JP2001195477A - 情報処理装置および方法、情報処理システム、並びに提供媒体 - Google Patents

情報処理装置および方法、情報処理システム、並びに提供媒体

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JP2001195477A
JP2001195477A JP2000005559A JP2000005559A JP2001195477A JP 2001195477 A JP2001195477 A JP 2001195477A JP 2000005559 A JP2000005559 A JP 2000005559A JP 2000005559 A JP2000005559 A JP 2000005559A JP 2001195477 A JP2001195477 A JP 2001195477A
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Junichi Yamashita
潤一 山下
Koji Asano
康治 浅野
Keiichi Yamada
敬一 山田
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 取引先からユーザに対しての電子決済を可能
とする 【解決手段】 取引先サーバ5は、サーバ3に対し
て、ユーザに対応する支払い要求依頼を送信する。支払
い要求依頼を受信したサーバ3は、最寄りの中継局2を
介して、指定のユーザの持つ携帯端末1を呼び出し、取
引先サーバ5からの支払い要求情報を送信する。支払い
要求を受信した携帯端末1では、そのユーザが、入力装
置を操作し、電子決済情報および個人認証情報を入力
し、最寄りの中継局2からネットワークを介して、サー
バ3に送信する。これを受信したサーバ3は、顧客認証
部で個人認証情報が正しいかどうか判定し、正しいと判
定した場合、データベースにアクセスし、電子決済処理
を実行した後、データベースの情報を更新する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報処理装置およ
び方法、情報処理システム、並びに提供媒体に関し、特
に例えば、移動体端末とサーバをネットワークを介して
接続し、電子決済を行う情報処理装置および方法、情報
処理システム、並びに提供媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、電子決済システムが普及しつつあ
る。この電子決済システムでは、例えば、店頭などで品
物を購入する際に、店頭に設置されているカードリーダ
などの端末に、購入者が所持しているICカードから、そ
こに記憶されている購入者の情報を読み取らせると共
に、商品の価格が入力される。端末から、電話回線を介
してICカード業者(支払い代行業者)のサーバに、価格
や購入者の情報が送られると、サーバは、受信した価格
や購入者の情報に基づいて、購入者の指定口座から価格
に対応する金額の引き落としを行うための処理を行うと
共に、その商品の購入者の口座に所定の金額を振り込む
ための処理を行う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ICカー
ドを使用するシステムの場合、特定の店頭に設置される
端末による決済であるため、端末のない場所での決済が
不可能となる課題があった。また、各端末が処理可能な
ICカードの種類は限定されているため、端末が設置され
ていたとしても、ICカードの種類によっては使用できな
いという課題があった。
【0004】さらに、従来の電子決済システムでは、ユ
ーザ(ICカード利用者)からサーバに対して決済を要求
することは可能であるが、サーバからユーザに対して決
済を要求することができないという課題があった。
【0005】本発明は、この様な状況に鑑みてなされた
ものであり、サーバからユーザに対して電子決済を要求
できるようにするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の情報処
理装置は、ネットワークを介して他の情報処理装置から
の接続を受ける接続手段と、接続された他の情報処理装
置から少なくとも電子決済情報を受信する受信手段と、
受信手段によって受信した情報を出力する出力手段と、
個人認証情報を入力する入力手段と、接続手段によって
接続された他の情報処理装置に個人認証情報を送信する
送信手段とを含むことを特徴とする。
【0007】請求項10に記載の情報処理方法は、ネッ
トワークを介して他の情報処理装置からの接続を受ける
接続ステップと、接続された他の情報処理装置から少な
くとも電子決済情報を受信する受信ステップと、受信ス
テップで受信した情報を出力する出力ステップと、個人
認証情報を入力する入力ステップと、接続ステップで接
続された他の情報処理装置に個人認証情報を送信する送
信ステップとを含むことを特徴とする。
【0008】請求項11に記載の提供媒体は、ネットワ
ークを介して他の情報処理装置からの接続を受ける接続
ステップと、接続された他の情報処理装置から少なくと
も電子決済情報を受信する受信ステップと、受信ステッ
プで受信した情報を出力する出力ステップと、個人認証
情報を入力する入力ステップと、接続ステップで接続さ
れた他の情報処理装置に個人認証情報を送信する送信ス
テップとを含む処理を実行させるコンピュータが読み取
り可能なプログラムを提供することを特徴とする。
【0009】請求項12に記載の情報処理装置は、電子
決済情報を移動可能な他の情報処理装置に送信する送信
手段と、個人認証情報を蓄積する蓄積手段と、他の情報
処理装置により送信された個人認証情報を受信する受信
手段と、受信手段によって受信された個人認証情報と、
蓄積手段によって蓄積されている個人認証情報とを比較
する比較手段と、比較手段の比較結果に対応して、送信
手段が送信した電子決済情報に基づく決済処理を行う決
済手段とを含むことを特徴とする。
【0010】請求項17に記載の情報処理方法は、電子
決済情報を移動可能な他の情報処理装置に送信する送信
ステップと、個人認証情報を蓄積する蓄積ステップと、
他の情報処理装置により送信された個人認証情報を受信
する受信ステップと、受信ステップで受信された個人認
証情報と、蓄積ステップによって蓄積されている個人認
証情報とを比較する比較ステップと、比較ステップの比
較結果に対応して、送信ステップで送信した電子決済情
報に基づく決済処理を行う決済ステップとを含むことを
特徴とする。
【0011】請求項18に記載の提供媒体は、電子決済
情報を移動可能な他の情報処理装置に送信する送信ステ
ップと、個人認証情報を蓄積する蓄積ステップと、他の
情報処理装置により送信された個人認証情報を受信する
受信ステップと、受信ステップで受信された個人認証情
報と、蓄積ステップによって蓄積されている個人認証情
報とを比較する比較ステップと、比較ステップの比較結
果に対応して、送信ステップで送信した電子決済情報に
基づく決済処理を行う決済ステップとを含む処理を実行
させるコンピュータが読み取り可能なプログラムを提供
することを特徴とする。
【0012】請求項19に記載の情報処理装置は、一定
時間毎に他の情報処理装置に位置情報の送信を要求する
要求手段と、要求手段によって受信した位置情報に基づ
いて、他の情報処理装置の使用を制限する制限手段とを
含むことを特徴とする。
【0013】請求項20に記載の情報処理方法は、一定
時間毎に前記他の情報処理装置に位置情報の送信を要求
する要求ステップと、要求ステップで受信した位置情報
に基づいて、他の情報処理装置の使用を制限する制限ス
テップとを含むことを特徴とする。
【0014】請求項21に記載の提供媒体は、一定時間
毎に他の情報処理装置に位置情報の送信を要求する要求
ステップと、要求ステップで受信した位置情報に基づい
て、他の情報処理装置の使用を制限する制限ステップと
を含む処理を実行させるコンピュータが読み取り可能な
プログラムを提供することを特徴とする。
【0015】請求項22に記載の情報処理システムは、
第1の情報処理装置は、ネットワークを介して第2の情
報処理装置からの接続を受ける接続手段と、接続された
第2の情報処理装置から電子決済情報を受信する第1の
受信手段と、第1の受信手段によって受信した情報を出
力する出力手段と、個人認証情報を入力する入力手段
と、接続手段によって接続された第2の情報処理装置に
個人認証情報を送信する第1の送信手段とを含み、第2
の情報処理装置は、電子決済情報を第1の情報処理装置
に送信する第2の送信手段と、個人認証情報を蓄積する
蓄積手段と、第1の情報処理装置により送信された個人
認証情報を受信する第2の受信手段と、第2の受信手段
によって受信された個人認証情報と、蓄積手段によって
蓄積されている個人認証情報とを比較する比較手段と、
比較手段の比較結果に対応して、第2の送信手段が送信
した電子決済情報に基づく決済処理を行う決済手段とを
含むことを特徴とする。
【0016】請求項23に記載の情報処理方法は、第1
の情報処理装置の情報処理方法は、ネットワークを介し
て第2の情報処理装置からの接続を受ける接続ステップ
と、接続された第2の情報処理装置から電子決済情報を
受信する第1の受信ステップと、第1の受信ステップで
受信した情報を出力する出力ステップと、個人認証情報
を入力する入力ステップと、接続ステップで接続された
第2の情報処理装置に個人認証情報を送信する第1の送
信ステップとを含み、第2の情報処理装置の情報処理方
法は、電子決済情報を第1の情報処理装置に送信する第
2の送信ステップと、個人認証情報を蓄積する蓄積ステ
ップと、第1の情報処理装置により送信された個人認証
情報を受信する第2の受信ステップと、第2の受信ステ
ップで受信された個人認証情報と、蓄積ステップで蓄積
されている個人認証情報とを比較する比較ステップと、
比較ステップの比較結果に対応して、第2の送信ステッ
プで送信した電子決済情報に基づく決済処理を行う決済
ステップとを含むことを特徴とする。
【0017】請求項24に記載の提供媒体は、第1の情
報処理装置に、ネットワークを介して第2の情報処理装
置からの接続を受ける接続ステップと、接続された第2
の情報処理装置から電子決済情報を受信する第1の受信
ステップと、第1の受信ステップで受信した情報を出力
する出力ステップと、個人認証情報を入力する入力ステ
ップと、接続ステップで接続された第2の情報処理装置
に個人認証情報を送信する第1の送信ステップとを含む
処理を実行させ、第2の情報処理装置に、電子決済情報
を移動可能な第1の情報処理装置に送信する第2の送信
ステップと、個人認証情報を蓄積する蓄積ステップと、
第1の情報処理装置により送信された個人認証情報を受
信する第2の受信ステップと、第2の受信ステップで受
信された個人認証情報と、蓄積ステップで蓄積されてい
る個人認証情報とを比較する比較ステップと、比較ステ
ップの比較結果に対応して、第2の送信ステップで送信
した電子決済情報に基づく決済処理を行う決済ステップ
とを含む処理を実行させるコンピュータが読み取り可能
なプログラムを提供することを特徴とする。
【0018】請求項1に記載の情報処理装置、請求項1
0に記載の情報処理方法、および請求項11に記載の提
供媒体においては、接続された所定の位置に設置される
他の情報処理装置からの電子決済の要求に基づいて、電
子決済処理が実行される。
【0019】請求項12に記載の情報処理装置、請求項
17に記載の情報処理方法、および請求項18に記載の
提供媒体においては、接続する移動可能な他の情報処理
装置に対して電子決済処理を要求する処理が実行され
る。
【0020】請求項19に記載の情報処理装置、請求項
20に記載の情報処理方法、および請求項21に記載の
提供媒体においては、移動可能な他の情報処理装置から
送信される位置情報に基づいて、その移動可能な他の情
報処理装置の使用が制限される。
【0021】請求項22に記載の情報処理システム、請
求項23に記載の情報処理方法、および請求項24に記
載の提供媒体においては、第2の情報処理装置から、移
動可能な第1の情報処理装置に対して電子決済処理が要
求され、第1の情報処理装置によって、第2の情報処理
装置からの電子決済の要求に基づいて、電子決済処理が
実行される。
【0022】
【発明の実施の形態】図1は、本発明を適用したネット
ワークの構成例を表している。携帯端末1は、ユーザに
よって携帯される。この携帯端末1は、無線通信機能を
有しており、移動体通信網を形成する中継局2を介して
サーバ3と情報を送受信することができる。移動体通信
網としては、今後導入が予想されるIMT-2000(Internati
onal Mobile Telecommunications-2000)(最大通信速度
=2Mbit/sec)方式の高速通信が可能な移動体通信網、あ
るいはセルラーシステムを利用することができる。
【0023】サーバ3は中継局2を介して携帯端末1と
電子決済情報を送受信する。金融機関サーバ4または取
引先サーバ5は、必要に応じてサーバ3に接続し、サー
バ3に記憶されている電子決済情報を参照したり、ある
いは、携帯端末1を持つユーザへの支払要求の依頼を行
う。
【0024】図2は、携帯端末1の構成例を示してい
る。携帯端末1は、例えばマイクロコンピュータから構
成される端末制御部11によって、その動作が制御され
る。位置情報検出部12は、図示せぬ衛星からGPS(Glob
al Positioning System)の電波を受信して、位置情報
を検出するか、あるいは、携帯電話の基地局の電波を受
信して現在位置を検出し、検出した位置情報を端末制御
部11に出力する。
【0025】入力装置13は、各種のキー、ボタン、タ
ッチタブレットなどにより構成され、例えば、電子決済
情報や個人認証情報を入力するときユーザによって操作
される。電子決済情報とは、例えば、ユーザが取引先と
電子決済をする場合、取引先を指定する情報および取引
金額などである。入力装置13がマイクロフォンやビデ
オカメラを有する場合、各種の情報を音声で入力した
り、例えば、ユーザの顔の輪郭、指紋、および網膜など
の映像を個人認証情報として入力することができる。
【0026】出力装置14は、図示しないディスプレイ
やスピーカによって構成され、端末制御部11の指令に
基づいて、文字情報及び画像情報を表示すると共に、音
声情報を出力する。
【0027】ネットワーク接続部15は、モデムなどに
よって構成され、端末制御部11の要求に基づいて、ネ
ットワークを介してサーバ3と無線で通信する。
【0028】図3は、サーバ3の構成例を示している。
サーバ3は、例えばマイクロコンピュータから構成され
るサーバ制御部21によって、その動作が制御される。
顧客情報管理部22は、ハードディスクなどの記憶装置
によって構成されるデータベース23と接続され、サー
バ制御部21の指令に基づいて、データベース23に記
憶されている顧客の電子決済情報の読み出し、書き込み
を行い、顧客の電子決済情報を管理する。
【0029】顧客認証部24は、データベース23に記
憶されている個人認証情報を管理する。顧客認証部24
は、サーバ制御部21の指令により、携帯端末1などか
ら送信されてくる個人認証情報が、データベース23に
予め登録されている個人認証情報と一致するかどうかを
判定する。個人認証情報としては、文字、数字などの組
み合わせからなるパスワードの他に、ユーザの音声情
報、あるいは、上述したユーザの顔、指紋、網膜などの
画像情報、またはそれらの組み合わせを利用することが
できる。
【0030】ネットワーク接続部25は、モデムなどで
構成され、サーバ制御部21の指令に基づいて、ネット
ワークを介して、携帯端末1、金融機関サーバ4、また
は取引先サーバ5と、有線または無線で通信する。
【0031】尚、金融機関サーバ4及び取引先サーバ5
の構成は、サーバ3と同様であるので、図示を省略す
る。また、必要に応じて、電子決済情報を記憶する装置
を接続し、これによって、電子決済情報を管理すること
が可能である。
【0032】次に、図4のフローチャートを参照して、
携帯端末1からサーバ3に対して電子決済を要求する場
合の携帯端末1の動作について説明する。ステップS1
1において、ユーザが携帯端末1の入力装置13を操作
して、端末制御部11に対して、支払い手続の開始を指
令する。このとき、端末制御部11は、ネットワーク接
続部15を制御し、最寄りの中継局2を介してサーバ3
に接続させ、サーバ3に支払い手続の開始を要求する。
この要求を受けたとき、図5のフローチャートを参照し
て後述するように、サーバ3は、ステップS22で、ユ
ーザに対して個人認証情報の入力を要求してくる。そこ
で端末制御部11は、ステップS12において、サーバ
3から個人認証情報の要求があるかどうかを判定し、個
人認証情報の要求がないと判定した場合、処理を終了す
る。後述するように、ユーザが個人認証情報の入力を(N
+1)回以上間違えた場合、この様にして処理が終了され
る。個人認証情報の要求があると判定された場合、ステ
ップS13において、ユーザは、携帯端末1の入力装置
13を操作して、個人認証情報を入力する。端末制御部
11は、入力された個人認証情報をネットワーク接続部
15を介してサーバ3に送信する。
【0033】サーバ3は、後述するように、携帯端末1
から送信されてきた個人認証情報を、予め記憶している
ものと比較し、その比較結果を携帯端末1に送信してく
る(図5のステップS24,S26)。そこで、ステッ
プS14において、端末制御部11は、サーバ3からの
比較結果の通知を判定し、サーバ3の顧客認証部24に
よって、個人認証情報が正しいと判定されなかった場
合、ステップS12に戻り、それ以降の処理が繰り返さ
れる。個人認証情報が正しいと判定された通知であると
判定された場合、後述するように、サーバ3は、取引先
と支払額の入力を要求してくる(図5のステップS2
8)。端末制御部11は、この要求を受信したとき、そ
れを出力装置14に出力し、表示させる。そこで、ステ
ップS15に進み、ユーザは、入力装置13を操作し
て、取引先の指定を行い、さらにステップS16におい
て支払い額の入力を行って、処理を終了する。
【0034】次に、図5のフローチャートを参照して、
携帯端末1から電子決済が要求されてきた場合のサーバ
3の動作について説明する。前述した図4のステップS
11において、ユーザが、携帯端末1を操作し、サーバ
3に支払い手続の開始を指令すると、ネットワークを介
して最寄りの中継局2からネットワーク接続部25がこ
の指令を受信し、サーバ制御部21に出力する。このと
きこの処理が開始される。ステップS21において、サ
ーバ制御部21は、ネットワーク接続部25に携帯端末
1を接続する指令を送り、ネットワーク接続部25が携
帯端末1を接続する。ステップS22において、サーバ
制御部21は、ネットワーク接続部25を制御し、携帯
端末1に個人認証情報を要求するよう指令を送る。
【0035】個人認証情報を要求された携帯端末1は、
前述した図4のステップS13において、ユーザが入力
装置13を操作し、個人認証情報を入力し、これを、端
末制御部11が、ネットワーク接続部15を制御してサ
ーバ3に送信する。そして、ネットワーク接続部25を
介して、個人認証情報を受信すると、ステップS23に
おいて、サーバ制御部21は、顧客認証部24に受信さ
れた個人認証情報を送ると共に、受信された個人認証情
報をデータベース23に予め登録されている個人認証情
報と比較させ、正しい個人認証情報かどうかを判定させ
る。
【0036】顧客認証部24が、受信された個人認証情
報が正しくないと判定した場合、ステップS24におい
て、サーバ制御部21は、ネットワーク接続部25を制
御し、携帯端末1に個人認証情報が間違っていることを
通知させる。そして、ステップS25において、サーバ
制御部21は、個人認証情報の入力間違え回数が、N回
以内かどうかを判定する。入力間違え回数がN回数以内
であると判定された場合、ステップS22に戻り、それ
以降の処理が繰り返される。入力間違え回数が(N+1)回
以上であると判定された場合、サーバ制御部21は、処
理を終了する。
【0037】ステップS23において、顧客認証部24
が、受信された個人認証情報は正しいと判定した場合、
ステップS26において、サーバ制御部21は、ネット
ワーク接続部25を制御し、携帯端末1に個人認証情報
が正しいことを通知させる。そして、ステップS27に
おいて、サーバ制御部21は、顧客情報管理部22のデ
ータベース23にアクセスし、データベース23に記憶
されている、例えば、電子決済を要求するユーザの口座
番号や残高などを参照する。
【0038】次にステップS28において、サーバ制御
部21は、ネットワーク制御部25を制御し、携帯端末
1に支払い金額と取引先の情報の入力を要求する。この
支払額と取引先の情報の入力要求に対応して、前述のよ
うに図4のステップS15,S16において、ユーザ
が、入力装置13を操作して、取引先と支払金額を入力
すると、端末制御部11はネットワーク接続部15を制
御して、サーバ3にこれを送信させる。送信された支払
金額と取引先の情報は、ネットワーク接続部25を介し
てサーバ制御部21が受信する。ステップS29におい
て、受信した取引先の情報に基づいて、サーバ制御部2
1は、ネットワーク接続部25を制御して、ステップS
27で読み取られた口座が設けられている金融機関の金
融機関サーバ4にアクセスし、その口座から指定された
取引先に、指定された金額の振り込みを要求する。金融
機関サーバ4は、この要求に対応する処理を実行する。
そして、ステップS30において、サーバ制御部21
は、ネットワーク接続部25を制御し、振り込みが行わ
れたことを取引先サーバ5に通知させると共に、顧客情
報管理部22に、決済処理によるデータベース23の電
子決済情報を更新させる指令を送り、処理を終了させ
る。
【0039】尚、個人認証情報は、パスワード以外に、
音声入力による話者認識、顔の輪郭による画像認識、指
紋による画像認識、及び網膜による画像認識のうち、こ
れらを複数に組み合わせることによって不正な電子決済
に対しての安全性を向上させることもできる。また、個
人認証情報の入力は、例えば、ステップS21におい
て、携帯端末1からの接続を受ける際に、携帯端末1の
ユーザに入力させることによって、ステップS22にお
ける個人認証情報の要求処理を省くことも可能である。
【0040】続いて、図6のフローチャートを参照し
て、取引先から、ユーザに対して電子決済を要求する場
合の取引先サーバ5の動作について説明する。ステップ
S41において、取引先サーバ5のサーバ制御部(図示
せず)が、取引先サーバ5のネットワーク接続部(図示
せず)を制御し、サーバ3にネットワークを介して接続
する。ステップS42において、取引先サーバ5のサー
バ制御部は、サーバ3に、ユーザと取引金額を指定し、
指定のユーザに対しての電子決済要求依頼をサーバ3に
送り、ネットワークの接続を切断し、処理を終了する。
【0041】取引先サーバ5から、ユーザに対しての電
子決済要求依頼を受信したサーバ3は、図7のフローチ
ャートに示す処理を実行する。ステップS51におい
て、ネットワーク接続部25を介して、取引先サーバ5
からユーザへの電子決済要求依頼を受信すると、ステッ
プS52において、サーバ制御部21は、ネットワーク
接続部25を制御して、取引先サーバ5から指定された
ユーザの携帯端末1に接続する。
【0042】ステップS53において、サーバ制御部2
1は、ネットワーク接続部25を制御して、ユーザの携
帯端末1に取引先サーバ5からの電子決済要求情報を送
信し、ステップS54において、携帯端末1のユーザに
対して個人認証情報を要求する。このとき、携帯端末1
は、後述する図8のステップS73において、ユーザに
よって入力された個人認証情報を送信する。そこで、ス
テップS55において、サーバ制御部21は、携帯端末
1から送信されてきた個人認証情報をネットワーク接続
部25を介して受信すると、これを顧客認証部24に送
り、データベース23に予め登録された個人認証情報と
比較させ、正しい個人認証情報であるか否かを判定させ
る。顧客認証部24が、受信された個人認証情報は正し
くないと判定した場合、ステップS56において、サー
バ制御部21は、携帯端末1に対して個人認証情報が正
しくないことを通知し、ステップS57において、個人
認証情報の入力間違えの回数がN回以内であるかどうか
を判定する。入力間違えの回数が(N+1)回以上であると
判定された場合、処理が終了され、N回以内であると判
定された場合、ステップS54の処理に戻り、それ以降
の処理が繰り返される。
【0043】ステップS55において、顧客認証部24
が、受信された個人認証情報は正しいと判定した場合、
ステップS58において、サーバ制御部21は、ネット
ワーク接続部25を制御して、携帯端末1に対して個人
認証情報が正しいことを通知させる。ステップS59に
おいて、サーバ制御部21は、顧客情報管理部22を介
して、データベース23にアクセスし、データベース2
3に記憶されているユーザの個人情報を参照し、ユーザ
が有する所定の金融機関の口座を確認する。
【0044】個人認証情報が正しいとの通知を受けたと
き、携帯端末1では、後述するように図8のステップS
75において、ユーザが入力装置13を操作して、取引
先サーバ5からの電子決済要求情報に基づく、支払い額
を入力する。これは、ユーザが、具体的金額を入力する
か、取引先サーバ5から提示された金額の確認をユーザ
が入力することで行われる。そして、この決済情報を端
末制御部11が、ネットワーク接続部15を制御して、
サーバ3に送信する。サーバ3は携帯端末1からの決済
情報を受信すると、ステップS60において、この受信
された決済情報に基づいて、サーバ制御部21は、ネッ
トワーク接続部25を介して、ステップS59で読み取
ったユーザの口座がある金融機関のサーバ4にアクセス
し、その口座から、指定された金額の、取引先への振り
込みを要求する。ステップS61において、サーバ制御
部21は、取引先サーバ5にアクセスし、振り込みを通
知すると共に、顧客情報管理部22に決済処理によるデ
ータベース23の電子決済情報を更新させる指令を送
り、処理を終了させる。
【0045】尚、サーバ3のデータベース23に変更内
容を書き換える処理の代わりに、携帯端末1に付属する
ハードディスクやメモリなどに記憶させてもよい。ま
た、処理が終了し、サーバ3から取引先サーバ5に、処
理の終了情報を送信したとき、この処理の終了情報に基
づいて、取引先サーバ5からユーザの携帯端末1に領収
書を送信するようにしてもよい。
【0046】次に、取引先サーバ5から、ユーザに対し
て電子決済が要求された場合の携帯端末1の動作につい
て、図8のフローチャートを参照して説明する。前述の
図7のステップS52において、サーバ3から携帯端末
1にアクセスがなされると、この処理が開始される。ス
テップS71において、携帯端末1のネットワーク接続
部15が、サーバ3から送信された取引先サーバ5から
の電子決済要求情報を受信する。このとき、サーバ3
が、前述の図7のステップS54において、個人認証情
報を要求してくるので、ステップS72において、端末
制御部11は、個人認証情報の要求があるかどうかを判
定し、個人認証情報の要求がないと判定した場合、処理
を終了する。端末制御部11は、個人認証情報の要求が
あると判定した場合、ステップS73において、個人認
証情報の要求があることを出力装置14に出力し、これ
に基づいて、ユーザに、入力装置13を操作して個人認
証情報を入力させる。
【0047】入力装置13からユーザによって入力され
た個人認証情報が、ネットワーク接続部15からサーバ
3に送信されると、前述のように図7のステップS55
において、サーバ3の顧客認証部24によって、個人認
証情報がデータベース23に記憶されている予め登録さ
れた個人認証情報と比較され、正しい個人認証情報かど
うかが判定され、その判定結果が携帯端末1に通知され
てくる(図7のステップS56,S58)。そこで、ス
テップS74において、端末制御部11は、サーバ3か
ら送信された判定通知を判定し、正しくないとの判定通
知であった場合、ステップS72の処理に戻り、それ以
降の処理が繰り返される。
【0048】ステップS74において、個人認証情報が
正しいことを示す判定通知であったと判定された場合、
ステップS75において、サーバ3から送信された、取
引先サーバ5からの電子決済要求情報に基づいて、ユー
ザは、入力装置13を操作し、支払い金額(またはその
確認)を入力する。そして、ユーザによって入力された
支払い金額の情報を端末制御部11が、ネットワーク接
続部15を制御してサーバ3に送信し、サーバ3との接
続を切断し、処理を終了する。
【0049】尚、携帯端末1を持つユーザは、電子決済
要求の情報を受信した場合、ステップS73において、
個人認証情報の入力をする際に、個人認証情報の入力を
拒否するなどすれば、支払いを拒否することも可能であ
る。
【0050】以上においては、金融機関サーバ4の口座
を利用して電子決済を行うようにしたが、サーバ3に各
ユーザの口座を設け、その口座を利用して、サーバ3と
携帯端末1との間で電子決済するようにしてもよい。こ
の場合、サーバ3と取引先サーバ5との間で、さらに決
済が行われる。
【0051】次に、海外旅行に出かけるなどして、携帯
端末1の紛失及び盗難にあう可能性が高くなる場合に、
ユーザが、予め紛失または盗難時に携帯端末1による不
正な電子決済を不可能にする設定について説明する。こ
の場合、ユーザは、携帯端末1からサーバ3にアクセス
し、不正な電子決済を不可能にする認証要求設定を依頼
する。この依頼があったとき、サーバ3は、そのユーザ
に対して認証要求設定があったことをデータベース23
に登録する。この場合のサーバ3の処理について、図9
のフローチャートを参照して説明する。
【0052】ステップS81において、サーバ制御部2
1は、顧客情報管理部22を介してデータベース23に
アクセスし、携帯端末1のユーザによって、認証要求設
定がなされているかどうかを判定する。サーバ制御部2
1は、携帯端末1の認証要求設定がなされていない場
合、処理を終了する。認証要求設定がなされている場
合、ステップS82において、サーバ制御部21は、ユ
ーザによって予め設定された時刻になるまで待機する。
この時刻は、絶対時刻、または所定の時間毎の相対時刻
としてユーザにより指定される。例えば、3時間毎の様
に相対時刻が設定されると、3時間毎にこの処理が行わ
れ、9時00分、20時30分のように、絶対時刻が指
定されている場合、その時刻になったとき、この処理が
行われる。そして、設定時刻になるとステップS83に
おいて、サーバ制御部21は、ネットワーク接続部25
を制御し、携帯端末1にアクセスさせる。ステップS8
4において、サーバ制御部21は、ネットワーク接続部
25を制御し、携帯端末1に個人認証情報の入力を要求
する。
【0053】このとき、後述する図10のステップS1
02において、端末制御部11は、サーバ3から個人認
証情報の要求があることを出力装置13に表示し、これ
に基づいて、ユーザによって入力装置13が操作され、
入力された個人認証情報を、端末制御部11が、ネット
ワーク接続部15を制御して、サーバ3に送信する。そ
こで、ステップS85において、ネットワーク接続部2
5を介して、携帯端末1から送信されたユーザの個人認
証情報を受信すると、サーバ制御部21は、顧客認証部
24に、ネットワーク接続部25が受信した個人認証情
報を、データベース23に予め登録された個人認証情報
と比較させ、正しい個人認証情報かどうかを判定させ
る。顧客認証部24が、個人認証情報は正しいと判定し
たとき、正しいユーザによって携帯端末1が所持されて
いると判断し、ステップS86において、携帯端末1に
個人認証情報が正しいことを通知し、ステップS81の
処理に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
【0054】ステップS85において、顧客認証部24
によって、個人認証情報が、正しくないと判定されたと
き、正しいユーザによって、携帯端末1が所持されてい
ないと判断し、ステップS87において、サーバ制御部
11は、携帯端末1に対して、個人認証情報が正しくな
いことを通知する。ステップS88において、サーバ制
御部21は、ユーザによる個人認証情報の入力間違え回
数がN回以内であるかどうかを判定する。入力間違え回
数がN回以内である場合、ステップS84の処理に戻
り、それ以降の処理が繰り返される。入力間違え回数が
(N+1)回以上であると判定された場合、ステップS89
において、サーバ制御部21は、顧客情報管理部22を
制御し、データベース23に記憶されているその携帯端
末1のユーザの個人情報を使用できない状態に更新さ
せ、処理を終了する。従って、以後、不正使用者が携帯
端末1を利用したとしても電子決済は行われない。
【0055】次に、図10のフローチャートを参照し
て、認証要求設定がされている場合の携帯端末1の動作
について説明する。前述の図9のステップS83におい
て、サーバ3から呼び出しを受けると、続いて、前述の
図9のステップS84において、サーバ3が、個人認証
情報の入力を要求してくるので、ステップS101にお
いて、端末制御部11は、個人認証情報の入力の要求が
あるかどうかを判定する。個人認証情報の入力の要求が
無いと判定された場合、処理が終了される。個人認証情
報の要求があると判定された場合、端末制御部11は、
ステップS102において、出力装置14に個人認証情
報の入力が要求されていることを表示させる。これに基
づいて、ユーザが、入力装置13を操作して、個人認証
情報を入力すると、端末制御部11は、ネットワーク接
続部15を制御して、入力された個人認証情報をサーバ
3に送信させる。
【0056】このとき、前述の図9のステップS85に
おいて、サーバ3の顧客認証部24によって、携帯端末
1から送信された個人認証情報が正しいかどうかが判定
され、さらにその判定結果が通知される(図9のステッ
プS86,S87)。そこで、ステップS103におい
て、端末制御部11は、サーバ3から送信された通知が
正しい判定を示しているかどうかを判定し、その通知が
正しい判定を示している場合、処理を終了する。その通
知が正しくない判定を示している場合、ステップS10
1の処理に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
【0057】このように、認証要求設定を行っておく
と、ユーザは、指定した時刻に呼び出され応答しない
か、誤った個人認証情報を入力すると、使用が制限され
るので、携帯端末1が盗まれた様な場合にもその悪用が
防止される。
【0058】尚、認証要求設定の登録は、携帯端末1側
で行うようにしてもよい。この場合、サーバ3が、携帯
端末1にアクセスし、その登録の有無を判定する。
【0059】上記認証要求設定をさらに自動化させ、サ
ーバ3が、携帯端末1の持つ位置情報検出部12が検出
する位置情報を、所定の時間毎に入手し、所定の時間に
所定の位置にない場合、紛失または盗難にあったものと
判断するようにすることもできる。この場合のサーバ3
の動作について、図11のフローチャートを参照して説
明する。
【0060】ステップS111において、サーバ制御部
21は、顧客情報管理部22を介してデータベース23
にアクセスし、認証要求設定がなされているかどうかを
判定する。認証要求設定がなされていないと判定される
と、処理は終了される。認証要求設定がなされていると
判定されると、ステップS112において、サーバ制御
部21は、指定時刻になるとネットワーク接続部25を
制御して携帯端末1を呼び出し、携帯端末1の位置情報
検出部12が検出する位置情報を、送信するように要求
する。このとき、この要求に基づいて端末制御部11
は、位置情報検出部12から受け取った位置情報をネッ
トワーク接続部25を制御してサーバ3へ送信する。そ
して、サーバ3が、送信された位置情報を受信する。
【0061】ステップS113において、サーバ制御部
21は、受信した位置情報に基づいて、予めユーザによ
って設定され、登録された位置に携帯端末1が存在する
かどうかを判定する。サーバ制御部21が、指定された
位置にあると判定するとき、ステップS111の処理に
戻り、それ以降の処理が繰り返される。指定された位置
に携帯端末1がないと判定されると、ステップS114
において、サーバ制御部21は、ネットワーク制御部2
5を制御して、個人認証情報の入力を要求する。 この
場合、携帯端末1は、図10に示した場合と同様に動作
する。従って、サーバ3からの要求に対応して、ユーザ
は、ステップS102で、個人認証情報を入力すること
になる。
【0062】そこで、ステップS115において、サー
バ3の顧客認証部24は、携帯端末1から送信されてき
た個人認証情報が、正しいかどうかを判定し、正しいと
判定した場合、サーバ制御部21は、携帯端末1が、正
規のユーザにより所持されていると判断し、ステップS
116において、携帯端末1に個人認証情報が正しいこ
とを通知し、ステップS111の処理に戻り、それ以降
の処理が繰り返される。
【0063】ステップS115において、個人認証情報
が正しくないと判定された場合、携帯端末1は、紛失ま
たは盗難にあったものと判断し、サーバ制御部21は、
ステップS117において、携帯端末1に対して個人認
証情報が正しくないことを通知する。サーバ制御部21
は、ステップS118において、個人認証情報の入力間
違い回数がN回以内であるかどうかを判定し、N回以内で
あると判定した場合、ステップS114の処理に戻り、
それ以降の処理が繰り返される。入力間違い回数が(N+
1)回以上であると判定された場合、ステップS119に
おいて、サーバ制御部21は、顧客情報管理部22を制
御し、データベース23に記憶されている携帯端末1の
ユーザの個人情報を使用できないように更新させ、処理
を終了する。
【0064】この例においては、例えば、設定時刻を帰
宅後の時刻とし、設定位置を自宅としておけば、毎日定
時に帰宅していれば、個人認証情報の入力を要求される
ことなく、携帯端末1の紛失や盗難による不正な電子決
済を防止することができる。
【0065】次に、例えば、有料道路などで、携帯端末
1が有する位置情報検出部12が検出する位置情報を一
定時間毎に検出し、その検出された位置情報に基づい
て、自動的に電子決済を実行する自動徴収モードについ
て説明する。このモードもユーザが必要に応じてサーバ
3に予め登録しておくものである。この場合のサーバ3
の動作ついて、図12のフローチャートを参照して説明
する。
【0066】ステップS131において、サーバ制御部
21は、携帯端末1が自動徴収モードが設定されている
かどうかを判定し、自動徴収モードが設定されていない
と判定すると、処理を終了する。自動徴収モードが設定
されていると判定されると、ステップS132におい
て、ユーザによって設定された時刻まで処理が待機され
る。そして、設定時刻になると、ステップS133にお
いて、サーバ制御部21は、ネットワーク接続部25を
制御して、携帯端末1に位置情報検出部12が検出する
位置情報をサーバ3に送信するように要求し、これに基
づいて、携帯端末1から送信される位置情報を受信す
る。
【0067】ステップS134において、サーバ制御部
21は、受信した位置情報をデータベース23に記憶さ
れている地図情報と比較し、現在位置が有料道路の区間
に入っているかどうかを判定する。有料道路の区間に入
っていると判定された場合、ステップS135におい
て、サーバ制御部21は、顧客情報管理部22を介し
て、ユーザの入場場所及び入場時刻に関する情報(入場
情報)が、データベース23に記憶されているか否かを
判定する。入場情報が記憶されていないと判定された場
合(有料区間に進入した直後の場合)、ステップS13
6において、サーバ制御部21は、顧客情報管理部22
を制御し、データベース23にユーザの入場情報(入場
時刻と入場場所)を記録させる。その後、ステップS1
31の処理へ戻り、それ以降の処理が繰り返される。ま
た、ステップS135において、入場情報が既に記憶さ
れていると判定された場合(ユーザが有料区間を移動中
の場合)、ステップS136の処理はスキップされ、ス
テップS131の処理へ戻り、それ以降の処理が繰り返
される。
【0068】ステップS134において、有料区間に入
っていないと判定された場合、ステップS137におい
て、サーバ制御部21は、顧客情報管理部22を介し
て、データベース23にアクセスし、入場情報が記憶さ
れているかどうかを判定する。入場情報が記憶されてい
ると判定された場合、ユーザが有料区間を通過し、そこ
から出たと判断し、ステップS138において、サーバ
制御部21は、顧客情報管理部22を制御し、データベ
ース23に記憶されている入場情報に基づいて、データ
ベース23の決済情報に有料道路の料金を課金させる。
サーバ制御部21は、ステップS139において、デー
タベース23に記憶されていた入場情報を消去させ、ス
テップS131の処理に戻り、それ以降の処理が繰り返
される。また、ステップS137において入場情報が記
憶されていないと判定された場合、ユーザは、有料区間
を通過していないと判断され、ステップS131の処理
に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
【0069】この例では、位置情報は、GPSあるいは携
帯電話機の中継局によって検出される場合を想定してい
るが、高速道路の場合、現在開発が進められているITS
(Intelligent Transportation Systems)によっても検出
することが可能である。
【0070】また、この例では、有料道路の例をとって
説明しているが、電車、バスの運賃、駐車場の駐車料
金、及びアミューズメントパークなどの料金徴収に応用
することも可能であり、その場合、位置情報として有料
区間と判断されるのは、駅の構内、バスの中、駐車場の
位置、及びアミューズメントパークの施設内などとな
る。
【0071】なお、自動徴収モードにおける設定時刻
は、比較的頻繁に位置情報を入手する必要があるので、
数秒程度に設定しておくのが好ましい。
【0072】次に、位置情報検出部12が検出する位置
情報に基づいて、例えば、サーバ3が、周辺のレストラ
ンやアミューズメント施設に関する情報をユーザに提供
する例について説明する。この場合も、このサービスの
提供を受けるユーザは、その旨をサーバ3に予め登録し
ておく。この場合のサーバ3の動作について、図13の
フローチャートを参照して説明する。ステップS151
において、サーバ制御部21は、携帯端末1が、情報提
供サービスを受けるモード設定になっているかどうかを
判定し、携帯端末1が情報提供サービスを受けるモード
設定になっていないと判定した場合、処理を終了する。
情報提供サービスを受けるモード設定になっていると判
定した場合、ステップS152において、サーバ制御部
21は、設定された時刻まで待機する。
【0073】設定時刻になると、ステップS153にお
いて、サーバ制御部21は、携帯端末1に位置情報の送
信を要求し、これに基づいて携帯端末1より送信される
位置情報を受信する。ステップS154において、サー
バ制御部21は、受信した携帯端末1の位置情報に基づ
いて、提供すべき情報があるかどうかを判定する。提供
すべき情報がないと判定されるとステップS151の処
理に戻り、それ以降の処理が繰り返される。提供すべき
情報があると判定すると、ステップS155において、
サーバ制御部21は、提供情報を選択し、携帯端末1に
対して、ネットワーク接続部25に送信させる。
【0074】このとき、後述するが、図14のステップ
S171において、携帯端末1は、サーバ3から送信さ
れたメニュー情報を受信し、ステップS172で、この
受信したメニュー情報に基づいて、ユーザは、所望する
情報を選択し、選択した情報をサーバ3へ送信する。そ
こで、ステップS156において、サーバ3は、ユーザ
が選択した情報を受信し、ステップS157において、
携帯端末1に個人認証情報の入力を要求する。
【0075】これを受けて、後述するが、図14のステ
ップS174において、携帯端末1のユーザが、個人認
証情報を入力すると、入力した個人認証情報が送信され
る。携帯端末1から送信された個人認証情報をサーバ3
が受信すると、ステップS158において、サーバ制御
部21は、顧客認証部24を制御し、携帯端末1から送
信されてきた個人認証情報が正しいかどうかを判定させ
る。個人認証情報が正しくないと判定された場合、ステ
ップS159において、携帯端末1に対して個人認証情
報が正しくないことを通知する。さらに、サーバ制御部
21は、ステップS160において、個人認証情報の入
力間違え回数が、N回以内であるかどうかを判定し、N回
以内であると判定した場合、ステップS157の処理に
戻り、(N+1)回以上であると判定した場合、ステップS
151の処理に戻り、それ以降の処理を繰り返す。
【0076】ステップS158において、個人認証情報
が正しいと判定された場合、ステップS161におい
て、サーバ制御部21は、携帯端末1に対して個人認証
情報が正しいことを通知し、ステップS162におい
て、顧客情報管理部22を介してデータベース23にア
クセスし、個人情報を参照する。ステップS163にお
いて、サーバ制御部21は、顧客情報管理部22に、ユ
ーザが選択した情報提供による課金情報に基づいてデー
タベース23を更新させる。ステップS164におい
て、サーバ制御部21は、携帯端末1に、要求された提
供情報を送信し、ステップS151の処理に戻り、それ
以降の処理が繰り返される。
【0077】次に、携帯端末1がサーバ3からの情報提
供サービスを受ける設定になっている場合の携帯端末1
の動作について、図14のフローチャートを参照して説
明する。ステップS171において、サーバ3が送信す
る携帯端末1の位置情報に基づいた提供情報のメニュー
をネットワーク接続部15を介して受信すると、端末制
御部11は、提供情報のメニューを出力装置14に表示
させる。ステップS172において、ユーザは、入力装
置13を操作して、表示された提供情報メニューから所
望の情報を選択すると、端末制御部11は、選択された
情報を、ネットワーク制御部15を介してサーバ3に転
送する。
【0078】サーバ3は、携帯端末1から送信されたユ
ーザによって選択された選択情報を前述のように、図1
3のステップS156で受信する。このとき、前述のよ
うに、図13のステップS157において、サーバ3
は、携帯端末1に対して個人認証情報の入力を要求す
る。これに基づいて、ステップS173において、端末
制御部11は、サーバ3から個人認証情報の入力が要求
されたか否かを判定する。個人認証情報の入力の要求が
ないと判定されると、処理が終了される。個人認証情報
の入力の要求があると判定されると、ステップS174
において、出力装置14に個人認証情報が要求されてい
ることが表示され、ユーザが、入力装置13を操作し
て、個人認証情報を入力する。これに基づいて、端末制
御部11は、入力された個人認証情報をサーバ3に送信
する。
【0079】このとき、前述のように、図13のステッ
プS158において、サーバ3は、送信された個人認証
情報は、正しい個人認証情報であるか否かを判定し、そ
の判定結果を携帯端末1に通知する(図13のステップ
S159,S161)。そこで、通知された判定結果に
基づいて、ステップS175において、端末制御部11
は、個人認証情報が正しいとする通知であるか否かを判
定する。個人認証情報が正しくないという通知であった
と判定された場合、ステップS173の処理に戻り、個
人認証情報が正しいという通知であると判定された場
合、ステップS176において、ネットワーク接続部1
5が、サーバ3から提供される情報を受信する。この情
報は出力装置14に出力される。その後、処理が終了さ
れる。
【0080】次に、上記のようにユーザが、入手した周
辺情報に、例えば、レストランの広告情報などに割引券
などの機能を持たせるような場合における、携帯端末1
の動作について、図15のフローチャートを参照して説
明する。
【0081】ステップS181において、サーバ3が送
信する広告情報をネットワーク接続部15を介して受信
した場合、例えば、受信した広告情報のサービスの1つ
としたレストランの割引情報が含まれており、それをユ
ーザが利用しようと思ったとき、ステップS182にお
いて、ユーザは、入力装置13を操作して、端末制御部
11内の記憶装置に記憶させる。
【0082】ステップS183において、端末制御部1
1は、ステップS182で記憶処理を行った後、予め設
定されている時間が経過したかどうかを判定し、設定時
間が経過したと判定した場合、ステップS184におい
て、その記憶したレストランの広告情報を消去し、処理
を終了する。設定時間内であると判定された場合、ステ
ップS185において、端末制御部11は、ユーザによ
って決済が行われるかどうかを判定する。ユーザが電子
決済を行わないと判定した場合、ステップS183の処
理に戻り、設定時間が経過するまで、同様の処理が繰り
返される。すなわち、携帯端末1は、ステップS183
及びS185の処理を繰り返す間は、ユーザによる決済
待ちの状態となる。
【0083】ステップS185において、ユーザが電子
決済を行うと判定した場合、ステップS186におい
て、端末制御部11は、ネットワーク接続部15を介し
て、サーバ3に対して電子決済を要求する。このとき、
前述のように、例えば、図5のステップS22におい
て、決済を要求されたサーバ3は、個人認証情報を入力
するよう求めるので、ステップS187において、端末
制御部11は、個人認証情報の入力が求められたかどう
かを判定する。個人認証情報の入力が要求されていない
と判定された場合、処理が終了され、個人認証情報の入
力が要求されていると判定された場合、ステップS18
8において、ユーザは、入力装置13を操作して、個人
認証情報を入力する。入力された個人認証情報は、端末
制御部11からネットワーク接続部15を介してサーバ
3に送信される。
【0084】サーバ3は、受信された個人認証情報に基
づいて、個人認証情報が正しいかどうかを判定し、その
判定結果を携帯端末1に通知する。この通知に基づい
て、端末制御部11は、ステップS189において、通
知情報が、個人認証情報が正しかったかどうかの判定を
行う。個人認証情報が正しくないとの通知であると判定
された場合、ステップS187の処理に戻り、それ以降
の処理が繰り返される。
【0085】個人認証情報が正しいとの通知であると判
定された場合、ステップS190において、端末制御部
11は、電子決済しようとする店(例えば、レストラ
ン)が、前述のステップS182において、ユーザが記
憶させたレストランであるかどうかを判定する。記憶さ
れていたレストランであると判定された場合、端末制御
部11は、ステップS191において、割引料金での課
金徴収処理をサーバ3に要求し、処理が終了される。ま
た、記憶されたレストランではないと判定された場合、
端末制御部11は、ステップS192において、通常料
金による課金徴収処理をサーバ3に要求し、処理が終了
される。
【0086】尚、この例におけるサーバ3の動作は図5
における動作と同様である。また、この例では、レスト
ランの割引という機能を持たせたが、この他、広告情報
をユーザが登録する度に、マイナスの課金を行うように
し、残金を増加させるようにして、広告効果を向上させ
てもよい。また、サーバから提供する情報は、広告情報
だけでなく、観光情報や道路案内などとし、このような
情報を登録した場合は、プラスに課金し、情報料として
徴収するようにしてもよい。
【0087】上述した説明においては、ユーザは、携帯
端末を持つことにより、場所や時間の制約を受けること
なく電子決済を行うことが可能になると共に、取引先の
方からユーザに対して、同様に制約を受けることなく、
直接支払請求を行うことができる。また、ユーザの個人
認証情報として、文字や数字の組み合わせによるパスワ
ードのみならず、音声情報及び画像情報などを利用し、
複数の情報を組み合わせて利用すると共に、サーバ側か
ら携帯端末を呼び出すことにより、紛失あるいは盗難な
どの事態に対して、端末の利用を制限することが可能に
なるため、不正な電子決済を防止することができる。さ
らに、携帯端末が検出する位置情報をサーバに転送する
ことによって、各種有料施設の利用料金の自動徴収が可
能になり、位置情報に基づいた周辺情報の提供が可能と
なる。
【0088】なお、上記したような処理を行うコンピュ
ータプログラムをユーザに提供する提供媒体としては、
磁気ディスク、CD-ROM、固体メモリなどの記録媒体の
他、ネットワーク、衛星などの通信媒体を利用すること
ができる。
【0089】
【発明の効果】請求項1に記載の情報処理装置、請求項
10に記載の情報処理方法、および請求項11に記載の
提供媒体によれば、所定の位置に設置される他の情報処
理装置からの電子決済の要求に基づいて、電子決済処理
を実行するようにしたので、取引先からユーザへの電子
決済処理が可能な移動する情報処理装置を提供すること
ができる。
【0090】請求項12に記載の情報処理装置、請求項
17に記載の情報処理方法、および請求項18に記載の
提供媒体によれば、移動可能な他の情報処理装置に対し
て電子決済処理を要求するようにしたので、取引先から
ユーザへの電子決済の要求が可能な固定された情報処理
装置を実現することができる。
【0091】請求項19に記載の情報処理装置、請求項
20に記載の情報処理方法、および請求項21に記載の
提供媒体によれば、移動可能な他の情報処理装置から送
信される位置情報に基づいて、移動可能な他の情報処理
装置の使用を制限するようにしたので、第3者による不
正な電子決済を防止することができる。
【0092】請求項22に記載の情報処理システム、請
求項23に記載の情報処理方法、および請求項24に記
載の提供媒体によれば、移動する第1の情報処理装置に
よって、所定の位置に設置される第2の情報処理装置か
らの電子決済の要求に基づいて、移動する第1の情報処
理装置によって、電子決済処理を実行するようにしたの
で、取引先からユーザへの電子決済処理が可能なシステ
ムを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したネットワークの構成例を示す
ブロック図である。
【図2】図1の携帯端末の構成例を示すブロック図であ
る。
【図3】図1のサーバの構成例を示すブロック図であ
る。
【図4】携帯端末が電子決済を要求するときの携帯端末
の動作を説明するフローチャートである。
【図5】携帯端末が電子決済を要求するときのサーバの
動作を説明するフローチャートである。
【図6】取引先サーバが、ユーザの携帯端末に支払要求
をするときの取引先サーバの動作を説明するフローチャ
ートである。
【図7】取引先サーバが、ユーザの携帯端末に支払要求
をするときのサーバの動作を説明するフローチャートで
ある。
【図8】取引先サーバが、ユーザの携帯端末に支払要求
をするときの携帯端末の動作を説明するフローチャート
である。
【図9】サーバが、携帯端末に一定時間毎に個人認証情
報を要求するときのサーバの動作の説明をするフローチ
ャートである。
【図10】サーバが、携帯端末に一定時間毎に個人認証
情報を要求するときの携帯端末の動作の説明をするフロ
ーチャートである。
【図11】サーバが、携帯端末に一定時間毎に位置情報
を要求するときのサーバの動作の説明をするフローチャ
ートである。
【図12】サーバが、携帯端末の位置情報に基づいて自
動的に料金を徴収するときのサーバの動作を説明するフ
ローチャートである。
【図13】サーバが、携帯端末の位置情報に基づいて情
報提供するときのサーバの動作を説明するフローチャー
トである。
【図14】サーバが、携帯端末の位置情報に基づいて情
報提供するときの携帯端末の動作を説明するフローチャ
ートである。
【図15】サーバが、携帯端末の位置情報に基づいて情
報提供し、提供された情報によって決済するときの携帯
端末の動作を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1 携帯端末, 2 中継局, 3 サーバ, 4 金
融機関サーバ, 5取引先サーバ, 11 端末制御
部, 12 位置情報検出部, 13 入力装置, 1
4 出力装置, 15 ネットワーク接続部, 21
サーバ制御部,22 顧客情報管理部, 23 データ
ベース, 24 顧客認証部, 25ネットワーク接続
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 敬一 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5B049 AA00 AA05 BB11 BB55 CC31 CC36 DD00 DD01 DD03 DD05 EE02 EE08 EE10 EE23 FF06 FF07 GG03 GG04 GG06 5B055 BB10 CB09 EE02 EE03 EE13 EE21 FA05 FB03 HA04 HB02 HB03 HB04 JJ01 MM11 MM18 MM20 PA01 PA11 PA31

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線で通信する機能を備え、移動可能な
    情報処理装置において、 ネットワークを介して他の情報処理装置からの接続を受
    ける接続手段と、 前記接続された他の情報処理装置から少なくとも電子決
    済情報を受信する受信手段と、 前記受信手段によって受信した情報を出力する出力手段
    と、 個人認証情報を入力する入力手段と、 前記接続手段によって接続された前記他の情報処理装置
    に前記個人認証情報を送信する送信手段とを含むことを
    特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】 前記出力手段によって出力された情報を
    選択する選択手段をさらに含むことを特徴とする請求項
    1に記載の情報処理装置。
  3. 【請求項3】 前記ネットワークは、IMT-2000またはセ
    ルラーシステムであることを特徴とする請求項1に記載
    の情報処理装置。
  4. 【請求項4】 前記電子決済情報を保持する保持手段を
    さらに含むことを特徴とする請求項1に記載の情報処理
    装置。
  5. 【請求項5】 音声を入力または出力する音声入出力手
    段をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の情報
    処理装置。
  6. 【請求項6】 映像を入力または出力する映像入出力手
    段をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の情報
    処理装置。
  7. 【請求項7】 前記個人認証情報は、話者による音声情
    報、顔の輪郭の映像情報、指紋の映像情報、網膜の映像
    情報、またはパスワードであることを特徴とする請求項
    1に記載の情報処理装置。
  8. 【請求項8】 前記個人認証情報は、前記話者による音
    声情報、顔の輪郭の映像情報、指紋の映像情報、網膜の
    映像情報、及びパスワードのうち、複数を組み合わせた
    ものであることを特徴とする請求項7に記載の情報処理
    装置。
  9. 【請求項9】 位置に関する情報を検出する位置情報検
    出手段と、前記位置情報検出手段により検出された位置
    情報を前記他の情報処理装置に送信する位置情報送信手
    段とをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の情
    報処理装置。
  10. 【請求項10】 無線で通信する機能を備え、移動可能
    な情報処理装置の情報処理方法において、 ネットワークを介して他の情報処理装置からの接続を受
    ける接続ステップと、 前記接続された他の情報処理装置から少なくとも電子決
    済情報を受信する受信ステップと、 前記受信ステップで受信した情報を出力する出力ステッ
    プと、 個人認証情報を入力する入力ステップと、 前記接続ステップで接続された前記他の情報処理装置に
    前記個人認証情報を送信する送信ステップとを含むこと
    を特徴とする情報処理方法。
  11. 【請求項11】 無線で通信する機能を備え、移動可能
    な情報処理装置に、 ネットワークを介して他の情報処理装置からの接続を受
    ける接続ステップと、 前記接続された他の情報処理装置から少なくとも電子決
    済情報を受信する受信ステップと、 前記受信ステップで受信した情報を出力する出力ステッ
    プと、 個人認証情報を入力する入力ステップと、 前記接続ステップで接続された前記他の情報処理装置に
    前記個人認証情報を送信する送信ステップと を含む処理を実行させるコンピュータが読み取り可能な
    プログラムを提供することを特徴とする提供媒体。
  12. 【請求項12】 所定の位置に設置される情報処理装置
    において、 電子決済情報を移動可能な他の情報処理装置に送信する
    送信手段と、 個人認証情報を蓄積する蓄積手段と、 前記他の情報処理装置により送信された個人認証情報を
    受信する受信手段と、 前記受信手段によって受信された個人認証情報と、前記
    蓄積手段によって蓄積されている個人認証情報とを比較
    する比較手段と、 前記比較手段の比較結果に対応して、前記送信手段が送
    信した電子決済情報に基づく決済処理を行う決済手段と
    を含むことを特徴とする情報処理装置。
  13. 【請求項13】 前記受信手段は、前記他の情報処理装
    置の位置情報もさらに受信し、 前記受信手段によって受信した情報に基づいて、前記他
    の情報処理装置に情報を提供する提供手段をさらに含む
    ことを特徴とする請求項12に記載の情報処理装置。
  14. 【請求項14】 前記決済手段は、前記提供手段によっ
    て提供された情報の利用料金に応じて前記電子決済情報
    を更新することを特徴とする請求項13に記載の情報処
    理装置。
  15. 【請求項15】 前記送信手段は、一定の時間毎に前記
    他の情報処理装置に個人認証情報の送信を要求すること
    を特徴とする請求項12に記載の情報処理装置。
  16. 【請求項16】 前記比較手段の比較結果に対応して、
    前記他の情報処理装置の使用を制限する制限手段をさら
    に含むことを特徴とする請求項12に記載の情報処理装
    置。
  17. 【請求項17】 所定の位置に設置される情報処理装置
    の情報処理方法において、 電子決済情報を移動可能な他の情報処理装置に送信する
    送信ステップと、 個人認証情報を蓄積する蓄積ステップと、 前記他の情報処理装置により送信された個人認証情報を
    受信する受信ステップと、 前記受信ステップで受信された個人認証情報と、前記蓄
    積ステップによって蓄積されている個人認証情報とを比
    較する比較ステップと、 前記比較ステップの比較結果に対応して、前記送信ステ
    ップで送信した電子決済情報に基づく決済処理を行う決
    済ステップとを含むことを特徴とする情報処理方法。
  18. 【請求項18】 所定の位置に設置される情報処理装置
    に、 電子決済情報を移動可能な他の情報処理装置に送信する
    送信ステップと、 個人認証情報を蓄積する蓄積ステップと、 前記他の情報処理装置により送信された個人認証情報を
    受信する受信ステップと、 前記受信ステップで受信された個人認証情報と、前記蓄
    積ステップによって蓄積されている個人認証情報とを比
    較する比較ステップと、 前記比較ステップの比較結果に対応して、前記送信ステ
    ップで送信した電子決済情報に基づく決済処理を行う決
    済ステップとを含む処理を実行させるコンピュータが読
    み取り可能なプログラムを提供することを特徴とする提
    供媒体。
  19. 【請求項19】 所定の位置に設置され、移動可能な他
    の情報処理装置と通信する情報処理装置において、 一定時間毎に前記他の情報処理装置に位置情報の送信を
    要求する要求手段と、 前記要求手段によって受信した前記位置情報に基づい
    て、前記他の情報処理装置の使用を制限する制限手段と
    を含むことを特徴とする情報処理装置。
  20. 【請求項20】 所定の位置に設置され、移動可能な他
    の情報処理装置と通信する情報処理装置の情報処理方法
    において、 一定時間毎に前記他の情報処理装置に位置情報の送信を
    要求する要求ステップと、 前記要求ステップで受信した前記位置情報に基づいて、
    前記他の情報処理装置の使用を制限する制限ステップと
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
  21. 【請求項21】 所定の位置に設置され、移動可能な他
    の情報処理装置と通信する情報処理装置に、 一定時間毎に前記他の情報処理装置に位置情報の送信を
    要求する要求ステップと、 前記要求ステップで受信した前記位置情報に基づいて、
    前記他の情報処理装置の使用を制限する制限ステップと
    を含む処理を実行させるコンピュータが読み取り可能な
    プログラムを提供することを特徴とする提供媒体。
  22. 【請求項22】 無線で通信する機能を備え、移動可能
    な第1の情報処理装置と、所定の位置に設置される第2
    の情報処理装置から構成される情報処理システムにおい
    て、 前記第1の情報処理装置は、 ネットワークを介して前記第2の情報処理装置からの接
    続を受ける接続手段と、 前記接続された第2の情報処理装置から電子決済情報を
    受信する第1の受信手段と、 前記第1の受信手段によって受信した情報を出力する出
    力手段と、 個人認証情報を入力する入力手段と、 前記接続手段によって接続された前記第2の情報処理装
    置に前記個人認証情報を送信する第1の送信手段とを含
    み、 前記第2の情報処理装置は、 電子決済情報を前記第1の情報処理装置に送信する第2
    の送信手段と、 個人認証情報を蓄積する蓄積手段と、 前記第1の情報処理装置により送信された個人認証情報
    を受信する第2の受信手段と、 前記第2の受信手段によって受信された個人認証情報
    と、前記蓄積手段によって蓄積されている個人認証情報
    とを比較する比較手段と、 前記比較手段の比較結果に対応して、前記第2の送信手
    段が送信した電子決済情報に基づく決済処理を行う決済
    手段とを含むことを特徴とする情報処理システム。
  23. 【請求項23】 無線で通信する機能を備え、移動可能
    な第1の情報処理装置と、所定の位置に設置される第2
    の情報処理装置から構成される情報処理システムの情報
    処理方法において、 前記第1の情報処理装置の情報処理方法は、 ネットワークを介して前記第2の情報処理装置からの接
    続を受ける接続ステップと、 前記接続された第2の情報処理装置から電子決済情報を
    受信する第1の受信ステップと、 前記第1の受信ステップで受信した情報を出力する出力
    ステップと、 個人認証情報を入力する入力ステップと、 前記接続ステップで接続された前記第2の情報処理装置
    に前記個人認証情報を送信する第1の送信ステップとを
    含み、 前記第2の情報処理装置の情報処理方法は、 電子決済情報を前記第1の情報処理装置に送信する第2
    の送信ステップと、 個人認証情報を蓄積する蓄積ステップと、 前記第1の情報処理装置により送信された個人認証情報
    を受信する第2の受信ステップと、 前記第2の受信ステップで受信された個人認証情報と、
    前記蓄積ステップで蓄積されている個人認証情報とを比
    較する比較ステップと、 前記比較ステップの比較結果に対応して、前記第2の送
    信ステップで送信した電子決済情報に基づく決済処理を
    行う決済ステップとを含むことを特徴とする情報処理方
    法。
  24. 【請求項24】 無線で通信する機能を備え、移動可能
    な第1の情報処理装置と、所定の位置に設置される第2
    の情報処理装置から構成される情報処理システムの、 前記第1の情報処理装置に、 ネットワークを介して前記第2の情報処理装置からの接
    続を受ける接続ステップと、 前記接続された第2の情報処理装置から電子決済情報を
    受信する第1の受信ステップと、 前記第1の受信ステップで受信した情報を出力する出力
    ステップと、 個人認証情報を入力する入力ステップと、 前記接続ステップで接続された前記第2の情報処理装置
    に前記個人認証情報を送信する第1の送信ステップとを
    含む処理を実行させ、 前記第2の情報処理装置に、 電子決済情報を前記第1の情報処理装置に送信する第2
    の送信ステップと、 個人認証情報を蓄積する蓄積ステップと、 前記第1の情報処理装置により送信された個人認証情報
    を受信する第2の受信ステップと、 前記第2の受信ステップで受信された個人認証情報と、
    前記蓄積ステップで蓄積されている個人認証情報とを比
    較する比較ステップと、 前記比較ステップの比較結果に対応して、前記第2の送
    信ステップで送信した電子決済情報に基づく決済処理を
    行う決済ステップとを含む処理を実行させるコンピュー
    タが読み取り可能なプログラムを提供することを特徴と
    する提供媒体。
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