JP2001192700A - 漂白剤組成物 - Google Patents

漂白剤組成物

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JP2001192700A
JP2001192700A JP2000005675A JP2000005675A JP2001192700A JP 2001192700 A JP2001192700 A JP 2001192700A JP 2000005675 A JP2000005675 A JP 2000005675A JP 2000005675 A JP2000005675 A JP 2000005675A JP 2001192700 A JP2001192700 A JP 2001192700A
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Akihito Kimura
明史 木村
Hiroshi Murakami
拡 村上
Kozo Kitazawa
宏造 北澤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】かびの再発生防止効果と貯蔵時の製品安定性に
優れ、一定期間内におけるかび除去作業の頻度を安定し
て低減できる漂白剤組成物を提供すること。 【解決手段】次亜塩素酸塩を0.1〜15重量%及び分
子中に炭素数8〜16のアルキル基を1〜2個有する四
級アンモニウム塩を0.01〜5重量%含有し、pHが
11〜14である漂白剤組成物であって、次亜塩素酸塩
1重量部に対して該四級アンモニウム塩を0.01〜1
重量部の割合で含有する漂白剤組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、住居、レストラ
ン、工場等の浴室、台所、トイレ等の床、壁、天井、目
地又はシール材等の硬質材料に発生するかびの、かび除
去処理後のかび再発生防止効果と製品安定性に優れた漂
白剤組成物に関するものであり、さらに詳しくは硬質材
料上のかびの、かび除去処理後のかび再発生防止性に優
れ、その結果一定期間内におけるかび除去作業の頻度を
著しく低減でき、かつ製品の貯蔵安定性に優れた漂白剤
組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】住居等の浴室、台所、トイレ等の床、
壁、天井、目地又はシール材等の硬質材料に発生するか
びは、硬質材料そのものが有機物を含む場合は硬質材料
そのもの又は硬質材料上に付着した有機物を栄養源と
し、空気と適度な湿気存在下で生育する。硬質材料上に
付着した有機物としては例えば浴室等で使用した石鹸等
の洗剤や洗い落とされた皮脂等の有機物、手垢又は空中
を浮遊する人体、動物、衣類、等由来の有機性ほこり等
が挙げられる。これら有機物上に、あおかび、くろかび
等に代表されるかびが発生するとその部分が胞子等によ
り変色し、外観や美観又は生活空間の衛生環境を損なう
ため、従来は次亜塩素酸ソーダーに代表される漂白剤組
成物を用い、かび除去をしていた(特開平1−2498
96号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、次亜塩素酸ソ
ーダー等でかびが一端漂白除去されても、その除去が不
完全であったり、硬質材料上に石鹸等の洗剤や皮脂等の
有機物が残留していたり、また油脂やほこり等の有機物
が硬質材料表面に新たに付着すると、再度かびが発生す
る。このためかび除去作業を短期間に繰り返し行わなけ
ればならないと言う問題を抱えていた。また、かびの再
発生防止のためにかび防止剤等の有機物を配合すると次
亜塩素酸塩が分解し、貯蔵時の製品安定性が得られない
という問題を抱えていた。このため、かびの再発生防止
効果と貯蔵時の製品安定性に優れ、一定期間内における
かび除去作業の頻度を安定して低減できる漂白剤組成物
の出現か望まれていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明の要旨は、
〔1〕次亜塩素酸塩を0.1〜15重量%及び分子中に
炭素数8〜16のアルキル基を1〜2個有する四級アン
モニウム塩を0.01〜5重量%含有し、pHが11〜
14である漂白剤組成物であって、次亜塩素酸塩1重量
部に対して該四級アンモニウム塩を0.01〜1重量部
の割合で含有する漂白剤組成物、〔2〕次亜塩素酸塩を
0.3〜7重量%及び分子中に炭素数8〜16のアルキ
ル基を1〜2個有する四級アンモニウム塩を0.05〜
5重量%含有し、pHが12.5〜14である漂白剤組
成物であって、次亜塩素酸塩1重量部に対して該四級ア
ンモニウム塩を0.05〜0.7重量部の割合で含有す
る漂白剤組成物、〔3〕分子中に炭素数4〜18のアル
キル基を1〜2個有するアミンオキサイドを0.01〜
10重量%さらに含有する前記〔1〕又は〔2〕記載の
漂白剤組成物、〔4〕前記〔1〕〜〔3〕いずれか記載
の漂白剤組成物で硬質材料表面を処理する、かび除去方
法、並びに〔5〕前記〔1〕〜〔3〕いずれか記載の漂
白剤組成物で硬質材料表面を処理する、かび発生防止方
法、に関するものである。
【0005】
【発明の実施の形態】次亜塩素酸塩はその強い酸化作用
によってかび汚れを漂白し、かびを取り除く作用を示
す。次亜塩素酸塩としては、例えば次亜塩素酸のNa、
K、Li、Ca、Mg塩等が挙げられる。次亜塩素酸塩
は一種を単独で用いても良く、二種以上を併用しても良
い。
【0006】次亜塩素酸塩は、かび取り性を確保する観
点から漂白剤組成物中に0.1重量%以上含有される。
また、製造時や使用時の人体等に対する危険性を低減さ
せる観点から15重量%以下の含有量が好ましい。即
ち、かび取り性及び安全性を確保する観点から次亜塩素
酸塩の含有量は0.1〜15重量%であり、0.3〜7
重量%が好ましく、0.5〜3重量%がより好ましい。
【0007】本発明の組成物には、分子中に炭素数8〜
16のアルキル基を1〜2個有する四級アンモニウム塩
が含有される。かかる四級アンモニウム塩を漂白剤組成
物が含有することにより、かびの再発生を防止すること
ができるため、好ましい。これは、かび除去作業後の硬
質材料表面を疎水化し、水滴又は水分の付着を抑制して
乾燥雰囲気を形成することによるものと考えられる。ま
た、かかる四級アンモニウム塩そのものもかび発生抑制
効果を有し、かびの発生を防止する。
【0008】かび防止効果を発揮する観点から、分子中
の炭素数8〜16のアルキル基の数は1以上が好まし
く、溶解性の観点から2以下が好ましい。
【0009】本発明に使用される四級アンモニウム塩の
アルキル基の炭素数は、かびの再発生防止の観点から、
10〜14がより好ましい。アルキル基の具体例として
は、デシル基、ドデシル基、トリデシル基、ヘキサデシ
ル基及びイソトリデシル基が挙げられる。
【0010】四級アンモニウム塩における陰イオン成分
としては、塩化物イオン、硫酸イオン、水酸化物イオ
ン、リン酸イオン等が挙げられる。
【0011】分子中に炭素数8〜16のアルキル基を1
〜2個有する四級アンモニウム塩としては、ラウリルト
リメチルアンモニウムクロライド、デシルトリメチルア
ンモニウムメトサルフェート、セチルトリメチルアンモ
ニウムリン酸塩、オクチルトリメチルアンモニウムクロ
ライド、ラウリルジメチルベンジルアンモニウムクロラ
イド、ヘキサデシルジメチルベンジルアンモニウムハイ
ドロオキサイド、ジデシルジメチルアンモニウムクロラ
イド、ジココイルジメチルアンモニウムクロライド等が
挙げられる。分子中に炭素数8〜16のアルキル基を1
〜2個有する四級アンモニウム塩は一種を単独で用いて
も良く、二種以上を併用しても良い。
【0012】漂白剤組成物中における、本発明に使用さ
れる四級アンモニウム塩の含有量は、かびの再発生防止
の観点から0.01〜5重量%である。かびの再発生防
止効果を得る観点から0.01重量%以上が好ましく、
コストパフォーマンスの観点から5重量%以下が好まし
い。かびの再発生防止及び経済性の観点から0.05〜
5重量%が好ましく、0.1〜3重量%がより好まし
い。
【0013】本発明の漂白剤組成物は、貯蔵時の製品安
定性を確保する観点から次亜塩素酸塩1重量部に対して
分子中に炭素数8〜16のアルキル基を1〜2個有する
四級アンモニウム塩を0.01〜1重量部の割合で含有
する。
【0014】かびの再発生を防止し、かつ貯蔵時の製品
安定性を確保する観点から次亜塩素酸塩1重量部に対し
て上記四級アンモニウム塩は0.01重量部以上が好ま
しく、次亜塩素酸塩の分解を抑える観点から次亜塩素酸
塩1重量部に対して上記四級アンモニウム塩は1重量部
以下が好ましい。さらに、上記四級アンモニウム塩の含
有量は、次亜塩素酸塩1重量部に対して0.05〜0.
7重量部がより好ましく、0.05〜0.5重量部が特
に好ましい。
【0015】貯蔵時の製品安定性をより高める観点から
漂白剤組成物のpHは11〜14であり、12〜14が
好ましく、12.5〜14がより好ましく、13〜1
3.8が特に好ましい。次亜塩素酸塩や上記四級アンモ
ニウム塩の分解を抑える観点から漂白剤組成物のpHは
11以上が好ましく、製造時や使用時の人体等に対する
安全性の観点からpHは14以下が好ましい。
【0016】漂白剤組成物のpHを11〜14にするた
めには、有機又は無機のアルカリが用いられるが、製品
安定性の観点から無機アルカリを使用することが好まし
い。無機アルカリとしては、アルカリ金属の水酸化物、
酸化物、ケイ酸塩、炭酸塩、リン酸塩、ホウ酸塩等が挙
げられ、具体例としては、例えば水酸化ナトリウム、水
酸化カリウム、ケイ酸ナトリウム、炭酸ナトリウム等が
挙げられる。アルカリは一種を単独で用いても良く、二
種以上を併用しても良い。上記より、本発明の漂白剤組
成物の好ましい組成の一例としては、次亜塩素酸塩を
0.3〜7重量%及び分子中に炭素数8〜16のアルキ
ル基を1〜2個有する四級アンモニウム塩を0.05〜
5重量%含有し、pHが12.5〜14である漂白剤組
成物であって、次亜塩素酸塩1重量部に対して該四級ア
ンモニウム塩を0.05〜0.7重量部の割合で含有す
る漂白剤組成物が挙げられる。
【0017】本発明の漂白剤組成物は、次亜塩素酸塩を
0.1〜15重量%及び分子中に炭素数8〜16のアル
キル基を1〜2個有する四級アンモニウム塩を0.01
〜5重量%含有し、pHが11〜14であって、次亜塩
素酸塩1重量部に対して該四級アンモニウム塩が0.0
1〜1重量部存在することの、含有量、配合比率及びp
Hの項目を全て満たすことが、かび除去性、かび発生防
止性及び製品安定性の性能を合わせて得る観点から好ま
しい。
【0018】本発明の漂白剤組成物に、分子中に炭素数
4〜18のアルキル基を1〜2個有するアミンオキサイ
ドをさらに含有したものは、かびの再発生防止性が更に
向上しているものであるため、好ましい。かびの再発生
防止性の観点から、分子中の炭素数4〜18のアルキル
基の個数は1以上が好ましく、2以下が好ましい。かか
るアルキル基の炭素数は、かびの再発生防止性の観点か
ら、6〜16がより好ましく、10〜14が更に好まし
い。
【0019】かかるアミンオキサイドの具体例として
は、例えばブチル、ヘキシル、オクチル、2−エチルヘ
キシル、デシル、ラウリル、トリデシル、ステアリル、
オレイル等のアルキル基を有するアルキルジメチルアミ
ンオキサイドやジアルキルメチルアミンオキサイド又は
シクロヘキシル、ベンジル等の環状アルキル基を有する
ジメチルアミンオキサイド等が挙げられる。アミンオキ
サイドは一種を単独で使用しても良く、二種以上を使用
しても良い。
【0020】上記アミンオキサイドの含有量は0.01
〜10重量%が好ましく、0.1〜10重量%がより好
ましく、0.1〜5重量%が特に好ましい。かびの再発
生防止効果を発揮させる観点から0.01重量%以上が
好ましく、コストパフォーマンスの観点から10重量%
以下が好ましい。
【0021】本発明の漂白剤組成物は、上記の各成分と
水等を混合することによって調製することができる。本
発明の漂白剤組成物に使用する水は、製品安定性及びか
び除去性の観点から、イオン交換樹脂等で水中の金属イ
オンや陰イオンを1mg/L以下に除去した精製水が好
ましい。本発明の漂白剤組成物には必要に応じ、各種界
面活性剤やシリコンオイル等の消泡剤等を加えることが
できる。
【0022】本発明の漂白剤組成物は一般家庭、ホテ
ル、レストラン又は食品加工工場等の企業の設備に発生
するかびの除去及びかびの発生防止に好ましく使用する
ことができる。かびの発生する部位の具体例としては、
浴室、台所、トイレ等の床、壁、ガラス、戸、天井、目
地やシール材又は冷蔵庫のシール部、洗濯機の中、空調
機のフィルター等が挙げられる。本発明の漂白剤組成物
はそれらに用いられたセメント、しっくい、タイル、金
属等の無機材料上又はプラスチックやゴム、繊維、木材
等の有機材料上といった硬質材料表面上のかびのかび取
り及びかびの発生防止に好ましく使用することができ
る。
【0023】本発明のかび除去方法としては、まず、本
発明の漂白剤組成物中に浸漬する方法、漂白剤組成物を
噴射器等で噴射又は散布する方法、雑巾等の布や刷毛に
染み込ませ塗布する方法、漂白剤組成物を増粘させてチ
ューブのノズルから塗布する方法等により硬質材料表面
を処理し、次いで希望の漂白度が得られるまで一定時間
放置し、その後硬質材料表面に残留する漂白剤組成物を
水又は水を浸した布等で除去し、最後に風乾又は送風し
ながら乾燥する方法が挙げられる。
【0024】本発明のかび発生防止方法としては、前記
のかび除去方法と同様の方法で処理する方法が挙げられ
る。
【0025】本発明の漂白剤組成物を用いたこのような
かび除去方法により、目的とするかび除去性とかび発生
防止性を両立して得ることができる。
【0026】
【実施例】1.試験板の作成 縦5cm、横5cm、厚さ1mmのシリコン樹脂板を用
意した。この樹脂板の白度を測定し、初期白度とした。
ここで、樹脂板の白度は、ハンディー色差計「NR−3
000」(日本電色工業(株)製)を使用して求めた。
この樹脂板にカルシウム石鹸を0.05g/cm2 の割
合で付着させた。これに、浴室内から採取したかびを、
脱脂綿を使って塗り付けて付着させ、30℃恒温槽に入
れて2週間放置してかびを発生させた。これを試験板と
した。
【0027】2.漂白剤組成物の調製 各成分を混合して漂白剤組成物を調製した。表1及び表
2に、本発明品(実施例1〜9)及び比較品(比較例1
〜4)の漂白剤組成物の組成(重量%)を示す。漂白剤
組成物のpHを48重量%苛性ソーダ又はクエン酸を用
い調整した。
【0028】
【表1】
【0029】
【表2】
【0030】3.かび除去性試験 水平に置いた試験板上に、約2.5gの漂白剤組成物を
トリガー付きの噴射器で塗布し、次いで塗布後の試験板
を10分間放置した。その後、浸漬水洗し、風乾した。
風乾処理後の試験板の白度を測定し、次式よりかび除去
率を求めた。 かび除去率(%)=(風乾処理後の白度÷初期白度)×
100
【0031】なお、浸漬水洗は、15cm×15cm×
5cmのステンレス製バスにイオン交換水(室温)を満
たし、そこに水洗対象物を10秒間浸漬する方法で行っ
た。
【0032】4.かび発生防止試験 上記の風乾処理後の試験板(試験板1とする。)と、こ
れとは別に用意した試験板とを30℃恒温槽に入れ、2週
間放置した。放置後の試験板1上に再発生していた、
「かびの生えている面積」を目視により求めた。そし
て、次式より面積率を求めた。 面積率(%)=〔(かびの生えている面積)÷(試験板
1の面積)〕×100 得られた面積率から、次式によりかび発生防止率を算出
した。 かび発生防止率(%)=100−面積率(%)
【0033】5.製品安定性試験 漂白剤組成物500gを500mLのポリプロピレン製
ポリ容器に入れ、40℃恒温槽に2週間放置した。この
操作を放置試験とした。放置試験開始直後の漂白剤組成
物中の有効塩素濃度と、放置試験後の漂白剤組成物中の
有効塩素濃度とをヨウ素滴定法で測定した。ここでヨウ
素滴定法とは、一定量の漂白剤組成物にヨウ化カリウム
と酢酸を加えてヨウ素を遊離させ、チオ硫酸ナトリウム
標準液で滴定し有効塩素の量を測定する方法である。そ
して、次式により漂白剤組成物中の次亜塩素酸塩の分解
安定性を求めた。分解安定性の大きいほど製品安定性が
良いことを示す。 次亜塩素酸塩の分解安定性(%)=〔(放置試験後の有
効塩素濃度)÷(放置試験直後の有効塩素濃度)〕×1
00
【0034】6.評価結果 漂白剤組成物のかび除去率、かび発生防止率及び製品安
定性試験結果を表1、2に示す。かび除去率、かび発生
防止率については、放置試験直後の漂白剤組成物と放置
試験後の漂白剤組成物とを用い評価した。
【0035】本発明の実施例1〜9は、放置試験前はも
ちろんのこと、放置試験後においても優れたかび除去性
及びかび発生防止性を示すことが判る。
【0036】一方、比較例1や4のように、四級アンモ
ニウム塩が含有されていないか、あるいは含有されてい
てもその含有量が所定量以下の組成物は、かび発生防止
効果が得られない。比較例2のように次亜塩素酸塩の重
量1に対する四級アンモニウム塩の重量が1以上になる
と次亜塩素酸塩の分解が進んで製品安定性が損なわれ、
四級アンモニウム塩をも分解して、かび除去効果もかび
発生防止効果も得られなくなる。また、比較例3は次亜
塩素酸ソーダや四級アンモニウム塩の含有量、又は次亜
塩素酸塩に対する四級アンモニウム塩の重量配合比は本
発明の漂白剤組成物の範囲内にあるが、pHが10.5
と外れているため、次亜塩素酸塩の分解が進んで製品安
定性が損なわれ、四級アンモニウム塩も分解し、かび取
り効果も防かび性も得られなくなる。
【0037】
【発明の効果】本発明の漂白剤組成物は、一般家庭、ホ
テル、レストラン、食品加工工場等の浴室、台所、トイ
レ、等の床、壁、ガラス、戸、天井、目地やシール材又
はフィルター等の硬質材料上に発生するかびに対し、優
れたかび除去性及びかび再発生防止性を有するため、か
び除去作業頻度を著しく減らすことができる。また、本
発明の漂白剤組成物は製品の貯蔵安定性に優れているた
め、長期間保存しても、かび除去効果と防かび効果を安
定的に得ることができる。
フロントページの続き (72)発明者 北澤 宏造 大阪市福島区野田6丁目5番77号 攝津製 油株式会社研究室内 Fターム(参考) 4H003 AC15 AE05 BA12 DA05 DA07 DA08 DB01 EA20 EA21 EB08 ED02 EE08 FA33 FA44

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次亜塩素酸塩を0.1〜15重量%及び
    分子中に炭素数8〜16のアルキル基を1〜2個有する
    四級アンモニウム塩を0.01〜5重量%含有し、pH
    が11〜14である漂白剤組成物であって、次亜塩素酸
    塩1重量部に対して該四級アンモニウム塩を0.01〜
    1重量部の割合で含有する漂白剤組成物。
  2. 【請求項2】 次亜塩素酸塩を0.3〜7重量%及び分
    子中に炭素数8〜16のアルキル基を1〜2個有する四
    級アンモニウム塩を0.05〜5重量%含有し、pHが
    12.5〜14である漂白剤組成物であって、次亜塩素
    酸塩1重量部に対して該四級アンモニウム塩を0.05
    〜0.7重量部の割合で含有する漂白剤組成物。
  3. 【請求項3】 分子中に炭素数4〜18のアルキル基を
    1〜2個有するアミンオキサイドを0.01〜10重量
    %さらに含有する請求項1又は2記載の漂白剤組成物。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3いずれか記載の漂白剤組成
    物で硬質材料表面を処理する、かび除去方法。
  5. 【請求項5】 請求項1〜3いずれか記載の漂白剤組成
    物で硬質材料表面を処理する、かび発生防止方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6482791B2 (en) 2001-02-15 2002-11-19 Kao Corporation Liquid bleach cleaner composition comprising hypochlorous acid
JP2012136636A (ja) * 2010-12-27 2012-07-19 Kao Corp 食品加工設備及び/又は調理設備用洗浄剤組成物
DE102017124006A1 (de) * 2017-10-16 2019-04-18 Oliver Ganzenmüller Lösung, System und Verfahren zur Entfernung von Schimmel
JP2019218436A (ja) * 2018-06-15 2019-12-26 株式会社トクヤマ 4級アルキルアンモニウムイオン、亜塩素酸イオン、及び次亜塩素酸イオンを含む酸化性組成物

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