JP2001193388A - シールド掘進機 - Google Patents

シールド掘進機

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JP2001193388A
JP2001193388A JP2000007664A JP2000007664A JP2001193388A JP 2001193388 A JP2001193388 A JP 2001193388A JP 2000007664 A JP2000007664 A JP 2000007664A JP 2000007664 A JP2000007664 A JP 2000007664A JP 2001193388 A JP2001193388 A JP 2001193388A
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JP
Japan
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shield
cutter head
shield machine
shaft
support shaft
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP2000007664A
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English (en)
Inventor
Tadashi Yamamura
忠史 山村
Etsuo Suzuki
悦雄 鈴木
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Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
Original Assignee
Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】任意形状のシールドトンネルを築造するシール
ド機。平行リンク機構が無くても掘削具の駆動が可能で
ある。また、カッタ駆動装置のコンパクト化を計ること
ができる。 【解決手段】カッタヘッド4を支えている1本の支持軸
15を駆動軸13に回転自在に、且つ、偏心して設け
る。その上、支持軸15の回転角度をカッタヘッド4が
初期姿勢を保持するように調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、円形、楕円形、馬
蹄形、矩形などの任意の形状のシールドトンネルを築造
するシールド掘進機に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、泥土圧シールドタイプの矩形シ
ールド機としては、図7および図8に示すような、矩形
シールド機301が知られている(特公平6−8963
3号公報参照)。
【0003】このシールド機301の外殻を形成するシ
ールド筒302は、ほぼ矩形をなしている。その上、隅
角部に発生する断面力を緩和するため、各隅角部を円弧
状に形成している。また、このシールド機301は、後
部に駆動装置307によって回転可能な4つの回転体3
03が設けられている。
【0004】すなわち、符号304は、回転体303の
回転力をほぼ矩形に構成された掘削具305に伝達する
支持軸であり、掘削具305には、地山を切削するため
の切削刃306が取り付けられ、回転体303の回転力
によって掘削具305を平行リンク機構的に回動するよ
うに構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このシ
ールド機301は、支持軸304が回転体303の軸芯
(不図示)に対して偏心しているが、回転体303と一
体で、且つ、多軸で回転するため、カッタ駆動装置30
7が大型化するという問題がある。
【0006】また、多軸で平行リンク機構を使用して掘
削具305を駆動しているため、機構が複雑になり、メ
ンテナンスが大変である。
【0007】また、小口径自由断面のシールドトンネル
を築造する場合、シールド機のカッタ駆動装置307が
大きくなると、シールド機内が狭くなり、メンテナンス
が大変になるからカッタ駆動装置のコンパクト化が必要
になってくる。
【0008】本発明は、係る問題に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、円形、楕円形、馬蹄
形、矩形などの任意の形状のシールドトンネルを築造す
るシールド機でありながら、平行リンク機構が無くても
掘削具の駆動が可能であり、且つ、カッタ駆動装置のコ
ンパクト化を計ることが可能であるシールド掘進機を提
供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明のシールド掘進機は、任意形状のシールドト
ンネルを築造するシールド掘進機であって、カッタヘッ
ドを支えている1本の支持軸を駆動軸に回転自在に、且
つ、偏心して取り付け、更に、前記支持軸の回転角度を
前記カッタヘッドが初期姿勢を保持するように調整する
ことを特徴としている。
【0010】上記のように、カッタヘッドを支えている
1本の支持軸を駆動軸に回転自在に、且つ、偏心して取
り付けることにより、円形、楕円形、馬蹄形、矩形など
の任意の形状のシールドトンネルを築造するシールド機
でありながら、従来の多軸偏心式の駆動方式に比べて駆
動部の構造が簡素化およびコンパクト化を計ることが可
能になる。その結果、小口径で、且つ、自由断面のシー
ルドトンネルを築造する場合でも、シールド機内を広く
することが可能になり、メンテナンスが容易になる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を用いて説明する。
【0012】図1は、矩形断面のシールドトンネルを築
造するシールド機の断面図である。なお、図1は、カッ
タの駆動機構およびスクリューコンベアの一部を示すの
みで、シールド掘進作業に必要なシールドジャッキやエ
レクタなどの他の設備については省略している。
【0013】このシールド掘進機1は、縦長の矩形断面
のシールド殻体2の内部に隔壁3を設け、シールド殻体
2の内部を掘削部とシールド機内空間とに区画してい
る。この隔壁3の前方、つまり、シールド殻体2の前方
には、縦長の矩形状のカッタヘッド4が配置され、その
前面および周部には、多数の掘削ビット5が固設されて
いる。
【0014】隔壁3の下方側には、掘削部側に土砂取入
口6を臨ませたスクリューコンベア7が設けられてお
り、矩形状のカッタヘッド4によって切削された土砂
は、カッタヘッド4と隔壁3との間のチャンバ8内に取
り込まれた後、スクリューコンベア7によって機外に排
出されるようになっている。この種のシールド機は、一
般に、土圧式であるが、スクリューコンベア7による止
水効果では不十分となる場合は、泥土圧式あるいは加水
式が採用される。
【0015】上記隔壁3には、カッタヘッド4を回転さ
せる駆動装置10が設けられている。すなわち、隔壁3
の中心には、軸受11,12を介して駆動軸13が回転
自在に設けられている。駆動軸13には、その軸芯14
から距離eだけ偏心して1本の支持軸15が回転自在に
取り付けられている。支持軸15の軸芯には、符号16
が付与されている。
【0016】支持軸15は、軸受17,18によって回
転自在に支持されており、その前端には、既に説明した
カッタヘッド4が固設されている。駆動軸13は、隔壁
3に設けたシール材19によってシールされ、支持軸1
5は、駆動軸13に設けたシール材20によってシール
されている。
【0017】また、隔壁3の背面側に設けた固定フレー
ム21の上辺部には、カッタヘッド位置駆動用モータ2
2が据え付けられている。このカッタヘッド位置駆動用
モータ22の回転軸に取り付けた駆動歯車23は、駆動
軸13の後端部外部周面に設けた従動歯車24に噛合し
ている。
【0018】一方、固定フレーム21の中心には、カッ
タヘッド角度調整用モータ25が据え付けられている。
カッタヘッド角度調整用モータ25の回転軸に取り付け
た駆動歯車26は、支持軸15の後端部に固設した従動
歯車27に噛合している。
【0019】図2に示すように、縦長の矩形状のシール
ド殻体2と、縦長の矩形状のカッタヘッド4および支持
軸15は、当初、駆動軸13の軸芯14を通る垂直線2
8上に位置するように設定されている。
【0020】一方、カッタヘッド角度調整用モータ25
は、図示しない制御装置によって制御され、カッタヘッ
ド4が初期姿勢を保つように支持軸15の回転角度を調
整するようになっている。
【0021】今、駆動軸13が軸芯14を中心にして時
計方向(矢印a方向)に回転すると、駆動軸13に取り
付けられている支持軸15は、駆動軸13の軸芯14を
中心とする半径eの仮想円30上を時計方向に旋回す
る。
【0022】このとき、支持軸15の従動歯車27は、
カッタヘッド角度調整用モータ25の回転軸に取り付け
た駆動歯車26と噛合しているため、支持軸15の旋回
運動に伴って時計方向(矢印b方向)に自転しようとす
る。
【0023】そこで、支持軸15が自転する角度に見合
うだけ、カッタヘッド角度調整用モータ25の駆動歯車
26を時計方向(矢印a方向)に強制的に回転させる
と、支持軸15に取り付けた従動歯車27は、反時計方
向(矢印b’方向)に回転し、時計方向に自転しなくな
る。
【0024】その結果、支持軸15、ひいては、カッタ
ヘッド4は、図3(a)及び(b),図4(a)及び
(b),図5に示すように、初期姿勢を保持したまま、
駆動軸13の軸芯14を中心とする半径eの仮想円30
上を時計方向に向けて旋回し、縦長の矩形状のシールド
トンネル32が切削される。
【0025】図6に示すように、上記シールド掘進機1
を横倒しにすると、横長のシールドトンネル32aを築
造することができる。また、カッタヘッド4を円形にす
ると、シールドトンネルの断面が円形になり、カッタヘ
ッド4を馬蹄形にすると、シールドトンネルの断面が馬
蹄形になる。
【0026】
【発明の効果】上記のように、本発明は、カッタヘッド
を支えている1本の支持軸を駆動軸に回転自在に、且
つ、偏心して取り付けたので、円形、楕円形、馬蹄形、
矩形などの任意の形状のシールドトンネルを築造するシ
ールド機でありながら、従来の多軸偏心式の駆動方式に
比べて駆動部の構造が簡素化およびコンパクト化を計る
ことが可能になった。
【0027】そのため、小口径で、且つ、自由断面のシ
ールドトンネルを築造する場合でも、シールド機内を広
くすることが可能になり、メンテナンスが容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るシールド掘進機の断面図である。
【図2】駆動装置の駆動説明図である。
【図3】(a)及び(b)はカッタヘッドの旋回説明図
である。
【図4】(a)及び(b)はカッタヘッドの旋回説明図
である。
【図5】カッタヘッドの旋回説明図である。
【図6】横長の矩形断面シールドトンネルを掘削する場
合の説明図である。
【図7】従来の自由断面掘削用シールド機の正面図であ
る。
【図8】従来の自由断面掘削用シールド機の断面図であ
る。
【符号の説明】
1 シールド掘進機 4 カッタヘッド 13 駆動軸 15 支持軸

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 任意形状のシールドトンネルを築造する
    シールド掘進機であって、カッタヘッドを支えている1
    本の支持軸を駆動軸に回転自在に、且つ、偏心して取り
    付け、更に、前記支持軸の回転角度を前記カッタヘッド
    が初期姿勢を保持するように調整することを特徴とする
    シールド掘進機。
JP2000007664A 2000-01-17 2000-01-17 シールド掘進機 Withdrawn JP2001193388A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106285709A (zh) * 2016-10-31 2017-01-04 中铁工程装备集团有限公司 一种用于硬岩矩形切削断面的偏心滚刀平动刀盘
CN116084975A (zh) * 2022-11-18 2023-05-09 盾科工程装备有限公司 一种盾构机刀盘尺

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106285709A (zh) * 2016-10-31 2017-01-04 中铁工程装备集团有限公司 一种用于硬岩矩形切削断面的偏心滚刀平动刀盘
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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20070403