JP2001194205A - 流量測定装置 - Google Patents

流量測定装置

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JP2001194205A
JP2001194205A JP2000268786A JP2000268786A JP2001194205A JP 2001194205 A JP2001194205 A JP 2001194205A JP 2000268786 A JP2000268786 A JP 2000268786A JP 2000268786 A JP2000268786 A JP 2000268786A JP 2001194205 A JP2001194205 A JP 2001194205A
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JP2000268786A
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Mitsunari Sakata
光成 坂田
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KYUSHU SEKISUI KOGYO CO Ltd
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KYUSHU SEKISUI KOGYO CO Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水道メータを内蔵する流量測定装置に関し、
耐寒性が強く、且つ設置の際の自由度が高くて使いやす
い流量測定装置の開発を課題とする。 【解決手段】 流量測定装置1は、箱体2内に水道メー
タ3と止水栓4が内蔵されたものであり上流側配管5及
び下流側配管6についても箱体2内によって覆われる。
箱体2の底面は開放されている。箱体2は、大きく上段
部16と下段部17に分割されており、両者は両側の側
面部分に設けられた接続金具20によって接合されてい
て上段部16と下段部17は接合・離脱が可能である。
昼間等の比較的温度が高い時間帯においては、箱体2内
の土面から水蒸気が発生し箱体2内に溜まる。この状態
で夜間になると、箱体2の内部に溜まった水蒸気が凝縮
して液化し、この時、大量の熱を放出し、箱体2内の温
度低下を防ぐ。また建屋の壁等が邪魔になって水道メー
タを見にくい場合は、接続金具20を外して箱体2の上
段部16を取り外し、左右を入替えて蓋体7の開閉勝手
を変更することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水道メータ等の流
体の積算流量を測定する流量測定装置に関するものであ
り、特に地上設置型と称される地表から立ち上げられた
位置に流量測定器具が設けられた形式の流量測定装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】旧来、水道の積算流量計(以下 水道メ
ータ)は、地表付近に検針時に読み取り可能なように埋
設されることが普通であった。しかし地表に埋設された
水道メータは、落ち葉や土砂によって埋設場所が分から
なくなるという問題があった。そこで、近年、地表から
立ち上げた位置に積算流量計を設ける構成が提案されて
いる。図6は、従来技術の流量測定装置の斜視図であ
る。図7は、他の従来技術の流量測定装置の断面図であ
る。
【0003】図6に示した従来技術の流量測定装置10
0は、水道メータが内蔵されたケース101を持つもの
である。ケース101には、内部の水道メータの凍結を
防止するために断熱材が内蔵されている。流量測定装置
100では、ケース101に、地表から立ち上げられた
上流側配管(水道局側配管、一次配管ともいう)102
と下流側配管(宅地内側配管、二次配管ともいう)10
3が接続され、両配管102,103によってケース1
01が中空に浮いた状態に支持される。そして寒冷地に
おいては、両配管102,103内の水の凍結を防ぐた
めに、両配管102,103に断熱材が巻き付けられ
る。
【0004】また図7に示した流量測定装置110は、
実公昭53−16857号公報に記載されているもので
あり、断熱材111を内蔵する箱体112を持ち、この
箱体112内に水道メータ113が内蔵されている。流
量測定装置110では、上流側配管115と、下流側配
管116についても、箱体112内に内蔵されている。
図7に示した流量測定装置110においては、箱体11
2は、上部側が大きく、下部側が窄んでいる。また箱体
112の底部には板体117が設けられており、箱体1
12は、概ね密閉された状態となっている。図7に示し
た流量測定装置110では、ヒンジ(図示せず)で取り
付けられた上蓋118が設けられており、検針の際に
は、上蓋118を開いて内部の水道メータを確認する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記した地表から立ち
上げられた位置に水道メータが設けられた流量測定装置
100,110は、探す手間がいらず、検針作業がはか
どる。しかしながら上記した従来技術の流量測定装置1
00,110を寒冷地で使用した場合、凍結により内部
の水道メータが破損するという問題がある。すなわち前
記した従来技術の流量測定装置100,110は、いず
れも断熱材が内蔵されていて、一応の寒冷地対策はなさ
れている。しかしながら何年かに一度の割合で訪れる寒
波に対しては対応しきれず、破損する場合がある。
【0006】またこの種の流量測定装置100,110
は、地表から立ち上げられた状態で設置されるため、邪
魔にならないように建屋や塀に沿った位置に設けられ
る。従って流量測定装置100,110の一方の側面
は、多くの場合、壁である。ところで、流量測定装置1
00,110は、主管から家屋等に向かって枝分けされ
た枝管に取り付けられるので、上流側と下流側の配管
が、壁に向かってどちら側に位置するかは、主管と建屋
との位置関係によって定まり、変更は困難である。また
流量測定装置100,110の、上流側配管接続口と、
下流側配管接続口は、予め決まっているので、従来技術
の流量測定装置100,110においては、壁と流量測
定装置100,110の位置関係は、おのずと決まって
しまう。
【0007】ここで流量測定装置110の上蓋118
は、ヒンジによって開閉するものであるから、上蓋11
8の開き方向は一定であり変更することはできない。そ
のため流量測定装置のヒンジの位置が、壁と平行であっ
て、壁と流量測定装置100の本体部分を挟んで対抗側
に位置する場合、水道メータは、壁と上蓋が邪魔になっ
て見づらい。
【0008】そこで本発明は、従来技術の上記した問題
点に注目し、耐寒性が強く、且つ設置の際の自由度が高
くて使いやすい流量測定装置の開発を課題とするもので
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】そして上記した課題を解
決するための請求項1に記載の発明は、箱体と、流量測
定器具を有し、流量測定器具は前記箱体に内蔵され、地
表から立ち上げられた部位に流量測定器具が位置する流
量測定装置において、箱体は、底部が開放され、他の部
位は断熱部材が内面に設けられた壁部によって覆われ、
箱体の内側は空洞であって当該空洞内に前記流量測定器
具と流量測定器具に接続される上流側配管と下流側配管
が配されていることを特徴とする流量測定装置である。
【0010】本発明の流量測定装置は、箱体を有し、こ
の箱体内に流量測定器具と流量測定器具に接続される上
流側配管と下流側配管が配されているものである。そし
て本発明で採用する箱体は、底部が開放され、他の部位
は断熱部材が内面に設けられた壁部によって覆われてい
る。本発明の流量測定装置では、箱体の底部が開放され
ているので、昼間の気温が高い時に地表から水蒸気が入
る。すなわち昼間の気温が高い時間帯に地中の水が蒸発
し、水蒸気が箱体の内部に入る。また箱体は、底部以外
の部位が壁部によって覆われているので、水蒸気は箱体
の中に閉じ込められる。特に本発明では、箱体の内部は
空洞であるから、比較的多量の水蒸気が閉じ込められ
る。
【0011】そして夜間となって外気温が低下すると、
箱体の中に閉じ込められた水蒸気が液化し、この時に気
化熱と同量の熱量を放出する。そのため箱体内の温度は
低下しにくい。また本発明においては、箱体の内側は空
洞であって流量測定器具だけでなく、流量測定器具に接
続される上流側配管と下流側配管についても箱体内に配
される。そのため上流側配管と下流側配管の凍結に起因
する流量測定器具の破損についても防止される。なお本
発明者らの研究によると、流量測定器具(例えば水道メ
ータ)が破損する原因は、水道メータ自体が凍結する場
合よりも、上流側配管と下流側配管の凍結に起因する場
合の方がむしろ多い。例えば図6に示す様な流量測定装
置100の場合であれば、上流側配管102と下流側配
管103の双方が凍結し、中間に挟まれた水が行き場を
失って高圧状態となる。その結果、流量測定器具(例え
ば水道メータ)の耐圧を越え、破損に至る。これに対し
て本発明の流量測定装置では、上流側配管と下流側配管
についても箱体内に配されており、さらに前記したよう
に箱体内は水蒸気の液化によっても温度低下が阻止され
るので、上流側配管と下流側配管が凍結しにくい。その
ため本発明によると、前記した様に上流側配管と下流側
配管の凍結に起因する流量測定器具の破損についても防
止される。
【0012】また請求項2に記載の発明は、箱体と、流
量測定器具を有し、流量測定器具は前記箱体に内蔵さ
れ、地上から立ち上げられた部位に流量測定器具が位置
する流量測定装置において、箱体は、少なくとも上段部
と下段部の2以上の部位に分割されていて上段部と下段
部は接合・離脱が可能であり、さらに上段部と下段部は
左右反転した状態においても接合可能であることを特徴
とする流量測定装置である。
【0013】本発明の流量測定装置では、箱体が少なく
とも上段部と下段部の2以上の部位に分割されていて上
段部と下段部は接合・離脱が可能であり、さらに上段部
と下段部は左右反転した状態においても接合可能であ
る。そのため本発明の流量測定装置では、上段部と下段
部を左右反転した状態で接合することにより、流量測定
装置の上部の向きを変更することができる。そのため本
発明の流量測定装置では、設置位置に応じて内部の流量
測定器具が見やすい様に姿勢を変更することができる。
【0014】さらに請求項3に記載の発明は、流量測定
器具は、箱体の下段部に対して固定されていることを特
徴とする請求項2に記載の流量測定装置である。
【0015】本発明の流量測定器具では、流量測定器具
は、箱体の下段部に対して固定されている。そのため本
発明の流量測定器具では、上段部と下段部は左右反転し
た状態で接合する際に、配管接続を変更する必要がな
い。
【0016】また請求項4に記載の発明は、箱体の底部
には、2つの開口部と垂下部を有する底部材が固定さ
れ、2つの開口部に上流側配管と下流側配管がそれぞれ
挿通されており、垂下部は上流側配管及び下流側配管と
同じ位置又はそれより下方まで垂下され、且つその底面
部は略平らに形成されていることを特徴とする請求項1
乃至3のいずれかに記載の流量測定装置である。
【0017】本発明の流量測定器具では、箱体の底部に
底部材が固定されいるので強固になっており、又、底部
材には底面部が略平らな垂下部が上流側配管及び下流側
配管と同じ位置又はそれより下方まで垂下されているの
で、施工の際に流量測定器具を自力で立つように置くこ
とができ施工が容易である。
【0018】また請求項5に記載の発明は、箱体の下部
は地中に埋設されることを特徴とする請求項1乃至4の
いずれかに記載の流量測定装置である。
【0019】本発明の流量測定装置では、箱体の下部が
地中に埋設されるので、地面にしっかりと固定される。
また本発明の流量測定装置では、箱体の下部が地中に埋
設されるので、箱体の下部は密閉状態となる。なお寒波
の際には、一般に地中の温度の方が地表よりも高いの
で、箱体の内部が比較的高温に保たれる。
【0020】また請求項6に記載の発明は、箱体の地中
に埋設される部位にも断熱部材を有することを特徴とす
る請求項1乃至5のいずれかに記載の流量測定装置であ
る。
【0021】本発明の流量測定装置では、箱体の地中に
埋設される部位にも断熱材を施して、地表より侵入する
冷気を遮断している。そのため本発明の流量測定装置で
は、寒波の際でも地中の温度は外気より高温であり、外
気が冷えると箱体内部に対流が起こり、地中の熱が内部
に導入され、箱体の内部が比較的高温に保たれる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下さらに本発明の実施形態につ
いて説明する。図1は、本発明の実施形態の流量測定装
置の斜視図である。図2は、図1の流量測定装置の断面
図である。図3は、図1の流量測定装置の側面図であ
る。図4は、図1の流量測定装置の接続具部分の斜視図
である。図5は流量測定装置の異なる例を示す断面図で
ある。
【0023】図において、1は、本発明の実施形態の流
量測定装置を示す。本実施形態の流量測定装置1は、箱
体2内に水道メータ(流量測定器具)3と止水栓4及び
逆止弁39が内蔵されたものである。また本実施形態の
流量測定装置1では、上流側配管5及び下流側配管6に
ついても箱体2内によって覆われる。
【0024】箱体2は、図1の様に平面形状が長円形で
あり、全体的に観察して下部がスカート状に膨らんだ形
状をしている。従って箱体2は、正面側と背面側の面積
が大きく、側面側の面積が小さい。箱体2は、長円形の
頂面と、当該頂面からスカート状に広がる側壁部を持つ
が、底面については開放されている。箱体2の頂面には
蓋体7が設けられている。蓋体7は、端部がヒンジ8
(図3)によって箱体2の本体部分に取り付けられてい
る。より具体的に説明すると、箱体2の本体部分には、
頂部に開口が設けられており、蓋体7の端部と開口の裏
面側との間がヒンジ8によって接合されている。そのた
め、蓋体7は、図1の二点鎖線で示すように正面側から
裏面側に向かって開く。また蓋体7は、図示しないばね
によって、常時閉鎖方向に付勢されている。
【0025】箱体2の下部には、二つの段部10,11
が設けられている。さらに箱体2の下端部には折り返し
部12が設けられている。上記した段部10,11は、
流量測定装置1を設置する際の箱体2を埋める深さのめ
やすとなるものである。また下端部に設けられた折り返
し部12は、箱体2の抜け防止と、土圧による箱体2の
変形を防止する機能を発揮するものである。
【0026】箱体2の底面を除く部位の外壁14は、A
BS樹脂、AES樹脂、ポリカーボネート樹脂等の合成
樹脂や、FRP等の耐候性素材によって作られている。
さらに外壁14の内面にはポリエチレン樹脂発泡体、ウ
レタン樹脂発泡体、スチロール樹脂発泡体、エチレンー
スチレン共重合体発泡体、フェノール樹脂発泡体、ユリ
ア樹脂発泡体、ゴム発泡体などの断熱効果を有する各種
の発泡体を素材とする断熱材15が一体化されている。
【0027】また箱体2は、大きく上段部16と下段部
17に分割されており、両者は両側の側面部分に設けら
れた接続具20によって接合されていて上段部16と下
段部17は接合・離脱が可能である。
【0028】接続具20は、周知の掛け金具であり、上
段部16側に係止突起21が設けられ、下段部17側に
レバー22が設けられている。またレバー22には、掛
けリング23が設けられている。レバー22は、軸24
を中心として揺動する。そして上段部16側に係止突起
21に掛けリング23を係合し、レバー22を下段部1
7側に倒すことにより、箱体2の上段部16と下段部1
7が接続される。もちろん図4に示した接続具20は、
上段部16と下段部17を容易に接合・離脱するための
部材の一例であり、本発明は図4の構成に限定されるも
のではない。
【0029】箱体2の、上段部16と下段部17の接続
部分は、嵌め込み形状となっており、下段部17の上端
側は、やや小さく作られている。また上段部16の接続
部分については、断熱材11が全周に渡って欠かれてお
り、当該部分に下段部17の上端の小さく作られた部位
が嵌合する。
【0030】箱体2の上段部16と下段部17の接続部
分の平面形状は、左右対称形である。そのため箱体2
は、上段部16と下段部17を左右反転しても接合する
ことができる。
【0031】箱体2の内部は、前記した様に空洞であ
り、水道メータ3と止水栓4及び逆止弁39が内蔵され
ている。これらの部材は、いずれも箱体2の下段部17
側に固定されている。すなわち箱体2の下段部17の上
部には、固定用の板30が設けられており、この板に配
管支持部材31が固定されている。そしてこの配管支持
部材31によって水道メータ3が支持されている。なお
支持部材31は、ステンレス製の丸棒を曲げ加工して作
られたものであり、支点27を中心として回転し、バネ
力を有して水道メータ3を支持するものである。上流側
配管5と下流側配管6は、いずれも箱体2の下部に固定
金具33,34を利用して取り付けられている。
【0032】止水栓4は、上流側配管5と水道メータ3
の間にユニオン継手35,36を介して接続されてい
る。さらに水道メータ3はユイオン継手37を介して逆
止弁39と接続され、さらに逆止弁39は下流側配管6
と接続されている。
【0033】本実施形態の流量測定装置1は、例えば建
屋の壁際の部位に設置される。ここで設置場所が土面で
ある場合には、流量測定装置1は、上段側の段部10ま
で埋め込む。一方、設置場所がアスファルト面やコンク
リート面である場合は、下側の段部11まで土に埋め込
み、上段側の段部10までアスファルト等を埋める。こ
のように本実施形態の流量測定装置1は、底部が埋め込
まれるので、地面にしっかりと固定される。また本実施
形態の流量測定装置1では、いずれの場合でも土中に埋
め込まれる部位、すなわち下側の段部11から底部にか
けても断熱材を施している。そのため寒波の際には、地
表より侵入する冷気を遮断し、流量測定装置1の内部が
保温される。
【0034】またさらに本実施形態の流量測定装置1で
は、箱体2の底部が開放されているので、箱体2の内部
に、土の面が直接的に接する。そのため昼間等の比較的
温度が高い時間帯においては、箱体2内の土面から水蒸
気が発生する。また箱体2は、底部を除く部位が外壁1
4によって覆われているので、箱体2内の土面から発生
した水蒸気は逃げ場がなく、箱体2内に溜まる。
【0035】この状態で夜間になると、周囲の気温が低
下し、箱体2の内部に溜まった水蒸気が凝縮して液化す
る。そしてこの時、大量の熱を放出し、箱体2内の温度
低下を防ぐ。その結果、流量測定装置1の内部が保温さ
れ、水道メータ3や配管5,6の凍結が防止される。
【0036】また本実施形態の流量測定装置1では、建
屋の壁等が邪魔になって水道メータを見にくい場合は、
接続具20を外して箱体2の上段部16を取り外し、左
右を入替えて蓋体7の開閉勝手を変更することができ
る。ここで本実施形態の流量測定装置1では、水道メー
タ3や止水栓4及び配管5,6は、いずれも、箱体2の
下段部17に固定されており、上段部16に対して固定
された部材はない。そのため上段部16の取り外し、及
び再度の取付けは、単に接続具20を操作するだけで足
り、極めて容易である。
【0037】図5は流量測定装置の異なる例を示す断面
図であり、図2における下段部17及びその下部のみを
図示している。図中40は底部材であり、箱体2の略底
面の形状をしており、上流側配管5及び下流側配管6が
挿通される開口部41、42が開口され、略中央部に下
方に垂設された、略円形の垂下部43が形成され、端部
には上方に垂設された垂設部44が形成されている。底
部材40は箱体2の底面を覆うように、下段部17と垂
設部44がボルトで結合されることにより固定されてい
る。
【0038】51、52は、上流側配管5及び下流側配
管6が挿通される開口部を有する板状体であって、開口
部に沿って、円筒部が垂設された固定具である。固定具
51、52は開口部41、42を挿通された上流側配管
5及び下流側配管6が挿通され、底部材40にビス等で
固定されている。
【0039】垂下部43はその底面部が略平らに形成さ
れ、底面部が上流側配管5及び下流側配管6と同じ位置
又はそれより下方になるように固定されており、その結
果、流量測定装置は地面等に置いた際に自立するように
なされている。垂下部43の形状は、流量測定装置が自
立する形状であればよく、例えば、角状、楕円状等があ
げられるが、地面と連通しているのが好ましいので筒状
が好ましい。
【0040】上記底部材40及び固定具51、52は任
意の素材で作られてよいが、箱体2の外壁に使用された
合成樹脂や耐候性素材で作られるのが好ましい。
【0041】以上説明した実施形態では、箱体2内に水
道メータ3と止水栓4及び逆止弁39が内蔵された構成
を例示したが、水道メータ3だけが内蔵された構成や、
逆止弁を持たない構成にも適用可能である。
【0042】
【発明の効果】以上説明した様に、請求項1に記載の流
量測定装置では、断熱部材が設けられた箱体内に流量測
定器具と流量測定器具に接続される上流側配管と下流側
配管がが配されているものであるから、これらの凍結が
防止される効果がある。そして特に本発明では、箱体の
底部が開放されているので、昼間の気温が高い時に地表
から水蒸気が入り、中に閉じ込められた水蒸気が外気温
が低下した際に凝縮して熱を放出するので、箱体内の温
度が低下しにくい作用があり、凍結による流量測定器具
の破損を防止することができる効果がある。
【0043】また請求項2に記載の流量測定装置では、
箱体が少なくとも上段部と下段部の2以上の部位に分割
されていて上段部と下段部は接合・離脱が可能であり、
さらに上段部と下段部は左右反転した状態においても接
合可能であるので、設置場所の状況に応じて流量測定装
置の上部の向きを変更することができる。そのため本発
明の流量測定装置では、設置位置に応じて内部の流量測
定器具が見やすい様に姿勢を変更することができる効果
がある。
【0044】さらに請求項3に記載の流量測定器具で
は、流量測定器具は、箱体の下段部に対して固定されて
いる。そのため本発明の流量測定器具では、上段部と下
段部は左右反転した状態で接合する際に、配管接続を変
更する必要がない。
【0045】また請求項4に記載の流量測定器具では、
箱体の底部に底部材が固定されいるので強固になってお
り、又、底部材には底面部が略平らな垂下部が上流側配
管及び下流側配管と同じ位置又はそれより下方まで垂下
されているので、施工の際に流量測定器具を自力で立つ
ように置くことができ施工が容易である。
【0046】また請求項5に記載の流量測定装置では、
箱体の下部が地中に埋設されるので、地面にしっかりと
固定されるという効果に加え、寒波の際に地中熱によっ
て箱体の内部が保温されるという効果がある。
【0047】また請求項6に記載の流量測定装置は、箱
体の地中に埋設される部位も断熱部材を施しているの
で、地表より侵入する冷気を遮断し、寒波の際に地中の
熱が内部に導入されやすく、箱体の内部が比較的高温に
保たれる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の流量測定装置の斜視図であ
る。
【図2】図1の流量測定装置の断面図である。
【図3】図1の流量測定装置の側面図である。
【図4】図1の流量測定装置の接続金具部分の斜視図で
ある。
【図5】流量測定装置の異なる例を示す断面図である。
【図6】従来技術の流量測定装置の斜視図である。
【図7】他の従来技術の流量測定装置の断面図である。
【符号の説明】 1 流量測定装置 2 箱体 3 水道メータ(流量測定器具) 4 止水栓 5 上流側配管 6 下流側配管 7 蓋体 10,11 段部 16 上段部 17 下段部 20 接続具 40 底部材 41、42 開口部 43 垂下部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 箱体と、流量測定器具を有し、流量測定
    器具は前記箱体に内蔵され、地表から立ち上げられた部
    位に流量測定器具が位置する流量測定装置において、箱
    体は、底部が開放され、他の部位は断熱部材が内面に設
    けられた壁部によって覆われ、箱体の内側は空洞であっ
    て当該空洞内に前記流量測定器具と流量測定器具に接続
    される上流側配管と下流側配管が配されていることを特
    徴とする流量測定装置。
  2. 【請求項2】 箱体と、流量測定器具を有し、流量測定
    器具は前記箱体に内蔵され、地上から立ち上げられた部
    位に流量測定器具が位置する流量測定装置において、箱
    体は、少なくとも上段部と下段部の2以上の部位に分割
    されていて上段部と下段部は接合・離脱が可能であり、
    さらに上段部と下段部は左右反転した状態においても接
    合可能であることを特徴とする流量測定装置。
  3. 【請求項3】 流量測定器具は、箱体の下段部に対して
    固定されていることを特徴とする請求項2に記載の流量
    測定装置。
  4. 【請求項4】 箱体の底部には、2つの開口部と垂下部
    を有する底部材が固定され、2つの開口部に上流側配管
    と下流側配管がそれぞれ挿通されており、垂下部は上流
    側配管及び下流側配管と同じ位置又はそれより下方まで
    垂下され、且つその底面部は略平らに形成されているこ
    とを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の流量
    測定装置。
  5. 【請求項5】 箱体の下部は地中に埋設されることを特
    徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の流量測定装
    置。
  6. 【請求項6】 箱体の地中に埋設される部位にも断熱部
    材を有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか
    に記載の流量測定装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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