JP2001193479A - 静音型マイクロガスタービンシステム - Google Patents

静音型マイクロガスタービンシステム

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JP2001193479A
JP2001193479A JP37553099A JP37553099A JP2001193479A JP 2001193479 A JP2001193479 A JP 2001193479A JP 37553099 A JP37553099 A JP 37553099A JP 37553099 A JP37553099 A JP 37553099A JP 2001193479 A JP2001193479 A JP 2001193479A
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JP
Japan
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gas turbine
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micro gas
speaker
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JP37553099A
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English (en)
Inventor
Isato Muneyuki
勇人 宗行
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DTMF PARADIGM KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】機械的騒音源を位相の異なる音源で効率的に静
音化することが可能である。 【解決手段】燃焼器9に燃料を供給して燃焼させ、高温
ガス流でタービン4を回転させて発電機21を駆動して
発電出力を得るマイクロガスタービンAと、このマイク
ロガスタービンAの回転速度を検出する回転速度検出セ
ンサS1と、マイクロガスタービンAに配置された1個
以上のスピーカ60,62とマイク61,63とを備
え、タービン4の騒音を静音するためのスピーカ60,
62の出力計算値を、少なくとも2回以上のスピーカ6
0,62の出力による定存波をマイク61,63で検知
して求め、この出力計算値に基づいてスピーカ60,6
2の出力を制御して静音する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、静音型マイクロ
ガスタービンシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、マイクロガスタービンと呼ばれる
小型発電機が開発され、電力事情のあまりよくない地域
でのオフィルビルや飲食店等で利用される。
【0003】このマイクロガスタービンは、図2に示す
ように、タービン軸100に設けた圧縮機101を回転
させて燃焼器102に吹き込む空気を高圧に圧縮し、燃
焼器102に大量の空気を吹き込んで燃焼させる。この
燃焼器102からの高温ガス流でタービン103を回転
させて発電機104で発電され、インバータ110を介
して発電出力を得るようになっている。
【0004】この発電機104が備えられる出力軸10
5は、減速機を介して動力源となり、また高温の排気ガ
スは、再生器106で吸入空気と熱交換され、さらに排
熱回収装置107で熱源に利用される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このようにマイクロガ
スタービンと呼ばれる小型発電機は、小型分散型電力設
備として30Kw程度以下のものが提案されて、レシプ
ロエンジンよりランニングメンテナンスコストが安い。
また、ガスや灯油、ガソリンなど複数の燃料を使用で
き、廃熱をボイラー等に利用でき、さらに出力軸が動力
源になるなどで小地域電力供給、非常電源への利用が期
待されている。
【0006】しかしタービン自体が9万から13万回転
するのと、出力軸等の機械的騒音は航空機用のジェット
エンジン程の騒音なみに発生しているのが現状である。
電力メーカはコンビニエンス等の商業施設への導入を計
画中であるが、居住区が隣接しているために導入後に騒
音問題になる。
【0007】この発明は、かかる実情に鑑みてなされた
もので、機械的騒音源を位相の異なる音源で効率的に静
音化することが可能な静音型マイクロガスタービンシス
テムを提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決し、かつ
目的を達成するために、この発明は、以下のように構成
した。
【0009】請求項1に記載の発明は、『燃焼器に燃料
を供給して燃焼させ、高温ガス流でタービンを回転させ
て発電機を駆動して発電出力を得るマイクロガスタービ
ンと、このマイクロガスタービンの回転速度を検出する
回転速度検出センサと、前記マイクロガスタービンに配
置された1個以上のスピーカとマイクとを備え、タービ
ンの騒音を静音するための前記スピーカの出力計算値
を、少なくとも2回以上の前記スピーカの出力による定
存波を前記マイクで検知して求め、この出力計算値に基
づいてスピーカの出力を制御して静音することを特徴と
する静音型マイクロガスタービンシステム。』である。
【0010】この請求項1に記載の発明によれば、ター
ビンの騒音を静音するためのスピーカの出力計算値を、
少なくとも2回以上の前記スピーカの出力による定存波
をマイクで検知して求め、この出力計算値に基づいてス
ピーカの出力を制御して静音することで、機械的騒音源
を位相の異なる音源で効率的に静音化することができ、
全体の定在波の高波波が減るので、部品の寄生振動が減
り部品の耐久性が向上する。
【0011】請求項2に記載の発明は、『前記マイクロ
ガスタービンの回転が開始すると前記回転速度検出セン
サで回転数を検出し、最高定常回転数までの1/3毎
に、前記マイクは定存波を記憶し、このそれぞれの第1
音圧、第2音圧、第3音圧に対応した前記同定のスピー
カの出力を静音回路にプリセットし、最高定常回転時に
再度前記マイクで第4音圧を測定し、前記第4音圧が最
低になるように、第1音圧、第2音圧、第3音圧の時に
プリセットした前記同定のスピーカの出力に基づいて前
記静音のスピーカの出力を決めて出力することを特徴と
する請求項1に記載の静音型マイクロガスタービンシス
テム。』である。
【0012】この請求項2に記載の発明によれば、最高
定常回転数までの1/3毎に、マイクは定存波を記憶
し、このそれぞれの第1音圧、第2音圧、第3音圧に対
応した同定のスピーカの出力を静音回路にプリセット
し、最高定常回転時に再度マイクで第4音圧を測定し、
第4音圧が最低になるように、第1音圧、第2音圧、第
3音圧の時にプリセットした同定のスピーカの出力に基
づいて静音のスピーカの出力を決めて出力することで、
より確実に機械的騒音源を位相の異なる音源で効率的に
静音化することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の静音型マイクロ
ガスタービンシステムの実施の形態を図面に基づいて説
明するが、この発明はこの実施の形態に限定されない。
【0014】図1は静音型マイクロガスタービンシステ
ムの概略構成図である。この実施の形態の静音型マイク
ロガスタービンシステム1は、マイクロガスタービンA
のタービン軸2が軸受3を介して回動可能に支持され、
タービン軸2の一端部にはタービン4が設けられ、他端
部には圧縮機5が設けられている。
【0015】圧縮機5を回転させてエアクリーナ6を介
して空気を吸入し、この空気を圧縮し配管7を介して再
生器8を通り、この再生器8で排気ガスとの熱交換によ
り暖められて燃焼器9に送られる。
【0016】燃焼器9には、燃料ポンプ10の駆動によ
り燃料タンク11からの燃料が燃料カットバルブ12に
を介して供給され、大量の空気を吹き込んで燃焼させ
る。この燃焼器9からの高温ガス流でタービン4が回転
し、これによりタービン軸2に備えられる圧縮機5の出
力軸20上に設けられる発電機21が駆動する。発電機
21の出力はインバータ22により交流で出力される。
【0017】また、タービン4を駆動するチャンバー部
90から高温の排気ガスは、配管31を介して再生器8
を通り、この再生器8で吸入空気と熱交換して冷却さ
れ、さらに排熱回収装置30で熱源に利用される。
【0018】静音型マイクロガスタービンシステム1の
各潤滑部には、オイルポンプ40の駆動によりオイルタ
ンク41からオイルが供給され、機械的騒音源を軽減す
ると共に、耐久性を向上するようになっている。
【0019】タービン軸2には、マイクロガスタービン
Aの回転速度を検出する回転速度検出センサS1が備え
られ、回転速度情報を制御装置50に送る。制御装置5
0には、バッテリ51が接続されている。
【0020】また、マイクロガスタービンAには、チャ
ンバー部90にスピーカ60とマイク61が配置され、
発電機21にスピーカ62とマイク63が配置されてい
る。スピーカ60及びスピーカ62は制御装置50によ
り制御され、マイク61及びマイク63で得られる定存
波情報は制御装置50に送られる。
【0021】制御装置50では、タービン4の騒音を静
音するためのスピーカ60,62の出力計算値を、少な
くとも2回以上のスピーカ60,62の出力による定存
波をマイク61,63で検知して求め、この出力計算値
に基づいて静音のスピーカ60,62の出力を制御して
タービンの騒音を静音する。
【0022】この実施の形態では、マイクロガスタービ
ンAの回転が開始すると、回転速度検出センサS1で回
転数を検出し、最高定常回転数までの1/3毎に、マイ
ク61,63は定存波を制御装置50に送り記憶する。
このそれぞれの第1音圧、第2音圧、第3音圧に対応し
た同定のスピーカ60,62の出力を制御装置50に備
えられる静音回路70にプリセットし、最高定常回転時
に再度マイク61,63で第4音圧を測定し、第4音圧
が最低になるように、第1音圧、第2音圧、第3音圧の
時にプリセットした同定のスピーカ60,62の出力に
基づいて静音のスピーカ60,62の出力を決めて出力
し、より確実に機械的騒音源を位相の異なる音源で効率
的に静音化することができる。
【0023】このように機械的騒音源を位相の異なる音
源で効率的に静音化することができ、全体の定在波の高
波波が減るので、部品の寄生振動が減り部品の耐久性が
向上する。
【0024】この実施の形態では、チャンバー部90に
スピーカ60とマイク61が配置され、発電機21にス
ピーカ62とマイク63が配置されているが、マイクロ
ガスタービンA全体を覆うケース80の中に1個以上の
スピーカとマイクと回転速度検出センサを配置しても同
様に構成することができる。
【0025】
【発明の効果】前記したように、請求項1に記載の発明
では、タービンの騒音を静音するためのスピーカの出力
計算値を、少なくとも2回以上の前記スピーカの出力に
よる定存波をマイクで検知して求め、この出力計算値に
基づいてスピーカの出力を制御してタービンの騒音を静
音することで、機械的騒音源を位相の異なる音源で効率
的に静音化することができ、全体の定在波の高波波が減
るので、部品の寄生振動が減り部品の耐久性が向上す
る。
【0026】請求項2に記載の発明では、最高定常回転
数までの1/3毎に、マイクは定存波を記憶し、このそ
れぞれの第1音圧、第2音圧、第3音圧に対応した同定
のスピーカの出力を静音回路にプリセットし、最高定常
回転時に再度マイクで第4音圧を測定し、第4音圧が最
低になるように、第1音圧、第2音圧、第3音圧の時に
プリセットした同定のスピーカの出力に基づいて静音の
スピーカの出力を決めて出力することで、より確実に機
械的騒音源を位相の異なる音源で効率的に静音化するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】静音型マイクロガスタービンシステムの概略構
成図である。
【図2】従来のマイクロガスタービンシステムの概略構
成図である。
【符号の説明】
1 マイクロガスタービンシステム 4 タービン 9 燃焼器 21 発電機 60,62 スピーカ 61,63 マイク A マイクロガスタービン S1 回転速度検出センサ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】燃焼器に燃料を供給して燃焼させ、高温ガ
    ス流でタービンを回転させて発電機を駆動して発電出力
    を得るマイクロガスタービンと、このマイクロガスター
    ビンの回転速度を検出する回転速度検出センサと、前記
    マイクロガスタービンに配置された1個以上のスピーカ
    とマイクとを備え、 タービンの騒音を静音するための前記スピーカの出力計
    算値を、少なくとも2回以上の前記スピーカの出力によ
    る定存波を前記マイクで検知して求め、 この出力計算値に基づいてスピーカの出力を制御して静
    音することを特徴とする静音型マイクロガスタービンシ
    ステム。
  2. 【請求項2】前記マイクロガスタービンの回転が開始す
    ると前記回転速度検出センサで回転数を検出し、最高定
    常回転数までの1/3毎に、前記マイクは定存波を記憶
    し、このそれぞれの第1音圧、第2音圧、第3音圧に対
    応した前記同定のスピーカの出力を静音回路にプリセッ
    トし、最高定常回転時に再度前記マイクで第4音圧を測
    定し、 前記第4音圧が最低になるように、第1音圧、第2音
    圧、第3音圧の時にプリセットした前記同定のスピーカ
    の出力に基づいて前記静音のスピーカの出力を決めて出
    力することを特徴とする請求項1に記載の静音型マイク
    ロガスタービンシステム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003074375A (ja) * 2001-09-04 2003-03-12 Osaka Gas Co Ltd ガスタービン組込みボイラ
WO2022049352A1 (fr) * 2020-09-04 2022-03-10 Safran Helicopter Engines Turbomachine hybride pour aeronef avec un systeme de controle acoustique actif

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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