JP2001192489A - 木粉高充填発泡性樹脂組成物及び発泡成形体 - Google Patents
木粉高充填発泡性樹脂組成物及び発泡成形体Info
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Abstract
で含有しながら、優れた発泡性及び成形性が確保できる
木粉高充填発泡性樹脂組成物及びその発泡成形体を提供
するにある。 【解決手段】 非塩素系の熱可塑性樹脂50〜10重量
%と、木粉50〜90重量%と、上記2成分の合計量を
基準として、発泡剤0.1〜10重量%と、平均分子量
が50万〜500万の高分子アクリル系加工助剤1〜4
0重量%とからなることを特徴とする木粉高充填発泡性
樹脂組成物。
Description
樹脂組成物及び発泡成形体に関するものであり、より詳
細には木粉が高濃度で充填され、木に近い風合い乃至触
感を有し、釘打ち、鋸などの施工が容易であり、軽量で
加工性にも優れた発泡成形体及びこの発泡成形体を製造
するための非塩素系の熱可塑性樹脂組成物に関する。
物は古くから種々提案されている。例えば、特公昭62
−41612号公報には、低酢酸ビニル含有量の塩化ビ
ニル−酢酸ビニル共重合体樹脂、液状可塑剤、高酢酸ビ
ニル含有量の塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂、木
粉及び安定剤よりなる混合物を押出法によってシート状
に成形し、扁平状に延伸された気泡を内蔵せしめてなる
木粉を高充填した塩化ビニル樹脂系組成物が記載されて
いる。
ニル成分を主体とし、エチレン成分を2〜20重量%含
む塩化ビニル系共重合体100重量部と木質粉末10〜
175重量部を含み、該木質粉末が、上記塩化ビニル系
共重合体用安定剤及び/または熱分解型発泡剤と予め予
備混合されたものであることを特徴とする発泡用樹脂組
成物が記載されている。
(A)塩化ビニル系樹脂100重量部、(B)メチルメ
タクリレート単位を60重量%以上含有し、共重合体の
ガラス転移点が50〜90℃で、かつ比粘度が1.5〜
4.0であるメチルメタクリレート系共重合体7〜30
重量部、(C)熱分解型発泡剤0.1〜3.0重量部、
及び(D)平均粒径50〜500μmの木粉5〜150
重量部を配合して成る塩化ビニル系樹脂組成物が記載さ
れている。
脂に木粉を配合した例としては、特開平9−40878
号公報に記載された熱可塑性樹脂組成物が知られてお
り、スチレン系樹脂等の熱可塑性樹脂20〜95重量%
及び木粉5〜80重量%の合計100重量部に対して、
少なくとも1種の官能基を有する平均分子量300〜1
0000の化合物または重合体1〜40重量部を配合し
たものが用いられている。
の量で高充填した樹脂成形体では、木よりも比重が高
い、耐衝撃性に乏しく、木のように釘打ちができない等
の問題があり、それを解決する手段として、この樹脂組
成物を発泡させることが考えられる。
させようとする試みは、木粉の充填量が低い場合には成
功しているとしても、木粉を50重量%以上の高濃度で
充填した場合では、未だ満足すべき発泡体を得るに至っ
ていない。
泡成形により行われるが、この溶融発泡成形では、ポリ
マーに気体が導入され且つこの中に気体が分散する過程
(以下単に気体の分散過程とも呼ぶ)及びその気体(気
泡粒)を発泡させて気泡へ成長させる過程(以下単に気
泡の成長過程とも呼ぶ)を経て、発泡体の形成が行われ
る。
では、前記分散過程において気体を導入し且つ分散させ
るに必要な樹脂分が確保できないために溶融発泡成形が
もともと困難であり、前記成長過程においても、樹脂組
成物のメルトテンションが殆どなく、溶融時の樹脂の伸
びがないため、発泡セルが成長できず破泡するという問
題がある。更に、成形性の点でも、発泡成形体の表面が
荒れて成形が困難である。
品では、その廃棄処理に際して環境汚染を引き起こすお
それがあることから、その代替となる非塩素系樹脂成形
品の開発が求められており、これは木粉充填樹脂組成物
の場合にも全く同様である。
塑性樹脂中に木粉を高充填量で含有しながら、優れた発
泡性及び成形性が確保できる木粉高充填発泡性樹脂組成
物及びその発泡成形体を提供するにある。本発明の他の
目的は、木粉が高充填されていながら、有効に発泡が行
われ、その結果として比重が小さく抑えられて、軽量化
されており、木に近い風合いや触感、更には吸音性、保
温性、吸湿性乃至保湿性等の特性を兼ね備えていて、優
れた釘打ち性や切断時の快削性を有し、更に線膨張率も
低いレベルに抑制されている木粉高充填発泡成形体を提
供するにある。
系の熱可塑性樹脂50〜10重量%、好適には40〜2
0重量%と、木粉50〜90重量%、好適には60〜8
0重量%と、上記2成分の合計を基準として、発泡剤
0.1〜10重量%、好適には0.2〜5重量%と、平
均分子量が50万〜500万の高分子アクリル系加工助
剤1〜40重量%、好適には5〜25重量%とからなる
ことを特徴とする木粉高充填発泡性樹脂組成物が提供さ
れる。本発明の樹脂組成物においては、非塩素系の熱可
塑性樹脂がポリプロピレン、ポリエチレン或いはABS
樹脂であることが好ましく、また高分子アクリル系加工
助剤の平均分子量(重量平均分子量)が200万〜40
0万のものであることが好ましい。本発明によればま
た、上記樹脂組成物を発泡成形してなることを特徴とす
る木粉高充填発泡成形体が提供される。本発明によれば
更に、上記木粉高充填発泡樹脂成形体を芯材とし、その
表面を非塩素系の熱可塑性樹脂で被覆したことを特徴と
する積層体が提供される。この積層体において、被覆の
非塩素系の熱可塑性樹脂がポリプロピレンまたはポリエ
チレンであり、アクリル系PTFE(ポリテトラフルオ
ロエチレン)相溶化剤を混入されていることが好まし
い。
成物は、非塩素系の熱可塑性樹脂50〜10重量%と、
木粉50〜90重量%と、上記2成分の合計を基準とし
て、発泡剤0.1〜10重量%とを含有してなるが、こ
の樹脂組成物に平均分子量が50万〜500万の高分子
アクリル系加工助剤1〜40重量%を組み合わせたこと
が本発明の特徴である。
で含有する樹脂組成物、即ち木粉を高充填量で含有する
発泡性樹脂組成物では、溶融発泡成形の初期から成形体
表面での破泡を生じ、発泡体の成形すら困難となる(後
述する比較例1及び2参照)。即ち、一般に溶融発泡成
形では、気体の分散過程及び気泡の成長過程を経て発泡
成形が行われることは、既に指摘したとおりであるが、
木粉高充填発泡性樹脂組成物では、この気体の分散すら
円滑に進行せず、況や気泡の成長などは到底期待し得な
いのである。
平均分子量(Mw)が50万〜500万の高分子アクリ
ル系加工助剤を1〜40重量%の量で組み合わせると、
各実施例に示すとおり、後述する優れた組合せ特性を有
する木粉高充填発泡樹脂成形体が、優れた成形性を以て
得られるのである。これは、配合した高分子アクリル系
加工助剤が、溶融樹脂中への気泡の分散を助長し、しか
も気泡の成長を維持するように作用するためである。
程においては、気体の微細且つ一様な分散が可能となる
ように溶融樹脂の流動性が十分に高いことが必要であ
り、一方、気泡の成長過程においては逆に、溶融樹脂セ
ル中に気泡を閉じこめておくに十分な高い粘弾性が必要
となる。本発明に用いる非塩素系の熱可塑性樹脂、木粉
及び高分子アクリル系加工助剤の組合せでは、上記の相
対立する要求が満足されているものと認められる。
配合量が少ないにもかかわらず、発泡倍率を高めること
が可能となり、そのため、成形品の比重を下げ、成形品
の軽量化が可能となる。
形品中に微細な発泡セルが均一に形成されている組織を
有するため、この成形体はクッション性に富んでおり、
通常の木材と同様に釘打ちが可能である。また、成形品
中の上記組成及び上記セル組織に関連して、切断時に快
削性に優れており、例えば鋸による切断が容易に可能で
ある。
織に関連して、木に近い風合い、感触、更には吸音性、
保温性、吸湿性乃至保湿性等が得られ、木の良い特徴が
得られる。更に、成形品の線膨張率を低く抑えることが
可能となり、例えばl.0×10 −5程度の線膨張率を
達成することができる。
富んでおり、また廃棄処理も容易であり、環境にも優し
い素材であるという利点がある。
としては、非塩素系の熱可塑性樹脂、例えば低密度ポリ
エチレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ
1−ブテン、ポリ4−メチル−1−ペンテンあるいはエ
チレン、ピロピレン、1−ブテン、4−メチル−1−ペ
ンテン等のα−オレフィン同志のランダムあるいはブロ
ック共重合体等のポリオレフィン;エチレン・酢酸ビニ
ル共重合体、エチレン・アクリル共重合体、アイオノマ
ー等のエチレン系共重合体;ポリスチレン、耐衝撃性ポ
リスチレン、アクリロニトリル・スチレン共重合体(A
S)、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン共重合
体(ABS)、α−メチルスチレン・スチレン共重合体
等のスチレン系樹脂;ナイロン6、ナイロン6−6、ナ
イロン6−10、ナイロン11、ナイロン12等のポリ
アミド;ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテ
レフタレート等の熱可塑性ポリエステル、ポリカーボネ
ート、ポリフエニレンオキサイド等あるいはそれらの混
合物などが挙げられる。
て、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン系共重合
体(ABS)を挙げることができる。ABS樹脂は、そ
れ自体成形性、耐衝撃性、剛性、引張強度、光沢等の諸
特性に優れた汎用樹脂であると共に、木粉高充填発泡樹
脂成形体の用途に特に適している。即ち、結晶性熱可塑
性重合体では、温度上昇に伴い急激な溶融粘度の低下が
生じるため、発泡適性粘度範囲が狭いという傾向が見ら
れるが、上記ABS樹脂は典型的な非晶質ポリマーであ
って、温度上昇に伴う粘度低下が比較的緩やかであり、
発泡適性粘度範囲が広いという利点を有しており、従っ
て、本発明の木粉充填発泡樹脂成形体の製造に有利に使
用しうる。
質の目的で、PSをアクリロニトリル(AN)及びポリ
ブタジエン(B)で共重合変性したもので、AN含有量
が一般に20乃至40重量%、特に25乃至35重量
%、及びポリブタジエンの含有量は、一般に5乃至70
重量%、特に10乃至30重量%の範囲にあるのものが
入手容易である。AS樹脂では、AN含有量の増大に伴
って、耐薬品性が向上し、他に剛性、引張強度、荷重撓
み温度、表面硬度、バリアー性、耐光性が向上し、逆に
流動性、熱安定性が低下する。したがって、要求される
特性に応じて、所定のAN含有量のものを選択し、用い
ることができる。また、ABS樹脂は、上記AS樹脂
に、ポリブタジエンをゴム成分として分散させ補強させ
たものであり、一層向上した耐衝撃性、剛性、引張強
度、光沢を有している。このABS樹脂においては、A
S樹脂の連続相中にポリブタジエンの粒子が分散層とし
て分散した構造を有し、粒子径は微細であって、一般に
0.1乃至0.9μmの範囲にある。ABS樹脂のグレ
ードには、光沢グレード、良流動グレード、押出グレー
ド、超耐熱グレード、ブローグレードなどの各種のもの
が知られており、目的に応じてこれらのグレードのもの
を選択使用することができる。一般に、メルトフローレ
ート(JIS K7210)は1〜70g/10分の範
囲にあるものが使用される。
樹脂として、ポリプロピレン系樹脂があげられる。ポリ
プロピレン系樹脂は結晶性ポリマーであり、先に指摘し
たとおり、溶融粘度の温度依存性が大きいため、溶融発
泡の難しいポリマーであるが、本発明によれば、高分子
アクリル系加工助剤との組み合わせにより、木粉高充填
状態においても、優れた発泡成形体を製造することが可
能となる。
クティック構造のものでも、シンジオタクティック構造
のものでも使用でき、ホモポリプロピレンの他に、ラン
ダム共重合ポリプロピレンや、ブロック共重合ポリプロ
ピレンが使用される。用いるポリプロピレン系樹脂は、
一般に融点が140乃至170℃の範囲にあり、且つメ
ルトフローレート(JIS K7210)が0.5〜6
0g/10分の範囲にあることが望ましい。
体の用途に応じて各種のものを選択することができ、例
えば耐熱性や剛性が要求される用途にはホモポリプロピ
レンを使用でき、耐衝撃性が要求される用途にはランダ
ム共重合ポリプロピレンやブロック共重合ポリプロピレ
ンが使用される。これらの共重合体におけるコモノマー
としては、プロピレン以外のオレフィン類、例えばエチ
レン、1−ブテンの1種或いは2種以上の組合せが挙げ
られる。
塑性樹脂として、ポリエチレン系樹脂が挙げられる。ポ
リエチレン系樹脂としては、密度が0.90乃至0.9
7g/cm3の範囲にあり且つメルトフローレート(J
IS K7210)が0.06〜45g/10分の範囲
にあるものが適している。
エチレン(HDPE)、中密度ポリエチレン(MDP
E)、低密度ポリエチレン(LDPE)、線状低密度ポ
リエチレン(LLDPE)等が単独或いは2種以上の組
合せで使用される。
シュサイズ以下(150μm以下)のものが使用され、
例えば針葉樹、広葉樹、ラワン材等の任意の木材の粉末
が使用され、製材の際副生する鋸屑、鉋屑等もボールミ
ル粉砕等で粉末化して使用できる。
炭酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、重炭酸アンモニウ
ム、炭酸アンモニウム、亜硝酸アンモニウムなどの無機
発泡剤;N,N'−ジメチル−N,N'−ジニトロソ・テレフタ
ルアミド、N,N'−ジニトロソ・ペンタメチレン・テトラ
ミンなどのニトロソ化合物;アゾジカルボンアミド、ア
ゾジカルボキサミド、アゾビスイソブチロニトリル、ア
ゾシクロヘキシルニトリル、アゾジアミノベンゼン、バ
リウム・アゾジカルボキシレートなどのアゾ化合物;ベ
ンゼンスルホニルヒドラジド、トルエンスルホニルヒド
ラジド、P,P'−オキシビス(ベンゼンスルホニルヒドラ
ジド)、ジフェニルスルホン−3,3'−ジスルホニルヒド
ラジドなどのスルホニルヒドラジド化合物;カルシウム
アジド、4,4'−ジフェニルジスルホニルアジド、p−ト
ルエンスルホニルアジドなどのアジド化合物などをあげ
ることができる。なかでもニトロソ化合物、アゾ化合物
およびアジド化合物が好ましく使用される。また必要に
応じて発泡剤と併用して発泡助剤を使用してもよい。発
泡助剤とは、発泡剤の分解温度の低下、分解促進、気泡
の均一化などの働きをする添加剤である。発泡助剤とし
ては、サルチル酸、フタル酸、ステアリン酸などの有機
酸;尿素およびその誘導体などをあげることができる。
高分子アクリル系樹脂としては、平均分子量(Mw)が
50万〜500万、特に200万〜400万のアクリル
樹脂が使用される。このアクリル樹脂はポリメチルメタ
クリレート(PMMA)からなることが、発泡体の耐熱
性や物性の点で好適であるが、メチルメタクリレートを
主体とし、他の単量体成分の少量を共単量体として含有
する共重合体であってもよい。
量体としては、例えば、アクリル酸メチル、(メタ)ア
クリル酸エチル、(メタ)アクリル酸イソプロピル、
(メタ)アクリル酸n−ブチル、(メタ)アクリル酸イ
ソブチル、(メタ)アクリル酸n−アミル、(メタ)ア
クリル酸イソアミル、(メタ)アクリル酸n−ヘキシ
ル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル、(メタ)
アクリル酸n−オクチル等のエステル系単量体を挙げる
ことができる。ただし上記の(メタ)アクリル酸とはア
クリル酸もしくはメタクリル酸を示す。また、スチレ
ン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン、アクリロニ
トリル、メタクリロニトリル、酢酸ビニル等のアクリル
系以外の単量体を含有していてもよい。更に、この高分
子アクリル系加工助剤は、官能基含有単量体成分の少量
を含有していてもよく、官能基含有単量体成分として
は、カルボキシル基、その塩の基、アミド基、水酸基、
アミノ基、エポキシ基、メチロール基、及びエーテル化
メチロール基を有するものであり、具体的には次のもの
が挙げられる。 エチレン系不飽和カルボン酸またはその無水物;アクリ
ル酸、メタクリル酸、クロトン酸、マレイン酸、フマル
酸、イタコン酸、シトラコン酸、無水マレイン酸、無水
イタコン酸等。 アミド基含有モノマー;(メタ)アクリルアミド等。 水酸基含有モノマー;ビニルアルコール、(メタ)アク
リル酸ヒドロキシエチルエステル、(メタ)アクリル酸
ヒドロキシプロピルエステル、アクリル酸プロピレング
リコールモノエステル等。 アミノ基含有モノマー;(メタ)アクリル酸ジメチルア
ミノエチル、(メタ)アクリル酸t−ブチルアミノエチ
ル、ビニルピリジン、2−ビニル−5−エチルピリジ
ン、(メタ)アクリル酸オキサゾリルエチル、(メタ)
アクリル酸ヒドロキシエチルアミノエチル等。 エポキシ基含有モノマー;(メタ)アクリル酸グリシジ
ルエーテル、アリルグリシジルエーテル、ブタンモノオ
キシド等。 メチロール基及びエーテル化メチロール基を有するモノ
マー;(メタ)アクリルアミドのジメチロール化物や、
そのエーテル化物、例えばエチルエーテル化物或いはブ
チルエーテル化物等。 これらの官能基含有モノマーはアクリル系樹脂中に、ラ
ンダム共重合体、グラフト共重合体、ブロック共重合体
の形で存在することができる。
は、溶融発泡成形や形成される発泡体の物性の点から、
前述した範囲の分子量を有するのがよく、前述した範囲
の分子量を有していれば、破泡や表面の荒れなしに溶融
発泡成形を円滑に行えると共に、形成される発泡成形体
は軽量であり、また釘打ち性、快削性、耐熱性などにも
優れている。
組成物は、二成分基準で、熱可塑性樹脂50〜10重量
%、特に40〜20重量%と、木粉50〜90重量%、
特に60〜80重量%とを含有する。更に、上記二成分
基準で、発泡剤0.1〜10重量%、特に0.2〜5重
量%と、高分子アクリル系加工助剤1〜40重量%、特
に5〜25重量%とを含有する。
内にあれば、木粉が高充填されていながら、有効に発泡
が行われ、その結果として比重が小さく抑えられて、軽
量化されており、木に近い風合いや触感等の特性を兼ね
備えていて、優れた釘打ち性や切断時の快削性を有し、
更に線膨張率も低いレベルに抑制されている木粉高充填
発泡成形体を得ることができる。
量比で用いるべきであり、上記量比を下回ると軽量化さ
れた発泡体が得られない傾向があり、一方上記量比を上
回ると発泡体の諸物性が低下するので好ましくない。
助剤を上記の重量比で用いることも重要であり、この加
工助剤の量比が上記範囲を下回ると、円滑且つ有効な溶
融発泡成形が困難となる傾向があり、一方この量比が上
記範囲を上回ると、発泡成形体の成形性が低下したり、
発泡成形体の諸物性も低下する傾向が認められる。
着色剤、耐熱安定剤、耐候安定剤、酸化防止剤、老化防
止剤、光安定剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤、金属セッ
ケンやワックス等の滑剤、改質用樹脂乃至ゴム、等の公
知の樹脂配合剤を、それ自体公知の処方に従って配合で
きる。
ルク、各種クレイ、ケイ酸カルシウム、ケイ酸マグネシ
ウム等を配合することができ、これらの気泡調節剤は、
前記2成分基準で5〜30重量%の量で配合することが
できる。また、加工性や成形性の向上を目的として、ス
テアリン酸バリウム、ステアリン酸マグネシウム等の脂
肪酸金属石鹸、脂肪酸アミド、ポリエチレンワックス、
マイクロクリスタリンワックス等の滑剤を配合すること
ができ、これらの滑剤は前記2成分基準で1〜10重量
%の量で配合することができる。更に、木粉粒子表面の
樹脂への濡れ性を向上させ、樹脂中への分散性を高める
ために、アクリル変性されたフッ素樹脂、例えばアクリ
ル変性ポリテトラフルオロエチレン樹脂を相溶化剤とし
て用いることができる。これらの相溶化剤は、前記2成
分を基準にして0.1〜20重量%の量で用いることが
できる。この相溶化剤は、熱可塑性樹脂としてポリプロ
ピレンやポリエチレンのようなオレフィン重合体を用い
る場合に、特に有用である。
種々の着色料を配合することができる。着色料として
は、例えば二酸化チタン、カーボンブラック、ベンガ
ラ、オーカー等の無機顔料や、有機顔料を配合すること
ができ、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、水酸化
マグネシウム、シリカ、アルミナ、水酸化アルミニウム
等の充填剤を配合することもできる。
ば、前述した各成分を含有する発泡性樹脂組成物を調製
し、ついでこれを溶融発泡成形することにより、発泡成
形体を製造する。発泡性樹脂組成物の調製は、それ自体
公知の手段、例えばドライブレンドやメルトブレンド方
式で行うことができる。例えば、各成分の混合を、ブレ
ンダー、ヘンシェルミキサー等を用いてドライブレンド
で行うこともできるし、一軸或いは二軸の押出機やバン
バリーミキサー、ニーダー等を用いてメルトブレンドで
行うことができる。
同時にブレンドしてもよく、また成分を多段階にブレン
ドすることもできる。例えば、予め発泡剤を除く成分を
予備混合し、この予備混合物に発泡剤を添加してブレン
ドを続行することもできるし、また木粉と発泡剤或いは
更に他の助剤を予備混合し、この予備混合物に熱可塑性
樹脂及びアクリル系加工助剤を添加してブレンドを続行
することもできる。
うのが、操作が簡単であるため好ましい。押出成形に当
たっては、各成分をドライブレンドし、押出機のホッパ
ーにこれを供給する。押出機としては、単軸或いは二軸
のスクリューを備えたそれ自体公知の押出機が使用され
る。各樹脂成分及び発泡剤は押出機中で機械的に溶融混
練され、ダイを経て空気中へ押し出されることにより、
発泡樹脂成形体を形成する。この押出発泡成形では、各
成分の混練、押出及び発泡が一台の押出機で行われ、操
作が簡単であると共に生産性も高いという利点を有す
る。ダイから押出成形される発泡成形体は、必要によ
り、これをサイジングダイを通すことにより、寸法及び
形状を安定化させることができる。
時の樹脂の温度(シリンダー温度)は、樹脂の種類や配
合比によっても相違するが、一般的にいって130乃至
220℃の範囲にあるのがよい。本発明の発泡性樹脂組
成物においては、アクリル系加工助剤を含有しているこ
と、及び発泡剤を含有していることに関連して、比較的
低い樹脂温度で混練押出が可能であることも特徴であ
り、一般に熱可塑性樹脂の融点乃至軟化点を基準とし
て、融点乃至軟化点よりも20℃低い温度から融点乃至
軟化点よりも50℃高い温度までの温度で混練押出が可
能である。尚、本明細書において、融点乃至軟化点なる
用語は、結晶性樹脂のように融点が明確なものについて
は一義的に融点を意味し、非結晶性樹脂のように融点が
明確でないものについては、軟化点を意味するものとす
る。
形状に合わせて任意の成形用ダイを用いることができ、
例えばや発泡シートの場合には、Tダイが使用され、発
泡異形断面成形品の場合には、対応する断面形状の異形
断面ダイが使用される。勿論、リングダイを用いて、チ
ューブ状の発泡成形品を製造することもできる。成形用
ダイの温度は、シリンダー温度よりも0乃至20℃低い
温度に維持することが発泡成形体の表面の平滑性やその
他の外観特性の点で望ましい。
構造を示す図1において、この発泡樹脂成形体1は、木
粉高充填樹脂マトリックスの連続相2と、その中に一様
に且つ微細に分散された気泡セル3とからなっており、
この発泡樹脂成形体1の表面には破れや欠陥が無く、連
続したスキン層4が存在している。本発明による発泡樹
脂成形体の発泡倍率(体積基準)は、樹脂の種類や、発
泡剤の種類或いは配合量、更には成形条件によっても相
違するが、一般に1.2乃至3.0倍、特に1.2乃至
2.5倍の範囲にあり、比重は一般に0.4乃至1.
0、特に0.5乃至0.7の範囲にある。発泡体の気泡
構造は、一般に独立気泡型で、セルは著しく微細であり
しかも均質である。このため、本発明による発泡成形体
は、適度なクッション性、耐衝撃性を有しており、通常
の木材と同様に、釘打ちが可能であり、また鋸引きが可
能であるなど、快削性に優れている。更に、樹脂マトリ
ックスには、木粉が高充填されているため、木材に似た
風合い、触感が得られ、風合い及び外観特性に優れてい
る。
独で発泡成形体の製造に用いられる他、他の樹脂乃至樹
脂組成物との組合せで、同時押出等による積層体の製造
にも用いることができる。このような積層体の一例を示
す図2において、本発明による積層体5は、図1に示し
た構造の発泡体1を芯材とし、その少なくとも一方の表
面に実質上未発泡の樹脂被覆層6が設けられてなる。
りのものであるが、樹脂被覆層6を構成する樹脂は、芯
材1の樹脂と同種のものであることが最も好ましいが、
芯材の樹脂に対して熱接着性を示す樹脂であれば、同種
の樹脂以外の熱可塑性樹脂も勿論使用可能である。上記
の樹脂被覆層6は、木粉未配合のからなっていてもよ
く、また芯材1と同様に木粉配合樹脂組成物からなって
いてもよい。この樹脂被覆層6は、発泡樹脂成形体の化
粧面に少なくとも施されるのがよいが、勿論発泡樹脂成
形体の両面乃至全面に施されていてもよい。発泡樹脂か
らなる芯材と樹脂被覆層との積層構造の積層体は、前述
した利点に加えて、装飾効果に特に優れているという利
点がある。更に、この積層構造物では、樹脂被覆層の存
在により、成形時に脱泡及び破泡の問題が発生しにくい
ので、溶融発泡の条件がより緩和なものとなるという利
点もある。樹脂被覆層の厚みは、ごく薄いものでよく、
一般にその厚みは0.1乃至3mmの範囲にあるのがよ
い。
脂組成物を溶融混練する押出機と、樹脂被覆層となる樹
脂を溶融混練する押出機と、これらの溶融樹脂流を積層
するための多重多層ダイとを用い、両溶融樹脂を共押出
することにより製造できる。
は、上記特性を利用して、種々の建材、例えば床材乃至
床仕上げ材、壁材乃至壁仕上げ材、天井材乃至天井仕上
げ材、閾い、窓枠、サッシュ等、家具などの構造材乃至
パネル材、車両用内装材、OA機器や家電製品の外装材
乃至ハウジングなどの分野に有用である。
施例は、説明のためのものであり、いかなる意味におい
ても本発明はこれに限定されるものではない。
った。 (1)比重 発泡成形体の体積と重量とから算出した。 (2)発泡倍率 未発泡の成形体の体積と、発泡成形体の体積とから発泡
倍率を求めた。 (3)線膨張係数α(/℃) JIS K7197により、温度20℃における値とし
て求めた。 (4)釘打ち性 得られた発泡成形体に、実際に釘打ちし、次の基準で評
価した。 ○ スムースに釘打ちが可能で、シートに有効に固定
される。 △ 一応釘打ちが可能であるが、亀裂や割れが認めら
れる。 × シートが破壊され、釘の固定が不可能である。 (5)快削性 得られた発泡成形体を丸鋸で切断し、次の基準で評価し
た。 ○ 木材と同様にスムースにしかも速やかに鋸による
切断が可能である。 △ 木材に比して切断に長時間を必要とする。 × 木材に比して切断に著しく長時間を必要とする。 (6)成形性 得られた発泡成形体から、成形性を次の基準で評価し
た。 ○ 樹脂の発泡が有効に行われ、表面が滑らかで荒れ
もない。 △ 成形体の表面荒れと部分的な破泡が認められる。 × 成形た表面全面での破泡が認められる。
組成物を作成した。 ABS樹脂 20重量部 (日本エイアンドエル製クララスチックGA101) 木粉(粒径150μm以下) 60重量部 アクリル系加工助剤 10重量部 (PMMA 分子量350万 ローム&ハース製 パラロイドK−400) 有機系発泡剤(アゾジカーボンアミド、ADCA) 3重量部 タルク 5重量部 滑剤(ステアリン酸バリウム) 2重量部
ド(10分)し、押出機に供給して溶融混練し、ダイか
ら押し出して、シート状の発泡成形体に溶融発泡成形し
た。シリンダー温度は130〜170℃で、ダイ温度は
160℃であった。この発泡性樹脂組成物は成形性に優
れており、得られる発泡成形体は発泡倍率2.0倍で軽
量であり、外観特性に優れており、釘打ち性、快削性に
も優れていた。また、得られた成形体は、木材に似た風
合い、感触を有し、適度の保温性、吸音性、保湿性をも
備えていた。得られた結果を表1に示す。
シリンダー温度を170〜220℃で、ダイ温度を19
0℃とする点を除いて、実施例1と同様にして、発泡成
形体を製造した。 ポリプロピレン樹脂 20重量部 (グランドポリマー製グランドポリプロBEBG MFR=0.5) 木粉(粒径150μm以下) 60重量部 アクリル系加工助剤 10重量部 (PMMA 分子量350万 ローム&ハース製 パラロイドK‐400) 有機系発泡剤(ADCA) 3重量部 タルク 5重量部 滑剤(ステアリン酸バリウム) 2重量部 相溶化剤 1重量部 (アクリル系PTFE三菱レイヨン製A3000) この発泡性樹脂組成物は成形性に優れており、得られる
発泡成形体は発泡倍率2.0倍で軽量であり、外観特性
に優れており、釘打ち性、快削性にも優れていた。ま
た、得られた成形体は、木材に似た風合い、感触を有
し、適度の保温性、吸音性、保湿性をも備えていた。得
られた結果を表1に示す。
の樹脂組成物、 ABS樹脂 20重量部 (日本エイアンドエル製クララスチックGA101) 木粉(粒径150μm以下) 60重量部 アクリル系加工助剤 10重量部 (PMMA 分子量120万 呉羽化学社製 クレハBTA‐101) 有機系発泡剤(アゾジカーボンアミド、ADCA) 3重量部 タルク 5重量部 滑剤(ステアリン酸バリウム) 2重量部 を用いる以外は実施例1と同様にして、発泡樹脂成形体
を製造した。この発泡性樹脂組成物は成形性に優れてお
り、得られる発泡成形体は発泡倍率が実施例1に比して
やや低いものの、外観特性に優れており、釘打ち性、快
削性にも優れていた。また、得られた成形体は、木材に
似た風合い、感触を有し、適度の保温性、吸音性、保湿
性をも備えていた。得られた結果を表1に示す。
系加工助剤を使用せず、代わりにタルクの使用量を15
重量部とした下記処方、 ABS樹脂 20重量部 (日本エイアンドエル製クララスチックGA101) 木粉(粒径150μm以下) 60重量部 有機系発泡剤(アゾジカーボンアミド、ADCA) 3重量部 タルク 15重量部 滑剤(ステアリン酸バリウム) 2重量部 を用いる以外は、実施例1と同様にして発泡樹脂成形体
を製造しようとした。しかしながら、成形体表面からの
破泡が著しく、発泡成形体の成形を行えなかった。その
ため、成形体の物性評価を行えなかった。
系加工助剤及び相溶化剤を使用せず、代わりにタルクの
使用量を15重量部とした下記処方、 ポリプロピレン樹脂 20重量部 (グランドポリマー製グランドポリプロBEBG MFR=0.5) 木粉(粒径150μm以下) 60重量部 有機系発泡剤(ADCA) 3重量部 タルク 15重量部 滑剤(ステアリン酸バリウム) 2重量部 を用いる以外は、実施例1と同様にして発泡樹脂成形体
を製造しようとした。しかしながら、成形体表面からの
破泡が著しく、発泡成形体の成形を行えなかった。その
ため、成形体の物性評価を行えなかった。
ルク及び滑剤を使用せず、下記処方 ABS樹脂 96重量部 (日本エイアンドエル製クララスチックGA101) アクリル系加工助剤 3重量部 (PMMA 分子量350万 ローム&ハース製 パラロイドK‐400) 有機系発泡剤(アゾジカーボンアミド、ADCA) 1重量部 の樹脂組成物を用いる以外は実施例1と同様にして、発
泡樹脂成形体を製造した。成形体の表面の荒れ及び部分
的な破泡があり、溶融発泡成形性に劣っていた。また、
発泡成形体の釘打ち性、快削性も不良であり、成形体の
他の特性も実施例1の木材の良さとはほど遠いものであ
った。
脂を使用せず、代わりにアクリル系加工助剤を30重量
部に増量した下記処方、 木粉(粒径150μm以下) 60重量部 アクリル系加工助剤 30重量部 (PMMA 分子量350万 ローム&ハース製 パラロイドK‐400) 有機系発泡剤(アゾジカーボンアミド、ADCA) 3重量部 タルク 5重量部 滑剤(ステアリン酸バリウム) 2重量部 の樹脂組成物を用いる以外は実施例1と同様にして、発
泡樹脂成形体を製造した。成形体の表面の荒れ及び部分
的な破泡があり、溶融発泡成形性に劣っていた。また、
発泡成形体の釘打ち性、快削性も不良であり、成形体の
他の特性も実施例1の木材の良さよりも劣っていた。
脂と、木粉と、発泡剤と、平均分子量が50万〜500
万の高分子アクリル系加工助剤とを特定の量比で組み合
わせることにより、木粉を高充填量で含有しながら、優
れた発泡性及び成形性が確保できる木粉高充填発泡性樹
脂組成物及びその発泡成形体を提供することができる。
本発明の発泡樹脂成形体は、木粉が高充填されていなが
ら、有効に発泡が行われ、その結果として比重が小さく
抑えられて、軽量化されており、木に近い風合いや触
感、更には吸音性、保温性、吸湿性乃至保湿性等の特性
を兼ね備えていて、優れた釘打ち性や切断時の快削性を
有し、更に線膨張率も低いレベルに抑制されている。
る。
Claims (6)
- 【請求項1】 非塩素系の熱可塑性樹脂50〜10重量
%と、木粉50〜90重量%と、上記2成分の合計量を
基準として、発泡剤0.1〜10重量%と、平均分子量
が50万〜500万の高分子アクリル系加工助剤1〜4
0重量%とからなることを特徴とする木粉高充填発泡性
樹脂組成物。 - 【請求項2】 非塩素系の熱可塑性樹脂がポリプロピレ
ン、ポリエチレン或いはABS樹脂であることを特徴と
する請求項1に記載の樹脂組成物。 - 【請求項3】 高分子アクリル系加工助剤の平均分子量
が200万〜400万のものであることを特徴とする請
求項1または2に記載の樹脂組成物。 - 【請求項4】 請求項1乃至3の何れかに記載の樹脂組
成物を発泡成形してなることを特徴とする木粉高充填発
泡成形体。 - 【請求項5】 請求項4に記載の木粉高充填発泡樹脂成
形体を芯材とし、その表面を非塩素系の熱可塑性樹脂で
被覆したことを特徴とする積層体。 - 【請求項6】 被覆の非塩素系の熱可塑性樹脂がポリプ
ロピレンまたはポリエチレンであり、アクリル系PTF
E相溶化剤を混入したことを特徴とする請求項5に記載
の積層体。
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JP2000001908A JP3674832B2 (ja) | 2000-01-07 | 2000-01-07 | 木粉高充填発泡性樹脂組成物及び発泡成形体 |
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Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004323635A (ja) * | 2003-04-23 | 2004-11-18 | Asahi Kasei Chemicals Corp | スチレン系樹脂組成物および成形体 |
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JP2008037962A (ja) * | 2006-08-03 | 2008-02-21 | Inoac Corp | アイオノマー樹脂発泡体の製造方法 |
JP2008255280A (ja) * | 2007-04-06 | 2008-10-23 | Nippon Esuko Kk | 木質系複合材料およびその製造方法 |
JP2010254747A (ja) * | 2009-04-22 | 2010-11-11 | Mitsubishi Rayon Co Ltd | 発泡成形用ポリオレフィン系樹脂組成物及びその製造方法、並びに発泡成形体 |
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JP2015124290A (ja) * | 2013-12-26 | 2015-07-06 | 株式会社生出 | 抗菌作用を有する押出発泡体及びその製造方法 |
JP2020094189A (ja) * | 2019-11-14 | 2020-06-18 | 株式会社生出 | 植物由来成分を含有するシート状又は板状押出発泡体の製造方法 |
-
2000
- 2000-01-07 JP JP2000001908A patent/JP3674832B2/ja not_active Expired - Lifetime
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