたとき、オゾン発生器からのオゾンの発生が
    停止されるようにしたことを特徴とする請求項6又は7
    のいずれかに記載のホットプレート。
  9. 【請求項9】 前記オゾン発生器からのオゾン発生の制
    御は、吸煙手段が停止されたときは、オゾン発生器から
    のオゾンの発生も停止させるようにしたことを特徴とす
    る請求項6〜8のいずれかに記載のホットプレート。
JP2000012764A 2000-01-21 2000-01-21 ホットプレート Pending JP2001198019A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000012764A JP2001198019A (ja) 2000-01-21 2000-01-21 ホットプレート

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000012764A JP2001198019A (ja) 2000-01-21 2000-01-21 ホットプレート

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001198019A true JP2001198019A (ja) 2001-07-24

Family

ID=18540442

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000012764A Pending JP2001198019A (ja) 2000-01-21 2000-01-21 ホットプレート

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001198019A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108497942A (zh) * 2018-04-23 2018-09-07 广东美的厨房电器制造有限公司 电烤箱及油烟异味净化装置控制方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108497942A (zh) * 2018-04-23 2018-09-07 广东美的厨房电器制造有限公司 电烤箱及油烟异味净化装置控制方法
CN108497942B (zh) * 2018-04-23 2023-08-25 广东美的厨房电器制造有限公司 电烤箱及油烟异味净化装置控制方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2006346271A (ja) ロースター
JP2004033743A (ja) 電気ロースターの空気循環構造
JP2004290379A (ja) 煙循環式焼肉器
JP2001198019A (ja) ホットプレート
JPH11512964A (ja) ディープフライ装置
JP2004028445A (ja) レンジフード
JPH09178237A (ja) 消臭機能付きレンジフード
JP2522066Y2 (ja) 加熱調理器
JPH01184335A (ja) 加熱調理器
KR100693734B1 (ko) 음식물 쓰레기 처리기용 과열방지장치
KR200210522Y1 (ko) 레인지 후드의 배기장치
JP6733200B2 (ja) グリル装置
KR20090042382A (ko) 음식물 쓰레기 건조장치
KR0122414Y1 (ko) 전자렌지의 히타를 이용한 탈취장치
JP2007082902A (ja) 加熱調理器
JP2010060212A (ja) 加熱調理装置
JP2000139720A (ja) 加熱調理器
JP2010125343A (ja) 生ごみ処理装置
JPH1183106A (ja) 厨房排気装置
KR960006057Y1 (ko) 전자렌지의 탈취장치
JPS602495Y2 (ja) 調理器の消臭装置
JP2002292240A (ja) 脱臭装置
JPH08336465A (ja) 焼物調理器
JP2007130121A (ja) 加熱調理器
KR20090032451A (ko) 탈취성능과 건조성능이 향상된 음식물 쓰레기 건조장치