JP2001195331A

JP2001195331A - 広告媒介システム

Info

Publication number: JP2001195331A
Application number: JP2000003458A
Authority: JP
Inventors: Koji Yamazaki; 幸治山崎; Tadao Sakakibara; 忠雄榊原
Original assignee: Ando Corp
Current assignee: Hazama Ando Corp
Priority date: 2000-01-12
Filing date: 2000-01-12
Publication date: 2001-07-19

Abstract

(57)【要約】【課題】インターネット利用者がウェブ上の特定広告
をクリックすることにより、各種サービスの利益還元を
受けることができる広告システムを提供する。【解決手段】あらかじめ利用者情報をデータベースに
登録した利用者３によってインターネット５上の所定の
広告表示ページ６中の特定広告がクリックされたことを
データベースに照会し、該当する利用者３のクリック回
数としてカウントしてデータベースにクリック還元情報
として収集蓄積し、所定期間間隔で該当する各利用者３
による特定広告のクリック回数を利用者ごとにクリック
還元情報から集計し、利用者３ごとのクリック回数に基
づき、そのクリック回数に応じた利益還元を各利用者に
行うようにした。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、利用者が広告表示
ページのバナー広告をクリックすることにより、広告主
または広告媒体業者から金銭、物品、サービス等の利益
還元を受けられるようにしたシステムに係り、特にクリ
ック回数に応じた利用者への利益還元が行われるように
した広告媒介システムに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】近年、インターネットは、その利用者が
急増しており、商業上の有力なメディアとして急激な成
長を示している。また、インターネット広告は多くの利
用者に情報を提供できる広告媒体として件数が急増して
いる。その中でインターネットの機能をうまく利用した
広告としてバナー広告が知られている。このバナー広告
はたとえばアクセス数が多いインターネットメディア
（Ｗｅｂサイト）内に作成されたバナーをクリックする
ことにより広告主のＷｅｂサイトにジャンプさせる機能
をもっている。このようにバナー広告には多くの消費者
の目に触れることができるというインプレッション効果
と、消費者にその広告を見にいくためのアクションを起
こさせるレスポンス効果があることが知られている。な
お、本明細書では、上述したバナー広告と同様の機能を
果たす文字列表示、ボタン等も同様の概念として取り扱
うものとする。

【０００３】例えば、従来、広告媒体業者は自らが運営
したり管理下にあるインターネット上の特定のＷｅｂペ
ージ等に広告主のバナー広告等の誘引トリガーを作成
し、このバナー広告等を利用者がクリックすると広告主
のＷｅｂサイトにジャンプするようにリンクを張ってお
き、このクリック回数あるいはビジット回数に応じて依
頼者である広告主から一定の料金を徴収するような広告
媒介システムのビジネスを行っている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のこの
広告媒介システムでは、利用者が広告主のバナー広告等
をクリックして広告主のＷｅｂサイトを訪問（ビジッ
ト）してビジット回数がカウントされると、広告主と広
告媒体業者との間にビジネスが成立するが、広告のＷｅ
ｂサイトを訪問した利用者には金銭、物品、サービス等
の利益還元がされることはなかった。このような広告方
法では、利用者を広告主が利用者に見せたいページに誘
引するインセンティブが不足しており、その広告のレス
ポンス効果には限界があった。

【０００５】一方、利用者が広告主のＷｅｂページの所
定フォームに自分のメールアドレス等の個人情報を記載
して返信すると、広告主や広告媒体業者はそのＷｅｂサ
イトを訪問した利用者に一定の利益を還元し、その代わ
りその後の継続的な電子メール広告等の配信対象に加え
たりして、以後のマーケティングデータとするようにし
た広告手段もある。

【０００６】しかし、この場合には利用者はそのような
サービスを提供している特定のＷｅｂサイトしか訪問し
ないため、不特定な多数の利用者に対するレスポンス効
果が得られない。

【０００７】そこで、本発明の目的は、この従来の技術
が有する問題を解消し、利用者が一旦登録すると、それ
以後対象となる広告媒体中のバナー等の特定広告をクリ
ックして特定のＷｅｂサイトを訪問することにより、広
告主あるいは広告媒体業者から一定の利益還元を得られ
るようにし、広告に対するレスポンス効果を向上させる
ようにした広告媒体システムを提供することにある。

【０００８】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明はあらかじめ利用者情報をデータベースに登
録した利用者によってインターネット上の所定の広告表
示ページ中の特定広告がクリックされたことを前記デー
タベースに照会し、該当する利用者のクリック回数とし
てカウントして前記データベースにクリック還元情報と
して収集蓄積し、所定期間間隔で該当する各利用者によ
る特定広告のクリック回数を利用者ごとに前記クリック
還元情報から集計し、利用者ごとのクリック回数に基づ
き、そのクリック回数に応じた利益還元を各利用者に行
うことを特徴とするものである。

【０００９】このとき、前記特定広告は、前記データベ
ースに広告主情報が登録された広告主のＷｅｂサイトに
リンクするように設定することが好ましい。

【００１０】前記特定広告がクリックされた時に利用者
認証が行われるようにすることが好ましい。

【００１１】あるいは前記所定の広告表示ページにアク
セスした際に利用者認証が行われるようにすることが好
ましい。

【００１２】本システムは、インターネットを介してア
クセスしてきた利用者から利用者情報を収集する手段
と、広告主のＷｅｂページにリンクが張られた特定広告
を広告表示ページに掲載する手段と、前記利用者による
前記広告表示ページ中の特定広告のクリック回数をクリ
ック還元情報として収集する手段と、前記利用者からの
前記クリック還元情報の閲覧要求に対して前記利用者の
認証を行う認証手段と、前記利用者が認証された場合に
前記クリック還元情報を閲覧可能とする閲覧手段と、広
告主から広告主情報を収集する手段と、広告主からの前
記利用者情報及び、またはクリック還元情報の閲覧要求
に対して前記広告主の認証を行う認証手段と、前記広告
主が認証された場合に前記利用者情報及び、または前記
クリック還元情報を閲覧させる閲覧手段と、前記利用者
情報、クリック還元情報及び広告主情報を蓄積管理する
データベースとを備え、前記利用者による前記特定広告
のクリック回数を前記クリック還元情報から求め、該ク
リック回数に相当する利益還元を前記利用者に行うこと
を特徴とする。

【００１３】上記システムにおいて、前記利用者からの
利用者情報収集及び要求された閲覧情報の前記利用者へ
の提供を、インターネット上のＷｅｂページを介して行
うようにすることが好ましい。

【００１４】あるいは前記広告主からの広告主情報収集
及び要求された閲覧情報の前記広告主への提供を、イン
ターネット上のＷｅｂページを介して行うようにするこ
とが好ましい。

【００１５】

【発明の実施の形態】図１は、本発明の広告媒介システ
ムの全体構成を、通信網（インターネットと同義）との
関連において示したシステム構成図である。図１におい
て、広告媒介センター１、複数の利用者３、複数の広告
主４とは、通信網５を介して接続可能な状態にある。通
信網５において、特定のＷｅｂサイトには広告媒介セン
ターが運営あるいは管理する広告表示ページ６、システ
ム管理ページ７がアクセス可能な状態にある。

【００１６】広告表示ページ６としては各種のコンテン
ツを掲載したいわゆるＷｅｂサイト上のホームページを
さし、その画面内に、一例として所定のバナー等の誘引
トリガーを作成表示したものである。たとえば広告媒介
センターが提供する情報サイト、既存の検索サイト、ニ
ュースサイト等がある。特定広告の一例としてのバナー
には従来のクリッカブル機能を備えたＧＩＦ形式の起動
ボタンを想定しているが、そのボタンの表示エリア内に
種々の広告情報を掲載しておき、対象となる広告のＷｅ
ｂサイトへのジャンプへ誘引するようにすることもでき
る。なお、本明細書では広告主の広告が掲載されたＷｅ
ｂサイト（ＵＲＬ、ドメイン名で情報が提供される。）
へのジャンプ機能を有するバナー広告に代表されるトリ
ガーを「特定広告」と称しているが、プログラミング手
法上、同様の機能を有する画面情報機能であれば、いか
なる呼称のものも含むことができる。

【００１７】システム管理ページ７も広告媒介センター
１が提供するＷｅｂページで、登録された利用者３、広
告主４がアクセスした際に必要事項を入力したり、要求
項目の閲覧が行える。

【００１８】これらのうち、本発明のシステムの運用主
体となるのが広告媒介センター１である。この広告媒介
センター１は、システム上、利用者認証手段１１、利用
者情報収集手段１３、クリック還元情報収集手段１４、
利用者要望情報閲覧手段１５、広告掲載手段１６、広告
主認証手段１７、広告主情報収集手段１８、広告主要望
情報閲覧手段１９とデータベース管理手段２０とから構
成されている。データベース管理手段２０は蓄積された
利用者情報データベース２０１、クリック還元情報デー
タベース２０２、広告主情報データベース２０３の情報
の管理を行う。

【００１９】一方、利用者３は、アクセス手段３１とし
てのＰＣ（パーソナルコンピュータ）等に組み込まれた
ＷＷＷブラウザを用いて通信網５にアクセスできる。ま
た広告主４は所定のＷｅｂサーバ等の広告主Ｗｅｂペー
ジ表示手段４１と、ＷＷＷブラウザ等のアクセス手段４
２とを有している。アクセス手段３１としてはＰＣの
他、ワークステーション等、通信網にアクセスできる手
段をすべて含む。

【００２０】以下、広告媒介センター１におけるシステ
ムの概要について説明する。利用者認証手段１１は、シ
ステム内のデータベース管理手段２０で、管理する各デ
ータベースに対してアクセス手段３１を介して利用者３
から送信された閲覧要求に対し、閲覧要求者が正規の利
用者であるかどうかを公知の暗号情報等により認証する
手段である。利用者情報収集手段１３は、利用者３が登
録した個人情報等の特定項目に関する利用者情報を収集
し、利用者情報データベース２０１に登録する手段であ
る。クリック還元情報収集手段１４は、利用者３による
広告表示ページ６に掲載された特定広告のクリック動作
の情報をクリック還元情報として収集し、クリック還元
データベース２０２に登録する手段である。利用者要望
情報閲覧手段１５は、利用者認証手段１１により利用者
が認証された場合に、クリック還元情報データベース２
０２として管理している特定項目に関するデータの検索
画面を利用者３に送信し、特定項目に関するデータを閲
覧させる手段である。広告掲載手段１６は、広告主４が
利用者３を誘引したいと希望する広告主４のインターネ
ットのページ表示手段４１のＵＲＬ（ドメイン名）をリ
ンク先とした広告主４の特定広告を広告表示ページ６に
掲載する手段である。広告主認証手段１７は、アクセス
手段４２を介してデータベース管理手段２０が管理する
各データベースに対する広告主４からの閲覧要求に対
し、閲覧要求者が正規の広告主４であるかどうかを暗号
情報等により認証する手段である。広告主情報収集手段
１８は広告主４からの企業情報等の特定項目に関する広
告主情報を収集し、広告主情報データベース２０３に登
録する手段である。広告主要望情報閲覧手段１９は広告
主認証手段１７により広告主４が認証された場合に、利
用者情報データベース２０１及び、またはクリック還元
情報データベース２０２として管理している特定項目に
関するデータの検索画面を広告主４のアクセス手段４２
に送信し、特定項目に関するデータを閲覧させる手段で
ある。

【００２１】なお、システム構成上、利用者認証手段１
１、広告主認証手段１７とは分離して示しているが、利
用者あるいは広告主本人からのアクセスであることを認
証することを前提としているため一つの認証手段で機能
させることもできる。また、利用者要望情報閲覧手段１
５、広告主要望情報閲覧手段１９も正規の利用者あるい
は広告主であることの認証が得られた後に、一つの要望
情報閲覧手段で機能させることもできる。

【００２２】データベース管理手段２０は、あらかじめ
登録された利用者３から収集した利用者情報、クリック
還元情報収集手段１４から収集したクリック還元情報、
広告主４から収集した広告主情報をそれぞれのデータベ
ース２０１、２０２、２０３を管理する手段である。

【００２３】これらのうち、利用者情報データベース２
０１は、利用者の個人情報等の特定項目に関するデータ
からなる利用者情報を記憶するデータベースである。特
定項目に関するデータは、例えば利用者が広告表示ペー
ジ６に掲載された特定広告をクリックした場合に、その
クリック回数に応じて受けられる利益の還元の種類、方
法と利用者のユーザＩＤ、利用者名、住所、連絡先情報
等の個人情報とを含む（表１（ａ）参照）。

【００２４】クリック還元情報データベース２０２は、
どの利用者３が広告表示ページ６に掲載されたどの広告
主４の広告をクリックしたかを管理し、利用者３のクリ
ック回数に対応する利用者３への利益還元のための情報
を記憶するデータベースである。このクリック還元情報
はシステム運用の統計情報としても用いることができる
（表１（ｂ）参照）。

【００２５】広告主情報データベース２０３は、広告主
ＩＤ、広告主名、所在地、連絡先情報等の広告主４に関
する広告主情報を記憶するデータベースである（表１
（ｃ）参照）。

【００２６】［表１］

【００２７】アクセス手段３１は、利用者３が利用者情
報収集手段１３、要望情報閲覧手段１５、広告表示ペー
ジ６及びクリックした特定広告を経由して広告主４のＷ
ｅｂサイトの広告主ページ表示手段４１にアクセスする
手段である。

【００２８】広告主ページ表示手段４１は、広告主４が
利用者３を誘引したいと希望するインターネットのＷｅ
ｂページを表示する手段で、広告主４のシステム内の所
定のサーバで管理されている。この広告主ページ表示手
段４１のＵＲＬに対して広告表示ページ６に掲載された
広告主４の特定広告からのリンクが張られており、利用
者３は広告表示ページ６の特定広告からこのＷｅｂペー
ジにアクセスすることができる。アクセス手段４２は、
広告主４が広告表示ページ６、広告主情報収集手段１
８、広告主要望情報閲覧手段１９、広告主ページ表示手
段４１にアクセスする手段であり、通常はＰＣが使用さ
れる。

【００２９】次に、以上に述べたシステムにおける広告
媒介センター、広告主及び利用者による運営および利用
の手順について図２を参照して説明する。図２は、本発
明を広告媒介センター、広告主及び利用者間における動
作フローの概要を示した動作連関図である。［広告主−広告媒介センター］ (1) まず、広告媒介センター１はインターネット上に
システム管理ページ７を立ち上げる。また必要に応じて
Ｗｅｂサーバ上で運営する広告表示ページ６を作成す
る。なお、広告情報が管理できる範囲で、広告媒介セン
ター１の関係する別のサーバ上に広告表示ページ６を作
成したり、関連ページ上に特定広告のみを掲載させるこ
ともできる。 (2) 広告主４は、アクセス手段４２により広告媒介セ
ンター１のシステム管理ページ７をインターフェースと
する広告主情報収集手段１８にアクセスし、広告主ペー
ジ表示手段４１のＵＲＬへリンクする特定広告を広告表
示ページ６に掲載するよう要求するとともに、広告主情
報の登録を行う。 (3) 広告媒介センター１は、収集された広告主情報
を、広告主情報収集手段１８を介して広告主情報データ
ベース２０３に書き込み管理する。 (4) 広告媒介センター１は、広告掲載手段１６によっ
て、広告主４が利用者３を誘引したいと希望する広告主
ページ表示手段４１のＵＲＬにリンクが張られた特定広
告を広告表示ページ６に掲載する。［利用者−広告媒介センター］ (5) 利用者３は、通信網５にリンクした利用者３のＷ
ＷＷブラウザ等のアクセス手段３１により広告媒介セン
ター１の利用者情報収集手段１３にアクセスし、利用者
情報の登録を要求する。 (6) 広告媒介センター１は、利用者情報収集手段１３
によって、要求された利用者情報を利用者情報データベ
ース２０１に書き込み管理する。［利用者の広告閲覧］ (7) 利用者３は、通信網５にリンクしたＷＷＷブラウ
ザ等のアクセス手段３１によって広告表示ページ６にア
クセスし、広告主ページ表示手段４１へリンクする特定
広告をクリックする。このとき、広告表示ページ６への
アクセス段階、あるいはクリック段階において、その利
用者が利益還元の対象となる利用者、すなわち広告媒介
センター１に登録された利用者３であるか否かを判断す
るために利用者認証が行われる。［広告媒介センターによる利益還元］ (8) 広告媒介センター１は、クリック還元情報収集手
段１４によって、認証された利用者３からの広告表示ペ
ージ６に掲載された特定広告のクリック回数をクリック
還元情報として収集し、クリック還元情報データベース
２０２に書き込み管理する。 (9) 広告媒介センター１において一定の権限が与えら
れた運営者は、一定の期間間隔をあけて利用者情報デー
タベース２０１及びクリック還元情報データベース２０
２に登録されたデータに基づき金銭、物品、サービス、
割引等を利用者３に利益還元する手続きをとる。なお、
利用者３に対する利益還元は、対象となる広告主４の広
告主ページ表示手段４１へのビジット回数、特定広告の
クリック回数、広告ページの閲覧時間、広告表示ページ
６を閲覧した回数、時間等に応じた従量制または定額制
などの利益還元方式が可能である。その利益還元の方式
はあらかじめ利用者が契約時に選択できるようになって
いる。特に利用者３が広告主４の特定広告をクリックし
た場合に利益還元するという観点から、クリックした回
数に応じた従量制が望ましい。 (10) 登録されたクリック還元情報の閲覧を希望する利
用者３はアクセス手段３１により広告媒介センターのシ
ステム管理ページ７をインターフェースとして利用者要
望情報閲覧手段１５にアクセスする。 (11) 広告媒介センター１は、利用者３の要求に対して
利用者認証手段１１を介して利用者情報データベース２
０１に蓄積された利用者３のパスワード、ユーザＩＤ等
の利用者認証情報を照会し、閲覧要求者が正規の利用者
であることを認証した上で、閲覧条件に合致する選択情
報を利用者３に提示する。 (12) 登録された利用者情報及び、またはクリック還元
情報の閲覧を希望する広告主４は、アクセス手段４２に
より広告媒介センター１のシステム管理ページ７経由で
広告主要望情報閲覧手段１９にアクセスする。 (13) 広告媒介センター１は、広告主４の要求に対して
広告主認証手段１７を介して広告主情報データベース２
０３に蓄積された広告主４のパスワード、広告主ＩＤ等
の広告主認証情報を照会し、閲覧要求者が正規の広告主
４であることを認証した上で、閲覧条件に合致する選択
情報を広告主４に提示する。

【００３０】

【実施例】本発明は、インターネットを利用したいとい
うニーズをもったインターネットの利用者の利便性を満
たし、インターネットの利用者に効果的なアクセスがで
きる広告主にもメリットがあるシステムである。従っ
て、インターネットの利用者のアクセスを欲している企
業、広告メディア業、全ての業界において活用可能なシ
ステムであるが、本発明の実施例としてインターネット
接続業（以下、プロバイダー業と称す）の例を挙げてそ
の実施例について図３を参照して説明する。

【００３１】図３のシステム連関図に示したように、プ
ロバイダー業者１は、インターネットの利用者３と広告
主４との間の仲介を目的としてこのシステムを活用する
ことができる。たとえば、本システムを運用するプロバ
イダー１は、インターフェースとなる広告表示ページ
（図示せず）を所定のＷｅｂサイト上に立ち上げる。こ
のページに利用者にアクセスを欲している広告主の特定
広告を作成し、この特定広告に広告主４のＷｅｂサイト
のＵＲＬへのリンクを張っておく。

【００３２】本システムによるサービスを受けたいイン
ターネットの利用者３（以下、利用者と称す）は、本シ
ステムを運用するプロバイダー１との間でダイアルアッ
プＩＰ接続、専用回線接続等の所定の接続契約を締結し
ておく。このとき利用者３は接続時に用いるパスワード
及び利用者ＩＤを設定する。またプロバイダー１は利用
者がプロバイダー１の広告表示ページに掲載されている
特定広告をクリックすることによる利益還元サービスに
ついて利用者に対して所定のアナウンスを行う。たとえ
ば、対象となる広告主の特定広告へのクリック回数に応
じた接続料金の割引規定等を明示する。

【００３３】契約後、利用者３はＰＣ等の端末からプロ
バイダー１のアクセスポイントに接続して通常通りにイ
ンターネットを利用することができる。このプロバイダ
ー１を介してのインターネット利用における接続料金
（利用料）は利用者３があらかじめプロバイダー１と結
んだ契約に従って課金される。このとき利用者３はプロ
バイダーが運営する広告表示ページやプロバイダーの提
携関係にある同様の広告ページに適宜アクセスすること
ができる。そして、所定の利用者認証を行った上、この
Ｗｅｂページ上に作成されている特定広告をクリックす
ると、プロバイダー１側のシステムで管理するデータベ
ース上にそのクリック回数が利用者３のデータとしてカ
ウントされ、その回数、対象広告等がクリック還元情報
として記憶、蓄積される。プロバイダー１は、たとえば
月毎等の一定の期間間隔でそのクリック還元情報を集計
し、利益還元対象となる利用者３に対しての割引額を算
出し、当該月に対して課金された接続料からその利益還
元額分の料金割引を行う。また、料金割引に代えてポイ
ントを蓄積し、ポイント数に応じた各種サービスを受け
られるようにすることもできる。

【００３４】以上に述べたように、本発明は、プロバイ
ダー業にとどまらず、利用者がインターネットの広告表
示ページに掲載された特定広告をクリックするだけで、
広告主または広告掲載業者等が金銭、物品、サービス、
割引等を利用者に利益還元することができるあらゆる業
界で活用でき、新しいビジネス形態を生み出す可能性を
内包しているといえる。

【００３５】

【発明の効果】このように、インターネットを利用した
いというニーズをもった利用者にとって、従来、有料で
受けていたインターネット接続サービスを、一定のバナ
ー広告をクリックして広告の掲載されたＷｅｂサイトを
訪問するだけで、インターネット接続料が割り引かれる
ことになる。従って、労せずして割安な接続料金でイン
ターネットを利用できる。

【００３６】一方、自社Ｗｅｂサイトへのアクセス数の
増加を欲している広告主にとって従来のバナー広告等の
誘引トリガーに比べ、高いレスポンス効果を期待するこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明による広告媒介システムの一実施の形態
のシステム構成を示した概略システム構成図。

【図２】本発明の広告媒介システムにおける動作フロー
を示した動作連関図。

【図３】広告媒介センターの実施例としてプロバイダー
業を例として示したシステム連関図。

【符号の説明】

１広告媒介センター３利用者４広告主５通信網６広告表示ページ７システム管理ページ１１利用者認証手段１３利用者情報収集手段１４クリック還元情報収集手段１５利用者要望情報閲覧手段１６広告掲載手段１７広告主認証手段１８広告主情報収集手段１９広告主要望情報閲覧手段２０データベース管理手段３１アクセス手段４１広告ページ表示手段４２アクセス手段２０１利用者情報データベース２０２クリック還元情報データベース２０３広告主情報データベース

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続きＦターム(参考） 5B049 AA01 AA02 BB49 CC00 DD01 DD05 EE05 EE28 FF03 FF09 GG04 GG07 GG09 GG10 5B075 KK07 ND36 PP03 PP13 PQ02 PQ26 PQ40 PQ42 PR08 UU40 5B089 GA11 GB04 HA10 JA40 JB22 KB13 KC58 LB14

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】あらかじめ利用者情報をデータベースに登
録した利用者によってインターネット上の所定の広告表
示ページ中の特定広告がクリックされたことを前記デー
タベースに照会し、該当する利用者のクリック回数とし
てカウントして前記データベースにクリック還元情報と
して収集蓄積し、所定期間間隔で該当する各利用者によ
る特定広告のクリック回数を利用者ごとに前記クリック
還元情報から集計し、利用者ごとのクリック回数に基づ
き、そのクリック回数に応じた利益還元を各利用者に行
うことを特徴とする広告媒介システム。
【請求項２】前記特定広告は、前記データベースに広告
主情報が登録された広告主のＷｅｂサイトにリンクする
ように設定されたことを特徴とする請求項１記載の広告
媒介システム。
【請求項３】前記特定広告がクリックされた時に利用者
認証が行われるようにしたことを特徴とする請求項１記
載の広告媒介システム。
【請求項４】前記所定の広告表示ページにアクセスした
際に利用者認証が行われるようにしたことを特徴とする
請求項１記載の広告媒介システム。
【請求項５】インターネットを介してアクセスしてきた
利用者から利用者情報を収集する手段と、広告主のＷｅ
ｂページにリンクが張られた特定広告を広告表示ページ
に掲載する手段と、前記利用者による前記広告表示ペー
ジ中の特定広告のクリック回数をクリック還元情報とし
て収集する手段と、前記利用者からの前記クリック還元
情報の閲覧要求に対して前記利用者の認証を行う認証手
段と、前記利用者が認証された場合に前記クリック還元
情報を閲覧可能とする閲覧手段と、広告主から広告主情
報を収集する手段と、広告主からの前記利用者情報及
び、またはクリック還元情報の閲覧要求に対して前記広
告主の認証を行う認証手段と、前記広告主が認証された
場合に前記利用者情報及び、または前記クリック還元情
報を閲覧させる閲覧手段と、前記利用者情報、クリック
還元情報及び広告主情報を蓄積管理するデータベースと
を備え、前記利用者による前記特定広告のクリック回数
を前記クリック還元情報から求め、該クリック回数に相
当する利益還元を前記利用者に行うことを特徴とする広
告媒介システム。
【請求項６】請求項５記載の広告媒介システムにおい
て、前記利用者からの利用者情報収集及び要求された閲
覧情報の前記利用者への提供を、インターネット上のＷ
ｅｂページを介して行うようにしたことを特徴とする広
告媒介システム。
【請求項７】請求項５記載の広告媒介システムにおい
て、前記広告主からの広告主情報収集及び要求された閲
覧情報の前記広告主への提供を、インターネット上のＷ
ｅｂページを介して行うようにしたことを特徴とする広
告媒介システム。